JP2944506B2 - 鋳造計画作成処理方法 - Google Patents
鋳造計画作成処理方法Info
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- JP2944506B2 JP2944506B2 JP8631296A JP8631296A JP2944506B2 JP 2944506 B2 JP2944506 B2 JP 2944506B2 JP 8631296 A JP8631296 A JP 8631296A JP 8631296 A JP8631296 A JP 8631296A JP 2944506 B2 JP2944506 B2 JP 2944506B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,鋳造工場におい
て,多品種で多材質の鋳造品を効率的に鋳造するための
鋳造計画作成処理方法に関する。
て,多品種で多材質の鋳造品を効率的に鋳造するための
鋳造計画作成処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図31は鋳造ラインの工程を示す。図中
の符号101は鋳型造型工程,102は必要に応じて行
われる中子造型工程,103は中子納め工程,104は
湯溶解工程,105は注湯工程,106はせき折り工
程,107は必要に応じて行われる熱処理工程,108
は清浄処理工程,109は仕上げ工程,110は必要に
応じて行われる加工工程,111は必要に応じて行われ
る塗装工程,112は検査工程を表している。
の符号101は鋳型造型工程,102は必要に応じて行
われる中子造型工程,103は中子納め工程,104は
湯溶解工程,105は注湯工程,106はせき折り工
程,107は必要に応じて行われる熱処理工程,108
は清浄処理工程,109は仕上げ工程,110は必要に
応じて行われる加工工程,111は必要に応じて行われ
る塗装工程,112は検査工程を表している。
【0003】鋳型造型工程101において鋳型がつくら
れ,必要に応じて用意される中子が中子成形工程102
においてつくられる。中子納め工程103において,鋳
型内に中子が納められた上で,注湯が行われる。即ち湯
溶解工程104において溶解された湯が注湯工程105
において鋳型内に注湯される。
れ,必要に応じて用意される中子が中子成形工程102
においてつくられる。中子納め工程103において,鋳
型内に中子が納められた上で,注湯が行われる。即ち湯
溶解工程104において溶解された湯が注湯工程105
において鋳型内に注湯される。
【0004】鋳型内で湯が固まった状態の下で鋳物が取
出され,せき折り工程106にて湯口を折られ,必要に
応じて熱処理工程107をへて,清浄処理工程108に
入る。
出され,せき折り工程106にて湯口を折られ,必要に
応じて熱処理工程107をへて,清浄処理工程108に
入る。
【0005】次いで,仕上げ工程109において仕上げ
が行われ,必要に応じて,塗装工程111にて塗装が行
われたり,加工工程110にて加工が行われたりした上
で,検査工程112にて検査が行われて,出荷される。
が行われ,必要に応じて,塗装工程111にて塗装が行
われたり,加工工程110にて加工が行われたりした上
で,検査工程112にて検査が行われて,出荷される。
【0006】図32は溶解から注湯に至る間の説明図で
ある。一般に鋳造する製品の材質は溶解炉で一次溶解す
る元湯で例えばF1ないしF7の複数種類に分けられて
おり,元湯によって分けられた各1つは夫々更に出湯時
に副資材を添加して小分類に分類されている。図中の特
徴の欄には夫々各元湯毎の特徴が記述されているが,図
示では省略している。
ある。一般に鋳造する製品の材質は溶解炉で一次溶解す
る元湯で例えばF1ないしF7の複数種類に分けられて
おり,元湯によって分けられた各1つは夫々更に出湯時
に副資材を添加して小分類に分類されている。図中の特
徴の欄には夫々各元湯毎の特徴が記述されているが,図
示では省略している。
【0007】溶解に当たっては,例えばアーク炉にて1
次溶解が行われ,最終的には注湯取鍋において材質調整
が行われ,当該取鍋から注湯が行われる。注湯取鍋の溶
湯を炉に戻すことはムダな作業が発生するので,溶湯の
過不足を起こさないように材質や品種ごとの枠数調整が
必要となる。
次溶解が行われ,最終的には注湯取鍋において材質調整
が行われ,当該取鍋から注湯が行われる。注湯取鍋の溶
湯を炉に戻すことはムダな作業が発生するので,溶湯の
過不足を起こさないように材質や品種ごとの枠数調整が
必要となる。
【0008】図33は模型の種類を説明する図である。
図中の「シングル」とは枠と同じサイズの模型定盤上に
型を載せるタイプを表しており,「ダブル」とは枠の半
分の大きさの模型定盤の上に型を載せるタイプを表して
おり造型の時点で2つの型を組合せるようにする。
図中の「シングル」とは枠と同じサイズの模型定盤上に
型を載せるタイプを表しており,「ダブル」とは枠の半
分の大きさの模型定盤の上に型を載せるタイプを表して
おり造型の時点で2つの型を組合せるようにする。
【0009】ダブル模型の品種は,材質などの組合せの
相性が良く,鋳造必要枠数が同じ品種を考慮する必要が
あり,計画立案の時点で組合せを決定する必要がある。
しかし,ダブル模型の品種で鋳造必要枠数が等しいもの
があることは稀であり,多少の枠数変更を行うようにさ
れる。このとき,鋳造遅れを出さずに,先行して鋳造し
て仕掛量を増加させる如き状況がなるべく生じないよう
に組合せて行う必要がある。
相性が良く,鋳造必要枠数が同じ品種を考慮する必要が
あり,計画立案の時点で組合せを決定する必要がある。
しかし,ダブル模型の品種で鋳造必要枠数が等しいもの
があることは稀であり,多少の枠数変更を行うようにさ
れる。このとき,鋳造遅れを出さずに,先行して鋳造し
て仕掛量を増加させる如き状況がなるべく生じないよう
に組合せて行う必要がある。
【0010】また,ラインでの模型段取替えに当たって
は,近年では外段取りにより造型タクト内での段取替え
が一般的に行われている。しかしながら次の,次の次,
……等に鋳造する品種の模型の準備を考慮すると枠数の
少ない品種のものが連続しないような鋳造計画が必要で
ある。
は,近年では外段取りにより造型タクト内での段取替え
が一般的に行われている。しかしながら次の,次の次,
……等に鋳造する品種の模型の準備を考慮すると枠数の
少ない品種のものが連続しないような鋳造計画が必要で
ある。
【0011】図34は鋳造計画立案に当たっての制約条
件の一例を示す。図中の「アイテムの抽出」はどの品種
をどれだけ鋳造するかを決めるに当たっての制約である
ことを示し,「枠分割ペア組合せ」は上記「ダブル」の
場合の組合せを決めるに当たっての制約であることを示
している。また「溶解順序」は湯を溶解するに当たって
の制約であることを示し,「鋳造順序」は鋳造を行うに
当たっての順序に関する制約を示している。なお,図中
の「Must」は必ず守るべき制約を示し,「Wan
t」は可能な限り守るべき制約を示している。
件の一例を示す。図中の「アイテムの抽出」はどの品種
をどれだけ鋳造するかを決めるに当たっての制約である
ことを示し,「枠分割ペア組合せ」は上記「ダブル」の
場合の組合せを決めるに当たっての制約であることを示
している。また「溶解順序」は湯を溶解するに当たって
の制約であることを示し,「鋳造順序」は鋳造を行うに
当たっての順序に関する制約を示している。なお,図中
の「Must」は必ず守るべき制約を示し,「Wan
t」は可能な限り守るべき制約を示している。
【0012】「アイテムの抽出」に関して「枠数」を決
定するに当たっては,「鋳造遅れ分は出さない」がMu
stであり,「先行分は少なく」がWantである。ま
た「中子」に関しては「一日の負荷最大を超えない」が
Wantである。
定するに当たっては,「鋳造遅れ分は出さない」がMu
stであり,「先行分は少なく」がWantである。ま
た「中子」に関しては「一日の負荷最大を超えない」が
Wantである。
【0013】「枠分割ペア組合せ」に関しての「材質」
に関しては,「異材質とは組まない」がMustであ
る。「類似品」を鋳造するに当たって「指定品同士を組
まない」は類似品を組にすると2つの鋳造製品が後工程
で混在してしまうことになりかねないことからMust
である。「注入重量」に関しては「重すぎず軽すぎず」
はWantである。
に関しては,「異材質とは組まない」がMustであ
る。「類似品」を鋳造するに当たって「指定品同士を組
まない」は類似品を組にすると2つの鋳造製品が後工程
で混在してしまうことになりかねないことからMust
である。「注入重量」に関しては「重すぎず軽すぎず」
はWantである。
【0014】「溶解順序」に関しては,「チャージ数」
に関連して「一日の上限は超えない」がMustであ
り,「週始め」には「特定の材質から始める」がMus
tであり,「材質切れ目」において「湯を残さない」が
Mustである。
に関連して「一日の上限は超えない」がMustであ
り,「週始め」には「特定の材質から始める」がMus
tであり,「材質切れ目」において「湯を残さない」が
Mustである。
【0015】「鋳造順序」に関しては,「段取時間」に
関連して「枠数の少ないロットは続けない」がWant
であり,「注入重量」に関連して「枠単位重量の大きい
アイテムは続けない」がWantであり,「類似品」に
関連して「続けない」がMustであり,「材質」に関
連して「切れ目を4(t)単位にする」がMustであ
り,「中子」に関連して「機種毎の負荷を分散する」が
Wantである。
関連して「枠数の少ないロットは続けない」がWant
であり,「注入重量」に関連して「枠単位重量の大きい
アイテムは続けない」がWantであり,「類似品」に
関連して「続けない」がMustであり,「材質」に関
連して「切れ目を4(t)単位にする」がMustであ
り,「中子」に関連して「機種毎の負荷を分散する」が
Wantである。
【0016】図35は人手によっていた時代での計画作
成業務を説明する図である。鋳造要求数が各品種毎に表
にされる。表中の「オクレ2」は2日遅れの数を表し,
「オクレ1」は1日遅れの数を表し,「当日」は当日鋳
造すべき数を表し,「翌日」は翌日に鋳造すべき数を表
し,「6日後」は将来(6日後)に鋳造すべき数を表し
ている。
成業務を説明する図である。鋳造要求数が各品種毎に表
にされる。表中の「オクレ2」は2日遅れの数を表し,
「オクレ1」は1日遅れの数を表し,「当日」は当日鋳
造すべき数を表し,「翌日」は翌日に鋳造すべき数を表
し,「6日後」は将来(6日後)に鋳造すべき数を表し
ている。
【0017】このような鋳造要求数が与えられると,専
門の工程員が枠分割ペアの決定や鋳造順序の決定を行
う。枠分割ペアの決定に当たっては,手書きメモなどで
「品種Aを120枠」,「品種Bと品種Cとを組にして
50枠」,「品種Fを150枠」「品種Gと品種Hとを
組にして180枠」の如く,納期や,材質・品質や,製
造能力などを考慮して,過去の経験に照らして決定す
る。
門の工程員が枠分割ペアの決定や鋳造順序の決定を行
う。枠分割ペアの決定に当たっては,手書きメモなどで
「品種Aを120枠」,「品種Bと品種Cとを組にして
50枠」,「品種Fを150枠」「品種Gと品種Hとを
組にして180枠」の如く,納期や,材質・品質や,製
造能力などを考慮して,過去の経験に照らして決定す
る。
【0018】鋳造順序の決定に当たっては,品種名や枠
数を決め,溶解重量を計算して,それらをパソコンから
データベースに入力する。その結果は「鋳造計画表」と
して現場に渡される。
数を決め,溶解重量を計算して,それらをパソコンから
データベースに入力する。その結果は「鋳造計画表」と
して現場に渡される。
【0019】以上のようにして鋳造計画表がつくられる
が,ノウハウが工程員に集中してしまうことや,毎日の
