JP4703019B2 - 構造物における太陽光発電装置 - Google Patents

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  • Photovoltaic Devices (AREA)

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、屋内、屋外を仕切るガラス板などの板材と、この板材を構造物本体に支持させる支持体とを備えた構造物において、上記支持体の屋外側の面を覆うよう、太陽電池を組み込んだ発電ユニットを配設した構造物における太陽光発電装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、上記構造物における太陽光発電装置には、地面側に固定される構造物本体と、この構造物本体に沿って複数並設され屋内、屋外を仕切る板材と、上記構造物本体に支持されて上記各板材を支持する支持体とを備え、上記板材が、太陽電池を組み込んだ発電ユニットとされたものが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の技術では、構造物の屋外側の面の全面積のうち、上記支持体の屋外側の面の面積が占める割合は、一般に10%以上であって、これは大きい値であるにもかかわらず、上記支持体は、太陽光発電装置として何ら利用されていないという問題点がある。
【0004】
本発明は、上記のような事情に注目してなされたもので、構造物の屋外側の面を、太陽光発電用として、有効に利用できるようにすることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明の構造物における太陽光発電装置は、次の如くである。
【0006】
請求項1の発明は、全図に例示するように、地面側に固定される構造物本体2と、この構造物本体2に沿って複数並設され屋内3、屋外4を仕切る板材5と、上記構造物本体2に支持されて上記各板材5を支持する支持体6とを備えた構造物において、
【0007】
上記支持体6の屋外4側の面を覆うよう、太陽電池34を組み込んだ発電ユニット31を配設し、この発電ユニット31を上記支持体6に支持させたものである。
【0008】
また、図4に例示するように、上記支持体6が、上記構造物本体2に支持される屋内側部材(後述の実施の形態では、第2屋内側部材、に相当する)51と、この屋内側部材51よりも屋外4側に配設されてこの屋内側部材51に支持される屋外側部材(後述の実施の形態では、第2屋外側部材、に相当する)52とを備え、上記板材5のうち互いに隣り合う両板材5,5の互いに対向する両外縁部24,24を、上記屋内側部材51の屋外4側の面に対しそれぞれ当接させ、かつ、上記屋外側部材52を上記両外縁部24の間の空間に嵌脱自在に嵌入させて、これら両外縁部24,24と上記屋外側部材52の屋内3側の面とを離脱可能に当接させると共に、上記屋外側部材52を上記屋内側部材51に着脱自在に支持させ、上記発電ユニット31を上記屋外側部材52に支持させると共に、上記各板材5,5と上記発電ユニット31とのそれぞれ屋外4側の面を互いにほぼ面一にしたものである。
【0009】
請求項2の発明は、図1、7〜10に例示するように、請求項1の発明に加えて、上記支持体6が、上記構造物本体2に支持される他の屋内側部材(後述の実施の形態では、第1屋内側部材、に相当する)22と、この他の屋内側部材22よりも屋外4側に配設されてこの他の屋内側部材22に支持される他の屋外側部材(後述の実施の形態では、第1屋外側部材、に相当する)23とを備え、これら他の屋内、他の屋外側部材22,23の間に上記板材5の外縁部24が介在するようにした構造物において、
【0010】
上記他の屋外側部材23に上記発電ユニット31を着脱自在に支持させたものである。
【0011】
請求項3の発明は、図1、7〜10に例示するように、請求項2の発明に加えて、上記支持体6と発電ユニット31との間に収納空間47を形成し、上記発電ユニット31の太陽電池34で生じた電気エネルギーを送電する通電体37を上記収納空間47に配設したものである。
