JP2937971B2 - デジタルコードレス端末 - Google Patents

デジタルコードレス端末

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JP2937971B2
JP2937971B2 JP30473897A JP30473897A JP2937971B2 JP 2937971 B2 JP2937971 B2 JP 2937971B2 JP 30473897 A JP30473897 A JP 30473897A JP 30473897 A JP30473897 A JP 30473897A JP 2937971 B2 JP2937971 B2 JP 2937971B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデジタルコードレス
端末に関し、特に、PHS公衆/家庭/事業者モードな
ど、複数の通信事業者と契約を行い、複数の通話モード
に対応できるデジタルコードレス端末に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のデジタルコードレス端末は、複数
の通話モードの登録がある場合、使用者のキー操作によ
る通話モード切り替えによるのが一般的であるが、発信
先の自動切替機能を有するものとしては、例えば次のよ
うな公報に開示のものが提案されている。
【0003】 特開平8−186876号(特願平6
−337476号) 発信時に電話機が公衆モードに設定されている場合に、
これを強制的に自営モードに切り替え、自営用回線の親
機からの制御信号を受信したときには、親機に対して自
営モードでの接続を行い、低価格な使用量の通話を行
い、また所定時間を経過しても親機への接続ができない
場合には公衆モードヘ戻し、基地局からの制御信号を受
信すると同時に所定時間の計測を開始し、基地局からの
制御信号を受信したときには基地局に対して公衆モード
での接続を行う。
【0004】 特開平7−147696号(特願平5
−315821号) 移動局が自営用基地局から自営用制御キャリアを介し送
信される識別コードを定期的に監視するとともに、識別
コードが検出された場合には自営用発呼モードを、また
識別コードが検出されない場合は公衆用発呼モードを設
定する。この桔果、発呼モード設定のための操作が不要
となり、従って、操作のし忘れ等から生じる不具合を回
避でき、移動局の存在するエリアの基地局に対し発呼が
効率よく行える。
【0005】 特開平7−240966号(特願平6
−30117号) 屋外公衆用システムに同期する同期部を有し、家庭用の
システムのサービスエリア内では家庭用システムに同期
し、公衆用システムのサービスエリア内においては公衆
用のシステムに同期し、一方のサービスエリアから他方
のシステムのサービスエリアに移動した場合、自動的に
そのシステムに同期する。
【0006】 特開平8−307531号(特願平7
−109672号) 公衆用PHS端末と構内移動通信無線端末とを共有し、
公衆用認証コードを構内PHS制御装置に登録し、公衆
PHS網からの着信を構内PHS制御装置が代理応答す
る。
【0007】 特開平8−331650号(特願平7
−153983号) PHS端末は基地局から送信されるCS−IDを受信
し、現在どの基地局のサービスエリアに存在するか判別
する。そして、現在の基地局が事業所に設けられた自営
基地局であり、かつ、発信先が同一事業所内にある場合
には、発信すべき電話番号の4桁番号を、PBXを介し
た内線番号として発信する。また、基地局が自営基地局
であり、かつ、発信先が専用回線によって通話可能な他
の事業所にある場合には、事業所番号+局番+4桁番号
を発信番号として発信する。更に、基地局が自営基地局
であり、かつ、発信先が外線である場合には、市外局番
+局番+4桁番号からなる電話番号の先頭に、外線発信
用の「0」を付加して発信する。
【0008】 特開平4−351127号(特願平3
−125834号) 通信モード自動切り替え部を備え、通話初期は自動切り
替えされているコードレス電話モードにより、携帯電話
としての登録番号と発呼要求信号を送出し、それを受信
した相手から一定時間内に携帯電話での登録番号と、及
び発呼許可信号を受信すれば、通話モードはそのまま固
定し、何ら受信できない場合には、通信モード自動切り
替え部により携帯電話モードに切り替える。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、公衆モード、
家庭モード、事業所モードなど複数の待ち受け機能を持
つ従来の一般的なデジタルコードレス端末では、それぞ
れのモードの切り替えは、使用者の手動切り替えによる
か、発信時使用者が、発信を行いたいモードに、キー操
作等においてモードを切り替えてからダイヤルを行い、
目的の通話を行っているが、あらかじめ今何のモードで
あるか、どのモードに切替えれば適切な通話が行えるか
を、使用者に意識させる必要があり、また複雑な操作を
要求され、簡単に発信可能というわけにはいかない。
【0010】また、上記の従来の技術のように、発信
時に公衆モードの場合、自営モードに切り替えて発信す
る方法では、自営モードと公衆モードでの番号計画の違
いが考慮されておらず、変更後のモードで正当なダイヤ
ルとして使用できない可能性がある。
【0011】上記の従来技術のように、識別コードを
定期的に監視して、識別コードが検出された場合には自
営用発呼モードを、また識別コードが検出されない場合
は公衆用発呼モードに設定する方法では、使用者の意に
反してモードが切り替えられてしまう事態が生じ、また
自営モードと公衆モードでの番号計画の違いが考慮され
ておらず、変更後のモードで正当なダイヤルとして使用
できない可能性がある。
【0012】の従来技術のように、一方のエリアか
ら、他方のエリアに移動した場合に自動的にそのシステ
ムに同期する方法では、使用者が発信しようとしたその
時のモードが不定となり、異種のモードでの番号計画の
違いで発信不可となる可能性があり、使用者は現在のモ
ードを意識しておかなければならないという問題があ
る。
【0013】の従来技術のように、公衆用PHS端末
と構内移動通信無線端末とを共有し、公衆用認証コード
を構内PHS制御装置に登録し、公衆PHS網からの着
信を構内PHS制御装置が代理応答する方法では、着信
時のモードの違いは解消できるが、発信時でのモードの
違いや、モードの違いによる番号計画の違いが検討され
ておらず、発信時に使用者による操作が必要であるとい
う問題がある。
【0014】の従来技術のように、発信先に応じて番
号を付加、加工する方法では、発信したダイヤルによる
番号の正当性は考慮されているが、複数の通話モードを
持つ端末の場合で、使用可能な異種のモードが有った場
合に、より安価な通話が可能であったとしても、実現で
きないという問題がある。
【0015】の従来技術のように、発信時に一旦現在
の通話モードで発信を行い、不可の場合に他のモードに
切り替える方法では、通話コストの考慮や、異種のモー
ドでの番号の達いが考慮されておらず、安価に目的の通
話が行えるとは限らない。
【0016】
【課題を解決するための手段】使用者がダイヤルする内
容から、ある程度は、目的の通話を行うためにはどのモ
ードに切り替えればよいか判断が可能であり、その情報
に、各モードでの電界情報、各モードでの通話コスト等
の情報を加味して通話モードの自動切替を行えば、使用
者に、公衆/家庭/事業者モードなどの通話モードの違
いを意識させることなく、しかも通話コストの安価な通
話が可能になる。
【0017】このような観点から、本発明のデジタルコ
ードレス端末は、市外局番データベースと通話コスト比
較データベースと通話モード切替手段とを備え、この通
話モード切替手段は、使用者がダイヤルした内容を市外
局番データベースを参照して解析し、使用可能な通話モ
ードを選択するとともに、その選択された通話モードの
中から通話コスト比較データベースを参照して最適な通
話モードを決定し、この通話モードに切り替えて発信す
る。
【0018】通話モード切替手段は、使用者がダイヤル
した内容を市外局番データベースを参照して解析し、使
用可能な通話モードのリストを作成するとともに、その
リストを通話コスト比較データベースを参照して並べ替
えてモード切替候補リストとするダイヤル解析部と、そ
のモード切替候補リストにおける第1候補の通話モード
に切り替えるモード切替部とからなる。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0020】本発明によるデジタルコードレス端末は、
使用者がダイヤルを入力するダイヤル入力部1と、入力
されたダイヤルを解析するダイヤル解析部2と、市外局
番の検索を行うための市外局番データベース3と、各通
話モードでの通話コストを比較するための通話コスト比
較データベース4と、通話モードを自動的に切り替える
モード自動切替部5とを有する。
【0021】ダイヤル解析部2は、使用者がダイヤル入
力部1によりダイヤルした内容を市外局番データベース
3を参照して解析し、使用可能な通話モードリスト6を
作成するとともに、そのリストを通話コスト比較データ
ベース4を参照して並べ替えてモード切替候補リストと
する。モード切替部5は、このモード切替候補リストに
