JP2942044B2 - 留守番電話装置 - Google Patents

留守番電話装置

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JP2942044B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遠隔操作可能な留守番
電話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、遠隔操作可能な留守番電話装置で
は、留守応答する留守モードにセットされていない場
合、CI(呼び出し信号)着信開始後、著しく長い時
間、例えばCIが20回着信する時間が経過した後、ま
だCI着信が続いていたら、電話回線を閉結する。そし
て、暗唱番号入力待ちになり、その時に発呼側が暗唱番
号をダイヤルトーンなどにより送出すると、遠隔操作モ
ードに入るようになっていた。
【0003】これによって、ユーザが留守モードにセッ
トし忘れて外出してしまった場合、暗唱番号を知る者だ
けが、遠隔操作により、応答メッセージを登録したり、
留守モードにセットしたりすることができるようになっ
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、遠隔操作を使用しないユーザが留守モードに
セットしなかった場合、ユーザが相手に課金させる意志
がないにも関わらず、相手に課金させてしまうという問
題点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、暗唱番
号が登録されていない時には、CIが鳴動しても回線を
閉結しないようにする事により、遠隔操作を使用する意
志がないユーザへ電話をかけてきた相手に、課金させる
事がないようにし、不要な回線捕捉をしないようにした
ものである。
【0006】
【実施例】図1は本発明の装置の構成を表す図面であ
り、01は電話回線、02は回線を閉結又は開放した
り、CI(呼び出し)信号を検出したりするための回線
制御部、03は中央制御部、04は回線から入来したダ
イヤル信号を解析する信号解析部、05は暗唱番号を入
力するための操作部、06は暗唱番号を記憶するための
メモリ、07は発呼者に返事をするための信号発生部で
ある。
【0007】操作部05により暗唱番号が入力される
と、中央制御部03は、その値をメモリ06に記憶させ
る。留守番電話としての基本的な動作は省略する。
【0008】図2は本発明の実施例を表すフローチャー
トであり、留守モードに設定されていない場合の処理を
表す。なお、S02からS13はフローチャートの各ス
テップを表す。なお、S02はS13はフローチャート
の各ステップを表す。回線制御部02がCI着信を検出
する(S02)と、中央制御部03は、中央制御部03
内のタイマーを、リセット(S03)及びスタート(S
04)する。その後、CI着信が終われば(S05)、
待機状態に戻る(S14)。CI着信が終わる前にタイ
マーの示す時間が、留守モードに設定されていた場合よ
り充分に良い時間、例えば1分を越えたら(S06)、
暗唱番号が登録されているかメモリ06を見に行く(S
07)。暗唱番号が登録されていなければ待機状態に戻
る(S014)。
【0009】暗唱番号が登録されていれば、中央制御部
03は回線制御部02に指示して回線を閉結し(S0
8)、暗唱番号受信待ちを知らせる信号(ピッピッピッ
ピー)を信号発生部07から送出し、暗唱番号の受信を
待つ(S09)。回線から信号を受信したら、信号解析
部07で信号を番号に変換し、その番号とメモリ06に
記憶した暗唱番号とを照会する(S10)。一致してい
れば、中央制御部03は遠隔操作モードに入った事を知
らせる信号(ピッピッピッピー)を回線に送出し、遠隔
操作モードにはいる(S12)。一致していなければ、
暗唱番号間違いを知らせる信号(ピピッピピッピピッ)
を信号発生部07から送出し、暗唱番号の受信を待つ
(S09)。間違った暗唱番号を3回受信すると(S1
1)、回線を解放し(S13)、待機状態に戻る(S1
4)。
【0010】なお、S07の暗唱番号が登録されている
かどうかの判断は、S02のCI着信の有無の判断の前
に行い、暗唱番号が登録されていなければ、そのまま待
機状態に戻っても(S14)良い。
【0011】また、CI着信している時間の計測(S0
6)は、タイマーによる計測でなく、CIのオン時間の
カウントによって行っても良い。
【0012】また、暗唱番号の登録は、操作部05及び
遠隔操作により設定及び変更が可能としてもよい。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、暗唱番号が登録されて
いない時には、着呼しても回線を閉結しないようにする
事により、遠隔操作を使用する意志がないユーザへ電話
をかけてきた相手に課金させる事がないようにし、不要
な回線捕捉をしないようにする効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を表す構成図である。
【図2】留守モードでないときの待機処理を表すフロー
チャートである。
【符号の説明】
03 中央制御部 04 信号解析部 05 操作部 06 メモリ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 暗唱番号を記憶するためのメモリ手段
    と、 回線を閉結するための接続手段と、 回線から入来したダイヤル信号を解析する解析手段と、
    留守モードにセットされていない場合、着呼時に、暗唱
    番号が登録されていれば、応答して遠隔操作の暗唱番号
    入力待ちになり、暗唱番号が登録されていなければ、応
    答しないようにする制御手段を有する事を特徴とする留
    守番電話装置。
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