JP2940438B2 - 渦電流式減速装置の永久磁石固定装置 - Google Patents
渦電流式減速装置の永久磁石固定装置Info
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- JP2940438B2 JP2940438B2 JP7164582A JP16458295A JP2940438B2 JP 2940438 B2 JP2940438 B2 JP 2940438B2 JP 7164582 A JP7164582 A JP 7164582A JP 16458295 A JP16458295 A JP 16458295A JP 2940438 B2 JP2940438 B2 JP 2940438B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、バスやトラックなど大
型自動車に使用される渦電流式減速装置の永久磁石固定
方法に関する。
型自動車に使用される渦電流式減速装置の永久磁石固定
方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】大型自動車の制動装置としては、主ブレ
ーキ、補助ブレーキのほか、長い坂道の降坂時などで安
定した減速を行うため渦電流式減速装置などが使用され
ている。
ーキ、補助ブレーキのほか、長い坂道の降坂時などで安
定した減速を行うため渦電流式減速装置などが使用され
ている。
【０００３】前記渦電流式減速装置には、従来からバッ
テリ電源から電磁石に通電して磁界を発生させ、渦電流
現象により減速トルクが得られる電磁石使用の渦電流式
減速装置(特開昭50-61574号公報)が知られている。
テリ電源から電磁石に通電して磁界を発生させ、渦電流
現象により減速トルクが得られる電磁石使用の渦電流式
減速装置(特開昭50-61574号公報)が知られている。
【０００４】しかし、前記電磁石を使用した渦電流式減
速装置は、制動時は常時通電しておく必要があり、バッ
テリの電力消耗が激しいため、バッテリ容量及び発電機
能力の増大が必要である。
速装置は、制動時は常時通電しておく必要があり、バッ
テリの電力消耗が激しいため、バッテリ容量及び発電機
能力の増大が必要である。
【０００５】そのため、前記電磁石使用の渦電流式減速
装置に見られる問題点を除き、制動時の通電が短く消費
電力の少ない永久磁石使用の渦電流式減速装置が種々開
発されている。
装置に見られる問題点を除き、制動時の通電が短く消費
電力の少ない永久磁石使用の渦電流式減速装置が種々開
発されている。
【０００６】例えば、特開平1-234043号公報には、隣接
する磁石の極性が互いに逆向きとなるようにして複数個
の永久磁石を周設した磁石支持リングを有し、永久磁石
の極面を所要空隙でローターの円筒部に対抗させ、永久
磁石の磁気回路によりローターに発生する渦電流をオン
・オフ操作するように構成した渦電流式減速装置(特開
平1-234043号公報)がある。
する磁石の極性が互いに逆向きとなるようにして複数個
の永久磁石を周設した磁石支持リングを有し、永久磁石
の極面を所要空隙でローターの円筒部に対抗させ、永久
磁石の磁気回路によりローターに発生する渦電流をオン
・オフ操作するように構成した渦電流式減速装置(特開
平1-234043号公報)がある。
【０００７】前記電磁石使用の渦電流式減速装置におけ
る永久磁石固定方法は、従来接着剤または、くさび作用
を有する固定金具を使用していたが、これらの方法はい
ずれも温度上昇による膨張差に伴って生じる種々の欠陥
について考慮されていなかった。
る永久磁石固定方法は、従来接着剤または、くさび作用
を有する固定金具を使用していたが、これらの方法はい
ずれも温度上昇による膨張差に伴って生じる種々の欠陥
について考慮されていなかった。
【０００８】前記欠点を排除するため種々の工夫がなさ
れた。例えば、図6に示す改良された永久磁石固定装置
