JP2938412B2 - 動画像の輝度変化補償方法、動画像符号化装置、動画像復号装置、動画像符号化もしくは復号プログラムを記録した記録媒体および動画像の符号化データを記録した記録媒体 - Google Patents

動画像の輝度変化補償方法、動画像符号化装置、動画像復号装置、動画像符号化もしくは復号プログラムを記録した記録媒体および動画像の符号化データを記録した記録媒体

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JP2938412B2 JP23745197A JP23745197A JP2938412B2 JP 2938412 B2 JP2938412 B2 JP 2938412B2 JP 23745197 A JP23745197 A JP 23745197A JP 23745197 A JP23745197 A JP 23745197A JP 2938412 B2 JP2938412 B2 JP 2938412B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル動画像
を効率よく伝送・蓄積する符号化処理や、動画像編集等
の際の画像処理において必要となる画像フレーム間の大
局的な輝度変化量を補償する動画像の輝度変化補償方
法、動画像符号化装置、動画像復号装置、動画像符号化
もしくは復号プログラムを記録した記録媒体および動画
像の符号化データを記録した記録媒体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】動画像データを効率的に伝送/蓄積する
ための符号化技術として、従来から動き補償フレーム間
予測符号化と呼ばれる技術が広く知られている。この技
術は、処理対象画像フレームの輝度(または色差)その
ものを伝送/蓄積するのではなく、既に符号化された動
画フレーム(参照画像フレームと呼ぶ)から処理対象画
像フレームまで、画面内の物体等がどの程度動いたかを
検出し、その動きだけずれた位置どうしの輝度差分値を
伝送/蓄積するものである。上記差分値は一般に輝度そ
のものより小さな値となるため、動き補償フレーム間予
測符号化を用いることにより少ないデータ量で伝送/蓄
積することが可能となる。
【0003】ここで、動きを検出する際には、処理対象
画像フレームと参照画像フレームとで照明条件等が同じ
であることを前提とするのが一般的である。すなわち、
両フレームにおいて実際に対応する物体が同一の輝度値
であることを前提として動きを検出する。しかしなが
ら、例えばフリッカが生じた場合やストロボが光った場
合、またはカメラの絞り調整やビデオ編集機器等により
画面全体を段々明るく(以下、「フェードイン」と記
す)したり、暗く(以下、「フェードアウト」と記す)
した場合のように、明るさ自体に時間的な変化があった
場合には、実際に対応する物体どうしでも両者の輝度値
は大きく異なる。その結果、動き補償フレーム間予測符
号化を行っても、 (1)動き検出が正しく行われない (2)符号化効率が十分向上しない という欠点があった。
【0004】上記問題のうち、主に問題(1)を解決す
るための従来技術として、両画像フレームの間に生じた
輝度変化を検出する技術、および、その検出された輝度
変化を補正しつつ動き検出を行う技術がある。輝度変化
は大別すると、雑音によって生じるもののように画像フ
レームの空間的な位置によって変化の度合いが異なる種
類のものと、フェードイン/フェードアウトによって生
じるもののように画像フレーム全体で変化の度合いが同
様な種類のものとが考えられる。ここで問題(1)を解
決することを目的とする場合には、輝度変化をなるべく
正確に検出することが重要であるため、どちらの種類の
輝度変化にも対応できるように、フレームの小領域毎に
検出することが多い。ただし、これだけでは問題(1)
が解決しても依然としてフレーム間輝度差分値は大きな
値となり問題(2)は解決しない。そこで、検出された
小領域毎の輝度変化も符号化データとして伝送/蓄積
し、デコーダ側でもその輝度変化を補正することで、フ
レーム間輝度差分値を小さくする技術もある。しかしな
がらこの技術では、輝度変化をあらわす符号化データを
小領域毎に送るため、結局それに要するデータ量が多く
なり、全体としての符号化データ量はそれ程かわらな
い、すなわち符号化効率はさほど改善しない。
【0005】これに対し、画像フレーム全体で同様な輝
度変化が生じている場合に符号化効率を改善することを
目的として、画像フレーム全体に対して唯一の輝度変化
を検出し、その輝度変化を符号化データとして伝送/蓄
積する技術がある。この技術では、輝度変化をあらわす
符号化データを画像フレーム毎に1つ送ればよいだけな
ので、その符号化データ量は極めて少なく、また、その
輝度変化量を補正するだけでフレーム間輝度差分値をあ
る程度小さくできるため、フェードイン/フェードアウ
トのような時には符号化効率の改善に大きく寄与してい
る。この技術において具体的にあげられている大局的な
輝度変化量を表すパラメータとしては、ゲイン変化を示
すパラメータのみを用いている。すなわちゲイン変化を
示すパラメータをDBとすると、各画素の輝度値xが式
(1)のx’に変化することを前提としている。 x’=x+DB ・・・・(1) この場合、輝度変化量△xは △x=x’−x =DB ・・・・(2) で、常に一定である。
【0006】図3は、様々な明るさを含んでいる静止画
を実際にカメラで撮影し、カメラの絞りを徐々に絞って
画面全体を暗くしていった場合、すなわちフェードアウ
トしていった場合の各輝度値の変化を表示したものであ
る。例えば1フレーム目と11フレーム目、または11
フレーム目と21フレーム目の各輝度値の変化分を見る
と、輝度値そのものの値に関わらず輝度変化分はほぼ一
定となっている。したがって、この場合は、式(1)の
前提がほぼ成り立っている。すなわちその一定の変化分
が式(1)におけるDBとなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一方、図4は、同じ静
止画をカメラの絞りは変化させずにしばらく撮影して録
画し、後でディジタル編集機によってフェードアウトし
