JP2940773B2 - ボイラー - Google Patents
ボイラーInfo
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- JP2940773B2 JP2940773B2 JP24558593A JP24558593A JP2940773B2 JP 2940773 B2 JP2940773 B2 JP 2940773B2 JP 24558593 A JP24558593 A JP 24558593A JP 24558593 A JP24558593 A JP 24558593A JP 2940773 B2 JP2940773 B2 JP 2940773B2
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- heat
- tank
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、缶体で熱交換された熱
媒液を外部放熱器に循環供給するようにした温水暖房
機、給湯温水暖房機等のボイラーに関する。
媒液を外部放熱器に循環供給するようにした温水暖房
機、給湯温水暖房機等のボイラーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のボイラーとしては、例え
ば、特開平1−200150号公報に開示されているよ
うに、横置き型の缶体及びこの缶体を加熱するバーナを
外装体内の上部に設けるとともに、缶体の直下にリザー
ブタンクを配置することにより装置のコンパクト化を図
ったものが知られている。
ば、特開平1−200150号公報に開示されているよ
うに、横置き型の缶体及びこの缶体を加熱するバーナを
外装体内の上部に設けるとともに、缶体の直下にリザー
ブタンクを配置することにより装置のコンパクト化を図
ったものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したボ
イラーは、缶体が外装体の上部に横置きに設けてあるた
め、例えば、最大熱出力が12000kcal/h以上
(例えば、30000kcal/h)の大熱出力のもの
では、大きな液室が必要であるために缶体の長さが長く
なり、その分、外装体の幅寸法を大きくしなければなら
ず、ボイラーを設置する際に、大きな設置面積を必要と
する問題が生じていた。
イラーは、缶体が外装体の上部に横置きに設けてあるた
め、例えば、最大熱出力が12000kcal/h以上
(例えば、30000kcal/h)の大熱出力のもの
では、大きな液室が必要であるために缶体の長さが長く
なり、その分、外装体の幅寸法を大きくしなければなら
ず、ボイラーを設置する際に、大きな設置面積を必要と
する問題が生じていた。
【0004】また、外装体内の一側部に缶体を立てて設
け、他側部にリザーブタンクを配置したボイラーもある
が、このものでは、外装体をスリム化する上で有利とな
る反面、リザーブタンクが缶体の側方に位置する関係
上、缶体の熱影響を受けにくいように、リザーブタンク
と缶体との間に仕切り板を設けて両者を仕切ったり、リ
ザーブタンクを耐熱性や耐久性に優れた高価な金属材料
で作らなければならなかった。
け、他側部にリザーブタンクを配置したボイラーもある
が、このものでは、外装体をスリム化する上で有利とな
る反面、リザーブタンクが缶体の側方に位置する関係
上、缶体の熱影響を受けにくいように、リザーブタンク
と缶体との間に仕切り板を設けて両者を仕切ったり、リ
ザーブタンクを耐熱性や耐久性に優れた高価な金属材料
で作らなければならなかった。
【0005】本発明は、上述の実状に鑑みてなされたも
のであり、ボイラーの熱出力を増大させても、その設置
面積は小さく抑えることができるようにするとともに、
リザーブタンクの内容量を十分確保しながら、外装体の
高さ寸法を極力小さくし、さらには、リザーブタンクの
温度上昇をも抑制できるようにすることを目的としてい
る。
のであり、ボイラーの熱出力を増大させても、その設置
面積は小さく抑えることができるようにするとともに、
リザーブタンクの内容量を十分確保しながら、外装体の
高さ寸法を極力小さくし、さらには、リザーブタンクの
温度上昇をも抑制できるようにすることを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、バーナと、こ
のバーナの燃焼室を下側に配し熱媒液を加熱する煙管を
上側に配した縦置きの缶体と、この缶体を載置固定する
