JP2943344B2 - スピーカ - Google Patents
スピーカInfo
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- JP2943344B2 JP2943344B2 JP1618991A JP1618991A JP2943344B2 JP 2943344 B2 JP2943344 B2 JP 2943344B2 JP 1618991 A JP1618991 A JP 1618991A JP 1618991 A JP1618991 A JP 1618991A JP 2943344 B2 JP2943344 B2 JP 2943344B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voice coil
- electrodes
- electrode
- coil spring
- center pole
- Prior art date
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は全ての動電形スピーカに
関する。
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスピーカの構造断面図を(図3)
に示す。同図中の1は振動板、2はダストキャプ、3は
ボビン、4はボイスコイル、5はフレーム、6は金糸
線、7は接続端子である。
に示す。同図中の1は振動板、2はダストキャプ、3は
ボビン、4はボイスコイル、5はフレーム、6は金糸
線、7は接続端子である。
【0003】従来のスピーカではボイスコイル4の巻線
の両端をボビン3に沿って引出し、(図3)に示すよう
に振動板1のダストキャプ2付近で金糸線6と接続し、
フレーム5に設けた接続端子7によって外部へと引き出
している。或はここでは図示していないが、ボビン4で
金糸線6と接続し外部へと引き出す方法を取っている。
の両端をボビン3に沿って引出し、(図3)に示すよう
に振動板1のダストキャプ2付近で金糸線6と接続し、
フレーム5に設けた接続端子7によって外部へと引き出
している。或はここでは図示していないが、ボビン4で
金糸線6と接続し外部へと引き出す方法を取っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の技術で
は、ボイスコイル4の巻線の両端が振動板1で金糸線6
と接続されているため、この接続部の影響により振動板
1の振動が非対称になり、振動板面に分割共振が生じて
音響特性に歪を与える原因となっている。また、金糸線
6がボビン3に接続されている場合、金糸線6の剛性に
よって振動板1とこれに接続されたボイスコイル4やボ
ビン3で構成される振動系全体がローリングを生じ易
く、やはり音響特性に歪を与える原因となっていた。
は、ボイスコイル4の巻線の両端が振動板1で金糸線6
と接続されているため、この接続部の影響により振動板
1の振動が非対称になり、振動板面に分割共振が生じて
音響特性に歪を与える原因となっている。また、金糸線
6がボビン3に接続されている場合、金糸線6の剛性に
よって振動板1とこれに接続されたボイスコイル4やボ
ビン3で構成される振動系全体がローリングを生じ易
く、やはり音響特性に歪を与える原因となっていた。
【0005】本発明ではバネ状電極を用いることによ
り、金糸線6を用いないスピーカーを提供し、金糸線6
の接続による振動板1の振動の非対称性及び振動系に発
生するローリング現象を除くことにより、音響特性の向
上改善を目的とするものである。
り、金糸線6を用いないスピーカーを提供し、金糸線6
の接続による振動板1の振動の非対称性及び振動系に発
生するローリング現象を除くことにより、音響特性の向
上改善を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のスピーカは上記
目的を達成するために、導電性材料でコイルバネ状に形
成された2つの電極を磁気回路センターポール上にボイ
スコイルの振動方向に直列に配置し、上記2つの電極の
一端に上記ボイスコイルの巻線をそれぞれ接続し、上記
2つの電極の他端に電気入力信号を加える構造を有す
る。
目的を達成するために、導電性材料でコイルバネ状に形
成された2つの電極を磁気回路センターポール上にボイ
スコイルの振動方向に直列に配置し、上記2つの電極の
一端に上記ボイスコイルの巻線をそれぞれ接続し、上記
2つの電極の他端に電気入力信号を加える構造を有す
る。
【0007】
【作用】本発明は上記した構成により、バネ状電極を用
いてシャフトの電極とボイスコイルの巻線との電気的導
通を図るため、ボイスコイルの巻線の両端を振動板やボ
ビンで金糸線と接続させる必要がなく、金糸線そのもの
をなくすことができる。
いてシャフトの電極とボイスコイルの巻線との電気的導
通を図るため、ボイスコイルの巻線の両端を振動板やボ
ビンで金糸線と接続させる必要がなく、金糸線そのもの
をなくすことができる。
【0008】
【実施例】本発明の一実施例の構造断面図と電極部の詳
細図をそれぞれ(図1)と(図2)に示す。
細図をそれぞれ(図1)と(図2)に示す。
【0009】図中の8は振動板、9はセンターポール、
10はボイスコイル、11はボビン、12はボビン11
と一体に動く絶縁体、13,14はボイスコイル10の
巻線のそれぞれの両端と接続される電極板、15,16
はバネ状電極、17,18は電源側と接続される電極
板、19,20は上記電極を支持する絶縁体、21は電
極部及び絶縁部を支持するためにセンターポール9に取
り付ける絶縁体材料で形成したシャフト、22,23は
電極板17,18と接触させるためにシャフト21に取
り付ける電極棒である。
10はボイスコイル、11はボビン、12はボビン11
と一体に動く絶縁体、13,14はボイスコイル10の
巻線のそれぞれの両端と接続される電極板、15,16
はバネ状電極、17,18は電源側と接続される電極
板、19,20は上記電極を支持する絶縁体、21は電
極部及び絶縁部を支持するためにセンターポール9に取
り付ける絶縁体材料で形成したシャフト、22,23は
電極板17,18と接触させるためにシャフト21に取
り付ける電極棒である。
【0010】上記のように構成された本実施例のスピー
カの動作を説明する。絶縁体19,20はそれぞれセン
