JP2939238B1 - 太陽光発電装置 - Google Patents

太陽光発電装置

Info

Publication number
JP2939238B1
JP2939238B1 JP10103342A JP10334298A JP2939238B1 JP 2939238 B1 JP2939238 B1 JP 2939238B1 JP 10103342 A JP10103342 A JP 10103342A JP 10334298 A JP10334298 A JP 10334298A JP 2939238 B1 JP2939238 B1 JP 2939238B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sash
assembly
plate
assembly plates
plates
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP10103342A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11280222A (ja
Inventor
恭輔 粟津
正清 菊地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiyo Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taiyo Kogyo Co Ltd filed Critical Taiyo Kogyo Co Ltd
Priority to JP10103342A priority Critical patent/JP2939238B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2939238B1 publication Critical patent/JP2939238B1/ja
Publication of JPH11280222A publication Critical patent/JPH11280222A/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Abstract

【要約】 【課題】 太陽光発電装置の構成を簡単にすると共に、
太陽光発電装置の組み立て作業が容易にできるようにす
る。太陽光発電装置の外部からの雨水がその内部にまで
は入り込まないようにする。 【解決手段】 太陽電池15と透明板11,12とで組
立板4を構成する。構造物2の外面に沿って複数の上記
組立板4を並設させる。これら互いに隣り合う両組立板
4,4の互いに対向する両対向端部5,5に沿って延び
これら両対向端部5,5を支持するサッシ6を設ける。
上記サッシ6が、上記構造物2に支持されて上記両対向
端部5,5の裏面をそれぞれ接合させるサッシ本体20
と、このサッシ本体20から上記両対向端部5,5の間
の空間22に向って一体的に突出する突出片23と、こ
の突出片23に係脱自在に係止されて上記両対向端部
5,5の表面にそれぞれ接合する係止体26とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽電池と透明板
とで構成した複数の組立板を複数設けて、これら組立板
を構造物の外面に沿って設けるようにした太陽光発電装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記太陽光発電装置には、従来、次のよ
うに構成されたものがある。
【0003】即ち、太陽電池が透明板に保持されて、こ
れら太陽電池と透明板とで組立板が構成され、構造物の
外面に沿って複数の上記組立板が並設され、これら互い
に隣り合う両組立板の互いに対向する両対向端部に沿っ
て延びこれら両対向端部を支持するサッシが設けられて
いる。
【0004】また、上記両組立板が隣り合う方向に対し
て交差する交差方向で、上記構造物の外面に沿って複数
の組立板が並設され、これら互いに隣り合う両組立板の
互いに対向する他の対向端部に沿って延びこれら両他の
対向端部を支持する他のサッシが設けられている。
【0005】そして、上記太陽電池に太陽光が注がれる
とき、上記太陽電池が光エネルギーを電気エネルギーに
変換することとされ、上記太陽電池から構造物の外部に
向うよう延出させられた電線を通して上記電気エネルギ
