JP2941193B2 - ロッド着脱装置 - Google Patents
ロッド着脱装置Info
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Description
を供給したり、取外し回収するためのロッド着脱装置、
詳細にはこのロッド着脱装置のロッドホルダ部構造に関
する。
は、所定長の単管ロッドや二重管ロッドを順次継ぎ足し
ながら所定の深さまで削孔している。従来は、ロッドの
供給/回収の一連の作業はすべて人力により行われてい
たが、作業の効率化、安全化を図るために、近年、前記
ロッドの供給や取外し回収を機械化したロッド着脱装置
が開発され実用に供されている。
のが提案されているが、たとえば特開平5−26358
1号公報においては、二重管ロッドを遠隔操作により自
動的に供給したり、回収したりすることができるように
するため、穿孔機本体の適所に固設され側方に延出する
ブラケットと、外ブラケットに回動自在に枢着されシリ
ンダで起倒自在のレイズフレームと、該レイズフレーム
に穿孔機と平行に設けられロータリアクチュエータで回
動されるシャフトと、該シャフトに軸線方向に沿って順
次連結されたロッドホルダ、アウタロッドクランプおよ
びインナロッドクランプと、前記ロッドホルダ、アウタ
ロッドクランプおよびインナロッドクランプのクランプ
軸線の延長線に位置して設けられ、シリンダで進退する
インナロッド当接部材とを備えたものが提案されてい
る。また、他のロッド着脱装置としては、たとえば特開
平4−34193号公報、特開昭63−93988号公
報などを挙げることができる。
は、基本的には、ロッドを把持するクランプ機構と、こ
のクランプ機構を支持固定する支持部材と、クランプ機
構をロッド着脱位置に位置決めするポジショニング機構
とから構成されている。
り提案されているロッド着脱装置の場合には、ドリフタ
側の回転シャフトネジ部と継足しロッドのネジ部を螺合
接続する際、継足しロッドや回転シャフトのネジ山を潰
したり、クランプ装置やクランプ支持部材を破損したり
する場合が多くあった。具体的に説明すると、クランプ
機構により把持され接続位置に固定的に位置決めされて
いる継足しロッドにドリフタを前進させて螺合接続する
際、ドリフタの操作性上、ドリフタの前進長をネジの螺
合長に完全に一致させることは非常に困難であり、ドリ
フタの前進移動量が回転シャフト側ネジ部と継足しロッ
ド側ネジ部との螺合長より長くなる場合が多々ある。こ
の場合には、ネジ部やクランプ装置などにドリフタの推
進力が直接作用し、継足しロッドや回転シャフトのネジ
山を潰したり、クランプ装置やクランプ支持部材を破損
したりすることがあった。また、ロッド回収に際し、回
収ロッド側ネジ部をドリフタの回転シャフトネジ部から
切り離すときにも、接続の場合と同様の問題が発生して
いた。
記問題を発生させないように、ドリフタの前進長または
後退長をできるだけネジ部の螺合長または切離し長に完
全に一致させるように、慎重なドリフタ操作を行うこと
になる。そのため、回転シャフトとロッドとの接続また
は切離しに多くの時間がかかり、作業効率低下の原因と
もなっていた。
ドリフタの回転シャフトとを接続/切離しする際に、ド
リフタ推進力が作用してもこれを吸収緩和できるように
し、ロッドや回転シャフトのネジ山を潰したり、クラン
プ装置やクランプ支持部材を破損したりすることのない
ロッド着脱装置を提供することにある。
に、本発明は、穿孔機に対してロッドを供給しまたは穿
孔機からロッドを回収するためのロッド着脱装置におい
て、前記ロッド着脱装置は、少なくともロッドを固定的
に把持するためのクランプ装置と、このクランプ装置を
支持するためのクランプ支持部材とを備え、前記クラン
プ装置が、緩衝手段を介することにより、ロッドの長手
軸方向に移動可能な状態で弾性的に支持されていること
を特徴とするものである。
材またはダンパー構造を用いることができる。
には、前記ロッド着脱装置は、外管を固定的に把持する
外管クランプ装置と内管を固定的に把持する内管クラン
プ装置とを備え、これらが共に緩衝手段を介することに
