JP2939743B1 - 巻き尺 - Google Patents

巻き尺

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JP2939743B1
JP2939743B1 JP10108498A JP10849898A JP2939743B1 JP 2939743 B1 JP2939743 B1 JP 2939743B1 JP 10108498 A JP10108498 A JP 10108498A JP 10849898 A JP10849898 A JP 10849898A JP 2939743 B1 JP2939743 B1 JP 2939743B1
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tape measure
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興 高橋
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株式会社マーベル
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Abstract

【要約】 【課題】 スライドする操作用ボタンと、これと連動す
るバネ板との簡単な部品によって帯尺を任意の引き出し
位置で確実に、且つ容易に弾圧ロックさせることができ
るユニークなロック機構を備えた巻き尺を提供する。 【解決手段】 ケース1内に巻回収納したテープ状の帯
尺2を繰出し口3から取り出し可能に形成した巻き尺で
あって、指先で上下にスライドできるように前記繰出し
口の上方に配置されたスライドボタン4と、ケース1内
に収納されて前記スライドボタン4の上下動と連動して
弾性変形する湾曲バネ板5とを含む。このバネ板5はそ
の下端に圧着爪5aが形成されており、前記スライドボ
タン4の背面に前記バネ板5の中間凸面部5bに当接す
るカム7が設けられている。このスライドボタン4を下
動することにより前記カム7がバネ板5を押圧して湾曲
した姿勢から伸張した姿勢に弾性変形させ、これにより
圧着爪5aで帯尺を弾圧してロックするように構成して
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テープ状の帯尺を
ケース内のリールに巻回した巻き尺に関するもので、殊
に巻き戻し用のスプリングをリール内蔵させておき、帯
尺の引き出し力を解消するとケース内に自動的に巻き戻
しするようにした巻き尺の巻き戻し時の衝撃緩和機構に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、巻き戻し用のスプリングをリール
内蔵させて、帯尺の引き出し力を解消すると、ケース内
に自動的に巻き戻しするようにした巻き尺が知られてい
る。このような巻き尺にあっては、帯尺を引き出したと
きに、不用意に引き出し端から手を離すと、バネ力によ
って帯尺が生きおいよく復帰して、帯尺先端に取り付け
た直角に屈曲するストッパーが繰り出し口前面に激しく
衝突し、その衝撃によりストッパーが痛んだり、或いは
外れたりすることがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の目的
は、帯尺が不用意に激しく復帰したときに、その衝撃を
確実に緩和して、帯尺先端のストッパーの損傷を未然に
防止することができるクッション機構を簡単な構造で提
供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為に
本発明では、次のような技術的手段を講じた。即ち、本
発明にかかる巻き尺にあっては、ケース1内に収納した
テープ状の帯尺2を、繰出し口3から取り出し可能に形
成した巻き尺であって、前記繰り出し口3に、帯尺2の
先端ストッパー2aの背面に面接するクッション部材6
が設けられており、このクッション部材6が薄板状で平
面視S字状に曲げ形成された伸縮バネ部6bを備え、合
成樹脂材料によって一体的に形成されている構造とした
ものである。これにより計測中に、帯尺先端部から手を
離して帯尺2が不用意に激しく復帰したときに、その衝
撃を緩和して帯尺先端のストッパー2aの損傷を未然に
防止することができる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を図1〜図6
に示した第1実施例について説明する。図において符号
Aは本発明にかかる巻き尺であって、左右の半割体1
a,1bの結合によって構成されている。このケース1
内にテープ状の帯尺2を巻回したリール8が収納され、
帯尺2の先端が繰出し口3から露出されて直角に折り曲