おける第1候補の通話モードに自動的に切り替える。
【0022】次に、本発明の実施例の動作について、図
2及び図3を参照して詳細に説明する。
【0023】使用者がダイヤル入力部1により入力した
ダイヤルは、ダイヤル解析部2に送られる。ダイヤル解
析部2は、市外局番データベース3を参照して、使用者
が入力したダイヤルを解析する。すなわち、ダイヤル解
析部2は、ダイヤル桁数による事業所用内線ダイヤルな
のか、市外局番の有無による市外へのダイヤルか市内へ
のダイヤルかどうか、また「010」「030」「04
0」等の有無による携帯電話へのダイヤルかどうか、
「050」等の有無によるPHSへのダイヤルなのか等
を解析し、例えば市外局番がない場合、発信可能モード
は事業者モード、又は家庭モード、市外局番が検索さ
れ、かつ、ダイヤルの市外局番前に「0」がダイヤルさ
れていれば発信可能なモードは事業所モード、など、使
用者のダイヤルを解析し発信可能な通信モードリスト5
を作成する(図2の手順1)。
【0024】次に、ダイヤル解析部2は、現在の登録状
況、現在の設定モード、各モードでの電解状況から、現
在使用可能なモードを解析し通話モードリストを優先順
に並ベ替える(図3の手順2)。
【0025】次に、手順1,2の結果に、さらに通話コ
ストの比較を行い、通話モードリストを通話コストの安
価な順で並ベ替える(図3の手順3)。
【0026】次に、手順3で作成した通話モードリスト
の第1候補のモードに切り替え、自動的に発信を行う。
これらにより、使用者に現在のモード、目的の通話を行
うために切り替えるべきモード等を意識させることな
く、さらにモード切り替え操作を除外し、現在選択可能
で一番安価な通話モードに自動的に切り替える事が可能
となる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、使用者が
ダイヤルした内容を市外局番データベースを参照して解
析し、使用可能な通話モードを選択するとともに、その
選択された通話モードの中から通話コスト比較データベ
ースを参照して最適な通話モードを決定するので、使用
者に、公衆/家庭/事業者モードなどの通話モードの違
いを意識させることなく、しかも通話コストの安価な通
話が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるデジタルコードレス端末の構成例
を示すブロック図である。
【図2】本発明による自動モード切替の動作例の手順説
明図である。
【図3】図2に続く手順説明図である。
【符号の説明】
1 ダイヤル入力部 2 ダイヤル解析部 3 市外局番データベース 4 通話コスト比較データベース 5 モード切替部 6 通話モードリスト
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04B 7/26 - 7/26 113 H04Q 7/04 - 7/38 H04M 1/00 H04M 1/26

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】公衆/家庭/事業所などの複数の通話モー
    ドに対応できるデジタルコードレス端末において、市外
    局番データベースと、通話コスト比較データベースと、
    使用者がダイヤルした内容を前記市外局番データベース
    を参照して解析し、使用可能な通話モードを選択すると
    ともに、その選択された通話モードの中から前記通話コ
    スト比較データベースを参照して最適な通話モードを決
    定し、この通話モードに切り替えて発信する通話モード
    切替手段とを備えたことを特徴とするデジタルコードレ
    ス端末。
  2. 【請求項2】通話モード切替手段は、使用者がダイヤル
    した内容を市外局番データベースを参照して解析し、使
    用可能な通話モードのリストを作成するとともに、その
    リストを通話コスト比較データベースを参照して並べ替
    えてモード切替候補リストとするダイヤル解析部と、そ
    のモード切替候補リストにおける第1候補の通話モード
    に切り替えるモード切替部とからなることを特徴とする
    請求項1記載のデジタルコードレス端末。
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JP4516398B2 (ja) * 2004-10-05 2010-08-04 パナソニック株式会社 Ip通信装置および通信サービス選択方法

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