作業時間に4時間程度を要しており,人手による場合に
質的な向上を期待するには限界があった。
が,ノウハウが工程員に集中してしまうことや,毎日の
作業時間に4時間程度を要しており,人手による場合に
質的な向上を期待するには限界があった。
【0020】このことから,鋳造工場においてはコンピ
ュータ支援による鋳造計画作成処理方法が行われるよう
になった。例えば,特開平5−261525号公報に
は,鋳造手配数データ,分割型模型組合せ知識,材質別
溶解順序知識,鋳造順序知識を基にして, 1)鋳造手配数データから該当する鋳造日の材質別鋳造
枠数と溶解重量とを算出する。
ュータ支援による鋳造計画作成処理方法が行われるよう
になった。例えば,特開平5−261525号公報に
は,鋳造手配数データ,分割型模型組合せ知識,材質別
溶解順序知識,鋳造順序知識を基にして, 1)鋳造手配数データから該当する鋳造日の材質別鋳造
枠数と溶解重量とを算出する。
【0021】2)材質別の溶解順序を決定する。 3)分割型模型の組み合せ及び鋳造枠数を決定する。 4)材質別に鋳造順序を決定する。
【0022】という処理手順によって鋳造計画を作成す
るものである。そして,分割型模型の組合せは以下の手
順にて行う。まず,当日迄の鋳造予定数を予め設定した
W1枠(例えば100枠)以上の品種について,鋳造手
配数データの先頭から調べて第1の品種を抽出する。そ
してW1枠以上で,前記分割型模型組合せ知識を満足す
る他の品種を探して,組合せ候補とし,第1の品種にく
らべて鋳造予定数の差が少ないものを選定して,それを
第1の品種と組合せる。そして組合せ結果による残量は
未決の品種として残置する。
るものである。そして,分割型模型の組合せは以下の手
順にて行う。まず,当日迄の鋳造予定数を予め設定した
W1枠(例えば100枠)以上の品種について,鋳造手
配数データの先頭から調べて第1の品種を抽出する。そ
してW1枠以上で,前記分割型模型組合せ知識を満足す
る他の品種を探して,組合せ候補とし,第1の品種にく
らべて鋳造予定数の差が少ないものを選定して,それを
第1の品種と組合せる。そして組合せ結果による残量は
未決の品種として残置する。
【0023】以下同様にして,W1枠以上の品種につい
ての分割型模型の組合せを決定してゆく。次にW1枠以
上の品種とW1枠未満の品種とを前記と同様の処理をし
て組合せる。
ての分割型模型の組合せを決定してゆく。次にW1枠以
上の品種とW1枠未満の品種とを前記と同様の処理をし
て組合せる。
【0024】次にW1枠未満の品種同士を前記と同様の
処理をして組合せる。上記した処理において,組合せ未
決の品種を少なくするために,制約条件を緩和すること
も行う。更に,鋳造数の決定においては,当日迄の鋳造
予定数をそのまま用いたが,翌日,翌々日の予定を考慮
して,例えば当日迄の鋳造予定数から (当日迄の鋳造予定数)*1.2 の範囲内になるように幅をもたせても良いとされてい
る。
処理をして組合せる。上記した処理において,組合せ未
決の品種を少なくするために,制約条件を緩和すること
も行う。更に,鋳造数の決定においては,当日迄の鋳造
予定数をそのまま用いたが,翌日,翌々日の予定を考慮
して,例えば当日迄の鋳造予定数から (当日迄の鋳造予定数)*1.2 の範囲内になるように幅をもたせても良いとされてい
る。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】しかし,上記した従来
の技術に於いては,次のような問題点があることが分か
った。即ち, イ)当日の鋳造数の許容できる可変範囲が当日迄の鋳造
数と,それの1.2倍までの間で設定されているが,そ
の可変範囲の下限が当日迄の鋳造数であって狭いため,
マルチ模型の分割ペア組合せ処理の際,コンピュータの
みでは処理できないことが生じ,人手を介入させる時間
が多くなり,鋳造計画が効率よく作成できない, ロ)各鋳造工場においては,同一品種に於ける1ロット
の鋳造数や1日の鋳造数には,後工程での作業や中子供
給の一時的な負荷を考慮すると限界数があり,この限界
数を考慮せずには実用的な鋳造計画は作成できない,と
いうものである。
の技術に於いては,次のような問題点があることが分か
った。即ち, イ)当日の鋳造数の許容できる可変範囲が当日迄の鋳造
数と,それの1.2倍までの間で設定されているが,そ
の可変範囲の下限が当日迄の鋳造数であって狭いため,
マルチ模型の分割ペア組合せ処理の際,コンピュータの
みでは処理できないことが生じ,人手を介入させる時間
が多くなり,鋳造計画が効率よく作成できない, ロ)各鋳造工場においては,同一品種に於ける1ロット
の鋳造数や1日の鋳造数には,後工程での作業や中子供
給の一時的な負荷を考慮すると限界数があり,この限界
数を考慮せずには実用的な鋳造計画は作成できない,と
いうものである。
【0026】本発明は上記問題点を解消して,実用的な
鋳造計画をより効率よく作成できる鋳造計画作成処理方
法を提供することを目的とする。
鋳造計画をより効率よく作成できる鋳造計画作成処理方
法を提供することを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明は,鋳造工場にお
ける多品種,多材質の鋳造品で,シングル模型とダブル
模型とが混在する如き場合の鋳造品の鋳造計画作成処理
方法であって,当日鋳造予定品種データに基づいて当日
鋳造予定品種毎の,遅れ,当日,先行の夫々の鋳造数を
加算した上限鋳造数と,遅れ,当日の夫々の鋳造数を加
算した要求鋳造数と,遅れを加算した下限鋳造数とを設
定する工程と,予め設定された複数の溶解順序モデルの
中から当日鋳造予定品種表に適するモデルを選定して当
日の溶解順序を決定し,前記要求鋳造数を基にして溶解
重量を決定して溶解順序を作成する工程と,ダブル模型
については,鋳枠中にペアとして組合せる模型枠を,予
め設定された組合せ制約条件と,前記上限鋳造数,要求
鋳造数,下限鋳造数とを基にして決定して,タブル模型
組合せデータを作成する工程と,前記ダブル模型組合せ
データと設定された溶解順序と,予め設定された鋳造制
約条件とで,鋳造順序データを作成する工程とからなる
ことを特徴とするものである。
ける多品種,多材質の鋳造品で,シングル模型とダブル
模型とが混在する如き場合の鋳造品の鋳造計画作成処理
方法であって,当日鋳造予定品種データに基づいて当日
鋳造予定品種毎の,遅れ,当日,先行の夫々の鋳造数を
加算した上限鋳造数と,遅れ,当日の夫々の鋳造数を加
算した要求鋳造数と,遅れを加算した下限鋳造数とを設
定する工程と,予め設定された複数の溶解順序モデルの
中から当日鋳造予定品種表に適するモデルを選定して当
日の溶解順序を決定し,前記要求鋳造数を基にして溶解
重量を決定して溶解順序を作成する工程と,ダブル模型
については,鋳枠中にペアとして組合せる模型枠を,予
め設定された組合せ制約条件と,前記上限鋳造数,要求
鋳造数,下限鋳造数とを基にして決定して,タブル模型
組合せデータを作成する工程と,前記ダブル模型組合せ
データと設定された溶解順序と,予め設定された鋳造制
約条件とで,鋳造順序データを作成する工程とからなる
ことを特徴とするものである。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図面に基づいて
詳細に説明する。図1は本発明を実施するためのシステ
ム構成図であり,図2はフローチャートである。
詳細に説明する。図1は本発明を実施するためのシステ
ム構成図であり,図2はフローチャートである。
【0029】図1において,1はホストコンピュータ,
2はワークステーション,3はデータベース部,4は知
識データベース部,5は推論エンジン,3aは品種マス
ターデータ,3bは鋳造手配数データ,3cは鋳造日程
計画データ,4aは分割ペア組合せ知識,4bは溶解順
序知識,4cは鋳造順序知識,6aは入出力部,6bは
プリンタを表している。
2はワークステーション,3はデータベース部,4は知
識データベース部,5は推論エンジン,3aは品種マス
ターデータ,3bは鋳造手配数データ,3cは鋳造日程
計画データ,4aは分割ペア組合せ知識,4bは溶解順
序知識,4cは鋳造順序知識,6aは入出力部,6bは
プリンタを表している。
【0030】また図2において,各ステップは次の処理
を行うものとして示されている。 ST100:ホストコンピュータ1から鋳造要求数を受
信する。 ST200:品種別に鋳造枠数及び材質別の溶解重量を
求める。
を行うものとして示されている。 ST100:ホストコンピュータ1から鋳造要求数を受
信する。 ST200:品種別に鋳造枠数及び材質別の溶解重量を
求める。
【0031】ST300:材質別の溶解順序を決める。 ST400:分割型模型の組合せ及びその鋳造枠数を決
める。 ST500:同一材質内の品種について鋳造順序を決め
る。
める。 ST500:同一材質内の品種について鋳造順序を決め
る。
【0032】ST600:鋳造日程計画表をプリントす
る。 図3はワークステーションにおける対話処理の態様を説
明する図である。図中の「鋳造要求表」は上記ST10
0による処理の結果の要求表であり,「アイテム抽
出」は上記ST200に対応し,「溶解順序の決定」
は上記ST300に対応し,「枠分割ペア作成」は上
記ST400に対応し,「鋳造順序の決定」は上記S
T500に対応し,「鋳造計画表」は上記ST600に
よるプリント出力結果に対応している。また図中の「対
話式画面」は入出力部6aにおけるディスプレイ上の画
面との対話による指示その他が行われることを表してい
る。即ち自動処理を対話式画面を利用して多少の修正な
どを行い,実用性のある鋳造計画表を完成する。
る。 図3はワークステーションにおける対話処理の態様を説
明する図である。図中の「鋳造要求表」は上記ST10
0による処理の結果の要求表であり,「アイテム抽
出」は上記ST200に対応し,「溶解順序の決定」
は上記ST300に対応し,「枠分割ペア作成」は上
記ST400に対応し,「鋳造順序の決定」は上記S
T500に対応し,「鋳造計画表」は上記ST600に
よるプリント出力結果に対応している。また図中の「対
話式画面」は入出力部6aにおけるディスプレイ上の画
面との対話による指示その他が行われることを表してい
る。即ち自動処理を対話式画面を利用して多少の修正な
どを行い,実用性のある鋳造計画表を完成する。
【0033】ホストコンピュータ1は,品種毎に顧客か
らの受注品を納期別に集計した(ST100参照)後,
工程リードタイム,仕掛り量等を基にして,日別に品種
毎の鋳造手配数データを求める。この鋳造手配数データ
の例を後述する図5にリストBとして示す。ワークステ
ーション2は知識処理を行うもので,ホストコンピュー
タ1に接続されている。ワークステーション2は,デー
タベース部3,知識データベース部4,推論エンジン
5,CRTやキーボード等の入出力部6a,プリンタ6
bから構成されている。
らの受注品を納期別に集計した(ST100参照)後,
工程リードタイム,仕掛り量等を基にして,日別に品種
毎の鋳造手配数データを求める。この鋳造手配数データ
の例を後述する図5にリストBとして示す。ワークステ
ーション2は知識処理を行うもので,ホストコンピュー
タ1に接続されている。ワークステーション2は,デー
タベース部3,知識データベース部4,推論エンジン
5,CRTやキーボード等の入出力部6a,プリンタ6
bから構成されている。
【0034】データベース部3には品種マスターデー
タ,鋳造手配数データ,鋳造日程計画データ等を各々格
納するエリア3a,3b,3cが設けてある。品種マス
ターデータは,後述する図4にリストAとして示すよう
に,品種毎の品名コード,材質,1枠あたりの込め数,
1枠あたりの注入重量,模型区分(1つの鋳枠中に1つ
の品種の模型が複数個配置されたものをシングル模型,
1つの鋳枠中に2つの異なった品種の模型が配置されて