(実開平3-74185号公報)が提案されている。前記永久磁
石固定装置は、永久磁石26の両側端面に係合段部26aが
設けられ、一方隣接する永久磁石間に介在する非磁性材
の押え金具27には、前記係合段部26aに見合う係合段部2
7aが設けられ、左右それぞれの係合段部26aと係合段部2
7aを重ね合わせて組合せ、押え金具27に穿設したボルト
孔16にボルト17を通し磁石支持リング25に設けたねじ孔
18に締着して固定する。なお、磁石支持リング25は永久
磁石26がはまる幅を有し、両側端面に係止リブ28が突設
されている。
れた。例えば、図6に示す改良された永久磁石固定装置
(実開平3-74185号公報)が提案されている。前記永久磁
石固定装置は、永久磁石26の両側端面に係合段部26aが
設けられ、一方隣接する永久磁石間に介在する非磁性材
の押え金具27には、前記係合段部26aに見合う係合段部2
7aが設けられ、左右それぞれの係合段部26aと係合段部2
7aを重ね合わせて組合せ、押え金具27に穿設したボルト
孔16にボルト17を通し磁石支持リング25に設けたねじ孔
18に締着して固定する。なお、磁石支持リング25は永久
磁石26がはまる幅を有し、両側端面に係止リブ28が突設
されている。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】前記のごとく、従来の
改良された永久磁石固定装置は、永久磁石の横ずれを防
止するために、磁石支持リングの両側端面に係止リブを
設けている。しかし、このような係止リブを形成するに
は加工工程が複雑化し製造原価が高騰する欠点がある。
改良された永久磁石固定装置は、永久磁石の横ずれを防
止するために、磁石支持リングの両側端面に係止リブを
設けている。しかし、このような係止リブを形成するに
は加工工程が複雑化し製造原価が高騰する欠点がある。
【００１０】本発明は、前記従来の永久磁石固定装置に
見られる欠点を排除し、磁石支持リングに特別の加工を
施すことなく、押え金具のみで全方向に完全に固定する
ことができる渦電流式減速装置における永久磁石固定装
置を提供するものである。
見られる欠点を排除し、磁石支持リングに特別の加工を
施すことなく、押え金具のみで全方向に完全に固定する
ことができる渦電流式減速装置における永久磁石固定装
置を提供するものである。
【００１１】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、種々と研究の結果、次の2つの渦電流式減速装置に
おける永久磁石固定装置を完成した。 (1) 隣接する永久磁石の極性が互いに逆向きとなるよ
うにして複数個の永久磁石を周設した磁石支持リングを
有し、上記永久磁石の極面を所要空隙でローターの円筒
部に対向させ、該永久磁石の磁気回路によりローターに
発生する渦電流を制御する制御機構を設けた減速装置の
永久磁石を磁石支持リングに固定する永久磁石固定装置
において、永久磁石の両側端面の一部に嵌合凹部を設
け、一方隣接する永久磁石の間に介在する非磁性材の押
え金具の両側端面の一部に前記永久磁石の嵌合凹部には
まり合う嵌合凸部を設け、隣接する永久磁石の対向する
嵌合凹部に、押え金具の両側端面の嵌合凸部をそれぞれ
嵌合して組合せ、押え金具の外表面から非磁性材のボル
トを通して、両側端面に係止リブを設けていない磁石支
持リングに螺着する。
め、種々と研究の結果、次の2つの渦電流式減速装置に
おける永久磁石固定装置を完成した。 (1) 隣接する永久磁石の極性が互いに逆向きとなるよ
うにして複数個の永久磁石を周設した磁石支持リングを
有し、上記永久磁石の極面を所要空隙でローターの円筒
部に対向させ、該永久磁石の磁気回路によりローターに
発生する渦電流を制御する制御機構を設けた減速装置の
永久磁石を磁石支持リングに固定する永久磁石固定装置
において、永久磁石の両側端面の一部に嵌合凹部を設
け、一方隣接する永久磁石の間に介在する非磁性材の押
え金具の両側端面の一部に前記永久磁石の嵌合凹部には
