JP2943462B2 - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JP2943462B2 JP3319945A JP31994591A JP2943462B2 JP 2943462 B2 JP2943462 B2 JP 2943462B2 JP 3319945 A JP3319945 A JP 3319945A JP 31994591 A JP31994591 A JP 31994591A JP 2943462 B2 JP2943462 B2 JP 2943462B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主空調装置と副空調装
置とを備えた車両用空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、冷房装置と暖房装置を総合的に制
御して車室内の温度を最適値に制御する空調装置は周知
である(たとえば、特開平1−254418)。この種
の空調装置では、エンジン室と車室前部との間に設けた
空調ダクト内にブロアファンとヒ−タコアとエバポレー
タが設けられ、車室外または車室内から吸込まれブロア
ファンで送られたた空気を車室内外の熱負荷に応じてヒ
ータユニットとエバポレータとで適温に調和し、車室内
各部に設けた吹出し口から適温の空気を吹出す。ここ
で、上記ヒ−タコアはエンジン冷却水を利用してブロア
ファンからの空気を加熱するものである。またこのよう
な空調装置で、暖房時に低水温起動制御を行うようにし
たものが知られている。この低水温起動制御とは、エン
ジンスタート直後のようにエンジン冷却水温が低いと
き、すなわち低い暖房能力しか得られないときには、ブ
ロアファンを所定時間だけ停止状態にして冷たい空気が
車室内に吹出されるのを防止し、その後、徐々にブロア
ファン風量を増加させてゆく制御である。
【0003】一方、実開平2−29813号公報や特開
昭57−177804号公報に開示されているように、
この種の空調装置とは別に、たとえばステアリングハン
ドルやドアトリム内にヒータを埋設し、所望に応じてそ
れらのヒータを駆動するようにしたヒータ装置が知られ
ている。なお、本明細書では前者の空調装置を主空調装
置と呼び、後者のヒータ装置を副空調装置と呼ぶ。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記主空調
装置側で低水温起動制御が行われている間は、主空調装
置による暖房性能は低く、したがってその間だけ副空調
装置を強めに設定して暖をとるのが望ましい。しかしな
がら従来の車両用空調装置にあっては、主空調装置と副
空調装置とがそれぞれ全く別に制御されているため、上
述のような場合にいちいち副空調装置を強めに設定させ
るための操作を行い、その後にブロアファン風量が通常
の状態に戻ったら弱めに設定するための操作を行う必要
があり、その操作が煩わしいという問題があった。
【0005】本発明の目的は、主空調装置と副空調装置
とを総合的に制御し、低水温起動制御時に副空調装置の
温調操作を行うことなく最適な暖房性能が得られるよう
な車両用空調装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】図1により説明すると、
本発明に係る車両用空調装置は、ブロアファン501a
からの空気をエンジン冷却水を用いて加熱し車室内に吹
出す主空調装置501と、主空調装置501とは別に車
室内に配設され、車室内の少なくとも一部分を個別に暖
房する副空調装置502と、主空調装置501と副空調
装置502を総合的に運転することを指令する統合操作
部材503と、車両熱負荷および乗員により設定された
設定温度に基づいて目標吹出温度を演算する演算手段5
04と、統合操作部材503が操作されると、目標吹出
温度に基づいて主空調装置501を運転制御するととも
に、エンジン冷却水の温度が所定値未満の場合には、通
常よりもブロアファン風量を低減させる主空調制御手段
505と、統合操作部材503が操作されると、車室内
温度に基づいて副空調装置502の作動の有無を決定す
る決定手段506と、副空調装置502の作動が決定さ
れた場合に目標吹出温度を判定し、目標吹出温度が所定
値を越える場合には通常運転指令を出力し、目標吹出温
度が所定値以下の場合には弱運転指令を出力する第1の
判定手段507と、弱運転指令出力時にエンジン冷却水
の温度が所定値以上の場合には弱運転指令を保持し、エ
ンジン冷却水の温度が所定値未満の場合には弱運転指令
を解除して通常運転指令を出力する第2の判定手段50
8と、弱運転指令出力時には通常運転指令時よりも副空
調装置を弱めに運転する副空調制御手段509とを具備
し、これにより上記問題点を解決する。
【0007】
【作用】統合操作部材503が操作されると、車室内温
度に基づいて副空調装置502の作動の有無が決定さ
れ、副空調装置502の作動が決定された場合に目標吹
出温度によりその強弱が判定される。目標吹出温度が所
定値を越える場合には、通常運転指令が出力されて副空
調装置502が比較的強めに運転される。一方、目標吹
出温度が所定値以下の場合には弱運転指令が出力され、
通常は副空調装置502が弱めに運転されるが、エンジ
ン冷却水の温度が所定値未満の場合には、弱運転指令が
解除され副空調装置501は強めに運転される。
【0008】
【実施例】図2〜図22により本発明に係る車両用空調
装置の一実施例を説明する。図2は空調装置全体の概略
を示す図で、インストルメントパネルIPに設けられた
センタベント吹出口CV1,CV2およびサイドベント
吹出口SV1、SV2からは主空調装置のヒ−タコアと
エバポレータにより調和された空気が吹出される。
【0009】(1)主空調装置 (1.1)冷凍サイクル 主空調装置は、図3に示すように、エンジン1により駆
動されるコンプレッサ2,コンデンサ3,エバポレータ
4,リキッドタンク5,膨張弁6から成る圧縮冷凍サイ
クルのク−ラ−ユニット100を備えている。コンプレ
ッサ2はエンジンにより回転され、電磁クラッチ15に
よりエンジンと接続されたり遮断される。以下の説明
で、コンプレッサオフとは、この電磁クラッチ15によ
りエンジンの動力をコンプレッサから遮断することを意
味する。なお、コンプレッサが可変容量コンプレッサの
場合には、コンプレッサオフとは、その吐出容量をゼロ
あるいは最小値にすることを意味する。またエバポレー
タ4は、外気導入口7aおよび内気導入口7bを有する
空調ダクト7内に配設されている。各導入口7a,7b
には、空調ダクト7内へ導入される空気流量を制御する
(たとえば、100%外気導入、100%内気導入、2
0%外気80%内気導入)内外気切換ドア8が設けられ
る。更に空調ダクト7内には、周知のとおりブロアファ
ン9、ヒ−タコア10、エアミックスドア11が設けら
れるとともに、空調ダクト7に設けられた可変ベント吹
出口7cおよび足下吹出口7dからの吹き出し量をそれ
ぞれ調整するベントドア12、フットドア13が設けら