ていった場合の各輝度値の変化を表示したものである。
例えば41フレーム目と51フレーム目、または51フ
レーム目と61フレーム目の各輝度値の変化分を見る
と、輝度値そのものの値によって輝度変化分が変わって
いる。すなわち輝度値そのものが大きい場合には輝度変
化分も大きく、輝度値そのものが小さいほど輝度変化分
も小さくなっ、ている。したがって、この場合は、式
(1)の前提が成り立っておらず、パラメータDBのみ
で大局的な輝度変化量を表すには精度が不十分となって
しまう。ところで画像を例えば8×8画素といった小量
域に区切った場合、その小領域内の輝度のばらつきは一
般にそれ程大きくない。例えば、画像フレーム全体の輝
度値が0〜255で変化する場合において、前述の小量
域内では20〜40程度のばらつきしかないことがほと
んどである。この範囲内では輝度変化は輝度値そのもの
の値にかかわらずほぼ一定とみなせる。すなわち、小領
域内で輝度変化を求める場合には式(1)の前提下でも
ほぼ十分である。しかしながら、画像フレーム全体では
輝度値の範囲が広くなる。すなわち輝度値で0〜255
の全範囲に渡る輝度変化が生じる可能性が高い。したが
って、画像フレーム全体で1種類の輝度変化を求める場
合には、式(1)の近似では不十分となってしまう。
【0008】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、大局的な輝度変化を生じている動画像の符号化
時に更に効率の良い符号化が行なえる、動画像の輝度変
化補償方法、動画像符号化装置、動画像復号装置、動画
像符号化もしくは復号プログラムを記録した記録媒体お
よび動画像の符号化データを記録した記録媒体を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうち請求項1に記載の発明は、ディジタル
動画像を伝送・蓄積する符号化処理もしくは動画像編集
の際の画像処理における動画像の輝度変化補償方法であ
って、処理対象画像プレーンと参照画像プレーン間にお
ける大局的な輝度変化量であるゲイン変化を表すパラメ
ータD B 、コントラスト変化を表すパラメータD C を求
め、前記参照プレーンの各画素の輝度値xをDC・x+
Bに修正することによって前記処理対象画像プレーン
大局的な輝度変化量を補償することを特徴とする動画
像の輝度変化補償方法である。また、請求項2に記載の
発明は、請求項1に記載の動画像の輝度変化補償方法に
おいて、前記ゲイン変化を表すパラメータDB、コント
ラスト変化を表すパラメータDCが、処理対象画像プレ
ーンと参照画像プレーンで対応する画素同士の誤差の二
乗和が最小となることを条件にして求めることを特徴と
している。
【0010】また、請求項3に記載の発明は、請求項2
に記載の動画像の輝度変化補償方法において、前記ゲイ
ン変化を表すパラメータDB、コントラスト変化を表す
パラメータDCが、処理対象画像プレーンの、K×L画
素(K、Lは自然数)からなるn個(nは2以上の整
数)の各ブロックについて2つのパラメータDC,DB
算出し、最も頻度が高かったパラメータDC,DBの組
を、処理対象画像プレーンのパラメータDC,DBと決定
することを特徴としている。また、請求項4に記載の発
明は、請求項2に記載の動画像の輝度変化補償方法にお
いて、前記ゲイン変化を表すパラメータDB、コントラ
スト変化を表すパラメータDCが、処理対象画像プレー
ンの、K×L画素(K、Lは自然数)からなるn個(n
は2以上の整数)の各プロックについて2つのパラメー
タDC,DBを算出し、算出したパラメータDC,DBの平
均値の組を、処理対象画像プレーンのパラメータDC
Bと決定することを特徴としている。また、請求項5
に記載の発明は、請求項1に記載の動画像の輝度変化補
償方法において、前記画像プレーンは、画像フレーム、
もしくは、ビデオオブジェクトプレーン(VOP)であ
ることを特徴としている。
【0011】次に、請求項6に記載の発明は、ゲイン変
化を表すパラメータDB、コントラスト変化を表すパラ
メータDCを、処理対象画像プレーンと参照画像プレー
ン間における大局的な輝度変化量を表すパラメータとし
て求めるパラメータ決定手段と、前記参照画像プレーン
の画素の値xを前記パラメータD B ,D C を用いてD C
x+D B に修正した値と、前記処理対象画像プレーンの
対応する画素の値との差分値を求める手段とを備えたこ
とを特徴とする動画像符号化装置である。また、請求項
7に記載の発明は、請求項6に記載の動画像符号化装置
において、前記パラメータ決定手段が、前記パラメータ
B,DCを、処理対象画像プレーンと参照画像プレーン
で対応する画素同志の誤差の二乗和が最小となることを
条件に求めることを特徴としている。
【0012】また、請求項8に記載の発明は、請求項7
に記載の動画像符号化装置において、前記パラメータ決
定手段が、処理対象画像プレーンの、K×L画素(K、
Lは自然数)からなるn個(nは2以上の整数)の各ブ
ロックについて2つのパラメータDC,DBを算出し、最
も頻度が高かったパラメータDC,DBの組を、処理対象
画像プレーンのパラメータDC,DBと決定することを特
徴としている。また、請求項9に記載の発明は、請求項
7に記載の動画像符号化装置において、前記パラメータ
決定手段が、処理対象画像プレーンの、K×L画素
(K、Lは自然数)からなるn個(nは2以上の整数)
の各ブロックについて2つのパラメータDC,DBを算出
し、算出したパラメータDC,DBの平均値の組を、処理
対象画像プレーンのパラメータDC,DBと決定すること
を特徴としている。また、請求項10に記載の発明は、
請求項6に記載の動画像符号化装置において、前記画像
プレーンが、画像フレーム、もしくは、ビデオオブジェ
クトプレーン(VOP)であることを特徴としている。
【0013】次に、請求項11に記載の発明は、動画像
の符号化工程において求められた処理対象画像プレーン
と参照画像プレーン間における大局的な輝度変化量であ
るゲイン変化を表すパラメータDBとコントラスト変化
を表すパラメータDC とを取得する手段と、動画像の符
号化工程において求められた、参照画像プレーンの画素
の値xを前記パラメータD B ,D C を用いてD C ・x+D B