ーが消費可能とされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
技術では、次のような問題点がある。
【0007】第1に、サッシを構成する部品点数が多く
て、上記太陽光発電装置の構成が複雑となっており、ま
た、このようにサッシの部品点数が多いことと、上記組
立板をサッシに支持させるために締結手段を用いている
こととから、構造物に対し上記組立板とサッシとを組み
付けるための作業が煩雑になっており、つまり、太陽光
発電装置の組み立て作業が煩雑となっている
【0008】第2に、上記組立板がほぼ水平な「水平
面」上に、もしくはこの「水平面」に対し傾斜した「傾
斜面」上に並設される場合において、これら組立板の組
み付け作業時や、保守点検作業時には、既に組み付けた
各組立板の上面に足場板を敷いて上記各作業をすること
があるが、この場合、上記足場板によって、上記組立板
の表面が傷付けられるおそれがある。
【0009】第に、構造物による各組立板の支持がよ
り強固になされるようにすることが求められている。
【0010】第に、「水平面」上や「傾斜面」上に並
設された上記組立板群の表面に雨水が降り注ぐとき、こ
の雨水が上記組立板群の表面のいずれかに溜るおそれが
あり、この場合には、太陽電池の性能が阻害されるおそ
れを生じる。
【0011】本発明は、上記諸問題点を解決することを
課題とする。
【0012】第1に、太陽光発電装置の構成を簡単にす
ると共に、太陽光発電装置の組み立て作業が容易にでき
るようにする
【0013】第2に、太陽光発電装置の組み立て作業時
や、保守点検作業時に、組立板の表面が傷付かないよう
にする。
【0014】第に、構造物による各組立板の支持がよ
り強固になされるようにする。
【0015】第に、並設された組立板群の表面に雨水
が降り注ぐとき、この雨水が上記組立板群の表面のいず
れかに溜るということを防止して、太陽電池の性能が阻
害されないようにする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の太陽光発電装置は、次の如くである。
【0017】請求項1の発明は、太陽電池15を透明板
11,12に保持させて、これら太陽電池15と透明板
11,12とで組立板4を構成し、構造物2の外面に沿
って複数の上記組立板4を並設させ、これら互いに隣り
合う両組立板4,4の互いに対向する両対向端部5,5
に沿って延びこれら両対向端部5,5を支持するサッシ
6を設けた太陽光発電装置において、
【0018】上記サッシ6が、上記構造物2に支持され
て上記両対向端部5,5の裏面をそれぞれ接合させるサ
ッシ本体20と、このサッシ本体20から上記両対向端
部5,5の間の空間22に向って一体的に突出する突出
片23と、この突出片23に係脱自在に係止されて上記
両対向端部5,5の表面にそれぞれ接合する係止体26
とを備え
【0019】記係止体26を全体的に弾性材で構成
し、この係止体26の少なくとも一部を上記両組立板
4,4の表面よりもその外方に突出させ
【0020】記係止体26にその外部側から嵌脱自在
に嵌合する補強板35を設け、上記組立板4の厚さ方向
に向う視線でみて、上記補強板35がその幅方向で上記
両対向端部5,5に跨るよう上記補強板35を形成した
ものである。
【0021】請求項の発明は、請求項1の発明に加え
て、上記両組立板4,4が隣り合う方向Aに対して交差
する交差方向Bで、上記構造物2の外面に沿って複数の
組立板4,4を並設させ、これら互いに隣り合う両組立
板4,4の互いに対向する他の対向端部8,8に沿って
延びこれら両他の対向端部8,8を支持する他のサッシ
9を設けた太陽光発電装置において、
【0022】上記他のサッシ9が、上記サッシ6に支持
されて上記両他の対向端部8,8の裏面をそれぞれ接合
させるサッシ本体39と、このサッシ本体39から上記
両他の対向端部8,8の間の空間41に向って一体的に
突出する突出片42と、この突出片42に支持されて上
記空間41に嵌入されるシール材43とを備え、このシ
ール材43の外面を、上記両組立板4,4の表面とほぼ
面一としたものである。
【0023】請求項の発明は、請求項の発明に加え
て、上記他のサッシ9のサッシ本体39の断面形状を構
造物2の外方に向って開くほぼU字形状としてこのサッ
シ本体39の内部を排水通路45とし、この排水通路4
5の長手方向における端部開口を上記サッシ6のサッシ
本体20の排水通路30に連通させたものである。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。
【0025】図において、符号1は太陽光発電装置であ
って、この太陽光発電装置1は全体として建築物とされ
ている。
【0026】上記太陽光発電装置1は、建築物本体であ
る構造物2を有し、この構造物2の上部外面は前記「傾
斜面」とされ、この「傾斜面」に沿った方向を方向Aと
し、この方向Aに対しほぼ直角に交差する方向を交差方
向Bとすれば、上記構造物2は、上記交差方向Bに向っ
て延びるI型鋼製のフレーム3を備え、上記交差方向B
は上記「傾斜面」に沿って傾斜している。
【0027】上記フレーム3は建築物としての屋根部の
一部を構成し、上記方向Aで、上記構造物2の外面に沿
って複数の組立板4,4が並設されている。また、上記
方向Aで、互いに隣り合う両組立板4,4の互いに対向
する対向端部5,5に沿って上記交差方向Bに延び、こ
れら両対向端部5,5を支持するサッシ6が設けられて
いる。
【0028】また、上記交差方向Bで、上記構造物2の
外面に沿って複数の組立板4,4が並設され、互いに隣
り合う両組立板4,4の互いに対向する両他の対向端部
8,8に沿って上記方向Aに延びこれら両他の対向端部
8,8を支持する他のサッシ9が設けられている。
【0029】上記の場合、各組立板4は互いに同形同大
の矩形をなし、上記「傾斜面」に沿ってこれら組立板4
が碁盤目状に整然と配設され、これら組立板4群の各表
面は互いにほぼ面一とされている。
【0030】上記各組立板4は、上下方向で少し離れて
対面するガラス板製の一対の透明板11,12と、これ
ら両透明板11,12の各外縁部の間に介設されるスペ
ーサ13と、これら両透明板11,12とスペーサ13
とで囲まれて密閉された空間14に収納されると共に上
記透明板11の内面に貼着されて保持された半透明板状
の太陽電池15と、上記各透明板11,12とスペーサ
13との間をシールするシール材16とを備え、これら
透明板11,12、スペーサ13、太陽電池15、およ
びシール材16は、接着剤により互いに一体的に結合さ
せられている。
【0031】上記サッシ6は、上記構造物2のフレーム
3に締結具19により固定されて支持され上記両対向端
部5,5の裏面をそれぞれシール材21を介し圧接状に
接合させるアルミ製のサッシ本体20と、このサッシ本
体20の幅方向の中途部から上記両対向端部5,5の間
の空間22に向って一体的に突出するアルミ製の突出片
23と、この突出片23の突出端部の係止部24に係脱
自在に弾性的に係止されて上記各対向端部5の表面にそ
れぞれ圧接状に接合する係止体26とを備えている。こ
の係止体26は、上記両対向端部5,5の表面に架設さ
れて上記したように接合する係止体本体27と、この係
止体本体27の幅方向の中途部から上記空間22に向っ
て一体的に突出して上記突出片23の係止部24に係脱
自在に係止された被係止部28とを備えている。
【0032】上記サッシ6のサッシ本体20の断面形状
は構造物2の外方、つまり、上方に向って開くほぼU字
形状とされ、このサッシ本体20の内部が上記方向Aに
沿うよう斜め下方に向って傾斜する排水通路30とされ
ている。
【0033】上記突出片23は、上記サッシ本体20の
幅方向で、その内底部における中央部から一側部に偏位
して設けられ、これにより、広くされた上記サッシ本体
20の内底部の他側部が、上記各組立板4の太陽電池1
5から構造物2の外部に向うよう延出する電線31を配
索させるための配索通路32とされている。この場合、
配索通路32は、上記電線31の少なくとも一部だけを
配索させるものであってもよい。
【0034】上記係止体26は、その係止体本体27と
被係止部28とが全体的にゴム等弾性材で構成され、シ
ール材としても機能するものとされている。この係止体
26の一部である上記係止体本体27が、上記両組立板
4,4の表面よりもその外方に突出させられている。
【0035】上記係止体26の係止体本体27の外面に
は、その長手方向に沿って嵌入溝34が形成され、この
嵌入溝34に金属板製の長尺の補強板35がその長手方
向で嵌脱自在に嵌合させられ、この補強板35によっ
て、上記係止体26の強度と剛性とが高められている。
また、上記組立板4の厚さ方向に向う視線でみて(太陽
光発電装置1の平面視で)、上記補強板35は、その幅
方向で、上記両対向端部5,5に跨るよう形成されてい
る。
【0036】上記他のサッシ9はアルミ製のサッシ本体
39を備え、このサッシ本体39は、その長手方向の各
端部が上記サッシ6のサッシ本体20の長手方向の中途
部に載置されて締結具38により締結されて支持され、
上記両他の対向端部8,8の裏面をそれぞれシール材4
0を介し圧接状に接合させている。また、上記他のサッ
シ9は、上記サッシ本体39から上記両他の対向端部
8,8の間の空間41に向って一体的に突出するアルミ
製の突出片42と、この突出片42の突出端部に支持さ
れて上記空間41に嵌入させられるシール材43とを備
えている。
【0037】上記シール材43の外面は、このシール材
43と隣接する上記両組立板4,4の表面とほぼ面一と
されている。
【0038】上記他のサッシ9のサッシ本体39の断面
形状は構造物2の外方、つまり、上方に向って開く偏平
なほぼU字形状とされ、このサッシ本体39の内部が上
記交差方向Bに沿うようほぼ水平に延びる排水通路45
とされている。また、上記排水通路45の長手方向にお
ける端部開口は、上記サッシ6のサッシ本体20の排水
通路30の上方に位置させられて、この排水通路30に
連通させられている。
【0039】そして、上記突出片23に対する係止体2
6の係止によって、上記構造物2に対し、サッシ6と他
のサッシ9とを介し各組立板4ががたつきなく、かつ、
強固に支持されている。
【0040】上記構成によれば、サッシ6が、構造物2
に支持されて上記両対向端部5,5の裏面をそれぞれ接
合させるサッシ本体20と、このサッシ本体20から上
記両対向端部5,5の間の空間22に向って一体的に突
出する突出片23と、この突出片23に係脱自在に係止
されて上記両対向端部5,5の表面にそれぞれ接合する
係止体26とを備えたため、サッシ6は、互いに一体成
形されたサッシ本体20および突出片23と、係止体2
6とで構成され、つまり、上記サッシ6の部品点数は極
めて少ないことから、その分、太陽光発電装置1の構成
が簡単となる。
【0041】また、上記突出片23に対する係止体26
の連結は、煩雑な作業を要求される締結手段によるので
はなく、単なる係止によるのであり、しかも、上記した
ようにサッシ6の部品点数が少ないことから、上記構造
物2に対する組立板4やサッシ6の組み付け作業が容易
にでき、つまり、太陽光発電装置1の組み立て作業が容
易にできることとなる。
【0042】また、上記サッシ本体20の断面形状を構
造物2の外方に向って開くほぼU字形状としてこのサッ
シ本体20の内部を排水通路30としたため、互いに隣
り合う両組立板4,4の両対向端部5,5の間のシール
が不十分であって、これら両対向端部5,5の間を通り
雨水が浸入したとしても、この浸入した雨水は上記サッ
シ本体20の内部の排水通路30を通って太陽光発電装
置1の外部に排水される。
【0043】よって、上記両組立板4,4の両対向端部
5,5の間のシールが不十分であるとしても、雨水が太
陽光発電装置1の内部にまで入り込むということは防止
される。
【0044】また、上記サッシ本体20の内部を上記太
陽電池15から構造物2の外部に向うよう延出する電線
31の配索通路32としたため、上記電線31の配索の
ための別途の電線管が不要である分、上記太陽光発電装
置1の構成が簡単になると共に、電線管の配管作業が不
要となる分、上記電線31の配索作業も容易にでき、つ
まり、太陽光発電装置1の組み立て作業が容易にできる
こととなる。
【0045】また、上記係止体26を全体的に弾性材で
構成したため、この係止体26と、この係止体26と接
合する上記各組立板4の対向端部5の表面との間は上記
係止体26自体によってシールされることとなる。
【0046】よって、別途のシール材が不要である分、
太陽光発電装置1の構成が簡単になる。
【0047】また、上記太陽光発電装置1の組立板4が
ほぼ水平に並設される場合において、その組み付け作業
時や、保守点検作業時には、上記各組立板4の上面に足
場板を敷いて上記各作業をすることがあるが、この場
合、上記足場板を上記各係止体26の突出部分に架設さ
せることができる。
【0048】よって、上記各作業時に、足場板によっ
て、組立板4の表面が傷付けられるということは防止さ
れる。また、上記係止体26は弾性材であって、足場板