いるものをダブル模型と称す),日最大数,日最小数,
ロット最大数の如き製造上の基準データである。
タ,鋳造手配数データ,鋳造日程計画データ等を各々格
納するエリア3a,3b,3cが設けてある。品種マス
ターデータは,後述する図4にリストAとして示すよう
に,品種毎の品名コード,材質,1枠あたりの込め数,
1枠あたりの注入重量,模型区分(1つの鋳枠中に1つ
の品種の模型が複数個配置されたものをシングル模型,
1つの鋳枠中に2つの異なった品種の模型が配置されて
いるものをダブル模型と称す),日最大数,日最小数,
ロット最大数の如き製造上の基準データである。
【0035】鋳造手配数データは図5に示すように,日
毎の品種別の鋳造数を示すものである。図5中,遅れ3
は3日遅れ,遅れ2は2日遅れ,遅れ1は1日遅れ,当
日,翌日,翌々日の各々の鋳造数を示すものである。遅
れは何らかの理由で当日までに鋳造できなかったものの
数量である。
毎の品種別の鋳造数を示すものである。図5中,遅れ3
は3日遅れ,遅れ2は2日遅れ,遅れ1は1日遅れ,当
日,翌日,翌々日の各々の鋳造数を示すものである。遅
れは何らかの理由で当日までに鋳造できなかったものの
数量である。
【0036】知識データベース部4には鋳造日程計画を
作成するために必要な知識である,分割ペア組合せ知識
4a,溶解順序知識4b,鋳造順序知識4cが格納され
ている。これらの知識はルール形式あるいはフレーム形
式で表現されている。
作成するために必要な知識である,分割ペア組合せ知識
4a,溶解順序知識4b,鋳造順序知識4cが格納され
ている。これらの知識はルール形式あるいはフレーム形
式で表現されている。
【0037】分割ペア組合せ知識4aはダブル模型で鋳
造する場合の,各々の鋳造における相性の善し悪しを示
すものである。例えば不良対策の結果あるいは後工程の
混乱を防ぐための方策等経験から得られた知識である。
造する場合の,各々の鋳造における相性の善し悪しを示
すものである。例えば不良対策の結果あるいは後工程の
混乱を防ぐための方策等経験から得られた知識である。
【0038】溶解順序知識4bは,1日に多種類の材質
を溶解する場合,溶解を行う材質の順序の標準的な数種
類(本実施例では4種類)のモデルから成っている。こ
の溶解順序モデルは溶解時の省エネルギーや成分調整の
やり易さ等経験から得られた知識を基にして設定された
ものである。
を溶解する場合,溶解を行う材質の順序の標準的な数種
類(本実施例では4種類)のモデルから成っている。こ
の溶解順序モデルは溶解時の省エネルギーや成分調整の
やり易さ等経験から得られた知識を基にして設定された
ものである。
【0039】鋳造順序知識4cは,同一の材質内での鋳
造順序を決めるためのものであって,鋳型造型のやり易
さ,中子成型能力,後工程の作業のやり易さ等経験から
得られた知識を基にして設定されたものである。
造順序を決めるためのものであって,鋳型造型のやり易
さ,中子成型能力,後工程の作業のやり易さ等経験から
得られた知識を基にして設定されたものである。
【0040】推論エンジン5は,前記した鋳造手配数デ
ータを基にして,品種マスターデータ,分割ペア組合せ
知識,溶解順序知識,鋳造順序知識を用いて推論し,鋳
造計画を作成する。
ータを基にして,品種マスターデータ,分割ペア組合せ
知識,溶解順序知識,鋳造順序知識を用いて推論し,鋳
造計画を作成する。
【0041】次に鋳造計画作成処理方法について詳細に
説明する。ホストコンピュータ1は,顧客からの要求を
日毎に集計し,各品種毎に鋳造日を決める。この処理手
順は次のようにして行う。
説明する。ホストコンピュータ1は,顧客からの要求を
日毎に集計し,各品種毎に鋳造日を決める。この処理手
順は次のようにして行う。
【0042】1)顧客からの要求数を品種別,納入日別
に集計する。 2)品種別の製造リードタイムから逆算して鋳造日を求
め,これに何らかの理由によって当日鋳造できなかった
品種を遅れとして付加して,これを図5に示す鋳造手配
数データとして作成する。
に集計する。 2)品種別の製造リードタイムから逆算して鋳造日を求
め,これに何らかの理由によって当日鋳造できなかった
品種を遅れとして付加して,これを図5に示す鋳造手配
数データとして作成する。
【0043】次にホストコンピュータ1は,この鋳造手
配数データをワークステーション2に転送し,ワークス
テーション2はこの鋳造手配数データをデータベース部
3の鋳造手配数データ3bに格納する。
配数データをワークステーション2に転送し,ワークス
テーション2はこの鋳造手配数データをデータベース部
3の鋳造手配数データ3bに格納する。
【0044】次にワークステーション2は前記した鋳造
手配数データを基にして鋳造計画を作成してゆく。 (1)アイテム抽出処理 アイテム抽出処理とは,当日に鋳造を行う予定の品種
と,その鋳造数の大枠を決定する処理であり,決定され
た大枠の中で次々項でのべる処理によって正式な鋳造数
を決定する。 1−1)鋳造不可能品の削除 別途入力されている模型修理記録データを参照して,現
在修理中の模型に該当する品種を削除する。 1−2)鋳造数の可変範囲の設定 鋳造数の可変範囲の設定は,後述する処理において種々
の妥協をおこなうが,妥協した結果の鋳造数がこの可変
範囲内にあれば良しとする,柔軟性をもった処理を可能
にする。可変範囲とは下限鋳造数(以下下限数と称
す),要求鋳造数(以下要求数と称す),上限鋳造数
(以下上限数と称す)を各々設定して,下限数と上限数
の間のことを称す。
手配数データを基にして鋳造計画を作成してゆく。 (1)アイテム抽出処理 アイテム抽出処理とは,当日に鋳造を行う予定の品種
と,その鋳造数の大枠を決定する処理であり,決定され
た大枠の中で次々項でのべる処理によって正式な鋳造数
を決定する。 1−1)鋳造不可能品の削除 別途入力されている模型修理記録データを参照して,現
在修理中の模型に該当する品種を削除する。 1−2)鋳造数の可変範囲の設定 鋳造数の可変範囲の設定は,後述する処理において種々
の妥協をおこなうが,妥協した結果の鋳造数がこの可変
範囲内にあれば良しとする,柔軟性をもった処理を可能
にする。可変範囲とは下限鋳造数(以下下限数と称
す),要求鋳造数(以下要求数と称す),上限鋳造数
(以下上限数と称す)を各々設定して,下限数と上限数
の間のことを称す。
【0045】下限数は当日必ず鋳造しなければならない
最小限の数量であり,この数量が鋳造できなければ納期
遅れが出てしまうおそれのあるものである。要求数は当
日鋳造する標準的な数量であり,上限数は,許容できる
先行数量を含んだ数量で,ある程度余裕をもったもので
ある。
最小限の数量であり,この数量が鋳造できなければ納期
遅れが出てしまうおそれのあるものである。要求数は当
日鋳造する標準的な数量であり,上限数は,許容できる
先行数量を含んだ数量で,ある程度余裕をもったもので
ある。
【0046】下限数は図5に示す鋳造手配数データにお
ける,遅れ3と遅れ2とを加算したものである。要求数
は遅れ3から当日までを加算したものであり,必要にし
て十分な数量と考えることができる。上限数は遅れ3か
ら翌々日までを加算した数量であり,先行分を含んだ多
少余裕のある数量である。図6は鋳造数の可変範囲デー
タをリストCとして表した図である。
ける,遅れ3と遅れ2とを加算したものである。要求数
は遅れ3から当日までを加算したものであり,必要にし
て十分な数量と考えることができる。上限数は遅れ3か
ら翌々日までを加算した数量であり,先行分を含んだ多
少余裕のある数量である。図6は鋳造数の可変範囲デー
タをリストCとして表した図である。
【0047】図6によれば,例えば品種A02の下限数
は17+30=47であり,要求数は17+30+30
+110=187であり,上限数は17+30+30+
110+66=253となる。
は17+30=47であり,要求数は17+30+30
+110=187であり,上限数は17+30+30+
110+66=253となる。
【0048】図7は鋳造数の可変範囲データ抽出のため
のフローチャートを示す。 (ST1):リストB(鋳造手配数データ───図5)
の欄ナンバを与える指数i1を最初に「1」にセットす
る。 (ST2):リストBを索引して,第i1欄の品名コー
ドに対応する欄の内容,即ち,「品名コード」の内容,
「材質」の内容,「下限数」の内容,「要求数」の内
容,「上限数」の内容,「模型区分」の内容を取り込
む。 (ST3):第i1欄の品名コードに対応した下限数を
計算する。 (ST4):第i1欄の品名コードに対応した要求数を
計算する。 (ST5):第i1欄の品名コードに対応した上限数を
計算する。 (ST6):指数i1を「i1+1」にセットする。 (ST7):リストBの欄がエンドであるか否かを調
べ,エンドでなければステップ(ST2)に戻り,エン
ドであればステップ(ST8)に進む。このようにし
て,リストBにおける品名コードに示されるすべての品
名コード毎に下限数,要求数,上限数を計算する。 (ST8):すべての品名コード毎に計算された結果を
用いて,リストC(鋳造数の可変範囲データ───図
6)を作成する。なおこのとき値「0」となるものは斜
線で示した如く無視することにする。 1−3)日量との照合による修正 日量とは品種マスターデータ(リストA───図4)に
おいて日最大数,日最小数として登録されているもの
で,日最大数とは1品種に於ける1日に行い得る最大鋳
造数であり,日最小数とは行うとすれば1日に行わなけ
ればならない最小鋳造数である。そしてその数は後工程
での負荷のバランスや作業効率を考慮して経験的に設定
されたものである。図8は日量との照合による修正デー
タをリストDとして表した図である。
のフローチャートを示す。 (ST1):リストB(鋳造手配数データ───図5)
の欄ナンバを与える指数i1を最初に「1」にセットす
る。 (ST2):リストBを索引して,第i1欄の品名コー
ドに対応する欄の内容,即ち,「品名コード」の内容,
「材質」の内容,「下限数」の内容,「要求数」の内
容,「上限数」の内容,「模型区分」の内容を取り込
む。 (ST3):第i1欄の品名コードに対応した下限数を
計算する。 (ST4):第i1欄の品名コードに対応した要求数を
計算する。 (ST5):第i1欄の品名コードに対応した上限数を
計算する。 (ST6):指数i1を「i1+1」にセットする。 (ST7):リストBの欄がエンドであるか否かを調
べ,エンドでなければステップ(ST2)に戻り,エン
ドであればステップ(ST8)に進む。このようにし
て,リストBにおける品名コードに示されるすべての品
名コード毎に下限数,要求数,上限数を計算する。 (ST8):すべての品名コード毎に計算された結果を
用いて,リストC(鋳造数の可変範囲データ───図
6)を作成する。なおこのとき値「0」となるものは斜
線で示した如く無視することにする。 1−3)日量との照合による修正 日量とは品種マスターデータ(リストA───図4)に
おいて日最大数,日最小数として登録されているもの
で,日最大数とは1品種に於ける1日に行い得る最大鋳
造数であり,日最小数とは行うとすれば1日に行わなけ
ればならない最小鋳造数である。そしてその数は後工程
での負荷のバランスや作業効率を考慮して経験的に設定
されたものである。図8は日量との照合による修正デー
タをリストDとして表した図である。
【0049】図4に示す品種マスターデータ(リスト
A)において,例えば品種A02では日最小数が「5
0」であり,リストCにおける下限数「47」よりも大
である。したがって,リストDにおいては品種A02に
対応して下限数を「50」にしている。また品種A04
ではリストAから日最大数が「80」であり,リストC
における上限数「95」よりも小さい。したがって,リ
ストDにおいては品種A04に対応して上限数を「8
0」にしている。
A)において,例えば品種A02では日最小数が「5
0」であり,リストCにおける下限数「47」よりも大
