JP2933231B2 - 水膨潤性不撚糸 - Google Patents

水膨潤性不撚糸

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JP2933231B2 JP2026105A JP2610590A JP2933231B2 JP 2933231 B2 JP2933231 B2 JP 2933231B2 JP 2026105 A JP2026105 A JP 2026105A JP 2610590 A JP2610590 A JP 2610590A JP 2933231 B2 JP2933231 B2 JP 2933231B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は水膨潤性不撚糸に関し、更に詳しくは光ファ
イバーケーブルや電線ケーブルの走水防止に有用である
水膨潤性不撚糸に関する。
(従来の技術及びその問題点) 従来、電線ケーブルや光ファイバーケーブル等の通信
ケーブルは多量に使用され、近年は地下に埋設される傾
向が大となり、又、国際間の通信の為に海水中に設置さ
れている。この様に地下や海水中に施設される通信ケー
ブルは常に水によって包囲されている為に、その防水性
が極めて重要である。
従来、地下或いは海水中に施設した通信ケーブルのシ
ース等の被覆材が、ヒビ割れやピンホール等の生成によ
って破壊された場合には、水分が内部に浸入し、浸入し
た水が内部の導線や光ファイバーに沿って走ることによ
り、長い範囲にわたって通信ケーブルの機能が損われ
る。
この様な問題を解決する方法としては、通信ケーブル
内に水が走行するのを防止する為に、ケーブル内に水溶
性樹脂や水膨潤性樹脂の粉末を充填したり、導線に水膨
潤性テープを巻き付けておく方法が提案されている。
この様な方法によれば、浸水した水はその部分で水膨
潤性樹脂等によって吸水され、且つ水膨潤性樹脂が吸水
膨脹することによって水の走行が抑えられ、通信ケーブ
ルの損傷部分を少なくすることが出来る。
しかしながら、長さが非常に長くしかも空隙が非常に
狭い通信ケーブル中に、粉末の水膨潤性樹脂を均一に充
填するのは極めて困難であるので、水膨潤性のテープを
芯線束に巻き付ける方法が有力視されている。
この水膨潤性テープは、例えば、薄い不織布等のテー
プ基材に水膨潤性樹脂を含浸させたものや、水膨潤性繊
維からなるスランド又はフィラメントを織り込んだもの
であるが、これらのものは吸水膨潤速度が遅く、走水距
離が長くなるという欠点がある。又、この様な欠点を解
決する為に水膨潤性樹脂をバインダーにより不織布の表
面に固着させる方法もあるが、この場合にはバインダー
の存在によって吸水膨脹速度が抑えられるという問題が
ある。更にいずれのものもケーブル内に存在する空隙を
完全に塞ぐには長時間がかかり、走水距離が長いという
点で不十分である。
又、更に水膨潤性樹脂を塗布したプラスチックシート
から、吸水した水膨潤性樹脂を脱落させ止水する方法等
が提案されており、良好な結果を得られている。この場
合、光ファイバーの場合を例にとれば、光ファイバーの
補強及び保護用にポリエチレンの芯に4〜6本の溝(ス
ロット)を作りその中に光ファイバーを入れ、その時に
生ずる空隙を上記止水材で埋めて止水する。しかしなが
ら、光ファイバーの本数が少なく、光ファイバーを入れ
ないスロットが1〜2本存在する場合もあり、この様な
スロット中に水が浸入した場合、スロットの空隙が大き
い為前述の防水方法では止水は困難であり、又、水膨潤
性樹脂を多量に必要とするという問題がる。
上記走水防止方法の一つとして、空いているスロット
中に糸状物を詰め込む方法が一般的に行われている。こ
の様な防水性の糸として通常は撚糸を用い、又、その表
面に水膨潤材をコーティングするか、或いは撚糸そのも
のを水膨潤化してあるものを用いている。この様な場合
はかなり止水効果はあるが、糸自体の毛細管現象によっ
て徐々に水が浸透し、漏水状態となる場合があり、完全
に止水させるにはかなり困難である。
従って、本発明の目的は以上の如き問題点を解決した
走水防止用の糸、特に光ファイバーケーブルや電線ケー
ブルの走水防止性に優れた防水糸を提供することであ
る。
(問題点を解決する為の手段) 上記目的は以下の本発明によって達成される。即ち、
