JP2934364B2 - 配管内作業装置 - Google Patents

配管内作業装置

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JP2934364B2
JP2934364B2 JP5093004A JP9300493A JP2934364B2 JP 2934364 B2 JP2934364 B2 JP 2934364B2 JP 5093004 A JP5093004 A JP 5093004A JP 9300493 A JP9300493 A JP 9300493A JP 2934364 B2 JP2934364 B2 JP 2934364B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、配管に設けられた弁の
流路遮断部を取り外して開放された空間等の狭隘空間か
ら搬入,搬出して配管内部の洗浄,検査,点検等の作業
を行うための配管内作業装置に関する。
【0002】
【従来の技術】配管内部の洗浄,検査,点検用等の作業
装置としては、水道配管やガス管などを対象に各種装置
が提案されており、大口径から小口径配管、さらには複
数エルボの通過,垂直管内の昇降を含め実用化されて来
ている。
【0003】また、リンク機構を利用した技術として
は、例えば実開昭64−48187号公報に記載の技術
がある。さらに、原子力プラント大口径管用としては、
例えば実開昭61−147999号公報に記載の技術が
あり、さらにはポンプの開放空間から容易に挿入し、配
管内部の清掃を行う技術としては、例えば特開平2−2
68880号公報に記載の技術がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、水道配管や
ガス管などを対象とした各種従来技術は、そのいずれも
フランジによる接続部を開放し、管軸方向から搬入,搬
出を行うことを前提としている。かかる前提を基に提案
されている従来技術では、作業装置が管内径の寸法しか
制約を受けず、管軸に対して直角方向から作業装置を搬
入,搬出させ得るように、作業装置の作業時の容積に対
して搬入,搬出時の容積を大幅に縮小させることについ
て配慮されていない。
【0005】また、前掲実開昭64−48187号公報
に記載の従来技術では、リンク機構を利用して配管の直
径方向(以下、この方向を「管径方向」という。)に縮
小,拡大し、異径管内を通過させ得る構成となっている
が、管径方向の変化に対応できるのみで、管軸方向の寸
法を大幅に縮小し、弁開放部等の管軸方向に対して直角
方向から作業装置を搬入,搬出することについて配慮さ
れていない。
【0006】さらに、前掲実開昭61−147999号
公報に記載の従来技術では、作業装置を高圧ポンプから
搬入,搬出することを前提としており、この場合搬入ル
ートに余裕があることから容易にすることができる。し
かし、この従来技術では高圧ポンプ周辺の配管にしか対
応できないという問題がある。
【0007】さらには、前掲特開平2−268880号
公報に記載の従来技術では、基本的には高圧水ノズルと
ホースを連結して構成されているので、作業装置を弁開
放部等の空間から容易に搬入,搬出することができる。
しかし、この従来技術ではノズルおよびホースの自重に
より、ノズルが下方にずれたり、ノズル自体があばれた
りするため、作業性能(洗浄性能)が低下する原因とな
っていた。
【0008】本発明の目的は、前記従来技術の問題を解
決し、配管に設けられた弁の流路遮断部を取り外して開
放した空間等の狭隘空間から配管内に容易に搬入し、ま
たは配管外へ容易に搬出することができ、しかも必要に
応じて配管内で色々な作業を行い得るように組み立て可
能な配管内作業装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的は、配管に設け
られた弁の流路遮断部を取り外して解放された空間等の
狭隘空間から弁箱内に、配管軸と交差方向より搬入,搬
出し、かつ配管内部で所期作業を行う配管内作業装置で
あって、折り畳み可能に形成されると共に、該折り畳ん
だ状態で前記狭隘空間に挿通可能なフレームと、前記狭
隘空間に挿通可能でかつ配管内で所期作業を行う作業部
と、前記狭隘空間に挿入可能でかつフレームを配管に沿
い移動させる駆動部とを備え、これらフレーム,作業
部,駆動部を前記狭隘空間から弁箱内に搬入したとき、
該弁箱内で互いに着脱可能に組付けることにより、達成
される
【0010】また、前記目的は前記フレームと作業部と
駆動部とを1ユニットとし、そのユニットを配管内で複
数組連結して繰り出すことにより、達成される。
【0011】また、前記目的は、配管に設けられた弁の
流路遮断部を取り外して解放された空間等の狭隘空間か
ら弁箱内に、配管軸と交差方向より搬入,搬出し、かつ
配管内部で所期作業を行う配管内作業装置であって、折
り畳み可能に形成されると共に、該折り畳んだ状態で前
記狭隘空間に挿通可能なフレームと、前記狭隘空間に挿
通可能で、かつ配管内で所期作業を行うと共に作業反力
を利用した自己推進機能を持った作業部兼駆動部とを備
え、これらフレームと作業部兼駆動部を前記狭隘空間か
ら弁箱内に搬入したとき、該弁箱内で互いに着脱可能に
組付けることにより、達成される
【0012】さらに、前記目的は、前記フレームが、弁
箱内での組付け状態でほぼ直方体に形成され、かつフレ