支持台と、缶体に接続された熱媒液循環用の内部配管
と、この内部配管及び前記缶体並びに缶体に熱媒液を補
給するためのリザーブタンク等を、前記支持台及びリザ
ーブタンクが外装体の底板上に設置されるようにして収
容する外装体とを備え、リザーブタンクは外装体前パネ
ル側に集中して熱媒体の補給用パイプの挿通口や注液口
部のある突出部を突設させた横長偏平状に形成されると
共に、このタンク本体の一部は、前記支持台の空間に形
成されたガイドによって支持台の内部空間に収容されて
いる構成のボイラーである。
のバーナの燃焼室を下側に配し熱媒液を加熱する煙管を
上側に配した縦置きの缶体と、この缶体を載置固定する
支持台と、缶体に接続された熱媒液循環用の内部配管
と、この内部配管及び前記缶体並びに缶体に熱媒液を補
給するためのリザーブタンク等を、前記支持台及びリザ
ーブタンクが外装体の底板上に設置されるようにして収
容する外装体とを備え、リザーブタンクは外装体前パネ
ル側に集中して熱媒体の補給用パイプの挿通口や注液口
部のある突出部を突設させた横長偏平状に形成されると
共に、このタンク本体の一部は、前記支持台の空間に形
成されたガイドによって支持台の内部空間に収容されて
いる構成のボイラーである。
【0007】
【作用】熱媒液を加熱する缶体が縦置きであるため、大
きな液室を必要とする大熱出力のものであっても、外装
体の幅寸法を小さく抑えることができ、大きな設置スペ
ースを必要とせずに設置することができる。
きな液室を必要とする大熱出力のものであっても、外装
体の幅寸法を小さく抑えることができ、大きな設置スペ
ースを必要とせずに設置することができる。
【0008】また、リザーブタンクは外装体の前パネル
側に集中して熱媒体の補給用パイプの挿通口や注液口部
のある突出部を突設させた横長偏平状に形成されると共
に、このタンク本体の一部は、前記支持台の空間に形成
されたガイドによって支持台の内部空間を活用して、外
装体内下部の僅かなスペースに収容して、リザーブタン
クの内容量を十分確保しながら、多少のボイラー本体の
傾斜ではリザーブタンクから熱媒液が漏れ出る心配はな
く、リザーブタンク収容による外装体の高さ寸法増加の
影響を極力低く抑えることができる。
側に集中して熱媒体の補給用パイプの挿通口や注液口部
のある突出部を突設させた横長偏平状に形成されると共
に、このタンク本体の一部は、前記支持台の空間に形成
されたガイドによって支持台の内部空間を活用して、外
装体内下部の僅かなスペースに収容して、リザーブタン
クの内容量を十分確保しながら、多少のボイラー本体の
傾斜ではリザーブタンクから熱媒液が漏れ出る心配はな
く、リザーブタンク収容による外装体の高さ寸法増加の
影響を極力低く抑えることができる。
【0009】さらに、リザーブタンクは、外装体の底板
上に低姿勢で設置され、しかも、一部が支持台の空間に
形成されたガイドによって内部空間に収容させるためリ
ザーブタンクのズレを防止して、バーナや缶体の輻射熱
を受ける心配がなく、格別な仕切り板を必要とせずにリ
ザーブタンクの温度上昇を抑制できる。
上に低姿勢で設置され、しかも、一部が支持台の空間に
形成されたガイドによって内部空間に収容させるためリ
ザーブタンクのズレを防止して、バーナや缶体の輻射熱
を受ける心配がなく、格別な仕切り板を必要とせずにリ
ザーブタンクの温度上昇を抑制できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図6の
図面に基づいて説明する。図1及び図2において、1は
底板2、周側板3、天板4及び着脱可能な前パネル5か
らなる縦長箱体状の外装体であり、この外装体1内の一
側部には、支持台6、この支持台6上に載置固定された
縦置きでステンレス鋼製の缶体7及びこの缶体7の上部
に連結された消音器8が収容されるとともに、外装体1
内の他側部には、前記缶体7を加熱するガンタイプバー
ナ9、このバーナ9に燃焼空気を供給する送風機10、
この送風機10の吸い込み口に下部を連結した合成樹脂
製の給気管11が収容されている。
図面に基づいて説明する。図1及び図2において、1は
底板2、周側板3、天板4及び着脱可能な前パネル5か
らなる縦長箱体状の外装体であり、この外装体1内の一
側部には、支持台6、この支持台6上に載置固定された
縦置きでステンレス鋼製の缶体7及びこの缶体7の上部
に連結された消音器8が収容されるとともに、外装体1
内の他側部には、前記缶体7を加熱するガンタイプバー
