JP2937784B2 - 非同期転送モード通信システム - Google Patents

非同期転送モード通信システム

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JP2937784B2 JP943795A JP943795A JP2937784B2 JP 2937784 B2 JP2937784 B2 JP 2937784B2 JP 943795 A JP943795 A JP 943795A JP 943795 A JP943795 A JP 943795A JP 2937784 B2 JP2937784 B2 JP 2937784B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非同期転送モードで通
信を行う非同期転送モード通信システムに係わり、特に
複数の端末から送出される転送単位としてのセルを同一
の回線上に多重化して伝送する非同期転送モード通信シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】伝送すべきデータを所定量ごとのパケッ
ト単位に区分して伝送するパケット通信の中で、音声や
映像など時間厳密性の厳しい情報を取り扱う通信方式と
して、非同期転送モード(以下ATMと言う。)通信方
式がある。ATMでは、すべての情報はセルと呼ばれる
パケットを用いて転送されるが、時間厳密性の向上を図
るためにセルの大きさは数十オクテットと短く設定され
ている。
【0003】図5は、非同期転送モード通信システムの
全体の構成を表わしたものである。網71には複数の端
末72が加入者回線73を通じて接続されている。網7
1は、多数の交換機74とこれら交換機の間を結ぶ中継
回線75によって構成されている。網71を介して端末
間で通信路を確立する際には、発呼側の端末からシグナ
リングセルと呼ばれる呼設定用のセルが交換機74に送
られる。交換機74は、シグナリングセルに含まれてい
る相手側の端末のアドレス情報を基に、経由すべき中継
回線75および交換機74を決定して網71内でのパス
を設定する。そして、設定されたパスにおいてこれら端
末間でセルの転送に用いるチャネルが割り振られる。そ
の後、端末間のセルの転送は設定されたパスおよびチャ
ネルによって行われる。
【0004】図6は、セルの構成の概要を表わしたもの
である。セルは各種制御情報を格納するために割り当て
られた5バイトのヘッダ部61と、伝送すべきデータを
格納する48バイトの情報フィールド62とから構成さ
れている。ヘッダ部61は、網内でのパスを識別するた
めの仮想パス識別子(Vertual Path Identifier 、以下
VPIという。)と、割り振られたチャネルを識別する
ための仮想チャネル識別子(Vertual Channel Identifi
er、以下VCIという。) とを備えている。VPIは8
ビットでVCIは16ビットである。このほか、フロー
制御を行うための一般フロー制御情報(Generic Flow C
ontrol) やヘッダ部の誤り制御を行うためのヘッダ誤り
制御情報(Header Error Control) などがヘッダ部に配
置されている。
【0005】端末の接続される交換機は、多数の入出力
ポートを備えている。各端末と交換機の間は個別の加入
者回線でそれぞれ接続されている。また、網と端末との
間のインターフェイスは、ATM・UNI(User Netwo
rk Inteirface)によって規定されており、シグナリング
セルにおけるVPI、VCIの値はそれぞれ“0”、
“5”に固定的に定められている。こうして、シグナリ
ングセルとそれ以外のセルとの識別子としてVPI、V
CIが用いられるようになっている。交換機はVPI、
VCIの値を基にシグナリングセルを抽出し、通信相手
となる端末との間でパスやチャネルを決定するコネクシ
ョン設定を行うようになっている。この際、交換機はど
の入出力ポートを介してシグナリングセルを受け取った
かを基にその送出元の端末を判別するようになってい
る。そしてコネクション設定を終えてパスおよびチャネ
ルが確定した後は、VPI、VCIはシグナリングセル
の識別子としてではなく、パスやチャネルの表わすため
