JP2935058B2 - 自動包装機における包装袋用多層フィルム - Google Patents
自動包装機における包装袋用多層フィルムInfo
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ポリプロピレン系の包装袋用多層フィルム
に関し、書籍、郵便物、カタログ等の包装物を自動包装
機で多量に、かつ、高速で充填、包装するための包装袋
に用いる多層フィルムに関する。
に関し、書籍、郵便物、カタログ等の包装物を自動包装
機で多量に、かつ、高速で充填、包装するための包装袋
に用いる多層フィルムに関する。
[従来の技術] 従来、書籍、郵便物、カタログ等の包装袋としては、
紙製のものやプラスチック製の単層フィルムが使用され
ている。しかし、近年、この包装物を自動包装機で多量
に、かつ高速で包装する必要性から、プラスチックフィ
ルム包装材料の自動包装機適性への性能改良が望まれて
いる。この具体的な性能としては、包装袋への充填の際
の易すべり性と、充填後の梱包作業を効率的(荷崩防
止)に行うための包装袋外層の難すべり性である。
紙製のものやプラスチック製の単層フィルムが使用され
ている。しかし、近年、この包装物を自動包装機で多量
に、かつ高速で包装する必要性から、プラスチックフィ
ルム包装材料の自動包装機適性への性能改良が望まれて
いる。この具体的な性能としては、包装袋への充填の際
の易すべり性と、充填後の梱包作業を効率的(荷崩防
止)に行うための包装袋外層の難すべり性である。
この高速包装機械適性に関する多層包装袋として、例
えば多層フィルムが、結晶性プロピレンホモポリマーの
中間層と、結晶性プロピレンコポリマー100〜50重量部
と密度0.84〜0.94g/cm3エチレン系ポリマー0〜50重量
部とからなる樹脂組成物の両外層とからなっており、背
シール部がヒートシールされている多層包装袋が提案さ
れている(特開平1−124558号公報)。しかし、この多
層包装袋は、内層の易すべり性及び外層の難すべり性に
ついては必ずしも十分でない。一方、米麦袋、肥料等の
重包装袋として、最内層が静摩擦係数0.40以下の低密度
ポリエチレンからなり、最外層が静摩擦係数0.45以上の
低密度ポリエチレンからなり、かつ最内層と最外層の静
摩擦係数の差が0.1以上である多層フィルムを用いた包
装用多層袋が提案されている(特開昭59−62148号公
報)。しかし、この包装用多層袋は、低密度ポリエチレ
ンを用いているため、剛性が低く、書籍、郵便物等の包
装袋としては包装適性が十分でない。
えば多層フィルムが、結晶性プロピレンホモポリマーの
中間層と、結晶性プロピレンコポリマー100〜50重量部
と密度0.84〜0.94g/cm3エチレン系ポリマー0〜50重量
部とからなる樹脂組成物の両外層とからなっており、背
シール部がヒートシールされている多層包装袋が提案さ
れている(特開平1−124558号公報)。しかし、この多
層包装袋は、内層の易すべり性及び外層の難すべり性に
ついては必ずしも十分でない。一方、米麦袋、肥料等の
重包装袋として、最内層が静摩擦係数0.40以下の低密度
ポリエチレンからなり、最外層が静摩擦係数0.45以上の
低密度ポリエチレンからなり、かつ最内層と最外層の静
摩擦係数の差が0.1以上である多層フィルムを用いた包
装用多層袋が提案されている(特開昭59−62148号公
報)。しかし、この包装用多層袋は、低密度ポリエチレ
ンを用いているため、剛性が低く、書籍、郵便物等の包
装袋としては包装適性が十分でない。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、上記の問題点を解消し、被包装物を高速で
かつ完全に所定の場所に容易に充填できる易すべり性及
び、包装後の梱包作業をも効率的(荷崩防止)に行える
外層の難すべり性とを兼ね備えた自動包装機における包
装袋用の多層フィルムの提供を目的とする。
かつ完全に所定の場所に容易に充填できる易すべり性及
び、包装後の梱包作業をも効率的(荷崩防止)に行える
外層の難すべり性とを兼ね備えた自動包装機における包
装袋用の多層フィルムの提供を目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、ポリプロピレン系樹脂の中間層とポリプロ
ピレン系樹脂の最内外層とを備えた少なくとも3層構造
の多層ポリプロピレン系フィルムよりなり、かつ、前記
中間層は滑剤の添加のないポリプロピレン系樹脂層より
なり、最内層は包装袋の易すべり性を考慮して滑剤を0.