本発明、不撚糸(フィラメントに撚りを殆どかけない状
態の糸)に水膨潤性高分子物を塗布或いは含浸し、フィ
ラメント同士を結着させた水膨潤性不撚糸であり、上記
水膨潤性樹脂が、α,β−エチレン性不飽和基を有する
疎水性重合体鎖に(メタ)アクリル酸を主成分とするモ
ノマーをグラフト共重合させて造塩した重合体であるこ
とを特徴とする水膨潤性不撚糸である。
(作用) 撚る前の糸(不撚糸)に水膨潤性樹脂を塗布固着さ
せ、これを防止糸として使用することによって、走水距
離を短くし且つ止水を完全にすることが出来る。
撚糸は、紡糸された多数本のフィラメントに撚りをか
け、糸自体が絡まり合った状態にあるのに対して、本発
明で使用する不撚糸は紡糸された多数本のフィラメント
が単に寄せ集められてまとめられた状態にある。
通常の糸(撚糸)の表面に水膨潤性樹脂を塗布した場
合と不撚糸に塗布した物とを比較すると、水と接触時の
膨脹の状態が異なり、撚糸に塗布した場合には、表面の
水膨潤性樹脂が膨脹して脱落し、目詰まりを起こして止
水するが、基材の糸の状態は本質的には変化しない。
又、糸自身の毛細管的現象で水或いは海水等が徐々に滲
み出る場合もあり、走水する距離も長いものとなる。更
に撚糸そのものを水膨潤性にしたものも同様の傾向にあ
る。
これに対して本発明の水膨潤性不撚糸の場合には、不
撚糸の多数のフィラメントの1本1本に水膨潤性樹脂が
コーティングされて全体として一本の太い糸状に固着さ
れた状態となっている。
この様に処理された糸(水膨潤性不撚糸)は、水と接
触すると糸自体が細い多数のフィラメントに解放されて
広がって膨潤する為に、スロット中等を完全に詰まら
せ、又、数多くのフィラメントによる一種のフィルター
ネットを形成する為、そのフィルターネットに水膨潤性
樹脂が詰まり止水する。この様な作用の為に走水距離は
短く止水状態は完全なものとなる。
(好ましい実施態様) 次に好ましい実施態様を挙げて本発明を更に詳しく説
明する。
本発明において使用するフィラメントは、いずれの公
知のフィラメントでもよいが、耐久性や耐腐食性に優れ
ているポリエステル、ナイロン、ビニロン、ポリプロピ
レン等の合成繊維系が好ましい。かかるフィラメントは
完全に伸びた状態でもよいが、好ましくは少しクリンプ
(ちぢみ)がかかった状態が好ましい。
上記フィラメントの太さとしては、1〜300デニール
の範囲であるが、好ましくは5〜100デニールである。
不撚糸を構成するフィラメントの本数は10〜1,000本
の範囲であるが、好ましくは20〜200本である。
本発明において使用する水膨潤性樹脂は、α,β−エ
チレン性不飽和基を有する疎水性重合体鎖に(メタ)ア
クリル酸を主成分とするモノマーをグラフト共重合さ
せ、これをアルカリ規則や親水性アミンで造塩したグラ
フト型水膨潤性樹脂である。
以上の如き水膨潤性樹脂から不撚糸のフィラメント表
面に水膨潤性樹脂層を形成し、不撚糸を一体化する好ま
しい方法は、水膨潤性樹脂を有機溶剤中に分散させ、該
分散液を不撚糸に塗布又は含浸させ、乾燥する方法であ
る。
以上の如き水膨潤性樹脂の微分散体は、有機溶剤中に
て上記樹脂を合成し、必要に応じて塩基によって中和す
ることにより得られ、又、更に塩となっている樹脂を有
機溶剤中に単に分散させてもよい。
上記分散体に使用する有機溶剤は、通常の塗料、印刷
インキ或いは塗工剤等の分野で一般的に使用されている
様な有機溶剤、例えば、アセトン、メチルエチルケト
ン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサン、トルエ
ン、キシレン等がいずれも使用出来、それらの分散体中
の水膨潤性樹脂の固形分は通常5〜70重量%でよい。更
にこの分散体中には、バインダー、離型剤、着色剤、防
カビ剤、導電性付与剤、可塑剤、プロセスオイル、カー
ボンブラック、シリカ、酸化チタン、帯電防止剤、紫外
線吸収剤、発泡剤等任意の添加剤を添加することが出来
る。
バインダーを使用する必要は必ずしもなく、又、使用
しない場合が多いが、バインダーを使用すれば形成され
る水膨潤性樹脂層の強度を向上させることが出来る。使
用する場合は、あまり多量に使用するべきではなく、多
量に使用すると水膨潤樹脂層の吸水膨脹速度及び該樹脂
層の剥離性が低下するので、バインダーの使用量は水膨
