JP2932810B2 - 容器の不活性ガス置換方法及びその装置 - Google Patents

容器の不活性ガス置換方法及びその装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、輸液バッグ等容器の
ヘッドスペース内のガスを不活性ガスに置換する方法と
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】酸素による悪影響を受けやすい内容物が
充填されている容器の場合、ヘッドスペース内に存在す
る酸素による弊害をなくするために、密封前にヘッドス
ペースのガスを窒素等の不活性ガス(以下、単に窒素と
いう)に置換している。従来、ガラス壜では、容器が剛
体のため真空吸引後窒素を噴射することによって比較的
高置換率を得ているが、バッグやプラスチックボトルの
ように変形し易い容器の場合は、真空吸引することはで
きないので、単に容器口に窒素を吹き込むことによって
行っている。しかしながら、この方法は置換率が悪く、
最も効果的に行っても90%程度が限度である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記実情に
鑑み創案されたものであって、輸液バッグやプラスチッ
クボトル等変形し易い容器であっても、チャンバー内に
入れることなしに搬送中に高い置換率で不活性ガス置換
を行うことができ、且つ装置が簡単で処理能力が高い不
活性ガス置換方法及びその装置を提供することを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決する本
発明の不活性ガス置換方法は、内容物が充填された容器
のヘッドスペースに不活性ガスを噴射してヘッドスペー
ス内のガスを不活性ガスに置換する方法において、置換
用不活性ガスノズルが容器開口上方に移動して容器ヘッ
ドスペース内に不活性ガスを噴射し、少なくとも該置換
用不活性ガスノズルが不活性ガス噴射を終了して噴射位
置からの退避開始から容器口が封鎖されるまでの間、該
容器口近傍に向けて不活性ガスを微細な多孔体を介して
流出させて、容器口周囲を不活性ガスでシールして容器
口近傍への空気の流入を阻止する技術的手段を採用する
ことによって達成することができた。そして、該方法
を、第1置換用不活性ガスノズルを容器のヘッドスペー
ス内に挿入して不活性ガスを噴射する工程、容器口上方
に栓体を位置させ該容器口と栓体との間に第2置換用不
活性ガスノズルを位置させ、該第2置換用不活性ガスノ
ズルから栓体の裏面内部及び容器ヘッドスペースに向け
て不活性ガスを二次噴射する工程とを有する不活性ガス
置換方法と組合せることによってより高置換率を達成す
ることができた。
【0005】また、上記目的を達成する容器の不活性ガ
ス置換装置は、容器のヘッドスペース内への不活性ガス
噴出位置と退避位置間を移動可能に配置された置換用不
活性ガスノズル、少なくとも該置換用不活性ガスノズル
が不活性ガス噴射を終了して噴射位置からの退避開始
ら容器口が封鎖されるまでの間、容器口側方から該容器
口近傍に向けて不活性ガスをゆったりと流出させる多孔
体で形成されたシール用不活性ガス流出ノズルとを備え
てなることを特徴とする。そして、該装置を、容器を保
持する容器保持装置、栓体を保持する栓体保持装置、該
容器保持装置に保持された容器のヘッドスペース内に挿
入して容器ヘッドスペース内に不活性ガスを噴出する第
1置換用不活性ガスノズル、前記容器口及び前記栓体の
裏面に向けて不活性ガスを噴射する第2置換用不活性ガ
スノズル、前記容器口及び前記栓体の裏面の周囲に側方
から不活性ガスを流出させる多孔体で形成されたシール
用不活性ガスノズルとを備え、前記容器保持装置、前記
栓体保持装置、前記第1置換用不活性ガスノズル、前記
第2置換用不活性ガスノズルはターンテーブル上に所定
ピッチで配置された不活性ガス置換装置に適用すること
によって、容器の搬送中に高置換率で不活性ガス置換が
できた。
【0006】
【作用】容器をチャンバーに入れないで単に不活性ガス
を容器内に吹き込むだけで不活性ガス置換を行う場合、
置換率を90%以上に向上させることが困難な原因は、
ヘッドスペース内の空気を完全に追い出すことが困難で