より、ロッドの長手軸方向に移動可能な状態で弾性的に
支持される。
把持するクランプ装置の他、ロッド外面に当接する接触
ローラによりロッド長手軸方向への移動を許容した状態
で把持する自在クランプ装置を備えることもできる。
ニング機構として、前記ロッド着脱装置は、前記クラン
プ支持部材をその長手軸方向に沿う軸回りに回動させク
ランプ装置の向きを変えるためのクランプ回動手段と、
前記クランプ支持部材を起立/傾倒動作させるための起
倒手段とを備えることもできる。
ランプ支持部材に対し、バネ部材等の緩衝手段を介する
ことにより、ロッドの長手軸方向に移動可能な状態で弾
性的に支持されている。そのため、ドリフタとロッドと
を接続/切離しする際、ドリフタの前進長または後退長
がネジ部の螺合長または切離し長より長過ぎてロッドが
ドリフタによる推進力を受けた場合でも、ロッドをクラ
ンプするクランプ装置が前記バネ等の緩衝手段の収縮作
用により移動して、ロッドがドリフタの超過移動量分だ
け移動するため、ネジ山を潰したり、クランプ装置やク
ランプ支持部材を破損させることがなくなる。また、ド
リフタの前進長や後退長が、ネジ部の螺合長や切離し長
よりも長過ぎても、接続、切離し作業の安全が確保され
るとともに、ドリフタ操作が容易となるため、ロッド着
脱作業を迅速に行うことができるようになる。
対して固定的に支持される構造であっても、前記クラン
プ支持部材自体を内設された緩衝手段により弾性的にあ
る程度伸縮できる構造とすることにより、前記クランプ
装置を間接的にロッドの長手軸方向に移動可能な状態と
することもできる。
図1は穿孔機にロッド着脱装置を取り付けた状態の正面
図、図2はその側面図である。穿孔機は、自由に移動で
きるようにクローラ走行部を有するベースマシンMに対
して穿孔装置Sが取り付けられている。穿孔装置Sは、
マスト状のガイドセル50と、このガイドセル50に搭
載され長手方向に移動自在とされるドリフタ51と、こ
のドリフタ51に対して減速機52を介するとともに、
スイベル53を外嵌した状態で外管を螺合連結するため
の外カップリング54およびその先端側に内管を螺合連
結するためのエクステンションロッド55が設けられて
いる。また、ガイドセル50の先端部分には、先端側よ
りクランプ機構付のセントライザ60が設けられ、次い
でネジ切り装置61が設けられている。前記セントライ
ザ60は、削孔時にはロッド軸を穿孔中心線に一致させ
る芯合わせ装置として機能するとともに、ロッドの継足
しや回収時にはクランプ装置として機能する。前記ネジ
切り装置61は、図10(A)(B)に示されるように、ロッ
ドRをクランプするチャックピース61A、61Aとチ
ャック装置全体を回転させることによりロッドRを回転
させるシリンダー61Bとからなり、主にロッドの取外
し回収時に用いられる。
の連結部材部分に設けられたシリンダー56、57によ
り傾斜角度、すなわち穿孔角度が任意に調整できるよう
になっている。なお、ガイドセル50に沿って設けられ
たシリンダー58、59はガイドセル50を穿孔方向、
すなわちガイドセル50を長手方向軸に沿って移動させ
るためのものである。
本発明に係るロッド着脱装置1(以下、単に着脱装置と
いう。)が設けられている。
基づいて詳述すると、図3は着脱装置1を倒した状態の
正面図であり、図4はその平面図、図5はロッドクラン
プ部の要部拡大図、図6は図5のVI−VI線矢視図であ
る。着脱装置1は、主に二重管ロッドRの内管Riを固
定的にクランプする内管クランプ装置2と、外管Ro を
固定的にクランプする外管クランプ装置3と、二重管ロ
ッドRをその長手方向軸に沿う方向の移動を許容する状
態で挟持する自在クランプ装置4と、これら内管クラン
プ装置2、外管クランプ装置3および自在クランプ装置
4を支持するとともに、本発明にいうクランプ回動手段
たる軸回動用油圧アクチュエータ6により、長手方向軸
を中心として回動自在とされるシャフト状のクランプ支
持部材5とから構成されている。また、前記着脱装置1
はガイドセル50の側面に対して固設された取付けブラ
ケット9に対し、先ず着脱装置1を起立/傾倒動作させ
るための起倒用油圧アクチュエータ8が取り付けられ、