げられたストッパー2aが設けられている。前記リール
8には、図示は省略するが、自動巻き戻し用の復帰スプ
リングが内蔵されている。
【0006】前記繰出し口3の上方には指先で上下にス
ライドすることのできるスライドボタン4が設けられ、
該スライドボタン4の背面側には、スライドボタン4の
上下動と連動して弾性変形する湾曲バネ板5が設けられ
ている。このバネ板5はその上端5cでケース内面に形
成された受部9にルーズに嵌合され、下端に圧着爪5a
が形成され、下端近く部分がケース内面とガイドピンg
との間で上下移動が許されている。また前記スライドボ
タン4は、その背面に前記バネ板5の中間凸面部5bに
当接するカム7を備えている。このカム7は、スライド
ボタン4を上動させた非操作状態の通常位置において、
バネ板5に形成した開口部5dに嵌入してバネ板5の湾
曲した姿勢が保持されており、その結果、下端の圧着爪
5aが帯尺2の上面から離れて帯尺2の自由な出し入れ
を許している。そしてスライドボタン4を下動すると、
図3に示すように、前記カム7がその傾斜した下面に沿
って開口部5dから抜け出てバネ板5の中間凸面部5b
に乗り上げ、バネ板5を湾曲した姿勢から伸張した姿勢
に弾性変形させ、これにより圧着爪5aが帯尺2の上面
を弾力的に押圧してロックするように構成されている。
尚、このロック位置において、カム7がバネ板5の弾性
復帰力に抗してその中間凸面部5bに乗り上げているの
で、スライドボタン4の下動位置が安定よく保持され
る。
【0007】また、前記前記繰り出し口3に、帯尺2の
先端ストッパー2aの背面に面接するクッション部材6
が設けられている。このクッション部材6は図5及び図
6で詳しく示すように、先端の受け部6aと後尾側に、
平面形状がS字形に曲げ形成されて長手方向に伸縮変形
可能に形成された伸縮バネ部6bとが、合成樹脂材料に
よって総体的に薄板状で一体的に形成されており、前記
繰出し口3の底面に形成された溝10に、所定ストロー
クだけ伸縮可能な状態で装着されている。これにより、
計測中に帯尺先端部から不用意に手を離して帯尺2が激
しく復帰したときに、ストッパー2aの背面がクッショ
ン部材6の前面で受け止められてその衝撃を緩和し、ス
トッパーの損傷や脱落を未然に防止することができる。
またクッション部材6が薄板状に形成されているから、
嵩張らずに繰出し口3の底面部分に組み込むことがで
き、且つ合成樹脂による一体成型品で形成されているか
ら安価に製作できる。
【0008】以上本発明の代表的と思われる実施例につ
いて説明したが、本発明は必ずしも、これらの実施例構
造のみに限定されるものではない。例えばクッション部
材6についてみれば、バネ部6bの形態は、図6に示す
ような形状としてもよい。その他本発明では、その構成
要件を備えかつ本発明の目的を達成し、下記の効果を奏
する範囲内において適宜改変して実施できるものであ
る。
【0009】
【発明の効果】本発明に係る巻き尺は上記の如くの構成
とすることにより、計測中に帯尺先端部から不用意に手
を離して帯尺が激しく復帰したときに、帯尺先端に設け
たストッパーの背面が、クッション部材の前面で受け止
められてその衝撃を緩和し、ストッパーの損傷や脱落を
未然に防止することのできる。またクッション部材が薄
板状に形成されているから、嵩張らずに繰出し口の底面
部分に組み込むことができ、且つ合成樹脂による一体成
型品で形成されているから安価に製作できるといった種
々顕著な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る巻き尺の一実施例を示す縦断面
図。
【図2】図1におけるB−B線に沿った拡大断面図。
【図3】図1同様の断面図でバネ板のロック位置を示
す。
【図4】上記巻き尺の正面図。
【図5】本発明におけるクッション部材並びにその取付
部分を示す分解斜視図。
【図6】上記クッション部材の他の実施例を示す平面
図。
【符号の説明】
1 ケース 2 帯尺 2a 帯板先端のストッパー 3 繰出し口 6 クッション部材 6b 伸縮バネ部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース(1)内に収納したテープ状の帯尺
    (2)を、繰出し口(3)から取り出し可能に形成した巻き尺
    であって、前記繰り出し口(3)に、帯尺先端のストッパ
    ー(2a)の背面に面接するクッション部材(6)が設けられ
    ており、このクッション部材(6)が薄板状で平面視S字
    状に曲げ形成された伸縮バネ部(6b)を備え、合成樹脂材
    料によって一体的に形成されている巻き尺。
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