ある点、置換後容器をシールするまでの間に容器内に周
囲より空気が流入する点にあり、特に後者の影響が大き
く、容器に不活性ガスを吹き込む時点では高い置換率を
達成できても、シールするまでの外気の流入によって置
換率を低下させてしまう。本発明の上記構成によれば、
容器ヘッドスペース内に第1置換用不活性ガスノズルを
挿入して直接不活性ガスを噴出し、しかもその後第2置
換用不活性ガスノズルにより開口上方からヘッドスペー
ス及び栓体裏面に向けて不活性ガスを噴射するので、容
器ヘッドスペース内及び栓体裏面内の空気を完全に不活
性ガスに置換することができる。
【0007】そして、置換用不活性ガスノズルで不活性
ガスを噴出中から若しくは少なくとも噴出終了直後か
ら、シール用の不活性ガスを微細な多孔体を介して流出
させることによって、容器口周囲が不活性ガスでシール
された状態になり、容器口近傍への空気の流入が阻止さ
れる。そのため、置換用不活性ガス噴出終了後の置換用
不活性ガスノズルの移動や密封の為の栓体の移動によっ
て空気が巻き込まれて流入することがなく、ガス噴出直
後の状態を保ち98%以上の高い置換率を得ることがで
きる。実験によれば、シール用不活性ガスノズルは、微
細な多孔体が望ましくそしてその噴出は、置換用不活性
ガス噴出用ノズルの移動方向に噴出することによって、
シール効果が高いことが確認された。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を基に詳細に説
明する。図1〜図4は、本発明に係る容器の不活性ガス
置換装置の実施例である輸液バッグの窒素置換装置を示
している。この装置はロータリー式になっており、まず
その概略を図4により説明すると、前工程で内容物が充
填された輸液バッグ(以下単に容器とする)と栓体31が
容器供給回転盤33及び栓体供給回転盤34によりター
ンテーブルに供給されると、a区間で第1置換用不活性
ガスノズルが容器内に下降してヘッドスペース内に窒素
の噴射を開始し、その状態でb区間中窒素の噴射を続け
る。同時にb区間ではヒータ11により容器と栓体のシ
ール面を加熱し、c区間で第1置換用不活性ガスノズル
が上昇し、d区間で第2置換用不活性ガスノズルが窒素
を栓体と容器口に噴射をすると共にその外部をシール用
不活性ガスノズルから流出される窒素によってシールし
て容器口部への空気の流入を阻止しながら、e区間で栓
体で容器口を封鎖してシールを行う。
【0009】図1は、該装置のb区間の要部概略図であ
る。図中、1は固定ベースであり、その中央に支柱2が
立設され、該支柱に容器チャック作動カム3、第2置換
用不活性ガスノズル変位カム4、及び可動ベース変位カ
ム5がそれぞれ固定されている。6は回転駆動されるタ
ーンテーブルであり、該ターンテーブルに、容器保持装
置である容器チャック7を支持する容器チャック支持棒
13が所定ピッチで立設されていると共に、第2置換用
不活性ガスノズル8、栓体加熱保護板9及び可動ベース
10を保持する円筒体14が固定されている。11は、
ターンテーブル6の外周部に位置するように、固定ベー
ス1にブラケット12を介して支持されたヒータであ
り、図4に示すように、b区間に後述するように第1置
換用不活性ガスノズルが通過できる間隔をおいて二重円
弧状に配置されている。
【0010】前記可動ベース10には、栓体保持装置で
ある栓体チャック15を2段階に上下駆動する栓体上下
用エアシリンダ16、及び第1置換用不活性ガスノズル
17を上下駆動する第1置換用不活性ガスノズル上下用
シリンダ18が支持されていると共に、その外周部から
垂下しているブラケット19によってシール用不活性ガ
スノズル20を支持している。該シール用不活性ガスノ
ズル20は、図5に示すように、20〜500μm程度
の微小な穴を有する焼結合金やガラスフィルター等の多
孔体で構成され、窒素が消勢されてゆったりと流出し容
器口付近を窒素雰囲気にシールするようになっている。
可動ベース10は前記円筒体14の外周部に設けられた
スライドレール21にスライド可能に保持され、円筒体
頂部に回動可能に枢着された作動レバー22と係合し、
該作動レバー22が可動ベース変位カム5によって回動