に用いられる。交換機はこれらの値によってセルの転送
先あるいは転送元の端末を識別するようになっている。
【0006】また、複数の端末から送出されるセルを多
重化した後で交換機に渡す様にした非同期転送モード通
信システムもある。たとえば、ファイバ・ツ・ザ・カー
ブ(Fiber To The Curb )型の光加入者網のように、複
数の端末をそれぞれ加入者回線を通じてATMセル多重
分離装置に接続し、ここで多重化した信号を中継回線を
通じてATM交換機に送るようにしたATMネットワー
クがある。また、ハイブリッド・ファイバ・コアックス
(Hybrid Fiber Coax )のように、ATM交換機とAT
Mセル多重分離装置を直接あるいは中継回線を通じて接
続するとともに、各ATM端末とATMセル多重・分離
装置との間を同軸ケーブルを介して接続したATMネッ
トワークもある。
【0007】このほか特開平6−120970号公報で
は、複数の送信端末から送出されるセルを多重化して受
信する非同期転送通信システムが開示されている。この
システムでは、送信端末を識別するための識別情報を送
信端末側でセルに付加するようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】交換機の入出力ポート
に対して1つの端末が個別に割り当てられている場合に
は、どのポートを通じて受信したかによってシグナリン
グセルの転送元の端末を識別することができる。しか
し、複数の端末から送られるセルをATMセル多重分離
装置で多重化した後ATM交換機に送る場合には、VP
I、VCIはシグナリングセルでは固定値なのでATM
交換機側ではその転送元の端末の識別ができない。この
ため、仮想的に固定したチャネルを端末ごとに割り当て
るPVC(Permanent Vertual Channel)方式を用い、シ
グナリングセルを用いないようにして多重化することが
行われている。しかしながら、このようなインターフェ
イスでは網と端末との間のインターフェイスの汎用性が
失われ、シグナリングセルを用いて行うシグナリング手
順のように柔軟なコネクションの設定が行えないという
問題があった。また、特開平6−120970号公報の
ように送信端末側で特別な識別情報を付加する場合に
は、このような機能を備えた端末しか接続できなくな
り、網としての汎用性が失われてしまうという問題があ
った。
【0009】そこで本発明の目的は、シグナリングセル
を多重化してもその転送元の端末を識別できる非同期転
送モード通信システムを提供するとにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)複数の端末と、(ロ)各種制御情報を格納す
るヘッダ部と伝送すべきデータを格納する情報フィール
ドから構成され、前記ヘッダ部は網内でのパスを識別す
るための仮想パス識別子と、割り当てられたチャネルを
識別するための仮想チャネル識別子とを備えたデータの
転送単位としてのセルを前記端子から受信するごとに
その送信元の端末を識別するための識別情報を仮想パス
識別子と仮想チャネル識別子のうちの有意ビット以外の
任意の複数ビットを使用することで受信したセルに付加
するようにした、端末ごとに用意された複数の識別情報
付加手段と、(ハ)これら識別情報付加手段によって識
別情報の付加されたセルを多重化するセル多重化手段
と、(ニ)このセル多重化手段によって多重化された後
の各セルの送信元の端末を識別情報を基にして判別する
送信元判別手段とを非同期転送モード通信システムに具
備させている。
【0011】すなわち請求項1記載の発明では、端末ご
とに設けられた識別情報付加手段によってセルの送信元
の端末を識別するための識別情報を付加した後、セル多
重化手段によって多重化している。ここで、セルは各種
制御情報を格納するヘッダ部と伝送すべきデータを格納
する情報フィールドから構成され、ヘッダ部は網内での
パスを識別するための仮想パス識別子と、割り当てられ
たチャネルを識別するための仮想チャネル識別子とを備
えたデータの転送単位である。また、識別情報は仮想パ
ス識別子と仮想チャネル識別子のうちの有意ビット以外
の任意の複数ビットを使用することで受信したセルに付
加するようにしたものである。多重化されたセルの送信
