JP2937312B2 - 閉暗所作業用照明システム - Google Patents

閉暗所作業用照明システム

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JP2937312B2
JP2937312B2 JP21544096A JP21544096A JP2937312B2 JP 2937312 B2 JP2937312 B2 JP 2937312B2 JP 21544096 A JP21544096 A JP 21544096A JP 21544096 A JP21544096 A JP 21544096A JP 2937312 B2 JP2937312 B2 JP 2937312B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば火力発電所に
おける定期点検に際し、ボイラー内その他の閉暗所で各
種の点検作業を行なうときの照明設備として使用され、
その閉暗所内への引き込み設置、撤去が容易であり、ま
た安全に各種作業を行なうことができるようにした閉暗
所作業用照明システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から火力発電所では高熱等に起因す
る水管の消耗の有無、各種機器の点検を定期的に実施し
ており、特にボイラー内等の通常は外部から全く閉ざさ
れている閉暗所でもその内部に照明設備を引き込み設置
すると共に足場を構築した後、水管夫々を点検し、消耗
部分の補修、交換その他を実施しているものである。
【0003】しかしてボイラー内は通常はガス炎の高温
に晒されるため外部とは完全に遮断されており、内部の
燃焼状況等を点検、確認するための僅かに小さい点検窓
が設けられているにすぎないから、内部は閉塞された暗
黒の暗所となっているものである。したがってかかる閉
暗所で各種の点検作業を行なうには先ず点検窓等から照
明設備を投入配置して内部の各所を明るくしておき、開
放させた点検口から各種資材を搬入して足場を構築した
後に各部位を点検することとなっているのである。
【0004】そのための従来の照明設備は、幹線となる
主ケーブルから分岐させた照明分岐ケーブル夫々に作業
灯としていわゆるスズラン灯と称される多数の白熱照明
電球を配置した樹状構成のものとされ、これを点検窓か
ら投入されたロープ等の引込索によって引上げて照明の
必要部位の各所に適当に配分して固定保持させているの
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが従来のこのよ
うなスズラン灯方式の照明設備であると、その電源とし
て交流100Vを使用しているためにボイラー内の構成
資材自体が導電性材料であることとも相俟ち漏電事故、
感電事故等を惹起する虞れがあった。また照明電球は適
当に籠型のガード部材によって保護されてはいても、狭
隘な場所に設置されていることで搬入される各種資材が
誤って当ったり、作業者がぶつかったり等の外部からの
衝撃、水滴その他によって破損、破壊されることもあっ
た。しかもいずれにしてもスズラン灯の照明電球では十
分な明るさを確保することができず、点検部位を十分に
照明できないものであり、所定の明るさを確保するため
に照明電球数を増加するとすれば、必要とする電力を確
保するためにケーブル径が大きくなり、重量的にも嵩張
って作業員の肉体的な疲労を増大させるばかりである。
また何等かの原因で電源が遮断された場合にはボイラー
内の作業場所が全くの暗黒のものとなり、作業員は身動
きができず、退避も不可能なものとなるから非常に危険
なものとなるのである。
【0006】こうした点から多灯式の照明設備として従
来提案されている特開平4−237901号公報、特開
平4−308602号公報、特開平4−312701号
公報、特開平7−45107号公報等による連用照明灯
システムは多数の照明灯をチャンネル材に連続配置する
にすぎないから、狭隘な場所への搬入、配置が困難であ
るばかりでなく、電源遮断時の消灯後の安全性は全く考
慮されていないものである。実開平4−126615号
公報による照明灯ハンガーはマンホール内の作業に際す
る照明を確保するにすぎず、多数の照明器具を設置し、