されることによって、可動ベースは変位して、前記第1
置換用不活性ガスノズル17が容器上方に位置する第1
位置と容器口上方から退避して栓体が容器口上方に位置
する第2位置の2位置に変位できるようになっている
(図3参照)。なお、図1及び図3において、23は作
動レバー22に回動自在に設けられたカムローラであ
り、24は作動レバー軸、25はスプリングである。ま
た、シール用不活性ガスノズルは、本実施例では各容器
保持装置に対応して可動ベースに設けてあるが、図4に
示すd区間に容器が通過する外方に沿って位置するよう
に固定ベースにブラケットを介して取付けて固定しても
良い。
【0011】前記第2置換用不活性ガスノズル8は、リ
ング状に形成され、その中央から容器口及び栓体内部に
向けて窒素を噴出できるようになっており、円筒体14
に放射方向に移動可能に支持され、第2置換用不活性ガ
スノズル変位カム4によって、前記d区間のみにおいて
容器口上方に位置し、それ以外の区間では容器口より円
筒壁寄りに置している。
【0012】次に以上のように構成された本実施例の容
器の窒素置換装置による窒素置換方法を図4及び図5に
よって説明する。栓体供給回転盤30より栓体31が栓
体チャック15に供給され、容器32が容器供給回転盤
33に供給されて、ターンテーブルの回転に伴ってそれ
ぞれのチャックに保持された栓体31及び容器32はa
区間に達する。その際、栓体を保持している栓体チャッ
ク15は容器を保持している容器チャック7より遅れた
位相にあり、容器口上方は開放されている。また、栓体
チャック15に保持された栓体31の下方には栓体裏面
内部をヒーターの加熱より保護するための加熱保護板9
が位置している。容器がa区間に達すると、第1置換用
不活性ガスノズル上下用シリンダ18が作動し、第1置
換用不活性ガスノズル17を容器のヘッドスペース内に
挿入し窒素の噴射を開始する(図5a)。その状態でb
区間に達し、容器ヘッドスペース内に窒素を連続して噴
射してヘッドスペース内のガスを窒素に置換する。容器
内に挿入されたノズル17がヒータ11間を通過し、そ
の間に容器頂部の栓体溶着面34がヒーター11により
加熱される。同様に栓体チャック15に保持された栓体
31も、その下面の溶着面35が加熱されるが、栓体の
内部は加熱保護板9で遮られているので、内部の加熱は
防止される(図5b)。
【0013】c区間に達すると、1置換用不活性ガスノ
ズル17からの窒素の噴射を停止すると共に前記シリン
ダ18が作動して、第1置換用不活性ガスノズル17を
上昇させる(図5c)。次いでd区間で、第2置換用不
活性ガスノズル8が第2置換用不活性ガスノズル変位カ
ム4によりスプリングに抗して容器口の上方位置に位置
させられると共に、可動ベース10が可動ベース変位カ
ム5により作動されて、スライドレール21に沿ってス
ライドして、第1置換用不活性ガスノズル17が容器口
より前方にそして栓体31が容器口上方に位置させられ
る(図5d)。そして、栓体上下用シリンダ16が作動
して、栓体を第2置換用不活性ガスノズルの上方に近接
させて、その状態で第2置換用不活性ガスノズルから窒
素を栓体の裏面内部及び容器ヘッドスペースに向けて噴
射することにより、容器内の窒素置換をより高めると共
に、栓体の裏面内部の空気も窒素と置換する。同時にシ
ール用不活性ガスノズル20から窒素を靄状にゆったり
とブローして、容器口36及び栓体溶着面の周囲を窒素
雰囲気にして窒素でシールする(図5e)。その後その
状態で第2置換用不活性ガスノズル8は該位置から元の
位置に退避すると共に栓体チャック上下用シリンダ16
が作動して栓体31を下降させてその溶着面35を栓体
溶着面34に押圧し、栓体を容器口に圧着させる(図5
f)。その間、前記シール用不活性ガスノズル20から
窒素のブローは連続して行ており、第2置換用不活性ガ
スノズル8が退避するときに空気を巻き込んで容器口や
栓体裏面に空気が進入することを防止する。前記シール
用不活性ガスノズル20のブロー方向は、第2置換用不
活性ガスノズルが退避する方向、本実施例ではターンテ
ーブル外方からターンテーブル中心方向に向けて噴射す
るようにすることが重要であり、それにより第2置換用