まり合う嵌合凸部を設け、隣接する永久磁石の対向する
嵌合凹部に、押え金具の両側端面の嵌合凸部をそれぞれ
嵌合して組合せ、押え金具の外表面から非磁性材のボル
トを通して、両側端面に係止リブを設けていない磁石支
持リングに螺着する。
【００１２】(2) 隣接する永久磁石の極性が互いに逆
向きとなるようにして複数個の永久磁石を周設した磁石
支持リングを有し、上記永久磁石の極面を所要空隙でロ
ーターの円筒部に対向させ、該永久磁石の磁気回路によ
りローターに発生する渦電流を制御する制御機構を設け
た減速装置の永久磁石を磁石支持リングに固定する永久
磁石固定装置において、永久磁石の両側端面に嵌合凸部
を設け、一方隣接する永久磁石の間に介在する非磁性材
の押え金具の両側端面に前記永久磁石の嵌合凸部にはま
り合う嵌合凹部を設け、隣接する永久磁石の対向する嵌
合凸部に、押え金具の両側端面の嵌合凹部をそれぞれ嵌
合して組合せ、押え金具の外表面から非磁性材のボルト
を通して、両側端面に係止リブを設けていない磁石支持
リングに螺着する。
向きとなるようにして複数個の永久磁石を周設した磁石
支持リングを有し、上記永久磁石の極面を所要空隙でロ
ーターの円筒部に対向させ、該永久磁石の磁気回路によ
りローターに発生する渦電流を制御する制御機構を設け
た減速装置の永久磁石を磁石支持リングに固定する永久
磁石固定装置において、永久磁石の両側端面に嵌合凸部
を設け、一方隣接する永久磁石の間に介在する非磁性材
の押え金具の両側端面に前記永久磁石の嵌合凸部にはま
り合う嵌合凹部を設け、隣接する永久磁石の対向する嵌
合凸部に、押え金具の両側端面の嵌合凹部をそれぞれ嵌
合して組合せ、押え金具の外表面から非磁性材のボルト
を通して、両側端面に係止リブを設けていない磁石支持
リングに螺着する。
【００１３】
【作用】本発明の渦電流式減速装置の永久磁石固定装置
は、隣接する磁石の間に介在する押え金具と永久磁石と
が凹凸状の係合段部の嵌合により組合わせ、かつ押え金
具の表面からボルトを通して磁石支持リングに螺着して
固定する構造のため、磁石支持リングの円周方向と幅方
向及び上下方向の全てに正確に固定されている。
は、隣接する磁石の間に介在する押え金具と永久磁石と
が凹凸状の係合段部の嵌合により組合わせ、かつ押え金
具の表面からボルトを通して磁石支持リングに螺着して
固定する構造のため、磁石支持リングの円周方向と幅方
向及び上下方向の全てに正確に固定されている。
【００１４】したがって、永久磁石が定位置に正確に固
定されることにより、減速時のオン・オフ操作が確実に
行われ、効率よく減速できる。また、磁石支持リングに
は横ずれ防止のために両側端面に係止リブを設けるなど
の特別の加工を施す必要がないので、加工工程の簡素化
と製造原価の低減に寄与できる。
定されることにより、減速時のオン・オフ操作が確実に
行われ、効率よく減速できる。また、磁石支持リングに
は横ずれ防止のために両側端面に係止リブを設けるなど
の特別の加工を施す必要がないので、加工工程の簡素化
と製造原価の低減に寄与できる。
【００１５】
【実施例】本発明の実施例を、一例として図4に示す渦
電流式減速装置に使用した場合について説明する。図4
において、回転軸1に軸受2を介して軸支したアルミニウ
ム等の非磁性材からなる支持体3に固定支持された固定
支持リング5aと、軸受4を介して軸支された回動支持リ
ング5bの2つの磁石支持リングを設ける。上記固定支持
リング5a及び回動支持リング5bの外周面には、上下磁極
面が回転軸1に対し直角方向の断面において円弧面をな
す永久磁石6の複数個を等間隔に配設する。
電流式減速装置に使用した場合について説明する。図4
において、回転軸1に軸受2を介して軸支したアルミニウ
ム等の非磁性材からなる支持体3に固定支持された固定
支持リング5aと、軸受4を介して軸支された回動支持リ
ング5bの2つの磁石支持リングを設ける。上記固定支持
リング5a及び回動支持リング5bの外周面には、上下磁極
