JP3034438U - 非常用照明器具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】一定期間で寿命が来るバッテリの交換にいちい
ち業者が出向いて取り付けられている照明器具を取り外
し、バッテリを交換してまた照明器具を取り付けるとい
う面倒な作業をなくした非常用照明器具を提供しようと
するものである。 【解決手段】１）照明器具に接続するバッテリを収納す
るバッテリボックスを照明器具とは別に設け、かつ主電
源と接続して、停電等により主電源からの電力が来なく
なった時に当該バッテリが作動するようにしたことを特
徴とする。 ２）照明器具に接続するバッテリを収納するバッテリボ
ックスを照明器具とは別に設け、かつ主電源と接続し
て、停電等により主電源からの電力が来なくなった時に
当該バッテリが作動するようにするともに、バッテリボ
ックスに照明器具のバッテリが常に正常に働いている
か、電球が切れていないかをチェックする点検用スイッ
チを取り付けたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は非常用照明器具に関し、照明器具に接続するバッテリを収納するバ ッテリボックスを照明器具とは別に設け、一定期間で寿命が来るバッテリの交換 にいちいち業者が出向いて取り付けられている照明器具を取り外し、バッテリを 交換してまた照明器具を取り付けるという面倒な作業をなくすことができる非常 用照明器具を提供しようとするものである。

【０００２】

【従来の技術】

現在市場において販売されている非常用照明器具としては次のようなものが存 在する。

【０００３】 すなわち、従来の非常用照明器具は停電時に電源がバッテリに自動的に切り替 わり、ある一定時間点灯するシステムとなっている。そして現在の非常灯は、図 ２のようにバッテリ１２が照明器具１１に内蔵されているか、図３のようにある いは短いコード２４で照明器具２１とほぼ同一の位置に置かれたバッテリボック ス２３内のバッテリ２２と連結されている。１３，２５はそれぞれ照明器具１１ ，２１の前面に取り付けた点検用スイッチである。

【０００４】 上記各照明器具１１，２１は、上記ハウジング３１と、ハウジング３１内に収 納されたソケット３２と、ソケット３２に着脱自在に取り付けられた電球３３と 、電球３３の部分を取り囲むようにハウジング３１内に装着した反射体３４とで 構成されている。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

従来の非常用照明器具は、上述のようにバッテリを照明器具に内蔵するか、バ ッテリを収納するバッテリボックスを照明器具の近傍に設置しているため、一定 期間で寿命が来るバッテリの交換にいちいち業者が出向いて取り付けられている 照明器具を取り外し、バッテリを交換してまた照明器具を取り付けるという面倒 な作業をしているのが現状である。

【０００６】 また、照明器具のバッテリが常に正常に働いているか、電球が切れていないか をチェックする点検用のスイッチ１３，２５も照明器具１１，２１に直接取り付 けられているため、天井灯等の高いところにある非常灯は、バッテリ１２，２２ の交換時も、また点検用スイッチ１３，２５を作動させる時も、いちいち脚立等 を使用して作業しなければならない。また天井の高い建物では、足場を組まなけ ればならないこともある。そういったメンテナンスの困難さが非常灯の普及を妨 げているともいえる。

【０００７】 この考案の非常用照明器具は従来例の上記欠点を解消しようとするものであり 、一定期間で寿命が来るバッテリの交換にいちいち業者が出向いて取り付けられ ている照明器具を取り外し、バッテリを交換してまた照明器具を取り付けるとい う面倒な作業をなくした非常用照明器具を提供しようとするものである。

【０００８】

【課題を解決するための手段】

すなわちこの考案の非常用照明器具は、照明器具に接続するバッテリを収納す るバッテリボックスを照明器具とは別に設け、かつ主電源と接続して、停電等に より主電源からの電力が来なくなった時に当該バッテリが作動するようにしたこ とを特徴とするものである。

【０００９】 またこの考案の非常用照明器具は、照明器具に接続するバッテリを収納するバ ッテリボックスを照明器具とは別に設け、かつ主電源と接続して、停電等により 主電源からの電力が来なくなった時に当該バッテリが作動するようにするともに 、バッテリボックスに照明器具のバッテリが常に正常に働いているか、電球が切 れていないかをチェックする点検用スイッチを取り付けたことをも特徴とするも のである。

【００１０】 この考案の非常用照明器具によれば、一定期間で寿命が来るバッテリの交換に いちいち業者が出向いて取り付けられている照明器具を取り外し、バッテリを交 換してまた照明器具を取り付けるという面倒な作業をなくすことが可能となった 。