である。したがって,リストDにおいては品種A02に
対応して下限数を「50」にしている。また品種A04
ではリストAから日最大数が「80」であり,リストC
における上限数「95」よりも小さい。したがって,リ
ストDにおいては品種A04に対応して上限数を「8
0」にしている。
【0050】図8に示すリストD(日量との照合による
修正データ)中に*印を付した個所は日量による修正を
行った個所である。図9は日量との照合によるデータ修
正のためのフローチャートを示す。 (ST9):指数i2を最初に「1」にセットする。 (ST10):リストAとリストCとを索引して,第i
2欄の品名コードに対応する欄の内容を調べる。 (ST11):下限数が日最小数よりも小さいか否かを
チェックする。 (ST12):ステップ(ST11)において「小さ
い」となった場合には,当該品名コードに対応して下限
数を日最小数に合せる。 (ST13):要求数が日最小数よりも小さいか否かを
チェックする。 (ST14):ステップ(ST13)において「小さ
い」となった場合には,当該品名コードに対応して要求
数を日最小数に合せる。 (ST15):上限数が日最小数よりも小さいか否かを
チェックする。 (ST16):ステップ(ST15)において「小さ
い」となった場合には,当該品名コードに対応して上限
数を日最小数に合せる。 (ST17):上限数が日最大数よりも大きいか否かを
チェックする。 (ST18):ステップ(ST17)において「大き
い」となった場合には,当該品名コードに対応して上限
数を日最大数に合せる。 (ST19):要求数が日最大数よりも大きいか否かを
チェックする。 (ST20):ステップ(ST19)において「大き
い」となった場合には,当該品名コードに対応して要求
数を日最大数に合せる。 (ST21):下限数が日最大数よりも大きいか否かを
チェックする。 (ST22):ステップ(ST21)において「大き
い」となった場合には,当該品名コードに対応して下限
数を日最大数に合せる。 (ST23):指数i2を「i2+1」にする。 (ST24):リストCの欄がエンドであるか否かを調
べ,エンドでなければステップ(ST10)に戻り,エ
ンドであればステップ(ST25)に進む。このように
してリストCにおける品名コードに示されるすべての品
名コード毎に修正データをつくる。 (ST25):すべての品名コード毎に修正した結果を
用いて,リストD(日量との照合による修正データ──
──図8)を作成する。 1−4)ロット量との照合による修正 ロット量とは1ロットに於ける最大鋳造数であり,品種
マスターデータとして登録されているもので,中子成形
や仕上げ等の付帯設備の負荷ピークを調整するために,
各々の品種に於ける1ロットとして鋳造できる最大数を
設定したものである。図10はロット量との照合による
修正データをリストEとして表した図である。
修正データ)中に*印を付した個所は日量による修正を
行った個所である。図9は日量との照合によるデータ修
正のためのフローチャートを示す。 (ST9):指数i2を最初に「1」にセットする。 (ST10):リストAとリストCとを索引して,第i
2欄の品名コードに対応する欄の内容を調べる。 (ST11):下限数が日最小数よりも小さいか否かを
チェックする。 (ST12):ステップ(ST11)において「小さ
い」となった場合には,当該品名コードに対応して下限
数を日最小数に合せる。 (ST13):要求数が日最小数よりも小さいか否かを
チェックする。 (ST14):ステップ(ST13)において「小さ
い」となった場合には,当該品名コードに対応して要求
数を日最小数に合せる。 (ST15):上限数が日最小数よりも小さいか否かを
チェックする。 (ST16):ステップ(ST15)において「小さ
い」となった場合には,当該品名コードに対応して上限
数を日最小数に合せる。 (ST17):上限数が日最大数よりも大きいか否かを
チェックする。 (ST18):ステップ(ST17)において「大き
い」となった場合には,当該品名コードに対応して上限
数を日最大数に合せる。 (ST19):要求数が日最大数よりも大きいか否かを
チェックする。 (ST20):ステップ(ST19)において「大き
い」となった場合には,当該品名コードに対応して要求
数を日最大数に合せる。 (ST21):下限数が日最大数よりも大きいか否かを
チェックする。 (ST22):ステップ(ST21)において「大き
い」となった場合には,当該品名コードに対応して下限
数を日最大数に合せる。 (ST23):指数i2を「i2+1」にする。 (ST24):リストCの欄がエンドであるか否かを調
べ,エンドでなければステップ(ST10)に戻り,エ
ンドであればステップ(ST25)に進む。このように
してリストCにおける品名コードに示されるすべての品
名コード毎に修正データをつくる。 (ST25):すべての品名コード毎に修正した結果を
用いて,リストD(日量との照合による修正データ──
──図8)を作成する。 1−4)ロット量との照合による修正 ロット量とは1ロットに於ける最大鋳造数であり,品種
マスターデータとして登録されているもので,中子成形
や仕上げ等の付帯設備の負荷ピークを調整するために,
各々の品種に於ける1ロットとして鋳造できる最大数を
設定したものである。図10はロット量との照合による
修正データをリストEとして表した図である。
【0051】図4に示す品種マスターデータ(リスト
A)において,例えば品種A13ではロット最大数が
「150」であり,リストDにおける要求数「165」
や上限数「281」よりも小さい。したがって,品種A
13については,2つのロットに分割して,リストEに
示す如く,A13(No. 1)のロットとA13(No.
2)のロットとに分ける。分割した2つのロットは適宜
の間隔をあけて鋳造するようにされる。
A)において,例えば品種A13ではロット最大数が
「150」であり,リストDにおける要求数「165」
や上限数「281」よりも小さい。したがって,品種A
13については,2つのロットに分割して,リストEに
示す如く,A13(No. 1)のロットとA13(No.
2)のロットとに分ける。分割した2つのロットは適宜
の間隔をあけて鋳造するようにされる。
【0052】図10に示すリストE(ロット量との照合
による修正データ)中に*印を付した個所はロット量に
よる修正を行った個所である。図11はロット量との照
合によるデータ修正のためのフローチャートを示す。 (ST26):指数i3を最初に「1」にセットする。 (ST27):リストAとリストDとを索引して,第i
3欄の品名コードに対応する欄の内容を調べる。 (ST28):下限数がロット最大数よりも大きいか否
かをチェックする。 (ST29):ステップ(ST28)において「大き
い」となった場合には下限数をロット最大数に近いそれ
以下の切りのよい値に分ける。 (ST30):切りのよい値に分けた形でロットを分割
する(上記品種A13の場合には2つに分割してい
る)。 (ST31):要求数がロット最大数よりも大きいか否
かをチェックする。 (ST32):ステップ(ST31)において「大き
い」となった場合には要求数をロット最大数に近いそれ
以下の切りのよい値に分ける。 (ST33):切りのよい値に分けた形でロットを分割
する。 (ST34):指数i3を「i3+1」にセットする。 (ST35):リストDの欄のエンドであるか否かを調
べ,エンドでなければステップ(ST27)に戻り,エ
ンドであればステップ(ST36)に進む。このように
してリストDにおける品名コードに示されるすべての品
名コード毎にロット分けするか否かを調べて,必要に応
じてロット分割する。 (ST36):修正した結果を用いて,リストE(ロッ
ト量との照合による修正データ───図10)を作成す
る。
による修正データ)中に*印を付した個所はロット量に
よる修正を行った個所である。図11はロット量との照
合によるデータ修正のためのフローチャートを示す。 (ST26):指数i3を最初に「1」にセットする。 (ST27):リストAとリストDとを索引して,第i
3欄の品名コードに対応する欄の内容を調べる。 (ST28):下限数がロット最大数よりも大きいか否
かをチェックする。 (ST29):ステップ(ST28)において「大き
い」となった場合には下限数をロット最大数に近いそれ
以下の切りのよい値に分ける。 (ST30):切りのよい値に分けた形でロットを分割
する(上記品種A13の場合には2つに分割してい
る)。 (ST31):要求数がロット最大数よりも大きいか否
かをチェックする。 (ST32):ステップ(ST31)において「大き
い」となった場合には要求数をロット最大数に近いそれ
以下の切りのよい値に分ける。 (ST33):切りのよい値に分けた形でロットを分割
する。 (ST34):指数i3を「i3+1」にセットする。 (ST35):リストDの欄のエンドであるか否かを調
べ,エンドでなければステップ(ST27)に戻り,エ
ンドであればステップ(ST36)に進む。このように
してリストDにおける品名コードに示されるすべての品
名コード毎にロット分けするか否かを調べて,必要に応
じてロット分割する。 (ST36):修正した結果を用いて,リストE(ロッ
ト量との照合による修正データ───図10)を作成す
る。
【0053】以上の処理が終了したら 1)鋳造数が日最小数以上の品種と鋳造数 2)鋳造数が日最小数未満で,1以上の品種と鋳造数 3)鋳造数が0のもの のリストをプリントアウトして,工務担当者と工程担当
者とが洩れのチェックを行い,又特急品があった場合
は,対話式でこれの挿入を行う。 2.溶解順序の決定 2−1)溶解重量の算出 前記した修正データ(リストE───図10)と品種マ
スターデータ(図4)にある1枠当たりの注入重量とか
らとりあえず溶解重量を算出する。 2−2)溶解順序の決定 次に溶解順序を決定するものであるが,前記したように
溶解順序は成分調整のやり易さや,省エネ等から経験的
に得られた知識を基にして,数種類のモデルが設定され
ている。本実施例では図12に示すように4モデルを設
定した。例えばパターン「1」では材質F1を溶解し,
次いでF2を溶解し,・・・・一日の最初の溶解におい
てF1が溶解されるようにされている。
者とが洩れのチェックを行い,又特急品があった場合
は,対話式でこれの挿入を行う。 2.溶解順序の決定 2−1)溶解重量の算出 前記した修正データ(リストE───図10)と品種マ
スターデータ(図4)にある1枠当たりの注入重量とか
らとりあえず溶解重量を算出する。 2−2)溶解順序の決定 次に溶解順序を決定するものであるが,前記したように
溶解順序は成分調整のやり易さや,省エネ等から経験的
に得られた知識を基にして,数種類のモデルが設定され
ている。本実施例では図12に示すように4モデルを設
定した。例えばパターン「1」では材質F1を溶解し,
次いでF2を溶解し,・・・・一日の最初の溶解におい
てF1が溶解されるようにされている。
【0054】前記アイテム抽出データによって得られた
当日の鋳造予定の材質の全てを満足するモデルを選定す
るものである。しかしモデル中には存在するが,当日の
鋳造予定にない材質はジャンプして,モデルに当てはめ
るものである。 2−3)溶解順序の修正 前記決定された溶解順序データの原案を画面に表示し,
対話式で溶解順序を微調整する。例えば,特定の時間帯
にした方が品質が向上する品種はそれに合せて,許され
る範囲内で順序の調整を行う。
当日の鋳造予定の材質の全てを満足するモデルを選定す
るものである。しかしモデル中には存在するが,当日の
鋳造予定にない材質はジャンプして,モデルに当てはめ
るものである。 2−3)溶解順序の修正 前記決定された溶解順序データの原案を画面に表示し,
対話式で溶解順序を微調整する。例えば,特定の時間帯
にした方が品質が向上する品種はそれに合せて,許され
る範囲内で順序の調整を行う。