ターポール9の上面及びシャフト21の上面に固定され
ているため、電極板17,18は静止したまま、絶縁体
12と電極板13,14がボビン11と一体となって動
き、バネ状電極15,16がボイスコイル10の動きに
伴い伸縮運動を行なう。従って、電極棒22,23より
加えられた電気入力信号はボビン11の動きに追従し
て、電極板17,18からバネ状電極15,16へ、更
に電極板13,14を通ってボイスコイル10に伝達さ
れるものである。
カの動作を説明する。絶縁体19,20はそれぞれセン
ターポール9の上面及びシャフト21の上面に固定され
ているため、電極板17,18は静止したまま、絶縁体
12と電極板13,14がボビン11と一体となって動
き、バネ状電極15,16がボイスコイル10の動きに
伴い伸縮運動を行なう。従って、電極棒22,23より
加えられた電気入力信号はボビン11の動きに追従し
て、電極板17,18からバネ状電極15,16へ、更
に電極板13,14を通ってボイスコイル10に伝達さ
れるものである。
【0011】このように本実施例のスピーカによれば、
ボイスコイル10の巻線の両端を振動板8やボビン11
で金糸線と接続する必要がなくなり、従って、金糸線を
必要としないスピーカを提供することができる。
ボイスコイル10の巻線の両端を振動板8やボビン11
で金糸線と接続する必要がなくなり、従って、金糸線を
必要としないスピーカを提供することができる。
【0012】
【発明の効果】以上のように、本発明は金糸線を必要と
しないスピーカを提供するものであり、これまで懸案と
なっていた、振動板でのボイスコイルの巻線と金糸線の
接続の為に起こる振動板の振動の非対称による振動板面
の分割共振や、金糸線の剛性によって生じていた振動系
全体のローリング現象を除くことが出来るので、従来の
スピーカでは得られなかった低歪の音響特性を有するス
ピーカを実現することができる。
しないスピーカを提供するものであり、これまで懸案と
なっていた、振動板でのボイスコイルの巻線と金糸線の
接続の為に起こる振動板の振動の非対称による振動板面
の分割共振や、金糸線の剛性によって生じていた振動系
全体のローリング現象を除くことが出来るので、従来の
スピーカでは得られなかった低歪の音響特性を有するス
ピーカを実現することができる。
【図1】本発明の一実施例におけるスピーカの構造完成
断面図である。
断面図である。
【図2】本発明の一実施例におけるスピーカの電極部の
詳細図である。
詳細図である。
【図3】従来のスピーカの構造断面図である。
8 振動板 9 センターポール 10 ボイスコイル 11 ボビン 12 絶縁体 13,14 電極板 15,16 バネ状電極 17,18 電極板 19,20 絶縁体 21 シャフト 22,23 電極棒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04R 9/02 102 H04R 9/04 103 H04R 9/04 105
Claims (3)
- 【請求項1】 導電性材料でコイルバネ状に形成された
2つの電極を磁気回路センターポール上にボイスコイル
の振動方向に直列に配置し、上記2つの電極の一端に上
記ボイスコイルの巻線をそれぞれ接続し、上記2つの電
極の他端に電気入力信号を加える構造を有することを特
徴とするスピーカ。 - 【請求項2】 ボイスコイルが設けられたボビンと一体
に動く絶縁体をコイルバネ状に形成された2つの電極で
挟み込む構造とし、それぞれのコイルバネ状電極は上記
ボイスコイルの巻線の両端を接続した電極板と、電源側
へ接続した電極板とで挟み込み、上記コイルバネ状電極
及び上記絶縁体を磁気回路センターポールに設けたシャ
フトで支持することを特徴とする請求項1記載のスピー
カ。 - 【請求項3】 磁気回路センターポールに設けたシャフ
トが、棒状の電極を備えた構造を有することを特徴とす
る請求項2記載のスピーカ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1618991A JP2943344B2 (ja) | 1991-02-07 | 1991-02-07 | スピーカ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1618991A JP2943344B2 (ja) | 1991-02-07 | 1991-02-07 | スピーカ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04255197A JPH04255197A (ja) | 1992-09-10 |
JP2943344B2 true JP2943344B2 (ja) | 1999-08-30 |
Family
ID=11909573
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1618991A Expired - Fee Related JP2943344B2 (ja) | 1991-02-07 | 1991-02-07 | スピーカ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2943344B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0750890A (ja) * | 1993-08-05 | 1995-02-21 | Mitsubishi Electric Corp | スピーカー装置 |
DE4419312A1 (de) * | 1994-06-01 | 1995-12-07 | Nokia Deutschland Gmbh | Lautsprecher |
WO2024134496A1 (en) * | 2022-12-20 | 2024-06-27 | Powersoft S.P.A. | Loudspeaker and method for spreading a sound. |
-
1991
- 1991-02-07 JP JP1618991A patent/JP2943344B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04255197A (ja) | 1992-09-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |