JP2939779B2 - 蓄積リング - Google Patents

蓄積リング

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシンクロトロン放射光発
生装置における蓄積リングの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、荷電粒子(特に電子)を所定の曲
率を持つ軌道に沿って光速に近い速度で運動させること
により、軌道の接線方向へシンクロトロン放射光を発生
するシンクロトロン放射光発生装置が注目を浴びてい
る。加えて、この種の装置は、小型化の要求も高く軌道
半径が0.5m未満のものも提案されている。
【0003】図4は小形用の電子蓄積リングの概略を横
断面で示している。
【0004】断面が環状のヨーク30内に真空容器32
や超電導磁石による集束用磁石等の磁場発生装置が配置
されている。入射加速器(図示せず)でつくられた電子
ビームは、導入部31から真空容器22内に導入され、
磁気チャンネル33,34、インフレクタ35を介して
磁場の強度により定まる曲率を有する円形軌道を描いて
光速に近い速度で運動する。円形軌道はビームダクト3
6で囲まれている。
【0005】図5を参照して、電子ビームは円形軌道上
で局部的に密集し、電子バンチ27と呼ばれる状態で運
動する。図5に示されるように、一般に、この技術分野
では、垂直方向、水平方向、および電子バンチ27の進
行方向を、それぞれ、y軸、x軸、およびs軸で表す。
典型的な電子バンチ27の大きさは、約10cmの進行
方向の長さ、0.1〜0.2mmの範囲の垂直方向の高
さ、および約1mmの水平方向の幅をもつ。
【0006】ところで、円形軌道上を運動している電子
ビームには寿命があり、この寿命を長くすることがこの
種装置の一つの課題でもある。ここで、電子ビームの寿
命とは、最初に存在していた電子の個数が半分あるいは
1/eになるまでに経過する時間のことをいう。
【0007】この電子ビームの寿命を決める過程には種
々あるが、その1つにビームダクト26内のH2 やCO
などの残留ガスの影響がある。すなわち、ビームダクト
26は高真空に排気されるとはいうものの、残留ガスが
存在している。この残留ガスは、ビームダクト26中を
周回している電子ビームにより正にイオン化される。こ
の残留ガス正イオンに電子ビーム中の電子が衝突して散
乱する。その結果、電子ビームの寿命が低下する。
【0008】電子ビームの寿命を延ばす方法として、以
下に述べる、3つ方法が採用されている。
【0009】超高真空方法 電子ビーム中の電子が残留ガスをイオン化する確率は、
残留ガス分布密度に比例する。したがって、ビームダク
ト中の真空度を高くすれば、残留ガスのイオン化確率が
減少し、その結果として、残留ガスのイオンの数を減ら
すことができる。一般に、電子ビームの寿命を長く保つ
ためには、電子蓄積リングの場合、ビームダクト中を1
-10 Torr程度の超高真空にする必要がある。
【0010】残留ガスイオン排除方法 電子蓄積リングのビームダクト内に、電子ビームの軌道
に臨ませて電極を設置し、この電極とビームダクトとの
間に、電極を残留ガスイオンの極性と逆極性とするよう
な、直流電圧を印加する。これにより、電子ビームの軌
道上に静電場を作り、残留ガスイオンを電極に引き寄せ
ることにより、残留ガスイオンをビームダクト中から排
除する。
【0011】ビームサイズ変更方法 残留ガスイオンの空間密度分布は、バンチ中の電子群の
空間密度分布に強く影響される。電子群の水平および垂
直方向の密度分布は、図5に示したように、x軸方向、
y軸方向、夫々、ガウス分布に近い。残留ガスイオンは
電子群が作り出すポテンシャルによって捕獲されてい
る。従って、残留ガスイオンの密度分布は、近似的に、
電子密度分布に比例している。
【0012】又、一般に電子は光速に近い速度で軌道上
を周回しているのに対して、残留ガスイオンのドリフト
速度は熱運動速度のオーダーである。このため、残留ガ
スイオンは、リング周長に対しては一様に分布してい
る。従って、バンチの電子群の水平および垂直方向(x
軸およびy軸方向)の分布面積を大きくすれば、電子分
布密度が稀薄になり、それにより、残留ガスイオンの分
布密度も薄くなる。
【0013】ここで、蓄積リングにおけるx軸およびy
軸方向夫々の電子ビームのサイズ(標準偏差)σx およ
びσy は、それぞれ、下記の数式1および数式2で与え
られる。
【0014】
【数1】
【0015】
【数2】
【0016】ここで、εx およびεy はそれぞれ電子ビ
ームのx軸およびy軸方向の断面サイズを規定するエミ
ッタンス、βx およびβy はそれぞれx軸およびy軸方