れている。更に、空調ダクト7に設けられたデフロスタ
吹出口7eにはデフロスタドア14が設けられる。ここ
で、上記ヒ−タコア10は、上述したようにエンジン冷
却水を利用してブロアファン9からの空気を加熱するも
のである。また、可変ベント吹出し口7cは上述したセ
ンタベント吹出し口CV1,CV2と、サイドベント吹
出し口SV1,SV2とから構成される。
【0010】(1.2)可変ベント機構110 図4(a)に示すように、インストルメントパネルIP
に設けられたセンタベント吹出口CV1(CV2,およ
びサイドベント吹出し口SV1,2)には手動で上下の
向きが調節される横ルーバLRと、手動またはモータで
左右の向きが調節される縦ルーバVRとが設けられてい
る。そして、吹出し口に設けられた縦ルーバVRを、図
5(a)に示すスポット位置と、図5(b)に示すワイ
ド位置との間でモータによりスイングさせて送風するこ
とができる。そこで、図4(a)に示すように、センタ
ベントCV1の近傍には可変ベントスイッチ125が設
けられ、このスイッチ125をオン操作するごとにスイ
ング→オフが実行される。126は、スイングが選択さ
れた時に点灯する表示灯である。
【0011】なお、可変ベントは、スイッチ125の操
作にかかわらず後述する統合空調スイッチ281やエア
コンスイッチ21などを操作したときにオート運転さ
れ、後述するように補正後の日射量Q’sunと車室内
温度Tincによって、図5(a)のスポット位置固定
運転(スポットモード)と、図5(b)のワイド位置固
定運転(ワイドモード)と、上述のスイング運転(スイ
ングモード)とが選択される。この可変ベント機構11
0を図4(b)により説明する。
【0012】図4(b)は、軸VXを中心にして矢印D
1方向に回動する縦ルーバVRの駆動機構の詳細を示
す。スライドプレート111は、矢印D2方向に往復動
可能に支持されている。スライドプレート111の一側
壁に設けられたラック111aは減速ギア114と噛合
し、減速ギア114が時計回転方向および反時計回転方
向に回転するのに連動してスライドプレート111は往
復動する。減速ギア114はクラッチ115を介してモ
ータ116で駆動されるとともに、手動ダイアル117
のギア117aとも噛合し、手動ダイアル117を矢印
D3方向に操作することによっても駆動される。スライ
ドプレート111には、その移動方向に蛇行しながら延
在する溝112が複数本設けられている。119は、軸
118を中心に揺動するレバーであり、レバー119の
先端フォーク部119aに縦ルーバVRの係合軸CAX
が係合されるとともに、このレバー119の中間部下面
に立設されているピン113が溝112を貫通してい
る。したがって、スライドプレート111が往復動する
の連動してピン113を介してレバー119が矢印D4
方向に揺動し、縦ルーバVRは図5の(a)、(b)、
(c)、(d)の向きに繰り返し動作可能とされてい
る。
【0013】スライドプレート111の下面には導電性
のブラシ121が設けられ、基板122上には導電パタ
ーンと非導電パターンからなる位置検出パターン123
が敷設され、スライドプレート111が往復動するとき
ブラシ121が位置検出パターン123上を摺動する。
本実施例では、縦ルーバVRを図5の(a)と(b)と
の間で動作させるスイングモード、図5(a)のスポッ
トモード、図5(b)のワイドモードが設定可能とされ
ており、スライドプレート111が図5(a)に対応す
る位置に到達した時と、スライドプレート111が図5
(b)に対応する位置に到達した時とを検出するよう
に、位置検出パターン123の形状が定められている。
すなわち、たとえばスイングモードが設定されている時
には、縦ルーバVRが図5(a)から(b)に対応する
位置まで動作すると、スライドプレート111に設けら
れたブラシ121と位置検出パターン123の接触関係
から縦ルーバVRが図5の(b)の向きになったことが
検出され、モータ116が逆転される。また、モータ1
16の逆転により縦ルーバRVが図5(b)から(a)
に対応する位置まで動作すると、スライドプレート11
1に設けられたブラシ121と位置検出パターン123
の接触関係から縦ルーバVRが図5の(a)の向きにな
ったことが検出され、モータ116が正転される。
【0014】(2)副空調装置 (2.1)シートヒータ,シートファン,トリムヒータ 図2において、符号210,220,230および25
0はそれぞれシートヒータ,シートファン,トリムヒー
タ、およびステアリングヒータを示し、これらシートヒ
ータ210,シートファン220,トリムヒータ230
およびステアリングヒータ250により副空調装置が構
成される。図6はシートヒータ210,シートファン2
20,トリムヒータ230を詳細に示す斜視図であり、
運転席のシートSTの座部内にはシートヒータ210と
シートファン220aが、またシートバックSB内には
シートファン220bが配設され、さらに運転席ドアト
リムDT内にはトリムヒータ230が配設されている。
これらのシートヒータ210,トリムヒータ230は、
たとえばニクロム線を図示のようにシート外皮内やトリ
ム外皮内に配設して構成され、ニクロム線の全長を切換
えることによって発熱量が調節される。なお、面状発熱
体を用いてもよい。図2では図示を省略するが、助手席
シートにも同様にしてシートヒータ210とシートファ
ン220a,220bが配設され、助手席ドアトリム内
にはトリムヒータ230が配設される。なお、図2,図
6の符号SCUはシートヒータ210,シートファン2
20a,220b,トリムヒータ230を制御するコン
トローラである。
【0015】さらに図2,図6において、240は操作
パネルであり、ヒータ作動スイッチ241と、ファン作
動スイッチ242と、オートシート温調スイッチ243
とが配設されている。ヒータ作動スイッチ241をオン
操作するごとに、シートヒータ210,トリムヒータ2
30はそれぞれ弱運転→強運転→運転停止(オフ)を繰
り返す。同様に、ファン作動スイッチ242をオン操作
するごとに、シートファン220a,220bはそれぞ
れ弱運転→強運転→運転停止(オフ)を繰り返す。これ
らのスイッチ241,242の近傍には表示灯244a
〜244dが設けられ、弱運転および強運転に応じてこ
れらの表示灯が点灯する。また、オートシート温調スイ
ッチ243をオン操作するごとに、シートヒータ21
0,シートファン220a,220b,トリムヒータ2
30はシート自動運転(オートモード)→自動運転停止
(オフ)となり、自動運転が開始されるとスイッチ24
3の近傍に配設された表示灯245が点灯する。
【0016】(2.2)ステアリングヒータ 図2において符号250はステアリングヒータであり、
図7に詳細を示すように、ステアリングハンドルSHの
対向する2ヵ所に埋設されたヒータ素子251,252
を備えている。これらのヒータ素子251,252は、
ハンドルが装着されるステアリングシャフトの先端部に
設けたリング接点253を介して通電される。ヒータ素
