JPH0241443Y2 - - Google Patents

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JPH0241443Y2
JPH0241443Y2 JP16994885U JP16994885U JPH0241443Y2 JP H0241443 Y2 JPH0241443 Y2 JP H0241443Y2 JP 16994885 U JP16994885 U JP 16994885U JP 16994885 U JP16994885 U JP 16994885U JP H0241443 Y2 JPH0241443 Y2 JP H0241443Y2
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secondary air
flame
burner
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pulverized coal
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は微粉炭バーナに関するものである。
従来の技術 従来の微粉炭バーナ1は第2図に示すように、
気送空気とともに微粉炭供給筒5から供給される
微粉炭は重油又はガスを燃焼させるバーナノズル
7及びそれを囲む一次空気ノズル8からなる助燃
用バーナ6により燃焼せしめられるとともに、微
粉炭供給筒5の外周に設けられた2次空気供給筒
9から供給される2次空気により、炉壁3に設け
られたバーナスロート2から炉内に向けて火炎を
形成し、完全燃焼させられるものである。
考案が解決しようとする問題点 固定炭素の多い難燃性の微粉炭は油を20%程度
混合された石油コークスとして使用されるが、こ
の石油コークスは燃焼速度が遅く、この石油コー
クスを燃料として使用すると、上記微粉炭噴出の
外周から2次空気を供給する構成ではバーナ部の
温度が低下し、火炎を適正に保持することが困難
であつた。
また低負荷燃焼時においては低NOx化のため
に2次空気量を適正に保つと、2次空気流速は
100%運転時に比べて遅くなり、バーナスロート
部の循環渦流アを小さくして保炎効果を著しく悪
化させる。このため低負荷時には2次空気量を若
干多めに増加させるが、これは燃焼性を促進させ
るがNOxの生成量を増加させることになる。
本考案は上記問題点を解決するもので、燃焼速
度の遅い燃料であつても保炎性に優れ、また低負
荷燃焼時であつても保炎性能が良く且つNOx
を抑制させることのできる微粉炭バーナを提供す
ることを目的とする。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本考案は炉壁に設
けられて60度から90度の中心角を有するバーナス
ロートの内部に、内周面が前記バーナスロートの
傾斜面とほぼ一致する環状の保炎筒を設け、助燃
用バーナ及びその外周を囲む微粉炭供給筒をその
開口部を前記保炎筒内部に臨ませて設け、2次空
気又は2次空気と燃焼廃ガスとの混合気を供給す
る2次空気口を前記保炎筒の先端と炉壁側のバー
ナスロートの間に設けた構成としたものである。
作 用 上記構成において助燃バーナと微粉炭による保
炎部は保炎筒内で2次空気により冷却されること
なく形成されるとともに、火炎により加熱された
保炎筒の内周面からの輻射エネルギーにより保炎
性が著しく向上する。また、低負荷燃焼時には2
次空気と燃焼廃ガスの混合気を2次空気口から供
給して火炎を安定できる流速まで高めて燃焼でき
るので、保炎性を良好に保つことができるととも
に、2次空気量を適正に保つてNOx値の抑制が
可能となる。
実施例 本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す側面断面図であ
る。第1図において12は炉壁13に設けられた
バーナスロートで、中心角αを60度から90度の狭
角として炉壁13内面に広がつて開口する傾斜面
12aと平行面12bとで形成される。14は前
記バーナスロート12内部の中央付近に設けられ
た環状の保炎筒で、前記バーナスロート12の傾
斜面12aとほぼ一致するように形成された内周
面14aを有し、気送空気とともに微粉炭を供給
するために前記バーナスロート12内に先端を臨
ませた微粉炭供給筒15の先端部外周に設けられ
ている。16は例えば油バーナ17とその外周に
配設された1次空気ノズル18からなる助燃用バ
ーナーで、前記微粉炭供給筒15内に同軸状に設
けられて、その先端を前記微粉炭供給筒15先端
の開口部に臨ませている。20は前記保炎筒14
の先端外周でバーナスロート12内に開口する2
次空気口で、該2次空気口20に至る2次空気流
路21は前記微粉炭供給筒15及び保炎筒14の
外周で同軸状に設けられた2次空気筒19と微粉
炭供給筒15との間に形成される。22はこの2
次空気筒19の2次空気流路21に連通する2次
空気入口部23内に設けられた燃焼廃ガス吹込ノ
ズルで、該ノズル22は低負荷燃焼時に燃焼廃ガ
ス供給弁24を介して、2次空気に燃焼廃ガスを
混入させ、1次空気と燃焼廃ガスの混合気は2次
空気口20に供給される。25は2次空気又は前
記混合気を旋回させて2次空気口20より噴出さ
せる旋回翼である。
次にこの微粉炭バーナ11の作用について説明
する。微粉炭供給筒15より気送空気とともに供
給された微粉炭は助燃バーナ16により保炎筒1
4内で着火されて燃焼し、2次空気により冷却さ
れることなく保炎部を形成する。また、この火炎
は保炎筒14の内周面を高温度に加熱し、この内
周面が狭角であるため内周面から発生する輻射エ
ネルギーで保炎部を有効に加熱し、保炎性を著し
く高める。従つて、燃焼速度の遅い例えば石油コ
ークス等の燃料であつても良好に保炎部を形成し
て燃焼することが可能となる。
また、40%〜50%の低負荷燃焼時にあつては燃
焼廃ガスノズル22より2次空気量の7〜10容量
%の燃焼廃ガスを2次空気に混入させて、2次空
気口20から噴出する2次空気流速を適正に保つ
とともに、2次空気量を燃焼量に合わせて減少さ
せ、NOx値を従来の微粉炭ノズルによる低負荷
燃焼に比べて10〜15%低減させる。
考案の効果 以上に述べたごとく、本考案によれば燃焼速度
の遅い燃料であつても、保炎筒内で着火燃焼さ
せ、また保炎筒の内周面で輻射エネルギーを発生
させて保炎効果を大きく向上させ、さらに低負荷
燃焼時であつても2次空気に燃焼廃ガスを混合さ
せて供給し、2次空気流速を適正に保つて保炎効
果を向上させ、且つNOx生成量も抑制できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す側面断面図、
第2図は従来例を示す側面断面図である。 11……微粉炭バーナ、12……バーナスロー
ト、12a……傾斜面、13……炉壁、14……
保炎筒、14a……内周面、15……微粉炭供給
筒、16……助燃バーナ、20……2次空気口、
22……燃焼廃ガス吹込ノズル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 炉壁に設けられて60度から90度の中心角を有す
    るバーナスロートの内部に、内周面が前記バーナ
    スロートの傾斜面とほぼ一致する環状の保炎筒を
    設け、助燃用バーナ及びその外周を囲む微粉炭供
    給筒をその開口部を前記保炎筒内部に臨ませて設
    け、2次空気又は2次空気と燃焼廃ガスとの混合
    気を供給する2次空気口を前記保炎筒の先端とバ
    ーナスロートの間に設けたことを特徴とする微粉
    炭バーナ。
JP16994885U 1985-11-05 1985-11-05 Expired JPH0241443Y2 (ja)

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JPS6281809U JPS6281809U (ja) 1987-05-25
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JP2857101B2 (ja) * 1996-04-23 1999-02-10 ボルカノ株式会社 低カロリーガスの燃焼装置

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JPS6281809U (ja) 1987-05-25

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