元の端末は、付加された識別情報を基にして判別してい
る。これにより、多重化した後であっても、各セルの送
信元の端末を識別することができる。また、端末側でセ
ルに識別情報を載せる必要がないので、端末との間のイ
ンターフェイスの汎用性を確保することができる。
【0012】
【0013】
【0014】請求項記載の発明では、(イ)複数の端
末と、(ロ)各種制御情報を格納するヘッダ部と伝送す
べきデータを格納する情報フィールドから構成され、前
記ヘッダ部は網内でのパスを識別するための仮想パス識
別子と、割り当てられたチャネルを識別するための仮想
チャネル識別子とを備えたデータの転送単位としてのセ
ルを前記端子から受信するごとに、その送信元の端末を
識別するための識別情報を仮想パス識別子と仮想チャネ
ル識別子のうちの有意ビット以外の任意の複数ビットを
使用することで受信したセルに付加するようにした、端
末ごとに用意された複数の識別情報付加手段と、(ハ)
これら識別情報付加手段によって識別情報の付加された
セルを多重化するセル多重化手段と、(ニ)このセル多
重化手段によって多重化されたセルの中から通信路の設
定要求を表わしたシグナリングセルを抽出するシグナリ
ングセル抽出手段と、(ホ)このシグナリングセル抽出
手段によって抽出されたシグナリングセルの送信元の端
末を識別情報を基にして判別する送信元判別手段と、
(ヘ)判別された送信元の端末と通信相手となる所定の
端末との間に通信路の設定を行う通信路設定手段と、
(ト)設定された通信路を示す情報を含みかつシグナリ
ングセルの送信元の端末をその転送先の端末として表わ
した所定の識別情報の付加されたセルを生成するセル生
成手段と、(チ)このセル生成手段によって生成された
セルを複数の端末に転送されるセルの多重化された回線
に挿入するセル挿入手段と、(リ)このセル挿入手段に
よって挿入されたセルを識別情報を基にして多重化され
た回線から分離する転送先の端末ごとに用意された複数
のセル分離手段と、(ヌ)これらセル分離手段によって
分離されたセルに付加されている識別情報を除去した後
それぞれの端末に送出する複数の識別情報除去手段とを
非同期転送モード通信システムに具備させている。
【0015】すなわち請求項記載の発明では、多重化
されたセルの中から、通信路の設定を要求するシグナリ
ングセルを抽出し、セルに付加されている識別情報を基
にしてその送信元の端末を判別している。ここで、セル
は各種制御情報を格納するヘッダ部と伝送すべきデータ
を格納する情報フィールドから構成され、ヘッダ部は網
内でのパスを識別するための仮想パス識別子と、割り当
てられたチャネルを識別するための仮想チャネル識別子
とを備えたデータの転送単位である。また、識別情報は
仮想パス識別子と仮想チャネル識別子のうちの有意ビッ
ト以外の任意の複数ビットを使用することで受信したセ
ルに付加するようにしたものである。そして判別された
送信元の端末と所定の通信相手との間でコネクションの
設定を行い、識別情報を付加したセルに載せて設定した
通信路を送信元の端末に通知している。このセルは多重
化された回線から識別情報を基に分離された後、識別情
報を除去した状態で対応する端末に転送される。たとえ
ば、UNIに準拠したシグナリングセルでは、VPI、
VCIの値が一定なので、これを基にしてセルの転送先
や転送元を識別することができない。しかし、端末ごと
に設けられた識別情報付加手段によってセルに識別情報
を付加しておけば、多重化された後であってもシグナリ
ングセルの転送元の端末を識別することができる。ま
た、識別情報は、端末との間のインターフェイスには
われないので、端末との間のインターフェイスの汎用性
を確保することができる。
【0016】
【0017】
【0018】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0019】図1は、本発明の一実施例における非同期
転送モード通信システムの構成の概要を表わしたもので
ある。端末111 〜113 はそれぞれ個別の加入者回線
12 1 〜123 を通じてセル多重分離装置13に接続さ
れている。セル多重分離装置13は、各端末111 〜1
3 から送られてくるセルを多重化する機能を備えてい