【0012】
請求項4の発明は、図4に例示するように、請求項3の発明に加えて、上記屋内側部材51と屋外側部材52との間に収納空間56を形成し、上記発電ユニット31の太陽電池34から延出しこの太陽電池34で生じた電気エネルギーを送電可能とする通電体37を上記収納空間56に配設したものである。
【0013】
請求項5の発明は、図9,10に例示するように、請求項1から4のうちいずれか1つの発明に加えて、上記板材5の屋外4側の面に対し、上記発電ユニット31の太陽電池34の屋外4側の面を傾斜させたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面により説明する。
【0015】
(第1の実施の形態)
【0016】
図1〜4は、第1の実施の形態を示している。
【0017】
図において、符号1は建築物の屋根である構造物であり、この構造物1は、地面や、この地面上に固定された他の構造物等地面側に固定される構造物本体2と、この構造物本体2の外面に沿ったほぼ水平、かつ、平坦な仮想面A上に複数並設され上記構造物1の屋内3、屋外4を仕切る板材5と、上記構造物1に締結具などにより着脱自在に支持される一方、上記各板材5を支持するサッシである支持体6とを備えている。
【0018】
上記構造物1は、太陽光発電装置8を備えており、以下、この太陽光発電装置8につき説明する。
【0019】
上記板材5は、ガラス板製、もしくは樹脂板製の透明板9、およびこの透明板9に固着された太陽電池10とで構成される発電パネル11と、この発電パネル11の屋内3側の面に接近して上記発電パネル11に対面させられるガラス板製もしくは樹脂板製の透明板14と、上記発電パネル11と透明板14の各外縁部の間に介設される防水性でゴム製のシール15とを備え、上記発電パネル11と透明板14は互いに固着されて一体化されている。上記太陽電池10から延出してこの太陽電池10で生じた電気エネルギーをバッテリなど受電装置に送電可能とする通電体16が設けられ、この通電体16は電線やコネクタとされている。
【0020】
上記支持体6は、上記仮想面Aに沿って一方向に延びると共に互いに平行に並設される複数本の縦材18と、上記仮想面Aに沿って上記縦材18に直交状に交差するよう延びると共に互いに平行に並設される複数本の横材19とを備え、これら縦材18と横材19とはそれぞれ等ピッチで、全体として碁盤目状に配置されている。
【0021】
図1〜3において、上記支持体6の縦材18は、上記構造物本体2に締結具などにより着脱自在に支持される第1屋内側部材22と、この第1屋内側部材22よりも屋外4側に配設されてこの第1屋内側部材22に締結具により着脱自在に締結されて支持される第1屋外側部材23とを備え、上記仮想面Aに沿った方向で互いに隣り合う両板材5,5の互いに対向する両外縁部24,24が、上記第1屋内、第1屋外側部材22,23の間に介在させられている。上記第1屋内側部材22と第1屋外側部材23とは、それぞれアルミ、ステンレス等金属製で、押し出し、引き抜きやプレス加工により成形される。
【0022】
上記第1屋内側部材22と第1屋外側部材23との互いの締結部の間には断熱材でゴム製の第1シール25が介設され、上記第1屋内側部材22の屋外4側の面と各板材5の外縁部24の屋内3側の面との間にはそれぞれ緩衝材でゴム製の第2シール26が介設され、また、上記各板材5の外縁部24の屋外4側の面と上記第1屋外側部材23の屋内3側の面との間にはそれぞれ防水材でシリコン等製の第3シール27が介設されている。上記板材5は、その外縁部24が上記第1屋内側部材22と第1屋外側部材23とにより、上記第2、第3シール26,27を介し挟み付けられることにより、上記支持体6に支持されている。この場合、上記第1屋内側部材22と第1屋外側部材23とが上記板材5の外縁部24に対し、上記第2、第3シール26,27を介し圧接させられており、上記第1〜第3シール25〜27によって、上記第1屋内側部材22と第1屋外側部材23との間の空間28が閉じられた空間とされている。