向のベータトロン関数、ηは分散関数、Eは電子のもつ
エネルギー、およびΔEは電子のエネルギーの個々のバ
ラツキ量を示す。
【0017】従来の技術では、蓄積リングを構成する電
磁石系の構成(リングのラティス)及びパラメータを調
整して、電子ビームのサイズを変えて、電子ビームの寿
命を延ばしていた。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の電子ビームの延命方法では、それぞれ、次に述
べるよな欠点があった。の方法では、ビームダクト中
を超高真空にするために、真空槽材料、その表面処理、
洗浄方法、脱ガス対策等の高度な技術が要求される。
の方法では、比較的高い直流電圧を電極に印加するの
で、軌道上を周回している電子ビームに悪影響を与える
虞がある。の方法では、調整が複雑で所望のビームサ
イズを得るのが困難であるという欠点がある。このよう
な問題点に鑑み、本発明の課題は、比較的簡単な構成
で、容易にビームの寿命を延ばすことができる蓄積リン
グを提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、ビームダクト
中で荷電粒子を所定の曲率を有する軌道に沿って光速に
近い速度で運動させることにより、軌道の接線方向へシ
ンクロトロン放射光を発生する蓄積リングに係る。
【0020】
【0021】
【0022】本発明の第の態様によれば、ビームダク
ト中に軌道に臨ませて設置された電極と、電極に荷電粒
子のベータトロン振動数に実質的に等しい周波数の高周
波電力を印加する高周波電力印加手段と、電極に荷電粒
子の電荷の極性と同極性の直流電圧を印加する直流電圧
印加手段とを有することを特徴とする蓄積リングが得ら
れる。
【0023】上記第の態様による蓄積リングにおい
て、高周波電力印加手段は、高周波電力を発生する高周
波電源と、この高周波電源で発生された高周波電力を電
極へ伝送する伝送線と、この伝送線に挿入された整合回
路とを有し、直流電圧印加手段は、直流電圧を発生する
直流電源と、この直流電源で発生した直流電圧を電極へ
供給する供給手段と、この供給手段と整合回路との間に
挿入された直流カットコンデンサとを有することが好ま
しい。
【0024】
【0025】本発明の第の態様によれば、ビームダク
ト中に軌道に臨ませて、ビームダクトに対して所定の特
性インピーダンスをもつように設置された電極と、所定
の特性インピーダンスに等しい抵抗値をもって、電極の
一端を終端する抵抗と、電極に荷電粒子の電荷の極性と
同極性の直流電圧を印加する直流電圧印加手段と、電極
の他端に接続され、所定の特性インピーダンスに等しい
出力インピーダンスをもち、荷電粒子のベータトロン振
動数に実質的に等しい周波数の高周波電力を印加する高
周波源とを有することを特徴とする蓄積リングが得られ
る。
【0026】
【作用】上記第1の態様の蓄積リングの場合、荷電粒子
のベータトロン振動数に近い周波数の高周波電力を電極
に印加すると、荷電粒子のベータトロン振動がy軸方向
又はx軸方向に共鳴的に励起され、ベータトロン振動の
振幅が増大する。このため、残留ガスイオンの分布はy
軸方向又はx軸方向に拡大され、その分布密度が低下
し、ビームの残留ガスイオンの捕獲ポテンシャルが平均
的に浅くなる。この結果、上述した従来の残留ガスイオ
ン排除方法の場合に比較して、低い直流電圧を高周波電
力と重畳して印加することにより、残留ガスイオンを排
除し易くなる。これにより、ビームの寿命を延ばすこと
ができる。
【0027】
【0028】上記第の態様の蓄積リングの場合、電極
をビームダクトに対して所定の特性インピーダンスをも
つストリップラインにする。電極の両端を所定の特性イ
ンピーダンスに等しい抵抗値をもつ抵抗で終端し、電極
の他端に直流電圧印加手段を接続する。これにより、た
とえ電極が長くても、電極がビームに与える影響を小さ
くすることができる。この電極に直流電圧を印加して、
捕獲された残留ガスイオンを排除する。この場合、電極
が長ければ長い程、蓄積リングの全周における残留ガス
イオンの数を少なくすることができる。この結果、残留
ガスイオンとの衝突による荷電粒子の散乱確率が減り、
ビームの寿命を延ばすことができる。更に、直流電圧に
重畳して荷電粒子のベータトロン振動数に近い周波数の
高周波電圧を印加する。これにより、上記第1の態様の
蓄積リングの場合と同じ理由で、ビームの寿命を延ばす
ことができる。この場合、電極が長いので、電極に印加
する高周波電圧も低くでき、高周波電力も少なくてすむ
利点がある。
【0029】
【0030】
【実施例】以下、本発明の実施例について詳細に説明す
る。
【0031】図1に本発明の第1の実施例による電子蓄
積リングの電子ビームの進行方向に沿った断面図を示
す。
【0032】電子蓄積リングは、ビームダクト10中で
電子バンチ11を所定の曲率を有する軌道に沿って光速
に近い速度で運動させることにより、軌道の接線方向へ
シンクロトロン放射光を発生するものである。前述した
ように、ビームダクト10中には、電子ビームによって
イオン化され、捕獲された残留ガスイオン12が軌道に
沿って存在している。図示の例において、ビームダクト
10は、高さが60mmで、幅が120mmの大きさを
もっている。また、この電子ビームは、fβ=57MH
zのベータトロン振動数で、ベータトロン振動してい
る。
【0033】図示の実施例において、アルミニウム(A
l)電極13がビームダクト10中に軌道に臨ませて設
置されている。このAl電極13には、電子バンチ11
のベータトロン振動数fβに実質的に等しい周波数fの
高周波電力が、後述する高周波電力印加装置によって印
加される。本実施例のAl電極13は、80〜100m
mの大きさをもっている。
【0034】高周波電力印加装置は、高周波電力を発生
する高周波電源14と、この高周波電源で発生された高
周波電力をAl電極13へ伝送する伝送線15と、この
伝送線15に挿入された整合回路16とを有する。伝送
線15は、ビームダクト10の位置に設けられた真空封
じ17を介してAl電極13に接続されている。
【0035】次に第1の実施例の動作について説明す
る。
【0036】高周波電源14から電子バンチ11のベー
タトロン振動数に近い周波数の高周波電力が、整合回路
16および伝送線15を介してAl電極13に印加され
る。この結果、電子バンチ11のベータトロン振動がy
軸方向(垂直方向)又はx軸方向(水平方向)に共鳴的
に励起され、ベータトロン振動の振幅が増大する。この
ため、残留ガスイオン12の分布はy軸方向又はx軸方
向に拡大され、その分布密度が低下する。この結果、残
留ガスイオン12との衝突による電子バンチ11中の電
子の散乱確率が減少して、電子ビームの寿命を延ばすこ
とができる。
【0037】図2を参照すると、本発明の第2の実施例
による電子蓄積リングは、後述する直流電圧印加装置を
有している点を除いて、図1に示したものと同様の構成
を有する。したがって、図1に示したものと同様の機能
を有するものには、同一の参照番号を付して、それらの
説明については、説明を簡単にするために、省略する。
【0038】直流電圧印加装置は、Al電極13に電子
バンチ11を構成する電子の電荷の極性と同極性の直流
電圧を印加するためのものである。本実施例の直流電圧
印加装置は、直流電圧を発生する直流電源18と、この
直流電源18で発生した直流電圧をAl電極13へ供給
する供給線19と、この供給線19と整合回路16との
間に挿入された直流(DC)カットコンデンサ20とを
有する。
【0039】次に第2の実施例の動作について説明す
る。
【0040】上記第1の実施例の蓄積リングの場合と同
様に、高周波電源14から電子バンチ11のベータトロ
ン振動数に近い周波数の高周波電力が、整合回路16お
よび伝送線15を介してAl電極13に印加される。こ
れにより、電子ビームをy軸方向又はx軸方向に振動さ
せる。これにより、電子ビームによる残留ガスイオン1
2の捕獲ポテンシャルが平均的に浅くなる。また、直流
電源18から供給線19を介して直流電圧もAl電極1
3に印加する。このとき印加される直流電圧は、上述し
た従来の残留ガスイオン排除方法の場合に比較して、低
いもので良い。例えば、この直流電圧は500V程度の
大きさをもつ。このように、直流電圧を高周波電力と重
畳して印加することにより、残留ガスイオン12を排除
し易くなる。これにより、電子ビームの寿命を延ばすこ
とができる。
【0041】図3に本発明の第3の実施例による電子蓄
積リングの電子ビームの進行方向に沿った断面図を示
す。
【0042】この実施例では、約1mのAl電極13a
がビームダクト10中に軌道に臨ませて設置されてい
る。このAl電極13aはビームダクト10に対して特
性インピーダンスZo をもつ。このAl電極13aの一
端は、コンデンサ21を介して抵抗22で終端されてい
る。この抵抗22は、特性インピーダンスZo に等しい
抵抗値をもつ。また、Al電極13aの他端は直流電源
18に、直接、接続されると共に、DCカットコンデン
サ20および伝送路15を介して高周波電源14に接続
されている。高周波電源14は、特性インピーダンスZ
o に等しい出力インピーダンスをもつ。
【0043】次に第3の実施例の動作について説明す
る。
【0044】本実施例では、Al電極13aをビームダ
クト10に対して特性インピーダンスZo をもつストリ
ップラインにしている。Al電極13aの一端を特性イ