る。各端末111 〜113 から送出されるセルの構成は
図6に示したものと同一である。多重化する際、24ビ
ットで構成されるVPI、VCIのうち、有意ビット以
外の任意の数ビットを利用してセルの転送元の端末を識
別するための識別番号を付加するようになっている。セ
ル多重分離装置13は中継回線14を通じて非同期転送
モード交換機15と接続されている。非同期転送モード
交換機15は、各セルに含まれるVPI、VCIに従っ
てパスおよびチャネルを選択し、その転送先をセルごと
に切り換えるようになっている。
【0020】非同期転送モード交換機15には、シグナ
リング処理装置16が接続さている。シグナリング処理
装置16は、VPI、VCIの値を基にしてシグナリン
グセルを抽出し、そのセルの所定の領域に格納されてい
る転送先を表わしたアドレス情報に基づき、コネクショ
ンの設定を行うようになっている。この際、VPI、V
CIの一部のビットを利用して付加された識別番号を基
にして、シグナリングセルの転送元の端末を判別するよ
うになっている。
【0021】図2は、図1に示したセル多重分離装置の
構成を表わしたものである。各端末との間を個別に結ぶ
加入者回線121 〜123 は、VPI、VCIに端末の
識別番号を付加する第1の識別番号設定部211 〜21
3 にそれぞれ接続されている。第1の識別番号設定部2
1 〜213 は互いに異なる識別番号を付加するように
なっている。この図では、端末111 〜113 が網に対
してセルを送出する方向の回線を太線で、網から受信す
る方向の回線を細線で表示して区別してある。第1の識
別番号設定部211 〜213 はセル多重化部22と接続
されている。セル多重化部22は、識別番号の付加され
たセルを時分割多重し、中継回線14に送出するように
なっている。
【0022】一方、受信する方向の中継回線14は、セ
ル分離部23と接続されている。セル分離部23は、多
重化されているセルを分離し、各セルのVPI、VCI
に付加されている識別番号を基にして対応する端末ごと
に分離したセルを振り分けるようになっている。セル分
離部23には、端末ごとに用意された識別ビットマスク
部241 〜243 が接続されている。識別ビットマスク
部は、VPI、VCIに付加されている識別番号を除去
する働きを備えている。各識別ビットマスク部241
243 は、それぞれ加入者回線121 〜123 を通じて
対応する端末に接続されている。このように、セル多重
分離装置13と各端末111 〜113 との間のセルに
は、識別番号が付加されていないので、この間のインタ
ーフェイスをUNIに準拠させることができる。
【0023】図3は、図1に示した非同期転送モード交
換機の構成を表わしたものである。シグナリングセル抽
出部31は、中継回線14を通じて各端末から送られて
くるセルの中からシグナリングセルを抽出する回路部分
である。抽出されたシグナリングセルは、抽出セル伝送
路32を通じて図1に示したシグナリング処理装置16
に送られるようになっている。シグナリングセル以外の
セルは、シグナリングセル抽出部31からセル交換部3
3に入力されるようになっている。セル交換部33は、
シグナリングセル抽出部31を通じて受け取った各セル
に含まれるVPI、VCIに従ってパスおよびチャネル
を選択し、セルごとにその転送先を切り換える機能を備
えている。セル交換部33と図1に示したシグナリング
処理部16とは、コネクション情報伝送路34によって
接続されている。シグナリングセル挿入部35は、挿入
セル伝送路36によって図1に示したシグナリング処理
部16と接続されている。シグナリングセル挿入部35
は、挿入セル伝送路36を通じてシグナリング処理部1
6から送られてくるセルを中継回線14上のセルとセル
との間に挿入し、セル交換部33から送られてくるセル
と多重化するようになっている。
【0024】図4は、図1に示したシグナリング処理装
置の構成を表わしたものである。シグナリングメッセー
ジ組立部41は、抽出セル伝送路32を通じて図3に示
したシグナリングセル抽出部31と接続されている。シ
グナリングメッセージ組立部41は、シグナリングセル
を基にして所定のフォーマットのシグナリングメッセー
ジを組み立てるようになっている。シグナリングメッセ