との間の摩擦力が大きいため、この足場板を安定した状
態で架設させることができ、作業性が向上する。
【0049】また、上記係止体26にその外部側から嵌
脱自在に嵌合する補強板35を設け、上記組立板4の厚
さ方向に向う視線でみて、上記補強板35がその幅方向
で上記両対向端部5,5に跨るよう上記補強板35を形
成したため、前記したように、係止体26を全体的に弾
性体で構成すると、この係止体26による上記組立板4
の支持強度は不十分になりがちであるが、上記両対向端
部5,5に跨っている上記係止体26の部分が上記補強
板35によって補強されることから、上記係止体26に
よっての上記組立板4の支持がより強固になされること
となる。
【0050】しかも、上記補強板35は、上記係止体2
6に対しその外部から嵌脱自在に嵌合させられるもので
あるため、上記構造物2に対し上記各組立板4を支持さ
せるときには、まず、補強板35を嵌合させていない係
止体26を任意に折り曲げたり、弾性変形させながら、
上記突出片23に係止させ、その後に、上記係止体26
に補強板35を嵌合させればよい。
【0051】よって、上記係止作業が、補強板35に邪
魔されることなく、係止体26を任意に変形させること
によりできる分、上記太陽光発電装置1の組み立て作業
がより容易にできることとなる。
【0052】また、上記他のサッシ9が、上記サッシ6
に支持されて上記両他の対向端部8,8の裏面をそれぞ
れ接合させるサッシ本体39と、このサッシ本体39か
ら上記両他の対向端部8,8の間の空間41に向って一
体的に突出する突出片42と、この突出片42に支持さ
れて上記空間41に嵌入されるシール材43とを備え、
このシール材43の外面を、上記両組立板4,4の表面
とほぼ面一としたため、上記の交差方向Bで、互いに隣
り合う両組立板4,4のうち、一方の組立板4の表面に
降り注いだ雨水は、この一方の組立板4の表面から、上
記シール材43の外面上を通り、他方の組立板4の表面
に向って溜ることなく流れることとなる。
【0053】よって、並設された組立板4群の表面に雨
水が降り注ぐとき、この雨水が上記組立板4群の表面の
いずれかに溜るということが防止されて、太陽電池15
の性能が阻害されるということが防止される。
【0054】また、上記他のサッシ9のサッシ本体39
の断面形状を構造物2の外方に向って開くほぼU字形状
としてこのサッシ本体39の内部を排水通路45とし、
この排水通路45の長手方向における端部開口を上記サ
ッシ6のサッシ本体20の排水通路30に連通させたた
め、上記交差方向Bで、互いに隣り合う両組立板4,4
の両他の対向端部8,8の間のシールが不十分で雨水が
浸入したとしても、この浸入した雨水は上記他のサッシ
9のサッシ本体の内部の排水通路45を通って、上記太
陽光発電装置1の外部に直接排水され、もしくは、上記
サッシ6のサッシ本体20の内部の排水通路30に排水
され、かつ、この排水通路30を通って、太陽光発電装
置1の外部に排水される。
【0055】よって、上記交差方向Bで、互いに隣り合
う両組立板4,4の両他の対向端部8,8の間のシール
が不十分であるとしても、雨水が太陽光発電装置1の内
部にまで入り込むということは防止される。
【0056】なお、以上は図示の例によるが、複数の組
立板4,4を前記「水平面」に沿って互いに並設させて
もよく、また、建築物の壁部である構造物2の側部外面
に沿ったほぼ鉛直な「鉛直面」に沿って複数の組立板
4,4を互いに並設させてもよい。
【0057】
【発明の効果】本発明による効果は、次の如くである。
【0058】請求項1の発明は、太陽電池を透明板に保
持させて、これら太陽電池と透明板とで組立板を構成
し、構造物の外面に沿って複数の上記組立板を並設さ
せ、これら互いに隣り合う両組立板の互いに対向する両
対向端部に沿って延びこれら両対向端部を支持するサッ
シを設けた太陽光発電装置において、
【0059】上記サッシが、上記構造物に支持されて上
記両対向端部の裏面をそれぞれ接合させるサッシ本体
と、このサッシ本体から上記両対向端部の間の空間に向
って一体的に突出する突出片と、この突出片に係脱自在
に係止されて上記両対向端部の表面にそれぞれ接合する
係止体とを備えてる。
【0060】このため、サッシは、互いに一体成形され
たサッシ本体および突出片と、係止体とで構成され、つ
まり、上記サッシの部品点数は極めて少ないことから、