ームを配管の内壁に沿ってガイドするガイド部材と、フ
レームを扁平状に折り畳み込む折り畳み機構と、弁箱内
でほぼ直方体に形成されたフレームを保形する形状保持
機構とを有し、フレームにおける配管軸方向の一端部に
作業部を着脱可能に組付けると共に、配管軸方向の他端
部に駆動部を着脱可能に組付けることにより、達成され
【0013】
【0014】
【0015】
【作用】本発明では、折り畳み,復元可能なフレーム
と、作業部と、駆動部とを備えている。そして、使用時
にはフレームを折り畳み、そのフレームと作業部と駆動
部とを、配管に設けられた狭隘空間を通じて、弁箱内に
各別に搬入する。前記作業部としては、例えば洗浄,検
査,点検,修理等を行い得る機能を持った、あらかじめ
備え付けのものから用途に応じて選択して採用する。つ
いで、弁箱内でフレームを復元させ、このフレームにお
ける管軸方向の一方の端部に作業部を組み付け、他方の
端部に駆動部を組み付けて完成させ、使用する。これに
より、配管に設けられた弁の流路遮断部を取り外すこと
によって開放された空間等の狭隘空間から容易に搬入
し、組み立てて所期の作業に供することができる。配管
内での所期の作業を終了したのちは、装置全体を取り出
し位置に導き、フレームから作業部および駆動部を取り
外し、フレームを縮小させ、狭隘空間から縮小させたフ
レームと、作業部と、駆動部とを各別に搬出する。した
がって、装置全体を色々な用途を想定し、使用上の利便
を考慮した大きさに形成しても、小さい容積に縮小さ
せ、狭隘空間から容易に搬出することができる。
【0016】また、本発明では前記フレームと作業部と
駆動部とを1ユニットとし、そのユニットを配管内で複
数組連結して繰り出すようにしている。複数組連結され
るユニットの作業部には、作業目的に対応した機能を持
った作業部を適正な配列順序に組み付けて使用するもの
とする。これにより、本発明では一連のユニットで多様
な作業を行うことが可能となる。
【0017】さらに、本発明ではフレームと、作業部兼
駆動部とを備えている。前記フレームは、折り畳み,復
元可能に構成されている。前記作業部兼駆動部は、配管
内で所期作業を行い、かつ作業反力を利用して装置を推
進する自己推進機能を有している。このように、本発明
ではフレームに作業部兼駆動部を組み付けて使用するよ
うにしているので、配管内での装置の組み立て,分解を
少ない工数で容易に行うことができる。
【0018】そして、本発明では前記フレームが、弁箱
内での組付け状態でほぼ直方体に形成され、かつフレー
ムを配管の内壁に沿ってガイドするガイド部材と、フレ
ームを扁平状に折り畳み込む折り畳み機構と、弁箱内で
ほぼ直方体に形成されたフレームを保形する形状保持機
構とを有している。したがって、本発明では折り畳み時
にはフレームを扁平状に、確実に折り畳むことができる
し、復元時には直方体に確実に復元することができる
し、使用時にはガイド部材を介して装置を配管内の中心
部に設置し、かつ配管の内壁に沿って安定的に走行さ
せ、使用することができる。
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。
【0023】(第1の実施例)図1〜図7は本発明の第
1の実施例を示すもので、図1は分解状態の斜視図、図
2はフレームの詳細を示す拡大斜視図、図3は同フレー
ムの形状保持機構のロック状態を示す斜視図、図4は同
じくアンロック状態を示す斜視図、図5は同フレームを
狭隘空間を通じて配管内に搬入し、または配管外へ搬出
する状態を示す側面図、図6は同フレームを復元した状
態を示す側面図、図7はフレームと作業部を組み立てた
のち、狭隘空間を通じて駆動部を配管内に搬入し、組み
付ける状態を示す側面図である。
【0024】これらの図に示す第1の実施例では、図1
および図7から分かるように、フレーム10と、作業部
40と、駆動部50とを備えて構成されている。
【0025】前記フレーム10は、図1および図2に示
すように、直方体の四つのコーナ部分に当たる位置に立
設された縦リンク11〜14と、縦リンク11,12間
に掛け渡された上,下部横リンク15,16と、縦リン
ク13,14間に掛け渡された上,下部横リンク17,
18と、縦リンク11,13間の上部に掛け渡された横
軸19と、縦リンク12,14間の上部に掛け渡された
横軸20と、ガイド部材であるガイドローラ25,26
と、形状保持機構28とを有して構成されている。
【0026】前記一方の上部横リンク15は、縦リンク
11,12に当該横軸19,20を介して枢着されてい
る。一方の下部横リンク16は、縦リンク11,12に
当該ピン21,22を介して枢着されている。他方の上
部横リンク17は、縦リンク13,14に当該横軸1
9,20を介して枢着されている。他方の下部横リンク
18は、縦リンク13,14に当該ピン23,24を介
して枢着されている。これにより、フレーム10は形状
保持機構28をアンロック状態にしたとき、図5から分
かるように、縦リンク11,13の組と縦リンク12,
14の組とを相対的に接近させた扁平状に折り畳み得る
ようになっている。
【0027】前記ガイドローラ25は、各縦リンク11
〜14の上,下部に回転可能に取り付けられている。他
のガイドローラ26は、各縦リンク11〜14の上下方
向の中腹の外側に固定されたブラケット27に回転可能