ナ9、このバーナ9に燃焼空気を供給する送風機10、
この送風機10の吸い込み口に下部を連結した合成樹脂
製の給気管11が収容されている。
【0011】前記缶体7は内胴12、外胴13及び複数
の煙管14、14等から構成され、前記内胴12の内側
にはバーナ9の先端部を臨ませた燃焼室15が形成され
るとともに、内胴12と外胴13との間には水にエチレ
ングリコール等の不凍液を混入させた熱媒液を貯溜する
液室16が形成されており、また、前記複数の煙管1
4、14は、内胴12の頂部よりも上方の液室16を貫
通している。
の煙管14、14等から構成され、前記内胴12の内側
にはバーナ9の先端部を臨ませた燃焼室15が形成され
るとともに、内胴12と外胴13との間には水にエチレ
ングリコール等の不凍液を混入させた熱媒液を貯溜する
液室16が形成されており、また、前記複数の煙管1
4、14は、内胴12の頂部よりも上方の液室16を貫
通している。
【0012】前記燃焼室15で燃焼された高温の排気ガ
スは、図1に示すように、複数の煙管14、14を通
り、液室16の熱媒液と熱交換され、その後、消音器8
内を通って排気管17から外装体1の外部に排出され
る。
スは、図1に示すように、複数の煙管14、14を通
り、液室16の熱媒液と熱交換され、その後、消音器8
内を通って排気管17から外装体1の外部に排出され
る。
【0013】18は中間部を前記液室16の頂部の出口
部19に接続させた内部配管としての循環パイプであ
り、この循環パイプ18の下部には行き管20が連結さ
れるとともに、上部は液室16よりも上方に延出して気
液分離部21と成され、この気液分離部21の頂部、即
ち、循環パイプ18の上端には、可撓性の細パイプ22
を介してリザーブタンク23と連通した2方向性の圧力
調節弁装置24を装備している。
部19に接続させた内部配管としての循環パイプであ
り、この循環パイプ18の下部には行き管20が連結さ
れるとともに、上部は液室16よりも上方に延出して気
液分離部21と成され、この気液分離部21の頂部、即
ち、循環パイプ18の上端には、可撓性の細パイプ22
を介してリザーブタンク23と連通した2方向性の圧力
調節弁装置24を装備している。
【0014】前記2方向性の圧力調節弁装置24は、缶
体7の運転によって熱媒液が膨張し、液室16や循環パ
イプ18内の圧力が所定値を越えると、循環パイプ18
内の熱媒液を細パイプ22を通してリザーブタンク23
に排出し、一方、液室16や循環パイプ18内の圧力が
所定値以下になると、リザーブタンク23内に貯溜され
た熱媒液を細パイプ22を通して循環パイプ18内に補
給できるようにしている。25は圧力調節弁装置24の
下の循環パイプ18の上部に装備した手動開閉のエアー
抜き弁装置であり、このエアー抜き弁装置25は可撓性
の空気抜きパイプ26を介してリザーブタンク23と連
通している。
体7の運転によって熱媒液が膨張し、液室16や循環パ
イプ18内の圧力が所定値を越えると、循環パイプ18
内の熱媒液を細パイプ22を通してリザーブタンク23
に排出し、一方、液室16や循環パイプ18内の圧力が
所定値以下になると、リザーブタンク23内に貯溜され
た熱媒液を細パイプ22を通して循環パイプ18内に補
給できるようにしている。25は圧力調節弁装置24の
下の循環パイプ18の上部に装備した手動開閉のエアー
抜き弁装置であり、このエアー抜き弁装置25は可撓性
の空気抜きパイプ26を介してリザーブタンク23と連
通している。
【0015】前記行き管20の両端部は、図2に示され
るように、外装体1の対向する2面を貫通して2方向の
外部に臨ませてあり、利用しない端部には止め栓27が
してある。28、29は前記缶体7の液室16下部に対
向して設けられた排水口兼用の複数の戻り管であり、こ
れら戻り管28、29は、前記行き管20の両端部を貫
通させた外装体1の2面を貫通して、2方向の外部に臨
ませてあり、これら戻り管28、29のうち、利用しな
い一方は通常、止め栓30をしておき、熱媒液の排水、
エチレングリコール等の不凍液の注入等に利用する。3
1は床暖房パネルやファンコンベクター等の外部放熱
器、32は行き管20と外部放熱器31との間の循環路
33に介装した外付けの循環ポンプである。
るように、外装体1の対向する2面を貫通して2方向の
外部に臨ませてあり、利用しない端部には止め栓27が
してある。28、29は前記缶体7の液室16下部に対
向して設けられた排水口兼用の複数の戻り管であり、こ