ージ組立部41の出力するシグナリングメッセージはシ
グナリングメッセージ分離部42に入力される。シグナ
リングメッセージ分離部42は、シグナリングメッセー
ジの属していたシグナリングセルの識別番号を基にその
番号ごとに設けられたシグナリングメッセージ処理部4
1 〜433 に、メッセージの出力先を振り分けるよう
になっている。シグナリングメッセージ処理部431
433 の構成は互いに同一のため、図中シグナリングメ
ッセージ処理部431 についてだけその内部構成を表わ
し、シグナリングメッセージ処理部432 、433 の内
部構成についての記載およびその説明は省略する。
【0025】シグナリングメッセージ処理部431 は、
コネクション設定部44と、識別ビットに有意の情報が
与えられるのを抑制する識別ビット抑制部45と、VP
I、VCIに改めて識別番号を設定する第2、第3の識
別番号設定部46、47とから構成されている。コネク
ション設定部44は、シグナリングメッセージの表わす
相手先に応じたパスおよびチャネルを設定し、これらパ
スおよびチャネルを表わしたコネクション用のVPI、
VCIの値を生成するようになっている。また、コネク
ション設定部44は、生成したVPI、VCIの値を転
送元の端末に通知するためのシグナリングメッセージを
作成するようになっている。識別ビット抑制部45は、
コネクション設定部44の生成するコネクション用のV
PI、VCIにおいて有意の情報を表わすビットとして
識別ビットが用いられない様に抑制するようになってい
る。
【0026】第3の識別番号設定部47は、コネクショ
ン設定部44の生成したコネクション用のVPI、VC
Iにシグナリングセルの転送元の端末に対応した識別番
号を付加するようになっている。VPI、VCIは交換
機ごとに新たな値に変換される。そこで、変換後のVP
I、VCIの値に予め識別番号を付加しておき、セル交
換部33に識別番号の付加されたVPI、VCIに変換
さるようになっている。第3の識別番号設定部47はコ
ネクション情報多重化部48と接続さている。コネクシ
ョン情報多重化部48は、シグナリングメッセージ処理
部431 〜43 3 から入力されるコネクション用のVP
I、VCIを多重化してコネクション情報伝送路34に
送出するようになっている。
【0027】第2の識別番号設定部46は、パスおよび
チャネルを表わしたVPI、VCIの通知先の端末を表
わした識別番号を指定する機能を備えている。コネクシ
ョン設定部44によって生成された通知用のシグナリン
グメッセージ、および第2の識別番号設定部46の出力
する識別番号はシグナリングメッセージ多重化部49に
入力されている。シグナリングメッセージ多重化部49
は、シグナリングメッセージ処理部431 〜433 から
送られてくるシグナリングメッセージを多重化するよう
になっている。シグナリングメッセージ分解部51は、
シグナリングメッセージを基にしてシグナリングセルを
生成するようになっている。図6に示したセルの構成に
おいてヘッダ部61のVPIは“0”に、VCIは
“5”に設定されて、このセルがシグナリングセルであ
ることが表わされる。そしてその数ビットに第2の識別
番号設定部46によって指定された識別番号を付加する
ようになっている。コネクション設定部44の求めたパ
スおよびチャネルを表わしたコネクション用のVPI、
VCIの値は、情報フィールド62の所定の位置に格納
され、端末に通知されるようになっている。
【0028】それでは、このような構成の非同期転送モ
ード通信システムの動作について図1に示した端末11
1 からシグナリングセルが送出された場合を例に説明す
る。
【0029】識別番号を表わすための識別ビットはVP
Iの上位2ビットが用いられ、端末111 には“0
1”、端末112 には“10”、端末113 には“1
1”がそれぞれ識別番号として割り当てられているもの
とする。図2に示した第1の識別番号設定部211 〜2
3 および図4に示したシグナリングメッセージ処理部
43 1 〜433 はそれぞれ端末ごとに対応して配置され
ているので、付加すべきこれらの識別番号は対応する装
置間で予め設定されている。端末111 から送出された
シグナリングセルは加入者回線121 を通じてセル多重