次いでこの起倒用油圧アクチュエータ8の回転軸に固設
された連結支持部材7を支持材として取り付けられてい
る。
るように、クランプ支持部材5に取付けられたクランプ
ブラケット10に対して、軸12Aを支軸として回動自
在に設けられたクランプ腕11Aと、軸12Bを支軸と
して回動自在に設けられたクランプ腕11Bとが左右対
称に設けられている。クランプ腕11A、11Bの先端
側にはそれぞれチャック片14A、14Bが設けられ、
このチャック片14A、14Bの先端面がロッド外周面
に当接してロッドをクランプする。
プ腕11A、11Bの後端部には、筒体内に内設された
スプリングにより一方側に付勢されるピストンを備えた
スプリングシリンダーによりなるクランプ腕開拡手段1
5A,15Bにより前記クランプ腕11A、11Bの先
端側は常時、開拡側に付勢されている。他方、内管クラ
ンプ装置2の中心部には、クランプシリンダ16が配設
されており、紙面上下方向に移動する作動部材17の両
側には前記クランプ腕11A、11Bの後方側に設けら
れたローラフォロア13A,13Bに対して係合するガ
イド片18A,18Bが設けられており、作動部材17
がクランプシリンダ16により上方向に移動されると、
前記ガイド片18A、18Bに前記ローラフォロア13
A、13Bが乗り上げ、クランプ腕11A,11Bの先
端側を閉縮させ、ロッドRをクランプするようになって
いる。なお、前記外管クランプ装置3についても前記内
管クランプ装置2とまったく同様の構成となっている。
支持部材5に対して、図9に示されるように、ボルト1
9、19…により固設されたクランプブラケット20に
対して、軸22Aを支軸として回動自在に設けられたク
ランプ腕21Aと、軸22Bを支軸として回動自在に設
けられたクランプ腕21Bとが左右対称に設けられてい
る。クランプ腕21A、21Bの先端側にはそれぞれロ
ッドRの外面に接触するローラフォロア23A,23B
が設けられている。このローラフォロア23A、23B
は、ロッド円周方向に沿う接線軸を中心として回動自在
となっており、ロッドRを保持した状態でロッドRが長
手軸方向に移動するのを許容するようになっている。な
お、後述する作動部材25先端に対しても同様のローラ
フォロア28A、28Bが設けられている。
とほぼ同様であり、前記クランプ腕21A、21Bの後
端部には、筒体内に内設されたスプリングにより一方側
に付勢されるピストンを備えたスプリングシリンダーよ
りなるクランプ腕開拡手段29A(他方は図示せず)に
より前記クランプ腕21A、21Bの先端側は常時、開
拡側に付勢されている。他方、自在クランプ装置4の中
心部には、クランプシリンダ24が配設されており、紙
面上下方向に移動する作動部材25の両側には前記クラ
ンプ腕21A、21Bの後方側に設けられたローラフォ
ロア28A,28Bに対して係合する三角形状のガイド
片26A,26Bが設けられており、作動部材25がク
ランプシリンダ24により上方向に移動されると、前記
ガイド片26A、26Bに前記ローラフォロア28A、
28Bが乗り上げ、クランプ腕21A,21Bの後端側
を外方側に移動させる結果、クランプ腕21A,21B
の先端側を閉縮させ、ロッドRをクランプするようにな
っている。
2および外管クランプ装置3がクランプ支持部材5に対
して弾性的に支持され、クランプ支持部材5の長手軸方
向に移動できる可動構造となっている。図4および図5
に基づいて詳述すると、クランプ支持部材5の固定シャ
フト30の先端側は中空となっており、この固定シャフ
ト30に対して可動支持筒体31が外嵌されている。可
動支持筒体31は、先端側より内管クランプ装置2を支
持する内管用支持筒体31Aと、固定シャフト30の中
空内に内設された中立可動体32に対して貫通孔30a
を通して係合するスライディングブロック33、34を
備えた中間筒体31Bと、外管クランプ装置3を支持す
る外管用支持筒体31Cとより構成される。前記中立可
動体32は、その両側に小径のスプリング係合部32
a、32bを有し、両側に設けられたスプリング35、
36により力の釣り合いの取れた位置で中立的に保持さ