管理する広大な火力発電所用のボイラー内での照明設備
としては不適当である。また実開平6−50124号公
報による仮設の足元照明セットは建築用のスラブ内に設
けられるために点検作業の終了後に撤去が要求されるボ
イラー内での照明設備とするには困難なものである。実
開平6−50149号公報による照明装置は白熱電球を
照明源とするために大量の電力を必要とし、また特別な
設置手段の構成が必要であるために簡易な作業での設置
は困難なものである。
【0007】いずれにしてもこのような従来の照明設備
では、漏電、感電事故等が生じる虞れがない低電圧によ
ること、低電圧でも十分な明るさの照度が得られるこ
と、電源遮断時の一斉の消灯がなく、ある程度の明るさ
が確保されていること、配線設置に際する軽量なケーブ
ルで十分であること等のボイラー内の閉暗所における照
明システムの必要条件を十分に満足させるものではない
のである。特に上述したボイラー内の閉暗所における照
明設備としては、例えば社団法人日本電気協会による低
圧電路地絡保護指針によれば許容接触電圧が25V以下
と定められており、また災害防止の観点から安全な作業
を行なうに必要な照度として150ルクス以上であるこ
とが要求されているにもかかわらず、従来提供されたも
のではこれらを満足させるものではなかったのである。
【0008】そこで本発明は叙上のような従来存した諸
事情に鑑み創出されたもので、例えば24Vの低電圧電
源を使用しながらも作業現場では十分な照度を保持で
き、電源遮断時でも電源バックアップが施された照明灯
によって最低限の明るさは確保できるようにし、重量的
にも嵩張らずに作業場所への引き込み設置、撤去も極め
て簡単容易で作業者の負担にならず、外部からの衝撃、
振動に対しても十分に保護されていて容易には破損せ
ず、取扱いも簡便である閉暗所作業用照明システムを提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明にあっては、閉暗所B内で構築された仮設
足場Sに関連して、接続端子装置5を介して着脱式に接
続されるよう配線した供給線3、母線4から成る照明用
配線路を構成しておき、この照明用配線路(3,4)に
接続配装される複数の照明灯10と、同じく照明用配線
路(3,4)に接続されて仮設足場Sに関連して適宜間
隔、位置に配装される適数のバックアップ電源付き照明
灯20と、必要に応じて配置される投光器40とを備え
ているものであり、また照明灯10,20は内蔵した照
明源13,23を透明な筒状のランプハウジング11,
21によって覆ってあり、更に照明灯10,20、投光
器40の電源電圧は直流25V以下としてあるものであ
る。バックアップ電源付き照明灯20のバックアップ電
源機構30は、電源から接続端子装置25を経て供給さ
れる電力によって照明源23を点灯させると共に充電器
31を介してバッテリー32に充電させ、基板33回路
によって電源遮断時には切り替えてバッテリー32から
照明源23に電力を供給し、点灯するものとしてある。
投光器40は仮設足場Sに関連してネジ止め挟着される
取付手段41と、この取付手段41に回転自在にして連
繋固定された取付ベース46と、取付ベース46上に左
右で対にして配置した回転台座48と、回転台座48夫
々に立設した左右の支持アーム51に揺動自在に連結支
持した左右夫々の反射型照明灯52とを備えたものとし
てある。
【0010】以上のように構成された本発明に係る閉暗
所作業用照明システムにあって、電源の投入によって照
明灯10,20、投光器40等は点灯し、閉暗所B内に
おける作業場所全体を照明し、作業員による各種の作業
例えば閉暗所B内の各種設備、機器に対する点検作業、
その補修、交換等を行なわせる。電源投入時のバックア
ップ電源付き照明灯20ではバックアップ電源機構30
におけるバッテリー32が充電状態にあり、電源遮断時
では照明源23を点灯させる所定の電源を供給し、照明
灯10が一斉に消灯されても周囲の明るさを確保させ、
作業員の各種の緊急処置等を容易に行なわせる。投光器
40における左右の反射型照明灯52夫々は相互に自在
に照射方向、角度を任意に選定させ、必要とする特定の
作業場所等をポイント的に照射させ、あるいは作業現場