面が回転軸1に対し直角方向の断面において円弧面をな
す永久磁石6の複数個を等間隔に配設する。
【００１６】上記固定支持リング5aと回動支持リング5b
に取着した永久磁石6群の表面に対向して、強磁性体か
らなるスイッチ板7の複数枚を非磁性体の支持部材を介
して等間隔に円周配置して支持体3に一体に取着する。
そして、ローター8を回転軸1に嵌着し、その円筒部9を
所定の空隙をもってスイッチ板7に対向させる。
に取着した永久磁石6群の表面に対向して、強磁性体か
らなるスイッチ板7の複数枚を非磁性体の支持部材を介
して等間隔に円周配置して支持体3に一体に取着する。
そして、ローター8を回転軸1に嵌着し、その円筒部9を
所定の空隙をもってスイッチ板7に対向させる。
【００１７】上記支持体3の一方の端には円筒部9より大
きく突出した車体への取付け部12が設けられる。また、
この取付け部12の内側には永久磁石6を周配設した回動
支持リング5bを回動させるためのシリンダ駆動装置10が
設けられる。11はそのピストンロッドである。
きく突出した車体への取付け部12が設けられる。また、
この取付け部12の内側には永久磁石6を周配設した回動
支持リング5bを回動させるためのシリンダ駆動装置10が
設けられる。11はそのピストンロッドである。
【００１８】実施例1 前記渦電流式減速装置における固定支持リング5aと回動
支持リング5bに周配設される永久磁石6の固定装置とし
て、請求項1記載の発明の実施例を図1及び図2に基づい
て説明する。なお、本実施例1及び下記実施例2において
は、固定支持リング5aと回動支持リング5bを区別するこ
となく、磁石支持リング13とした。なお、磁石支持リン
グ13は両側端面に係止リブを設けていないものを対象と
する。また、永久磁石6は両側端面に形成した嵌合凹部
または嵌合凸部の形状により符号を変えて説明する。
支持リング5bに周配設される永久磁石6の固定装置とし
て、請求項1記載の発明の実施例を図1及び図2に基づい
て説明する。なお、本実施例1及び下記実施例2において
は、固定支持リング5aと回動支持リング5bを区別するこ
となく、磁石支持リング13とした。なお、磁石支持リン
グ13は両側端面に係止リブを設けていないものを対象と
する。また、永久磁石6は両側端面に形成した嵌合凹部
または嵌合凸部の形状により符号を変えて説明する。
【００１９】図1の磁石固定装置は、磁石支持リング13
の外周面上に隣接永久磁石間に所定の空間をあけて永久
磁石14を周配設する。永久磁石14の両側端面の中央上半
部には、長方形断面の欠切凹部からなる嵌合凹部14aが
設けられている。
の外周面上に隣接永久磁石間に所定の空間をあけて永久
磁石14を周配設する。永久磁石14の両側端面の中央上半
部には、長方形断面の欠切凹部からなる嵌合凹部14aが
設けられている。
【００２０】一方、隣接永久磁石間の空間に介在する押
え金具15は、アルミニウム等の非磁性材料からなり、両
側端面に前記嵌合凹部14aにはまり合う長方形断面の凸
部からなる嵌合凸部15aが突設されている。また、押え
金具15の側面間の長さは永久磁石14の幅にほぼ等しく設
ける。なお、押え金具15には上下方向に貫通したボルト
孔16が設けられている。
え金具15は、アルミニウム等の非磁性材料からなり、両
側端面に前記嵌合凹部14aにはまり合う長方形断面の凸
部からなる嵌合凸部15aが突設されている。また、押え
金具15の側面間の長さは永久磁石14の幅にほぼ等しく設
ける。なお、押え金具15には上下方向に貫通したボルト
孔16が設けられている。
【００２１】前記永久磁石14の嵌合凹部14aに押え金具1
5の嵌合凸部15aを嵌合して隣接永久磁石間の空間に押え
金具15を組み込み、非磁性材のボルト17を前記ボルト孔
16を通して磁石支持リング13の外周面に設けたねじ孔18
に螺着して永久磁石14群を固定する。
5の嵌合凸部15aを嵌合して隣接永久磁石間の空間に押え
