JP2936459B2 - 醗酵乾燥処理装置の攪拌用コンベア - Google Patents

醗酵乾燥処理装置の攪拌用コンベア

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JP2936459B2
JP2936459B2 JP34038395A JP34038395A JP2936459B2 JP 2936459 B2 JP2936459 B2 JP 2936459B2 JP 34038395 A JP34038395 A JP 34038395A JP 34038395 A JP34038395 A JP 34038395A JP 2936459 B2 JP2936459 B2 JP 2936459B2
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Purification Treatments By Anaerobic Or Anaerobic And Aerobic Bacteria Or Animals (AREA)
  • Treatment Of Sludge (AREA)
  • Mixers With Rotating Receptacles And Mixers With Vibration Mechanisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、牛や豚、鶏などの
糞尿や、残飯などの汚泥といった処理物の醗酵乾燥処理
装置に用いられる攪拌用コンベアに関する。
【0002】
【従来の技術】図6を参照して一般的な醗酵乾燥処理装
置を説明する。この装置にあっては、糞尿などの処理物
を蓄えている醗酵槽100の側壁を利用してレール11
0が敷設されており、そのレール110に台車120の
車輪121…が載架されて、台車100がレール110
によって形成される走行経路を矢符aのように走行し得
るようになっている。台車120には円形のレール13
0が設けられており、このレール130に回転枠140
の車輪141…が載架されている。この回転枠140
は、円形のレール130の直径寸法に相応する長さを有
しており、車輪141…がレール130上を転動するこ
とによって円形のレール130の中心の回りを旋回し得
るようになっている。回転枠には攪拌用コンベアAが装
備されている。
【0003】この構成の醗酵乾燥処理装置において、台
車120はまっすぐな往路(図6において右から左に向
かう走行路)とまっすぐな復路(図6において左から右
に向かう走行路)とを交互に走行される。また、台車1
20の走行方向が往動方向と復動方向との間で切り換え
られるときには、そのような走行方向の切換えに先立っ
て、往路の始部(復路の終部)や復路の始部(往路の終
部)で回転枠140が円形のレール130に沿い180
度旋回されて攪拌用コンベアAの向きが変更される。
【0004】台車120の走行によって攪拌用コンベア
Aが移動するときには、図6に矢符u,dで示したよう
に攪拌用コンベアAが醗酵槽100に蓄えられている処
理物Mを掻き上げてその後方に切り返す。したがって、
この醗酵乾燥処理装置が連続運転されて攪拌用コンベア
Aが移動すると、処理物Mが後方へ順送りされつつ処理
物が上層と下層との間で入れ替えられるといった醗酵や
乾燥に必要な操作が、醗酵槽100の中で行われる。
【0005】図7および図8に上記したような醗酵乾燥
処理装置に装備される従来の攪拌用コンベアAを示して
ある。この攪拌用コンベアAは、互いに平行に配備され
る一対の無端チェン11,11と、これらの無端チェン
11,11の相互間に横架された掻上げ板12と、掻上
げ板12の上昇走行路の全長部分および全幅部分に沿っ
て配備された摺動板13と、それぞれの無端チェン1
1,11の上昇走行路終部と下降走行路始部との間の第
1転向部11a,11aが各別に巻き掛けられた一対の
同心状の第1スプロケット14,14と、それぞれの無
端チェン11,11の上昇走行路始部と下降走行路終部
との間の第2転向部11bが巻き掛けられた一対の第2
スプロケット15,15と、一対の第1スプロケット1
4,14を支持する第1回転軸16と、一対の第2スプ
ロケット15,15を支持する第2回転軸17と、第1