分離装置13の第1の識別番号設定部211 に入力され
る。端末111 の送出したシグナリングセルのVPIの
値は“0”であり、VCIの値は“5”であるが、第1
の識別番号設定部211 によってVPIの上位2ビット
は“01”に変更されて識別番号が付加される。識別番
号の付加されたシグナリングセルはセル多重分離装置2
2で他の端末から送出されるセルと多重化された後中継
回線14を通じて非同期転送モード交換機15に入力さ
れる。
【0030】非同期転送モード交換機15のシグナリン
グセル抽出部31は、中継回線14を通じて送られてき
たセルの中から、シグナリングセルを抽出する。これは
VIPの上位2ビットをマスクして識別番号を排除した
値が“0”であり、VCIの値が“5”であるセルを検
出して抽出するようになっている。シグナリングセル以
外のセルは、セル交換部33に入力される。シグナリン
グセル以外のセルのVIP、VCIはセルの転送経路で
あるパスやチャネルを表わしているので、セル交換部は
これに従って、各セルの転送先を切り換える。
【0031】一方、抽出されたシグナリングセルは、シ
グナリング処理装置16のシグナリングメッセージ組立
部41に送られ、ここでシグナリングメッセージに組み
立てられる。シグナリングメッセージはシグナリングメ
ッセージ分離部42に入力され、ここで先にセル多重分
離装置13の第1の識別番号設定部211 で付加された
識別番号を基にして、メッセージの送り先が振り分けら
れる。ここでは識別番号が“01”であるので、端末1
1 に対応して設けられているシグナリングメッセージ
処理部431 に送られる。シグナリングメッセージ処理
部431 のコネクション設定部44は、シグナリングメ
ッセージに含まれている通信相手のアドレス情報を基に
して、網内を中継するためのパスおよび使用するチャネ
ルを設定する。そして、設定されたパスおよびチャネル
を表わしたVPI、VCIの値が生成される。識別ビッ
ト抑制部45は、このとき生成されるコネクション用の
VPI、VCIの有意なビットが識別ビットに割り当て
られないように抑制する働きをする。
【0032】コネクション設定部44の出力するコネク
ション用のVPI、VCIの値は、第3の識別番号設定
部47に入力され、ここでVPIの識別ビットは端末1
1に対応した値“01”に変更される。その後、コネ
クション用のVPI、VCIの値はコネクション情報多
重化部48に送られ、ここで他のシグナリングメッセー
ジ処理部442 、443 の出力するVPI、VCIの値
と多重化されてセル交換部33に送られる。セル交換部
33は到来したセルのVPI、VCIを識別番号の付加
された新たなVPI、VCIに変換し、対応する中継回
線に送出するようになっている。
【0033】また、コネクション設定部44は、生成し
たVPI、VCIの値を端末111に通知するためのシ
グナリングメッセージを生成する。生成されたシグナリ
ングメッセージおよび第2の識別番号設定部46の出力
する識別番号は、シグナリングメッセージ多重化部49
を介してシグナリングメッセージ分解部51に送られ
る。シグナリングメッセージ分解部51は、メッセージ
を基に図6に示した型式のシグナリングセルを生成す
る。そのヘッダ部61のVCIの値は“5”に、VPI
の値は第2の識別番号設定部46から受け取った端末1
1 に対応する識別番号の値“01”を上位2ビットと
しこれ以外のビットが“0”になっている。そして、コ
ネクション設定部44で生成されたコネクション用VP
I、VCIの値はセルの情報フィールド62に格納され
る。
【0034】シグナリングメッセージ分解部51から出
力されるシグナリングセルは、図3に示したシグナリン
グセル挿入部35に送られる。シグナリングセル挿入部
35は、セル交換部33から入力されるセルとセルの間
にシグナリングセルを挿入する。これらのセルは中継回
線14を通じて図2に示したセル多重分離装置13に送
られる。セル多重分離装置13のセル分離部23は、各
セルのVPIの識別ビットの値を基にして転送先を振り
分け、受信したセルを端末111 〜113 に対応して設
けられた識別ビットマスク部241 〜243 のいずれか
に送る。シグナリングメッセージ処理部431 から送出