に修正した値と処理対象画像プレーンの対応する画素の
値との差分値を取得する手段と、復号が終了した再生画
像プレーンの画素の値xをDC・x+DBに修正した値と
前記差分値を用いて画像プレーンを得る手段とを備えた
ことを特徴とする動画像復号装置である。また、請求項
12に記載の発明は、請求項11に記載の動画復号装置
において、前記画像プレーンが、画像フレーム、もしく
は、ビデオオブジェクトプレーン(VOP)であること
を特徴としている。
【0014】次に、請求項13に記載の発明は、動画像
符号化プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
な記録媒体であって、ゲイン変化を表すパラメータ
B、コントラスト変化を表すパラメータDCを、処理対
象画像プレーンと参照画像プレーン間における大局的な
輝度変化量を表すパラメータとして求めるパラメータ決
定手段と、前記参照画像プレーンの画素の値xを前記パ
ラメータD B ,D C を用いてD C ・x+D B に修正した値
と、前記処理対象画像プレーンの対応する画素の値との
差分値を求める手段とをコンピュータに実行させるため
の動画像符号化プログラムを記録した記録媒体である。
また、請求項14に記載の発明は、請求項13に記載の
動画像符号化プログラムを記録した記録媒体において、
前記パラメータ決定手段が、前記パラメータDB,D
Cを、処理対象画像プレーンと参照画像プレーンで対応
する画素同志の誤差の二乗和が最小となることを条件に
求めることを特徴としている。
【0015】また、請求項15に記載の発明は、請求項
14に記載の動画像符号化プログラムを記録した記録媒
体において、前記パラメータ決定手段が、処理対象画像
プレーンの、K×L画素(K、Lは自然数)からなるn
個(nは2以上の整数)の各ブロックについて2つのパ
ラメータDC,DBを算出し、最も頻度が高かったパラメ
ータDC,DBの組を、処理対象画像プレーンのパラメー
タDC,DBと決定することを特徴としている。また、請
求項16に記載の発明は、請求項14に記載の動画像符
号化プログラムを記録した記録媒体において、前記パラ
メータ決定手段が、処理対象画像プレーンの、K×L画
素(K、Lは自然数)からなるn個(nは2以上の整
数)の各ブロックについて2つのパラメータDC,DB
算出し、算出したパラメータDC,DBの平均値の組を、
処理対象画像プレーンのパラメータDC,DBと決定する
ことを特徴としている。また、請求項17に記載の発明
は、請求項13に記載の動画像符号化プログラムを記録
した記録媒体において、前記画像プレーンが、画像フレ
ーム、もしくは、ビデオオブジェクトプレーン(VO
P)であることを特徴としている。
【0016】次に、請求項18に記載の発明は、動画像
復号プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な
記録媒体であって、動画像の符号化工程において求めら
れた処理対象画像プレーンと参照画像プレーン間におけ
る大局的な輝度変化量であるゲイン変化を表すパラメー
タDBとコントラスト変化を表すパラメータDC とを取得
する手段と、動画像の符号化工程において求められた、
参照画像プレーンの画素の値xを前記パラメータD B
C を用いてD C ・x+D B に修正した値と処理対象画像
プレーンの対応する画素の値との差分値を取得する手段
と、復号が終了した再生画像プレーンの画素の値xをD
C・x+DBに修正した値と前記差分値を用いて画像プレ
ーンを得る手段とをコンピュータに実行させるための動
画像復号プログラムを記録した記録媒体である。また、
請求項19に記載の発明は、請求項18に記載の動画像
復号プログラムを記録した記録媒体において、前記画像
プレーンが、画像フレーム、もしくは、ビデオオブジェ
クトプレーン(VOP)であることを特徴としている。
【0017】次に、請求項20に記載の発明は、動画像
の符号化データを記録したコンピュータ読み取り可能な
記録媒体であって、前記符号化データは、画像プレーン
を単位として符号化した画像プレーン符号化データを記
録した領域を複数含み、前記画像プレーン符号化データ
を記録した領域は、処理対象画像プレーンと参照画像プ
レーン間における大局的な輝度変化量であるゲイン変化
を表すパラメータDB、およびコントラスト変化を表す
パラメータDCを記録したパラメータ領域と、前記参照
画像プレーンの各画素の輝度値xを、前記パラメータD
B,DCを用い、DC・x+DBに修正した画像プレーン
と、前記処理対象画像プレーンとにおいて対応する画素
毎の画素値の差分値に関するデータを画像プレーン単位
で符号化して記録した符号化領域とからなる動画像の符
号化データを記録した記録媒体である。また、請求項2
1に記載の発明は、請求項20に記載の動画像の符号化
データを記録した記録媒体において、前記画像プレーン
が、画像フレーム、もしくは、ビデオオブジェクトプレ
ーン(VOP)であることを特徴としている。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の動画像の輝度変化
補償方法および動画像符号化装置、動画像復号装置の概
要を説明する。なお、動画像の輝度変化補償や、輝度変
化補償を用いた動画像の符号化、復号化は、画像プレー
ンを単位として行われる。ここで、”画像プレーン”と
は、動画像の1コマに対応する”画像フレーム”や、動
画像のコンテンツごとの時間的変化に対応する画像であ
る”ビデオオブジェクトプレーン”(Video Object Pla
ne:以下では「VOP」と略記する)等の総称である。
以下では、画像プレーンのうち、画像フレームを例にし
て説明を行う。なお、VOPについては、別途詳しく説
明する。
【0019】はじめに、本発明の動画像の輝度変化補償
方法について説明する。本発明の動画像の輝度変化補償
方法は、ゲイン変化を表すパラメータをDB、コントラ
スト変化を表すパラメータをDCとした時、各画素の輝
度値xをDC・x+DBに修正することによって大局的な
輝度変化量を補償する。本発明の動画像の輝度変化補償
方法は、上記問題点を解決するために、各画素の輝度値
xが、ゲイン変化を示すパラメータDBとコントラスト