その分、太陽光発電装置の構成が簡単となる。
【0061】また、上記突出片に対する係止体の連結
は、煩雑な作業を要求される締結手段によるのではな
く、単なる係止によるのであり、しかも、上記したよう
にサッシの部品点数が少ないことから、上記構造物に対
する組立板やサッシの組み付け作業が容易にでき、つま
り、太陽光発電装置の組み立て作業が容易にできること
となる。
【0062】また、上記係止体を全体的に弾性材で構成
し、この係止体の少なくとも一部を上記両組立板の表面
よりもその外方に突出させてあり、次の効果が生じる。
【0063】即ち、上記係止体を全体的に弾性材で構成
したため、この係止体と、この係止体と接合する上記各
組立板の対向端部の表面との間は上記係止体自体によっ
てシールされることとなる。
【0064】よって、別途のシール材が不要である分、
太陽光発電装置の構成が簡単になる。
【0065】また、上記太陽光発電装置の組立板がほぼ
水平に並設される場合において、その組み付け作業時
や、保守点検作業時には、上記各組立板の上面に足場板
を敷いて上記各作業をすることがあるが、この場合、上
記足場板を上記各係止体の突出部分に架設させることが
できる。
【0066】よって、上記各作業時に、足場板によっ
て、組立板の表面が傷付けられるということは防止され
る。
【0067】更に、上記係止体にその外部側から嵌脱自
在に嵌合する補強板を設け、上記組立板の厚さ方向に向
う視線でみて、上記補強板がその幅方向で上記両対向端
部に跨るよう上記補強板を形成してある。
【0068】このため、前記したように、係止体を全体
的に弾性体で構成すると、この係止体による上記組立板
の支持強度は不十分になりがちであるが、上記両対向端
部に跨っている上記係止体の部分が上記補強板によって
補強されることから、上記係止体によっての上記組立板
4の支持がより強固になされることとなる。
【0069】しかも、上記補強板は、上記係止体に対し
その外部から嵌脱自在に嵌合させられるものであるた
め、上記構造物に対し上記各組立板を支持させるときに
は、まず、補強板を嵌合させていない係止体を任意に折
り曲げたり、弾性変形させながら、上記突出片に係止さ
せ、その後に、上記係止体に補強板を嵌合させればよ
い。
【0070】よって、上記係止作業が、補強板に邪魔さ
れることなく、係止体を任意に変形させることによりで
きる分、上記太陽光発電装置の組み立て作業がより容易
にできることとなる。
【0071】請求項の発明は、上記両組立板が隣り合
う方向に対して交差する交差方向で、上記構造物の外面
に沿って複数の組立板を並設させ、これら互いに隣り合
う両組立板の互いに対向する他の対向端部に沿って延び
これら両他の対向端部を支持する他のサッシを設けた太
陽光発電装置において、
【0072】上記他のサッシが、上記サッシに支持され
て上記両他の対向端部の裏面をそれぞれ接合させるサッ
シ本体と、このサッシ本体から上記両他の対向端部の間
の空間に向って一体的に突出する突出片と、この突出片
に支持されて上記空間に嵌入されるシール材とを備え、
このシール材の外面を、上記両組立板の表面とほぼ面一
としてある。
【0073】このため、上記の交差方向で、互いに隣り
合う両組立板のうち、一方の組立板の表面に降り注いだ
雨水は、この一方の組立板の表面から、上記シール材の
外面上を通り、他方の組立板の表面に向って溜ることな
く流れることとなる。
【0074】よって、ほぼ水平方向で互いに並設された
組立板群の表面に雨水が降り注ぐとき、この雨水が上記
組立板群の表面のいずれかに溜るということが防止され
て、太陽電池の性能が阻害されるということが防止され
る。
【0075】請求項の発明は、上記他のサッシのサッ
シ本体の断面形状を構造物の外方に向って開くほぼU字
形状としてこのサッシ本体の内部を排水通路とし、この
排水通路の長手方向における端部開口を上記サッシのサ
ッシ本体の排水通路に連通させてある。
【0076】このため、上記交差方向で、互いに隣り合
う両組立板の両他の対向端部の間のシールが不十分で雨
水が浸入したとしても、この浸入した雨水は上記他のサ
ッシのサッシ本体の内部の排水通路を通って、太陽光発
電装置の外部に直接排水され、もしくは、上記サッシの
サッシ本体の内部の排水通路に排水され、かつ、この排
水通路を通って、太陽光発電装置の外部に排水される。
【0077】よって、上記交差方向で、互いに隣り合う