【0023】
上記支持体6の第1屋外側部材23の屋外4側の面をその外方から覆うよう発電ユニット31が配設され、この発電ユニット31は上記支持体6の第1屋外側部材23に支持具32により着脱自在に支持されている。
【0024】
上記発電ユニット31は、ガラス板製もしくは樹脂板製の透明板33、およびこの透明板33に固着された太陽電池34とで構成される発電パネル35と、この発電パネル35を固着させて上記支持具32により上記支持体6の第1屋外側部材23に着脱自在に支持されるブラケット36と、上記太陽電池34から延出してこの太陽電池34で生じた電気エネルギーを前記受電装置に送電可能とする通電体37とを備えている。上記ブラケット36は、上記第1屋内側部材22や第1屋外側部材23と互いに同じ材質とされる。
【0025】
上記支持具32は、上記第1屋外側部材23の屋外4側の面に一体的に突設される一対の係止部40,40と、上記発電ユニット31のブラケット36の屋内3側の面に一体成形される一対の被係止部41,41とを備え、上記各係止部40に対し上記各被係止部41が係脱自在に係止され、もって、上記したように、支持具32により支持体6の第1屋外側部材23に対し発電ユニット31が着脱自在に支持されている。なお、この支持は締結具によるものであってもよい。
【0026】
上記第1屋外側部材23は、上記仮想面Aに沿ったその幅方向の中途部を上記第1屋内側部材22側に膨出させて成形された本体部44と、この本体部44の開口縁部に成形された一対の外向きフランジ45,45とを備えている。上記本体部44は、上記した互いに隣り合う両板材5,5の互いに対向する両外縁部24,24の間の空間に嵌脱自在に嵌入させられて上記第1屋内側部材22に支持されている。また、上記各外向きフランジ45の屋内3側の面と、上記板材5の外縁部24の屋外4側の面との間に第3シール27が介設されている。また、上記各外向きフランジ45にそれぞれ上記係止部40が一体成形されている。
【0027】
上記支持体6の第1屋外側部材23と、上記発電ユニット31との間であって、上記第1屋外側部材23の本体部44の内部空間に収納空間47が形成され、この収納空間47に上記通電体37が配設されている。より具体的には、上記第1屋外側部材23、発電ユニット31のブラケット36、支持具32の一対の係止部40,40、および、一対の被係止部41,41で囲まれた上記収納空間47に上記通電体37が配設され、この通電体37は上記支持体6の第1屋外側部材23に保持されている。上記通電体37を収納した収納空間47である上記第1屋内側部材22の本体部44の内部空間の開口部を、開閉自在に覆う弾性のカバー体48が設けられている。
【0028】
上記支持体6の横材19は、上記支持体6の縦材18と基本構成が同じであるため、上記支持体6の横材19の説明において、上記支持体6の縦材18と共通する構成については、図面に共通の符号を付して、その説明を省略する。
【0029】
図2〜4において、上記支持体6の横材19は、上記支持体6の縦材18の第1屋内側部材22を介して上記構造物本体2に締結具などにより着脱自在に支持される第2屋内側部材51と、この第2屋内側部材51よりも屋外4側に配設されてこの第2屋内側部材51に係止具53により係脱自在に係止させることにより着脱自在に支持される第2屋外側部材52とを備えている。
【0030】
上記仮想面Aに沿った方向で、上記両板材5,5の互いに対向する両外縁部24,24における各透明板14の外縁部が、上記第2屋外側部材52の屋内3側の面にそれぞれ上記第3シール27を介して当接させられている。
【0031】
上記第2屋外側部材52は、そのほぼ全体が上記両板材5,5の外縁部24,24の間の空間に嵌脱自在に嵌入させられると共に、上記第2屋内側部材51の屋外4側の面に着脱自在に支持され、上記発電ユニット31の発電パネル35は上記第2屋外側部材52の屋外4側の面に固着された状態で支持されている。
【0032】