子251,252の発熱量は通電量により調節される。
また図7に示すように、インストルメントパネルIPに
はステアリングヒータスイッチ261が設けられたステ
アリングヒータ操作パネル260が配設されている。こ
のスイッチ261をオン操作するごとに、ステアリング
ヒータ250は、オート運転(ステアリングオートモー
ド)→弱運転→強運転→運転停止(オフ)を繰り返し、
各運転状態に応じて表示灯262a〜262cがそれぞ
れ点灯する。
【0017】(3)全体の制御系 さらに図2において、符号280は主空調装置と副空調
装置とを統合制御するための制御回路であり、この制御
回路280は、CPU、ROM、RAM、その他の周辺
回路からなり、後述する各種スイッチやセンサから種々
の信号を入力し、各種アクチュエータへ制御信号を出力
する。図8はこの制御回路280を含む装置全体の制御
系を示す概略構成図である。この制御回路280の入力
側には、上述したシートヒータ・トリムスイッチ24
1、シートファンスイッチ242、オートシート温調ス
イッチ243、ステアリングヒータスイッチ261の他
に、次の各種スイッチが接続される。
【0018】(1)統合空調スイッチ281 このスイッチ281がオンされると統合オートモードに
入り、主空調装置と副空調装置が車室内外の熱負荷など
に応じて総合的に制御される。基本的な動作は後述す
る。なお、以下でこのスイッチ281をオートTACS
(Total Air Conditioning System)スイッチと呼ぶ。 (2)主空調装置用各種スイッチ群20 主空調装置用の各種スイッチ群20は、図9に詳細を示
すように、インストルメントパネルIPの主空調用装置
パネル20Pに設けられ、エアコンスイッチ21と、O
FFスイッチ22と、吹出し口スイッチ23と、吸込み
口スイッチ24a,24bと、ファンスイッチ25と、
デフスイッチ26と、温度設定ダイアル27と、エコノ
ミスイッチ28とを有する。なお、29は主空調装置の
設定状態を表示する表示部である。
【0019】エアコンスイッチ21がオンされるとエ
アコンオートモードに入り、手動選択された各種モード
をキャンセルするとともに、コンプレッサを常にオン状
態にして温度制御や吹出し口制御などの自動運転を行
う。 エコノミスイッチ28は、エコノミモードI、エコノ
ミモードII、エコノミモードオフのいずれかを選択する
ためのスイッチであり、エコノミモードIでは、手動選
択された各種モードをキャンセルするとともに、コンプ
レッサの稼働率を熱負荷状態や運転状態に応じて制御
し、かつ温度制御や吹出し口制御などの自動運転を行
う。エコノミモードIIでは、手動選択された各種モード
をキャンセルするとともに、コンプレッサを常にオフ
し、温度制御や吹出し口制御などの自動運転を行う。 OFFスイッチ22は、ファンおよびコンプレッサを
停止させるためのスイッチである。 吹出し口スイッチ23は、吹出し口をベント、バイレ
ベル、フットのいずれかに設定するためのスイッチであ
る。 吸込み口スイッチ24a,24bは、吸込み口を外気
導入あるいは内気循環に設定するためのスイッチであ
る。 ファンスイッチ25は、ファン速度を1速〜4速のい
ずれかに設定し、またはオフするためのスイッチであ
る。 デフスイッチ26は、吹出し口をデフにするためのス
イッチである。 温度設定ダイアル27は、車室内の所望な温度を設定
するためのスイッチである。
【0020】図8の制御回路280には図10に示すよ
うに次のセンサ群40も接続されている。 外気温度Tambを検出する外気温センサ41 車室内温度Tincを検出する室内温度センサ42 日射量Qsunを検出する日射センサ43 エバポレータ4下流の空気温度(以下、吸込温度とい
う)Tintを検出する吸込温度センサ44 エアミックスドア11の開度Xを検出するエアミック
スドア開度センサ45 エンジン冷却水温Twを検出する水温センサ46 車速を検出する車速センサ47
【0021】図8の制御回路280には図11に示すよ
うに次の主空調用アクチュエータ群50も接続されてい
る。 インテークドア7a,7bを切換えるインテークドア
アクチュエータ54 エアミックスドアの開度を制御するエアミックスドア
アクチュエータ55 ベント吹出し口を開閉するベントドアアクチュエータ
51 フット吹出し口を開閉するフットドアアクチュエータ
52 デフロスタ吹出し口を開閉するデフロスタドアアクチ
ュエータ53 ブロアファンを駆動するブロアファンモータ9 コンプレッサをオン・オフする電磁クラッチ15
【0022】制御回路280にはさらに上述の可変ベン
ト用モータ16、ステアリングヒータ素子251,25
2が接続される他、シートコントローラSCUも接続さ
れている。このシートコントローラSCUの出力側に
は、シートヒータ210,トリムヒータ230.シート
ファン220がそれぞれ接続されている。シートヒータ
210は一対のヒータ素子210a,210bを、トリ
ムヒータ230は一対のヒータ素子230a,230b
をそれぞれ有し、弱運転時には下流側のヒータ素子21
0bと230bとが通電される。
【0023】制御回路280は、これらの各センサ、各
スイッチから入力された各種情報に基づいて、各種アク
チュエータを駆動制御して空気の吸込口や吹出口および
吹出し温度あるいはコンプレッサのオン・オフを適切に
制御する。さらに、ブロアファンモータ9を駆動制御し
てブロアファンの風量を適切に制御するとともに、副空
調装置の各アクチュエータも制御する。
【0024】(4)実施例の動作 次に実施例の動作を説明する。 (4.1)基本フローチャート 図12は主空調装置と副空調装置とを統合制御するため
の基本の処理手順を示す図であり、制御回路280のC
PUで実行される。ステップS1において、オートTA
CSスイッチ281がオフ→オン(統合オートモード)
に操作されたと判定されると、ステップS2において、
風量マニュアルフラグ、吹出口マニュアルフラグ、吸込
口マニュアルフラグ、コンプレッサマニュアルフラグ、
可変ベントマニュアルフラグがそれぞれオフされるとと
もに、主空調装置用オフフラグもオフされる。またステ
ップS3において、シートヒータマニュアルフラグ、ト
リムヒータマニュアルフラグ、シートファンマニュアル
フラグ、シートヒータ用オフフラグ、トリムヒータ用オ
フフラグ、シートファン用オフフラグもそれぞれオフさ
れる。さらにステップS4において、ステアリングヒー
タマニュアルフラグ、ステアリングヒータ用オフフラグ
もそれぞれオフされる。
【0025】次いでステップS5に進み、エアコン(A
/C)スイッチ21がオフ→オン(エアコンオートモー
ド)に操作されたと判定されると、あるいはエコノミス
イッチ28によりエコノミモードがオフからモードIに
されたと判定されると、ステップS6において、風量マ
ニュアルフラグ、吹出口マニュアルフラグ、吸込口マニ
ュアルフラグ、コンプレッサマニュアルフラグ、可変ベ
ントマニュアルフラグがそれぞれオフされる。ステップ
S13でエコノミモードがモードIからモードIIにされ