れら戻り管28、29は、前記行き管20の両端部を貫
通させた外装体1の2面を貫通して、2方向の外部に臨
ませてあり、これら戻り管28、29のうち、利用しな
い一方は通常、止め栓30をしておき、熱媒液の排水、
エチレングリコール等の不凍液の注入等に利用する。3
1は床暖房パネルやファンコンベクター等の外部放熱
器、32は行き管20と外部放熱器31との間の循環路
33に介装した外付けの循環ポンプである。
【0016】前記支持台6は、外装体1の開口1Aに対
応する開放面6Aを有するとともに、その内部には空間
Xが形成され、そして、前記外装体1内の一側部の底板
2上に両側下端部が固定されており、この支持台6の内
部空間Xには、図1に示すように、前記リザーブタンク
23の約半分が収容されている。
応する開放面6Aを有するとともに、その内部には空間
Xが形成され、そして、前記外装体1内の一側部の底板
2上に両側下端部が固定されており、この支持台6の内
部空間Xには、図1に示すように、前記リザーブタンク
23の約半分が収容されている。
【0017】前記外装体1の底板2には、支持台6の内
部空間Xに位置して、一対のガイド板34、34がネジ
止めしてあり、これらガイド板34、34は、前記リザ
ーブタンク23の左右のズレを防止できるように、リザ
ーブタンク23の幅寸法イに略等しい間隔で、かつ、底
板2の長手方向に沿って互いに平行に配置してある。そ
して、前記ガイド板34、34は、スポット溶接で底板
2に固定したり、底板2自体を切り起こして形成しても
よい。また、前記底板2は、長手方向の両端部にそれぞ
れ取付片35、35が一体に設けられ、これら取付片3
5、35の一方にはアンカーボルト貫通用の丸孔36
が、他方にはアンカーボルト貫通用の切欠37が設けら
れている。
部空間Xに位置して、一対のガイド板34、34がネジ
止めしてあり、これらガイド板34、34は、前記リザ
ーブタンク23の左右のズレを防止できるように、リザ
ーブタンク23の幅寸法イに略等しい間隔で、かつ、底
板2の長手方向に沿って互いに平行に配置してある。そ
して、前記ガイド板34、34は、スポット溶接で底板
2に固定したり、底板2自体を切り起こして形成しても
よい。また、前記底板2は、長手方向の両端部にそれぞ
れ取付片35、35が一体に設けられ、これら取付片3
5、35の一方にはアンカーボルト貫通用の丸孔36
が、他方にはアンカーボルト貫通用の切欠37が設けら
れている。
【0018】前記リザーブタンク23は、前記ガイド板
34、34に案内されて、底板2の長手方向に摺動可能
となるように底板2上に設置されており、そして、前記
外装体1の開口1A側となるリザーブタンク23の一側
上部には、キャップ38にて施蓋された注液口部39
と、上面に前記細パイプ22と空気抜きパイプ26を挿
通する挿通孔40、40を設けた突出部41を上向きに
突設している。
34、34に案内されて、底板2の長手方向に摺動可能
となるように底板2上に設置されており、そして、前記
外装体1の開口1A側となるリザーブタンク23の一側
上部には、キャップ38にて施蓋された注液口部39
と、上面に前記細パイプ22と空気抜きパイプ26を挿
通する挿通孔40、40を設けた突出部41を上向きに
突設している。
【0019】また、前記リザーブタンク23は、幅寸法
イが約210mmに設定されるとともに、長さ寸法ロが
幅寸法イの2倍以上の約530mmに設定され、リザー
ブタンク23自体の高さ寸法ハは幅寸法イの1/2以下
で、かつ、支持台6の開放面6Aの高さ寸法よりも低い
寸法の約80mmに設定され、全体として横長偏平状に
形成され、合成樹脂にてブロー成形されている。さら
に、リザーブタンク23は、図1に示すように、長さ寸
法ロが底板2の長手寸法よりも僅かに短く設定されてい
るので、底板2上に設置した状態で、その両端部が、周
側板3の内側に貼り付けた断熱材42と前パネル5の内
面に貼り付けた断熱材43に当接し、前パネル5を取り
付けた際には、前記断熱材42、43によって底板2の
長手方向への摺動が抑えられるようになっている。4
4、44は前記リザーブタンク23に形成された補強用
凹部であり、これら補強用凹部44、44は先端が互い
に当接して支柱を構成している。
イが約210mmに設定されるとともに、長さ寸法ロが
幅寸法イの2倍以上の約530mmに設定され、リザー
ブタンク23自体の高さ寸法ハは幅寸法イの1/2以下
で、かつ、支持台6の開放面6Aの高さ寸法よりも低い
寸法の約80mmに設定され、全体として横長偏平状に