07〜0.16重量%添加し、摩擦係数を0.09〜0.23の範囲と
なしたポリプロピレン系樹脂層よりなり、最外層は包装
袋の難すべり性を考慮して滑剤添加量を前記最内層より
少なくし0.01〜0.06重量%とし、摩擦係数を0.25〜0.60
の範囲となしたポリプロピレン系樹脂層よりなると共
に、前記中間層と最内外層を構成する全てのポリプロピ
レン系樹脂がプロピレンとエチレンとのランダム共重合
体よりなることを特徴とする自動包装機における包装袋
用多層フィルムに係る。
ピレン系樹脂の最内外層とを備えた少なくとも3層構造
の多層ポリプロピレン系フィルムよりなり、かつ、前記
中間層は滑剤の添加のないポリプロピレン系樹脂層より
なり、最内層は包装袋の易すべり性を考慮して滑剤を0.
07〜0.16重量%添加し、摩擦係数を0.09〜0.23の範囲と
なしたポリプロピレン系樹脂層よりなり、最外層は包装
袋の難すべり性を考慮して滑剤添加量を前記最内層より
少なくし0.01〜0.06重量%とし、摩擦係数を0.25〜0.60
の範囲となしたポリプロピレン系樹脂層よりなると共
に、前記中間層と最内外層を構成する全てのポリプロピ
レン系樹脂がプロピレンとエチレンとのランダム共重合
体よりなることを特徴とする自動包装機における包装袋
用多層フィルムに係る。
本発明によるポリプロピレン系包装袋用多層フィルム
を構成するポリプロピレン系樹脂には、プロピレンとエ
チレンとのランダム共重合体を使用する。
を構成するポリプロピレン系樹脂には、プロピレンとエ
チレンとのランダム共重合体を使用する。
プロピレンとエチレンとのランダム共重合体として
は、MFRが0.5〜30g/10分、好ましくは1.0〜20g/10分の
ものが用いられる。
は、MFRが0.5〜30g/10分、好ましくは1.0〜20g/10分の
ものが用いられる。
プロピレン−エチレンランダム共重合体としては、プ
ロピレン含有量70〜99重量%のものが用いられる。
ロピレン含有量70〜99重量%のものが用いられる。
本発明に係る多層フィルムは、少なくとも3層構成よ
りなる。例えば、中間層フィルムと最内外層フィルムと
よりなる。
りなる。例えば、中間層フィルムと最内外層フィルムと
よりなる。
本発明においては、中間層のポリプロピレン系樹脂に
は滑剤は添加しない。この滑剤を添加しない中間層によ
り、最内外層の滑剤が移動し均一化するのを防止する。
最内外層のポリプロピレン系樹脂には滑剤を添加する
が、当該滑剤の添加量には差を設け、滑り性に違いをも
たせるようにする。包装袋にあっては、包装物が高速
で、かつ、適確かつ容易に所定の場所に充填でき、充填
後に充填戻りのないことが必要であるとともに、その後
の梱包作業が良好に行なえ、内容物の入った包装袋を積
み重ねていたときに荷崩れをおこさないことが必要であ
る。
は滑剤は添加しない。この滑剤を添加しない中間層によ
り、最内外層の滑剤が移動し均一化するのを防止する。
最内外層のポリプロピレン系樹脂には滑剤を添加する
が、当該滑剤の添加量には差を設け、滑り性に違いをも
たせるようにする。包装袋にあっては、包装物が高速
で、かつ、適確かつ容易に所定の場所に充填でき、充填
後に充填戻りのないことが必要であるとともに、その後
の梱包作業が良好に行なえ、内容物の入った包装袋を積
み重ねていたときに荷崩れをおこさないことが必要であ
る。
従って、包装袋の内面層(最内層)にあっては、書
籍、雑誌、郵便物等が円滑に充填でき、かつ、充填後、
それらが充填戻りの置きない滑り性が必要である。
籍、雑誌、郵便物等が円滑に充填でき、かつ、充填後、
それらが充填戻りの置きない滑り性が必要である。
本発明の最内層における滑剤の添加量は上記事項を考
慮して、ポリプロピレン系樹脂に滑剤を0.07〜0.16重量
(wt)%添加する。
慮して、ポリプロピレン系樹脂に滑剤を0.07〜0.16重量
(wt)%添加する。
滑剤の添加量が、0.07wt%未満では、書籍など包装物
が円滑に充填し難く、一方、0.16wt%を越える時には、
充填した包装物がその位置に止まらずに、充填戻りを起
こしたりする。
が円滑に充填し難く、一方、0.16wt%を越える時には、
充填した包装物がその位置に止まらずに、充填戻りを起
こしたりする。
他方、包装袋の外面層(最外層)は、滑剤の添加量濃
度が低ければ、梱包等の作業性が悪く、一方その濃度が
高ければ製品を積み重ねて梱包するときに滑落し好まし
くない。最外層における滑剤の添加量は上記事項を考慮
して、ポリプロピレン系樹脂に滑剤を0.01〜0.06wt%添
加する。滑剤の添加量が、0.01wt%未満では、適度の滑