されたシグナリングセルは、そのVPIの識別ビットが
“01”になっているので、端末111 と接続されてい
る識別ビットマスク部241 に送られる。識別ビットマ
スク部1 は、VPIの識別ビットを“00”にリセット
した後、加入者回線121 を通じて端末111 にセルを
送出する。端末111 は、受け取ったシグナリングセル
のデータ部に含まれているコネクション用のVPI、V
CIの値を用いて、以後のセルを送出する。
【0035】以上説明した実施例では、識別ビットとし
てVPIの上位2ビットを用いたが、ビット数は2ビッ
トに限られない。また上位側から識別ビットを割り当て
なくても良い。VPI、VCIは合わせて24ビット用
意されているが、パス、およびチャネルを表すためにそ
の内の一部しか使用されていない。したがって、VP
I、VCIのうちパスおよびチャネルの表示に利用され
ていない任意のビットを識別ビットとして用いることが
できる。また、実施例では端末の数は3個になっている
が、識別ビットで表わすことのできる範囲内の個数であ
れば任意で良い。ただし、第1の識別番号設定部、識別
ビットマスク部およびシグナリングメッセージ処理部は
端末の個数に相当するだけ設けることになる。
【0036】
【発明の効果】このように請求項1記載の発明によれ
ば、端末から受信したセルに識別情報を付加した後に多
重化しているので、多重化された信号を処理する側で各
セルの送信元の端末を識別することができる。また、端
末側でセルに識別情報を載せる必要がないので、端末と
の間のインターフェイスの汎用性を確保することができ
る。これにより、例えばATM端末から送信されるシグ
ナリングセルを中継回線上に多重化しても、送信元の端
末を識別できるのでコネクションの設定を行うことがで
きる。しかも請求項1記載の発明で、識別情報は仮想パ
ス識別子と仮想チャネル識別子のうちの有意ビット以外
の任意の複数ビットを使用することで受信したセルに付
加するようにしたものであり、残りを加入者のコネクシ
ョンの識別用に使用しているので、これら仮想パス識別
子と仮想チャネル識別子の割り当てが階層化されてい
る。また、識別情報として任意の複数ビットを使用する
ことにしているので、加入者の数に応じてビット数を増
やすことができ、管理のためのテーブルが巨大化するこ
とがないという利点もある。
【0037】
【0038】また、請求項2記載の発明によれば、多重
化されたセルの中からシグナリングセルを抽出し、セル
に付加されている識別情報を基にしてその送信元の端末
を判別している。そして判別された送信元の端末と所定
の通信相手との間でコネクションの設定を行い、識別情
報を付加したセルに載せて設定した通信路を送信元の端
末に通知している。このセルは多重化された回線から識
別情報を基に分離され識別情報が除去された後で対応す
る端末に転送される。たとえば、UNIに準拠したシグ
ナリングセルでは、VPI、VCIの値が一定なので、
これを基にしてセルの転送先や転送元を識別することが
できない。しかし、端末ごとに設けられた識別情報付加
手段によって識別情報をセルに付加しでおけば、多重化
された後であってもシグナリングセルの転送元の端末を
識別することができる。このため、複数のATM端末か
らシグナリングセルを中継回線上で多重化させることが
できる。また、端末との間のインターフェイスに識別情
報は現われないので、端末との間のインターフェイスの
汎用性を確保することができる。しかも請求項2記載の
発明で、識別情報は仮想パス識別子と仮想チャネル識別
子のうちの有意ビット以外の任意の複数ビットを使用す
ることで受信したセルに付加するようにしたものであ
り、残りを加入者のコネクションの識別用に使用してい
るので、これら仮想パス識別子と仮想チャネル識別子の
割り当てが階層化されている。また、識別情報としで任
意の複数ビットを使用することにしているので、加入者
の数に応じてビット数を増やすことができ、管理のため
のテーブルが巨大化することがないという利点もある。
【0039】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における非同期通信システム
の構成の概要を表わしたブロック図である。
【図2】図1に示したセル多重分離装置の構成を表わし