変化を示すパラメータDCによって、式(3)のx’に
変化することを前提とする。 x’=DC・x+DB ・・・・・(3) この場合、輝度変化量△xは △x=x’−x =(DC−1)・x+DB ・・・・・(4) であり、画素の輝度値xに依存する形となる。前述の通
り、画像フレーム全体で1種類の輝度変化を求める場
合、輝度値そのものの値に依存して輝度変化を表現でき
る式(3)を使うことは、画面全体にフェードイン/フ
ェードアウトのような輝度変化が生じている場合に符号
化効率を改善するという点で大きな意義を有する。
【0020】本発明の実施態様によれば、ゲイン変化を
表すパラメータDB、コントラスト変化を表すパラメー
タDCを、処理対象画像フレームと参照画像フレームで
対応する画素同士の誤差の二乗和が最小となることを条
件にして求める。本発明の動画像の輝度変化検出方法で
は、先ず上記2種類のパラメータDB,DCを処理対象画
像フレームのK×L(K,Lは自然数)画素のブロック
毎に検出する。その際、パラメータ算出のための規範と
して、処理対象画像フレームと、参照画像フレームで対
応する画素同士の誤差の自乗和が最小となることを条件
とする。次に、K×L画素のブロック毎に算出された2
種類のパラメータDB,DCの各々の平均値または最大頻
度の値を処理対象フレーム全体に対するパラメータとし
て決定する。
【0021】以下で、K×L画素のブロック毎のパラメ
ータ検出のための算出式を導く。今、i番目のブロック
における2種類のパラメータをそれぞれDB(i)、DC(i)
とし、処理対象フレームでのK×L画素のブロックの画
素値をyk,l、参照画像フレームでのK×L画素のブロ
ックの画素値をxk,lとする。上述のとおり、パラメー
夕算出のための規範としては、処理対象画像フレームと
参照画像フレームで対応する画素同士の誤差のニ乗和J
が最小となることを条件とする。すなわち、
【数1】 であり、JをそれぞれDC(i)、DB(i)で偏微分し、0と
おく。
【数2】 式(6)、式(7)より
【数3】
【0022】ただし、
【数4】 である。
【0023】なお、既に述べたとおり、式(8)、式
(9)によってK×L画素のブロック毎に算出されたパ
ラメータDC(i)、DB(i)は、K×L画素のブロック毎に
算出された2種類のパラメータの平均値または最大頻度
の値を、処理対象フレーム全体に対するパラメータ
C,DBとして決定する。本発明の動画像符号化装置
は、ゲイン変化を表すパラメータDB、コントラスト変
化を表すパラメータDCを、処理対象画像フレームと参
照画像フレーム間における大局的な輝度変化量を表すパ
ラメータとして求めるパラメータ決定手段と、前記参照
画像フレームの各画素の輝度値xを、前記パラメータD
B,DCを用い、DC・x+DBに修正する輝度変化補償手
段を有する。
【0024】本発明の実施態様によれば、前記パラメー
タ決定手段は、前記パラメータDB,DCを、処理対象画
像フレームと参照画像フレームで対応する画素同士の誤
差の二乗和が最小となることを条件に求める。本発明の
実施態様によれば、前記パラメータ決定手段は、処理対
象画像フレームの、K×L画素(K、Lは自然数)から
なるn個(nは2以上の整数)の各ブロックについて2
つのパラメータDC,DBを算出し、最も頻度が高かった
パラメータDC ,DBの組を、処理対象画像フレームの
パラメータDC ,DBと決定する。本発明の実施態様に
よれば、前記パラメータ決定手段は、処理対象画像フレ
ームの、K×L画素(K、Lは自然数)からなるn個
(nは2以上の整数)の各ブロックについて2つのパラ
メータDC ,DBを算出し、算出したパラメータDC,D
Bの平均値の組を、処理対象画像フレームのパラメータ
C ,DBと決定する。本発明の動画像復号装置におい
て、前記動画像符号化装置において求められたパラメー
タDB,DCを用い、復号が終了した再生画像フレームの
各画像の輝度値xをDC・x+DBに修正する輝度変化補
償手段を有する。
【0025】次に、本発明の実施の形態について図面を
参照して説明する。図1は本発明の動画像の輝度変化補
償方法を用いた動画像符号化装置を示すブロック図であ
る。本動画像符号化装置は人力端子1とフレームメモリ
2,3と動き検出部4と輝度変化検出部5と頻度算出部
6と輝度変化補償部7と出力端子8とフレームメモリ9
と動き検出/補償部10と減算器11と離散コサイン変
換部12と量子化部13と出力端子14と逆量子化部1
5と逆離散コサイン変換部16と加算器17と出力端子
18で構成されている。入力端子1から第Nフレーム原
画像がフレームメモリ2、フレームメモリ3、動き検出
部4、輝度変化検出部5に入力する。フレームメモリ3
では第Nフレーム原画像を蓄えるとともに、今まで蓄え
ていた第(N−1)フレーム原画像を動き検出部4、輝
度変化検出部5に送出する。
【0026】動き検出部4では、図5に示すように第N
フレーム原画像に対して16×16画素のブロック毎
に、ブロックマッチング法により第(N−1)フレーム
原画像との間の動きを求める。1フレーム内の全ブロッ
ク数はn個とし、各ブロックをB1,B2,・・・,B
i,・・・,Bnとする。また、ブロックBiに対して
算出された動きベクトルをViとする。動きベクトルV
iは輝度変化検出部5に送出される。輝度変化検出部5
では、第Nフレーム原画像のブロックBi内にある16
×16画素の各輝度値と、第(N−1)フレーム原画像
において動きベクトルViだけずれた位置にある16×
16画素の各輝度値とを用いて、式(8)から式(1
0)により、ブロックBiにおける2つのパラメータD
C(i)、DB(i)を算出する。得られた2つのパラメータ
C(i)、DB(i)は頻度算出部6に送出される。頻度算出
部6では、DC(i)、DB(i)の頻度を1フレーム分につい
て求め、もっとも頻度が高かったパラメータの組を第N
フレーム原画像と第(N−l)フレーム原画像間におけ
る大局的な輝度変化量を表すパラメータDC,DBとして
決定し、それらの値を輝度変化補償部7に送出するとと
もに、出力端子8から外部に出力する。
【0027】一方、入力端子1から入力した第Nフレー
ム原画像は、フレームメモリ2で1フレーム分遅延され