り性がなく梱包等の作業性を悪化せしめ、一方、0.06wt
%を超える時には、製品を積み重ねて梱包するときに滑
落し好ましくない。
度が低ければ、梱包等の作業性が悪く、一方その濃度が
高ければ製品を積み重ねて梱包するときに滑落し好まし
くない。最外層における滑剤の添加量は上記事項を考慮
して、ポリプロピレン系樹脂に滑剤を0.01〜0.06wt%添
加する。滑剤の添加量が、0.01wt%未満では、適度の滑
り性がなく梱包等の作業性を悪化せしめ、一方、0.06wt
%を超える時には、製品を積み重ねて梱包するときに滑
落し好ましくない。
最内外層の滑り性の尺度としての摩擦係数(COF)も
同様の観点から決定することが必要で、最内層のCOFは
0.09〜0.23の範囲とする。最内層のCOFが0.09未満で
は、包装物が円滑に充填し難く、一方、0.23を超えると
きには、包装物が移動して充填戻りを起こしたりし、好
ましくない。最外層のCOFは、0.25〜0.60の範囲とす
る。最外層のCOFが0.25未満では、梱包等の作業性が悪
く、0.60を超えるときには、包装物を重ねた場合に滑落
するために梱包等の作業性が悪くなる。
同様の観点から決定することが必要で、最内層のCOFは
0.09〜0.23の範囲とする。最内層のCOFが0.09未満で
は、包装物が円滑に充填し難く、一方、0.23を超えると
きには、包装物が移動して充填戻りを起こしたりし、好
ましくない。最外層のCOFは、0.25〜0.60の範囲とす
る。最外層のCOFが0.25未満では、梱包等の作業性が悪
く、0.60を超えるときには、包装物を重ねた場合に滑落
するために梱包等の作業性が悪くなる。
滑剤の例としては、脂肪酸アマイド、脂肪酸エステ
ル、脂肪酸ケトン等を挙げることができる。滑剤の好ま
しい例としては、エルカ酸アミド、オレイン酸アミド、
ステアリン酸アミド、ベヘニン酸アミドを挙げることが
できる。
ル、脂肪酸ケトン等を挙げることができる。滑剤の好ま
しい例としては、エルカ酸アミド、オレイン酸アミド、
ステアリン酸アミド、ベヘニン酸アミドを挙げることが
できる。
金属石鹸、タルク、シリカなどのアンチブロッキング
剤を併用してもよい。
剤を併用してもよい。
多層フィルムの成形方法には、例えばTダイを用いる
多層共押出法や多層インフレーション法が挙げられる。
多層共押出法が好ましい。
多層共押出法や多層インフレーション法が挙げられる。
多層共押出法が好ましい。
一つの外層と中間層と最内外層との厚み比は、1:1:1
とすればよいが、中間層の厚みを最内外層の厚みよりも
厚くしてもよい。
とすればよいが、中間層の厚みを最内外層の厚みよりも
厚くしてもよい。
多層フィルムの厚さは、10〜100μmが適当である
が、これに限定されない。
が、これに限定されない。
本発明による自動包装機用ポリプロピレン系包装袋多
層フィルムは、低密度ポリエチレンを用いた場合に対し
て、剛性、強度が向上し、包装適性が良好になり、高密
度ポリエチレンを用いた場合に比して透明性が良好にな
り、ポリプロピレンの特性を生かしてヒートシール性も
良好に行なえる。
層フィルムは、低密度ポリエチレンを用いた場合に対し
て、剛性、強度が向上し、包装適性が良好になり、高密
度ポリエチレンを用いた場合に比して透明性が良好にな
り、ポリプロピレンの特性を生かしてヒートシール性も
良好に行なえる。
また、その内面は適度の易滑り性をもつとともに包装
物を充填したときに適切な位置に保持させることがで
き、一方、その外面は、適度に難滑り性を有し、梱包作
業を効率的に、荷崩れなどなく行なえる。
物を充填したときに適切な位置に保持させることがで
き、一方、その外面は、適度に難滑り性を有し、梱包作
業を効率的に、荷崩れなどなく行なえる。
[実施例] 以下、本発明を実施例に基づき詳細な説明するが本発
明はこれに限定されるものではない。
明はこれに限定されるものではない。
フィルムの製膜条件 製膜機:3層共押出製膜機 外 層 40φmm押出機 中間層 〃 内 層 〃 Tダイ マルチマニホールドタイプ ダイ幅 450mm 製膜速度 30m/min チルロール温度 25℃ 製膜温度 230℃ ダイ温度 230℃ フィルム厚み 30μ(層比 外:中間:内=1:1:1) フィルム性能の試験・評価方法 ※滑り製の試験(COF)方法 ・ASTM D−1894に準拠。
※充填性の評価 ・自動カタログ包装機を用い、60冊/分の速度で包装状
況(内容物の位置)を評価した。
況(内容物の位置)を評価した。
※荷崩れ性の評価 ・フィルムで包装されたカタログを板の上に固定し、も
う一方の包装されたカタログをその上にのせ、板の片端