全体を一層明るく照射させ、閉暗所B内における暗さに
伴なう作業の危険性を除去させ、作業の安全性を確保さ
せる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明するに、図において示される符号1は既
設の例えば動力用の電源である交流200Vの作業用電
源であり、この作業用電源1からの電力はトランス2に
よって直流25V以下、例えば24Vに変換されるもの
としてある。このトランス2には閉暗所B内、例えば火
力発電所における周囲に多数の水管が立設配装されてい
るボイラー内等に引き込まれて配線されるよう接続され
た適数の供給線3を介して幹線用の複数の母線4が分岐
接続されており、閉暗所B内における照明用配線路の主
幹線路を形成している。またこれらの供給線3、母線4
夫々はプラグ、コンセント等の接続端子装置5によって
着脱式に接続され、コードリール装置6によって配線距
離が伸縮自在に調整されるようにしてある。
【0012】なお閉暗所B内には点検作業等のための仮
設足場Sが構築されているのであり、この仮設足場Sは
所定径の鋼管である足場パイプ、所定長さ、幅員の足場
板等を適宜に組み合わせることで構成されることは従来
と変わらず、これらの足場用各種資材は、閉暗所Bの底
部に開閉自在に設けられている点検用マンホール7から
搬入されるものとなっている。また本発明システムにお
ける照明設備の設置に際し、図示を省略した点検窓等か
ら従来と同様に複数の照明電球を一旦は仮に挿入配備し
て仮設足場Sを構築したり、供給線3、母線4等を配線
したり、またそれらの資材を搬入したりすることもあ
る。
【0013】しかして供給線3、母線4等を介して供給
された電力によって閉暗所B内を照明する照明灯10、
バックアップ電源付き照明灯20、投光器40等が仮設
足場Sの足場パイプ等に着脱自在に取り付けられるもの
となっている。
【0014】照明灯10は図3に示すように、ほぼ円筒
状の透明なランプハウジング11と、このランプハウジ
ング11内にソケット12を介して固定保持される照明
源13、例えば蛍光管と、母線4等に接続端子装置15
を介して接続されるインバータ基板14と、照明源13
を点灯あるいは消灯させるスイッチ16とを備えてい
る。
【0015】またバックアップ電源付き照明灯20は図
4、図5に示すように、ほぼ円筒状の透明なランプハウ
ジング21と、このランプハウジング21内にソケット
22を介して固定保持される照明源23、例えば蛍光管
と、母線4等に接続端子装置25を介して接続されるイ
ンバータ基板24と、照明源23を点灯あるいは消灯さ
せるスイッチ26と、接続端子装置25を経て供給され
る電力を充電器31を介してバッテリー32に充電させ
ると共に基板33回路によって電源遮断時には切り替え
てバッテリー32から照明源23に電力を供給するバッ
クアップ電源機構30とを備えているものである。
【0016】すなわちこのバックアップ電源機構30に
おいて、接続端子装置25を経て直流24Vの電力が供
給されると第1のリレーR1がONとなり、インバータ
ー基板24に電源が投入され、スイッチ26がON状態
であると照明源23が点灯されると共に充電器31に電
源が投入されてバッテリー32を急速充電するようにな
っている。なおバッテリー32は直流24Vの電源の投
入によっては急速充電ができないために12V用のもの
として充電時間を短くし、基板33におけるDC/DC
コンバーターによって直流24Vを直流12Vに変換し
て使用するものとしてあり、これによって例えば作業開
始時にバックアップ電源機構30における電源を先ず投
入しておく待機時間を短くできる利点がある。
【0017】また電源が遮断されたときのように直流2
4VがOFFされると第1のリレーR1がOFFとな
り、直流12Vがバッテリー32から基板33のDC/
DCコンバーターに供給され、直流12Vを直流24V
に変換してインバーター基板24に電源を供給し照明源
23を点灯させるものとし、その容量は例えば照明源2
3を30〜60分程度の間は点灯できるものとしておく
のである。このときDC/DCコンバーターにはバッテ
リー32の残量をモニターする機能を付しておき、バッ
テリー32容量が少なくなると第2のリレーR2をOF