両組立板の両他の対向端部の間のシールが不十分である
としても、雨水が太陽光発電装置の内部にまで入り込む
ということは防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図3の1‐1線矢視断面図である。
【図2】太陽光発電装置の部分斜視図である。
【図3】太陽光発電装置の平面図である。
【図4】図3の4‐4線矢視断面図である。
【符号の説明】
1 太陽光発電装置 2 構造物 4 組立板 5 対向端部 6 サッシ 8 他の対向端部 9 他のサッシ 11,12 透明板 15 太陽電池 20 サッシ本体 22 空間 23 突出片 24 係止部 26 係止体 30 排水通路 31 電線 32 配索通路 34 嵌入溝 35 補強板 39 サッシ本体 41 空間 42 突出片 43 シール材 45 排水通路 A 方向 B 交差方向
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04D 13/18 E04D 3/40 H01L 31/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 太陽電池を透明板に保持させて、これら
    太陽電池と透明板とで組立板を構成し、構造物の外面に
    沿って複数の上記組立板を並設させ、これら互いに隣り
    合う両組立板の互いに対向する両対向端部に沿って延び
    これら両対向端部を支持するサッシを設けた太陽光発電
    装置において、 上記サッシが、上記構造物に支持されて上記両対向端部
    の裏面をそれぞれ接合させるサッシ本体と、このサッシ
    本体から上記両対向端部の間の空間に向って一体的に突
    出する突出片と、この突出片に係脱自在に係止されて上
    記両対向端部の表面にそれぞれ接合する係止体とを備
    記係止体を全体的に弾性材で構成し、この係止体の少
    なくとも一部を上記両組立板の表面よりもその外方に突
    出させ 記係止体にその外部側から嵌脱自在に嵌合する補強板
    を設け、上記組立板の厚さ方向に向う視線でみて、上記
    補強板がその幅方向で上記両対向端部に跨るよう上記補
    強板を形成した太陽光発電装置。
  2. 【請求項2】 上記両組立板が隣り合う方向に対して交
    差する交差方向で、上記構造物の外面に沿って複数の組
    立板を並設させ、これら互いに隣り合う両組立板の互い
    に対向する他の対向端部に沿って延びこれら両他の対向
    端部を支持する他のサッシを設けた太陽光発電装置にお
    いて、 上記他のサッシが、上記サッシに支持されて上記両他の
    対向端部の裏面をそれぞれ接合させるサッシ本体と、こ
    のサッシ本体から上記両他の対向端部の間の空間に向っ
    て一体的に突出する突出片と、この突出片に支持されて
    上記空間に嵌入されるシール材とを備え、このシール材
    の外面を、上記両組立板の表面とほぼ面一とした請求項
    1に記載の太陽光発電装置。
  3. 【請求項3】 上記他のサッシのサッシ本体の断面形状
    を構造物の外方に向って開くほぼU字形状としてこのサ
    ッシ本体の内部を排水通路とし、この排水通路の長手方
    向における端部開口を上記サッシのサッシ本体の排水通
    路に連通させた請求項に記載の太陽光発電装置。
JP10103342A 1998-03-30 1998-03-30 太陽光発電装置 Expired - Fee Related JP2939238B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10103342A JP2939238B1 (ja) 1998-03-30 1998-03-30 太陽光発電装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10103342A JP2939238B1 (ja) 1998-03-30 1998-03-30 太陽光発電装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2939238B1 true JP2939238B1 (ja) 1999-08-25
JPH11280222A JPH11280222A (ja) 1999-10-12