【0055】図13は溶解順序の決定の処理態様を説明
する図である。図示の如く「(1)材質別トン数算出」
において材質別トン数が表にまとめられる「(2)操業
条件の選択」においてディスプレイ画面上で対話式に質
問が行われオペレータがYES/NOを指定してゆく。
当該YES/NOの指定の結果にもとづいて「(3)溶
解順序の自動作成」がデータ処理装置内で作成される。
即ち,上記YES/NOの指定の結果から,図12に示
した4つのパターンのうちの1つが選定される。なお図
12に示すパターンはデータ処理装置内に保持されてお
り,データ処理装置はそのうちの1つを選定する。
する図である。図示の如く「(1)材質別トン数算出」
において材質別トン数が表にまとめられる「(2)操業
条件の選択」においてディスプレイ画面上で対話式に質
問が行われオペレータがYES/NOを指定してゆく。
当該YES/NOの指定の結果にもとづいて「(3)溶
解順序の自動作成」がデータ処理装置内で作成される。
即ち,上記YES/NOの指定の結果から,図12に示
した4つのパターンのうちの1つが選定される。なお図
12に示すパターンはデータ処理装置内に保持されてお
り,データ処理装置はそのうちの1つを選定する。
【0056】次いで「(4)溶解順序の原案修正(対話
式)」の処理に進み,上記2−3)項「溶解順序の修
正」に示した調整が対話形式で行われる。その調整を行
った結果が図13に示す「(5)ファイル格納」の処理
によってファイルに格納される。
式)」の処理に進み,上記2−3)項「溶解順序の修
正」に示した調整が対話形式で行われる。その調整を行
った結果が図13に示す「(5)ファイル格納」の処理
によってファイルに格納される。
【0057】図14は溶解順序データの一例を示す。図
中の材質F1’やF1”は材質F1と同じものであり,
図14は図12における「パターン1」,即ち,材質F
1を溶解し,次いで材質F2を溶解し,次いで材質F3
を溶解し,次いで材質F1を溶解し,次いで材質F4を
溶解し,次いで材質F5を溶解し,次いで材質F1を溶
解してゆくことが決定され,かつ夫々の場合の溶解重量
が決められる。 3.分割模型の組合せ 品種マスターデータ中の模型区分でダブル模型というの
は,前記したように1つの鋳枠中に2つの異なった品種
の模型枠(材質は同一のもの)を込めるものであるが,
この2つの模型枠を組み合せることを分割模型の組合せ
と称する。 3−1)主品種の選定 前記したアイテム抽出データから,模型区分がダブルで
枠数(要求数)の多いものを1つ選定して,これを主品
種とする。選定する順序は枠数の多い順からでも良い
し,アイテム抽出データに並んだ順でも良い。
中の材質F1’やF1”は材質F1と同じものであり,
図14は図12における「パターン1」,即ち,材質F
1を溶解し,次いで材質F2を溶解し,次いで材質F3
を溶解し,次いで材質F1を溶解し,次いで材質F4を
溶解し,次いで材質F5を溶解し,次いで材質F1を溶
解してゆくことが決定され,かつ夫々の場合の溶解重量
が決められる。 3.分割模型の組合せ 品種マスターデータ中の模型区分でダブル模型というの
は,前記したように1つの鋳枠中に2つの異なった品種
の模型枠(材質は同一のもの)を込めるものであるが,
この2つの模型枠を組み合せることを分割模型の組合せ
と称する。 3−1)主品種の選定 前記したアイテム抽出データから,模型区分がダブルで
枠数(要求数)の多いものを1つ選定して,これを主品
種とする。選定する順序は枠数の多い順からでも良い
し,アイテム抽出データに並んだ順でも良い。
【0058】当該主品種の選定のために,例えば,材質
毎の要求数が「100」以上のものと「100」未満の
ものとに区分したリストを作成する。図15は要求数別
リスト作成のためのフローチャートを示す。 (ST37):指数i4に最初に「1」をセットする。 (ST38):リストE(図10)において指数i4で
指される欄の品名コードに関する情報と共にリストA
(図4)の該当する品名コードに関する情報を索引す
る。 (ST39):リストE(図10)において指数i4で
指される欄に対応して処理済みを表す「済みマークの有
無」を調べる。マーク有の場合にはステップ(ST4
2)に進み,マーク無の場合にはステップ(ST40)
に進む。言うまでもなく最初はマーク無であってステッ
プ(ST40)に進む。 (ST40):リストE(図10)において指数i4で
指される欄に対応する品名コードのものが模型区分「シ
ングル」の場合には分割模型の組合せを考慮する必要が
ない。したがって,リストEにおいて指数i4で指され
る欄に対応する品名コードのものの模型区分が「シング
ル」であれば,ステップ(ST42)に進む。模型区分
が「ダブル」であればステップ(ST41)に進む。 (ST41):分割模型の組合せを考慮する場合には当
然のこととして同じ材質のものである必要がある。この
ことからリストEにおいて指数i4で指される欄に対応
する品名コードのものについて材質を調べる。即ちリス
トA(図4)にもとづいて材質を調べ,後述するリスト
FやリストGを作成するに当たっては同じ材質のものを
まとめてゆくようにする。したがって,今まとめつつあ
る材質のものと同じでなければステップ(ST42)に
進み,同じであればステップ(ST44)に進む。今例
えば材質F1のものをまとめてゆきつつあるとすると,
最初に材質F1のものが見付かった場合にはステップ
(ST44)に進むようにする。 (ST44):リストEから当該品名コードのものに対
応する要求数が「100」以上か「100」未満かを調
べる。 (ST45):「100」以上であればリストFにリス
ト・アップしてゆき,リストEにおいて指数i4で指さ
れる欄に対して上記「済みマーク」をセットして,ステ
ップ(ST42)へ進む。 (ST46):「100」未満であればリストGにリス
ト・アップしてゆき,リストEにおいて指数i4で指さ
れる欄に対応して上記「済みマーク」をセットして,ス
テップ(ST42)へ進む。 (ST42):指数i4を「i4+1」にしてステップ
(ST43)に進む。 (ST43):リストEが末尾の欄に達したか否かを調
べ,達してなければ(エンドでなければ),ステップ
(ST38)に戻る。末尾であれば終了となる。
毎の要求数が「100」以上のものと「100」未満の
ものとに区分したリストを作成する。図15は要求数別
リスト作成のためのフローチャートを示す。 (ST37):指数i4に最初に「1」をセットする。 (ST38):リストE(図10)において指数i4で
指される欄の品名コードに関する情報と共にリストA
(図4)の該当する品名コードに関する情報を索引す
る。 (ST39):リストE(図10)において指数i4で
指される欄に対応して処理済みを表す「済みマークの有
無」を調べる。マーク有の場合にはステップ(ST4
2)に進み,マーク無の場合にはステップ(ST40)
に進む。言うまでもなく最初はマーク無であってステッ
プ(ST40)に進む。 (ST40):リストE(図10)において指数i4で
指される欄に対応する品名コードのものが模型区分「シ
ングル」の場合には分割模型の組合せを考慮する必要が
ない。したがって,リストEにおいて指数i4で指され
る欄に対応する品名コードのものの模型区分が「シング
ル」であれば,ステップ(ST42)に進む。模型区分
が「ダブル」であればステップ(ST41)に進む。 (ST41):分割模型の組合せを考慮する場合には当
然のこととして同じ材質のものである必要がある。この
ことからリストEにおいて指数i4で指される欄に対応
する品名コードのものについて材質を調べる。即ちリス
トA(図4)にもとづいて材質を調べ,後述するリスト
FやリストGを作成するに当たっては同じ材質のものを
まとめてゆくようにする。したがって,今まとめつつあ
る材質のものと同じでなければステップ(ST42)に
進み,同じであればステップ(ST44)に進む。今例
えば材質F1のものをまとめてゆきつつあるとすると,
最初に材質F1のものが見付かった場合にはステップ
(ST44)に進むようにする。 (ST44):リストEから当該品名コードのものに対
応する要求数が「100」以上か「100」未満かを調
べる。 (ST45):「100」以上であればリストFにリス
ト・アップしてゆき,リストEにおいて指数i4で指さ
れる欄に対して上記「済みマーク」をセットして,ステ
ップ(ST42)へ進む。 (ST46):「100」未満であればリストGにリス
ト・アップしてゆき,リストEにおいて指数i4で指さ
れる欄に対応して上記「済みマーク」をセットして,ス
テップ(ST42)へ進む。 (ST42):指数i4を「i4+1」にしてステップ
(ST43)に進む。 (ST43):リストEが末尾の欄に達したか否かを調
べ,達してなければ(エンドでなければ),ステップ
(ST38)に戻る。末尾であれば終了となる。
【0059】図16はリストFの例を示す。該リストF
はリストE(図10)から材質がF1であり要求数が
「100」以上のもののリストである。図17はリスト
Gの例を示す。該リストGはリストE(図10)から材
質がF1であり要求数が「100」未満のもののリスト
である。 3−2)従品種候補の選定 前記した主品種の組み合せ相手として,模型区分がダブ
ルで図34に示す制約条件を満たす品種を全てを選定す
る。これを従品種候補と称する。 3−3)分割模型の組合せ 前記した従品種候補の中から前記した主品種との枠数差
が最も小さい品種を選定して第1の分割模型として組み
合せる。そして両者の差分の枠数を持ってその品種をア
イテム抽出データに繰り込む。
はリストE(図10)から材質がF1であり要求数が
「100」以上のもののリストである。図17はリスト
Gの例を示す。該リストGはリストE(図10)から材
質がF1であり要求数が「100」未満のもののリスト
である。 3−2)従品種候補の選定 前記した主品種の組み合せ相手として,模型区分がダブ
ルで図34に示す制約条件を満たす品種を全てを選定す
る。これを従品種候補と称する。 3−3)分割模型の組合せ 前記した従品種候補の中から前記した主品種との枠数差
が最も小さい品種を選定して第1の分割模型として組み
合せる。そして両者の差分の枠数を持ってその品種をア
イテム抽出データに繰り込む。
【0060】そして1つの材質の品種の中で,前記した
3−1)から3−3)までの処理を繰り返して,第二,
第三の分割模型の組み合せを行ってゆく。そして1つの
材質が終了したら,次の材質の品種での分割模型組み合
せを実施する。以上のような処理を繰り返して,分割模
型組合せデータを作成する。
3−1)から3−3)までの処理を繰り返して,第二,
第三の分割模型の組み合せを行ってゆく。そして1つの
材質が終了したら,次の材質の品種での分割模型組み合
せを実施する。以上のような処理を繰り返して,分割模
型組合せデータを作成する。
【0061】主品種の選定は,前記した例では要求数の
多い順に行っているのであるが,特にこの方法のみでな
く,次に示すような方法も実施することができる。鋳造
数の可変範囲データの中で,上から順番に主品種を選定
して,分割模型の組合せを行うときの基本的な鋳造数は
アイテム抽出データ中の要求数を使用し,組合せが完結
しない場合には,鋳造数を上限数側に振ることを優先す
る。その方が納期の面でより安全サイドとなるからであ
る。
多い順に行っているのであるが,特にこの方法のみでな
く,次に示すような方法も実施することができる。鋳造
数の可変範囲データの中で,上から順番に主品種を選定
して,分割模型の組合せを行うときの基本的な鋳造数は
アイテム抽出データ中の要求数を使用し,組合せが完結
しない場合には,鋳造数を上限数側に振ることを優先す
る。その方が納期の面でより安全サイドとなるからであ
る。
【0062】図18と図19とは要求数が「100」以
上のもの同士での分割模型の組合せ決定を行うためのフ