た後、減算器11に人力する。フレームメモリ9には第
(N−1)フレーム再生画像が蓄積されており、輝度変
化補償部7ではその画像の各輝度値xに対して式(3)
により輝度変化補償を行ない輝度変化補償された値x’
が動き検出/補償部10に入力する。動き検出/補償部
10では、16×16画素からなるブロック毎にブロッ
クマッチングにより動き検出および動き補償が行われ、
動き補償された値が減算器11、加算器17に入力す
る。減算器11では両データの差をとり離散コサイン変
換部12に送る。離散コサイン変換部12では、16×
16画素からなる1ブロック分のデータを8×8画素単
位に離散コサイン変換し、得られた離散コサイン変換係
数を量子化部13で量子化する。量子化された離散コサ
イン変換係数は出力端子14から外部に送出されるとと
もに逆量子化部15で逆量子化され、更に逆離散コサイ
ン変換部16で逆離散コサイン変換される。加算器17
においては、それらのデータに動き検出/補償部10か
ら送出されたデータが加算され、第Nフレーム再生画像
としてフレームメモリ9に蓄えられる。フレームメモリ
9に蓄えられた第Nフレーム再生画像は、次フレーム
(第(N+1)フレーム)の画像を復号する際に参照画
像として用いられる。なお、パラメータDC(i)、DB(i)
(i=1〜n)の各平均値をパラメータDC,DBと決定
してもよい。
【0028】本動画像符号化装置により符号化されたデ
ータは、本発明の動画像の輝度変化補償方法を用いた図
2に構成を示す動画像復号装置により復号される。本動
画像復号装置は、入力端子21−23と逆量子化部24
と逆離散コサイン変換部25と加算器26と出力端子2
7とフレームメモリ28と輝度変化補償部29と動き補
償部30で構成されている。入力端子21には、図1の
出力端子14から出力される量子化後離散コサイン変換
係数が入力する。入力端子22には、図1の出力端子1
8から出力されるブロック毎の動きベクトルが入力す
る。入力端子23には、図1の出力端子8から出力され
るフレーム毎の輝度変化量を表す2つのパラメータ
C,DBが入力する。
【0029】今、第Nフレーム画像のブロックBi(1
6×16画素)の符号化データが入力しているとする。
すなわち入力端子21には、ブロックBiにおける量子
化後離散コサイン変換係数が入力する。入力端子22に
は、ブロックBiの動きベクトルViが入力する。な
お、入力端子23には、既に、第Nフレーム全体に共通
の値である2つのパラメータDC,DBが入力している。
入力端子21から人力した量子化後離散コサイン変換係
数は逆量子化部24で逆量子化され、更に逆離散コサイ
ン変換部25で逆離散コサイン変換されて、加算器26
に送られる。
【0030】フレームメモリ28には、既に復号が終了
した第(N−1)フレーム再生画像データが蓄えられて
おり、輝度変化補償部29ではその画像の各輝度値xに
対して式(3)により輝度変化補償を行い、輝度変化補
償された値x’が動き補償部30に入力する。動き補償
部30では、動きベクトルViだけ動きが補償された値
が加算器26に入力する。加算器26では、逆離散コサ
イン変換部25からのデータと動き補償部30からのデ
ータを加算することによって第Nフレーム再生画像を
得、それを出力端子27から出力するとともにフレーム
メモリ28に蓄えておき、次フレーム(第(n+1)フ
レーム)の画像を復号する際に参照画像として用いる。
【0031】次に、図1に示す動画像符号化装置によっ
て生成される符号化データをコンピュータ読み取り可能
な記録媒体に記録する際のデータの構造を図6を用いて
説明する。ここで、符号化データは、画像フレームを単
位として符号化され、複数の符号化された画像フレーム
により構成されている。図6において、各画像フレーム
の符号化データの構造は同じであるが、例として、N番
目の画像フレームの符号化データである、Nフレーム目
の符号化データを取り上げて説明する。図6に示すよう
に、Nフレーム目の符号化データは、パラメータDC
81、パラメータDB・82を記録する領域であるパラ
メータ領域70と、参照画像フレームの各画素の輝度値
xを、このパラメータDB・81,DC・82を用いてD
C・x+DBに修正した画像フレームと、N番目の画像フ
レームとにおいて対応する画素毎の画素値の差分データ
に関するデータを符号化して記録した符号化領域71と
により構成されている。さらに、符号化領域71は、図
5に示す16×16画素のブロック毎の符号化データを
納めたブロック領域72、73により構成される。な
お、図5に示すように16×16画像のブロックがB1
〜Bnまである場合には、図6に示すように符号化領域
71は、n個のブロック領域から構成されることにな
る。
【0032】また、各ブロック領域は、ブロック単位の
動きベクトルVi、および各ブロックを8×8画素の4
つのサブブロックに分割し、このサブブロック毎に符号
化されたデータを格納する4つの領域Ci-1〜Ci-4によ
り構成されている。図6の1番目のブロック領域72を
例にすると、符号91が動きベクトルを、符号92〜9
5がサブブロック毎に符号化されたデータに対応する。
ここで、図6の符号化データと、図1の動画像符号化装
置からの出力との対応を説明すると、パラメータDC
81、DB・82は、図1の頻度算出部6の出力端子8
からの出力値に対応する。そして、各ブロック領域にお
ける動きベクトル(例えば符号91)は、図1の動き検
出/補償部10の出力端子18からの出力値に対応し、
サブブロック毎に符号化されたデータ(例えば符号92
〜95)は、量子化部13の出力端子14からの出力値
に対応する。
【0033】また、図6に示す符号化データの構造の場
合、図1に示す動画像符号化装置の出力動作は以下のよ
うになる。まず、画像フレーム全体の輝度変化を示すパ
ラメータDC・81、DB・82を出力する。次に、図5
に示すブロックB1の動きベクトルV1・91とサブブロ
ックSB1- 1〜SB1-4毎の符号化データC1-1・92〜
1-4・95を出力する。そして、各ブロックごとの動
きベクトルVi、サブブロックSBi-1〜SBi-4の符号
化データCi-1〜Ci-4を順次出力し、ブロックBnまで
同様に行う。この動作が各画像フレーム毎に行われ、符
