JP2937491B2 - 高負荷伝動用vベルト - Google Patents
高負荷伝動用vベルトInfo
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- JP2937491B2 JP2937491B2 JP2406416A JP40641690A JP2937491B2 JP 2937491 B2 JP2937491 B2 JP 2937491B2 JP 2406416 A JP2406416 A JP 2406416A JP 40641690 A JP40641690 A JP 40641690A JP 2937491 B2 JP2937491 B2 JP 2937491B2
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16G—BELTS, CABLES, OR ROPES, PREDOMINANTLY USED FOR DRIVING PURPOSES; CHAINS; FITTINGS PREDOMINANTLY USED THEREFOR
- F16G5/00—V-belts, i.e. belts of tapered cross-section
- F16G5/16—V-belts, i.e. belts of tapered cross-section consisting of several parts
- F16G5/166—V-belts, i.e. belts of tapered cross-section consisting of several parts with non-metallic rings
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の変速装置等に
使用される高負荷伝動用Vベルトに関し、特に、張力帯
に多数のブロックを係止して構成されるブロックベルト
と呼ばれるものに関するものである。
使用される高負荷伝動用Vベルトに関し、特に、張力帯
に多数のブロックを係止して構成されるブロックベルト
と呼ばれるものに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車或いはコンバインやト
ラクタ等の農業用機械等における変速装置は、歯車式又
は流体式のものが一般に広く使用されているが、近年、
変速時の操作性の向上、燃費の向上等を目的としてベル
ト式無段変速装置の開発が進められている。
ラクタ等の農業用機械等における変速装置は、歯車式又
は流体式のものが一般に広く使用されているが、近年、
変速時の操作性の向上、燃費の向上等を目的としてベル
ト式無段変速装置の開発が進められている。
【0003】このベルト式無段変速装置に使用されるベ
ルトは極めて高いトルクの伝動能力を必要とし、従来の
一般的なゴム製のVベルトでは高い側圧に耐えきれず、
座屈変形を生じて使用することができない。
ルトは極めて高いトルクの伝動能力を必要とし、従来の
一般的なゴム製のVベルトでは高い側圧に耐えきれず、
座屈変形を生じて使用することができない。
【0004】そこで、斯かる要求を満足させる高負荷伝
動用ベルトの一例として、従来、特許第1441895
号、特開昭61−206847号公報、実開昭62−5
4348号公報等に開示されるいわゆるブロックベルト
が知られている。このものは、例えば図16及び図17
に示すように、保形層32に複数の心線33,33,…
を埋設してなる1対のエンドレスの張力帯31,31
と、左右側面に、Vプーリの溝面に摺接する摺接部3
7,37をそれぞれ有するとともに、該各摺接部37に
上記張力帯31を嵌合するスリット状の嵌合部38が形
成された略台形板状の多数のブロック36,36,…と
で構成される。上記各張力帯31の上下面にはそれぞれ
ブロック36,36,…と同数の凹溝34,35が長さ
方向に等間隔をあけかつ上下に対応して形成されている
一方、各ブロック36の各嵌合部38上下面にはそれぞ
れ上記張力帯31の凹溝34,35に嵌合可能な凸条3
9,40が形成されており、張力帯31の凹溝34,3
5と各ブロック36の凸条39,40との係合によりブ
ロック36を張力体31に対しベルト長手方向に係止固
定している。
動用ベルトの一例として、従来、特許第1441895
号、特開昭61−206847号公報、実開昭62−5
4348号公報等に開示されるいわゆるブロックベルト
が知られている。このものは、例えば図16及び図17
に示すように、保形層32に複数の心線33,33,…
を埋設してなる1対のエンドレスの張力帯31,31
と、左右側面に、Vプーリの溝面に摺接する摺接部3
7,37をそれぞれ有するとともに、該各摺接部37に
上記張力帯31を嵌合するスリット状の嵌合部38が形
成された略台形板状の多数のブロック36,36,…と
で構成される。上記各張力帯31の上下面にはそれぞれ
ブロック36,36,…と同数の凹溝34,35が長さ
方向に等間隔をあけかつ上下に対応して形成されている
