JP2936648B2 - ビデオテープレコーダ - Google Patents

ビデオテープレコーダ

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JP2936648B2 JP2139250A JP13925090A JP2936648B2 JP 2936648 B2 JP2936648 B2 JP 2936648B2 JP 2139250 A JP2139250 A JP 2139250A JP 13925090 A JP13925090 A JP 13925090A JP 2936648 B2 JP2936648 B2 JP 2936648B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はビデオテープレコーダ(以下、VTRという)
に関し、特にテープローディング機構によるテープロー
ディング完了位置におけるテープガイドの位置精度の向
上させ、該テープガイドによるテープの回転ドラムへの
巻付精度を向上させることができるようにしたものであ
る。
[発明の概要] 本発明は、ローディングポストをガイドプレートに摺
動自在に取付け、前記ローディングポストをテープアン
ローディング位置からテープローディング位置まで移動
させることにより、前記ローディングポストのテープガ
イドでテープカセット内のテープを引き出して回転ドラ
ムの周面に所定の巻付角度で巻付けるテープローディン
グ機構を備えたVTRにおいて、 前記ローディングポストのスライドベース(ホルダ)
に摺接面と位置決め面とを設け、 テープアンローディング位置からテープローディング
位置近傍までの間は前記摺接面をガイドプレートに接触
させ、位置決め面をガイドプレートから浮上させた状態
にしながら、ローディングポストを移動させ、該ローデ
ィングポストがテープローディング位置近傍まで来たと
きに、前記スライドベースの位置決め面をガイドプレー
トに接触させ、反対に摺接面をガイドプレートから浮上
させることにより、摺接面の摩耗や摺接面への塵埃等の
堆積によって生じるテープローディング位置におけるロ
ーディングポストの位置ずれを防止し、前記ローディン
グポストの位置ずれが原因で起る回転ドラムへのテープ
の巻付精度の低下を防止することができるようにしたも
のである。
[従来の技術] VTRのテープローディング機構として、第12図に示し
たように、テープ供給側のローディングポスト101とテ
ープ巻取側のローディングポスト102を、それぞれテー
プ供給側のガイドプレート103とテープ巻取側のガイド
プレート104に取付け、これらガイドプレート103,104に
沿って、前記テープ供給側のローディングポスト101と
テープ巻取側のローディングポスト102をテープアンロ
ーディング位置からテープローディング位置に移動させ
ることにより、テープカセット105内のテープ106を引き
出して回転ドラム107の周面に所定の巻付角度で巻付け
るようにしたものが知られている。
そして、上記従来のテープローディング機構におい
て、ローディングポスト101,102は第13図に示したよう
に傾斜ガイド108と回転ガイド109をスライドベース110
上に立設することにより形成されている。前記スライド
ベース110の下面にはガイド軸111と摺接面112が設けら
れていて、前記ガイド軸111をガイドプレート103に設け
たガイド溝113に挿入すると共に、前記摺接面112をガイ
ドプレート103の走行面114に載置し、該走行面114上を
前記摺接面112が摺接しながらローディングポスト101,1
02はガイドプレート103上を走行するようになってい
る。
[発明が解決しようとする課題] ところで従来のテープローディング機構は、前述した
ようにスライドベース110の下面に設けた摺接面112をガ
イドプレート103の走行面114に載置し、該走行面114上
を前記摺接面112を摺接させながらローディングポスト1
01,102を走行させるようになっていて、前記ローディン
グポスト101,102がテープローディング位置に来たとき
に、前記走行面114と摺接面112でローディングポスト10
1,102の位置決めを行なう構成になっていたため、つま
り、スライドベース110の摺接面112とガイドプレート10
3の走行面114を、そのまま位置決め面として使用する構
成になっていたために次に述べるような問題点があっ
た。
(1)ローディングやアンローディング時に摺接面112
や走行面114が摩耗するため、ローディング位置におけ
るローディングポスト101,102の傾斜ガイド108の高さ
や、傾斜角度が変わって、テープパスが変化してしまう