形成され、合成樹脂にてブロー成形されている。さら
に、リザーブタンク23は、図1に示すように、長さ寸
法ロが底板2の長手寸法よりも僅かに短く設定されてい
るので、底板2上に設置した状態で、その両端部が、周
側板3の内側に貼り付けた断熱材42と前パネル5の内
面に貼り付けた断熱材43に当接し、前パネル5を取り
付けた際には、前記断熱材42、43によって底板2の
長手方向への摺動が抑えられるようになっている。4
4、44は前記リザーブタンク23に形成された補強用
凹部であり、これら補強用凹部44、44は先端が互い
に当接して支柱を構成している。
【0020】上述の構成において、運転が開始される
と、バーナ9が燃焼して缶体7が加熱され、循環ポンプ
32の駆動によって、約50〜70℃に温められた液室
16のの熱媒液が、循環パイプ18、行き管20及び循
環路33を通って外部放熱器31に供給される。外部放
熱器31で放熱した後の熱媒液は、循環路33及び戻り
管29を通って、缶体7の液室16に戻される。ここ
で、熱媒液が減少して液室16及び循環パイプ18等の
循環経路中の圧力が所定値以下になると、リザーブタン
ク23内に貯溜された熱媒液が、細パイプ22及び圧力
調節弁装置24を介して循環パイプ18内に補給され
る。
と、バーナ9が燃焼して缶体7が加熱され、循環ポンプ
32の駆動によって、約50〜70℃に温められた液室
16のの熱媒液が、循環パイプ18、行き管20及び循
環路33を通って外部放熱器31に供給される。外部放
熱器31で放熱した後の熱媒液は、循環路33及び戻り
管29を通って、缶体7の液室16に戻される。ここ
で、熱媒液が減少して液室16及び循環パイプ18等の
循環経路中の圧力が所定値以下になると、リザーブタン
ク23内に貯溜された熱媒液が、細パイプ22及び圧力
調節弁装置24を介して循環パイプ18内に補給され
る。
【0021】リザーブタンク23に熱媒液を補給する場
合は、前パネル5を外して外装体1の開口1Aを開放
し、リザーブタンク23をスライドさせることで、注液
口部39を外部に引き出すことができ、補給作業が楽に
行える。補給終了後は、リザーブタンク23を押し込む
ことにより、リザーブタンク23はガイド板34、34
に案内されて所定位置にセットできる。
合は、前パネル5を外して外装体1の開口1Aを開放
し、リザーブタンク23をスライドさせることで、注液
口部39を外部に引き出すことができ、補給作業が楽に
行える。補給終了後は、リザーブタンク23を押し込む
ことにより、リザーブタンク23はガイド板34、34
に案内されて所定位置にセットできる。
【0022】本実施例によれば、熱媒液を加熱する缶体
7を、外装体1の一側部に縦置きに設置したため、大き
な液室16を必要とする約30000kcal/hの大
熱出力のものでも、外装体1の幅寸法を小さく抑えるこ
とができ、大きな設置スペースを必要とせずに設置する
ことができる。
7を、外装体1の一側部に縦置きに設置したため、大き
な液室16を必要とする約30000kcal/hの大
熱出力のものでも、外装体1の幅寸法を小さく抑えるこ
とができ、大きな設置スペースを必要とせずに設置する
ことができる。
【0023】また、リザーブタンク23は、横長偏平状
に形成されているので、支持台6の内部空間Xの活用に
より、外装体1内下部の僅かなスペースに収容できる
上、内容量を十分確保でき、大型のリザーブタンク23
を装備したにも係わらず、外装体1の高さを極力低く抑
えることができる。
に形成されているので、支持台6の内部空間Xの活用に
より、外装体1内下部の僅かなスペースに収容できる
上、内容量を十分確保でき、大型のリザーブタンク23
を装備したにも係わらず、外装体1の高さを極力低く抑
えることができる。
【0024】また、リザーブタンク23は、外装体1の
底板2の上に低姿勢で設置されており、しかも、その半
分を支持台6の内部空間Xに収容する構成としているの
で、缶体7やバーナ9からの輻射熱によってリザーブタ
ンク23が熱的悪影響を受けるのを防止し、確実に保護
できるとともに、リザーブタンク23を合成樹脂等の安
価な材料で作ることもでき、さらに、従来のように、缶
体7とリザーブタンク23間を仕切る仕切り板を設ける
必要もない。
底板2の上に低姿勢で設置されており、しかも、その半
分を支持台6の内部空間Xに収容する構成としているの
で、缶体7やバーナ9からの輻射熱によってリザーブタ
ンク23が熱的悪影響を受けるのを防止し、確実に保護