Fにし自動的に照明源23を消灯するようにしてある。
【0018】なおいずれの照明灯10,20にあって
も、照明源13,23である蛍光管に代えて白熱電球、
水銀ランプその他の適宜な照明源のものとすることも可
能であり、蛍光管に限定されるものではない。
【0019】こうした照明灯10、バックアップ電源付
き照明灯20等を各種の足場用資材(S)に取り付ける
ための取付金具35は図3に示すように、照明灯10,
20等におけるランプハウジング11,21を把持する
断面でほぼC字形の照明灯把持部36と、足場用資材
(S)例えば足場パイプを把持する断面でほぼC字形の
足場用資材把持部37とをそれらの開口部が異なる方向
に向けられた状態で回転自在に接合すると共に、少なく
ともいずれか一方の把持部36,37に電線挿通凹部3
8を形成したものである。
【0020】図示にあって把持部36,37夫々は断面
でほぼΩ字形を呈すると共に円弧状部にほぼコ字形を呈
する電線挿通凹部38を配して成るほぼ同形状のものと
してあって、電線挿通凹部38の奥底部分の背面夫々を
当接して例えばリベット止めすることで照明灯把持部3
6,37夫々が任意な方向に回転されるようにしてあ
る。照明灯把持部36における内径は照明灯10、バッ
クアップ電源付き照明灯20におけるランプハウジング
11,21夫々の外径に、足場用資材把持部37におけ
る内径は足場パイプの外径に夫々対応している。また把
持部36,37夫々の開口端に形成の反り返り部分によ
って挟着把持作業の容易性と抜脱防止とを図っていると
共に必要があれば反り返り部分相互をバンド等によって
適当に連繋することで確実な抜脱阻止構造のものとする
ことも可能である。
【0021】電線挿通凹部38は足場用資材把持部37
によって足場用資材(S)を把持し、また照明灯把持部
36によって照明灯10,20等を把持するときに足場
用資材(S)等に沿って配線される母線4、照明灯1
0,20等における接続端子装置15,25付きの分岐
線等を足場用資材(S)、照明灯10,20等に沿って
保持するもので、保持する配線容量に対応する挿通空間
を形成している。
【0022】更にこれらの照明灯10,20とは別に例
えば作業部位をポイント的に照射する投光器40が設置
配装されるようにしてある。この投光器40は例えば照
明灯10,20等が配置される各列における端部に配置
され、図6乃至図8に示すように仮設足場Sの足場パイ
プ、足場板等の足場用資材にネジ止め挟着される万力構
造の取付手段41と、この取付手段41に回転自在にし
て連繋固定された取付ベース46と、取付ベース46上
に左右で対にして配置した回転台座48と、回転台座4
8夫々に立設した左右の支持アーム51に揺動自在に連
結支持した左右夫々の反射型照明灯52とを備えたもの
である。
【0023】取付手段41は側面ほぼコ字形の挟着保持
枠42の一端から進退自在にネジ止めした押えネジ43
先端を挟着保持枠42の他端との間で足場用資材(S)
を挟着することで足場用資材(S)に取り付けられるも
のとしてあり、また取付ベース46は平板状の板材のも
のとしてあって、挟着保持枠42の他端外部に形成した
連結筒44内に挿入され、この連結筒44外部から進退
自在にネジ止めした締付固定ノブ45先端が圧止される
連結バー47を底面に取り付けてあるものである。
【0024】回転台座48は取付ベース46の左右に固
着されていて、偏平な円錘体状に形成された台座本体に
回転自在な支持軸を挿入したものであり、この支持軸に
反射型照明灯52を連繋してある。すなわちコンデンサ
ー、抵抗器、スイッチその他を内蔵させた照明灯ケーシ
ング49を支持軸に連繋し、この照明灯ケーシング49
の両側面に立設状に連結した左右の支持アーム51相互
間で反射型照明灯52を上下方向で揺動自在に連結支持
したものである。なお反射型照明灯52は例えばハロゲ
ン電球のものとしてあり、照明灯10,20等と同様に
直流24Vによって点灯、消灯されるようになってい
る。
【0025】この投光器40においては取付手段41に
よって適当な足場用資材(S)に取り付けておき、締付
固定ノブ45の締め付けあるいは弛緩によって取付ベー
ス46自体を任意の方向に設定した後に固定し、左右の