ローチャートを示す。 (ST47):指数i5に最初に「1」をセットする。 (ST48):リストF(図16)において指数i5で
指す欄の品名コードを索引する。 (ST49):当該品名コードに対応して「組決定」が
終了しているか否かを表す「済みマーク」が既にセット
されているか否かを調べる。マーク有の場合にはステッ
プ(ST50)に進み,マーク無の場合にはステップ
(ST51)に進む。 (ST50):組決定が済んでいることから,リストF
上の次の欄に対する処理に向かうべくステップ(ST4
8)に戻る。 (ST51):リストFにおいて指数i5で指す欄に
「済みマーク」をセットし,当該品名コードのものを上
述の「主品種」とする(図では甲としておく)。 (ST52):当該甲の要求数Pをセットする。 (ST53):当該甲と相性が良くかつ要求数QがPに
最も近い品名コードをリストFから探し出す。探し出さ
れたものを乙とする。 (ST54):上記甲に対応して乙が見出されればステ
ップ(ST55)に進み,見出せなければステップ(S
T57)に進む。 (ST55):上記乙に対応する品名コードの欄に「済
みマーク」をセットする。 (ST56):甲・乙の組が決定される。そして図19
に示すへ進む。 (ST57):甲に対応する対象乙が見出せなかったの
で,甲に対してステップ(ST51)で行った「済みマ
ーク」を消去する。 (ST58):指数i5を「i5+1」にする。 (ST59):リストFがエンドか否かを調べ,エンド
でなければステップ(ST48)に戻り,エンドであれ
ばステップ(ST60)へ進む。 (ST60):リストFに載っているもので組決定に至
らないものがあるか否かを調べる。無であれば終了とな
り,有であればステップ(ST61)へ進む。 (ST61):未決定リストF’を作成する。 (ST62):甲の要求数Pと乙の要求数Qとを比較し
て,ステップ(ST63)かステップ(ST68)かへ
進む。 (ST63):甲の側の要求数Pをセットする。 (ST64):乙の要求数Qは上記Pよりも小さいか等
しいものであったことから乙の上限値Rを取り込んでみ
る。 (ST65):PとRとを比較する。 (ST66):NOであれば,甲,乙の組の鋳造枠数は
Pであってもよいことから,Pと決定する。 (ST67):YESであった場合には乙の上限値Rを
超えて鋳造するわけにはゆかず,甲・乙の組の鋳造枠数
をRに決定する。 (ST68):ステップ(ST62)においてNOであ
った場合には乙の側の要求数Qをセットする。 (ST69):甲の要求数Pは上記Qよりも小さいか等
しいものであったことから甲の上限値Sを取り込んでみ
る。 (ST70):QとSとを比較する。 (ST71):NOであれば,甲・乙の組の鋳造枠数を
Qに決定する。 (ST72):YESであった場合には甲の上限値Sを
超えて鋳造するわけにゆかず,甲・乙の組の鋳造枠数を
Sに決定する。 (ST73):鋳造枠数が決定したわけであるから,リ
ストE(図10)において甲と乙とのデータを適宜修正
する。そして,図18に示すに進む。以下は,甲・乙
の組が決定したのであるから,ステップ(ST58)に
て指数i5を「i5+1」にセットして,次の組の決定
に向かう。
上のもの同士での分割模型の組合せ決定を行うためのフ
ローチャートを示す。 (ST47):指数i5に最初に「1」をセットする。 (ST48):リストF(図16)において指数i5で
指す欄の品名コードを索引する。 (ST49):当該品名コードに対応して「組決定」が
終了しているか否かを表す「済みマーク」が既にセット
されているか否かを調べる。マーク有の場合にはステッ
プ(ST50)に進み,マーク無の場合にはステップ
(ST51)に進む。 (ST50):組決定が済んでいることから,リストF
上の次の欄に対する処理に向かうべくステップ(ST4
8)に戻る。 (ST51):リストFにおいて指数i5で指す欄に
「済みマーク」をセットし,当該品名コードのものを上
述の「主品種」とする(図では甲としておく)。 (ST52):当該甲の要求数Pをセットする。 (ST53):当該甲と相性が良くかつ要求数QがPに
最も近い品名コードをリストFから探し出す。探し出さ
れたものを乙とする。 (ST54):上記甲に対応して乙が見出されればステ
ップ(ST55)に進み,見出せなければステップ(S
T57)に進む。 (ST55):上記乙に対応する品名コードの欄に「済
みマーク」をセットする。 (ST56):甲・乙の組が決定される。そして図19
に示すへ進む。 (ST57):甲に対応する対象乙が見出せなかったの
で,甲に対してステップ(ST51)で行った「済みマ
ーク」を消去する。 (ST58):指数i5を「i5+1」にする。 (ST59):リストFがエンドか否かを調べ,エンド
でなければステップ(ST48)に戻り,エンドであれ
ばステップ(ST60)へ進む。 (ST60):リストFに載っているもので組決定に至
らないものがあるか否かを調べる。無であれば終了とな
り,有であればステップ(ST61)へ進む。 (ST61):未決定リストF’を作成する。 (ST62):甲の要求数Pと乙の要求数Qとを比較し
て,ステップ(ST63)かステップ(ST68)かへ
進む。 (ST63):甲の側の要求数Pをセットする。 (ST64):乙の要求数Qは上記Pよりも小さいか等
しいものであったことから乙の上限値Rを取り込んでみ
る。 (ST65):PとRとを比較する。 (ST66):NOであれば,甲,乙の組の鋳造枠数は
Pであってもよいことから,Pと決定する。 (ST67):YESであった場合には乙の上限値Rを
超えて鋳造するわけにはゆかず,甲・乙の組の鋳造枠数
をRに決定する。 (ST68):ステップ(ST62)においてNOであ
った場合には乙の側の要求数Qをセットする。 (ST69):甲の要求数Pは上記Qよりも小さいか等
しいものであったことから甲の上限値Sを取り込んでみ
る。 (ST70):QとSとを比較する。 (ST71):NOであれば,甲・乙の組の鋳造枠数を
Qに決定する。 (ST72):YESであった場合には甲の上限値Sを
超えて鋳造するわけにゆかず,甲・乙の組の鋳造枠数を
Sに決定する。 (ST73):鋳造枠数が決定したわけであるから,リ
ストE(図10)において甲と乙とのデータを適宜修正
する。そして,図18に示すに進む。以下は,甲・乙
の組が決定したのであるから,ステップ(ST58)に
て指数i5を「i5+1」にセットして,次の組の決定
に向かう。
【0063】図20は未決定リストF’の例を示す。リ
ストFの場合には の如く決まることから,品名コードB20のもののみが
リストアップされる。
ストFの場合には の如く決まることから,品名コードB20のもののみが
リストアップされる。
【0064】図21と図22とは要求数が「100」以
上のものと「100」未満のものとでの分割模型の組合
せ決定を行うためのフローチャートを示す。 (ST74):指数i5’に最初に「1」をセットす
る。 (ST75):リストF’(図20)において指数i
5’で指す欄の品名コードを索引する。 (ST76):当該品名コードに対応して「組決定」が
終了しているか否かを表す「済みマーク」が既にセット
されているか否かを調べる。マーク有の場合にはステッ
プ(ST77)に進み,マーク無の場合にはステップ
(ST78)に進む。 (ST77):組決定が済んでいるから,リストF’上
の次の欄に対応する処理に向かうべくステップ(ST7
5)に戻る。 (ST78):リストF’において指数i5’で指す欄
に「済みマーク」をセットし,当該品名コードのものを
上記「主品種」とする(図では甲としておく)。 (ST79):当該甲の要求数Pをセットする。 (ST80):リストG(図17───要求数100未
満のリスト)を上から順に検索してゆく。 (ST81):当該甲と相性が良くかつ要求数Q’がP
に最も近い品名コードを探し出す。探し出されたものを
丙とする。 (ST82):上記甲に対応して丙が見出されればステ
ップ(ST83)に進み,見出せなければステップ(S
T90)に進む。 (ST83):上記丙に対応する品名コードの欄に「済
みマーク」をセットする。 (ST84):甲・丙の組が決定される。 (ST85):丙の上限値R’を抽出する。 (ST86):PとR’とを比較して,ステップ(ST
87)かステップ(ST88)かへ進む。 (ST87):甲・丙の鋳造枠数をPに決定する。 (ST88):甲・丙の鋳造枠数をR’に決定する。 (ST89):鋳造枠数が決定したわけであるからリス
トE(図10)において甲と丙とのデータを適宜修正す
る。 (ST90):ステップ(ST82)において対象が見
出せなかったのであるから,甲に対してステップ(ST
78)で行った「済みマーク」を消去する。 (ST91):指数i5’を「i5’+1」にする。 (ST92):リストF’が末尾の欄に達したか否かを
調べ,達していればステップ(ST93)に進み,達し
てなければステップ(ST75)に戻る。即ち,次の組
合せを調べにゆく。 (ST93):ステップ(ST92)においてYESで
あった場合には,リストF’上で未決定のものが存在す
るか否か調べる。未決定のものがあればステップ(ST
94)に進む。 (ST94):未決定リストF”を作成する。リスト
F’を処理した例の場合には品名コードB20に対応し
て品名コードA10が決まり,未決定リストF”は作成
されない。なお,未決定リストF”が作成されている場
合には,後述するように組合せ条件をゆるめるなどして
の対策がとられる。
上のものと「100」未満のものとでの分割模型の組合
せ決定を行うためのフローチャートを示す。 (ST74):指数i5’に最初に「1」をセットす
る。 (ST75):リストF’(図20)において指数i
5’で指す欄の品名コードを索引する。 (ST76):当該品名コードに対応して「組決定」が
終了しているか否かを表す「済みマーク」が既にセット
されているか否かを調べる。マーク有の場合にはステッ
プ(ST77)に進み,マーク無の場合にはステップ
(ST78)に進む。 (ST77):組決定が済んでいるから,リストF’上
の次の欄に対応する処理に向かうべくステップ(ST7
5)に戻る。 (ST78):リストF’において指数i5’で指す欄
に「済みマーク」をセットし,当該品名コードのものを
上記「主品種」とする(図では甲としておく)。 (ST79):当該甲の要求数Pをセットする。 (ST80):リストG(図17───要求数100未
満のリスト)を上から順に検索してゆく。 (ST81):当該甲と相性が良くかつ要求数Q’がP
に最も近い品名コードを探し出す。探し出されたものを
丙とする。 (ST82):上記甲に対応して丙が見出されればステ
ップ(ST83)に進み,見出せなければステップ(S
T90)に進む。 (ST83):上記丙に対応する品名コードの欄に「済
みマーク」をセットする。 (ST84):甲・丙の組が決定される。 (ST85):丙の上限値R’を抽出する。 (ST86):PとR’とを比較して,ステップ(ST
87)かステップ(ST88)かへ進む。 (ST87):甲・丙の鋳造枠数をPに決定する。 (ST88):甲・丙の鋳造枠数をR’に決定する。 (ST89):鋳造枠数が決定したわけであるからリス
トE(図10)において甲と丙とのデータを適宜修正す
る。 (ST90):ステップ(ST82)において対象が見
出せなかったのであるから,甲に対してステップ(ST
78)で行った「済みマーク」を消去する。 (ST91):指数i5’を「i5’+1」にする。 (ST92):リストF’が末尾の欄に達したか否かを
調べ,達していればステップ(ST93)に進み,達し
てなければステップ(ST75)に戻る。即ち,次の組
合せを調べにゆく。 (ST93):ステップ(ST92)においてYESで
あった場合には,リストF’上で未決定のものが存在す
るか否か調べる。未決定のものがあればステップ(ST
94)に進む。 (ST94):未決定リストF”を作成する。リスト