不活性ガスノズルが退避するときに空気を巻き込んで容
器口や栓体裏面に空気が進入することを効果的に防止
し、置換率を飛躍的に向上させることができる。栓体が
シールされた容器は排出回転盤37により排出されて次
工程に送られる。
【0014】上記の装置により、250ml充填輸液バッ
グ(ヘッドスペースは105ml)及び200ml充填輸液バ
ッグ(ヘッドスペース155ml)について、窒素置換を行
った実施例の結果を表1に示す。該実施例での窒素噴射
量は次の通りである。 第1置換用不活性ガスノズルによる窒素噴射量 :15〔Nl/min〕 第2置換用不活性ガスノズルによる窒素噴射量 :12〔Nl/min〕 シール用不活性ガスノズルによる窒素噴射量 :15〔Nl/min〕
【表1】
【0015】該表に示す結果から明らかのように、本実
施例によれば、酸素濃度が平均して250mlバッグの場
合は0.284%、200mlバッグの場合は0.261
%まで低下している。即ち窒素置換率に換算すれば、9
8.6%及び98.7%にそれぞれなり、90%までし
か向上させることができなかった従来と比べて、飛躍的
に置換率を向上させることができた。このように置換率
が向上した原因は、シール用不活性ガスノズルによる窒
素シールが置換率向上に大きく寄与しているものと推測
されるが、該シール用不活性ガスノズルによる窒素シー
ルの影響を次の実験例により確認した。該実験例では、
上記実施例において、シール用不活性ガスノズルからの
窒素噴射量を、20〔Nl/min〕、10〔Nl/min〕、5
〔Nl/min〕、0〔Nl/min〕にした場合におけるそれぞれ
の窒素置換率を測定した。その結果を表2に示す。
【表2】
【0016】表2から明らかのように、シール用不活性
ガスノズルよりの窒素噴射量が置換率に著しい影響を及
ぼすことが判る。即ち、シール用不活性ガスノズルから
の窒素噴射がない場合は、上記装置においても置換率は
平均して91%程度までしか上昇せず、窒素噴射量が増
える程置換率は向上し、窒素シール効果が顕著に現れて
いる。その結果、98%以上の高置換率を得るために
は、シール用不活性ガスノズルからの噴射量は10〔Nl
/min〕以上が望ましい。また、シール用不活性ガスノズ
ルは、種々の孔径の違う焼結合金やガラスフィルターで
実験した所、20〜500μm、望ましく50〜200
μm程度の微小な穴を有する焼結合金やガラスフィルタ
ー等の多孔体で構成して、窒素が消勢されてゆったりと
流出することが重要であることが判明した。以上本発明
の実施例について説明したが、本発明の容器不活性ガス
置換方法及び装置は上記実施例に限るものでなく、その
対象となる容器も輸液バッグに限らず、種々の容器の不
活性ガス置換に適用できることはいうまでもない。
【0017】
【発明の効果】本発明の不活性ガス置換方法及びその装
置は、次のような格別の効果を奏する。置換用不活性ガ
ス噴出終了後の容器口が封鎖されるまでその周囲が不活
性ガスでシールされた状態になるので、置換用不活性ガ
スノズルの移動や密封の為の栓体の移動による空気の巻
き込みによる容器ヘッドスペースや栓体裏面内部への空
気の流入が阻止され、98%以上の高い置換率を得るこ
とが可能である。容器開口ヘッドスペース内に第1置換
用不活性ガスノズルを挿入してヘッドスペース内に直接
不活性ガスを噴出し、しかもその後第2置換用不活性ガ
スノズルにより容器口上方からヘッドスペース及び栓体
裏面に向けて不活性ガスを噴射するので、容器ヘッドス
ペース内及び栓体裏面内の空気を完全に不活性ガスに置
換することができる。輸液バッグやプラスチックボトル
等変形し易い容器であっても、チャンバーに入れずに不
活性ガス置換を搬送中に高い置換率で行うことができ、
しかも装置が大がかりにならず簡単で従来のチャンバー
内で行うものと比較して格段に処理能力が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の容器不活性ガス置換装置の要部正面概
略図である。
【図2】図1の要部側面概略図である。
【図3】可動ベース部の平面図である。
【図4】容器不活性ガス置換装置の全体配置図である。
【図5】不活性ガス置換の工程毎の作動図である。
【符号の説明】
1 固定ベース 3 容器チ