に取り付けられている。その結果、フレーム10はほぼ
直方体に保形された状態で、前記複数個ずつ設けられた
ガイドローラ25,26により、図6および図7から分
かるように、配管60の中心軸上に設置されかつ配管6
0の内壁に沿ってガイドされるようになっている。
【0028】前記形状保持機構28は、図1〜図4に示
すように、ほぼ直方体に形成されるフレーム10におけ
る縦リンク12の上端部と、上部横リンク15の端部
と、横軸20の端部とで構成される1つのコーナ部分に
設けられている。また、この形状保持機構28は前記横
軸20の一端部寄りに取り付けられた固定フランジ29
と、同横軸20の一端部に遊嵌されたロック,アンロッ
ク操作用フランジ31と、同横軸20の外周に装着され
かつ固定フランジ29とロック,アンロック操作用フラ
ンジ31間に介装されたロック用圧縮ばね30と、前記
ロック,アンロック操作用フランジ31の外側に横軸2
0と平行に取り付けられたロックピン32と、横リンク
15の一端部に付設された舌片15aに設けられたロッ
ク穴33とを有している。そして、この形状保持機構2
8ではフレーム10をほぼ直方体の形状に保持するとき
は、図3に示すように、ロック用圧縮ばね30によりロ
ック,アンロック操作用フランジ31をロック方向に押
し、ロック穴33にロックピン32を挿入したロック状
態に維持し、またフレーム10を折り畳むときは、図4
に示すように、ロック,アンロック操作用フランジ31
をロック用圧縮ばね30のばね圧に抗して固定フランジ
29方向に引き寄せ、ロック穴33からロックピン32
を引き抜き、ロックを解除する。
【0029】なお、この実施例では図1に示すように、
ほぼ直方体に保形された状態で、フレーム10の前端面
側に作業部取り付け領域34が設定され、後端面側には
駆動部取り付け領域35が設定されている。
【0030】前記作業部40は、この実施例では配管内
の点検/監視装置として構成されている。すなわち、こ
の作業部40は図1に示すように、前方監視窓41と、
管周方向監視窓42と、前方照明43と、管周方向照明
44と、ボディに内蔵されたTVカメラ(図示せず)
と、取り付け板45とを有している。而して、この作業
部40は前記フレーム10の前端面側に設定された作業
部取り付け領域34に取り付け板45を当て、縦リンク
11,13に設けられたねじ穴に取り付けねじ46をね
じ込んで取り付けるようになっている。なお、この作業
部40には前記点検/監視装置のほか、用途に応じて研
削/研磨装置,切断/穴あけ装置,溶断/溶接装置,清
掃装置,除霜装置,補修装置,塗装装置,検査装置等の
うちから選択して使用され、また検査装置としては欠陥
検査装置,減肉検査装置,表面粗さ検査装置等が選択し
て取り付けられ、使用される。
【0031】前記駆動部50は、図1に示すように、走
行用アクチュエータ51と、減速歯車列(図示せず)を
内蔵したギヤボックス52と、このギヤボックス52に
取り付けられた車輪用のブラケット56と、前記ギヤボ
ックス52内の減速歯車列に連結された駆動プーリ53
と、前記ブラケット56に設けられた軸に取り付けられ
た被動プーリ54と、前記駆動,被動プーリ53,54
間に掛け渡したベルト55と、前記ブラケット56に設
けられた軸に取り付けられた車輪57と、取り付け板5
8とを有している。この駆動部50を前記フレーム10
に取り付ける際は、走行用アクチュエータ51と、ギヤ
ボックス52と、駆動,被動プーリ53,54およびベ
ルト55と、車輪57の部分をフレーム10内に納め、
フレーム10の後端面側に設けられた駆動部取り付け領
域35に取り付け板58を当て、縦リンク12,14に
設けられたねじ穴に取り付けねじ(図示せず)をねじ込
んで取り付けるようになっている。
【0032】この第1の実施例の配管内作業装置は、次
のように使用され、作用する。
【0033】まず、初期状態では装置をフレーム10
と、作業部40と、駆動部50とに分解し、かつフレー
ム10の形状保持機構28のロック穴33からロックピ
ン32を引き抜き、ロックを解除し、フレーム10を扁
平状に折り畳んでいるものとする。
【0034】この状態で、図5に示すように、配管60
に設けられた弁の流路遮断部を取り外すことによって解
放された空間などの狭隘空間61から、扁平状に折り畳
んだ状態でフレーム10を弁箱(符示せず)内に搬入す
る。したがって、フレーム10は狭隘空間61を挿通し
得る大きさである。次に、フレーム10の折り畳み操作
部である横軸20を操作し、フレーム10をほぼ直方体
に整形する。ついで、フレーム10の形状保持機構28
のロック穴33にロックピン32を挿入し、ロック用圧
縮ばね30のばね圧によりロック,アンロック操作用フ
ランジ31をロック方向に押し、図3に示すように、ロ
ック穴33からロックピン32が外れないようにロック
し、図1,図2および図6から分かるように、フレーム
10をほぼ直方体の形状に保持する。そして、フレーム
10に作業部40と駆動部50のうちの、作業部40を
フレーム10の前端面側に先に取り付ける場合は、フレ
ーム10を図6の状態から配管60内のB側に移動さ
せ、狭隘空間61の真下である弁箱を空ける。
【0035】ついで、前記狭隘空間61を通じて作業部
40を弁箱内に搬入し、その作業部40をフレーム10
の前端面側に設定された作業部取り付け領域34に配置
し、作業部40の取り付け板45をフレーム10の縦リ