F’を処理した例の場合には品名コードB20に対応し
て品名コードA10が決まり,未決定リストF”は作成
されない。なお,未決定リストF”が作成されている場
合には,後述するように組合せ条件をゆるめるなどして
の対策がとられる。
【0065】図23と図24とは要求数が「100」未
満のもの同士での分割模型の組合せを行うためのフロー
チャートを示す。図23と図24とは上述の図18と図
19とに対応しており,索引の対象となるものが,図1
8と図19とではリストFであったのに対して,図23
と図24とではリストGであることが異なる。そして上
述の「主品種」となるものに対して甲’を付し,甲”と
組になるものに乙’を付し,甲’や乙’に対応する要求
数などにP’,Q’,R’,S’を用いている。
満のもの同士での分割模型の組合せを行うためのフロー
チャートを示す。図23と図24とは上述の図18と図
19とに対応しており,索引の対象となるものが,図1
8と図19とではリストFであったのに対して,図23
と図24とではリストGであることが異なる。そして上
述の「主品種」となるものに対して甲’を付し,甲”と
組になるものに乙’を付し,甲’や乙’に対応する要求
数などにP’,Q’,R’,S’を用いている。
【0066】図23と図24とは,図18と図19とに
ついての説明と対応していることから,図18と図19
との各ステップ例えばステップ(ST47)に対応して
図23と図24とに例えばステップ(ST47’)を付
しており,図23と図24との各ステップ(ST4
7’)ないしステップ(ST73’)の説明は省略す
る。
ついての説明と対応していることから,図18と図19
との各ステップ例えばステップ(ST47)に対応して
図23と図24とに例えばステップ(ST47’)を付
しており,図23と図24との各ステップ(ST4
7’)ないしステップ(ST73’)の説明は省略す
る。
【0067】ただ図23と図24との処理の場合に未決
定のものがあれば,ステップ(ST61’)において未
決定リストG’を作成する。当該未決定リストG’はリ
ストF’(図20)に示すと同様なものであり,リスト
Gを処理した例の場合にはリストG’は作成されないも
のとなる。
定のものがあれば,ステップ(ST61’)において未
決定リストG’を作成する。当該未決定リストG’はリ
ストF’(図20)に示すと同様なものであり,リスト
Gを処理した例の場合にはリストG’は作成されないも
のとなる。
【0068】図25は,分割模型組合せデータ(リスト
H)を示し,上述の組合せ処理の結果を表している。リ
ストE(図10)に対応してリストF(図16)とリス
トG(図17)とを作成して処理した結果としては, の各組が得られている。 3−4)制約条件の緩和 更に前記した処理を行っても分割模型の組合せが完了し
ない場合は,図34に示す制約条件の内,緩和できる制
約条件(want)を取り除きながら処理を行って,分
割模型の組合せが完了するようにする。
H)を示し,上述の組合せ処理の結果を表している。リ
ストE(図10)に対応してリストF(図16)とリス
トG(図17)とを作成して処理した結果としては, の各組が得られている。 3−4)制約条件の緩和 更に前記した処理を行っても分割模型の組合せが完了し
ない場合は,図34に示す制約条件の内,緩和できる制
約条件(want)を取り除きながら処理を行って,分
割模型の組合せが完了するようにする。
【0069】図26と図27とは条件緩和処理のための
フローチャートを示す。 (ST150):先の未決定リストF”を取り込む。 (ST151):先の未決定リストG’を取り込む。 (ST152):リストF”とリストG’とを1つにま
とめる。 (ST153):まとめたリストIを作成する。 (ST154):以後,リストIをリストEとみなし
て,条件緩和を行うようにしての処理に向かう。 (ST155):リストIをリストEとみなして処理す
るために,指数i4に最初に「1」をセットする。 (ST156):No. 1の条件が緩和されているか否か
を調べ,NOであればステップ(ST164)をへて,
図15に示すフローチャートにおけるに進む。
フローチャートを示す。 (ST150):先の未決定リストF”を取り込む。 (ST151):先の未決定リストG’を取り込む。 (ST152):リストF”とリストG’とを1つにま
とめる。 (ST153):まとめたリストIを作成する。 (ST154):以後,リストIをリストEとみなし
て,条件緩和を行うようにしての処理に向かう。 (ST155):リストIをリストEとみなして処理す
るために,指数i4に最初に「1」をセットする。 (ST156):No. 1の条件が緩和されているか否か
を調べ,NOであればステップ(ST164)をへて,
図15に示すフローチャートにおけるに進む。
【0070】以後からの処理が行われるが,No. 1の
条件を緩和した上でも,なお上述のリストF”やリスト
G’が発生すれば,図26に示すステップ(ST15
0)に進むことになる。
条件を緩和した上でも,なお上述のリストF”やリスト
G’が発生すれば,図26に示すステップ(ST15
0)に進むことになる。
【0071】当該第2回目にステップ(ST150)に
入った場合には,ステップ(ST156)においてYE
Sとなることから,ステップ(ST157)に進み,ス
テップ(ST163)をへて,図15に示すフローチャ
ートにおけるに進む。
入った場合には,ステップ(ST156)においてYE
Sとなることから,ステップ(ST157)に進み,ス
テップ(ST163)をへて,図15に示すフローチャ
ートにおけるに進む。
【0072】同じようにしてなおも未決定のものがあれ
ば,更にはNo. 3の条件を緩め・・・遂にはNo. nの条
件を緩めてゆく。そして,それでもなお未決定のものが
残ればステップ(ST160)において残リスト・アッ
プを行う。3−5)前記した処理によって,最終的に決
定した分割模型の組によって鋳造数に変更が生じた場合
は,前記した溶解重量を対話式で修正する。
ば,更にはNo. 3の条件を緩め・・・遂にはNo. nの条
件を緩めてゆく。そして,それでもなお未決定のものが
残ればステップ(ST160)において残リスト・アッ
プを行う。3−5)前記した処理によって,最終的に決
定した分割模型の組によって鋳造数に変更が生じた場合
は,前記した溶解重量を対話式で修正する。
【0073】本実施例では,前記したように,溶解順序
の決定を行った後,分割模型の組合せを行うが,分割模
型の組み合せを行った後で溶解順序の決定を行っても良
い。以上は,1つの鋳枠に2つの模型枠を込めるダブル
模型での分割模型の組合せについて説明したが,1つの
鋳枠中に3つ以上の模型枠を込めるものもあり,模型枠
が2,3,4のものをマルチ模型と称する。
の決定を行った後,分割模型の組合せを行うが,分割模
型の組み合せを行った後で溶解順序の決定を行っても良
い。以上は,1つの鋳枠に2つの模型枠を込めるダブル
模型での分割模型の組合せについて説明したが,1つの
鋳枠中に3つ以上の模型枠を込めるものもあり,模型枠
が2,3,4のものをマルチ模型と称する。
【0074】3つ以上の模型枠を鋳枠中に込めるときの
分割模型の組合せについては,2つの場合の分割模型組
合せとほぼ同じ処理を行う。以下にその概略を述べる。
第1の主品種と第1の従品種との組合せはダブル模型の
ときと同じ処理をする。そして第1の主品種と第1の従
品種との組合せが決定したら,この組合わされた模型を
第二の主品種とする。次に第二の従品種候補を選定し
て,前記した第二の主品種との制約条件に合致する第二
の従品種を決定する。そのときの鋳造数の設定はダブル
模型の時と同じ処理をする。 4.鋳造順序の決定 図28は鋳造順序の決定の処理態様を示す。また図29
は鋳造順序の決定に当たっての制約条件の例を示し,図
30は鋳造順序の決定されたデータを示す。
分割模型の組合せについては,2つの場合の分割模型組
合せとほぼ同じ処理を行う。以下にその概略を述べる。
第1の主品種と第1の従品種との組合せはダブル模型の
ときと同じ処理をする。そして第1の主品種と第1の従
品種との組合せが決定したら,この組合わされた模型を
第二の主品種とする。次に第二の従品種候補を選定し
て,前記した第二の主品種との制約条件に合致する第二
の従品種を決定する。そのときの鋳造数の設定はダブル
模型の時と同じ処理をする。 4.鋳造順序の決定 図28は鋳造順序の決定の処理態様を示す。また図29
は鋳造順序の決定に当たっての制約条件の例を示し,図
30は鋳造順序の決定されたデータを示す。
【0075】図28において,図14に示した溶解順序
データから,最初に溶解する材質とその重量とを,図示
「1)ファイルの読み込み」の如く読み込む。一方,図
30に示す「鋳造順序データ」における「鋳造枠数」の
欄が空欄になっている表を利用して,各品名コード毎に
「鋳造枠数」の空欄をうめてゆく。
データから,最初に溶解する材質とその重量とを,図示
「1)ファイルの読み込み」の如く読み込む。一方,図
30に示す「鋳造順序データ」における「鋳造枠数」の
欄が空欄になっている表を利用して,各品名コード毎に
「鋳造枠数」の空欄をうめてゆく。
【0076】なお,図30に示す「鋳造順序データ」に
おける順番は,リストE(図10)の順番をベースにし
て,リストH(図25)に示した組合せを考慮し,かつ
リストEに示したロット分割したものを続けて配置しな
いなどを考慮して決定してゆく。
おける順番は,リストE(図10)の順番をベースにし
て,リストH(図25)に示した組合せを考慮し,かつ
リストEに示したロット分割したものを続けて配置しな
いなどを考慮して決定してゆく。
【0077】このときの鋳造順序に関しての制約条件は
上述の如く図29に示されている。上記鋳造枠数の空欄
をうめるに当たっては,リストE(図10)における要
求数とリストH(図25)に示した組合せの場合の鋳造
枠数とを用いて,例えば図14に示す材質F1に関して
の溶解重量「50Ton 」を割付けてゆく。
上述の如く図29に示されている。上記鋳造枠数の空欄
をうめるに当たっては,リストE(図10)における要
求数とリストH(図25)に示した組合せの場合の鋳造
枠数とを用いて,例えば図14に示す材質F1に関して
の溶解重量「50Ton 」を割付けてゆく。
【0078】即ち,図30に示す鋳造順序データにおい
て順番「1」の欄で鋳造枠数が「53」であることか
ら,当該鋳造枠数「53」に要する重量を計算する。こ
の計算に当たっては,リストA(図4)に示す品名コー
ドA01の場合に,鋳造枠当たり重量が49.5kgであるこ
とから, 49.5 ×53=2623.5(kg) を得る。
て順番「1」の欄で鋳造枠数が「53」であることか
ら,当該鋳造枠数「53」に要する重量を計算する。こ
の計算に当たっては,リストA(図4)に示す品名コー
ドA01の場合に,鋳造枠当たり重量が49.5kgであるこ
とから, 49.5 ×53=2623.5(kg) を得る。
【0079】そして先の50Ton からその分を減算し 4
7.3765Ton を得て,次の順番「2」の欄での計算に向か
う。順番「2」の欄で鋳造枠数が「198」であり,品
名コードA02の場合に鋳造枠当たりの重量が20.5kgで
ありかつ品名コードB17の場合の鋳造枠当たりの重量
が23.5kgであることから (20.5+23.5)×198 =8712(kg) を得る。そして, 47.3765Ton からその分を減算し 38.
6645Ton を得る。
7.3765Ton を得て,次の順番「2」の欄での計算に向か
う。順番「2」の欄で鋳造枠数が「198」であり,品
名コードA02の場合に鋳造枠当たりの重量が20.5kgで
ありかつ品名コードB17の場合の鋳造枠当たりの重量
が23.5kgであることから (20.5+23.5)×198 =8712(kg) を得る。そして, 47.3765Ton からその分を減算し 38.