潤性樹脂100重量部当り50重量部以下、好ましくは30重
量部以下である。
又、好ましいバインダーは水膨潤性樹脂層の吸水膨脹
速度の低下が少ない材料、例えば、生ゴム、スチレンブ
タジエンゴム、アクリルゴム、ウレタンゴム、ニトリル
ゴム、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のゴム弾性材料
である。
不撚糸のフィラメント同士を固着する方法としては、
水膨潤性樹脂含有塗液中に不撚糸を含浸してマングル或
いはダイスを通して塗布及び乾燥し糸状とする方法が好
ましい。水膨潤性樹脂の塗布量は止水すべき隙間の空間
の大きさや形状によって異なるが、塗布量はフィラメン
トの自重に対して10〜1,000%の範囲であるが、好まし
くは20〜300%の範囲である。水膨潤性不撚糸の断面は
円形、楕円形、長方形等が代表的であるが、これに限定
されず、ダイスの形状によって任意の他の形状とするこ
とが出来る。
以上の本発明の不撚糸をケーブルシース内の走水防止
に使用する方法としては、例えば, a)スロット中に埋め込む方法、 b)導線と導線とが作る空間に導線と平行に置く方法、 c)導線を巻く方法、 等が代表的であるが、その他の方法でもよい。
又、本発明の不撚糸は、光ファイバーケーブルや電線
ケーブル内の走水防止材として特に有用であるが、用途
はこれらに限定されず、他の防水が要求される用途にお
いても有用である。
(実施例) 次に実施例及び比較例を挙げて本発明を更に具体的に
説明する。尚、文中、部又は%となるのは特に断りのな
い限り重量規準である。
[水膨潤性樹脂Aの調製] 末端にα,β−エチレン系不飽和基としてメタクリロ
イル基を有する分子量約7,000の重合性ポリスチレン8
部、末端にα,β−エチレン系不飽和基としてメタクリ
ロイル基を有する分子量約6,000の重合性ポリブチルア
クリレート12部、アクリル酸6部、アクリル酸ソーダ2
3.4部、ポリエチレングリコールモノメタクリレート(P
EG分子量約300)60部及び(ポリスチレン)−(ポリブ
タジエン)−(ポリスチレン)型のブロック共重合体
(ポリスチレン分30%、分子量約20万)1部を、シクロ
ヘキサン/メチルエチルケトン=50/50の比率の溶剤中
に添加して共重合し、固形分が約60%で平均粒径約0.5
ミクロンの水膨潤性樹脂が分散した微分散体を得た。こ
の水膨潤性樹脂の水膨潤度は約30倍、海水での膨潤度は
約15倍であった。
[水膨潤性樹脂Bの調製] 末端にα,β−エチレン系不飽和基としてメタクリロ
イル基を有する分子量約5,500の重合性ポリスチレン10
部、同様に末端メタクリロイル基を有する分子量約6,00
0の重合性ポリブチルアクリレート15.2部、ポリエチレ
ングリコールモノメタクリレート(PEG分子量約450)10
部、アクリル酸18.9部、アクリル酸ソーダ92.8部、(ポ
リスチレン)−(ポリブタジエン)−(ポリスチレン)
型のブロック共重合体(ポリスチレン分40%、分子量約
15万)1.2部及びα,α′アゾビスイソブチロニトリル
1.2部を用いて、シクロヘキサン/メチルエチルケトン
/トルエン/メタノール/の比が30/30/20/20(重量
比)の溶剤中で共重合し、固形分40%の水膨潤性樹脂の
分散液を得た。分散粒子の平均粒径約0.3μmであっ
た。このものの水膨潤度は約100倍であった。
[水膨潤性樹脂Cの調製] 水膨潤性樹脂Aの中の重合性ポリスチレンと重合性ポ
リブチルアクリレートの比率を70:30に替えて共重合し
た以外は実施例1と同様にして固形分60%、平均粒径10
μm、水膨潤度約20倍の水膨潤性樹脂の分散体を得た。
[水膨潤性樹脂Dの調製] 15部の片末端にメタクロイル基を有するポリイソブチ
ルアクリレート18部のアクリル酸、83.5部のアクリル酸
ソーダ10部のポリエチレングリコールメタクリレート
(分子量約200)をシクロヘキサン/メチルエチルケト
ン/トルエン=63/10/27の比率からなる溶媒中で共重合
させ、固形分50%、平均粒径約0.2μm、水膨潤度約200
倍の水膨潤性樹脂の分散体を得た。
[水膨潤性樹脂Eの調製] 架橋アクリル酸ソーダ(150メッシュパス物、水膨潤
度約200倍)と15%アクリルゴム溶液(トルエン/メチ
ルエチルケトン=1/1)とを固形分比で5/5の比率で混合