たと判定されると、ステップS14において、風量マニ
ュアルフラグ、吹出口マニュアルフラグ、吸込口マニュ
アルフラグ、可変ベントマニュアルフラグがそれぞれオ
フされる。
【0026】その後ステップS7において、オートシー
ト温調スイッチ243がオフ→オン(シート温調オート
モード)に操作されたと判定されると、ステップS8に
おいて、シートヒータマニュアルフラグ、トリムヒータ
マニュアルフラグ、シートファンマニュアルフラグがそ
れぞれオフされる。また、ステップS9において、ステ
アリングヒータスイッチ261がオフ→オン(ステアリ
ングヒータオートモード)に操作されたと判定される
と、ステップS10でステアリングヒータマニュアルフ
ラグがオフされる。
【0027】次にステップS11に進み、各マニュアル
スイッチがオフ→オンに操作されたかを判定し、ステッ
プS12において、オフ→オンに操作されたマニュアル
スイッチのマニュアルフラグがオンされる。また、ステ
ップS20でオートエアコン制御フローを実行し、ステ
ップS40で可変ベント制御フローを実行し、ステップ
S60でシート温調制御フローを実行し、ステップS8
0でステアリングヒータ制御フローを実行する。これら
の各制御フローの詳細は後述する。なお、以上の各フラ
グは各スイッチやモードの識別子として以下の制御フロ
ーで使用される。
【0028】(4.2)オートエアコン制御フロー 図13は制御回路280のCPUで実行されるオートエ
アコン制御を示すフローチャートである。ステップS2
1では初期設定を行い、通常のオートエアコンモードに
おいては、例えば設定温度Tptcを25℃に初期設定
する。ステップS22では各センサからの各種情報を入
力する。これらの各センサのデータ情報を具体的に説明
すると、外気温度Tambは外気温センサ41から、車
室内温度Tincは室内温度センサ42から、日射量Q
sunは日射センサ43から、吸込温度Tintは吸込
温度センサ44から、エアミックスドア開度Xはエアミ
ックスドア開度センサ45から、エンジン冷却水温Tw
は水温センサ46からそれぞれ与えられる。なお、設定
温度Tptcは温度設定ダイアル27から与えられる。
【0029】次にステップS23では、外気温センサ4
1から得られる外気温度Tambに対して他の熱源から
の影響を除き、現実の外気温度に相当した値Tamに処
理する。次にステップS24では日射センサ43からの
光量としての日射量情報Qsunを以降の換算に適した
熱量としての値Q'sunに処理する。ステップS25
では温度設定ダイアル27で設定された設定温度Tpt
cを外気温度に応じて補正した値T'ptcに処理す
る。これらの制御フローは省略する。
【0030】ステップS26では T'ptc,Tin
c,Tam,Q'sunから目標吹出温度Xmを算出す
ると共に、この目標吹出温度Xmと実際の吹出温度との
偏差に応じてエアミックスドア11の制御開度を算出す
る。ステップS27ではコンプレッサ2を後述するよう
に制御する。ステップS29では各吹出口を制御する。
ステップS31では吸込口、即ち、外気導入口7aおよ
び内気導入口7bの選択切換を制御する。ステップS3
3ではブロアファン9を制御することにより、吹出口か
らの風量を制御する。以下、これらの制御フローを詳細
に説明する。
【0031】(4.3)エアミックスドア制御開度算出
フロー 図14はエアミックスドア制御開度算出フローを示す。
ステップS261で定数A、B、C、D、E、F、Gを
初期化し、ステップS262でエアミックスドア開度セ
ンサ45からの信号により現在のエアミックスドア開度
Xを入力する。次いでステップS263において、図示
の式に基づいて、目標吹出温度Xmと実際の吹出し温度
との偏差Sを求める。そしてステップS264におい
て、この偏差Sを所定値Soと比較する。S<−Soの
場合、ステップS265でエアミックスドア開度をコー
ルド側すなわちヒータユニット10を通過する空気流量
が少なくなるように閉じ側にする。S>+Soの場合、
ステップS266でエアミックスドア開度をホット側、
すなわちヒータユニット10を通過する空気流量が多く
なるようエアミックスドアを開き側にする。−So≦S
≦+Soの場合、ステップS267で現状の開度をその
まま保持する。
【0032】(4.4)コンプレッサ制御フロー 図15はコンプレッサ制御フローを示す。ステップS2
71でファン電圧が出力されていないと判定されると、
ステップS282に進んでコンプレッサをオフする。フ
ァン電圧が出力されていると判定されるとステップS2
72に進み、デフスイッチ26の状態が判定される。デ
フスイッチ26がオフならばステップS273でエコノ
ミモードIIか否かが判定される。エコノミモードIIなら
ばステップS282でコンプレッサをオフする。デフス
イッチ26がオンの場合、およびエコノミモードIIでな
い場合にはステップS274に進み、補正された外気温
度Tamによりコンプレッサのオン・オフを決定する。
具体的には、外気温度Tamがたとえば−1度以下にな
るとコンプレッサをオフし、2度以上になるとコンプレ
ッサをオンするようにしてコンプレッサを凍結から保護
する。
【0033】ステップS275でコンプレッサOFFと
判定されるとステップS282でコンプレッサをオフ
し、コンプレッサONと判定されると、ステップS27
6でエコノミモードIが設定されているかを判定し、エ
コノミモードIでないと判定されると(すなわち、この
場合、エアコンスイッチ21がオンされてオートエアコ
ンモードが設定されている)ステップS281に進んで
コンプレッサをオンし、エコノミモードIであると判定
されるとステップS277に進む。ステップS277で
は現在設定されている吸込み口の状態を判定し、内気循
環状態(RECと呼ぶ)か20%FRESH(外気導入
口が20%開口し、内気導入口が80%開口する状態)
であれば、ステップS281でコンプレッサをオンす
る。外気導入(FRESHと呼ぶ)ならばステップS2
78において、実吹出し温度Xamを次式で算出する。 Xam=(FX+G)(82−Tint)+Tint そしてステップS279に進み、実吹出し温度Xamと
補正後の外気温度Tamとの偏差に基づいてコンプレッ
サのオン・オフを決定し、ステップS280でコンプレ
ッサOFFと判定されるとステップS282でコンプレ
ッサをオフし、コンプレッサONと判定されるとステッ
プS281でコンプレッサをオンする。なお、ステップ
S279において、T1>T2であり、実吹出し温度X
amよりもTamがT2度以上高い時はコンプレッサを
オンし、実吹出し温度XamよりもTamがT1度以上
高い時はコンプレッサをオフする。
【0034】(4.5)吹出し口制御フロー 図16は吹出し口制御フローを示す。ステップS291
で定数H、I、J、Kを設定し、ステップS292で吹
出し口スイッチ23がオンされているか判定し、オンさ
れている場合には、ステップS303に進む。このステ
ップS303でベントと判定されるとステップS299
でドアアクチュエータを駆動して吹出し口をベントに設