上記発電ユニット31は、上記両板材5,5の外縁部24,24と、上記第2屋内側部材51の屋外4側の面とで囲まれた空間に嵌脱自在に嵌入させられており、上記各板材5,5と上記発電ユニット31のそれぞれ屋外4側の面は互いにほぼ面一とされている。また、上記板材5の各外縁部24の発電パネル11と、これに対向する発電ユニット31の各外縁部および第2屋外側部材52の各外縁部との間にはそれぞれ防水材でシリコン等製の第4シール54が介設されている。
【0033】
図1,2において、上記支持体6の横材19の長手方向の各端部と、この端部に対応する上記板材5の外縁部24とは、上記支持体6の縦材18の長手方向の中途部において、この縦材18の第1屋内側部材22と第1屋外側部材23との間に挟み付けられて上記支持体6の縦材18に支持されている。この場合、上記板材5の外縁部24の屋外4側の面と、上記支持体6の縦材18における第1屋外側部材23の屋内3側の面との間には上記第3シール27が介設されている。
【0034】
上記第2屋内側部材51と第2屋外側部材52との間に収納空間56が形成され、この収納空間56に通電体37が配設され、この通電体37は上記第2屋内側部材51に保持されている。
【0035】
上記構成によれば、地面側に固定される構造物本体2と、この構造物本体2に沿って複数並設され屋内3、屋外4を仕切る板材5と、上記構造物本体2に支持されて上記各板材5を支持する支持体6とを備えた構造物において、
【0036】
上記支持体6の屋外4側の面を覆うよう、太陽電池34を組み込んだ発電ユニット31を配設し、この発電ユニット31を上記支持体6に支持させている。
【0037】
このため、構造物1において、上記板材5を支持するための支持体6の屋外4側の面が、上記発電ユニット31により太陽光発電に有効に利用されることとなり、これは、太陽光発電装置8の発電量を向上させることとなって有益である。
【0038】
また、上記の場合、支持体6の縦材18において、支持体6に発電ユニット31を支持具32により着脱自在に支持させてある。
【0039】
このため、上記発電ユニット31の保守、点検時やこれを新しいものに交換する場合の作業は、上記支持体6に対し上記発電ユニット31を着脱することにより達成され、また、この際の作業は、上記支持体6に邪魔されることなく、この支持体6の屋外4側から容易にすることができる。
【0040】
また、前記したように、支持体6の縦材18において、支持体6が、上記構造物本体2に支持される第1屋内側部材22と、この第1屋内側部材22よりも屋外4側に配設されてこの第1屋内側部材22に支持される第1屋外側部材23とを備え、これら第1屋内、第1屋外側部材22,23の間に上記板材5の外縁部24が介在するようにした構造物において、
【0041】
上記第1屋外側部材23に上記発電ユニット31を着脱自在に支持させている。
【0042】
このため、上記発電ユニット31の保守、点検時や、これを新しいものに交換する場合の作業は、上記板材5や支持体6にそれぞれ邪魔されることなく、これら板材5や支持体6の屋外4側から容易にすることができる。
【0043】
また、前記したように、支持体6の縦材18において、支持体6と発電ユニット31との間に収納空間47を形成し、上記発電ユニット31の太陽電池34で生じた電気エネルギーを送電する通電体37を上記収納空間47に配設している。
【0044】
このため、上記支持体6から発電ユニット31を取り外せば、上記収納空間47が上記支持体6の屋外4側に開放される。
【0045】
よって、上記収納空間47に対する通電体37の配設作業や、この通電体37に対する保守、点検作業は、上記板材5や支持体6にそれぞれ邪魔されることなく、これら板材5や支持体6の屋外4側から容易にすることができる。
【0046】
また、前記したように、支持体6の横材19において、支持体6が、上記構造物本体2に支持される第2屋内側部材51と、この第2屋内側部材51よりも屋外4側に配設されてこの第2屋内側部材51に支持される第2屋外側部材52とを備え、上記板材5のうち互いに隣り合う両板材5,5の互いに対向する両外縁部24,24を、上記第2屋内側部材51の屋外4側の面に対しそれぞれ当接させ、かつ、上記第2屋外側部材52を上記両外縁部24の間の空間に嵌脱自在に嵌入させると共に、上記第1屋内側部材22に着脱自在に支持させた構造物において、