反射型照明灯52夫々を回転台座48によって例えば左
右方向で同一あるいは正反対等の任意な方向に位相回転
させ、また支持アーム51を介して上下方向で任意な角
度で揺動させることで所定の部位を照射するものであ
る。なお図中符号53は取っ手である。
【0026】次に設置、使用の一例を説明すると、例え
ば火力発電所における定期点検時でのボイラー内等の閉
暗所Bでは点検用マンホール7を経て閉暗所B内に仮設
足場S用の足場用各種資材を搬入する一方、図1、図2
に示すように点検すべき部位を照明するように作業用電
源1からトランス2を経て接続端子装置5によって供給
線3、母線4等、コードリール装置6等を介して分岐配
線し、接続端子装置15,25によって照明灯10、バ
ックアップ電源付き照明灯20更には投光器40を各所
に接続配置するのである。このとき作業部位の周囲状
況、各種機器材の配置状況その他によって照明灯10,
20等を直列的にあるいは並列的に配装すると共に一群
にして配装される複数の照明灯10の適宜間隔、位置毎
にバックアップ電源付き照明灯20を散在状に配設する
のである。また投光器40にあっては作業部位を直接に
照射するように反射型照明灯52の方向、角度等を適当
に調整しておくのである。
【0027】そして例えば作業者が誤って接続端子装置
5を抜去すること等で電源を遮断することがあると、バ
ックアップ電源付き照明灯20におけるバックアップ電
源機構30が作動し、照明灯10が一斉に消灯していて
もバックアップ電源付き照明灯20における照明源23
をバッテリー32によって点灯状態に維持させ、最低限
の照度、明るさが閉暗所B内に確保されるようにする。
【0028】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているた
め、例えば24Vの低電圧電源を使用しながらも作業現
場では十分な照度を保持でき、閉暗所B例えば火力発電
所におけるボイラー内等における作業場所全体を照明
し、作業員による各種の作業例えば各種設備、機器に対
する点検作業、その補修、交換等を安全に行なわせるこ
とができる。しかも電源遮断等の不測の事態が生じても
バックアップ電源付き照明灯20によって最低限の明る
さは確保でき、これに起因する各種の緊急処置等を容易
に行なわせることもできる。そればかりでなく供給線
3、母線4を介しての各照明灯10,20の配線、設置
も面倒でなく、重量的にも嵩張らずに作業場所への引き
込み設置、撤去も極めて簡単容易で作業者の負担になら
ないのであり、また各照明灯10,20は外部からの衝
撃、振動に対しても十分に保護されていて容易には破損
せず、取扱いも簡便なものである。
【0029】すなわちこれは本発明において、閉暗所B
内で構築された仮設足場Sに関連して複数の照明灯10
を、また適宜間隔、位置に適数のバックアップ電源付き
照明灯20等を配装したからであり、これによって外部
からの自然光が期待できない閉暗所B内でも各種作業に
必要な明るさを確保でき、しかも電源電圧は直流25V
以下としてあることで、何等かの理由で作業現場で電撃
が生じても作業員を感電事故その他から十分に保護で
き、安全なものである。
【0030】また照明灯10,20夫々の照明源13,
23は透明な筒状のランプハウジング11,21によっ
て覆われているから、作業現場で各種資材等が当たるこ
と等による衝撃、振動その他によっても容易には破損、
破壊されることはないのである。
【0031】バックアップ電源付き照明灯20のバック
アップ電源機構30は、電源から接続端子装置25を経
て供給される電力によって照明源23を点灯させると共
に充電器31を介してバッテリー32に充電させ、基板
33回路によって電源遮断時には切り替えてバッテリー
32から照明源23に電力を供給するものとしてあるか
ら、電源遮断時には直ちにバッテリー32からの電力に
よって照明源23を点灯させるのであり、電源の遮断と
同時に照明灯10が一斉に消灯してもいささかの心配も
なく閉暗所B内での十分な明るさを確保でき、作業員に
よる各種の緊急処置等を容易に行なうことができるので
ある。
【0032】仮設足場Sに関連して取付手段41を介し
て取り付けられる投光器40は、取付手段41に回転自