定する。ベントでない場合にはステップS304に進
み、バイレベルか判定し、バイレベルならばステップS
300でドアアクチュエータを駆動して吹出し口をバイ
レベルに設定する。ステップS304でバイレベルでな
い場合には、ステップS305でデフフットか判定し、
デフフットならばステップS301に進んで、ドアアク
チュエータを駆動して吹出し口をデフフットに設定す
る。ステップS305でデフフットでないと判定される
と、ステップS302に進んでドアアクチュエータを駆
動して吹出し口をデフに設定する。
【0035】一方、ステップS292で吹出し口スイッ
チ23がオフと判定されると、ステップS293におい
て、目標吹出し温度Xmを次式で求める。 Xm=(FX+G)(82−Tint)+Tint+S ただし、F,Gは定数、Xはエアミックスドアの実開
度、Sは図14の説明で述べた偏差である。そして、ス
テップS294において、求められた目標吹出し温度X
mに基づいて吹出し口を決定する。すなわち、ステップ
S294に示すように定数H、I、J、Kに応じて予め
定められている吹出し口のいずれかを決定する。そし
て、ステップS295において、決定された吹出し口が
ベントか判定し、ベントならばステップS299で吹出
し口をベントに設定する。ベントでないときはステップ
S296でバイレベルか判定し、バイレベルのときは、
ステップS300で吹出し口をバイレベルに設定する。
バイレベルでないときにはステップS297に進み、外
気温度Tamに基づいて吹出し口をデフにするか、デフ
フットにするかを決定し、デフならばステップS298
からステップS302に進み吹出し口をデフに設定す
る。デフフットならばステップS298からステップ3
01に進み、吹出し口をデフフットに設定する。なお、
H<I<J<Kであり、目標吹出温度Xmが低いときは
ベント、高いときはデフまたはデフフット、中間温度の
ときはバイレベルとされる。
【0036】(4.6)吸込み口制御フロー 図17は吸込み口制御フローを示す。ステップS311
でイグニッションスイッチがオフ→オンに操作されたと
判定されると、ステップS318で吸込み口を外気導入
に設定する。ステップS311が否定されると、ステッ
プS312でデフスイッチ26がオフ→オンに操作され
たかを判定し、肯定されるとステップS318で吸込み
口を外気導入に設定する。ステップS312が否定され
るとステップS313に進み、吸込み口スイッチ24a
により内気循環が指示されているかを判定する。内気循
環が指示されていればステップS319において、外気
温度が低いことによりコンプレッサがオフしているか
(図15のステップS275がオフと判定する場合)を
判定する。オンならばステップS320で吸込み口を内
気循環に設定する。ステップS319でコンプレッサが
オフと判定されるとステップS318に進み、吸込み口
を外気導入に設定する。
【0037】ステップS313で内気循環が指示されて
いないと判定される場合には、ステップS314で外気
導入が指示されているかを判定し、肯定されるとステッ
プS318に進んで吸込み口を外気導入に設定する。ス
テップS314で外気導入が指示されていないと判定さ
れるとステップS315に進み、目標吹出し温度Xmに
基づいて設定すべき吸込み口を決定する。なお、T21
<T22<T23<T24である。そして、決定された
吸込み口状態に応じてステップS316からステップS
317、S318、S320に進み、それぞれ、20%
外気導入、外気導入、内気循環に吸込み口を設定する。
【0038】(4.7)風量制御フロー 図18は風量制御フローを示す。ステップS331でオ
フスイッチ22がオンと判定されると、ステップS34
9でブロアファンモータ9とコンプレッサ2の駆動を停
止する。オフスイッチ22がオフならば、ステップS3
32でマニュアルファンスイッチ25がオンされている
かを判定し、オンされていればTWフラグ(低水温フラ
グ)をオフしてステップS341に進み、1速が指示さ
れていると判定されるとステップS344でファン電圧
Vf’を5Vに設定してステップS348で出力する。
2速が指示されていればステップS342からステップ
S345に進み、ファン電圧Vf’を8.5Vに設定し
てステップS348で出力する。3速が指示されていれ
ばステップS343からステップS346に進み、ファ
ン電圧Vf’を10.5Vに設定してステップS348
で出力する。さらに、4速が指示されていればステップ
S347に進み、ファン電圧Vf’を12Vに設定して
ステップS348で出力する。
【0039】ステップS332でファンスイッチ25が
オフと判定されると、ステップS333でデフスイッチ
26がオンか判定し、オフならばステップS334で吹
出し口が現在ベントに設定されているかを判定する。ベ
ントに設定されていない場合にはステップS335に進
み、エンジン冷却水温Twが45度未満でかつ補正後の
外気温度Tamが15度未満かを判定し、ステップS3
35が肯定されるときは、上記TWフラグをオンしてス
テップS338に進み、さらにエンジン冷却水温Twが
30度未満かを判定する。30度未満の場合にはステッ
プS340に進み、ファンモータ9を90秒間停止させ
る。ステップS338でエンジン冷却水温Twが30度
以上と判定される場合にはステップS339に進み、フ
ァン電圧Vf’をまず5Vに設定し、時間t20が経過
するまでに徐々に12Vまで増加させる。このステップ
S338〜340はファンの低水温起動制御である。
【0040】ステップS335が否定される場合、ステ
ップS334でベントに設定されていると判定された場
合、およびステップS333でデフスイッチ26がオン
と判定された場合には、TWフラグをオフしてステップ
S336に進む。ステップS336では、定数L、M、
N、Pのそれぞれに目標吹出し温度Xm1〜Xm4を設
定してステップS337に進む。ステップS337で
は、ステップS336で設定された目標吹出し温度Xm
とファン電圧Vf’の関係のグラフに基づいて、先のス
テップS293(図16)で演算された目標吹出し温度
Xmを用いてファン電圧Vf’が決定され、そのファン
電圧Vf’がステップS348で出力される。ここで、
以上の手順によれば、低水温起動制御が行われていると
きにのみTWフラグがオンされていることになる。
【0041】(4.8)可変ベント制御フロー 図19は可変ベント制御フローを示す。ステップS40
1で車室内温度Tint、補正後の日射量Q’sun、
ファン電圧Vf’、車速Vおよび吹出し口モードを読み
込む。ステップS402で可変ベントマニュアルフラグ
がオンと判定される場合にはステップS411に進み、
可変ベントスイッチ125で可変ベントがオフされてい
るかスイングモードに設定されているかを判定する。オ
フに設定されていれば、ステップS416に進んで可変
ベント用モータ116を停止させる。スイングモードに
設定されていれば、ステップS412において現在の吹
出し口がベントまたはバイレベルに設定されているかを