を持上げ、上の包装されたカタログが滑出す傾きで評価
した。
う一方の包装されたカタログをその上にのせ、板の片端
を持上げ、上の包装されたカタログが滑出す傾きで評価
した。
実施例1〜3 3層構造とし、各層とも、プロピレンランダムコポリ
マー(エチレン含量3.6wt%、密度0.90g/cm3、MFR=9.0
g/10min)を用い、内層、外層に、第1表に示す所定量
のエルカ酸アミド(ダイヤミッドL−200(日本化成
(株)社製)をマスターバッチ方式で添加した(中間層
は無添加)。COFを第1表に示す通りに調整した。
マー(エチレン含量3.6wt%、密度0.90g/cm3、MFR=9.0
g/10min)を用い、内層、外層に、第1表に示す所定量
のエルカ酸アミド(ダイヤミッドL−200(日本化成
(株)社製)をマスターバッチ方式で添加した(中間層
は無添加)。COFを第1表に示す通りに調整した。
得られたフィルムを前述の評価方法で評価した結果、
カタログ等包装用フィルムとして、滑り性、充填性、荷
崩れ性、等について、良好なものが得られた。
カタログ等包装用フィルムとして、滑り性、充填性、荷
崩れ性、等について、良好なものが得られた。
実施例4 実施例1のエルカ酸アミドをオレイン酸アミド(ダイ
ヤミッドO−200(日本化成(株)社製)に替え、内層
に0.10wt%、外層に0.03wt%(中間層は無添加)添加
し、その他は実施例1と同様にして製膜しフィルムを得
た。
ヤミッドO−200(日本化成(株)社製)に替え、内層
に0.10wt%、外層に0.03wt%(中間層は無添加)添加
し、その他は実施例1と同様にして製膜しフィルムを得
た。
得られたフィルムを前述の評価方法で評価した結果、
カタログ等包装用フィルムとして、滑り性、充填性、荷
崩れ性、等について、良好なものが得られた。
カタログ等包装用フィルムとして、滑り性、充填性、荷
崩れ性、等について、良好なものが得られた。
比較例1〜2 滑剤濃度構成、COFを、第1表に示す値とした以外は
(中間層にも所定量添加)、実施例1と全く同一樹脂、
同一成膜条件で製膜しフィルムを得た。
(中間層にも所定量添加)、実施例1と全く同一樹脂、
同一成膜条件で製膜しフィルムを得た。
得られたフィルムを、前述の評価方法で評価した結果
を第1表に示した。
を第1表に示した。
さらにこのフィルムを自動包装機に供しテストした
が、内面では内容物が充填されたあとも、その位置が固
定されず充填物が入口側に戻る現象があり、次のシール
箇所に内容物が跨がることがあった。
が、内面では内容物が充填されたあとも、その位置が固
定されず充填物が入口側に戻る現象があり、次のシール
箇所に内容物が跨がることがあった。
外面は、包装品を重ねて梱包する場合、滑り過ぎて荷
崩れがおき、梱包作業がしにくく、カタログ等包装用フ
ィルムとして、良好なものではなかった。
崩れがおき、梱包作業がしにくく、カタログ等包装用フ
ィルムとして、良好なものではなかった。
比較例3 2層フィルムとし、かつ、滑剤濃度構成を、第1表に
示すようにした以外は、実施例1と同様にしてフィルム
を得た。
示すようにした以外は、実施例1と同様にしてフィルム
を得た。
得られたフィルムを、前述の評価方法で評価した結果
を第1表に示した。
を第1表に示した。
さらにこのフィルムを自動包装機に供しテストした
が、内容物は完全に充填されず、梱包時包装品を揃える
作業が困難であり、カタログ等包装用フィルムとして、
良好なものではなかった。
が、内容物は完全に充填されず、梱包時包装品を揃える
作業が困難であり、カタログ等包装用フィルムとして、
良好なものではなかった。
[発明の効果] 本発明によれば、被包装物を高速でかつ完全に所定の
場所に容易に充填できる易すべり性及び、包装後の梱包
作業をも効率的(荷崩防止)に行える外層の難すべり性
とを兼ね備えた自動包装機における包装袋用多層フィル
ムを提供することができ、その一方の面は適度の易滑り
性をもつとともに包装物を充填したときに適切な位置に
保持させることができ、一方、その外面は、適度に難滑
り性を有し、梱包作業を効率的に、荷崩れなどなく行な
える。
場所に容易に充填できる易すべり性及び、包装後の梱包
作業をも効率的(荷崩防止)に行える外層の難すべり性
とを兼ね備えた自動包装機における包装袋用多層フィル
ムを提供することができ、その一方の面は適度の易滑り
性をもつとともに包装物を充填したときに適切な位置に
保持させることができ、一方、その外面は、適度に難滑
り性を有し、梱包作業を効率的に、荷崩れなどなく行な
える。
また、本発明によるポリプロピレン系包装袋用多層フ