金具15を組み込み、非磁性材のボルト17を前記ボルト孔
16を通して磁石支持リング13の外周面に設けたねじ孔18
に螺着して永久磁石14群を固定する。
【００２２】図2の磁石固定装置は、永久磁石19の両側
端面の中央上半部に半円形断面の欠切凹部からなる嵌合
凹部19aが設けられている。一方、隣接永久磁石間の空
間に介在する押え金具20は、両側端面に前記嵌合段部19
aにはまり合う半円形断面の凸部からなる嵌合凸部20aが
突設されている。そして、前記図1の場合と同様にして
隣接永久磁石間の空間に押え金具20を組み込み、ボルト
17をねじ孔18に螺着して永久磁石19群を固定する。
端面の中央上半部に半円形断面の欠切凹部からなる嵌合
凹部19aが設けられている。一方、隣接永久磁石間の空
間に介在する押え金具20は、両側端面に前記嵌合段部19
aにはまり合う半円形断面の凸部からなる嵌合凸部20aが
突設されている。そして、前記図1の場合と同様にして
隣接永久磁石間の空間に押え金具20を組み込み、ボルト
17をねじ孔18に螺着して永久磁石19群を固定する。
【００２３】実施例2 前記渦電流式減速装置における固定支持リング5aと回動
支持リング5bに周配設される永久磁石6の固定装置とし
て、請求項2記載の発明の実施例を図3に基づいて説明す
る。
支持リング5bに周配設される永久磁石6の固定装置とし
て、請求項2記載の発明の実施例を図3に基づいて説明す
る。
【００２４】図3の磁石固定装置は、磁石支持リング13
の外周面上に隣接永久磁石間に所定の空間をあけて永久
磁石21を周配設する。永久磁石21の両側端面の中央下半
部には、長方形断面の凸部からなる嵌合凸部21aが設け
られている。
の外周面上に隣接永久磁石間に所定の空間をあけて永久
磁石21を周配設する。永久磁石21の両側端面の中央下半
部には、長方形断面の凸部からなる嵌合凸部21aが設け
られている。
【００２５】一方、隣接永久磁石間の空間に介在する押
え金具22は、アルミニウム等の非磁性材料からなり、両
側端面の中央下半部には、前記嵌合凸部21aにはまり合
う長方形断面の凹部からなる嵌合凹部22aが突設されて
いる。また、押え金具22の側面間の長さは永久磁石21の
幅にほぼ等しく設ける。なお、押え金具22には上下方向
に貫通したボルト孔16が設けられている。
え金具22は、アルミニウム等の非磁性材料からなり、両
側端面の中央下半部には、前記嵌合凸部21aにはまり合
う長方形断面の凹部からなる嵌合凹部22aが突設されて
いる。また、押え金具22の側面間の長さは永久磁石21の
幅にほぼ等しく設ける。なお、押え金具22には上下方向
に貫通したボルト孔16が設けられている。
【００２６】前記永久磁石21の嵌合凸部21aに押え金具2
2の嵌合凹部22aを嵌合して隣接永久磁石間の空間に押え
金具22を組み込み、非磁性材料のボルト17を前記ボルト
孔16を通して磁石支持リング13の外周面に設けたねじ孔
18に螺着して永久磁石21群を固定する。
2の嵌合凹部22aを嵌合して隣接永久磁石間の空間に押え
金具22を組み込み、非磁性材料のボルト17を前記ボルト
孔16を通して磁石支持リング13の外周面に設けたねじ孔
18に螺着して永久磁石21群を固定する。
【００２７】
【発明の効果】この発明は、磁石支持リングには横ずれ
を防止するために特別の加工を施すことなく、押え金具
のみで各方向に完全に永久磁石群を固定することができ
るため、加工工程の簡素化と製造原価の低減に寄与でき
る。
を防止するために特別の加工を施すことなく、押え金具
のみで各方向に完全に永久磁石群を固定することができ
るため、加工工程の簡素化と製造原価の低減に寄与でき
る。
【図１】請求項1記載の永久磁石固定装置の一実施例の
展開斜視図である。
展開斜視図である。
【図２】請求項1記載の永久磁石固定装置の他の実施例
の展開斜視図である。
の展開斜視図である。
【図３】請求項2記載の永久磁石固定装置の一実施例の
展開斜視図である。
展開斜視図である。