れ、中間のスライディングブロック係合部32cに係合
するスライディングブロック33、34を介して前記可
動支持筒体31全体を弾性的に中立の状態で支持するよ
うになっている。なお、水平または上向きの削孔を行わ
ないのであれば、前記スプリング35のみを設けること
もできる。
用支持筒体31Aに支持された内管クランプ装置2およ
び外管用支持筒体31Cに支持された外管クランプ装置
3はクランプ支持部材5に対して弾性的に支持され、ク
ランプ支持部材5の長手方向に自己復元的に移動できる
可動構造となっているため、ドリフタ51側とロッドR
とを接続/切離しする際、ドリフタ51の前進長または
後退長がネジ部の螺合長または切離し長より長過ぎてロ
ッドRがドリフタ51による推進力を受けた場合でも、
ロッドRをクランプする内管クランプ装置2および外管
クランプ装置3が前記スプリング35、36による弾発
的収縮作用により移動して、ロッドRがドリフタ51の
超過移動量分だけ移動するため、ネジ山を潰したり、内
・外管クランプ装置2,3やクランプ支持部材5を破損
させることがなくなる。なお、前記自在クランプ装置4
については、ロッドRがその長手方向に移動できる構造
であるため、クランプ自体が可動構造である必要はな
い。
と外管クランプ装置2とを共通的に支持する支持部材を
弾性的に中立支持するようにしたが、各クランプ装置
2、3を個々に弾性的に中立支持することでもよい。ま
た、弾性的支持手段として、スプリング35、36を用
いたが、エアまたはオイル等を封入することによるダン
パー構造、さらには弾性率の高い発泡樹脂などにより中
立可動体32を弾性的に中立支持することもできる。要
は、クランプ装置2、3が衝撃を受けた時に、その衝撃
を吸収緩和するように移動できる構造であればよい。
て穿孔機のガイドセル50上にロッドRを供給するため
には、先ず図11に示されるように、着脱装置1全体を
横倒し状態とした状態で、軸回動用油圧アクチュエータ
6を作動させることにより、内管クランプ装置2、外管
クランプ装置3および自在クランプ装置4の掴み口を下
向き状態若しくは横向き状態(図示の例では下向き)と
し、各クランプ装置2〜4に対して二重管ロッドRを保
持させたならば、軸回動用油圧アクチュエータ6を作動
させることにより、クランプ支持部材5を長手軸回りに
回動させて、各クランプ装置2〜4を上向き状態(図1
2に示す状態)とさせる。
アクチュエータ8を作動させることにより、図13に示
されるように、着脱装置1を起立させ、図14に示され
るように、二重管ロッドRの軸線を削孔線Lに合わせて
ロッド供給作業を完了する。
は、図7に示されるように、クランプブラケット10
(20)に対して、ガイドセル50の突出フランジ片5
0aに係合する受けストッパー37を設けておき、起倒
用油圧アクチュエータ8による着脱装置1の起立動作の
際、前記受けストッパー37がガイドセル側の突出フラ
ンジ片50aにきっちりと係合するのを確認することに
より、容易に位置決めすることができる。
継ぎ足す手順について、順を追いながら説明する。な
お、説明の便宜のため供給ロッドに関しては第1ロッド
R1 、第1内管R1i、第1外管R1oの符号を付し、貫入
済ロッドに関しては第2ロッドR2 、第2内管R2i、第
2外管R2oの符号を付して説明する。
1 を所定位置にセットしたならば、図15に示されるよ
うに、ドリフタ51を回転させながら前進させることに
より、エクステンションロッド55に第1内管R1iの上
部を接続する。次に、図16に示されるように、内管ク
ランプ装置2による内管把持を解除し、さらにドリフタ
51を回転させながら前進させることにより、外カップ
リング54に対して第1外管R1oの上部を接続する。こ
れらドリフタ51側と第1ロッドR1 との接続に当り、
ドルフタ51の前進量が過大であった場合でも、内管ク
ランプ装置2および外管クランプ装置3がそれぞれ弾性
的に支持されている結果、上下方向に移動するため過大
に加わる力がすべて吸収される。
受渡しが完了したならば、着脱装置1の退避のため、起
倒用油圧アクチュエータ8により着脱装置1を回動さ
せ、図17に示されるように横倒し状態とする。