ンク11,13に当て、取り付けねじ46をねじ込んで
止め、フレーム10に作業部40を取り付ける。したが
って、作業部40は狭隘空間61を挿通し得る大きさで
ある。その後、フレーム10とこれに取り付けられた作
業部40とを配管60のA側に移動させ、狭隘空間61
の真下の弁箱内を空ける。
【0036】次に、図7に仮想線で示すように、前記狭
隘空間61を通じて弁箱内に駆動部50を搬入し、その
駆動部50をフレーム10の後端面側に設定された駆動
部取り付け領域35に配置し、駆動部50の取り付け板
58をフレーム10の縦リンク12,14に当て、取り
付けねじ(図示せず)によりフレーム10に駆動部50
を取り付け、図7に実線で示すごとく組み立て、完成す
る。したがって、駆動部50も狭隘空間61を挿通し得
る大きさである。
【0037】なお、この第1の実施例において、フレー
ム10に駆動部50を取り付けたのち、作業部40を取
り付けるようにしてもよい。
【0038】前述のごとくフレーム10と作業部40と
駆動部50とを組み立て後、駆動部50を駆動させ、装
置全体を配管60内で推進させ、作業部40を働かせ、
この第1の実施例では作業部40により配管60の内壁
の状態を監視する。このとき、装置全体はフレーム10
に設けられたガイド部材であるガイドローラ25,26
と、駆動部50に設けられた車輪57とにより、配管6
0の内壁に沿ってガイドされ、走行し仕事をする。
【0039】そして、所期の作業終了後、駆動部50に
より装置全体を後退させ、前記狭隘空間61の真下の弁
位置に戻し、前述の組み立て時とは逆の順序で分解
し、各部材を前記狭隘空間61から配管60の外部に搬
出する。
【0040】つまり、フレーム10から作業部40と駆
動部50のうちの、駆動部50から先に取り出す場合
は、図7に示す位置で、フレーム10から駆動部50を
取り外し、その駆動部50を前記狭隘空間61を通じて
配管60外に搬出したのち、フレーム10と作業部40
を配管60内のB側に移動させ、狭隘空間61の真下
弁箱を空ける。
【0041】ついで、フレーム10から作業部40を取
り外し、その作業部40も前記狭隘空間61から配管6
0外に搬出する。
【0042】その後、フレーム10の形状保持機構28
のロック,アンロック操作用フランジ31をロック用圧
縮ばね30のばね圧に抗して固定フランジ29方向に引
き寄せ、ロック穴33からロックピン32を引き抜き、
図4に示すように、ロックを解除する。このように、ロ
ックを解除したうえで折り畳み機構の操作部であるフレ
ーム10の横軸20を引き上げると、上部横リンク15
は横軸19,20との結合部で折れ、下部横リンク16
はピン21,22による結合部で折れ、上部横リンク1
7は横軸19,20との結合部で折れ、下部横リンク1
8はピン22,23による結合部で折れ、縦リンク1
1,13と横軸19の組と、縦リンク12,14と横軸
20の組とが相対的に接近する方向に寄り合い、フレー
ム10が図5に示すように、扁平状に折り畳まれる。こ
のように、フレーム10を折り畳んだうえで、前記狭隘
空間61からフレーム10を搬出し、配管60内での所
期の作業の1ストロークを終了する。
【0043】なお、この第1の実施例において、作業部
40から先に取り外し、ついで駆動部50を取り外し
て、フレーム10と作業部40と駆動部50とを分解す
るようにしてもよい。
【0044】以上の説明からも分かるように、この第1
の実施例ではフレーム10と作業部40と駆動部50の
3部材に分解し、かつフレーム10を扁平状に折り畳み
可能に構成しているので、装置全体を色々な用途を想定
し、使用上の利便を考慮した大きさに形成しても、小さ
い容積に縮小させ、配管60に設けられた弁の流路遮断
部を取り外すことによって開放された空間等の狭隘空間
61を通じて搬入,搬出し、使用することができる。
【0045】また、この第1の実施例ではほぼ直方体の
1つのコーナ部で、折り畳み機構の操作部である横軸2
0と、形状保持機構28とを操作可能に構成しているの
で、フレーム10の復元,保形および折り畳み操作をワ
ンタッチで行うことができ、使い勝手の向上を図ること
ができる。
【0046】(第2の実施例)次に、図8は本発明の第
2の実施例を示すもので、使用状態の側面図である。
【0047】この図に示す第2の実施例では、フレーム
10の前端部側に、作業部兼駆動部である高圧水ノズル
47が取り付け板48を介して着脱自在に取り付けられ
ている。前記高圧水ノズル47は、高圧水を配管60内
の半径方向に噴射する第1のノズル部47aと、高圧水
を配管60の内壁における装置の進行方向の後方に向か
って噴射する第2のノズル部47bとを有している。ま
た、前記高圧水ノズル47には高圧水供給ホース49が
接続されており、この高圧水供給ホース49は配管60
外に設置された高圧水供給源(図示せず)に接続されて
いる。
【0048】前記構成にかかる第2の実施例では、フレ
ーム10の前端部側に取り付け版48を介して高圧水ノ
ズル47を取り付けて使用する。
【0049】そして、使用時には高圧水供給ホース49
を通じて高圧水ノズル47に高圧水を供給し、その高圧
水を第1のノズル部47aからは配管60の内壁に向か
って配管60の半径方向に噴射し、配管60の内壁を洗
浄する。これと同時に、高圧水を装置の進行方向の後方