一方、各ブロック36の各嵌合部38上下面にはそれぞ
れ上記張力帯31の凹溝34,35に嵌合可能な凸条3
9,40が形成されており、張力帯31の凹溝34,3
5と各ブロック36の凸条39,40との係合によりブ
ロック36を張力体31に対しベルト長手方向に係止固
定している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
構造のベルトにおいては、多数のブロック36,36,
…が一定のピッチP(間隔)で張力帯31,31に係止
されているため、図18に示す如く、プーリPLYへの進
入時(巻付き時)に、ベルトがプーリPLYに対し落ち込
む落込み運動が生じる。このとき、ベルトの走行速度を
Vb 、プーリPLYの半径をrとすると、ベルトの落込み
速度Vd は、 Vd =Vb ×(P/r) …(1) で与えられる。すなわち、ベルトの速度Vb が速くなる
ほど、またブロック36のピッチPが大きくなるほど落
込み速度Vd は大きくなり、これは衝撃力として働く。
この衝撃力はブロック36や張力帯31に負担を与え、
特に高速走行時にはこれら部材の破壊を招く原因となっ
ており、解決策が求められていた。
構造のベルトにおいては、多数のブロック36,36,
…が一定のピッチP(間隔)で張力帯31,31に係止
されているため、図18に示す如く、プーリPLYへの進
入時(巻付き時)に、ベルトがプーリPLYに対し落ち込
む落込み運動が生じる。このとき、ベルトの走行速度を
Vb 、プーリPLYの半径をrとすると、ベルトの落込み
速度Vd は、 Vd =Vb ×(P/r) …(1) で与えられる。すなわち、ベルトの速度Vb が速くなる
ほど、またブロック36のピッチPが大きくなるほど落
込み速度Vd は大きくなり、これは衝撃力として働く。
この衝撃力はブロック36や張力帯31に負担を与え、
特に高速走行時にはこれら部材の破壊を招く原因となっ
ており、解決策が求められていた。
【0006】このような問題の解決のためには、ブロッ
ク36のピッチPを小さくすればよい。しかし、そのこ
とはブロック36の厚さを薄くすることを意味し、厚さ
が薄くなると、プーリからの高い側圧に耐える強度が不
十分となり、限界がある。
ク36のピッチPを小さくすればよい。しかし、そのこ
とはブロック36の厚さを薄くすることを意味し、厚さ
が薄くなると、プーリからの高い側圧に耐える強度が不
十分となり、限界がある。
【0007】本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、ブロックの厚さを変える
ことなくブロック間のピッチを減少して、ベルトのプー
リへの落込み運動での速度を低減できるようにすること
にある。
で、その目的とするところは、ブロックの厚さを変える
ことなくブロック間のピッチを減少して、ベルトのプー
リへの落込み運動での速度を低減できるようにすること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成すべ
く、請求項1の発明では、ブロックを上下ブロックに分
け、上ブロックにおける上ビームと下ブロックにおける
下ビームとを所定距離だけ前後にずらすようにした。
く、請求項1の発明では、ブロックを上下ブロックに分
け、上ブロックにおける上ビームと下ブロックにおける
下ビームとを所定距離だけ前後にずらすようにした。
【0009】具体的には、この発明では、ベルトを、各
々上下面に幅方向に延びる多数の凹溝が長さ方向に等間
隔をあけて形成されたエンドレスの1対の張力帯と、こ
の各張力帯をそれぞれ嵌合する左右1対のスリット状の
嵌合部を有し、該各嵌合部の上下面にそれぞれ上記張力
帯の凹溝に嵌合可能な凸条が形成された多数のブロック
とで構成する。
々上下面に幅方向に延びる多数の凹溝が長さ方向に等間
隔をあけて形成されたエンドレスの1対の張力帯と、こ
の各張力帯をそれぞれ嵌合する左右1対のスリット状の
嵌合部を有し、該各嵌合部の上下面にそれぞれ上記張力
帯の凹溝に嵌合可能な凸条が形成された多数のブロック
とで構成する。
【0010】上記各ブロックを上下のブロックに分け、
上ブロックは、左右側面にプーリの溝面に摺接する摺接
部を有する上ビームと、該上ビームよりも短くかつ薄い
下ビームとを両ビーム間に上記嵌合部を形成するように
センタピラーで結合してなるものとする一方、下ブロッ
クは、左右側面にプーリの溝面に摺接する摺接部を有す
る下ビームと、該下ビームよりも短くかつ薄い上ビーム
とを両ビーム間に上記嵌合部を形成するようにセンタピ
ラーで結合してなる下ブロックとからなるものとする。
上ブロックは、左右側面にプーリの溝面に摺接する摺接
部を有する上ビームと、該上ビームよりも短くかつ薄い
下ビームとを両ビーム間に上記嵌合部を形成するように
センタピラーで結合してなるものとする一方、下ブロッ
クは、左右側面にプーリの溝面に摺接する摺接部を有す
る下ビームと、該下ビームよりも短くかつ薄い上ビーム
