JP2943436B2 - 半導体レーザモジュール - Google Patents

半導体レーザモジュール

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正幸 藤田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光通信および光情報処
理に使用される半導体レーザモジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から提案されている半導体レーザモ
ジュールは、図10に示すように、半導体レーザ1と、
この半導体レーザ1からの出射光を収束するレンズ2
と、このレンズ2によって収束された光を入射する光フ
ァイバ3と、前記したレンズ2と光ファイバ3との間に
配置されかつこの光ファイバ3につながる光線路からの
反射戻り光が半導体レーザ1へ入射するのを阻止する光
アイソレータ4とを含んで構成されている。
【0003】しかるに、光通信システムにおける送信用
光源信頼度向上のための半導体レーザ冗長化や、光ファ
イバアンプにおける高励起光パワー注入のための半導体
レーザ二重化では、半導体レーザの出射ビームが単一偏
光光であることを利用して2つの半導体レーザからの出
射光を偏光ビームスプリッタで1本のビームに合成する
方法が採用されている。すなわち、従来の半導体レーザ
モジュールを用いてビーム合成を行う場合、図11に示
すように、2つの半導体レーザモジュール5、6からの
出射光をレンズ7、8により平行光に変換して偏光ビー
ムスプリッタ9に入射させ、1本のビームに合成した
後、再びレンズ10により集光させて光ファイバ11へ
導くという構成が用いられている。この場合、2つの半
導体レーザモジュール5、6から偏光ビームスプリッタ
9に至るまでの間、光の偏光方向を保存する必要がある
ため光ファイバとしては定偏波ファイバが用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図11
に示す構成では半導体レーザモジュール5、6の半導体
レーザから光ファイバ11に至るまでの間にレンズ結合
系が2つ(レンズ7、10、レンズ8、10)含まれて
おり、光損失が大きいという問題を有している。また、
それぞれの半導体レーザモジュール5、6の中に光アイ
ソレータが1個ずつ使用されているため、この光アイソ
レータでの光損失が発生すると同時に系全体として使用
する光学部品の数が多く、複雑かつ高価になるという問
題があった。
【0005】本発明の目的は上述した問題に鑑みなされ
たもので、半導体レーザから光ファイバまでの光損失を
小さくでき、しかも使用する光学部品の数を減少できる
ようにした半導体レーザモジュールを提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
光の出射方向が互いに直交するように配置された第1お
よび第2の半導体レーザと、これら第1および第2の半
導体レーザから出射される直線偏光ビームを同一方向へ
出射する偏光ビームスプリッタと、この偏光ビームスプ
リッタのビーム出射光路内に配置された複屈折性光学素
子と、この複屈折性光学素子と前記した偏光ビームスプ
リッタとの間に配置されたファラデー回転子とを備えた
構成としたものである。
【0007】請求項2記載の発明は、複屈折性光学素子
としてルチル偏光板を用いたことを特徴とする。
【0008】
【作用】このような本発明によれば、偏光ビームスプリ
ッタ、ファラデー回転子および複屈折性光学素子が、偏
波合成機能と光アイソレータ機能の両方を兼用し、かつ
これらの光学部品を介して、2つの半導体レーザの出射
光が直接光ファイバへ結合するようになっている。した
がって、半導体レーザから光ファイバまでの光損失を小
さくできると共に、使用する光学部品の数を少なくで
き、半導体レーザの冗長化あるいは二重化の構成を単純
化できる。
【0009】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明に係わる半導体レーザモジュールの一
実施例を示す平面図である。第1および第2の半導体レ
ーザ20、21は、その出射光の偏光方向が互いに直交
するように配置されており、出射光は半導体レーザ2
0、21の前方にそれぞれ設けられたレンズ22、23
を介して偏光ビームスプリッタ24に入射するよう構成
されている。この偏光ビームスプリッタ24の光出射面
24Aと光ファイバ25との間にはファラデー回転子2
6、複屈折性光学素子であるルチル偏光板27およびレ
ンズ28が設けられている。また、ファラデー回転子2
6の周囲にはファラデー回転子26に磁界を印加するた
めのリング状のマグネット29が設けられている。
【0010】図2〜図4は半導体レーザ20、21から
光ファイバ25へ至るまでのビームの位置を半導体レー
ザ側から見た図である。半導体レーザ20から出た、図
2の紙面に対して垂直な偏光成分のみを持つビーム30