【0047】
上記発電ユニット31を上記第2屋外側部材52に支持させてある。
【0048】
このため、上記発電ユニット31の保守、点検作業や、これを新しいものに交換する場合の作業は、上記第2屋内側部材51に対し上記発電ユニット31を第2屋外側部材52と共に着脱することにより達成され、また、この際の作業は、上記板材5や支持体6の第2屋内側部材51にそれぞれ邪魔されることなく、これら板材5や支持体6の第2屋内側部材51の屋外4側から容易にすることができる。
【0049】
また、前記したように、支持体6の横材19において、第2屋内側部材51と第2屋外側部材52との間に収納空間56を形成し、上記発電ユニット31の太陽電池34から延出しこの太陽電池34で生じた電気エネルギーを送電可能とする通電体37を上記収納空間56に配設している。
【0050】
このため、上記支持体6の第2屋内側部材51から発電ユニット31と共に第2屋外側部材52を取り外せば、上記収納空間56が上記支持体6の第2屋内側部材51の屋外4側に開放されることとなる。
【0051】
よって、上記収納空間56に対する通電体37の配設作業や、この通電体37に対する保守、点検作業は、上記板材5や支持体6の第2屋内側部材51にそれぞれ邪魔されることなく、これら板材5と支持体6の第2屋内側部材51の屋外4側から容易にすることができる。
【0052】
なお、以上は図示の例によるが、仮想面Aは円弧状の曲面であってもよく、板材5は単なるガラス板であってもよい。また、仮想面Aを傾斜面や垂直面として、板材5と支持体6が、構造物1の傾斜屋根や、垂直壁を構成するようにしてもよい。また、上記支持体6を第1屋内側部材22で構成する一方、上記第1屋外側部材23を上記発電ユニット31のブラケット36の一部を構成するものとしてもよく、この場合には、上記空間28が収納空間47とされる。
【0053】
また、上記各シール25〜27,54はナイフで切断したり、削り落とし自在であり、もって、これらを新しいものに交換自在とされている。また、上記カバー体48はなくてもよい。
【0054】
以下の各図は、第2,3の実施の形態を示している。これら各実施の形態は、前記第1の実施の形態と構成、作用効果において多くの点で共通している。そこで、これら共通するものについては、図面に共通の符号を付してその重複した説明を省略し、異なる点につき主に説明する。また、これら各実施の形態における各部分の構成を、本発明の課題、作用効果に照らして種々組み合せてもよい。
【0055】
(第2の実施の形態)
【0056】
図5〜8は、第2の実施の形態を示している。
【0057】
これによれば、上記支持体6の横材19の長手方向の中途部は、上記支持体6の縦材18とほぼ同じ断面形状とされている。
【0058】
一方、上記支持体6の横材19の長手方向の各端部は、この端部に対応する上記支持体6の縦材18の長手方向の中途部において、この縦材18の第1屋内側部材22と第1屋外側部材23との間に挟み付けられて、上記支持体6の縦材18に支持されている。この場合、支持体6の縦材18の長手方向で互いに隣り合う両板材5,5の間には防水材でシリコン等製の第5シール58が介設されている。
【0059】
(第3の実施の形態)
【0060】
図9,10は、第3の実施の形態を示している。
【0061】
これによれば、上記板材5の屋外4側の面、つまり、仮想面Aに対し、上記発電ユニット31の太陽電池34の屋外4側の面が傾斜させられている。
【0062】
このため、上記構造物1における板材5が、この構造物1の構造上等の都合によりいずれの方向に向うとしても、これにかかわらず、上記発電ユニット31の太陽電池34がより効果的に太陽光を受ける方向に、この太陽電池34を向わせることができる。
【0063】