とを両ビーム間に上記嵌合部を形成するようにセンタピ
ラーで結合してなる下ブロックとからなるものとする。
【0011】上下ブロックを張力体に対し、各ブロック
の凸条と張力帯の凹溝との係合により、上記下ブロック
の下ビームが上ブロックの上ビームと上ブロック間のピ
ッチよりも小さいずれ量だけ前方又は後方にずれるよう
に交互にベルト長手方向に係止固定する。
の凸条と張力帯の凹溝との係合により、上記下ブロック
の下ビームが上ブロックの上ビームと上ブロック間のピ
ッチよりも小さいずれ量だけ前方又は後方にずれるよう
に交互にベルト長手方向に係止固定する。
【0012】請求項2の発明では、上記上ブロックの上
ビームと下ブロックの下ビームとを1/2ピッチだけ前
後にずらすようにした。
ビームと下ブロックの下ビームとを1/2ピッチだけ前
後にずらすようにした。
【0013】すなわち、この発明では、上記請求項1の
発明において、各張力帯の上下面に形成される多数の凹
溝を上下に対応させる。
発明において、各張力帯の上下面に形成される多数の凹
溝を上下に対応させる。
【0014】また、各上ブロックの上ビームないしセン
タピラーの前後面に、下ブロックの上ビームないしセン
タピラーの厚さ方向半部を嵌入する嵌入凹部を、また各
下ブロックの下ビームないしセンタピラーの前後面に、
上ブロックの下ビームないしセンタピラーの厚さ方向半
部を嵌入する嵌入凹部をそれぞれ形成し、上下ブロック
は張力体に対し、各ブロックの凸条と張力帯の凹溝との
係合により、各ブロックの嵌入凹部に、隣接するブロッ
クのビームないしセンタピラーを嵌入した状態で交互に
ベルト長手方向に係止固定する構成とする。
タピラーの前後面に、下ブロックの上ビームないしセン
タピラーの厚さ方向半部を嵌入する嵌入凹部を、また各
下ブロックの下ビームないしセンタピラーの前後面に、
上ブロックの下ビームないしセンタピラーの厚さ方向半
部を嵌入する嵌入凹部をそれぞれ形成し、上下ブロック
は張力体に対し、各ブロックの凸条と張力帯の凹溝との
係合により、各ブロックの嵌入凹部に、隣接するブロッ
クのビームないしセンタピラーを嵌入した状態で交互に
ベルト長手方向に係止固定する構成とする。
【0015】請求項3の発明では、各ブロックを樹脂材
と、該樹脂材に埋設され、左右方向に互いに平行に延び
る同じ長さの1対のビーム部の中央部をピラー部で結合
してなる補強部材とで構成し、上ブロックについては、
その上ビームに補強部材のビーム部を、また下ブロック
については、下ビームに補強部材のビーム部をそれぞれ
埋設することとする。
と、該樹脂材に埋設され、左右方向に互いに平行に延び
る同じ長さの1対のビーム部の中央部をピラー部で結合
してなる補強部材とで構成し、上ブロックについては、
その上ビームに補強部材のビーム部を、また下ブロック
については、下ビームに補強部材のビーム部をそれぞれ
埋設することとする。
【0016】
【作用】上記の構成により、請求項1及び2の発明で
は、ベルトにおける上ブロックの上ビームと下ブロック
の下ビームとが前後方向にずれているので、ベルトのプ
ーリへの進入時、各ビームがプーリの進入境界線を越え
て進入する際、上記上ブロックの上ビームの進入が完全
に終了しないうちに該上ブロック後方の下ブロックの下
ビームの進入が開始することとなり、ブロックのピッチ
以下の進入を実現することができる。従って、ブロック
の厚さを薄くすることなく実質的にブロック間のピッチ
を小さくでき、ベルトのプーリへの落込み速度を下げる
ことができる。
は、ベルトにおける上ブロックの上ビームと下ブロック
の下ビームとが前後方向にずれているので、ベルトのプ
ーリへの進入時、各ビームがプーリの進入境界線を越え
て進入する際、上記上ブロックの上ビームの進入が完全
に終了しないうちに該上ブロック後方の下ブロックの下
ビームの進入が開始することとなり、ブロックのピッチ
以下の進入を実現することができる。従って、ブロック
の厚さを薄くすることなく実質的にブロック間のピッチ
を小さくでき、ベルトのプーリへの落込み速度を下げる
ことができる。
【0017】特に、請求項2の発明では、上下のビーム
がブロック間ピッチの1/2ずつずれているので、上ブ
ロックの上ビームがプーリに半分だけ進入したとき(プ
ーリ進入境界線を半分だけ越えたとき)、それと同時
に、その後方の下ブロックの下ビームが進入する。ま
た、該下ビームが半分だけ進入したとき、それと同時
に、その後方の上ブロックの上ビームが進入することと
なり、隣接するブロックの上下ビームの進入時期を同調
させることができ、ベルトをより一層安定して進入させ
ることができる。
がブロック間ピッチの1/2ずつずれているので、上ブ
ロックの上ビームがプーリに半分だけ進入したとき(プ
ーリ進入境界線を半分だけ越えたとき)、それと同時
に、その後方の下ブロックの下ビームが進入する。ま
た、該下ビームが半分だけ進入したとき、それと同時
に、その後方の上ブロックの上ビームが進入することと
なり、隣接するブロックの上下ビームの進入時期を同調
させることができ、ベルトをより一層安定して進入させ
ることができる。
【0018】請求項3の発明では、各ブロックに補強部
材が埋設されているので、ブロックの側圧に対する強度
を増大させることができる。しかも、上下のブロックの
補強部材はいずれも同じ形状であるので、その共通化に
より上下ブロックを容易に製造することができる。
材が埋設されているので、ブロックの側圧に対する強度
を増大させることができる。しかも、上下のブロックの
補強部材はいずれも同じ形状であるので、その共通化に
より上下ブロックを容易に製造することができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0020】図1〜図5は本発明の実施例1に係る高負
荷伝動用VベルトBを示す。このベルトBは、左右1対
の平ベルトからなるエンドレスの張力帯1,1に対し多
数の上ブロック6,6,…とそれと同数の下ブロック1
2,12,…とを交互に係止固定したものである。
荷伝動用VベルトBを示す。このベルトBは、左右1対
の平ベルトからなるエンドレスの張力帯1,1に対し多
数の上ブロック6,6,…とそれと同数の下ブロック1
2,12,…とを交互に係止固定したものである。
【0021】上記各張力帯1は、繊維強化ゴム又は繊維
強化プラスチックからなる保形層2と、該保形層2の上
下中央部にベルト幅方向に並んで埋設された長手方向に
延びる複数の心線3,3,…とで構成されている。ま
た、保形層2の上面にはその幅方向に延びる係合部とし
ての上側凹溝4,4,…が、また下面には同様の下側凹
溝5,5,…がそれぞれ上ブロック6,6,…又は下ブ
ロック12,12,…の2倍の数だけ形成され、上側及
び下側凹溝4,5は互いに上下に対応して配置されてい
る。
強化プラスチックからなる保形層2と、該保形層2の上
下中央部にベルト幅方向に並んで埋設された長手方向に
延びる複数の心線3,3,…とで構成されている。ま
た、保形層2の上面にはその幅方向に延びる係合部とし
ての上側凹溝4,4,…が、また下面には同様の下側凹
溝5,5,…がそれぞれ上ブロック6,6,…又は下ブ
ロック12,12,…の2倍の数だけ形成され、上側及
び下側凹溝4,5は互いに上下に対応して配置されてい
る。
【0022】上記各上ブロック6は、図6〜図8に示す
ように、左右方向に平行に延びる上ビーム6a及び下ビ
ーム6bと、両ビーム6a,6bの左右中央部を一体に
連結するセンタピラー6cとからなる。上記下ビーム6
bは上ビーム6aよりも短くかつ薄く形成され、上ビー
ム6aの左右両側面にプーリPLY(図示せず)の溝面に
摺接する摺接部7,7が設けられている。上ブロック6
の左右側部には上下ビーム6a,6bとセンタピラー6
cとで囲まれる1対のスリット状の嵌合部8,8が形成
されている。この各嵌合部8の上壁面には上記張力帯1
上面の各上側凹溝4に嵌合する係止部としての上側凸条
9が、また嵌合部8下壁面には張力帯1下面の各下側凹
溝5に嵌合する係止部としての下側凸条10がそれぞれ
形成されており、これらの凸条9,10をそれぞれ張力
帯1の凹溝4,5に1つ置きに係合せしめて各ブロック
の嵌合部8,8にそれぞれ張力帯1,1を嵌合するよう
にしている。
ように、左右方向に平行に延びる上ビーム6a及び下ビ
ーム6bと、両ビーム6a,6bの左右中央部を一体に
連結するセンタピラー6cとからなる。上記下ビーム6
bは上ビーム6aよりも短くかつ薄く形成され、上ビー
ム6aの左右両側面にプーリPLY(図示せず)の溝面に
摺接する摺接部7,7が設けられている。上ブロック6
の左右側部には上下ビーム6a,6bとセンタピラー6
cとで囲まれる1対のスリット状の嵌合部8,8が形成
されている。この各嵌合部8の上壁面には上記張力帯1
上面の各上側凹溝4に嵌合する係止部としての上側凸条
9が、また嵌合部8下壁面には張力帯1下面の各下側凹
溝5に嵌合する係止部としての下側凸条10がそれぞれ
形成されており、これらの凸条9,10をそれぞれ張力
帯1の凹溝4,5に1つ置きに係合せしめて各ブロック
の嵌合部8,8にそれぞれ張力帯1,1を嵌合するよう
にしている。
【0023】一方、各下ブロック12は上記上ブロック
6の上下を逆にした形状で、図9〜図11に示すよう
に、左右方向に平行に延びる上ビーム12a及び下ビー
ム12bと、両ビーム12a,12bの左右中央部を一
体に連結するセンタピラー12cとからなり、上記上ビ
ーム12aは下ビーム12bよりも短くかつ薄くされ、
下ビーム12bの左右両側面にプーリ溝面への摺接部1
3,13が形成されている。下ブロック12の左右側部
には上下ビーム12a,12bとセンタピラー12cと
で囲まれる1対のスリット状嵌合部14,14が形成さ
れている。この各嵌合部14の上壁面には上記張力帯1
上面の各上側凹溝4に嵌合する上側凸条15が、また嵌
合部14下壁面には張力帯1下面の各下側凹溝5に嵌合
する下側凸条16がそれぞれ形成されており、これら凸
条15,16をそれぞれ張力帯1の凹溝4,5に1つ置
きに係合せしめて各ブロックの嵌合部14,14にそれ
ぞれ張力帯1,1を嵌合する。
6の上下を逆にした形状で、図9〜図11に示すよう
に、左右方向に平行に延びる上ビーム12a及び下ビー
ム12bと、両ビーム12a,12bの左右中央部を一
体に連結するセンタピラー12cとからなり、上記上ビ
ーム12aは下ビーム12bよりも短くかつ薄くされ、
下ビーム12bの左右両側面にプーリ溝面への摺接部1
3,13が形成されている。下ブロック12の左右側部
には上下ビーム12a,12bとセンタピラー12cと
で囲まれる1対のスリット状嵌合部14,14が形成さ
れている。この各嵌合部14の上壁面には上記張力帯1
上面の各上側凹溝4に嵌合する上側凸条15が、また嵌
合部14下壁面には張力帯1下面の各下側凹溝5に嵌合
する下側凸条16がそれぞれ形成されており、これら凸
条15,16をそれぞれ張力帯1の凹溝4,5に1つ置
きに係合せしめて各ブロックの嵌合部14,14にそれ
ぞれ張力帯1,1を嵌合する。
【0024】また、上記上ブロック6の上ビーム6aな
いしセンタピラー6cの前後面には、下ブロック12の
上ビーム12aないしセンタピラー12cの厚さ方向半
部を嵌入する嵌入凹部11,11が形成されている。一
方、同様に、下ブロック12の下ビーム12bないしセ
ンタピラー12cの前後面には、上ブロック6の下ビー
ム6bないしセンタピラー6cの厚さ方向半部を嵌入す
る嵌入凹部17,17が形成されている。
いしセンタピラー6cの前後面には、下ブロック12の
上ビーム12aないしセンタピラー12cの厚さ方向半
部を嵌入する嵌入凹部11,11が形成されている。一
方、同様に、下ブロック12の下ビーム12bないしセ
ンタピラー12cの前後面には、上ブロック6の下ビー
ム6bないしセンタピラー6cの厚さ方向半部を嵌入す
る嵌入凹部17,17が形成されている。
【0025】そして、上ブロック6,6,…と下ブロッ
ク12,12,…とは各張力帯1に対し、上記の如く各
ブロック6,12の凸条9,10,14,15と張力帯
1,1の凹溝4,5との係合により交互にベルト長手方
向に係止固定されており、この状態では、各上ブロック
6前後面の嵌入凹部11,11にそれぞれ該上ブロック
6前後の下ブロック12,12の各下ビーム12bない
しセンタピラー12cが嵌入され、また、各下ブロック
12前後面の嵌入凹部17,17にそれぞれ該下ブロッ
ク12前後の上ブロック6,6の各上ビーム6aないし
センタピラー6cが嵌入され、下ブロック12の下ビー
ム12bが上ブロック6の上ビーム6aに対し上ブロッ
ク6,6間のピッチPの半分のずれ量ΔP=(1/2)
Pだけ前方にずれている。
ク12,12,…とは各張力帯1に対し、上記の如く各
ブロック6,12の凸条9,10,14,15と張力帯
1,1の凹溝4,5との係合により交互にベルト長手方
向に係止固定されており、この状態では、各上ブロック
6前後面の嵌入凹部11,11にそれぞれ該上ブロック
6前後の下ブロック12,12の各下ビーム12bない
しセンタピラー12cが嵌入され、また、各下ブロック
12前後面の嵌入凹部17,17にそれぞれ該下ブロッ
ク12前後の上ブロック6,6の各上ビーム6aないし
センタピラー6cが嵌入され、下ブロック12の下ビー
ム12bが上ブロック6の上ビーム6aに対し上ブロッ
ク6,6間のピッチPの半分のずれ量ΔP=(1/2)
Pだけ前方にずれている。
【0026】尚、各ブロック6,12のセンタピラー6
c,12c前面には断面半球状の突起18,18が、ま
た後面には断面半球状の凹部19,19がそれぞれ形成
されており、図5に示すように、ブロック6,12の張
力帯1,1への係合状態で、各ブロック6,12の突起
18を該ブロック6,12前側の凹部19に嵌合させる
ことで、ブロック6,12間の振れを防止するようにし
ている。
c,12c前面には断面半球状の突起18,18が、ま
た後面には断面半球状の凹部19,19がそれぞれ形成
されており、図5に示すように、ブロック6,12の張
力帯1,1への係合状態で、各ブロック6,12の突起
18を該ブロック6,12前側の凹部19に嵌合させる
ことで、ブロック6,12間の振れを防止するようにし
ている。
【0027】したがって、上記実施例においては、ベル
トBにおける上ブロック6,6,…各々の上ビーム6a
と下ブロック12,12,…各々の下ビーム12bとが
前後方向にずれ、そのずれ量ΔPが上ブロック6,6間
(又は下ブロック12,12間)のピッチPの1/2で
あるので、ベルトBのプーリへの進入時、プーリに上ブ
ロック6の上ビーム6a及び下ブロック12の下ビーム
12bがプーリの進入境界線L(図2参照)を越えて進
入する際、上ブロック6の上ビーム6aがプーリ進入境
界線Lを半分だけ越えてプーリに半分だけ進入すると同
時に、その後方の下ブロック12の下ビーム12bが進
入する。また、該下ビーム12bが半分だけ進入したと
きには、それと同時にその後方の上ブロック6の上ビー
ム6aが進入する。以下、同様の動作が繰り返され、隣
接するブロック6,12の上下ビーム6a,12bの進
入時期を同調させることができる。よって、ブロック
6,12の厚さを薄くすることなく実質的にブロックピ
ッチを小さくでき、ベルトBのプーリへの落込み速度を
下げて、高速走行時の張力帯1,1や上下ブロック6,
12の破壊を防止でき、ベルトBの耐久性を向上させる
ことができる。
トBにおける上ブロック6,6,…各々の上ビーム6a
と下ブロック12,12,…各々の下ビーム12bとが
前後方向にずれ、そのずれ量ΔPが上ブロック6,6間
(又は下ブロック12,12間)のピッチPの1/2で
あるので、ベルトBのプーリへの進入時、プーリに上ブ
ロック6の上ビーム6a及び下ブロック12の下ビーム
12bがプーリの進入境界線L(図2参照)を越えて進
入する際、上ブロック6の上ビーム6aがプーリ進入境
界線Lを半分だけ越えてプーリに半分だけ進入すると同
時に、その後方の下ブロック12の下ビーム12bが進
入する。また、該下ビーム12bが半分だけ進入したと
きには、それと同時にその後方の上ブロック6の上ビー
ム6aが進入する。以下、同様の動作が繰り返され、隣
接するブロック6,12の上下ビーム6a,12bの進
入時期を同調させることができる。よって、ブロック
6,12の厚さを薄くすることなく実質的にブロックピ
ッチを小さくでき、ベルトBのプーリへの落込み速度を
下げて、高速走行時の張力帯1,1や上下ブロック6,
12の破壊を防止でき、ベルトBの耐久性を向上させる
ことができる。
【0028】本発明者等の実験では、駆動及び従動プー
リに上記実施例の構成の本発明ベルト及び従来のベルト
を巻き掛け、ベルトの張力荷重を200Kgとして95℃
の雰囲気中でプーリを6000rpm の速度で回転したと
ころ、従来例では騒音レベルが80dBであったのに対
し、本発明例では75dBに低下しており、プーリへの落
込み速度の低下により衝撃力が小さくなったことが判明
した。
リに上記実施例の構成の本発明ベルト及び従来のベルト
を巻き掛け、ベルトの張力荷重を200Kgとして95℃
の雰囲気中でプーリを6000rpm の速度で回転したと
ころ、従来例では騒音レベルが80dBであったのに対
し、本発明例では75dBに低下しており、プーリへの落
込み速度の低下により衝撃力が小さくなったことが判明
した。
【0029】図12〜図15は実施例2を示し(尚、図
6〜図11と同じ部分については同じ符号を付してその
詳細な説明は省略する)、ブロック6,12の構造を変
えたものである。
6〜図11と同じ部分については同じ符号を付してその
詳細な説明は省略する)、ブロック6,12の構造を変
えたものである。
【0030】この実施例では、各ブロック6′,12′
は、樹脂材21と、該樹脂材21に埋設された補強部材
22とで構成され、上記補強部材22は、左右方向に互
いに平行に延びる同じ長さの1対のビーム部22a,2
2aの中央部をピラー部22bで結合した略「エ」字状
とされている。すなわち、上ブロック6′では、図12
及び図13に示すように、その上ビーム6a′に補強部
材22の一方のビーム部22aが埋設され、具体的には
補強部材22の一方のビーム部22aの上面ないし左右
両端に樹脂材21が突設され、各嵌合部8の上下壁面の
凸条9,10も樹脂材21で構成されている。
は、樹脂材21と、該樹脂材21に埋設された補強部材
22とで構成され、上記補強部材22は、左右方向に互
いに平行に延びる同じ長さの1対のビーム部22a,2
2aの中央部をピラー部22bで結合した略「エ」字状
とされている。すなわち、上ブロック6′では、図12
及び図13に示すように、その上ビーム6a′に補強部
材22の一方のビーム部22aが埋設され、具体的には
補強部材22の一方のビーム部22aの上面ないし左右
両端に樹脂材21が突設され、各嵌合部8の上下壁面の
凸条9,10も樹脂材21で構成されている。
【0031】一方、下ブロック12′では、図14及び
図15に示すように、下ビーム12b′に補強部材22
の一方のビーム部22aが埋設され、具体的には、補強
部材22の一方のビーム部22aの下面ないし左右両端
に樹脂材21が突設され、各嵌合部14の上下壁面の凸
条15,16も樹脂材21で構成されている。
図15に示すように、下ビーム12b′に補強部材22
の一方のビーム部22aが埋設され、具体的には、補強
部材22の一方のビーム部22aの下面ないし左右両端
に樹脂材21が突設され、各嵌合部14の上下壁面の凸
条15,16も樹脂材21で構成されている。
【0032】したがって、この実施例の場合、上記実施
例1の作用効果に加え、ブロック6′,12′の一部が
補強部材22で構成されているので、ブロック6′,1
2′のプーリからの高い側圧に対する強度を高めること
ができる。しかも、上下ブロック6′,12′の補強部
材22は同じ構成で共通化できるので、各ブロック
6′,12′の製造を容易に行うことができる利点があ
る。
例1の作用効果に加え、ブロック6′,12′の一部が