6645Ton を得る。
【0080】以下,同様にして,図30に示す順番1,
2・・・14までで溶解した材質50Ton が終了する形
になるので,次の溶解材質F2に対する割付けに入って
ゆく。このようにして得られた結果が図30に示す鋳造
順序データである。
2・・・14までで溶解した材質50Ton が終了する形
になるので,次の溶解材質F2に対する割付けに入って
ゆく。このようにして得られた結果が図30に示す鋳造
順序データである。
【0081】即ち,上述の如く,アイテム抽出データか
ら材質F1の品種を選定し,順番1を割り付ける。次に
その品種と相性の良い品種を選定して第2に割り付け
る。この相性の善し悪しは図29に示す鋳造順序の制約
条件により行う。そして同じ材質の品種の全てが鋳造順
序データに割り付けられるまで,処理を繰り返す。
ら材質F1の品種を選定し,順番1を割り付ける。次に
その品種と相性の良い品種を選定して第2に割り付け
る。この相性の善し悪しは図29に示す鋳造順序の制約
条件により行う。そして同じ材質の品種の全てが鋳造順
序データに割り付けられるまで,処理を繰り返す。
【0082】次に溶解順序データの次の材質F2と重量
を取り込み,上記したのと同様の処理を繰り返す。そし
て,前記した溶解重量は計算値を丸める処理を行ってい
るので,アイテム抽出データと分割模型組合せデータと
から算出した鋳造重量と溶解重量とが一致しない場合が
あるが,このときは上限数から下限数の間で鋳造数を変
更して,鋳造重量を溶解重量に合せることがある。
を取り込み,上記したのと同様の処理を繰り返す。そし
て,前記した溶解重量は計算値を丸める処理を行ってい
るので,アイテム抽出データと分割模型組合せデータと
から算出した鋳造重量と溶解重量とが一致しない場合が
あるが,このときは上限数から下限数の間で鋳造数を変
更して,鋳造重量を溶解重量に合せることがある。
【0083】上記した手順で決定した鋳造計画データを
プリンタ6bにより出力して,これを各作業現場に流し
て作業指示にする。そして各作業現場は溶解順序デー
タ,分割模型組合せデータ,鋳造順序データに従って各
々の作業を実施する。
プリンタ6bにより出力して,これを各作業現場に流し
て作業指示にする。そして各作業現場は溶解順序デー
タ,分割模型組合せデータ,鋳造順序データに従って各
々の作業を実施する。
【0084】
【発明の効果】本発明は上記構成としたので,マルチ模
型における分割模型組合せを行う際,人手を介入させる
時間を大幅に減少することができ,又日量及びロット量
を設定することで,より効率的で実用的な鋳造計画作成
処理方法を提供することができる。
型における分割模型組合せを行う際,人手を介入させる
時間を大幅に減少することができ,又日量及びロット量
を設定することで,より効率的で実用的な鋳造計画作成
処理方法を提供することができる。
【図1】本発明が実施されるシステム構成図を示す。
【図2】本発明の方法を説明する処理フローチャートを
示す。
示す。
【図3】本発明が実行される対話処理の態様を説明する
図である。
図である。
【図4】品種マスターデータ(リストA)を表す。
【図5】鋳造手配数データ(リストB)を表す
【図6】鋳造数の可変範囲データ(リストC)を表す
【図7】鋳造数の可変範囲データ抽出のためのフローチ
ャートを示す。
ャートを示す。
【図8】日量との照合による修正データ(リストD)を
表す。
表す。
【図9】日量との照合によるデータ修正のためのフロー
チャートを示す。
チャートを示す。
【図10】ロット量との照合による修正データ(リスト
E)を表す。
E)を表す。
【図11】ロット量との照合によるデータ修正のための
フローチャートを示す。
フローチャートを示す。
【図12】溶解順序パターンを説明する説明図を示す。
【図13】溶解順序の決定を行う処理態様を説明する図
である。
である。
【図14】溶解順序データを説明する図である。
【図15】要求数別リスト作成のためのフローチャート
を示す。
を示す。
【図16】要求数「100」以上のものをまとめたテー
ブル(リストF)を表す。
ブル(リストF)を表す。
【図17】要求数「100」未満のものをまとめたテー
ブル(リストG)を表す。
ブル(リストG)を表す。
【図18】要求数が「100」以上のもの同士での分割
模型の組合せ決定を行うためのフローチャートを示す。
模型の組合せ決定を行うためのフローチャートを示す。
【図19】図18と組になるフローチャートを示す。
【図20】図18の処理で未決定となった未決定リスト
(リストF’)を示す。
(リストF’)を示す。
【図21】要求数が「100」以上のものと「100」
未満のものとでの分割模型の組合せ決定を行うためのフ
ローチャートを示す。
未満のものとでの分割模型の組合せ決定を行うためのフ
ローチャートを示す。
【図22】図21と組になるフローチャートを示す。
【図23】要求数が「100」未満のもの同士での分割
模型の組合せを行うためのフローチャートを示す。
模型の組合せを行うためのフローチャートを示す。
【図24】図23と組になるフローチャートを示す。
【図25】分割模型組合せデータ(リストH)を示す。
【図26】条件緩和処理のためのフローチャートを示
す。
す。
【図27】図26と組になるフローチャートを示す。
【図28】鋳造順序の決定の処理態様を説明する図であ
る。
る。
【図29】鋳造順序の決定に当たっての制約条件の例を
示す。
示す。
【図30】鋳造順序の決定されたデータを示す。
【図31】鋳造ラインを説明する図である。
【図32】材質についての分類と溶解の態様とを説明す
る図である。
る図である。
【図33】模型の種類を説明する図である。
【図34】鋳造に当たっての主な制約条件を説明する図
である。
である。
【図35】従来の場合の計画作成業務を説明する図であ
る。
る。
1 :ホストコンピュータ 2 :ワークステーション 3 :データベース部 3a:品種マスターデータ 3b:鋳造手配数データ 3c:鋳造日程計画データ 4 :知識データベース部 4a:分割ペア組合せ知識 4b:溶解順序知識 4c:鋳造順序知識 5 :推論エンジン 6a:入出力部 6b:プリンタ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−164476(JP,A) 特開 平6−315762(JP,A) 特開 平5−261525(JP,A) 特開 平4−126436(JP,A) 特開 平4−143859(JP,A) 特開 平3−114652(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B22D 46/00
Claims (6)
- 【請求項1】 多品種,多材質の鋳造品で,シングル模
型とマルチ模型が混在する鋳造品の鋳造計画作成処理方
法であって, a)当日鋳造予定品種データに基づいて当日鋳造予定品
種毎の,遅れ,当日,先行の夫々の鋳造数を加算した上
限数と,遅れ,当日の夫々の鋳造数を加算した要求数
と,遅れを加算した下限数とを設定してアイテム抽出デ
ータを作成する工程と, b)予め設定された複数の溶解順序モデルの中から当日
鋳造予定品種データに適するモデルを選定して当日の溶
解順序を決定し,前記要求数を基にして溶解重量を決定
して溶解順序データを作成する工程と, c)マルチ模型については,鋳枠中に組合せる模型枠
を,予め設定された組合せ制約条件と,前記上限数,要
求数,下限数とを基にして決定して,マルチ模型組合せ
データを作成する工程と, d)前記アイテム抽出データとマルチ模型組合せデータ
と溶解順序データと,予め設定された鋳造制約条件とで
鋳造順序データを作成する工程とからなることを特徴と
する鋳造計画作成処理方法。 - 【請求項2】 多品種,多材質の鋳造品で,マルチ模型
のみの鋳造品の鋳造計画作成処理方法であって, a)当日鋳造予定品種データに基づいて当日鋳造予定品
種毎の,遅れ,当日,先行の夫々の鋳造数を加算した上
限鋳造数と,遅れ,当日の夫々の鋳造数を加算した要求
鋳造数と,遅れを加算した下限鋳造数とを設定してアイ
テム抽出データを作成する工程と, b)予め設定された複数の溶解順序モデルの中から当日
鋳造予定品種データに適するモデルを選定して当日の溶
解順序を決定し,前記要求鋳造数を基にして溶解重量を
決定して溶解順序データを作成する工程と, c)マルチ模型は,鋳枠中に組合せる模型枠を,予め設
定された組合せ制約条件と,前記上限鋳造数,要求鋳造
数,下限鋳造数とを基にして決定して,マルチ模型組合
せデータを作成する工程と, d)前記アイテム抽出データとマルチ模型組合せデータ
と溶解順序データと,予め設定された鋳造制約条件とで
鋳造順序データを作成する工程とからなることを特徴と
する鋳造計画作成処理方法。 - 【請求項3】 多品種,多材質の鋳造品で,シングル模
型のみの鋳造品の鋳造計画作成処理方法であって, a)当日鋳造予定品種データに基づいて当日鋳造予定品
種毎の,遅れ,当日,先行の夫々の鋳造数を加算した上
限鋳造数と,遅れ,当日の鋳造数を夫々加算した要求鋳
造数と,遅れを加算した下限鋳造数とを設定してアイテ
ム抽出表を作成する工程と, b)予め設定された複数の溶解順序モデルの中から当日
鋳造予定品種表に適するモデルを選定して当日の溶解順
序を決定し,前記要求鋳造数を基にして溶解重量を決定
して溶解順序表を作成する工程と, c)前記アイテム抽出表と溶解順序表と,予め設定され
た鋳造制約条件とで鋳造順序表を作成する工程とからな
ることを特徴とする鋳造計画作成処理方法。 - 【請求項4】 多品種,多材質の鋳造品で,シングル模
型とマルチ模型が混在する鋳造品の鋳造計画作成処理方
法であって, a)当日鋳造予定品種データに基づいて当日鋳造予定品
種毎の,遅れ,当日,先行の夫々の鋳造数を加算した上
限数と,遅れ,当日の夫々の鋳造数を加算した要求数
と,遅れを加算した下限数とを設定し,予め設定された
日最大数,日最小数,回最大数と前記上限数,要求数,
下限数とを比較してアイテム抽出データを作成する工程
と, b)予め設定された複数の溶解順序モデルの中から当日
鋳造予定品種データに適するモデルを選定して当日の溶
解順序を決定し,前記要求数を基にして溶解重量を決定
して溶解順序データを作成する工程と, c)マルチ模型については,鋳枠中に組合せる模型枠
を,予め設定された組合せ制約条件と,前記上限数,要
求数,下限数とを基にして決定して,ダブル模型組合せ
データを作成する工程と, d)前記アイテム抽出データとマルチ模型組合せデータ
と溶解順序データと,予め設定された鋳造制約条件とで
鋳造順序データを作成する工程とからなることを特徴と
する鋳造計画作成処理方法。 - 【請求項5】 多品種,多材質の鋳造品で,マルチ模型
のみの鋳造品の鋳造計画作成処理方法であって, a)当日鋳造予定品種データに基づいて当日鋳造予定品
種毎の,遅れ,当日,先行の夫々の鋳造数を加算した上
限数と,遅れ,当日の夫々の鋳造数を加算した要求数
と,遅れを加算した下限数を設定し,予め設定された日
最大数,日最小数,回最大数と前記上限数,要求数,下
限数とを比較してアイテム抽出データを作成する工程
と, b)予め設定された複数の溶解順序モデルの中から当日
鋳造予定品種データに適するモデルを選定して当日の溶
解順序を決定し,前記要求数を基にして溶解重量を決定
して溶解順序データを作成する工程と, c)マルチ模型は,鋳枠中に組合せる模型枠を,予め設
定された組合せ制約条件と,前記上限数,要求数,下限
数とを基にして決定して,ダブル模型組合せデータを作
成する工程と, d)前記アイテム抽出データとマルチ模型組合せデータ
と溶解順序データと,予め設定された鋳造制約条件とで
鋳造順序データを作成する工程とからなることを特徴と
する鋳造計画作成処理方法。 - 【請求項6】 多品種,多材質の鋳造品で,シングル模
型のみの鋳造品の鋳造計画作成処理方法であって, a)当日鋳造予定品種表に基づいて当日鋳造予定品種毎
の,遅れ,当日,先行の夫々の鋳造数を加算した上限数
と,遅れ,当日の夫々の鋳造数を加算した要求数と,遅
れを加算した下限鋳造数とを設定し,予め設定された日
最大数,日最小数,回最大数と前記上限数,要求数,下
限数とを比較してアイテム抽出表を作成する工程と, b)予め設定された複数の溶解順序モデルの中から当日
鋳造予定品種表に適するモデルを選定して当日の溶解順
序を決定し,前記要求数を基にして溶解重量を決定して
溶解順序を作成する溶解順序表を作成する工程と, c)前記アイテム抽出表と溶解順序表と,予め設定され
た鋳造制約条件とで鋳造順序表を作成する工程とからな
ることを特徴とする鋳造計画作成処理方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12366195 | 1995-05-23 | ||
JP7-123661 | 1995-05-23 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0938766A JPH0938766A (ja) | 1997-02-10 |
JP2944506B2 true JP2944506B2 (ja) | 1999-09-06 |
Family
ID=14866160
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8631296A Expired - Fee Related JP2944506B2 (ja) | 1995-05-23 | 1996-04-09 | 鋳造計画作成処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2944506B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013047222A1 (ja) * | 2011-09-27 | 2013-04-04 | ナブテスコ株式会社 | 車両の速度抑制装置及び速度抑制装置を備えた車両 |
-
1996
- 1996-04-09 JP JP8631296A patent/JP2944506B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0938766A (ja) | 1997-02-10 |
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