は、図18に示されるように、地中に貫入された第2内
管R2iの上部に対して、前記第1内管R1iと第2内管R
2iとの接続に当って、前記第2内管R2iが共回りしない
ようにSレンチ40を設けこれを固定しておき、ドリフ
タ51と共に第1ロッドR1 を前進させて第1内管R1i
の下端ネジ部を第2内管R2i上端ネジ部に螺合接続す
る。
イザ60により第2外管R2oを固定した状態で、さらに
ドリフタ51を前進させて第1外管R1oの下端ネジ部を
第2外管R2oの上端ネジ部に螺合させて両者を螺合接続
する。
ドR2 との接続が完了したならば、ドリフタ51を回転
させながら前進させて第1ロッドR1 の削孔を行う。第
1ロッドR1 の削孔を完了したならば、図20に示され
るように、セントライザ60により第1外管R1oをクラ
ンプし、ドリフタ51を逆回転させながら、若干後退さ
せ第1外管R1oから外カップリング54を切離し、次い
で第1内管R1iの上部をSレンチ40により固定した状
態で、さらにドリフタ51を逆回転させながら後退させ
ることにより、第1内管R1iからエクステンションロッ
ド55を切り離す。そのままドリフタ51を上方に退避
させたならば、次のロッドR3 を着脱装置1により供給
して、同じ手順により順次ロッドRを継ぎ足していく。
ると、この場合にも、同様に説明の便宜のため、回収ロ
ッドに関しては第1ロッドR1 、第1内管R1i、第1外
管R1oの符号を付し、貫入済ロッドに関しては第2ロッ
ドR2 、第2内管R2i、第2外管R2oとする。
々の工程で回収する方法、すなわち先ず内管Ri をすべ
て回収した後、外管Ro を回収する方法について説明す
る。説明は省略するが、もちろん内管Ri と外管Ro と
を交互に回収することもできる。すべての削孔作業が完
了したならば、図21に示されるように、セントライザ
60により第1外管R1oをクランプし、ドリフタ51を
逆回転させながら後退させることにより第1外管R1oか
ら外カップリング54を切り離し、さらに第1内管R1i
と第2内管R2iとの接続部が前記第1外管R1oの上部に
突出するまで第1内管R1iを引き上げる。次いで、図2
2に示されるように、第2内管R2iの上端をSレンチ4
0で固定するとともに、第1内管R1iとエクステンショ
ンロッド55とをダブルレンチ41により固定した状態
で、ドリフタ51を逆回転させながら後退させ、第1内
管R1iと第2内管R2iとの接続部を切り離す。
置1を起立させ、内管クランプ装置2により第1内管R
1iの上端側をクランプするとともに、自在クランプ装置
4により第1内管R1iの下端側をクランプし、さらにド
リフタ51を逆回転させながら後退させることにより第
1内管R1iの上端ネジ部からエクステンションロッド5
5を切り離す。第1内管R1iの上端側および下端側が分
離されたならば、起倒用油圧アクチュエータ8の作動に
より着脱装置1を水平状態まで回動させ、第1内管R1i
を回収する。
進させて、エクステンションロッド55を第2内管R2i
の上端ネジ部に緩く接続させ、第2内管R2iと第3内管
R3iとの接続部が前記第1外管R1oの上部に突出するま
で内管Ri を引き上げ、同様にして第2内管R2iを回収
する。以下、順に第3内管R3i、第4内管R4i…の順に
内管を回収する。
ば、次に外管Ro の回収を行う。ドリフタ51を回転さ
せながら前進させて、外カップリング54を第1外管R
1oの上端ネジ部に緩く接続し、図25に示されるよう
に、第1外管R1oと第2外管R2oとの接続部がセントラ
イザ60とネジ切り装置61との間に位置するまで第1
外管R1oを引き上げる。次いで、図26に示されるよう
に、ネジ切り装置61により第1外管R1oと第2外管R
2oとの接続部を緩め、ドリフタ51を逆回転させながら
後退させることにより第1外管R1oを第2外管R2oから
切り離す。第1外管R1oの切離しが完了したならば、ド
リフタ51を後退させて第1外管R1oを所定位置まで上
昇移動させ、次いで、図27に示されるように、着脱装
置1を起立させて第1外管R1oの上端側を外管クランプ
装置3によりクランプするとともに、下端側を自在クラ