【図４】本発明の永久磁石固定装置を設けた渦電流式減
速装置の上半部は破断して内部の詳細を示す全体の正面
図である。
速装置の上半部は破断して内部の詳細を示す全体の正面
図である。
【図５】渦電流式減速装置における従来の永久磁石固定
装置の一例を示す展開斜視図である。
装置の一例を示す展開斜視図である。
1 回転軸 2、4 軸受 3 支持体 5a 固定支持リング 5b 回動支持リング 6、14、19、21、23 永久磁石 7 スイッチ板 8 ローター 9 円筒部 10 シリンダ駆動装置 11 ピストンロッド 12 取付け部 13 磁石支持リング 14a 嵌合凹部 15a 嵌合凸部 15、20、22、24 押え金具 16 ボルト孔 17 ボルト 18 ねじ孔 19a 嵌合凹部 20a 嵌合凸部 21a 嵌合凸部 22a 嵌合凹部 25 磁石支持リング 26 永久磁石 26a 係合段部 27 押え金具 27a 係合段部 28 係止リブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) H02K 49/02
Claims (2)
- 【請求項１】 隣接する永久磁石の極性が互いに逆向き
となるようにして複数個の永久磁石を周設した磁石支持
リングを有し、上記永久磁石の極面を所要空隙でロータ
ーの円筒部に対向させ、該永久磁石の磁気回路によりロ
ーターに発生する渦電流を制御する制御機構を設けた減
速装置の永久磁石を磁石支持リングに固定する永久磁石
固定装置において、永久磁石の両側端面の一部に嵌合凹
部を設け、一方隣接する永久磁石の間に介在する非磁性
材の押え金具の両側端面の一部に前記永久磁石の嵌合凹
部にはまり合う嵌合凸部を設け、隣接する永久磁石の対
向する嵌合凹部に、押え金具の両側端面の嵌合凸部をそ
れぞれ嵌合して組合せ、押え金具の外表面から非磁性材
のボルトを通して、両側端面に係止リブを設けていない
磁石支持リングに螺着した渦電流式減速装置の永久磁石
固定装置。 - 【請求項２】 隣接する永久磁石の極性が互いに逆向き
となるようにして複数個の永久磁石を周設した磁石支持
リングを有し、上記永久磁石の極面を所要空隙でロータ
ーの円筒部に対向させ、該永久磁石の磁気回路によりロ
ーターに発生する渦電流を制御する制御機構を設けた減
速装置の永久磁石を磁石支持リングに固定する永久磁石
固定装置において、永久磁石の両側端面に嵌合凸部を設
け、一方隣接する永久磁石の間に介在する非磁性材の押
え金具の両側端面に前記永久磁石の嵌合凸部にはまり合
う嵌合凹部を設け、隣接する永久磁石の対向する嵌合凸
部に、押え金具の両側端面の嵌合凹部をそれぞれ嵌合し
て組合せ、押え金具の外表面から非磁性材のボルトを通
して、両側端面に係止リブを設けていない磁石支持リン
グに螺着した渦電流式減速装置の永久磁石固定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7164582A JP2940438B2 (ja) | 1995-06-06 | 1995-06-06 | 渦電流式減速装置の永久磁石固定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7164582A JP2940438B2 (ja) | 1995-06-06 | 1995-06-06 | 渦電流式減速装置の永久磁石固定装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08336273A JPH08336273A (ja) | 1996-12-17 |
| JP2940438B2 true JP2940438B2 (ja) | 1999-08-25 |
Family
ID=15795916
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
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