補強部材22で構成されているので、ブロック6′,1
2′のプーリからの高い側圧に対する強度を高めること
ができる。しかも、上下ブロック6′,12′の補強部
材22は同じ構成で共通化できるので、各ブロック
6′,12′の製造を容易に行うことができる利点があ
る。
【0033】尚、上記各実施例では、上下ブロック6,
12間のずれ量ΔPをブロック6,6(又は12,1
2)間のピッチPの1/2としたが、0<ΔP<1の範
囲で変更することができる。
12間のずれ量ΔPをブロック6,6(又は12,1
2)間のピッチPの1/2としたが、0<ΔP<1の範
囲で変更することができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1及び2の
発明によれば、高負荷伝動用ベルトにおけるブロックを
上下ブロックに分け、上ブロックの上ビームと下ブロッ
クの下ビームとを所定ずれ量だけ前後にずらしたので、
ブロックの厚さを変えることなくブロック間のピッチを
実質的に減少し、ベルトのプーリへの落込み運動での速
度を下げて衝撃力を低減でき、ベルトの高速走行時の張
力帯やブロックの破壊を有効に抑制して、ベルトの耐久
性を大幅に向上させることができるという実用上優れた
効果を有する。
発明によれば、高負荷伝動用ベルトにおけるブロックを
上下ブロックに分け、上ブロックの上ビームと下ブロッ
クの下ビームとを所定ずれ量だけ前後にずらしたので、
ブロックの厚さを変えることなくブロック間のピッチを
実質的に減少し、ベルトのプーリへの落込み運動での速
度を下げて衝撃力を低減でき、ベルトの高速走行時の張
力帯やブロックの破壊を有効に抑制して、ベルトの耐久
性を大幅に向上させることができるという実用上優れた
効果を有する。
【0035】特に、請求項2の発明によると、上下ビー
ム間のずれをブロック間ピッチの半分としたので、隣接
する上下ブロックの上下ビームの進入時期を同調させる
ことができ、ベルトのプーリへの進入をより一層安定さ
せることができる。
ム間のずれをブロック間ピッチの半分としたので、隣接
する上下ブロックの上下ビームの進入時期を同調させる
ことができ、ベルトのプーリへの進入をより一層安定さ
せることができる。
【0036】請求項3の発明によれば、各ブロックに補
強部材を埋設したので、ブロックの側圧に対する強度を
増大させることができるとともに、上下のブロックの補
強部材の共通化により上下ブロックを容易に製造するこ
とができる。
強部材を埋設したので、ブロックの側圧に対する強度を
増大させることができるとともに、上下のブロックの補
強部材の共通化により上下ブロックを容易に製造するこ
とができる。
【図1】本発明の実施例1に係るベルトの一部分を示す
平面図である。
平面図である。
【図2】同ベルトの側面図ある。
【図3】図1のIII −III 線断面図である。
【図4】図1のIV−IV線断面図である。
【図5】図1のV−V線断面図である。
【図6】本発明の実施例1に係る上ブロックの正面図で
ある。
ある。
【図7】同ブロックの側面図である。
【図8】同ブロックの斜視図である。
【図9】本発明の実施例1に係る下ブロックの正面図で
ある。
ある。
【図10】同ブロックの同側面図である。
【図11】同ブロックの斜視図である。
【図12】本発明の実施例2に係る上ブロックの正面図
である。
である。
【図13】図12のXIII −XIII 線断面図である。
【図14】本発明の実施例2に係る下ブロックの正面図
である。
である。
【図15】図14のXV−XV線断面図である。
【図16】従来例のベルトを示す斜視図である。
【図17】同ベルトの側面図である。
【図18】ベルトのプーリへの落込み運動を示す説明図
である。
である。
B,B′…Vベルト 1…張力帯 4,5…凹溝 6,6′…上ブロック 6a,6a′…上ビーム 6b,6b′…下ビーム 6c,6c′…センタピラー 7…摺接部 8…嵌合部 9,10…凸条 11…嵌入凹部 12,12′…下ブロック 12a,12a′…上ビーム 12b,12b′…下ビーム 12c,12c′…センタピラー 13…摺接部 14…嵌合部 15,16…凸条 17…嵌入凹部 21…樹脂材 22…補強部材 22a…ビーム部 22b…ピラー部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 結城 慎也 兵庫県神戸市兵庫区明和通3丁目2番15 号 バンドー化学株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−181044(JP,A) 実開 昭64−27555(JP,U) 実開 昭60−93047(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16G 5/16
Claims (3)
- 【請求項1】 各々上下面に幅方向に延びる多数の凹溝
が長さ方向に等間隔をあけて形成されたエンドレスの1
対の張力帯と、上記各張力帯をそれぞれ嵌合する左右1