に向かって末広がりに噴射し、このとき配管60の内壁
に吹き付けられた高圧水の反力によって装置を推進させ
る。
【0050】なお、前記高圧水ノズル47の第2のノズ
ル部47bとして、後方噴射式に代えて回転式ノズルを
用いてもよい。また、第1のノズル部47aに代えて例
えば研削/研磨装置等の別の作業装置を採用してもよ
い。
【0051】この第2の実施例では、推進時には高圧水
供給ホース49の繰り出し速度を調整することにより、
推進速度を制御することができるし、後退時には高圧水
供給ホース49を引き寄せることにより、引き戻すこと
ができる。さらに、自己推進機能を有する作業部兼駆動
部を採用しているので、フレーム10に作業部と駆動部
とを別々に取り付け方式に比べて、組み立て,分解作業
の工数を少なくし、簡略化を図ることができる。しか
も、フレーム10の要所に配管60の内壁に接して装置
をガイドするガイドローラ25,26を設けているの
で、従来技術のごとく、ノズルやホースが自重によって
配管のセンタから下方にずれたり、ノズル自体があばれ
る等により生じる洗浄性能の低下等の不具合を解消する
こともできる。
【0052】この第2の実施例の他の構成,作用につい
ては、前記第1の実施例と同様である。
【0053】(第3の実施例)ついで、図9〜図13は
本発明の第3の実施例を示すもので、図9はフレームの
斜視図、図10はフレームを折り畳んで狭隘空間から搬
入,搬出する状態を示す側面図、図11は配管内でフレ
ームを復元した状態を示す側面図、図12はフレームの
形状保持機構のロック状態を示す拡大斜視図、図13は
同アンロック状態を示す拡大斜視図である。
【0054】これらの図に示す第3の実施例では、フレ
ーム70が第1のフレーム部分71と、第2のフレーム
部分72とを連結した2連式に形成されている。前記第
1,第2のフレーム部分71,72は、中央縦リンク8
7,88および中央横軸89により構成された中央連結
機構を介して連結されている。前記中央縦リンク87,
88の上部には、第1,第2のフレーム部分71,72
を復元したときに、上部横リンク79,80の上端面を
押さえ付ける押さえ爪87a,88aと、操作用のノブ
87b,88bとが設けられている。
【0055】前記中央縦リンク87,88と中央横軸8
9とは、図9に示すように、門型に組み合わされてい
る。また、中央横軸89における中央縦リンク87側の
端部寄りには、形状保持機構99が設けられている。
【0056】前記第1のフレーム部分71は、図9に示
すように、縦リンク73,75と、横軸77と、縦リン
ク73から第2のフレーム部分72方向に延びる上,下
部横リンク79,81と、縦リンク75から第2のフレ
ーム72方向に延びる上,下部横リンク83,85とを
有している。前記縦リンク73,75と横軸77とは、
門型に組み合わされている。前記上,下部横リンク7
9,81のうちの、上部横リンク79の一端部は横軸7
7を介して縦リンク73に枢着され、他端部は後述の第
2のフレーム部分72の上部横リンク80の他端部と重
ね合わされかつ中央横軸89を介して中央縦リンク87
に枢着されており、下部横リンク81の一端部はピン9
0を介して縦リンク73に枢着され、他端部は第2のフ
レーム部分72の下部横リンク82の他端部と重ね合わ
されかつピン92を介して中央縦リンク87に枢着され
ている。前記上,下部横リンク83,87のうちの、上
部横リンク83の一端部は横軸77を介して縦リンク7
5に枢着され、他端部は第2のフレーム部分72の上部
横リンク84の他端部と重ね合わされかつ中央横軸89
を介して中央縦リンク88に枢着されており、下部横リ
ンク85の一端部はピン91を介して縦リンク75に枢
着され、他端部は第2のフレーム部分72の下部横リン
ク86の他端部と重ね合わされかつピン93を介して中
央縦リンク88に枢着されている。
【0057】前記第2のフレーム部分72は、図9に示
すように、縦リンク74,76と、横軸78と、縦リン
ク74から第1のフレーム部分71方向に延びる上,下
部横リンク80,82と、縦リンク76から第1のフレ
ーム部分71方向に延びる上,下部横リンク84,86
とを有している。前記縦リンク74,76と横軸78と
は、門型に組み合わされている。前記上,下部横リンク
80,82のうちの、上部横リンク80の一端部は横軸
78を介して縦リンク74に枢着され、他端部は第1の
フレーム部分71の上部横リンク79の他端部と重ね合
わされかつ中央横軸89を介して中央縦リンク87に枢
着されており、下部横リンク82の一端部はピン94を
介して縦リンク74に枢着され、他端部は第1のフレー
ム部分71の下部横リンク81の他端部と重ね合わされ
かつピン92を介して中央縦リンク87に枢着されてい
る。前記上,下部横リンク84,86のうちの、上部横
リンク84の一端部は横軸78を介して縦リンク76に
枢着され、他端部は第1のフレーム部分71の上部横リ
ンク83の一端部と重ね合わされかつ中央横軸89を介
して中央縦リンク88に枢着されており、下部横リンク
86の一端部はピン95を介して縦リンク76に枢着さ
れ、他端部は第1のフレーム部分71の他端部と重ね合
わされかつピン93を介して中央縦リンク88に枢着さ
れている。
【0058】前記フレーム70の各縦リンク73〜76
の上,下部には、ガイド部材であるガイドローラ96が
回転可能に取り付けられ、各縦リンク73〜76の上下