号化データが記録される。
【0034】なお、図6に示す符号化データの復号は、
図2に示す動画像復号装置の入力端子23に図6のパラ
メータ領域のパラメータDC・81、DB・82を入力
し、各ブロック領域毎の動きベクトルViを入力端子2
2に、サブブロックの符号化データCi-1〜Ci-4を入力
端子21に入力することにより画像フレーム毎の復号が
行われる。
【0035】図7は、符号51や52に示すブロック領
域毎に、動きベクトル55やサブブロック毎の符号化デ
ータ56〜59とともに、各ブロック毎のパラメータD
C・53、DB・54を記録する符号化データの構造を示
した図である。なお、フェードイン/フェードアウトし
た場合、ブロック毎にパラメータDC、DBを求めた場合
も、画像フレームに対して1つのパラメータDC、DB
求めてた場合も、サブブロック単位での符号化効率に大
きな差はない。ここで、例えば、画像フレームのサイズ
が352×240画素(16×16画素のブロック数:
330)で、各パラメータDC、DBのビット数を8ビッ
トとすると、図6に示す符号化データの方が図7に示す
符号化データより1画像フレームあたり5264ビット
(={8+8}×{330−1})少なくできる。
【0036】図8は、画像フレーム毎に1つのゲイン変
化を表すパラメータDC・61のみを記録し、符号62
や63に示すブロック領域の構成は、図6の場合と同様
にしたときの符号化データの構造を示した図である。こ
こで、パラメータDC、DBのビット数を8ビットとする
と、パラメータ領域のビット数は、図8の符号化データ
の方が図6の符号化データより1画像フレームあたり8
ビット少なく済む。しかし、フェードイン/フェードア
ウトにおいて、図4に示すように輝度値そのものの値に
よって輝度変化分が変わる場合には、参照画像プレーン
の各画素の輝度値xを、パラメータDCを用いて修正し
ても、輝度変化の近似が不十分となる。そのため離散コ
サイン変換される差分値は比較的大きな値となり、結果
としサブブロック毎の符号化データ(例えば符号64〜
67)の量が増え、1画像フレーム全体で見ると符号化
データ量は増えることになる。以上説明したように、符
号化データを図6に示すような構成にすることにより符
号化効率を高めることができる。
【0037】なお、上記実施の形態において画像フレー
ム単位でパラメータDC、DBを出力する例を説明した
が、これに限定されるものではなく画像フレームに相当
する単位、例えばカラー動画像の標準化された符号化方
式であるMPEG−4(MovingPicture Experts Group
- Phase 4)におけるビデオオブジェクトプレーン(V
OP)を単位としてもよい。すなわち、参照VOPと処
理対象VOP間においてパラメータDC、DBを求め、こ
のパラメータを用いた輝度変化の補償および符号化・復
号を行うようにしてもよい。この場合の符号化データの
構成は、MPEG−4の符号化データ構成において、パ
ラメータDC、DBと、このパラメータを用いて輝度変化
補償されたVOPの符号化データが対になって記録され
ることになる。すなわち、MPEG−4のデータ構造の
場合には、フレームの先頭にヘッダ用の固定データが入
ったり、例えば図5のサブブロックSB1-1の離散コサ
イン変換の結果がすべてゼロとなる場合には、図6の符
号化データC1-1は「そのサブブロックのデータはすべ
てゼロ」ということを意味するデータで符号化される等
の点で、図6に示すフレーム毎の符号化データと異なる
点がある。このように違いがあるものの、図6におい
て、パラメータ領域70のパラメータDC、DBと、この
パラメータを用いて輝度変化補償されたVOPの符号化
データの領域(図6の符号化領域71に該当)が対にな
って記録される点では変わりない。
【0038】MPEGの標準の符号化データの構成の詳
細に付いては、T.Ebrahimi, "MPEG-4 video verificati
on model: A video encoding/decodingalgorithm based
on content representation", Signal Processing: Im
age Communication vol.9, no.4, pp.367-384, May 199
7に記載されている。
【0039】ここで、MPEG−4における階層構造を
図を用いて簡単に説明する。図9は、MPEG−4にお
ける動画像データの階層構造の一例を示した図である。
すなわち、動画像全体は、1つ以上のビデオオブジェク
ト(Video Object:以下では「VO」と略記する)と呼
ばれる1ショットに相当する集まりからなる。図9では
VO1、VO2という2つのショットを示している。そし
て、VOは1つ以上のビデオオブジェクトレイア(Vide
o Object Layer:以下では「VOL」と略記する)と呼
ばれる動画像のコンテンツの集まりからなる。例えば図
9において、VO1は、雪だるまVPL11と家VOL12
の2つのVOLの集まりからなり、VO2は四角VPL2
1と三角VOL22とエックスVOL23の3つのVOLの
集まりからなっている。
【0040】また、VOLは1つ以上のビデオオブジェ
クトプレーン(Video Object Plane)と呼ばれる、各コ
ンテンツが時間的に変化する画像の集まりからなる。例
えばVOL11はVOP1〜VOP3の3つのVOPの集ま
りからなっている。そして、このVOPに対し、上述の
ようにパラメータDC、DBを用いた符号化を行うように
してもよい。
【0041】なお、上記実施例において、符号化、復号
の際に、離散コサイン変換を例にして説明したが、これ
に限定されるのものではなく、他の直交変換、例えばア
ダマール変換やウェーブレット変換を用いてもよい。ま
た、上記実施例において、図5に示すようにブロックを
16×16画素、サブブロックを8×8画素である場合
に付いて説明したが、これに限定されるものではない。
また、図1に示す動画像符号化装置もしくは図2に示す
動画像復号装置における動作を実現するためのプログラ
ムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、