回転軸16を支持する軸受16a,16aを第2スプロ
ケット15,15に対し遠近方向に移動させて一対の無
端チェン11,11のテンションを調節するためのテン
ション調節機構T,Tと、を備えている。
【0006】また、第1回転軸16の周囲には、その第
1回転軸16を上方から取り囲むようにカバー18が配
備されており、このカバー18に上記摺動板13の上端
縁13aが臨んでいる。したがって、掻上げ板12によ
り掻き上げられてきた処理物は、第1回転軸16の上に
落下することなく、摺動板13からカバー18に受け渡
されてその後方へ切り返される。この攪拌用コンベアA
において、カバー18はその裏面に長孔19bを備えた
ブラケット19を備えており、このブラケット19を、
上記摺動板13の裏面に設けられたブラケット13aに
ボルト・ナットでなる締付具10で取り付けることによ
り第1回転軸6の周囲に配備されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の攪拌用
コンベアAにおいて、無端チェン11,11のテンショ
ンを調節する必要が生じたときには、テンション調節機
構T,Tにより第1スプロケット14,14を軸受16
a,16aと共に第2スプロケット15,15に対し遠
近方向(図7およひ図8に矢符Xで示してある)に移動
させるという操作が行われる。そして、無端チェン1
1,11のテンション調節を行ったときには、それとは
別に、締付具10を緩めてカバー18を図8の矢符Yの
ように上下に動かしてそのカバー18を第1回転軸16
や第1スプロケット14,14に対する適切な位置に合
わせるという操作を行う必要がある。
【0008】ところが、摺動板13のブラケット13a
とカバー18のブラケット19との取付箇所は摺動板1
3の裏面側の狭いスペースに位置しており、しかも双方
のブラケット13a,19は複数組存在するため、無端
チェン11,11のテンション調節に合わせてカバー1
8の位置調節を別に行うことはきわめて煩わしく、多く
の労力と時間を費やす作業にならざるを得ないという問
題があった。
【0009】また、従来の攪拌用コンベアAにおいて、
一対の第1スプロケット14,14はそれらに共通の長
軸でなる第1回転軸16で連結されており、また、一対
の第2スプロケット15,15はそれらに共通の長軸で
なる第2回転軸17で連結されていて、それらの回転軸
16,17には、処理物の掻上げに伴って大きな荷重が
加わるので、比較的早期にそれらの回転軸16,17が
折損するという問題があった。とりわけ、駆動力が付与
される第1回転軸16については折損が早期に起こりや
すいという問題があった。
【0010】さらに、従来の攪拌用コンベアAにおいて
は、図7に示したように、第2スプロケット15,15
が第2回転軸17から大きく張り出しており、第2スプ
ロケット15,15に巻き掛けられた無端チェン11,
11の相互間に横架されている掻上げ板12(図8参
照)が下降走行路から上昇走行路に移行するときにその
掻上げ板12と第2回転軸17との間に広い空間が形成
される。そのため、掻上げ板12の通過経路を醗酵槽1
00の底面101に近付けておいたとしても、醗酵乾燥
処理中に醗酵槽100の底面101と第2回転軸17と
の間の空間S1に多くの処理物が掻き上げられずに残留
してしまうという問題があった。
【0011】本発明は以上の問題に鑑みてなされたもの
であり、上記した無端チェンに相当する無端回動体のテ
ンション調節に合わせてカバーの位置調節を行う必要が
ないにもかかわらず、掻上げ板により掻き上げられてき
た処理物が第1回転軸の上に落下することなくその後方
へ切り返されるような攪拌用コンベアを提供することを
目的とする。
【0012】また、本発明は、第1スプロケットや第2
スプロケットに相当する回転輪体を支持している第1回
転軸や第2回転軸が折損するという事態を生じ得ない攪
拌用コンベアを提供することを目的とする。
【0013】さらに、本発明は、醗酵乾燥処理中に醗酵
槽の底部に多くの処理物が掻き上げられずに残留してし
まうという事態を生じ得ない攪拌用コンベアを提供する
ことを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係る醗酵乾燥処
理装置は、醗酵槽に蓄えられた糞尿などの処理物を掻き
上げて後方に切り返す攪拌用コンベアが台車に装備され
た醗酵乾燥処理装置における上記攪拌用コンベアにおい
て、互いに平行に配備される一対の無端回動体と、これ
らの無端回動体の相互間に横架された掻上げ板と、掻上
げ板の上昇走行路の全長部分および全幅部分に沿って配
備された摺動板と、それぞれの無端回動体の上昇走行路
終部と下降走行路始部との間の第1転向部が各別に巻き
掛けられてそれらの無端回動体を走行させるための一対
の同心状の第1回転輪体と、それぞれの無端回動体の上
昇走行路始部と下降走行路終部との間の第2転向部が巻
き掛けられてそれらの無端回動体を走行させるための
対の第2回転輪体と、一対の第1回転輪体を支持する第
1回転軸と、一対の第2回転輪体を支持する第2回転軸
と、第1回転軸を支持する軸受を第2回転輪体に対し遠
近方向に移動させて一対の無端回動体のテンションを調
節するためのテンション調節機構と、を備え、一対の第
1回転輪体と同心状に配備された第1回転軸よりも径大
な第1筒体の外周面に上記摺動板の上端縁が臨まされて
掻上げ板により掻き上げられた処理物が摺動板から第1
筒体に受け渡されてその後方へ切り返されるように構成
されていると共に、上記第1筒体が一対の第1回転輪体
のそれぞれに結合されてその第1筒体により一対の第1
回転輪体が連結されている、というものである。
【0015】この構成であると、掻上げ板により掻き上
げられた処理物は第1回転軸の上に落下することなく摺
動板から第1筒体に受け渡されてその後方へ切り返され
るので、冒頭で説明した従来の攪拌用コンベアのカバー
としての機能が第1筒体によって発揮される。そして、
テンション調節機構によって無端回動体のテンションを
調節したときには、カバーとしての機能を発揮する上記
第1筒体が第1回転輪体と共に位置変更される。
【0016】また、上記第1筒体は一対の第1回転輪体
のそれぞれに結合されてその第1筒体により一対の第1
回転輪体が連結されているので、一対の第1回転輪体を
連結する回転軸としても機能する。しかもその筒体は第
1回転軸よりも径大であるので、容易に折損することが
なくなる。
【0017】このように第1筒体が第1回転軸として機
能することにより、それらの第1回転輪体を一本の回転
軸で連結しておくことは必ずしも必要ではなくなる。し
たがって、本発明の攪拌用コンベアでは、第1回転軸が
一対の第1回転輪体のそれぞれから外側方へ延び出た個
別の短軸により形成されて一対の第1回転輪体の相互間
ではその第1回転軸が欠除されているという構成を採用
することができ、また、そのように構成した場合には、
個々の短軸を支持する軸受にテンション調節機構を設け
るという構成を採用することができる。
【0018】本発明の攪拌用コンベアにおいては、一対
の第2回転輪体と同心状に配備された第2回転軸よりも
径大な第2筒体の外周面に上記摺動板の下端縁が臨まさ
れて掻上げ板により掻き上げられた処理物がその第2筒
体から摺動板に受け渡されて掻き上げられるように構成
されていると共に、その第2筒体が一対の第2回転輪体
のそれぞれに結合されてその第2筒体により一対の第2
回転輪体が連結されている、という構成を採用すること
ができる。
【0019】この構成を採用すると、醗酵乾燥処理中に
おける醗酵槽の底面と第2筒体との間の空間が狭くな
る。そのため、醗酵乾燥処理に際して醗酵槽の底部に多
くの処理物が掻き上げられずに残留してしまうという事
態が起こらない。また、第2筒体が第2回転軸として機
能することにより、一対の第2回転輪体を一本の回転軸
で連結しておくことは必ずしも必要ではなくなる。した
がって、本発明の攪拌用コンベアでは、第2回転軸が一
対の第2回転輪体のそれぞれから外側方へ延び出た個別
の短軸により形成されて一対の第2回転輪体の相互間で
はその第2回転軸が欠除されている、という構成を採用
することができる。
【0020】本発明の攪拌用コンベアにおいては、無端
回動体がチェンでなり、一対の第1回転輪体が第1回転
軸に固着されたスプロケットでなり、一方の第2回転輪
体が第2回転軸に固着されたスプロケットでなり、他方
の第2回転輪体が第2筒体に同心状に固着された外周面
の平坦なリング体でなる、という構成を採用することが
できる。
【0021】この構成であれば、図7および図8で説明
した従来の攪拌用コンベアに第1筒体や第2筒体を付加
し、第2スプロケットの一方を上記リング体に置き換え
るだけで本発明の攪拌用コンベアに改造することが可能
である。そして、そのように改造された本発明の攪拌用
コンベアにあっては、一対の無端チェンのうち、リング
体に巻き掛けられている無端チェンとそのリング体との
滑り作用によって、一対の無端チェンの回動速度の差が
吸収されるので、円滑な攪拌作用が奏されるようにな
る。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の一形態であ
る醗酵乾燥処理装置を示す概略構成図、図2は上記醗酵
乾燥処理装置に用いられている攪拌用コンベアAの上半
部の縦断正面図、図3は同攪拌用コンベアAの下半部の
縦断正面図、図4は同攪拌用コンベアAの縦断側面図、
図5は同攪拌用コンベアの概略斜視図である。
【0023】図1のように、攪拌用コンベアAは醗酵乾
燥処理装置の台車120に取り付けられており、この台
車120の車輪121…が醗酵槽100の側壁に敷設さ
れたレール110上を転動して台車120がたとえば矢
符a1のように走行するようになっている。150は走
行駆動用の電動モータ、160は攪拌用コンベアAを駆
動するための電動モータをそれぞれ示す。
【0024】攪拌用コンベアAは、台車120から前下
りに延び出された掻上げコンベアによって構成されてい
る。なお、この攪拌用コンベアAの取付強度は台車12
0から延び出た支持杆125によって補強されている。
【0025】図2および図3のように、攪拌用コンベア
Aは、矩形の骨組みを有する機枠2を備えており、この
機枠2の上面側に摺動板3が配備されている。また、機
枠2の上端部に左右一対のテンション調節機構4,4が
取り付けられている。このテンション調節機構4,4
は、ハウジング5に軸受6を上下摺動自在に収容し、こ
の軸受6を操作軸7を回転させて上下に位置変更できる
構成のものであり、このようなテンション調節機構4自
体は公知である。
【0026】それぞれのテンション調節機構4,4の軸
受6,6には、短軸でなる第1回転軸8,8の一端部が
回転自在に保持されており、それらの第1回転軸8,8
の他端部のそれぞれに第1スプロケット9,9が固着さ
れている。21は第1筒体である。図例において、第1
筒体21は、左右の第1スプロケット9,9の相互間に
亘って配備された長い主筒体22と、それぞれの第1ス
プロケット9,9の外側に配備された短い補助筒体2
3,23とに分割されており、主筒体22の両端部が第
1スプロケット9,9のそれぞれに各別に溶接で接合さ
れており、それぞれの補助筒体23,23の一端部が第
1スプロケット9,9のそれぞれに各別に溶接で接合さ
れている。図2において、24は溶接箇所を示してい
る。
【0027】主筒体22と補助筒体23,23とでなる
筒体21は一対の第1スプロケット9,9と同心状に配
備されており、主筒体22や補助筒体23,23には所
定箇所に円板状の支持板25,25,26,26が配備
されていて、これらの支持板25,25,26,26に
よってそれらの主筒体22や補助筒体23,23が補強
されている。また、主筒体22や補助筒体23,23は
いずれも上記した第1回転軸8,8よりも径大である。
具体的には、主筒体22や補助筒体23,23の直径
が、第1スプロケット9,9の外周の噛部(不図示)だ
けが主筒体22や補助筒体23,23から突き出る程度
の大きさになっている。
【0028】上記機枠2の下端部に左右一対の軸受2
7,27が設けられており、これらの軸受27,27に
は、短軸でなる第2回転軸28,28の一端部が回転自
在に保持されている。そして、一方の第2回転軸28の
他端部に第2スプロケット29が固着されているのに対
し、他方の第2回転軸28の他端部に支持円板31が固
着されている。32は第2筒体である。図例において、
第2筒体32は、長い主筒体33と、第2スプロケット
29の外側に配備された短い補助筒体34とに分割され
ており、主筒体33の一端部が第2スプロケット29に
溶接で接合され、その主筒体33の他端部近傍箇所の内
面が上記支持円板31に溶接で接合されている。また、
主筒体33の他端部近傍箇所には外周面の平坦なリング
体35が嵌合されて溶接で接合されている。図3におい
て、36は溶接箇所を示している。
【0029】主筒体33と補助筒体34とでなる筒体3
2は第2スプロケット29や支持円板31と同心状に配
備されており、主筒体33や補助筒体34には所定箇所
に円板状の支持板37,38が配備されていて、これら
の支持板37,38によってそれらの主筒体33や補助
筒体34が補強されている。また、主筒体33や補助筒
体34はいずれも上記した第2回転軸28,28よりも
径大である。具体的には、主筒体33や補助筒体34の
直径が、第2スプロケット29の外周の噛部(不図示)
だけが主筒体33や補助筒体34から突き出る程度の大
きさになっている。
【0030】一方の第1スプロケット9とそれに対応す
る第2スプロケット29との間、ならびに他方の第1ス
プロケット9とそれに対応するリング体35との間に
は、それぞれ互いに平行な一対の無端チェン41,41
が各別に配備されている。すなわち、それぞれの無端チ
ェン41,41は、図5に示した上昇走行路L1,L1
の終部と下降走行路L2,L2の始部との間の第1転向
部T1,T1が第1スプロケット9,9に各別に巻き掛
けられている。また、一方の無端チェン41の上昇走行
路L1の始部と下降走行路L2の終部との間の第2転向
部T2が第2スプロケット29に巻き掛けられ、他方の
無端チェン41の上昇走行路L1の始部と下降走行路L
2の終部との間の第2転向部T2がリング体35に巻き
掛けられている。また、これらの無端チェン41,41
の相互間の等間隔おきの複数箇所にアタッチメント43
…を介して掻上げ板42…が横架されている。そして、
この掻上げ板42の上昇走行路の全長部分および全幅部
分に沿って上記摺動板3が配備されており、この摺動板
3の上端縁44が上記主筒体22や補助筒体23,23
に近接して臨んでいる。
【0031】図1および図4に示したように、攪拌用コ
ンベアAの機枠2を利用してブラケット51が後向きに
突設され、そのブラケット51に水平軸回りに回転可能
なヒンジ52が設けられている。このヒンジ52には受
圧板53の上端部が取り付けられている。したがって、
受圧板53はヒンジ52を介して前後に揺動自在であ
る。また、上記機枠2には支持杆54が設けられてい
て、この支持杆54の先端部が受圧板53に当たること
によってその受圧板53がやゝ後下がりに傾斜した姿勢
に保持されるようになっている。なお、受圧板53の周
囲にゴム板や皮革などによって形成された帯片55が垂
れ下げられている。
【0032】なお、図1に示したように、醗酵槽100
の底部には有孔送風管61が配設され、その周囲には目
詰まりを防ぐために砕石層(不図示)が設けられてい
る。また、醗酵槽100には尿配管(不図示)が付設さ
れていて、この尿配管を通して醗酵槽100に投入され
て蓄えられている糞尿などの処理物Mに尿を必要に応じ
て噴霧できるようになっている。
【0033】醗酵乾燥処理に際しては、電動モータ15
0の運転によって台車120と共に攪拌用コンベアAが
矢符a1のように走行され、同時に、電動モータ160
の運転によって攪拌用コンベアAが駆動される。そし
て、台車120の走行中に図1に矢符u,dで示したよ
うに攪拌用コンベアAが醗酵槽100に蓄えられている
処理物Mを掻き上げてその後方に切り返す。この場合、
攪拌用コンベアAの後方に切り返された処理物Mがその
自重で受圧板53を矢符Pのように押圧するので、走行
中の台車120がその押圧力で後押しされ、これによ
り、台車120の走行状態が安定し、同時に電動モータ
150に対する負荷も軽減される。
【0034】攪拌用コンベアAによる処理物Mの掻上げ
は、掻上げ板42が摺動板3に沿ってその上昇走行路を
上昇することにより行われ、また、切返しは、掻上げ板
42が摺動板3から第1筒体21側へ乗り移るときに行
われる。このとき、摺動板3に沿って掻き上げられた処
理物Mは第1回転軸8,8の上に落下することなく摺動
板3から第1筒体21に受け渡されてその後方へ切り返
される。このことより、第1筒体21は図7や図8で説
明したカバー18としての役割を担っていることになる
から、そのようなカバー18を設けておく必要はない。
【0035】他方、テンション調節機構4,4によって
無端チェン41,41のテンションを調節したときに
は、カバーとしての機能を発揮する上記第1筒体21が
第1スプロケット9,9と共に位置変更されるので、テ
ンション調節に要する作業は従来に比べて大幅に簡略化
されたものになる。
【0036】また、第1筒体21は一対の第1スプロケ
ット9,9を連結する回転軸としても機能しており、し
かも第1回転軸8,8よりも径大であるので、その第1
筒体21、特に主筒体22が早期に折損するというおそ
れはない。その上、第1筒体21が一対の第1スプロケ
ット9,9を連結する回転軸としても機能していること
から、図例では、一対の第1スプロケット9,9の相互
間で第1回転軸を欠除してあり、このようにしても当該
攪拌用コンベアAの運転に支障を来すことはない。
【0037】図例の攪拌用コンベアAにあっては、第2
スプロケット29と支持円板31とを第2回転軸28よ
りも径大な第2筒体32によって連結してある。このた
め、図3に示したように、醗酵乾燥処理中における醗酵
槽100の底面101と第2筒体32との間の空間S2
が狭くなる。そのため、醗酵乾燥処理に際して醗酵槽1
00の底部に多くの処理物が掻き上げられずに残留して
しまうという事態が起こらない。また、第2筒体32に
は、上記した第1筒体21の場合と同様に回転軸として
の機能が備わっているので、図例では、第2スプロケッ
ト29と支持円板31との相互間で第2回転軸を欠除し
てあり、このようにしても当該攪拌用コンベアAの運転
に支障を来すことはない。
【0038】図示例の攪拌用コンベアAにおいて、リン
グ体35は、一対の無端チェン41,41の回動速度の
差を吸収して円滑な攪拌作用を促進することに役立って
いる。
【0039】以上説明した実施形態にあっては、無端チ
ェン41によって無端回動体が形成され、第1スプロケ
ット9によって第1回転輪体が形成され、第2スプロケ
ット29によって一方の第2回転輪体が形成され、リン
グ体35によって他方の第2回転輪体が形成されてい
る。
【0040】
【発明の効果】本発明に係る醗酵乾燥処理装置の攪拌用
コンベアによれば、一対の第1回転輪体を連結している
第1筒体が、従来例で説明したカバーとしての機能を果
たし、しかもテンション調節機構によって無端回動体の
テンションを調節したときには、その第1筒体が第1回
転輪体と共に位置変更されるので、無端回動体のテンシ
ョン調節操作を迅速かつ容易に行えるようになるという
効果がある。
【0041】また、上記第1筒体は一対の第1回転輪体
を連結する回転軸としても機能しており、しかもその筒
体は第1回転軸よりも径大であるので、容易に折損する
ことがないという利点がある。
【0042】一対の第2回転輪体と同心状に配備された
第2回転軸よりも径大な第2筒体の外周面に上記摺動板
の下端縁が臨まされて掻上げ板により掻き上げられた処
理物がその第2筒体から摺動板に受け渡されて掻き上げ
られるように構成されていると共に、その第2筒体が一
対の第2回転輪体のそれぞれに結合されてその第2筒体
により一対の第2回転輪体が連結されている、という構
成を採用すると、醗酵乾燥処理中における醗酵槽の底面
と第2筒体との間の空間が狭くなり、醗酵乾燥処理に際
して醗酵槽の底部に掻き上げられずに残留する処理物の
量を可及的少なくすることができるようになる。同時
に、第2筒体が第2回転軸としても機能しており、しか
もその筒体は第2回転軸よりも径大であるので、容易に
折損することがないという利点がある。
【0043】さらに、従来の攪拌用コンベアを本発明の
攪拌用コンベアに改造することが容易に可能になるとい
う効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である醗酵乾燥処理装置
を示す概略構成図である。
【図2】攪拌用コンベアの上半部の縦断正面図である。
【図3】攪拌用コンベアの下半部の縦断正面図である。
【図4】攪拌用コンベアの縦断側面図である。
【図5】攪拌用コンベアの概略斜視図である。
【図6】醗酵乾燥処理装置の概略構成図である。
【図7】従来の攪拌用コンベアの概略正面図である。
【図8】従来の攪拌用コンベアの要部縦断側面図であ
る。
【符号の説明】
M 処理物 A 攪拌用コンベア T1 第1転向部 T2 第2転向部 L1 上昇走行路 L2 下降走行路 3 摺動板 4 テンション調節機構 6 軸受 8 第1回転軸 9 第1スプロケット(第1回転輪体) 21 第1筒体 28 第2回転軸 29 第2スプロケット(第2回転輪体) 32 第2筒体 35 リング体(第2回転輪体) 41 無端チェン(無端回動体) 42 掻上げ板 44 摺動板の上端縁 100 醗酵槽 120 台車
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C05F 17/02 C05F 17/02 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B09B 3/00 B01F 13/00 C02F 3/28 C02F 11/02 C05F 3/06 C05F 17/02

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 醗酵槽に蓄えられた糞尿などの処理物を
    掻き上げて後方に切り返す攪拌用コンベアが台車に装備
    された醗酵乾燥処理装置における上記攪拌用コンベアに
    おいて、 互いに平行に配備される一対の無端回動体と、これらの
    無端回動体の相互間に横架された掻上げ板と、掻上げ板
    の上昇走行路の全長部分および全幅部分に沿って配備さ
    れた摺動板と、それぞれの無端回動体の上昇走行路終部
    と下降走行路始部との間の第1転向部が各別に巻き掛け
    られてそれらの無端回動体を走行させるための一対の同
    心状の第1回転輪体と、それぞれの無端回動体の上昇走
    行路始部と下降走行路終部との間の第2転向部が巻き掛
    けられてそれらの無端回動体を走行させるための一対の
    第2回転輪体と、一対の第1回転輪体を支持する第1回
    転軸と、一対の第2回転輪体を支持する第2回転軸と、
    第1回転軸を支持する軸受を第2回転輪体に対し遠近方
    向に移動させて一対の無端回動体のテンションを調節す
    るためのテンション調節機構と、を備え、 一対の第1回転輪体と同心状に配備された第1回転軸よ
    りも径大な第1筒体の外周面に上記摺動板の上端縁が臨
    まされて掻上げ板により掻き上げられた処理物が摺動板
    から第1筒体に受け渡されてその後方へ切り返されるよ
    うに構成されていると共に、上記第1筒体が一対の第1
    回転輪体のそれぞれに結合されてその第1筒体により一
    対の第1回転輪体が連結されていることを特徴とする醗
    酵乾燥処理装置の攪拌用コンベア。
  2. 【請求項2】 第1回転軸が一対の第1回転輪体のそれ
    ぞれから外側方へ延び出た個別の短軸により形成されて
    一対の第1回転輪体の相互間ではその第1回転軸が欠除
    されていると共に、個々の短軸を支持する軸受にテンシ
    ョン調節機構が設けられている請求項1に記載の醗酵乾
    燥処理装置の攪拌用コンベア。
  3. 【請求項3】 一対の第2回転輪体と同心状に配備され
    た第2回転軸よりも径大な第2筒体の外周面に上記摺動
    板の下端縁が臨まされて掻上げ板により掻き上げられた
    処理物がその第2筒体から摺動板に受け渡されて掻き上
    げられるように構成されていると共に、その第2筒体が
    一対の第2回転輪体のそれぞれに結合されてその第2筒
    体により一対の第2回転輪体が連結されている請求項1
    に記載した醗酵乾燥処理装置の攪拌用コンベア。
  4. 【請求項4】 第2回転軸が一対の第2回転輪体のそれ
    ぞれから外側方へ延び出た個別の短軸により形成されて
    一対の第2回転輪体の相互間ではその第2回転軸が欠除
    されている請求項3に記載の醗酵乾燥処理装置の攪拌用
    コンベア。
  5. 【請求項5】 無端回動体がチェンでなり、一対の第1
    回転輪体が第1回転軸に固着されたスプロケットでな
    り、一方の第2回転輪体が第2回転軸に固着されたスプ
    ロケットでなり、他方の第2回転輪体が第2筒体に同心
    状に固着された外周面の平坦なリング体でなる請求項4
    に記載の醗酵乾燥処理装置の攪拌用コンベア。
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