方向の中腹の外側にはブラケット98を介してガイドロ
ーラ97が回転可能に取り付けられている。
【0059】前記形状保持機構99は、図12および図
13に示すように、中央横軸89の中央縦リンク87側
の端部寄りに取り付けられた固定フランジ100と、同
じく中央横軸89に遊嵌されたロック,アンロック操作
用フランジ102と、中央横軸89の外周に装着されか
つ固定フランジ100とロック,アンロック操作用フラ
ンジ102間に介装されたロック用圧縮ばね101と、
前記ロック,アンロック操作用フランジ102に中央横
軸89と平行に取り付けられたロックピン103と、第
1,第2のフレーム部分71,72の上部リンク79,
80の他端部および中央縦リンク87の上端部に設けら
れたロック穴104とを有して構成されている。そし
て、この形状保持機構99は図9および図12から分か
るように、第1,第2のフレーム部分71,72が一直
線上に復元されたとき、第1,第2のフレーム部分7
1,72の上部リンク79,80の他端部および中央縦
リンク87に設けられたロック穴104が中央横軸89
と平行な一直線上に重なり、このロック穴104にロッ
ク,アンロック操作用フランジ102に取り付けられた
ロックピン103が、ロック用圧縮ばね101およびロ
ック,アンロック操作用フランジ102を介して押され
て差し込まれ、これにより第1,第2のフレーム部分7
1,72からなるフレーム70が保形されるようになっ
ている。また、この形状保持機構99はロック,アンロ
ック操作用フランジ102をロック用圧縮ばね101の
ばね圧に抗して固定フランジ100方向に引き寄せ、図
13に示すように、ロック穴104からロックピン10
3を引き抜くことにより、フレーム70を第1のフレー
ム部分71の縦リンク73,75および横軸77の組
と、第2のフレーム部分72の縦リンク74,76およ
び横軸78の組とが互いに接近した扁平状に折り畳み得
るようになっている。
【0060】前記フレーム70の前端面側には、作業部
取り付け領域105が設定され、後端面側には駆動部取
り付け領域106が設定されている。
【0061】前記第3の実施例の配管内作業装置は、次
のように使用され、作用する。
【0062】狭隘空間61から弁箱内に装置の各部材を
搬入するときは、図13に示すように、ロック,アンロ
ック操作用フランジ102をロック用圧縮ばね101の
ばね圧に抗して固定フランジ100側に引き寄せ、形状
保持機構99のロック穴104からロックピン103を
引き抜いてロックを解除し、フレーム70を図10に示
すように、第1のフレーム部分71の縦リンク73,7
5および横軸77の組と、第2のフレーム部分72の縦
リンク74,76および横軸78が互いに寄り合った扁
平状に折り畳み、そのフレーム70を例えば中央横軸8
9をつかんで狭隘空間61を通じて弁箱内に搬入する。
【0063】ついで、フレーム70の中央横軸89を押
し下げ、第1,第2のフレーム部分71,72を弁箱
でA,B方向に開き、フレーム70を2連式で横長のほ
ぼ直方体に復元させ、続いて図12に示すように、形状
保持機構99のロック穴104にロックピン103を差
し込み、図11に示すように、前記フレーム70をほぼ
直方体に保形する。
【0064】これにより、色々な用途に適合するよう、
フレーム70を余裕のある長さに形成し、装置を安定的
に走行させ、使用することが可能となる。
【0065】前述のごとくフレーム70を保形したうえ
で、前記第1の実施例の場合と同様、作業部と駆動部
(いずれも図示せず)を別々に搬入し、作業部はフレー
ム70の前端面側に設定された作業部取り付け領域10
5に取り付け、駆動部はフレーム70の後端面側に設定
された作業部取り付け領域106に取り付けて完成す
る。
【0066】この第3の実施例の装置の使用後、配管6
0外へ搬出するときは、装置全体を狭隘空間61の直下
まで戻し、第1の実施例と同様、フレーム70から作業
部と駆動部とを各別に取り外し、狭隘空間61から各別
に搬出し、ついでフレーム70を折り畳んで搬出する。
前記フレーム70を折り畳むときは、図13に示すよう
に、形状保持機構99のロック,アンロック操作用フラ
ンジ102を介してロック穴104からロックピン10
3を引き抜いたうえで、中央横軸89を持ち上げること
により、図10に示すように、縦リンク73,75およ
び横軸77の組と、縦リンク74,76および横軸78
の組とが互いに接近した扁平状に折り畳むことができ
る。その結果、フレーム70を第1,第2のフレーム部
分71,72を連結した2連式に形成しても、狭隘空間
61から容易に搬出することが可能となる。
【0067】また、この第3の実施例では中央横軸89
をつかんでフレーム70を折り畳み、復元操作すること
ができるし、この中央横軸89の一端部側に設けられた
形状保持機構99を介してフレーム70をほぼ直方体の
形状にロックし保形したり、ロックを解除したりするこ
とができるので、折り畳み,復元時の操作性を高めるこ
とができる。
【0068】(第4の実施例)進んで、図14および図
15は本発明の第4の実施例を示すもので、図14は装
置を折り畳み、配管内に搬入し、または配管外へ搬出す
る状態を示す縦断側面図、図15は装置の使用状態の縦
断側面図である。
【0069】これらの図に示す第4の実施例では、フレ
ーム70における第1のフレーム部分71の前端部側