判定し、肯定されるとステップS413において、ファ
ン電圧Vf’が0よりも大きいかを判定する。ファン電
圧Vf’が0よりも大きければステップS414で縦ル
ーバVRをスイングさせるべくモータ116を起動す
る。ステップS413でファン電圧Vf’が0以下であ
ると判定された時は、ステップS415に進み、車速が
80Km/hを越えていて、かつ、吸込み口ドアが外気
導入に設定されているかを判定し、肯定されるとステッ
プS414で同様にモータ116を起動する。これは、
ファンが停止状態でも、大量の空気が外気導入口から吸
込まれる運転状態では可変ベントをスイングモードに設
定するものである。車速が80Km/h以下、または吸
込み口ドアが外気導入に設定されていないと判定される
場合には、ステップS416でモータ116を停止させ
る。ステップS411で作動モードがオフの場合、ある
いはステップS412で吹出し口がベント、またはバイ
レベルと判定されない場合にもステップS416でモー
タ16を停止させる。
【0042】ステップS402で可変マニュアルフラグ
がオフと判定されると、ステップS403で現在の吹出
し口がベントまたはバイレベルかを判定し、否定される
とステップS416で可変ベント用モータ116を停止
させる。現在の吹出し口がベントまたはバイレベルであ
れば、ステップS404でファン電圧Vf’が0より大
きいかを判定し、肯定されるとステップS405で、日
射量Q’sun と車室内温度Tincに応じて予め定
められている可変ベントモードのグラフから、スポッ
ト、スイング、ワイドのいずれかの作動モードを決定す
る。そして、ステップS407で作動モードを判定し、
その判定結果に応じてステップS408、S409、S
410にそれぞれ進んで、可変ベントの縦ルーバVRを
スポット位置に固定し、あるいは縦ルーバVRをスイン
グさせ、あるいは縦ルーバVRをワイド位置で固定す
る。なお、ステップS404からステップS406に進
んだ時は、車速が80Km/hを越えていて、かつ、吸
込み口ドアが外気導入に設定されていると判定される
と、ファン電圧Vf’が0以下でもステップS405に
進んで可変ベントの作動モードを設定する。
【0043】(4.9)シート温調制御フロー シート温調制御は、オートTACSスイッチ がオンの
場合にシートファン220,シートヒータ210および
トリムヒータ230を自動運転するものである。まず車
室内温度Tincを判定し、TACSモードとしてA〜E
のいずれかのモードを設定する。そして、各モードにお
いて以下のような制御を行う。 (A)Aモード(車室内温度Tincが4度未満の場合) ・シートファンをオフする。 ・目標吹出温度Xmが所定値dを超えるとき(強力な暖
房を必要とする場合)にはシートヒータおよびトリムヒ
ータをHiにする。 ・Xmがc〜dのとき(中程度の暖房を必要とする場
合)は冷却水温を判定する。そして、 (i)冷却水温が低い場合(暖房力低)にはシートヒー
タおよびトリムヒータをHiにし、 (ii)冷却水温が高い場合(暖房力高)にはシートヒー
タおよびトリムヒータをLoにする。 ・Xmがc以下のとき(弱暖房を必要とする場合)には
冷却水温を判定する。そして、 (i)冷却水温が低い場合(暖房力低)にはシートヒー
タおよびトリムヒータをLoにし、 (ii)冷却水温が高い場合(暖房力高)にはシートヒー
タおよびトリムヒータをオフにする。 (B)Bモード(車室内温度Tincが1〜7度の場合) ・シートファンをオフする。 ・Xmがcを超える場合(中程度または強力な暖房を必
要とする場合)は冷却水温を判定し、 (i)冷却水温が低い場合(暖房力低)にはシートヒー
タおよびトリムヒータをHiにし、 (ii)冷却水温が高い場合(暖房力高)にはシートヒー
タおよびトリムヒータをLoにする。 ・Xmがc以下のとき(弱暖房を必要とする場合)には
冷却水温を判定し、 (i)冷却水温が低い場合(暖房力低)にはシートヒー
タおよびトリムヒータをLoにし、 (ii)冷却水温が高い場合(暖房力高)にはシートヒー
タおよびトリムヒータをオフにする。 (C)Cモード(車室内温度Tincが4〜30度の場
合) ・シートファンをオフする。 ・Xmの判定は行わずに冷却水温を判定し、冷却水温が
低い場合にはシートヒータおよびトリムヒータをLo、
冷却水温が高い場合にはシートヒータおよびトリムヒー
タをオフする。 以上は主に暖房時であり、以下は主に冷房時(冷房強化
のためシートファンを使う)である。 (D)Dモード(車室内温度Tincが27〜40度の場
合) ・Xmがb未満のとき(中程度あるいは強力な冷房を必
要とする場合)にはシートファンをLoにする。 ・Xmがb以上のとき(弱冷房を必要とする場合)には
シートファンをオフにする。 (E)車室内温度Tincが37度以上の場合・・・Eモ
ード ・Xmがa未満の場合(強力な冷房を必要とする場合)
はシートファンをHiにする。 ・Xmがa〜bのとき(中程度の冷房を必要とする場
合)にはシートファンをLoにする。 ・Xmがb以上のとき(弱冷房を必要とする場合)には
シートファンをオフにする。 図20および図21は上述の制御を実現するための制御
フローを示す。ステップS601で車室内温度Tinc
および目標吹出し温度Xmを読み込み、ステップS60
2において、シートヒータ210、トリムヒータ23
0、シートファン220の各マニュアルフラグがオンか
否かを判定する。マニュアルフラグがオンの場合にはス
テップS605に進み、マニュアルで指示されている作
動モードを上述した各フラグにより判定し、この作動モ
ードがオフならば、ステップS618に進んでシートヒ
ータ210、トリムヒータ230、シートファン220
を停止させる。ステップS605でオフ以外の作動モー
ドが判定されると、ステップS619に進み、マニュア
ルで指示された作動モードにしたがって(セットされて
いる各フラグにしたがって)シートヒータ210、トリ
ムヒータ230、シートファン220を駆動する。
【0044】ステップS602でマニュアルフラグがオ
フと判定される場合には、ステップS603において、
ステップS601で読み込まれた車室内温度Tincに
基づいてTACSモードをA〜Eのいずれのモードにす
べきかを決定する。そして、ステップS604におい
て、決定されたTACSモードを判定し、モードEの場
合にはステップS607に進み、目標吹出し温度Xmが
a未満と判定されると、ステップS609においてシー
トファン220を強運転する。目標吹出し温度Xmがa
以上である場合、およびステップS604でモードDと
判定された場合には、ステップS608に進み、目標吹
出し温度Xmがb未満かを判定し、b未満の場合にはス
テップS610でシートファン220を弱運転する。目
標吹出し温度Xmがb以上である場合にはステップS6
11においてシートファン220を停止させる。
【0045】ステップS604において、TACSモー
ドがA、B、Cのいずれかである場合には、ステップS
606に進んでシートファン220を停止させ、その
後、ステップS612に進む。このステップS612に