よって、構造物1において、上記板材5を支持するための支持体6の屋外4側の面が、上記発電ユニット31により、太陽光発電に、より有効に利用されることとなり、これは、太陽光発電装置8の発電量をより向上させることとなって極めて有益である。
【0064】
【発明の効果】
本発明による効果は、次の如くである。
【0065】
請求項1の発明は、地面側に固定される構造物本体と、この構造物本体に沿って複数並設され屋内、屋外を仕切る板材と、上記構造物本体に支持されて上記各板材を支持する支持体とを備えた構造物において、
【0066】
上記支持体の屋外側の面を覆うよう、太陽電池を組み込んだ発電ユニットを配設し、この発電ユニットを上記支持体に支持させている。
【0067】
このため、構造物において、上記板材を支持するための支持体の屋外側の面が、上記発電ユニットにより太陽光発電に有効に利用されることとなり、これは、太陽光発電装置の発電量を向上させることとなって有益である。
【0068】
また、上記支持体が、上記構造物本体に支持される屋内側部材と、この屋内側部材よりも屋外側に配設されてこの屋内側部材に支持される屋外側部材とを備え、上記板材のうち互いに隣り合う両板材の互いに対向する両外縁部を、上記屋内側部材の屋外側の面に対しそれぞれ当接させ、かつ、上記屋外側部材を上記両外縁部の間の空間に嵌脱自在に嵌入させて、これら両外縁部と上記屋外側部材の屋内側の面とを離脱可能に当接させると共に、上記屋外側部材を上記屋内側部材に着脱自在に支持させ、上記発電ユニットを上記屋外側部材に支持させると共に、上記各板材と上記発電ユニットとのそれぞれ屋外側の面を互いにほぼ面一にしている。
【0069】
このため、上記発電ユニットの保守、点検作業や、これを新しいものに交換する場合の作業は、上記屋内側部材に対し上記発電ユニットを屋外側部材と共に着脱することにより達成され、また、この際の作業は、上記板材や支持体の屋内側部材にそれぞれ邪魔されることなく、これら板材や支持体の屋内側部材の屋外側から容易にすることができる。
【0070】
請求項2の発明は、上記支持体が、上記構造物本体に支持される他の屋内側部材と、この他の屋内側部材よりも屋外側に配設されてこの他の屋内側部材に支持される他の屋外側部材とを備え、これら他の屋内、他の屋外側部材の間に上記板材の外縁部が介在するようにした構造物において、
【0071】
上記他の屋外側部材に上記発電ユニットを着脱自在に支持させている。
【0072】
このため、上記発電ユニットの保守、点検時や、これを新しいものに交換する場合の作業は、上記板材や支持体にそれぞれ邪魔されることなく、これら板材や支持体の屋外側から容易にすることができる。
【0073】
請求項3の発明は、上記支持体と発電ユニットとの間に収納空間を形成し、上記発電ユニットの太陽電池で生じた電気エネルギーを送電する通電体を上記収納空間に配設している。
【0074】
このため、上記支持体から発電ユニットを取り外せば、上記収納空間が上記支持体の屋外側に開放される。
【0075】
よって、上記収納空間に対する通電体の配設作業や、この通電体に対する保守、点検作業は、上記板材や支持体にそれぞれ邪魔されることなく、これら板材や支持体の屋外側から容易にすることができる。
【0076】
請求項4の発明は、上記屋内側部材と屋外側部材との間に収納空間を形成し、上記発電ユニットの太陽電池から延出しこの太陽電池で生じた電気エネルギーを送電可能とする通電体を上記収納空間に配設している。
【0077】
このため、上記支持体の屋内側部材から発電ユニットと共に屋外側部材を取り外せば、上記収納空間が上記支持体の屋内側部材の屋外側に開放されることとなる。
【0078】
よって、上記収納空間に対する通電体の配設作業や、この通電体に対する保守、点検作業は、上記板材や支持体の屋内側部材にそれぞれ邪魔されることなく、これら板材と支持体の屋内側部材の屋外側から容易にすることができる。
【0079】
請求項5の発明は、上記板材の屋外側の面に対し、上記発電ユニットの太陽電池の屋外側の面を傾斜させてある。
【0080】