したもの。
実施例1 (1)水膨潤性樹脂AとCとを固形分比で70:30で混合
した液100部を20部のキシロールで希釈したコーティン
グ液を作製する。
(2)不撚糸としては27デニールのフィラメント70本か
らなり、僅かにクリンプのかかったポリエステル製不撚
糸を使用する。
(3)A液の中へ上記(2)の不撚糸を浸漬後、ダイス
を通して絞り乾燥すると、糸の自重(0.191/m)当たり2
40%の(1)の液をコーティング(dry)した水膨潤性
不撚糸が得られた。
[止水テスト] ポリ塩化ビニル製の長尺物の板に、巾1.5mm、深さ3mm
及び長さ4mの溝を作成し、この中に上記で作成した水膨
潤性不撚糸を入れ、その上からゴム製のパッキングで蓋
をしてシール後、片方の端から海水を1mの落差にて流し
た。24時間後においても先端(4m)からの漏水は全く認
められなかった。
24時間後蓋を外し、内部の水膨潤性不撚糸を観察した
ところ、海水導入時点より約260cmの所まで水で膨潤し
ており、それ以降は乾いている状態であった。このこと
は260cmで完全に止水出来たことを意味する。従って、
この水膨潤性不撚糸は光ファイバーの未使用スロットの
充填物として有用である。
比較例として、直径0.6mmのポリエステル製撚糸を使
用し、上記と同様の操作にて水膨潤性撚糸(塗布量100
%)を作製して止水テストを実施したところ、海水導入
後5分で僅かな漏水が認められ、2時間後は5g、24時間
後は40gの漏水が認められ、完全に止水することは出来
なかった。
実施例2 水膨潤性樹脂BとDとを固形分重量比50/50で混合
し、該混合物をトルエン/MEK=1/1の混合溶剤で固形分3
0%まで希釈し、実施例1と同じ不撚糸に塗布及び固着
させた。その塗布量は不撚糸の自重に対して100%であ
る。又、該塗布した不撚糸に更に水膨潤性樹脂Cを50%
塗布したものは、導線と導線との間に生ずる空間に平行
に置いて空間を埋めるタイプの止水剤として有用であ
る。この止水剤は特に通常の水(海水ではない)に対し
ては膨潤度及び膨潤速度が早い特徴がある。
実施例3 (1)水膨潤性樹脂A/水膨潤性樹脂B/水膨潤性樹脂Eを
固形分重量比50/30/20の割合で混合し(この中で10%の
アクリルゴムを含有する)、メチルエチルケトン/トル
エン=50/50の溶媒で固形分30%調整し溶液を作製す
る。
(2)不撚糸としては15デニールのナイロン製フィラメ
ント100本からなる不撚糸を使用し、実施例1と同様の
方法で120%の塗布量の水膨潤性不撚糸を得た。
この水膨潤性不撚糸は光通信用ケーブルの芯或いは導
線等をコイル状に巻き止水することに適している。
(効果) 以上の如き本発明によれば、本発明の水膨潤性不撚糸
は水と接触すると直ちに水膨潤性樹脂がが膨潤し、周囲
の空隙を詰めると同時に、フィラメントの結束が崩れて
各々のフィラメントが開放され、空間にフィルターネッ
ト(充填層)を形成し、そのフィルターネット状物に水
膨潤性樹脂が詰まる状態となり、止水を早く又完全にす
ることが出来る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI D06M 101:18 (72)発明者 小熊 尚実 埼玉県川越市岸町2―31―17 (72)発明者 堀口 正二郎 埼玉県大宮市片柳2丁目77番1号 (56)参考文献 特開 平1−240547(JP,A) 特開 平1−168968(JP,A) 特開 昭62−259305(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】不撚糸(フィラメントに撚りを殆どかけな
    い状態の糸)に水膨潤性高分子物を塗布或いは含浸し、
    フィラメント同士を結着させた水膨潤性不撚糸であり、
    上記水膨潤性樹脂が、α,β−エチレン性不飽和基を有
    する疎水性重合体鎖に(メタ)アクリル酸を主成分とす
    るモノマーをグラフト共重合させて造塩した重合体であ
    ることを特徴とする水膨潤性不撚糸。
  2. 【請求項2】光ファイバーケーブル又は電線ケーブル内
    で使用し、走水防止を目的とする請求項1に記載の水膨
    潤性不撚糸。
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