ンピーダンスZo に等しい抵抗値をもつ抵抗22で終端
し、Al電極13aの他端に特性インピーダンスZo
等しい出力インピーダンスをもつ高周波電源14を接続
している。これにより、たとえAl電極13aが長くて
も、Al電極13aが電子ビームに与える影響を小さく
することができる。すなわち、電磁誘導によりAl電極
13aに誘起される電磁場は、特性インピーダンスZo
をもつストリップラインによって速やかに除去される。
【0045】直流電源18からAl電極13aに直流電
圧を印加して、捕獲された残留ガスイオン12を排除す
る。この場合、Al電極13aが長ければ長い程、蓄積
リングの全周における残留ガスイオン12の数を少なく
することができる。この結果、残留ガスイオン12との
衝突による電子バンチ11中の電子の散乱確率が減り、
電子ビームの寿命を延ばすことができる。
【0046】また、本実施例では、この直流電圧に重畳
して、電子ビームのベータトロン振動数fβに近い周波
数fの高周波電力を高周波電源14から印加している。
これにより、上記第1の実施例の蓄積リングの場合と同
じ理由で、電子ビームの寿命を延ばすことができる。こ
の場合、Al電極13aが長いので、Al電極13aに
印加する高周波電力も少なくてすむ利点がある。
【0047】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明は、比
較的簡単な構成で、容易にビームの寿命を延ばすことが
できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による電子蓄積リングの
電子ビームの進行方向に沿った断面図である。
【図2】本発明の第2の実施例による電子蓄積リングの
電子ビームの進行方向に沿った断面図である。
【図3】本発明の第3の実施例による電子蓄積リングの
電子ビームの進行方向に沿った断面図である。
【図4】電子蓄積リングの構造を概略的に示した横断面
図である。
【図5】電子蓄積リング内を運動する電子ビーム(バン
チ)を説明するための図である。
【符号の説明】
10 ビームダクト 11 電子バンチ 12 残留ガスイオン 13 Al電極 14 高周波電源 15 伝送線 16 整合回路 17 真空封じ 18 直流電源 19 供給線 20 DCカットコンデンサ 21 DCカットコンデンサ 22 抵抗

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビームダクト中で荷電粒子を所定の曲率
    を有する軌道に沿って光速に近い速度で運動させること
    により、前記軌道の接線方向へシンクロトロン放射光を
    発生する蓄積リングにおいて、 前記ビームダクト中に前記軌道に臨ませて設置された電
    極と、 前記電極に前記荷電粒子のベータトロン振動数に実質的
    に等しい周波数の高周波電力を印加する高周波電力印加
    手段と、 前記電極に前記荷電粒子の電荷の極性と同極性の直流電
    圧を印加する直流電圧印加手段とを有することを特徴と
    する蓄積リング。
  2. 【請求項2】 前記高周波電力印加手段は、前記高周波
    電力を発生する高周波電源と、該高周波電源で発生され
    た高周波電力を前記電極へ伝送する伝送線と、該伝送線
    に挿入された整合回路とを有し、 前記直流電圧印加手段は、前記直流電圧を発生する直流
    電源と、該直流電源で発生した直流電圧を前記電極へ供
    給する供給手段と、該供給手段と前記整合回路との間に
    挿入された直流カットコンデンサとを有することを特徴
    とする請求項記載の蓄積リング。
  3. 【請求項3】 ビームダクト中で荷電粒子を所定の曲率
    を有する軌道に沿って光速に近い速度で運動させること
    により、前記軌道の接線方向へシンクロトロン放射光を
    発生する蓄積リングにおいて、 前記ビームダクト中に前記軌道に臨ませて、前記ビーム
    ダクトに対して所定の特性インピーダンスをもつように
    設置された電極と、 前記所定の特性インピーダンスに等しい抵抗値をもっ
    て、前記電極の一端を終端する抵抗と、 前記電極の他端に接続され、前記電極に前記荷電粒子の
    電荷の極性と同極性の直流電圧を印加する直流電圧印加
    手段と、 前記電極の他端に接続され、前記所定の特性インピーダ
    ンスに等しい出力インピーダンスをもち、前記荷電粒子
    のベータトロン振動数に実質的に等しい周波数の高周波
    電力を印加する高周波源とを有することを特徴とする蓄
    積リング。
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