に、作業部兼駆動部である高圧水ノズル47が配置され
ている。
【0070】なお、前記フレーム70は前記第3の実施
例と同型に形成され、高圧水ノズル47には前記第2の
実施例と同型のものが用いられている。
【0071】前記高圧水ノズル47は、取り付け板に代
わるベース107を含む吊り下げ支持機構により支持さ
れている。前記吊り下げ支持機構は、ベース107と、
これに取り付けられたアーム108と、吊りリンク10
9とを有している。前記ベース107には、高圧水ノズ
ル47が取り付けられている。前記アーム108はフレ
ーム70の第1のフレーム部分71の横軸77に枢着さ
れている。前記吊りリンク109の一端部は、ピン11
0を介してベース107に枢着され、他端部はフレーム
70の中央横軸89に枢着されている。
【0072】その結果、この第4の実施例ではフレーム
70の折り畳み時にはベース107とアーム108と吊
りリンク109とを有する吊り下げ支持機構により、高
圧水ノズル47は図14から分かるように、下向きに回
動しつつ第1のフレーム部分71の縦リンク73,75
および横軸77の組と、第2のフレーム部分72の縦リ
ンク74,76および横軸78の組との間に引き込まれ
た状態に納められるので、フレーム70に高圧水ノズル
47を吊り下げたままの状態で狭隘空間61を通じて配
管60内に搬入し、また配管60外へ搬出することが可
能となる。そして、フレーム70を配管60内でほぼ直
方体に復元したときは、前記吊り下げ支持機構により高
圧水ノズル47は図15に示すように、フレーム70の
長さ方向に沿う中心軸上に設置され、使用されるもの
で、この位置は配管60の中心軸上でもある。
【0073】以上のように、この第4の実施例ではフレ
ーム70に作業部兼駆動部である高圧水ノズル47を吊
り下げたままの状態で折り畳みまたは復元でき、したが
って装置全体の組み立て,分解作業を極めて少ない工数
で行うことができる。
【0074】(その他の実施例)本発明では、第1の実
施例に示すフレーム10と作業部40と駆動部50とを
1ユニットとし、このユニットを複数組連結して繰り出
し、使用するようにしてもよい。この場合、作業部40
を例えば補修装置と、清掃装置と、検査装置の順に配置
するようにしてもよい。このようにすれば、必要な一連
の作業を次々に能率よく行うことができる。
【0075】また、第3の実施例に示す2連式フレーム
に、第2の実施例に示すごとく、取り付け板48を介し
て高圧水ノズル47を取り付けるようにしてもよい。さ
らには、第3の実施例に示す2連式フレームと作業部と
駆動部とを1ユニットとし、このユニットを複数組連結
して使用するようにしてもよい。
【0076】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、次のよう
な効果がある。
【0077】(請求項1) 本発明によれば、折り畳み,復元可能なフレームと、配
管内で所期作業を行う作業部と、配管内でフレームを推
進,後退させる駆動部とを、配管に設けられた狭隘空間
から弁箱内に各別に搬入し、該弁箱内で互いに着脱可能
に構成しているので、装置全体を色々な用途を想定し、
使用上の利便を考慮した大きさに形成しても、小さい容
積に縮小させ、配管に設けられた弁の流路遮断部を取り
外すことによって解放された空間等の狭隘空間から配管
内に容易に搬入し、または配管外へ容易に搬出し得る効
果がある。
【0078】(請求項2)本発明によれば、前記フレー
ムと作業部と駆動部とを1ユニットとし、そのユニット
を配管内で複数組連結して繰り出すようにしているの
で、複数のユニットの作業部として、例えば補修装置
と、清掃装置と、検査装置の順に配置することにより、
一連の作業を能率よく行い得る効果がある。
【0079】(請求項3) 本発明によれば、フレームが弁箱内での組付け状態でほ
ぼ直方体に形成され、かつフレームを配管の内壁に沿っ
てガイドするガイド部材と、フレームを扁平状に折り畳
み込む折り畳み機構と、弁箱内でほぼ直方体に形成され
たフレームを保形する形状保持機構とを有し、フレーム
における配管軸方向の一端部に作業部を着脱可能に組付
けると共に、配管軸方向の他端部に駆動部を着脱可能に
組付けるように構成したので、折り畳み時には折り畳み
機構を介してフレームを扁平状に確実に折り畳むことが
でき、復元時には形状保持機構を介してフレームをほぼ
直方体に確実に復元し、その形状に保持でき、使用時に
はガイド部材を介して配管内の中心部に設置し、かつ配
管の内壁に沿って安定的に走行させ、使用し得る効果が
ある
【0080】(請求項4) 本発明によれば、フレームと作業部兼駆動部とを備え、
フレームと作業部兼駆動部を狭隘空間から弁箱内に搬入
したとき、該弁箱内で互いに着脱可能に組付けるように
構成したので、請求項1と同様の効果を得ることができ
る他、配管内での装置の組み立て,分解を少ない工数で
容易に行い得る効果がある(請求項5) 本発明によれば、上記請求項3と同様の効果がある
【0081】
【0082】
【0083】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すもので、装置の分
解斜視図である。
【図2】同第1の実施例におけるフレームの拡大斜視図
である。
【図3】同第1の実施例におけるフレームの形状保持機
構のロック状態を示す斜視図である。