【００１１】 またこの考案の非常用照明器具によれば、構造が単純で取り扱いが簡単であり 、しかも非常灯の確認メンテナンスの容易な非常用照明器具を提供することが可 能となった。

【００１２】 さらに、照明器具のバッテリが常に正常に働いているか、電球が切れていない かをチェックする点検用スイッチをバッテリボックスに付設したので、バッテリ 交換同様に、誰にでも、また手の届くところで簡単に点検用スイッチのチェック ができるようになった。

【００１３】

【考案の実施の形態】

以下、図面に基づき、この考案の非常用照明器具の実施の形態について説明す る。

【００１４】 図１において、１は照明器具で、家屋等の天井２に取り付けられており、天井 ２に設けた開口部にそのハウジング３をはめ込むようにしたものである。この照 明器具１は、上記ハウジング３と、ハウジング３内に収納されたソケット４と、 ソケット４に着脱自在に取り付けられた電球５と、電球５の部分を取り囲むよう にハウジング３内に装着した反射体６とで構成されている。

【００１５】 この考案においては、上記照明器具１に接続するバッテリ７を収納するバッテ リボックス８を照明器具１とは別に設けたことが特徴である。そして、このバッ テリボックス８を主電源と電気的に接続して、停電等により主電源からの電力が 来なくなった時に当該バッテリ７が作動するようになっている。

【００１６】 上記バッテリボックス８の位置は、壁面に設けた一般の照明器具１のスイッチ 類とほぼ同じ高さに形成することが望ましく、その前面にはフランジ状の取付板 内に蓋９が取り付けられている。バッテリ７の取り換え作業には、蓋９を開蓋し て中のバッテリ７を取り外し、新しいバッテリ７のプラグをバッテリボックス８ 内のプラグと接続するだけである。

【００１７】 またこの考案の非常用照明器具は、照明器具１に接続するバッテリ７を収納す るバッテリボックス８を照明器具１とは別に設けた上、バッテリボックス８の前 面等の位置に点検用スイッチ１０を取り付けたことをも特徴としている。そして 、いつでもこの点検用スイッチ１０をＯＮすることにより、照明器具１のバッテ リ７が常に正常に働いているか、電球５が切れていないかをチェックすることが できる。

【００１８】

【考案の効果】

この考案の非常用照明器具によれば、一定期間で寿命が来るバッテリの交換に いちいち業者が出向いて取り付けられている照明器具を取り外し、バッテリを交 換してまた照明器具を取り付けるという面倒な作業をなくすことが可能となった 。

【００１９】 またこの考案の非常用照明器具によれば、構造が単純で取り扱いが簡単であり 、しかも非常灯の確認メンテナンスの容易な非常用照明器具を提供することが可 能となった。

【００２０】 さらに、照明器具のバッテリが常に正常に働いているか、電球が切れていない かをチェックする点検用スイッチをバッテリボックスに付設したので、バッテリ 交換同様に、誰にでも、また手の届くところで簡単に点検用スイッチのチェック ができるようになった。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の非常用照明器具の１実施例を示す概
略図である。

【図２】従来の非常用照明器具を示す概略断面図であ
る。

【図３】従来の非常用照明器具の別の例を示す概略断面
図である。

【符号の説明】

１ 照明器具 ２ 天井 ３ ハウジング ４ ソケット ５ 電球 ６ 反射体 ７ バッテリ ８ バッテリボックス ９ 蓋 １０ 点検用スイッチ １１，２１ 照明器具 １２，２２ バッテリ １３，２５ 点検用スイッチ ２３ バッテリボックス ２４ コード ３１ ハウジング ３２ ソケット ３３ 電球 ３４ 反射体

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 照明器具に接続するバッテリを収納する
   バッテリボックスを照明器具とは別に設け、かつ主電源
   と接続して、停電等により主電源からの電力が来なくな
   った時に当該バッテリが作動するようにしたことを特徴
   とする非常用照明器具。
2. 【請求項２】 照明器具に接続するバッテリを収納する
   バッテリボックスを照明器具とは別に設け、かつ主電源
   と接続して、停電等により主電源からの電力が来なくな
   った時に当該バッテリが作動するようにするともに、バ
   ッテリボックスに照明器具のバッテリが常に正常に働い
   ているか、電球が切れていないかをチェックする点検用
   スイッチを取り付けたことを特徴とする非常用照明器
   具。