このため、上記構造物における板材が、この構造物の構造上等の都合によりいずれの方向に向うとしても、これにかかわらず、上記発電ユニットの太陽電池がより効果的に太陽光を受ける方向に、この太陽電池を向わせることができる。
【0081】
よって、構造物において、上記板材を支持するための支持体の屋外側の面が、上記発電ユニットにより、太陽光発電に、より有効に利用されることとなり、これは、太陽光発電装置の発電量をより向上させることとなって極めて有益である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態で、図3の1−1線矢視断面図である。
【図2】 第1の実施の形態で、構造物の平面図である。
【図3】 第1の実施の形態で、図2の部分拡大部分破断図である。
【図4】 第1の実施の形態で、図3の4−4線矢視断面図である。
【図5】 第2の実施の形態で、図2に相当する図である。
【図6】 第2の実施の形態で、図3に相当する図である。
【図7】 第2の実施の形態で、図6の7−7線矢視断面図である。
【図8】 第2の実施の形態で、図6の8−8線矢視断面図である。
【図9】 第3の実施の形態で、図1に相当する図である。
【図10】 第3の実施の形態で、図4に相当する図である。
【符号の説明】
1 構造物
2 構造物本体
3 屋内
4 屋外
5 板材
6 支持体
8 太陽光発電装置
22 第1屋内側部材(特許請求の範囲では、他の屋内側部材、に相当する)
23 第1屋外側部材(特許請求の範囲では、他の屋外側部材、に相当する)
24 外縁部
31 発電ユニット
32 支持具
34 太陽電池
35 発電パネル
36 ブラケット
37 通電体
47 収納空間
51 第2屋内側部材(特許請求の範囲では、屋内側部材、に相当する)
52 第2屋外側部材(特許請求の範囲では、屋外側部材、に相当する)
56 収納空間

Claims (5)

  1. 地面側に固定される構造物本体と、この構造物本体に沿って複数並設され屋内、屋外を仕切る板材と、上記構造物本体に支持されて上記各板材を支持する支持体とを備えた構造物において、
    上記支持体の屋外側の面を覆うよう、太陽電池を組み込んだ発電ユニットを配設し、この発電ユニットを上記支持体に支持させ、
    上記支持体が、上記構造物本体に支持される屋内側部材と、この屋内側部材よりも屋外側に配設されてこの屋内側部材に支持される屋外側部材とを備え、上記板材のうち互いに隣り合う両板材の互いに対向する両外縁部を、上記屋内側部材の屋外側の面に対しそれぞれ当接させ、かつ、上記屋外側部材を上記両外縁部の間の空間に嵌脱自在に嵌入させて、これら両外縁部と上記屋外側部材の屋内側の面とを離脱可能に当接させると共に、上記屋外側部材を上記屋内側部材に着脱自在に支持させ、上記発電ユニットを上記屋外側部材に支持させると共に、上記各板材と上記発電ユニットとのそれぞれ屋外側の面を互いにほぼ面一にした構造物における太陽光発電装置。
  2. 上記支持体が、上記構造物本体に支持される他の屋内側部材と、この他の屋内側部材よりも屋外側に配設されてこの他の屋内側部材に支持される他の屋外側部材とを備え、これら他の屋内、他の屋外側部材の間に上記板材の外縁部が介在するようにした構造物において、
    上記他の屋外側部材に上記発電ユニットを着脱自在に支持させた請求項1に記載の構造物における太陽光発電装置。
  3. 上記支持体と発電ユニットとの間に収納空間を形成し、上記発電ユニットの太陽電池で生じた電気エネルギーを送電する通電体を上記収納空間に配設した請求項2に記載の構造物における太陽光発電装置。
  4. 上記屋内側部材と屋外側部材との間に収納空間を形成し、上記発電ユニットの太陽電池から延出しこの太陽電池で生じた電気エネルギーを送電可能とする通電体を上記収納空間に配設した請求項3に記載の構造物における太陽光発電装置。
  5. 上記板材の屋外側の面に対し、上記発電ユニットの太陽電池の屋外側の面を傾斜させた請求項1から4のうちいずれか1つに記載の構造物における太陽光発電装置。
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