可能性がある。
(2)走行面114に付着している塵埃等が摺接面112の下
面に堆積するため、前記(1)項の場合と同様に、テー
プローディング位置における傾斜ガイド108の高さや傾
斜角度が変わって、テープパスが変化してしまう可能性
がある。
(3)ローディングポストをガイドプレートから取外さ
ないと、摺接面がどの程度摩耗しているのか塵埃等が堆
積しているのかを確認できない。
本発明は上記従来の問題点を解決し、摺接面が摩耗し
たり、摺接面に塵埃等が堆積した場合においても、ロー
ディング位置においては、ローディングポスト乃至傾斜
ガイドの高さや傾斜角度が変化するのを防止することが
できるようにすると共に、摺接面がどの程度、摩耗した
か或は摺接面に塵埃等が堆積しているか等の確認を容易
に行なうことが可能なテープローディング機構を提供す
ることを目的として為されたものである。
[課題を解決するための手段] ローディングポストと、このローディングポストのス
ライドベースを摺動自在に支持し、該ポストをテープア
ンローディング位置とテープローディング位置との間で
ガイドするガイドプレートとからなるテープローディン
グ機構を備えたビデオテープレコーダにおいて、 前記スライドベースとガイドプレートは、前記ローデ
ィングポストがテープアンローディング位置からテープ
ローディング位置近傍に移動する間においては、互いに
接触しながらローディングポストを摺動させる摺接面
と、前記ローディングポストがテープローディング位置
近傍まで移動してきたときに、互いに接触して、ローデ
ィングポストをテープローディング位置に支持する位置
決め面とを有していて、 前記スライドベースとガイドプレートの摺接面が、互
いに接触しているときには、前記スライドベースとガイ
ドプレートの位置決め面は、互いに非接触状態に保た
れ、 前記スライドベースとガイドプレートの位置決め面
が、互いに接触しているときには、前記スライドベース
とガイドプレートの摺接面は、互いに非接触状態に保た
れるようにした。
[作用] ローディングポストがテープアンローディング位置か
らテープローディング位置近傍に移動する間において
は、前記摺接面がガイドプレートに接触し、ガイドプレ
ートから位置決め面を浮上させて(ガイドプレートと位
置決め面を非接触状態にして)、位置決め面の摩耗や位
置決め面への塵埃等の堆積を防止する。
そして、ローディングポストがテープローディング位
置近傍まで移動して来ると今度は位置決め面がガイドプ
レートに接触し、摺接面をガイドプレートから浮上させ
て、前記位置決め面でローディングポストの正確な位置
決めを行なうのである。
[実施例] 次に本発明を図面を参照して説明する。第1〜8図は
本発明の第1実施例のビデオテープレコーダを示し、該
ビデオテープレコーダのテープローディング機構1はテ
ープ供給側とテープ巻取側のローディングポスト2,3
と、これらローディングポスト2,3をそれぞれ摺動自在
に支持しているテープ供給側とテープ巻取側のガイドプ
レート4,5とを備えていて、前記テープ供給側とテープ
巻取側のローディングポスト2,3をテープアンローディ
ング位置からテープローディング位置に移動させること
により、テープカセット6内のテープ7を引き出して回
転ドラム8の周面に所定の巻付角度で巻付けるようにな
っている。
前記テープ供給側とテープ巻取側のローディングポス
ト2,3は、傾斜ガイド11と回転ガイド12および、これら
傾斜ガイド11と回転ガイド12を立設したスライドベース
13とからなっている。そして前記スライドベース13の下
面には、第3図に示したようにローディングポストがテ
ープアンローディング位置からテープローディング位置
近傍に移動する間においては、前記ガイドプレート4,5
に接触しながらローディングポストを摺動させる摺接面
14と、ローディングポストがテープローディング位置近
傍まで移動してきたときに、前記摺接面14に代わってガ
イドプレートに接触してローディングポストをテープロ
ーディング位置に支持する位置決め面15と、ローディン
グポストをテープアンローディング位置とテープローデ
ィング位置の間で摺動自在にガイドするガイド軸16とが
突設されている。
前記位置決め面15はスライドベース13の幅方向(ベー
ス摺動方向と直交する方向の幅方向)の左右両側部に幅
方向に対をなすように形成されていると共に、これら位
置決め面15,15の内側に摺接面14が、これも幅方向に対
をなすように形成されている。そして、前記幅方向に対
をなす摺接面14,14の間に、ベース摺動方向に所定の間
隔をもたせた状態で前後方向に対をなすように2個のガ
イドピン16,16が形成されている。