【図4】図3に示す形状保持機構のアンロック状態を示
す斜視図である。
【図5】同第1の実施例においてフレームを折り畳んで
狭隘空間を通じて配管内に搬入し、または配管外へ搬出
する状態を示す側面図である。
【図6】同第1の実施例においてフレームを復元した状
態を示す側面図である。
【図7】同第1の実施例においてフレームと作業部とを
組み立て後、駆動部を組付ける状態を示す側面図であ
る。
【図8】本発明の第2の実施例における使用状態の側面
図である。
【図9】本発明の第3の実施例を示すもので、フレーム
の斜視図である。
【図10】同第3の実施例においてフレームを折り畳ん
で狭隘空間から搬入し,搬出する状態を示す側面図であ
る。
【図11】同第3の実施例において配管内でフレームを
復元した状態を示す側面図である。
【図12】同第3の実施例におけるフレームの形状保持
機構のロック状態を示す拡大斜視図である。
【図13】図12の形状保持機構のアンロック状態を示
す拡大斜視図である。
【図14】本発明の第4の実施例を示すもので、装置を
折り畳んで狭隘空間から搬入,搬出する状態を示す縦断
側面図である。
【図15】同第4の実施例において装置を復元し、使用
している状態を示す縦断側面図である。
【符号の説明】
10…フレーム、11〜14…縦リンク、15,16…
上,下部横リンク、17,18…上,下部横リンク、1
9,20…横軸、21〜24…ピン、25,26…ガイ
ド部材であるガイドローラ、28…形状保持機構、32
…ロックピン、33…ロック穴、40…作業部、47…
作業部兼駆動部である高圧水ノズル、50…駆動部、6
0…配管、61…狭隘空間、70…フレーム、71,7
2…第1,第2のフレーム部分、73〜76…縦リン
ク、77,78…横軸、79,81…上,下部横リン
ク、80,82…上,下部横リンク、83,85…上,
下部横リンク、84,86…上,下部横リンク、87,
88…中央連結機構の中央縦リンク、89…同中央横
軸、90〜95…ピン、96,97…ガイド部材である
ガイドローラ、99…形状保持機構、103…ロックピ
ン、104…ロック穴、107…吊り下げ支持機構のベ
ース、108…同アーム、109…同吊りリンク、11
0…同ピン。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E03F 9/00 B08B 9/04 F16L 55/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配管に設けられた弁の流路遮断部を取り
    外して解放された空間等の狭隘空間から弁箱内に、配管
    軸と交差方向より搬入,搬出し、かつ配管内部で所期作
    業を行う配管内作業装置であって、折り畳み可能に形成
    されると共に、該折り畳んだ状態で前記狭隘空間に挿通
    可能なフレームと、前記狭隘空間に挿通可能でかつ配管
    内で所期作業を行う作業部と、前記狭隘空間に挿入可能
    でかつフレームを配管に沿い移動させる駆動部とを備
    え、これらフレーム,作業部,駆動部を前記狭隘空間か
    ら弁箱内に搬入したとき、該弁箱内で互いに着脱可能に
    組付けることを特徴とする配管内作業装置。
  2. 【請求項2】 前記フレームと作業部と駆動部とを1ユ
    ニットとし、そのユニットを弁箱内で複数組連結して繰
    り出すことを特徴とする請求項1記載の配管内作業装
    置。
  3. 【請求項3】 前記フレームは、弁箱内での組付け状態
    でほぼ直方体に形成され、かつフレームを配管の内壁に
    沿ってガイドするガイド部材と、フレームを扁平状に折
    り畳み込む機構と、弁箱内でほぼ直方体に形成されたフ
    レームを保形する形状保持機構とを有し、フレームにお
    ける配管軸方向の一端部に作業部を着脱可能に組付ける
    と共に、配管軸方向の他端部に駆動部を着脱可能に組付
    けることを特徴とする請求項1または2記載の配管内作
    業装置。
  4. 【請求項4】 配管に設けられた弁の流路遮断部を取り
    外して解放された空間等の狭隘空間から弁箱内に、配管
    軸と交差方向より搬入,搬出し、かつ配管内部で所期作
    業を行う配管内作業装置であって、折り畳み可能に形成
    されると共に、該折り畳んだ状態で前記狭隘空間に挿通
    可能なフレームと、前記狭隘空間に挿通可能で、かつ配
    管内で所期作業を行うと共に作業反力を利用した自己推
    進機能を持った作業部兼駆動部とを備え、これらフレー
    ムと作業部兼駆動部を前記狭隘空間から弁箱内に搬入し
    たとき、該弁箱内で互いに着脱可能に組付けることを特
    徴とする配管内作業装置。
  5. 【請求項5】 前記フレームは、弁箱内での組付け状態
    でほぼ直方体に形成され、かつフレームを配管の内壁に
    沿ってガイドするガイド部材と、フレームを扁平状に折
    り畳み込む折り畳み機構と、弁箱内でほぼ直方体に形成
    されたフレー ムを保形する形状保持機構とを有し、フレ
    ームにおける配管軸方向の一端部に作業部兼駆動部を着
    脱可能に組付けることを特徴とする請求項4記載の配管
    内作業装置。
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