おいて、再度、TACSモードを判定し、Aモードの場
合には、ステップS613で目標吹出し温度Xmがdを
越えていると判定されると、ステップS615でシート
ヒータ210、トリムヒータ230を強運転する。ま
た、ステップS612でBモードと判定される場合に
は、ステップS614で目標吹出し温度Xmがcを越え
ていると判定されると、ステップS614Aに進む。ス
テップS614AでTWフラグがオンと判定されると、
上記ステップS615に進み、TWフラグがオフと判定
されるとステップS616でシートヒータ210、トリ
ムヒータ230を弱運転する。さらにステップS612
でCモードと判定される場合には、ステップS612A
に進み、ステップS612AでTWフラグがオンと判定
されると、上記ステップS616に進み、オフと判定さ
れるとステップS617に進んでシートヒータ210、
トリムヒータ230を停止させる。TACSモードがA
モードのとき、目標吹出し温度Xmがd以下でcより大
きい時は、上記ステップS614Aに進み、目標吹出し
温度Xmがc以下のときにはステップS612Aに進
む。なお、Xmと比較されるa〜dはa<b<c<dで
あり、cはbに対して充分に大きい。
【0046】(4.10)ステアリングヒータ制御フロ
ー ステアリングヒータ制御は、オートTACSスイッチ
がオンの場合にステアリングヒータ250を自動運転す
るものである。まず車室内温度Tincを判定し、TAC
SモードとしてA〜Cのいずれかのモードを設定する。
そして、各モードにおいて以下のような制御を行う。 (A)Aモード(車室内温度Tincが4度未満の場合) ・目標吹出温度Xmが所定値dを超えるとき(強力な暖
房を必要とする場合)にはステアリングヒータをHiに
する。 ・Xmがc〜dのとき(中程度の暖房を必要とする場
合)は冷却水温を判定する。そして、 (i)冷却水温が低い場合(暖房力低)にはステアリン
グヒータをHiにし、 (ii)冷却水温が高い場合(暖房力高)にはステアリン
グヒータヒータをLoにする。 ・Xmがc以下のとき(弱暖房を必要とする場合)には
冷却水温を判定する。そして、 (i)冷却水温が低い場合(暖房力低)にはステアリン
グヒータLoにし、 (ii)冷却水温が高い場合(暖房力高)にはステアリン
グヒータヒータをオフにする。 (B)Bモード(車室内温度Tincが1〜7度の場合) ・Xmがcを超える場合(中程度または強力な暖房を必
要とする場合)は冷却水温を判定し、 (i)冷却水温が低い場合(暖房力低)にはステアリン
グヒータをHiにし、 (ii)冷却水温が高い場合(暖房力高)にはステアリン
グヒータをLoにする。 ・Xmがc以下のとき(弱暖房を必要とする場合)には
冷却水温を判定し、 (i)冷却水温が低い場合(暖房力低)にはステアリン
グヒータをLoにし、 (ii)冷却水温が高い場合(暖房力高)にはステアリン
グヒータをオフにする。 (C)Cモード(車室内温度Tincが4〜30度の場
合) ・Xmの判定は行わずに冷却水温を判定し、冷却水温が
低い場合にはステアリングヒータをLo、冷却水温が高
い場合にはステアリングヒータをオフする。 図22は上述したステアリングヒータ制御を実現するた
めのフローを示す。ステップS801において、車室内
温度Tincと目標吹出し温度Xmを読み込み、ステッ
プS802でマニュアルフラグがオンしているかを判定
する。マニュアルフラグがオンしていると判定される場
合にはステップS810に進み、マニュアルで操作され
るステアリングヒータスイッチ261により指示されて
いる作動モードを上記各フラグにより判定する。オフの
場合にはステップS809でステアリングヒータ素子2
51、252への通電を停止する。オフ以外と判定され
た場合には、ステップS811において、マニュアルで
指示されている作動モードにしたがって(上記各フラグ
にしたがって)ステアリングヒータ素子251、252
を駆動する。
【0047】ステップS802において、マニュアルフ
ラグがオフと判定される場合には、ステップS803に
進み、車室内温度Tincに基づいてTACSモードを
決定し、ステップS804において決定されたTACS
モードを判定する。Aモードと判定される場合にはステ
ップS806に進み、目標吹出し温度Xmがdを越えて
いるかを判定し、dを越えていればステップS807で
ステアリングヒータ素子251、252を強運転する。
Bモードと判定される場合には、ステップS805にお
いて目標吹出し温度Xmがcを越えているかを判定し、
cを越えていればステップS805Aに進む。ステップ
S805AでTWフラグがオフと判定されるとステップ
S808に進み、ステアリングヒータ素子251、25
2を弱運転する。TWフラグがオンと判定されると上記
ステップS807に進んでステアリングヒータ素子25
1、252を強運転する。Cモードの場合にはステップ
S804Aに進み、TWフラグがオフと判定されるとス
テップS809に進み、ステアリングヒータ素子25
1、252への通電を停止する。TWフラグがオンと判
定されるとステップS808に進んでステアリングヒー
タ素子251、252を弱運転する。また、ステップS
806で目標吹出し温度Xmがd以下と判定されるとス
テップS805に進み、ステップS805で目標吹出し
温度Xmがc以下と判定されると、ステップS804A
に進む。
【0048】このような空調装置によれば、次のような
操作が可能となる。 (1)TACSスイッチ281を操作するだけで、主空
調装置と副空調装置とを総合的に制御できる。具体的に
は、主空調装置はたとえば特開平1−254418号公
報などに従来から知られている手順により、車室内が設
定温度Tptcになるように吹出し温度が自動制御され
るとともに、車両熱負荷や運転状態に応じて吹出し口、
吸込み口、吹出し風量が自動制御される。一方、副空調
装置は、検出された車室内温度Tincと制御回路28
0で演算される目標吹出し温度Xmを用いて制御され
る。具体的には、車室内温度Tincに基づいてTAC
Sモードを決め、さらに各TACSモードに応じて決め
られた基準温度a〜dと目標吹出し温度Xmとを比較す
ることにより、シートヒータ210、トリムヒータ23
0、ステアリングヒータ250、シートファン220の
運転状態を、強、弱、停止に自動制御する。
【0049】(2)また、TACSスイッチ281オン
時に主空調装置側で低水温起動制御が行われている場合
(TWフラグがオンのとき)には、副空調装置側のシー
トヒータ210、トリムヒータ230、ステアリングヒ
ータ250は通常制御時よりも強めに運転される。詳し
くは、通常制御時には上記各ヒ−タ210,230,2
50が共にオフされる条件でも低水温起動制御時にはこ
れらが弱運転される。さらに通常制御時には上記各ヒ−
タ210,230,250が共に弱運転される条件でも
低水温起動制御時にはこれらが強運転される。これによ
り、主空調装置による暖房性能が劣る低水温起動制御時
でも暖をとることができる。
【0050】(3)また、TACSスイッチ281がオ