Family

ID=14351480

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10103342A Expired - Fee Related JP2939238B1 (ja) 1998-03-30 1998-03-30 太陽光発電装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2939238B1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4703019B2 (ja) * 2001-03-16 2011-06-15 太陽工業株式会社 構造物における太陽光発電装置
JP2010071046A (ja) * 2008-09-22 2010-04-02 Sanko Metal Ind Co Ltd 太陽光発電装置
US20110271952A1 (en) * 2010-05-05 2011-11-10 Yau Lee Innovative Technology Limited System for reclaiming solar energy in buildings

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11280222A (ja) 1999-10-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4015294B2 (ja) 太陽電池パネルの設置装置
JP3461747B2 (ja) 太陽電池パネルを用いた外装構造
AU2008345895B2 (en) Solar cell module
JPH10231600A (ja) 建築物への太陽電池取付構造
JP7182659B2 (ja) 漏水防止機能を有する太陽光モジュール屋根設置用設置構造物
JP2019024302A (ja) 太陽光パネル用フロート装置及びそれを含む太陽光モジュール
KR102083860B1 (ko) 조립식 지붕의 태양광 모듈 고정 장치
KR102138147B1 (ko) 태양광모듈이 적용된 끼움 결합식 지붕플레이트 조립체
KR102322379B1 (ko) 경량화된 태양광 모듈 지붕 설치용 설치 구조물
JP2939238B1 (ja) 太陽光発電装置
JP5577664B2 (ja) 固定部材
CN213661544U (zh) 光伏组件安装机构及光伏系统
JP2001227110A (ja) 屋根用パネルの支持金具と屋根施工方法及び屋根用パネルユニット
JP4713004B2 (ja) 太陽電池一体型パネル
CN207582767U (zh) 与建筑屋面一体化的太阳能屋顶系统
JPH1150622A (ja) 太陽電池モジュール付き屋根構造及び該太陽電池モジュール付き屋根構造に用いる屋根パネル
CN216929959U (zh) 一种光伏组件导水排泥装置及光伏系统
JP6356569B2 (ja) 温室を利用する太陽電池アレイの設置構造
CN114809480B (zh) 一种光伏棚顶结构及光伏停车棚
JP2002129710A (ja) 太陽光発電装置
CN217811947U (zh) 一种金属瓦及光伏屋面组合系统
CN219081160U (zh) 一种bipv光伏车棚
CN219298623U (zh) 光伏建筑连接结构及建筑光伏系统
KR102366965B1 (ko) 터널 방음벽의 천장판 시공방법
CN216699923U (zh) 边框组件

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090611

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100611

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110611

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120611

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130611

Year of fee payment: 14

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees