JP2936370B2 - 硬質表面洗浄剤組成物 - Google Patents
硬質表面洗浄剤組成物Info
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- C11D—DETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
- C11D3/00—Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
- C11D3/0005—Other compounding ingredients characterised by their effect
- C11D3/0094—High foaming compositions
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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- C11D—DETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
- C11D1/00—Detergent compositions based essentially on surface-active compounds; Use of these compounds as a detergent
- C11D1/66—Non-ionic compounds
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Description
台、浴室、便器、床、壁、金属表面等の硬質表面の洗浄
に供する硬質表面洗浄剤組成物に関し、詳細には、これ
ら硬質表面の洗浄性、起泡性に優れるばかりでなく、使
用感に優れ、手荒れの少ない硬質表面洗浄剤組成物に関
する。
に、食器などの硬質表面の洗浄に用いられる硬質表面洗
浄剤は、通常油脂汚れを除去することを主たる目的と
し、また、使用者は洗浄剤使用時に手或いはスポンジで
泡立てながら油脂汚れを除去する場合が殆どである。こ
の時の泡の機能は汚れを掻き取る上で必要な力を緩和す
ることであり、また多くの場合、その起泡量が油脂汚れ
の洗浄性の目安となる場合が多い。したがって、このよ
うな洗浄剤においてはその起泡力が高いことが重要な因
子であり、従来の硬質表面洗浄剤には主界面活性剤とし
てアルキルベンゼンスルホネート、α−オレフィンスル
ホネート、アルキルサルフェート、アルカンスルホネー
ト、エトキシ化されたアルキルエーテルサルフェートな
どの陰イオン性界面活性剤が使用されてきた。中でもア
ルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムは、優れた洗浄性
能をもつ基剤として広く用いられてきたが、皮膚からの
脱脂力が強く、手荒れが起きやすいという欠点を有して
いた。
ン性界面活性剤を主洗浄基剤とし、これと第三級アミン
オキサイド、高級脂肪酸アルカノールアミド、アルキル
ベタイン等の含窒素、両性又は非イオン性界性面活性剤
とを併用したものが用いられていた。
基剤である陰イオン性界面活性剤の皮膚に対する作用は
ある程度緩和されているもののいまだ満足し得る水準に
は達しておらず、更に、手肌の皮脂成分を除去し、使用
後手肌がつっぱる等の感触の悪化があり、問題であっ
た。また、すすぎ性も悪いという欠点も有していた。
泡力に優れ、すすぎ性が良好でしかも手荒れを起こさ
ず、洗浄後の手肌の感触が良好な硬質表面洗浄剤組成物
が望まれていた。
発明者らは、上記問題点を改善すべく鋭意研究を行った
結果、界面活性剤を含む洗浄剤組成物中に、炭素数の異
なる脂肪酸残基を有する2種のグリセリン脂肪酸エステ
ルを特定の比率で一定量配合すれば、洗浄力、起泡力に
優れ、かつすすぎ性が良好であり、手荒れを起こさず洗
浄後の感触が良好な硬質表面洗浄剤が得られることを見
出し、本発明を完成した。
(c): (a)界面活性剤 1〜40重量%、 (b)脂肪酸残基の炭素数が16〜24であり、かつモノグリセライドの含有率 が75〜100%であるグリセリン脂肪酸エステル 1〜20重量%、 (c)脂肪酸残基の炭素数が8〜14であり、かつモノグリセライドの含有率が 75〜100%であるグリセリン脂肪酸エステル 1〜10重量%、 を含有し、(a)+(c)が5〜40重量%であり、
(b)/〔(a)+(c)〕が重量比で0.05〜1で
あり、(b)/(c)が重量比で0.1〜10である硬
質表面洗浄剤組成物を提供するものである。
剤は、特に限定されるものではないが、陰イオン性界面
活性剤が好ましく、就中、次のものが好適である。
シアルキレンアルキルエーテル硫酸塩あるいはアルキル
硫酸塩。 R6O(R7O)mSO3M (1) (式中、R6 は炭素数10〜18のアルキル基又はアル
ケニル基を示し、R7 は炭素数2〜3のアルキレン基を
示し、mは0〜7の数を示し、Mはアルカリ金属、アル
カリ土類金属、アンモニウム又はアルカノールアミンを
示す) (2)一般式(2)で表わされるアルキルベンゼンスル
ホン酸塩。
基又はアルケニル基を示し、M1 はアルカリ金属、アル
カリ土類金属、アンモニウム又はアルカノールアミンを
示す)
ホ脂肪酸エステル塩。
基又はアルケニル基を示し、R10は炭素数1〜3のアル
キル基を示し、M2 はアルカリ金属、アルカリ土類金
属、アンモニウム又はアルカノールアミンを示す)
スルホン酸塩。塩としては、アルカリ金属塩、アルカリ
土類金属塩、アンモニウム塩、アルカノールアミン塩等
が挙げられる。 (5)炭素数10〜18のアルカンスルホン酸塩。塩と
しては、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモ
ニウム塩、アルカノールアミン塩等が挙げられる。これ
らの陰イオン性界面活性剤は単独で、あるいは2種以上
を混合して用いることができる。(a)成分は、本発明
洗浄剤組成物中に1〜40重量%、好ましくは10〜3
0重量%配合される。配合量が1重量%未満では洗浄
力、起泡力が不十分となり、40重量%を超えると溶液
安定性が著しく悪化するため好ましくない。
性剤と共に、(d)成分として第三級アミンオキサイド
を併用することにより、本発明の効果をより高めること
ができる。このような第三級アミンオキサイドとして
は、次の一般式(4)
〜18のアルキル又はアルキルアミド基を示し、R2 は
炭素数2〜3のアルキレン基を、xは0〜30の数を示
し、R 3 は炭素数0〜5のアルキレン基を示し、R4 、
R5 は同一又は異なっていてもよい、炭素数1〜3のア
ルキル基、炭素数1〜3のアルカノール基及び基-(C2H4
O)yH (式中、yは1〜6の数を示す)、並びにこれら
の混合物からなる群より選ばれるものを示す)で表わさ
れる第三級アミンオキサイドが例示される。これは
(a)成分の陰イオン性界面活性剤と併用することによ
り、起泡力増強、皮膚に対する作用の緩和といった効果
を発現する。この効果の発現のため、(d)成分は、組
成物中1重量%以上配合することが好ましい。一方、配
合量が20重量%を超えると溶液安定性が著しく悪化す
るため好ましくない。特に好ましい配合量は1〜10重
量%である。また(a)成分との重量比(d)/(a)
は=0.1〜0.3であることが、上記効果発現のため
に好ましい。
は、皮脂成分の1つでもあることから、本発明組成物中
に特定の割合で配合せしめることにより、使用後、皮膚
に残留し、しっとりとした使用感を与え、更に手肌を保
護する働きを有する。従って、この成分が皮膚に残留す
るためには、疎水性の強いものが好ましいといえる。し
かしながら、トリグリセライド、ジグリセライドの含有
率が高く疎水性の強いものを用いると、組成物の溶液安
定性が悪化し、洗浄力、起泡力が阻害され、更に油性感
が強まり使用感も悪化する。このため、グリセリン脂肪
酸エステルは適度に疎水性・親水性のバランスがとれた
もの、すなわち、脂肪酸残基の炭素数が16〜24、特
に16〜22で、かつモノグリセライドの含有率が75
〜100重量%のものが好ましい。 (b)成分は洗浄剤組成物中に1〜20重量%、好まし
くは3〜15重量%含有せしめる。この量が1重量%未
満であると上記の効果が少なく、また20重量%を超え
ると油性感が強まり好ましくない。
は、本発明において(a)成分との併用で著しい増泡効
果を有し、更に(b)成分との併用によりすすぎ性を向
上させる働きを持つ。この増泡効果を十分に発揮するた
めには、比較的高いHLB値を持ち、(a)成分との相
溶性のよいグリセリン脂肪酸エステルを用いることが好
ましい。このためグリセンリ脂肪酸エステルの脂肪酸残
基の炭素数が8〜14、特に10〜12でかつモノグリ
セライドの含有率が75〜100%のものが好ましい。
重量%含有せしめる。この量が1重量%未満では増泡効
果が少なく、10重量%を超えると、洗浄剤組成物が著
しく増粘し、容器から取り出し難くなるため好ましくな
い。
の皮膚への残留性を高め、かつ洗浄剤としての基本性能
である洗浄力及び起泡力を損なわないためには、上記3
成分の配合比率を調整する必要がある。すなわち、
(a)成分及び(c)成分の含有率を5〜40重量%と
することが必要であり、これが5重量%未満であると、
洗浄力及び起泡力が十分でなく、40重量%を超えると
溶液安定性が著しく損なわれるため、いずれも好ましく
ない。特に好ましい含有率は10〜30重量%である。
〔(a)+(c)〕=0.05〜1(重量比)であるこ
とが必要であり、これが0.05未満であると(b)成
分の皮膚への残留性が低下し、1を超えると洗浄力、起
泡力を阻害するため好ましくない。
量比で併用すると、洗浄時には、豊な泡立ちを有しなが
ら、すすぎ性が極めて向上する。この様な効果発現のた
めには(b)/(c)=0.1〜10であることが必要
であり、この範囲を逸脱するとすすぎ性向上の効果は得
られない。
他に、目的とする性能を損なわない範囲で必要に応じて
種々の成分を配合することができる。界面活性剤として
は、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポ
リオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、脂肪酸ア
ルカノールアミド等の非イオン性界面活性剤、アルキル
ベタイン、アルキルスルホベタイン等の両性界面活性剤
が挙げられる。液体洗浄剤に用いられる可溶化剤として
は、エタノール、イソプロパノール等の低級アルコール
類、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリ
セリン、ソルビトール等の多価アルコール類、p−トル
エンスルホン酸塩、m−キシレンスルホン酸塩等の芳香
族スルホン酸塩類が挙げられる。また、香料、色素、防
腐・防かび剤、増粘剤等を所望に応じて添加することが
できる。
性、起泡性に優れるばかりでなく、すすぎ性、使用感に
優れ、手荒れを起こさない。また用途は硬質表面の洗浄
であれば特に限定されず、食器、調理器具、浴室、床、
壁、ガラス、家具、便器等の硬質表面の洗浄全般に用い
ることができる。
明するが、本発明はこれらの実施例によって限定される
ものではない。まず、実施例で採用した起泡力、洗浄
力、すすぎ性、手荒れ性試験及び使用感試験について説
明する。 (1)起泡力試験 汚れ成分として市販のバターを洗浄剤組成物濃度0.5
重量%の洗剤溶液(用水;硬度3.5°DHの水)に
0.1重量%添加した時の起泡力を測定する。測定法
は、直径5cmのガラス円筒にバターを添加した上記洗剤
溶液を40ml入れ、20℃で15分間回転撹拌を行い、
停止直後の泡高さを測定する。 (2)洗浄力の評価 牛脂に指示薬としてスダンIII(赤色色素)を0.1%
添加し、この2.5gを磁製の皿(直径25cm)に塗布
したものを洗剤3g、水(用水;硬度3.5°DHの
水)27gをしみ込ませたスポンジを用いて20℃でこ
すり洗いし、もはや皿より牛脂がきれいに取れなくなる
までの洗浄された皿の枚数(有効洗浄枚数とする)をも
って示した。
%の試料溶液3lを10分間回転攪拌を行い、バットの
底に取り付けたコックを開いて液のみを排出させる。次
に水道水3lを入れ、同様に10分間回転攪拌を行い排
液させる。この操作をバット中に泡が全く認められなく
なるまで水道水を替えて繰り返し行い、水道水の取替え
回数で評価する。 (4)使用感試験 洗浄剤組成物5重量%の洗剤溶液を調製し、液温を30
℃に保ち、10分間手を浸漬した後、30℃の水ですす
ぐ。乾いたタオルで手の水分をよく拭き取った後5分間
静止し、その後の手肌の感触を下記の判断基準にて判定
する。 ○:手肌がしっとりした感じ △:手肌がややつっぱる感じ ×:手肌がつっぱる感じ (5)手荒れ性試験 洗浄剤組成物5重量%の洗剤溶液を調製し、液温を30
℃に保ち、20分間手を浸漬した後、よく水洗する。こ
の操作を3日間繰り返す。被験者5人の手の状態を4日
後に次の基準により目視判定し、平均点で示した。この
時の評価基準は以下の通りである。この試験においては
平均点は4点以上であることが好ましい。 5点:手荒れが殆ど認められない 4点:手荒れがほんの僅かに認められる 3点:手荒れが若干認められる 2点:手荒れがかなり認められる 1点:手荒れが著しく認められる
性、使用感及び手荒れ性について試験を行った。結果を
表1に示す。
洗浄力、起泡力、すすぎ性、使用感及び手荒れ性につい
て試験を行った。この結果を表2に示す。
Claims (1)
- 【請求項1】 次の成分(a)〜(c): (a)界面活性剤 1〜40重量%、 (b)脂肪酸残基の炭素数が16〜24であり、かつモノグリセライドの含有率 が75〜100%であるグリセリン脂肪酸エステル 1〜20重量%、 (c)脂肪酸残基の炭素数が8〜14であり、かつモノグリセライドの含有率が 75〜100%であるグリセリン脂肪酸エステル 1〜10重量%、 を含有し、(a)+(c)が5〜40重量%であり、
(b)/〔(a)+(c)〕が重量比で0.05〜1で
あり、(b)/(c)が重量比で0.1〜10である硬
質表面洗浄剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4177016A JP2936370B2 (ja) | 1992-07-03 | 1992-07-03 | 硬質表面洗浄剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4177016A JP2936370B2 (ja) | 1992-07-03 | 1992-07-03 | 硬質表面洗浄剤組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0617086A JPH0617086A (ja) | 1994-01-25 |
JP2936370B2 true JP2936370B2 (ja) | 1999-08-23 |
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ID=16023692
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4177016A Expired - Fee Related JP2936370B2 (ja) | 1992-07-03 | 1992-07-03 | 硬質表面洗浄剤組成物 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2936370B2 (ja) |
-
1992
- 1992-07-03 JP JP4177016A patent/JP2936370B2/ja not_active Expired - Fee Related
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