この記録媒体に記録されるプログラムをコンピュータに
読み込ませ、実行させることにより動画像の符号化もし
くは復号を行ってもよい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による動画
像の輝度変化補償方法、動画像符号化装置、動画像復号
装置、動画像符号化もしくは復号プログラムを記録した
記録媒体および動画像の符号化データを記録した記録媒
体によれば、下記の効果を得ることができる。本発明に
より、大局的な輝度変化を検出または補償する際に、ゲ
インの変化分を表すパラメータの他にコントラストの変
化を表すパラメータも用いることで、大局的な輝度変化
を生じている動画像の符号化時に、従来よりも更に効率
の良い符号化が行える効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の動画像の、動画像の輝度変化補償方
法を用いた動画像符号化装置を示すブロック図である。
【図2】 本発明の動画像の輝度変化補償方法を用いた
動画像復号装置を示すブロック図である。
【図3】 画像の大局的な輝度変化を説明するための図
である。
【図4】 画像の大局的な輝度変化を説明するための図
である。
【図5】 画像フレームの分割の仕方を説明するための
図である。
【図6】 本発明における符号化データの構成を説明す
るための図である。
【図7】 各ブロック毎にパラメータを記録する領域を
設けた場合の符号化データの構成を示す図である。
【図8】 画像フレーム毎にゲイン変化を表すパラメー
タDBのみを記録する領域を設けた場合の符号化データ
の構成を示す図である。
【図9】 MPEG−4における、ビデオオブジェクト
(VO)、ビデオブジェクトレイア(VOL)、ビデオ
オブジェクトプレーン(VOP)を説明するための図で
ある。
【符号の説明】
1 入力端子 2,3 フレームメモ
リ 4 動き検出部 5 輝度変化検出部 6 頻度算出部 7 輝度変化捕償部 8 出力端子 9 フレームメモリ 10 動き検出/補償部 11 減算器 12 離散コサイン変換部 13 量子化部 14 出力端子 15 逆量子化部 16 逆離散コサイン変換部 17 加算器 18 出力端子 21〜23 入力端子 24 逆量子化部 25 逆離散コサイン変換部 26 加算器 27 出力端子 28 フレームメ
モリ 29 輝度変化補償部 30 動き補償部

Claims (21)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル動画像を伝送・蓄積する符号
    化処理もしくは動画像編集の際の画像処理における動画
    像の輝度変化補償方法であって、 処理対象画像プレーンと参照画像プレーン間における大
    局的な輝度変化量であるゲイン変化を表すパラメータD
    B 、コントラスト変化を表すパラメータD C を求め、 前記参照プレーンの 各画素の輝度値xをDC・x+DB
    修正することによって前記処理対象画像プレーンの大局
    的な輝度変化量を補償することを特徴とする動画像の輝
    度変化補償方法。
  2. 【請求項2】 前記ゲイン変化を表すパラメータDB
    コントラスト変化を表すパラメータDCは、 処理対象画像プレーンと参照画像プレーンで対応する画
    素同士の誤差の二乗和が最小となることを条件にして求
    めることを特徴とする請求項1に記載の動画像の輝度変
    化補償方法。
  3. 【請求項3】 前記ゲイン変化を表すパラメータDB
    コントラスト変化を表すパラメータDCは、 処理対象画像プレーンの、K×L画素(K、Lは自然
    数)からなるn個(nは2以上の整数)の各ブロックに
    ついて2つのパラメータDC,DBを算出し、最も頻度が
    高かったパラメータDC,DBの組を、処理対象画像プレ
    ーンのパラメータDC,DBと決定することを特徴とする
    請求項2に記載の輝度変化補償方法。
  4. 【請求項4】 前記ゲイン変化を表すパラメータDB
    コントラスト変化を表すパラメータDCは、 処理対象画像プレーンの、K×L画素(K、Lは自然
    数)からなるn個(nは2以上の整数)の各プロックに
    ついて2つのパラメータDC,DBを算出し、算出したパ
    ラメータDC,DBの平均値の組を、処理対象画像プレー
    ンのパラメータD C,DBと決定することを特徴とする請
    求項2に記載の輝度変化補償方法。
  5. 【請求項5】 前記画像プレーンは、 画像フレーム、もしくは、ビデオオブジェクトプレーン
    (VOP)であることを特徴とする請求項1に記載の輝
    度変化補償方法。
  6. 【請求項6】 ゲイン変化を表すパラメータDB、コン
    トラスト変化を表すパラメータDCを、処理対象画像プ
    レーンと参照画像プレーン間における大局的な輝度変化
    量を表すパラメータとして求めるパラメータ決定手段
    と、前記参照画像プレーンの画素の値xを前記パラメータD
    B ,D C を用いてD C ・x+D B に修正した値と、前記処理
    対象画像プレーンの対応する画素の値との差分値を求め
    る手段と を備えたことを特徴とする動画像符号化装置。
  7. 【請求項7】 前記パラメータ決定手段は、 前記パラメータDB,DCを、処理対象画像プレーンと参
    照画像プレーンで対応する画素同志の誤差の二乗和が最
    小となることを条件に求めることを特徴とする請求項6
    に記載の動画像符号化装置。
  8. 【請求項8】 前記パラメータ決定手段は、 処理対象画像プレーンの、K×L画素(K、Lは自然
    数)からなるn個(nは2以上の整数)の各ブロックに
    ついて2つのパラメータDC,DBを算出し、最も頻度が
    高かったパラメータDC,DBの組を、処理対象画像プレ
    ーンのパラメータDC,DBと決定することを特徴とする
    請求項7に記載の動画像符号化装置。
  9. 【請求項9】 前記パラメータ決定手段は、 処理対象画像プレーンの、K×L画素(K、Lは自然
    数)からなるn個(nは2以上の整数)の各ブロックに
    ついて2つのパラメータDC,DBを算出し、算出したパ