在にして連繋固定された取付ベース46と、取付ベース
46上に左右で対にして配置した回転台座48と、回転
台座48夫々に立設した左右の支持アーム51に揺動自
在に連結支持した左右夫々の反射型照明灯52とを備え
ているから、左右の反射型照明灯52夫々によって相互
に自在に照射方向、角度を任意に選定することができる
のである。しかも必要とする特定の作業場所等をポイン
ト的に照射させることも、作業現場全体を一層明るく照
射させることもでき、閉暗所B内の作業場所の各所にお
ける暗さに伴なう作業の危険性を除去でき、作業の安全
性を確保できるものである。
【0033】また本発明照明システムは火力発電所にお
ける定期点検時のボイラー内の照明設備として使用する
ことに限定されず、各種の閉暗所Bにおいて使用できる
のは勿論であり、特に構成資材自体が導電性材料である
ことによって漏電事故、感電事故等が惹起されやすい場
所での使用に好適なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態における概略を説明する
斜視図である。
【図2】同じく一例における概略の配線図である。
【図3】同じく取付金具を介して照明灯を支持する場合
の分解斜視図である。
【図4】同じくバックアップ電源付き照明灯の一部省略
断面図である。
【図5】同じくバックアップ電源付き照明灯における回
路図である。
【図6】同じく投光器の正面図である。
【図7】同じく投光器の側面図である。
【図8】同じく投光器の平面図である。
【符号の説明】
B…閉暗所 S…仮設足場 R1…第1のリレー R2…第2のリ
レー 1…作業用電源 2…トランス 3…供給線 4…母線 5…接続端子装置 6…コードリー
ル装置 7…点検用マンホール 10…照明灯 11…ランプハ
ウジング 12…ソケット 13…照明源 14…インバータ基板 15…接続端子
装置 16…スイッチ 20…バックアップ電源付き照明灯 21…ランプハ
ウジング 22…ソケット 23…照明源 24…インバータ基板 25…接続端子
装置 26…スイッチ 30…バックアップ電源機構 31…充電器 32…バッテリー 33…基板 35…取付金具 36…照明灯把
持部 37…足場用資材把持部 38…電線挿通
凹部 40…投光器 41…取付手段 42…挟着保持枠 43…押えネジ 44…連結筒 45…締付固定
ノブ 46…取付ベース 47…連結バー 48…回転台座 49…照明灯ケ
ーシング 51…支持アーム 52…反射型照
明灯 53…取っ手
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F21S 1/00 - 19/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 閉暗所内で構築された仮設足場に関連し
    て配線され、接続端子装置を介して着脱式に接続される
    供給線、母線から成る照明用配線路と、仮設足場に関連
    した照明用配線路に接続され、照明源が透明な筒状のラ
    ンプハウジングによって覆われている複数の照明灯と、
    同じく仮設足場に関連した照明用配線路に接続されて適
    宜間隔、位置に配装され、透明な筒状のランプハウジン
    グによって覆われている照明源を電源から接続端子装置
    を経て供給される電力によって点灯させると共に充電器
    を介してバッテリーに充電させ、基板回路によって電源
    遮断時には切り替えてバッテリーから照明源に電力を供
    給するようにしてある適数のバックアップ電源付き照明
    灯と、仮設足場に関連してネジ止め挟着される取付手段
    に取付ベースを回転自在に連繋固定し、この取付ベース
    上に左右で対にして配置した回転台座夫々に立設した左
    右の支持アームに左右夫々の反射型照明灯を揺動自在に
    連結支持して成る投光器とを備えていることを特徴とす
    る閉暗所作業用照明システム。
  2. 【請求項2】 照明灯、投光器の電源電圧は直流25V
    以下としてある請求項1記載の閉暗所作業用照明システ
    ム。
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