できるとともに、リザーブタンク23を合成樹脂等の安
価な材料で作ることもでき、さらに、従来のように、缶
体7とリザーブタンク23間を仕切る仕切り板を設ける
必要もない。
【0025】また、上述の実施例においては、支持台6
の内部空間Xに位置させて外装体1の底板2に一対のガ
イド板34、34を設け、このガイド板34、34でリ
サーブタンク23の摺動を案内できるようにしているの
で、リザーブタンク23は左右のズレが防止されるとと
もに、熱媒液の補給時にはリザーブタンク23の注液口
部39の出し入れがスライド方式で行え、補給作業が容
易であるとともに、リザーブタンク23を所定位置に確
実にセットできる。
の内部空間Xに位置させて外装体1の底板2に一対のガ
イド板34、34を設け、このガイド板34、34でリ
サーブタンク23の摺動を案内できるようにしているの
で、リザーブタンク23は左右のズレが防止されるとと
もに、熱媒液の補給時にはリザーブタンク23の注液口
部39の出し入れがスライド方式で行え、補給作業が容
易であるとともに、リザーブタンク23を所定位置に確
実にセットできる。
【0026】また、リサーブタンク23は、その両端部
が周側板3の内側に貼り付けた断熱材42と前パネル5
の内面に貼り付けた断熱材43に当接しているので、断
熱材42、43によって底板2の長手方向への摺動を抑
えることができ、安定保持される。
が周側板3の内側に貼り付けた断熱材42と前パネル5
の内面に貼り付けた断熱材43に当接しているので、断
熱材42、43によって底板2の長手方向への摺動を抑
えることができ、安定保持される。
【0027】またリサーブタンク23の上部には、キャ
ップ38にて施蓋された注液口部39と、上面に前記細
パイプ22と空気抜きパイプ26を挿通する挿通孔4
0、40を設けた突出部41を上向きに突設しているの
で、機器が僅かに傾いたとしてもリサーブタンク23に
貯溜された熱媒液が挿通孔40、40の隙間や、キャッ
プ38の空気穴から漏れ出る心配がない。
ップ38にて施蓋された注液口部39と、上面に前記細
パイプ22と空気抜きパイプ26を挿通する挿通孔4
0、40を設けた突出部41を上向きに突設しているの
で、機器が僅かに傾いたとしてもリサーブタンク23に
貯溜された熱媒液が挿通孔40、40の隙間や、キャッ
プ38の空気穴から漏れ出る心配がない。
【0028】また、底板2の取付片35、35の一方に
は、アンカーボルト貫通用の丸孔36が、他方にはアン
カーボルト貫通用の切欠37が設けられているので、ア
ンカーボルトの僅かな位置づれは切欠37で吸収でき、
アンカーボルトを用いたボイラーの設置作業性を向上で
きる。
は、アンカーボルト貫通用の丸孔36が、他方にはアン
カーボルト貫通用の切欠37が設けられているので、ア
ンカーボルトの僅かな位置づれは切欠37で吸収でき、
アンカーボルトを用いたボイラーの設置作業性を向上で
きる。
【0029】
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなよう
に、縦置きの缶体と、この缶体を載置固定する支持台
と、熱媒液循環用の内部配管と、この内部配管及びリザ
ーブタンク等を、前記支持台及びリザーブタンクが外装
体の底板上に設置されるようにして外装体に収容するこ
とにより、大きな熱出力のボイラーであるにも拘らず、
従来のボイラーと同様な比較的狭い設置面積でも据え付
けでき、かつ、外装体の高さ寸法を抑えた取り扱い容易
なボイラーを提供できる。また、リザーブタンクは、熱
媒体の補給用パイプの挿通口や注液口部のある突出部を
外装体前パネル側に集中して突設させた横長偏平状にし
て形成されると共に、このタンク本体の約半分は、前記
支持台の空間に形成されたガイドによって支持台の内部
空間に摺動して収容したり引き出せるように設置するこ
とにより、外装体内でのリザーブタンクの左右のズレを
防止して固定でき、機器が傾いたとしても、挿通孔から
熱媒液が漏れ出る心配がない等、構成が簡略化された上
に安定度が高く、かつ、熱媒液の補給も簡便なボイラー
を提供できる。
に、縦置きの缶体と、この缶体を載置固定する支持台
と、熱媒液循環用の内部配管と、この内部配管及びリザ
ーブタンク等を、前記支持台及びリザーブタンクが外装
体の底板上に設置されるようにして外装体に収容するこ
とにより、大きな熱出力のボイラーであるにも拘らず、
従来のボイラーと同様な比較的狭い設置面積でも据え付
けでき、かつ、外装体の高さ寸法を抑えた取り扱い容易