    ラメータDC,DBの平均値の組を、処理対象画像プレー
    ンのパラメータD C,DBと決定することを特徴とする請
    求項7に記載の動画像符号化装置。
  10. 【請求項10】 前記画像プレーンは、 画像フレーム、もしくは、ビデオオブジェクトプレーン
    (VOP)であることを特徴とする請求項6に記載の動
    画像符号化装置。
  11. 【請求項11】 動画像の符号化工程において求められ
    た処理対象画像プレーンと参照画像プレーン間における
    大局的な輝度変化量であるゲイン変化を表すパラメータ
    Bとコントラスト変化を表すパラメータDC とを取得す
    る手段と、 動画像の符号化工程において求められた、参照画像プレ
    ーンの画素の値xを前記パラメータD B ,D C を用いてD
    C ・x+D B に修正した値と処理対象画像プレーンの対応
    する画素の値との差分値を取得する手段と、 復号が終了した再生画像プレーンの画素の値xをDC
    x+DBに修正した値と前記差分値を用いて画像プレー
    ンを得る手段とを備えたことを特徴とする動画像復号装
    置。
  12. 【請求項12】 前記画像プレーンは、 画像フレーム、もしくは、ビデオオブジェクトプレーン
    (VOP)であることを特徴とする請求項11に記載の
    動画像復号装置。
  13. 【請求項13】 動画像符号化プログラムを記録したコ
    ンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、 ゲイン変化を表すパラメータDB、コントラスト変化を
    表すパラメータDCを、処理対象画像プレーンと参照画
    像プレーン間における大局的な輝度変化量を表すパラメ
    ータとして求めるパラメータ決定手段と、前記参照画像プレーンの画素の値xを前記パラメータD
    B ,D C を用いてD C ・x+D B に修正した値と、前記処理
    対象画像プレーンの対応する画素の値との差分値を求め
    る手段と をコンピュータに実行させるための動画像符号
    化プログラムを記録した記録媒体。
  14. 【請求項14】 前記パラメータ決定手段は、 前記パラメータDB,DCを、処理対象画像プレーンと参
    照画像プレーンで対応する画素同志の誤差の二乗和が最
    小となることを条件に求めることを特徴とする請求項1
    3に記載の動画像符号化プログラムを記録した記録媒
    体。
  15. 【請求項15】 前記パラメータ決定手段は、 処理対象画像プレーンの、K×L画素(K、Lは自然
    数)からなるn個(nは2以上の整数)の各ブロックに
    ついて2つのパラメータDC,DBを算出し、最も頻度が
    高かったパラメータDC,DBの組を、処理対象画像プレ
    ーンのパラメータDC,DBと決定することを特徴とする
    請求項14に記載の動画像符号化プログラムを記録した
    記録媒体。
  16. 【請求項16】 前記パラメータ決定手段は、 処理対象画像プレーンの、K×L画素(K、Lは自然
    数)からなるn個(nは2以上の整数)の各ブロックに
    ついて2つのパラメータDC,DBを算出し、算出したパ
    ラメータDC,DBの平均値の組を、処理対象画像プレー
    ンのパラメータD C,DBと決定することを特徴とする請
    求項14に記載の動画像符号化プログラムを記録した記
    録媒体。
  17. 【請求項17】 前記画像プレーンは、 画像フレーム、もしくは、ビデオオブジェクトプレーン
    (VOP)であることを特徴とする請求項13に記載の
    動画像符号化プログラムを記録した記録媒体。
  18. 【請求項18】 動画像復号プログラムを記録したコン
    ピュータ読み取り可能な記録媒体であって、 動画像の符号化工程において求められた処理対象画像プ
    レーンと参照画像プレーン間における大局的な輝度変化
    量であるゲイン変化を表すパラメータDBとコントラス
    ト変化を表すパラメータDC とを取得する手段と、 動画像の符号化工程において求められた、参照画像プレ
    ーンの画素の値xを前記パラメータD B ,D C を用いてD
    C ・x+D B に修正した値と処理対象画像プレーンの対応
    する画素の値との差分値を取得する手段と、 復号が終了した再生画像プレーンの画素の値xをDC
    x+DBに修正した値と前記差分値を用いて画像プレー
    ンを得る手段とをコンピュータに実行させるための動画
    像復号プログラムを記録した記録媒体。
  19. 【請求項19】 前記画像プレーンは、 画像フレーム、もしくは、ビデオオブジェクトプレーン
    (VOP)であることを特徴とする請求項18に記載の
    動画像復号プログラムを記録した記録媒体。
  20. 【請求項20】 動画像の符号化データを記録したコン
    ピュータ読み取り可能な記録媒体であって、 前記符号化データは、画像プレーンを単位として符号化
    した画像プレーン符号化データを記録した領域を複数含
    み、 前記画像プレーン符号化データを記録した領域は、 処理対象画像プレーンと参照画像プレーン間における大
    局的な輝度変化量であるゲイン変化を表すパラメータD
    B、およびコントラスト変化を表すパラメータDCを記録
    したパラメータ領域と、 前記参照画像プレーンの各画素の輝度値xを、前記パラ
    メータDB,DCを用い、DC・x+DBに修正した画像プ
    レーンと、前記処理対象画像プレーンとにおいて対応す
    る画素毎の画素値の差分値に関するデータを画像プレー
    ン単位で符号化して記録した符号化領域とからなる動画
    像の符号化データを記録した記録媒体。
  21. 【請求項21】 前記画像プレーンは、 画像フレーム、もしくは、ビデオオブジェクトプレーン
    (VOP)であることを特徴とする請求項20に記載の
    動画像の符号化データを記録した記録媒体。
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