は偏光ビームスプリッタ24で光路が90度変わり、図
3に示すごとくファラデー回転子26で偏光方向が時計
方向に45度回転した後、図4に示すごとく常光として
ルチル偏光板27を直進する。一方、半導体レーザ21
から出た、図2の紙面に対し平行な偏光方向を持つビー
ム31は、図3に示すごとく偏光ビームスプリッタ24
を直進してファラデー回転子26で偏光方向が時計方向
に45度回転した後、異常光としてルチル偏光板27内
部で屈折し、光路が変わる。このとき、半導体レーザ2
1のビーム位置を予めルチル偏光板27の出射面におい
て半導体レーザ20からの出射光と重なるようにずらし
ておけば、図4に示すごとく半導体レーザ20、21の
出射光は両方とも光ファイバ25に結合することにな
る。
【0011】また、光ファイバ25から戻ってきたビー
ムは、図5、図6に示すようにルチル偏光板27により
直交2偏光ビーム32、33に分解され、図7で示すよ
うにファラデー回転子26でビーム32、33の偏光方
向が時計方向に45度回転し、偏光ビームスプリッタ2
4を介してそれぞれ半導体レーザ20、21へ出射され
る。ところが半導体レーザ20、21へ出射されるビー
ム32、33の光軸は図8、図9に示すように、半導体
レーザ20、21の光軸34、35からずれているた
め、半導体レーザ20、21には入射しない。すなわ
ち、偏光ビームスプリッタ24、ファラデー回転子26
およびルチル偏光板27により、2つの半導体レーザ2
0、21の出射光が合成されると同時に、これらが光フ
ァイバ25からの反射戻り光を阻止する光アイソレータ
としても機能する。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係わる半導
体レーザモジュールによれば、光の出射方向が互いに直
交するように配置された第1および第2の半導体レーザ
から出射される直線偏光ビームを同一方向へ出射する偏
光ビームスプリッタと、この偏光ビームスプリッタのビ
ーム出射光路内に配置された複屈折性光学素子と、この
複屈折性光学素子と前記した偏光ビームスプリッタとの
間に配置されたファラデー回転子とを備え、この偏光ビ
ームスプリッタ、ファラデー回転子および複屈折性光学
素子が、偏波合成機能と光アイソレータ機能の両方を兼
用し、かつこれらの光学部品を介して2つの半導体レー
ザの出射光が直接光ファイバへ結合するようになってい
る。したがって、本発明によれば半導体レーザから光フ
ァイバまでの光損失を従来に比べて大幅に低減すること
が可能となり、また使用する光学部品の数も従来に比べ
て少なくてすむので、半導体レーザの冗長化あるいは二
重化の構成が単純となり、コストの低減を図ることがで
きるという種々の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる半導体レーザモジュールの一実
施例を示す平面図である。
【図2】偏光ビームスプリッタ出射面でのビームの位置
を半導体レーザ側から見た図である。
【図3】ファラデー回転子出射面でのビームの位置を半
導体レーザ側から見た図である。
【図4】ルチル偏光板出射面でのビームの位置を半導体
レーザ側から見た図である。
【図5】光ファイバから半導体レーザ素子に至る光の偏
光状態を示すもので、ルチル偏光板出射面でのビームの
位置を示す図である。
【図6】同ファラデー回転子出射面でのビームの位置を
示す図である。
【図7】同偏光ビームスプリッタ出射面でのビームの位
置を示す図である。
【図8】偏光ビームスプリッタの半導体レーザ入射面で
のビームの位置を示す図である。
【図9】偏光ビームスプリッタの半導体レーザ入射面で
のビームの位置を示す図である。
【図10】従来の半導体レーザモジュールの一例を示す
平面図である。
【図11】従来の半導体レーザモジュールを用いた場合
の半導体レーザモジュール冗長構成説明図である。
【符号の説明】
20 第1の半導体レーザ 21 第2の半導体レーザ 22、23 レンズ 24 偏光ビームスプリッタ 25 光ファイバ 26 ファラデー回転子 27 ルチル偏光板 28 レンズ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光の出射方向が互いに直交するように配
    置された第1および第2の半導体レーザと、これら第1
    および第2の半導体レーザから出射される直線偏光ビー
    ムを同一方向へ出射する偏光ビームスプリッタと、この
    偏光ビームスプリッタのビーム出射光路内に配置された
    複屈折性光学素子と、この複屈折性光学素子と前記偏光
    ビームスプリッタとの間に配置されたファラデー回転子
    とを備えたことを特徴とする半導体レーザモジュール。
  2. 【請求項2】 前記した複屈折性光学素子としてルチル
    偏光板を用いたことを特徴とする請求項1記載の半導体
    レーザモジュール。
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