ャック作動カム 4 第2置換用不活性ガスノズル変位カム 5 可動ベース変位カム 6 ターンテ
ーブル 7 容器チャック 8 第2置換
用不活性ガスノズル 9 加熱保護板 10 可動ベー
ス 11 ヒータ 15 栓体チ
ャック 16 栓体上下用シリンダ 17 第1置
換用不活性ガスノズル 18 第1置換用不活性ガスノズル上下用シリンダ 20 シール用不活性ガスノズル 30 栓体供
給回転盤 31 栓体 32 容器 33 容器供給回転盤 37 排出回
転盤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65B 31/00 - 31/10

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内容物が充填された容器のヘッドスペー
    スに不活性ガスを噴射してヘッドスペース内のガスを不
    活性ガスに置換する方法において、置換用不活性ガスノ
    ズルが容器開口上方に移動して容器ヘッドスペース内に
    不活性ガスを噴射し、少なくとも該置換用不活性ガスノ
    ズルが不活性ガス噴射を終了して噴射位置からの退避開
    始から容器口が封鎖されるまでの間、該容器口近傍に向
    けて不活性ガスを微細な多孔体を介して流出させて、容
    器口周囲を不活性ガスでシールして容器口近傍への空気
    の流入を阻止するようにしたことを特徴とする容器の不
    活性ガス置換方法。
  2. 【請求項2】 内容物が充填された容器のヘッドスペー
    ス内のガスを不活性ガスに置換する方法において、第1
    置換用不活性ガスノズルを容器のヘッドスペース内に挿
    入して不活性ガスを噴射する工程、容器口上方に栓体を
    位置させ該容器口と栓体との間に第2置換用不活性ガス
    ノズルを位置させ、該第2置換用不活性ガスノズルから
    栓体の裏面内部及び容器ヘッドスペースに向けて不活性
    ガスを二次噴射する工程とを有し、少なくとも二次噴射
    を終了した第2置換用不活性ガスノズルが容器口上方か
    ら退避して栓体が容器口を封鎖するまでの間、前記容器
    口及び栓体シール部の周囲に不活性ガスを微細な多孔体
    を介して流出させて、不活性ガスでシールして容器口近
    傍への空気の流入を阻止するようにしたことを特徴とす
    る容器の不活性ガス置換方法。
  3. 【請求項3】 容器のヘッドスペース内への不活性ガス
    噴出位置と退避位置間を移動可能に配置された置換用不
    活性ガスノズル、少なくとも該置換用不活性ガスノズル
    が不活性ガス噴射を終了して噴射位置からの退避開始か
    ら容器口が封鎖されるまでの間容器口側方から該容器口
    近傍に向けて不活性ガスをゆったりと流出させる多孔体
    で形成されたシール用不活性ガス流出ノズルとを備えて
    なることを特徴とする容器の不活性ガス置換装置。
  4. 【請求項4】 容器を保持する容器保持装置、栓体を保
    持する栓体保持装置、該容器保持装置に保持された容器
    のヘッドスペース内に挿入して容器ヘッドスペース内に
    不活性ガスを噴出する第1置換用不活性ガスノズル、容
    器口及び前記栓体の裏面に向けて不活性ガスを噴射する
    不活性ガス噴出位置と退避位置間 を移動可能に配置され
    第2置換用不活性ガスノズル、前記容器口及び前記栓
    体の裏面の周囲に側方から不活性ガスを流出させる多孔
    体で形成されたシール用不活性ガスノズルとを備えてな
    り、前記容器保持装置、前記栓体保持装置、前記第1置
    換用不活性ガスノズル、前記第2置換用不活性ガスノズ
    ルはターンテーブル上に所定ピッチで配置され、前記シ
    ール用不活性ガスノズルは遅くとも前記第2置換用不活
    性ガスノズルが作動終了直後から容器口が封鎖されるま
    での間、該容器口近傍に向けて不活性ガスを流出するよ
    うに配置されていることを特徴とする容器の不活性ガス
    置換装置。
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