フのときには、主空調装置および副空調装置をそれぞれ
単独でも自動運転できる。主空調装置の単独自動運転は
従来から知られているように、エアコンスイッチ21を
オンするか、エコノミスイッチ28でエコノミモードI
またはモードIIを設定することにより、従来と同様に実
行される。なお、エコノミモードIIが設定されるとコン
プレッサはオフされる。また、副空調装置のシートヒー
タ、トリムヒータ、シートファンの自動運転は、オート
シート温調スイッチ243をオンすることにより、TA
CSスイッチ281による自動運転と同様に行われる。
また、ステアリングヒータ250の自動運転は、ステア
リングヒータスイッチ261をオンすることにより、T
ACSスイッチ281による自動運転と同様に行われ
る。
【0051】以上の実施の形態に構成において、統合ス
イッチ281が統合操作部材503を、制御回路280
が演算手段504,主空調制御手段505,決定手段5
06,第1,第2の判定手段507,508および副空
調制御手段509をそれぞれ構成する。
【0052】なお、本発明は、以上説明した主空調装置
の制御処理や副空調装置の制御処理になんら限定される
ものではなく、種々の処理方式が採用可能である。ま
た、主空調装置のコンプレッサは可変容量型でもよい。
さらに、副空調装置を上記実施例以外の装置で構成して
もよく、副空調装置装置の構成は実施例になんら限定さ
れない。さらにまた、自動運転に使用される熱負荷情報
なども上記実施例に限定されない。また、以上の実施例
では、副空調装置を制御するために使用される制御パラ
メータを主空調装置と同一のものを用いたが、空調装置
と副空調装置との総合的な温度調整が容易に行われて車
室内温度が最適値に制御できれば、必ずしも同一のパラ
メータを使用する必要はない。
【0053】さらにまた、副空調装置を構成する各ヒ−
タがHi,Loの2段階に制御可能な例を示したが、3
段階以上であってもよい。例えばHiの上に更にエクス
トラHiを設けて3段階に切換可能とし、通常制御であ
ればHiが設定される条件時に低水温起動制御が行われ
ている場合には、エクストラHiとするようにすればよ
い。また低水温起動制御の内容も実施例に限定されず、
例えば、エンジン冷却水温が所定値未満の場合に単にブ
ロアファン風量を低減させる、あるいはブロアファンを
停止させるような制御であってもよく、この場合も本発
明を適用することにより同様の効果を得ることができ
る。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、主空調装置の制御値で
ある目標吹出温度を副空調装置の運転制御にも用いてい
るので、副空調装置の強弱を的確に制御することがで
き、最適な空調環境を得ることができる。さらに、目標
吹出温度が所定値以下であり副空調装置の弱運転指令が
出力されているときでも、エンジン冷却水温が所定値未
満の場合、つまり主空調装置の暖房能力が低い場合には
弱運転指令が解除されるので、自動的に副空調装置が強
めに運転され、乗員が寒さを感じることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】クレーム対応図
【図2】本発明に係る空調装置の一実施例の全体構成図
【図3】主空調装置の冷凍サイクルを示す図
【図4】可変ベント機構を説明するもので、(a)はベ
ント近傍を示す斜視図、(b)は縦ルーバ駆動機構の斜
視図
【図5】可変ベントの配風状態を示す図
【図6】シートヒータ、トリムヒータ、シートファンを
示し、(a)が斜視図、(b)が操作パネルの正面図
【図7】ステアリングヒータの斜視図
【図8】全体制御ブロック図
【図9】主空調装置の操作パネルの正面図
【図10】制御回路280に接続されるセンサを説明す
る図
【図11】制御回路280に接続される主空調装置のア
クチュエータを説明する図
【図12】基本フローを示す図
【図13】オートエアコン制御フローを示す図
【図14】エアミックスドア制御開度算出フローを示す
【図15】コンプレッサ制御フローを示す図
【図16】吹出し口制御フローを示す図
【図17】吸込み口制御フローを示す図
【図18】風量制御フローを示す図
【図19】可変ベント制御フローを示す図
【図20】シート温調制御フローを示す図
【図21】図20の続きのフローを示す図
【図22】ステアリングヒータ制御フローを示す図
【符号の説明】
20 主空調装置スイッチ群 40 センサ群 50 主空調装置アクチュエータ群 100 冷凍サイクル 110 可変ベント機構 125 可変ベントスイッチ 210 シートヒータ 220 シートファン 230 トリムヒータ 241 シートヒータスイッチ 242 シートファンスイッチ 243 オートシート温調スイッチ 250 ステアリングヒータ 261 ステアリングヒータスイッチ 280 制御回路 281 統合スイッチ 501 主空調装置 502 副空調装置 503 統合操作部材 504 演算手段 505 主空調制御手段 506 決定手段 507 第1の判定手段 508 第2の判定手段 509 副空調制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60H 1/22 611 B60H 1/00 101 B60H 1/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブロアファンからの空気をエンジン冷却
    水を用いて加熱し車室内に吹出す主空調装置と、 前記主空調装置とは別に車室内に配設され、車室内の少
    なくとも一部分を個別に暖房する副空調装置と、 前記主空調装置と副空調装置を総合的に運転することを
    指令する統合操作部材と、車室内温度および日射量を少なくとも含む 車両熱負荷、
    並びに乗員により設定された設定温度に基づいて、車室
    内温度を設定温度に近づけるための目標吹出温度を演算
    する演算手段と、 前記統合操作部材が操作されると、前記目標吹出温度に
    基づいて前記主空調装置を運転制御するとともに、前記
    エンジン冷却水の温度が所定値未満の場合には、通常よ
    りもブロアファン風量を低減させる主空調制御手段と、前記統合操作部材が操作されると、前記副空調装置を制
    御するために 前記目標吹出温度を判定し、該目標吹出温
    度が所定値を越える場合には通常運転指令を出力し、該
    目標吹出温度が所定値以下の場合には弱運転指令を出力
    する第1の判定手段と、 前記弱運転指令出力時に前記エンジン冷却水の温度が
    所定値以上の場合には弱運転指令を保持し、前記エン
    ジン冷却水の温度が前記所定値未満の場合には該弱運転
    指令を解除して通常運転指令を出力する第2の判定手段
    と、 前記弱運転指令出力時には通常運転指令時よりも前記副
    空調装置を弱めに運転する副空調制御手段とを具備する
    ことを特徴とする車両用空調装置。
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