前記摺接面14…14と位置決め面15…15はスライドベー
ス13の下面を突出させることにより均一の高さに形成さ
れている。またガイド軸16はガイドピンをスライドベー
ス13の下面に植立させることにより形成されていて、該
ガイド軸16は前記摺接面14や位置決め面15よりも背が高
く形成されている。
そして、前記前後一対のガイド軸16,16をガイドプレ
ートに設けたガイド溝に挿入した状態で、テープ供給側
のローディングポスト2とテープ巻取側のローディング
ポスト3はそれぞれ前記テープ供給側のガイドプレート
4とテープ巻取側のガイドプレート5に組付けられてい
る。
前記テープ供給側のガイドプレート4とテープ巻取側
のガイドプレート5は、第2図に示したようにそれぞれ
ローディングポストをテープアンローディング位置から
テープローディング位置近傍までガイドするガイドプレ
ート本体21と、該ガイドプレート本体21のテープローデ
ィング位置側の端部に接続されていて、前記テープロー
ディング位置近傍までガイドされてきたローディングポ
ストをテープローディング位置近傍からテープローディ
ング位置まで移動させてテープローディング位置にロッ
クするロックプレート22とからなっている。
前記ガイドプレート本体21はプラスチックにより、ロ
ックプレート22は金属により形成されている。
前記テープ供給側のガイドプレート4のガイドプレー
ト本体21の上面の長さ方向(ベース摺動方向)の略中央
部にはテープ供給側のローディングポスト2をテープア
ンローディング位置からテープローディング位置近傍ま
でガイドするためのガイド溝31が形成されていると共
に、該ガイド溝31の左右両側には、走行面32,32が設け
られ、これら走行面32,32の左右両側には位置決め面逃
げ溝33,33が形成されていて、これら位置決め面逃げ溝3
3,33の底面の複数個所には透孔34…34が穿設されてい
る。
そして、前記ガイドプレート本体21にテープ供給側の
ローディングポスト2を組付けると、該ローディングポ
スト2のガイド溝16が第3図に示したように前記ガイド
溝31に嵌まり込み、ローディングポスト2の摺接面14,1
4が前記走行面32,32に接触し、ローディングポスト2の
位置決め面15,15は前記位置決め面逃げ溝33,33の底面と
非接触状態になり、前記ローディングポスト2はガイド
溝31にガイドされ、摺接面14,14が走行面32,32に接触し
ながら、テープ供給側のローディングポスト2はテープ
供給側のガイドプレート本体21上をテープアンローディ
ング位置からテープローディング位置近傍まで或は逆に
テープローディング位置近傍からテープアンローディン
グ位置まで摺動するようになっている。
また前記ロックプレート22は第2図に示したように前
記ガイドプレート本体21に設けたガイド溝31に連続する
ガイド溝41と、前記走行面32,32に連続する摺接面逃げ
溝42,42と、前記位置決め面逃げ溝33,33に連続する位置
決め面43,43が形成されている。
前記ガイド溝41は前記ガイドプレート本体21のガイド
溝31と略同じ深さに形成されていると共に、前記摺接面
逃げ溝42,42の底面は前記ガイドプレート本体21の走行
面32,32よりも低い位置に形成され、前記位置決め面43,
43は前記ガイドプレート本体21の走行面32,32と同一の
高さに形成されている。
そして、前記ローディングポスト2が前記ガイドプレ
ート本体21のテープローディング位置近傍まで移動して
くると、第4図に示したように前記ローディングポスト
2のガイド軸16はガイドプレート本体21のガイド溝31か
らロックプレート22のガイド溝41内に移動し、前記ロー
ディングポスト2の位置決め面15,15はロックプレート2
2の位置決め面43,43上に移動して、両者は接触状態にな
ると共に、前記ローディングポスト2の摺接面14,14は
ロックプレート22の摺接面逃げ溝42,42側に移動し、こ
れら摺接面逃げ溝42,42の底面とローディングポスト2
の摺接面14,14とは非接触状態になる。
そして、前記ローディングポスト2の位置決め面43,4
3がロックプレート22の位置決め面43,43上を摺動しなが
ら、ローディングポスト2は最終的に第5〜8図に示し
たようにテープローディング位置に位置決めされること
になるのである。
第7図〜8図において、44はローディング終了位置に
おいて、ローディングポストが上、下動しないようにす
るためのロックアームであり、該ロックアーム44はねじ
45により、ロックプレート22のアーム支持部46に取付け
られている。なおテープ巻取側のテープガイド5のガイ
ドプレート21とロックプレート22には、第2図に示した
ようにその上面の長さ方向(ベース摺動方向)に2条の
ガイド溝が形成されていて、これら2条のガイド溝のう
ちの一方のガイド溝には前記テープ巻取側のローディン
グポスト3のガイド軸16,16のうちの一方のガイド軸16
が挿入され、前記他方のガイド溝には他方のガイド軸16
が挿入されるようになっている。
そして、前記2条のガイド溝によって、テープアンロ
ーディング位置からテープローディング位置までガイド
されてきたテープ巻取側のローディングポスト3は所謂
捻られた状態になってテープローディング位置で傾斜ガ
イド11の傾斜角度を変えるようになっている。
テープ巻取側のテープガイド5のガイドプレート21と
ロックプレート22の構造は前述のガイド溝の部分を除い
てテープ供給側のガイドプレートとロックプレートと略
同様であるので同一構成部分とは同一符号を付して重複
する説明を省略する。
なお、テープ供給側のガイドプレート4とテープ巻取
側のガイドプレート5は、それぞれテープ供給側のロー
ディングポスト2とテープ巻取側のローディングポスト
3が組付けられていて、これらローディングポストを組
付けた状態でテープ供給側のガイドプレート4とテープ
巻取側のガイドプレート5はシャーシに取付けられてい
る。
そして、前記テープ供給側のローディングポスト2と
テープ巻取側のローディングポスト3は図外の駆動機構
により、同時に駆動されるようになっている。
第1実施例のテープローディング機構は上記のような
構成であって、第1図に示したように、テープ供給側の
ローディングポスト2とテープ巻取側のローディングポ
スト3をテープアンローディング位置にセットした状態
でVTRにテープカセットを装填すれば、該テープカセッ
トのポスト挿入窓内に前記ローディングポスト2,3が挿
入される。
そして、駆動機構で前記ローディングポスト2,3を駆
動すれば、これらローディングポスト2,3は摺接面14,14
がガイドプレート本体21の走行面32上を摺動しながら、
該ガイドプレート本体21の一端部に接続したロックプレ
ート22の位置まで移動してくると、今度はローディング
ポスト2,3の位置決め面15,15がロックプレート22の位置
決め面43,43に接触し、これら位置決め面43,43を摺動し
ながらローディングポスト2,3はテープローディング位
置まで移動してきて、テープを回転ドラムに所定の巻付
角度で巻付けるのである。
前記ローディングポスト2,3がガイドプレート本体21
上をテープアンローディング位置からテープローディン
グ位置近傍まで移動するときには前述したように摺接面
14,14がガイドプレート本体21の走行面32に接触し、位
置決め面15,15をガイドプレート本体21の位置決め面逃
げ溝33,33の底面から浮上させ、両面を非接触状態にす
るので、この間、位置決め面15,15は摩耗したり、塵埃
等が堆積したりすることはない。
そして、ロックプレート22の位置にくると前述したよ
うに位置決め面15,15がロックプレート22の位置決め面4
3,43上に接触し、前記摺接面14,14をロックプレート22
の摺接面逃げ溝42,42の底面から浮上させ、両面を非接
触状態にするのである。
なおガイドプレート本体21からロックプレート22上に
移動したローディングポスト2,3の位置決め面15,15は前
記ロックプレート22の位置決め面43,43上を摺動してテ
ープローディング位置に位置決めされるのであるが、こ
のローディングポスト2,3のロックプレート22上での摺
動距離は、ガイドプレート本体21上での摺動距離に較べ
て極めて短かいのでローディングポスト2,3の位置決め
面15,15の摩耗や塵埃等の堆積を抑制できるのである。
またローディングポスト2,3の位置決め面15,15がどの
程度、摩耗しているか或は塵埃等が堆積しているかなど
のことは、ローディングポストを組付けたままの状態で
ガイドプレートをシャーシから取外して、前記ガイドプ
レート本体21の走行面逃げ溝33の底面に設けた透孔34か
ら覗き込むことにより、確認できるものである。
第9〜11図は本発明の第2実施例を示す。
この第2実施例においては、前記第1実施例のガイド
プレート本体21の上面に位置決め面逃げ溝33を形成する
代わりに、ローディングポスト2,3のスライドベース摺
接面14と位置決め面15に段差hをもたせ、摺接面14を位
置決め面15よりも高くして、ガイドプレート本体21上を
移動するときには第9図に示したように摺接面14のみが
ガイドプレート本体21と接触し、ロックプレート22の位
置にくると、第10図に示したように位置決め面15がロッ
クプレート22の位置決め面47に接触し、摺接面14とロッ
クプレート22は非接触状態になるようにした場合を示し
ている。なお48は摺接面14とロックプレート22を非接触
状態にするためにロックプレート22に設けられた摺接面
逃げ溝である。
なお第1実施例と同一構成部分には同一符号を付して
重複する説明を省略する。
[発明の構成] 以上、説明したように本発明のビデオテープレコーダ
は、テープローディング機構のローディングポストのス
ライドベースに摺接面と位置決め面を設け、ローディン
グポストをテープアンローディング位置とテープローデ
ィング位置近傍の間で移動させるときには摺接面のみを
使用し、テープローディング位置にきたときには位置決
め面のみを使用して、ローディングポストのテープロー
ディング位置への位置決めを行なうようにしたもので次
に述べるような効果がある。
(1)位置決め面の摩耗を抑制し、位置決め面の摩耗に
よるローディングポストの高さや傾斜角度が変わってテ
ープパスが変化してしまうのを防ぐことができる。
(2)位置決め面に塵埃等が堆積するのを防ぐことがで
き塵埃等の堆積によりローディングポストの高さや傾斜
角度が変わってテープパスが変化してしまうのを防止す
ることができる。
(3)テープアンローディング位置とテープローディン
グ位置近傍の間で移動するときには、位置決め面はガイ
ドプレートから浮き上がった状態になっているので、ガ
イドプレートに孔をあけても、該孔がローディングポス
トの移動に支障を来すことはなく、従ってローディング
ポストをガイドプレートから取外さなくても、前記孔を
通して位置決め面がどの程度、摩耗しているか、或は位
置決め面の下面に塵埃等が堆積しているかを確認するこ
とができ、保守、修理等のサービス性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は使用状態の平面図、第2図は要部の平面図、第
3図は要部の断面図、第4図はローディング終了状態の
要部の断面図、第5図はローディング終了状態における
テープ供給側のローディングポストの平面図、第6図は
同テープ巻取側のローディングポストの平面図、第7図
は第5図のA矢印方向の側面図、第8図は第6図のB矢
印方向の側面図、第9図は第2実施例の要部の断面図、
第10図は第2実施例のローディング終了状態の要部の断
面図、第11図は第2実施例の要部の平面図、第12図は従
来例の平面図、第13図は従来例の断面図である。 1……テープローディング機構、2,3……ローディング
ポスト、4,5……ガイドプレート、14……摺接面、15…
…位置決め面。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ローディングポストと、このローディング
    ポストのスライドベースを摺動自在に支持し、該ポスト
    をテープアンローディング位置とテープローディング位
    置との間でガイドするガイドプレートとからなるテープ
    ローディング機構を備えたビデオテープレコーダにおい
    て、 前記スライドベースとガイドプレートは、前記ローディ
    ングポストがテープアンローディング位置からテープロ
    ーディング位置近傍に移動する間においては、互いに接
    触しながらローディングポストを摺動させる摺接面と、 前記ローディングポストがテープローディング位置近傍
    まで移動してきたときに互いに接触してローディングポ
    ストをテープローディング位置に支持する位置決め面
    と、 前記スライドベースとガイドプレートの摺接面が互いに
    接触しているときには前記スライドベースとガイドプレ
    ートの位置決め面を互いに非接触状態に保ち、前記スラ
    イドベースとガイドプレートの位置決め面が互いに接触
    しているときには前記スライドベースとガイドプレート
    の摺接面を互いに非接触状態に保つ手段と、 を備えていることを特徴とするビデオテープレコーダ。
  2. 【請求項2】前記手段は、前記ガイドプレートに、前記
    スライドベースとガイドプレートの摺接面が互いに接触
    しているときには前記スライドベースとガイドプレート
    の位置決め面を互いに非接触状態に保つ位置決め面逃げ
    溝と、前記スライドベースとガイドプレートの位置決め
    面が互いに接触しているときに前記スライドベースとガ
    イドプレートの摺接面を互いに非接触状態に保つ摺接面
    逃げ溝とを設けることにより構成されていることを特徴
    とする請求項1記載のビデオテープレコーダ。
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