ィルムは、低密度ポリエチレンを用いた場合に対して、
剛性、強度が向上し、包装適性が良好になり、高密度ポ
リエチレンを用いた場合に比して透明性が良好になり、
ポリプロピレンの特性を生かしてヒートシール性も良好
に行なえる。
ィルムは、低密度ポリエチレンを用いた場合に対して、
剛性、強度が向上し、包装適性が良好になり、高密度ポ
リエチレンを用いた場合に比して透明性が良好になり、
ポリプロピレンの特性を生かしてヒートシール性も良好
に行なえる。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−74861(JP,A) 特開 昭59−62148(JP,A) 特開 昭63−1540(JP,A) 特開 昭57−6764(JP,A) 特開 平1−124558(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B32B 1/00 - 35/00
Claims (1)
- 【請求項1】ポリプロピレン系樹脂の中間層とポリプロ
ピレン系樹脂の最内外層とを備えた少なくとも3層構造
の多層ポリプロピレン系フィルムよりなり、かつ、前記
中間層は滑剤の添加のないポリプロピレン系樹脂層より
なり、最内層は包装袋の易すべり性を考慮して滑剤を0.
07〜0.16重量%添加し、摩擦係数を0.09〜0.23の範囲と
なしたポリプロピレン系樹脂層よりなり、最外層は包装
袋の難すべり性を考慮して滑剤添加量を前記最内層より
少なくし0.01〜0.06重量%とし、摩擦係数を0.25〜0.60
の範囲となしたポリプロピレン系樹脂層よりなると共
に、前記中間層と最内外層を構成する全てのポリプロピ
レン系樹脂がプロピレンとエチレンとのランダム共重合
体よりなることを特徴とする自動包装機における包装袋
用多層フィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16564190A JP2935058B2 (ja) | 1990-06-26 | 1990-06-26 | 自動包装機における包装袋用多層フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16564190A JP2935058B2 (ja) | 1990-06-26 | 1990-06-26 | 自動包装機における包装袋用多層フィルム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0462050A JPH0462050A (ja) | 1992-02-27 |
JP2935058B2 true JP2935058B2 (ja) | 1999-08-16 |
Family
ID=15816224
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16564190A Expired - Fee Related JP2935058B2 (ja) | 1990-06-26 | 1990-06-26 | 自動包装機における包装袋用多層フィルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2935058B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3676529B2 (ja) * | 1996-12-05 | 2005-07-27 | 東洋紡績株式会社 | ポリプロピレン系積層無延伸フィルム |
KR100328611B1 (ko) * | 1999-12-20 | 2002-03-15 | 정차영 | 피.피이중접합포장필름 |
JP4535628B2 (ja) * | 2001-02-16 | 2010-09-01 | アキレス株式会社 | 貼り付け補助用フィルム |
JP2006056146A (ja) * | 2004-08-20 | 2006-03-02 | Dainippon Printing Co Ltd | 積層シート |
JP7245281B2 (ja) * | 2021-04-21 | 2023-03-23 | 株式会社トライフ | 包装体 |
-
1990
- 1990-06-26 JP JP16564190A patent/JP2935058B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0462050A (ja) | 1992-02-27 |
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