なボイラーを提供できる。また、リザーブタンクは、熱
媒体の補給用パイプの挿通口や注液口部のある突出部を
外装体前パネル側に集中して突設させた横長偏平状にし
て形成されると共に、このタンク本体の約半分は、前記
支持台の空間に形成されたガイドによって支持台の内部
空間に摺動して収容したり引き出せるように設置するこ
とにより、外装体内でのリザーブタンクの左右のズレを
防止して固定でき、機器が傾いたとしても、挿通孔から
熱媒液が漏れ出る心配がない等、構成が簡略化された上
に安定度が高く、かつ、熱媒液の補給も簡便なボイラー
を提供できる。
【図1】本発明の一実施例を示す石油ボイラー断面図で
ある。
ある。
【図2】前パネルを外した状態の石油ボイラーの正面図
である。
である。
【図3】リザーブタンクの斜視図である。
【図4】図3のA−A断面図である。
【図5】図3のB−B断面図である。
【図6】底板の斜視図である。
1 外装体 2 外装体の底板 6 支持台 7 缶体 9 バーナ 18 循環パイプ(内部配管) 23 リザーブタンク X 支持台の内部空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24H 1/28 F24H 1/24
Claims (1)
- 【請求項1】 バーナと、このバーナの燃焼室を下側に
配し熱媒液を加熱する煙管を上側に配した縦置きの缶体
と、この缶体を載置固定する支持台と、缶体に接続され
た熱媒液循環用の内部配管と、この内部配管及び前記缶
体並びに缶体に熱媒液を補給するためのリザーブタンク
等を、前記支持台及びリザーブタンクが外装体の底板上
に設置されるようにして収容する外装体とを備え、リザ
ーブタンクは外装体前パネル側に集中して熱媒体の補給
用パイプの挿通口や注液口部のある突出部を突設させた
横長偏平状に形成されると共に、このタンク本体の一部
は、前記支持台の空間に形成されたガイドによって支持
台の内部空間に収容されていることを特徴とするボイラ
ー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24558593A JP2940773B2 (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | ボイラー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24558593A JP2940773B2 (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | ボイラー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07103570A JPH07103570A (ja) | 1995-04-18 |
JP2940773B2 true JP2940773B2 (ja) | 1999-08-25 |
Family
ID=17135923
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24558593A Expired - Fee Related JP2940773B2 (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | ボイラー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2940773B2 (ja) |
-
1993
- 1993-09-30 JP JP24558593A patent/JP2940773B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07103570A (ja) | 1995-04-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 9 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080618 |
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FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090618 Year of fee payment: 10 |
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