対のスリット状の嵌合部を有し、該各嵌合部の上下面に
それぞれ上記張力帯の凹溝に嵌合可能な凸条が形成され
た多数のブロックとで構成され、上記各ブロックは上ブ
ロック及び下ブロックからなり、上記上ブロックは、左
右側面にプーリの溝面に摺接する摺接部を有する上ビー
ムと、該上ビームよりも短くかつ薄い下ビームとを両ビ
ーム間に上記嵌合部を形成するようにセンタピラーで結
合してなる一方、下ブロックは、左右側面にプーリの溝
面に摺接する摺接部を有する下ビームと、該下ビームよ
りも短くかつ薄い上ビームとを両ビーム間に上記嵌合部
を形成するようにセンタピラーで結合してなり、上下ブ
ロックは張力体に対し、各ブロックの凸条と張力帯の凹
溝との係合により、上記下ブロックの下ビームが上ブロ
ックの上ビームと上ブロック間のピッチよりも小さいず
れ量だけ前方又は後方にずれるように交互にベルト長手
方向に係止固定されていることを特徴とする高負荷伝動
用Vベルト。 - 【請求項2】 各々上下面に幅方向に延びる多数の凹溝
が長さ方向に等間隔をあけかつ上下に対応して形成され
たエンドレスの1対の張力帯と、上記各張力帯をそれぞ
れ嵌合する左右1対のスリット状の嵌合部を有し、該各
嵌合部の上下面にそれぞれ上記張力帯の凹溝に嵌合可能
な凸条が形成された多数のブロックとで構成され、上記
各ブロックは上ブロック及び下ブロックからなり、上記
上ブロックは、左右側面にプーリの溝面に摺接する摺接
部を有する上ビームと、該上ビームよりも短くかつ薄い
下ビームとを両ビーム間に上記嵌合部を形成するように
センタピラーで結合してなる一方、下ブロックは、左右
側面にプーリの溝面に摺接する摺接部を有する下ビーム
と、該下ビームよりも短くかつ薄い上ビームとを両ビー
ム間に上記嵌合部を形成するようにセンタピラーで結合
してなり、上ブロックの上ビームないしセンタピラーの
前後面には、下ブロックの上ビームないしセンタピラー
の厚さ方向半部を嵌入する嵌入凹部が形成されている一
方、下ブロックの下ビームないしセンタピラーの前後面
には、上ブロックの下ビームないしセンタピラーの厚さ
方向半部を嵌入する嵌入凹部が形成され、上下ブロック
は張力体に対し、各ブロックの凸条と張力帯の凹溝との
係合により、各ブロックの嵌入凹部に、隣接するブロッ
クのビームないしセンタピラーを嵌入した状態で交互に
ベルト長手方向に係止固定されていることを特徴とする
高負荷伝動用Vベルト。 - 【請求項3】 ブロックは、左右方向に互いに平行に延
びる同じ長さの1対のビーム部の中央部をピラー部で結
合してなる補強部材を樹脂材に埋設してなり、上ブロッ
クは上ビームに補強部材のビーム部が埋設され、下ブロ
ックは下ビームに補強部材のビーム部が埋設されている
ことを特徴とする請求項1又は2記載の高負荷伝動用V
ベルト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2406416A JP2937491B2 (ja) | 1990-12-26 | 1990-12-26 | 高負荷伝動用vベルト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2406416A JP2937491B2 (ja) | 1990-12-26 | 1990-12-26 | 高負荷伝動用vベルト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04224341A JPH04224341A (ja) | 1992-08-13 |
JP2937491B2 true JP2937491B2 (ja) | 1999-08-23 |
Family
ID=18516034
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2406416A Expired - Lifetime JP2937491B2 (ja) | 1990-12-26 | 1990-12-26 | 高負荷伝動用vベルト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2937491B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
IT1311308B1 (it) * | 1999-12-10 | 2002-03-12 | Dayco Europe Srl | Cinghia per una trasmissione a rapporto variabile in modo continuo. |
-
1990
- 1990-12-26 JP JP2406416A patent/JP2937491B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04224341A (ja) | 1992-08-13 |
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