ンプ装置4によりクランプし、ドリフタ51を逆回転さ
せながら後退させ第1外管R1oの上端ネジ部から外カッ
プリング54を切り離す。第1外管R1oの上端側および
下端側が分離されたならば、図28に示されるように、
起倒用油圧アクチュエータ8により着脱装置1を水平状
態まで回動させ、第1外管R1oを回収する。以下、前記
要領の繰り返しにより、第2外管R2o、第3外管R3o、
…の順に回収を行う。
ッドとドリフタの回転シャフトとを接続/切離しする際
に、クランプ装置の移動によりドリフタ推進力を吸収緩
和することができるため、従来のようにロッドや回転シ
ャフトのネジ山を潰したり、クランプ装置やクランプ支
持部材を破損したりすることがなくなる。
の正面図である。
の側面図である。
置、3…外管クランプ装置、4…自在クランプ装置、5
…クランプ支持部材、6…軸回動用油圧アクチュエー
タ、7…連結支持部材、8…起倒用油圧アクチュエー
タ、9…取付けブラケット、10・20…クランプブラ
ケット、11A・11B・21A・21B…クランプ
腕、チャック片14A・14B、15A・15B…クラ
ンプ腕開拡手段、16・24…クランプシリンダ、17
・25…作動部材、30…固定シャフト、31…可動支
持筒体、31A…内管用支持筒体、31B…中間筒体、
31C…外管用支持筒体、33・34…スライディング
ブロック、35・36…スプリング、37…受けストッ
パー、40…Sレンチ、41…ダブルレンチ、50…ガ
イドセル、51…ドリフタ、52…減速機、53…スイ
ベル、54…外カップリング、55…エクステンション
ロッド、60…セントライザ、61…ネジ切り装置、R
…ロッド
Claims (5)
- 【請求項1】穿孔機に対してロッドを供給しまたは穿孔
機からロッドを回収するためのロッド着脱装置におい
て、 前記ロッド着脱装置は、少なくともロッドを固定的に把
持するためのクランプ装置と、このクランプ装置を支持
するためのクランプ支持部材とを備え、 前記クランプ装置が、緩衝手段を介することにより、ロ
ッドの長手軸方向に移動可能な状態で弾性的に支持され
ていることを特徴とするロッド着脱装置。 - 【請求項2】前記緩衝手段がバネ部材またはダンパー構
造である請求項1記載のロッド着脱装置。 - 【請求項3】前記ロッド着脱装置は、外管を固定的に把
持する外管クランプ装置と内管を固定的に把持する内管
クランプ装置とを備え、これらが共に緩衝手段を介する
ことにより、ロッドの長手軸方向に移動可能な状態で弾
性的に支持されている請求項1〜2記載のロッド着脱装
置。 - 【請求項4】前記ロッド着脱装置は、ロッドを固定的に
把持するクランプ装置の他、ロッド外面に当接する接触
ローラによりロッドをその長手軸方向への移動を許容し
た状態で把持する自在クランプ装置を備えた請求項1〜
3記載のロッド着脱装置。 - 【請求項5】前記ロッド着脱装置は、前記クランプ支持
部材をその長手軸方向に沿う軸回りに回動させクランプ
装置の向きを変えるためのクランプ回動手段と、前記ク
ランプ支持部材を起立/傾倒動作させるための起倒手段
とを備える請求項1〜4記載のロッド着脱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10264495A JP2941193B2 (ja) | 1995-04-26 | 1995-04-26 | ロッド着脱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10264495A JP2941193B2 (ja) | 1995-04-26 | 1995-04-26 | ロッド着脱装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08296388A JPH08296388A (ja) | 1996-11-12 |
JP2941193B2 true JP2941193B2 (ja) | 1999-08-25 |
Family
ID=14332953
Family Applications (1)
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