たブロック図である。
【図3】図1に示した非同期転送モード交換機の構成を
表わしたブロック図である。
【図4】図1に示したシグナリング処理装置の構成を表
わしたブロック図である。
【図5】非同期転送モード通信システムの全体の構成を
表わした説明図である。
【図6】セルの構成の概要を表わした説明図である。
【符号の説明】
11 端末 12 加入者回線 13 セル多重分離装置 14 中継回線 15 非同期転送モード交換機 16 シグナリング処理装置 21、46、47 識別番号設定部 22 セル多重化部 23 セル分離部 24 識別ビットマスク部 31 シグナリングセル抽出部 33 セル交換部 35 シグナリング挿入部 43 シグナリングメッセージ処理部 44 コネクション設定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04L 11/20 H04Q 5/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の端末と、 各種制御情報を格納するヘッダ部と伝送すべきデータを
    格納する情報フィールドから構成され、前記ヘッダ部は
    網内でのパスを識別するための仮想パス識別子と、割り
    当てられたチャネルを識別するための仮想チャネル識別
    子とを備えた データの転送単位としてのセルを前記端子
    から受信するごとにその送信元の端末を識別するため
    の識別情報を前記仮想パス識別子と仮想チャネル識別子
    のうちの有意ビット以外の任意の複数ビットを使用する
    ことで受信したセルに付加するようにした、端末ごとに
    用意された複数の識別情報付加手段と、 これら識別情報付加手段によって識別情報の付加された
    セルを多重化するセル多重化手段と、 このセル多重化手段によって多重化された後の各セルの
    送信元の端末を前記識別情報を基にして判別する送信元
    判別手段とを具備することを特徴とする非同期転送モー
    ド通信システム。
  2. 【請求項2】複数の端末と、 各種制御情報を格納するヘッダ部と伝送すべきデータを
    格納する情報フィールドから構成され、前記ヘッダ部は
    網内でのパスを識別するための仮想パス識別子と、割り
    当てられたチャネルを識別するための仮想チャネル識別
    子とを備えたデータの転送単位としてのセルを前記端子
    から受信するごとに、その送信元の端末を識別するため
    の識別情報を前記仮想パス識別子と仮想チャネル識別子
    のうちの有意ビット以外の任意の複数ビットを使用する
    ことで受信したセルに付加するようにした、端末ごとに
    用意された複数の識別情報付加手段と、 これら識別情報付加手段によって識別情報の付加された
    セルを多重化するセル多重化手段と、 このセル多重化手段によって多重化されたセルの中から
    通信路の設定要求を表わしたシグナリングセルを抽出す
    るシグナリングセル抽出手段と、 このシグナリングセル抽出手段によって抽出されたシグ
    ナリングセルの送信元の 端末を前記識別情報を基にして
    判別する送信元判別手段と、 判別された送信元の端末と通信相手となる所定の端末と
    の間に通信路の設定を行う通信路設定手段と、 設定された通信路を示す情報を含みかつ前記シグナリン
    グセルの送信元の端末をその転送先の端末として表わし
    た所定の識別情報の付加されたセルを生成するセル生成
    手段と、 このセル生成手段によって生成されたセルを複数の端末
    に転送されるセルの多重化された回線に挿入するセル挿
    入手段と、 このセル挿入手段によって挿入されたセルを前記識別情
    報を基にして前記多重化された回線から分離する転送先
    の端末ごとに用意された複数のセル分離手段と、これら
    セル分離手段によって分離されたセルに付加されている
    前記識別情報を除去した後それぞれの端末に送出する複
    数の識別情報除去手段 とを具備することを特徴とする非
    同期転送モード通信システム。
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