JP2932014B2 - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JP2932014B2
JP2932014B2 JP3245262A JP24526291A JP2932014B2 JP 2932014 B2 JP2932014 B2 JP 2932014B2 JP 3245262 A JP3245262 A JP 3245262A JP 24526291 A JP24526291 A JP 24526291A JP 2932014 B2 JP2932014 B2 JP 2932014B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CD−ROM(コンパ
クトディスクを使用した読み出し専用メモリ)、FD
(フロッピーディスク)、光磁気ディスク、ICカー
ド、光カード等の情報記憶媒体から情報を読み出してデ
ィスプレー画面に表示できるディスプレー(表示装置)
に係り、特に携帯時には携帯に便利なコンパクト・サイ
ズでありながら使用時には比較的大きな見やすいディス
プレー画面を提供できる、あるいは使用時に複数のディ
スプレー画面を提供できる、表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の情報化の進展に伴い、携帯用のコ
ンパクト・サイズの電子情報機器、例えばCD−ROM
再生専用装置(例えばソニー株式会社の商品名「データ
ディスクマン」)、VTR(ビデオテープレコーダ
ー)、TV(テレビ)、A4版ファイル・サイズのノー
トブックパソコン(パーソナルコンピュータ)、電子手
帳、などの携帯型電子情報機器が続々と製品化されてい
る。
【0003】これらの携帯型電子情報機器においては、
そのディスプレー画面の出力のためのディスプレーパネ
ルとしてLCD(液晶ディスプレー)パネルなどを使用
した薄型ディスプレーが使用されている。そして、この
ような情報機器においては、一般に、この薄型ディスプ
レーとキーボード等の入力装置とが、周知の手段によ
り、互いに折り曲げ自在に、特に折り畳み自在に接続さ
れている。そしてユーザーは、携帯時には、前記薄型デ
ィスプレーと入力装置とを折り畳んだ状態で持ち運び、
使用時には、これらのディスプレーと入力装置を互いに
見開き状態にして使用するのが一般である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
携帯型電子情報機器においては、携帯の便利さを追求す
ればディスプレー装置などのサイズは小さいほどよい
が、他方、ユーザーが使用するときの便宜を考えればデ
ィスプレー画面のサイズは見ずらくならない程度には大
きくしておく必要がある、という二律背反の問題があっ
た。
【0005】本発明は、このような従来技術の二律背反
の課題に着目してなされたもので、携帯の便利さ(コン
パクト化)と使用時のディスプレー画面の見やすさ(画
面の大きさのある程度の確保)という2つの要請を同時
に満たし、前記の二律背反の問題を一挙に解決すること
ができるディスプレー装置を提供することを目的とす
る。また本発明は、携帯時のコンパクト化を実現すると
ともに使用時には同時に複数のディスプレー画面から構
成される「一つの大きな画面」を見ることにより、ユー
ザーの使用(視認)の便宜を向上させると共に、通勤電
車内などでユーザーが手で(特に片手で)容易に支持し
ながら見ることができる表示装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
表示装置は、次の(a)〜(g)の特徴を有する表示装
置である。 (a)画面をそれぞれ出力する複数のディスプレーが、
使用時にはそれぞれが表示する各画面がユーザーの方向
に向かうように、連続的に接続されている、 (b)前記の複数のディスプレーによる表示を制御する
ことにより、前記の複数のディスプレーの表示画面が互
いに協働して「あわせて一つの大きな画面」を表示でき
るようにするための表示制御手段を備えている、 (c)表示装置の使用時の全体の形状は、ユーザーの視
線が延びる方向とほぼ平行な中心線を中心として、ユー
ザーから見たときの前記中心線の右半分の平面の面積と
同左半分の平面の面積とが、ハードウェアとしてはほぼ
左右均等となるように、構成されている、 (d)表示装置の使用時の全体の形状は、前記中心線の
右半分の厚さ寸法と同左半分の厚さ寸法とが、ハードウ
ェアとしてはほぼ左右均等となるように、構成されてい
る、 (e)表示装置の使用時の表示画面の形状は、前記の
「あわせて一つの大きな画面」の中の前記中心線から右
半分の画面の面積及び形状と、同左半分の画面の面積及
び形状とが、ユーザーから見たときにほぼ左右対称とな
るように、構成されている、 (f)表示装置の前記中心線に相当する部分は、表示装
置の全体をユーザーがその手で支持しやすいように又は
ユーザーがその手の上に載置し易いように且つユーザー
が前記の右半分の画面と左半分の画面との両者を同時に
見易いように、前記中心線を中心にして、前記の右半分
の画面と左半分の画面とが互いに近づく方向に折り曲げ
自在となっている、 (g)表示装置は、前記中心線を中心として折り曲げら
れた前記の右半分と左半分とを任意の角度で固定するた
めの固定手段であって、前記の右半分と左半分とが前記
中心線を中心にして互いに近づく方向に折り曲げられた
とき、表示装置の全体をユーザーがその手で支持し易い
ような又はユーザーがその手の上に載置し易ような且つ
ユーザーが前記の右半分の画面と左半分の画面との両者
を同時に見易いような角度の範囲である120度から1
70度までの範囲内の任意の角度で、固定するための固
定手段、を備えている。本発明の請求項2に係る表示装
置は、請求項1の表示装置において、さらに、使用時の
全体の大きさが、ユーザーの片手のみで支持されて使用
されるような小型のサイズに構成されている、ことを特
徴とするものである。
【0007】
【実施例】第1実施例. 以下図面を参照して本発明の1実施例を説明する。図1
は本発明の第1実施例に係る、CD−ROM再生専用装
置を示す概略正面図である。なおこの図1には、本発明
に関係する部分のみ示してあり、従来公知の部分、例え
ば電源を入れるためのキーや再生・停止・早送り・巻戻
し・検索等を指示するためのキー、検索のためのキーワ
ードを入力するためのキーなどは、省略してある。
【0008】図1において、符号1は枠体(きょう体)
である。この枠体1の中には、CD−ROM駆動装置
3、このCD−ROM駆動装置3からの信号を処理する
信号処理装置4、LCD(液晶ディスプレー)、前記信
号処理装置からの信号を受けてこのLCDを駆動するL
CD駆動装置6、電源などが収納されている。またこの
枠体1は、前記LCDによりLCD画面を出力するLC
Dパネル5(以下では符号5をLCD画面を示すものと
しても用いる)を備えている。なお図1では、図示の便
宜上CD−ROM駆動装置3は枠体1の外側に記載され
ているが、実際には枠体1の中の例えばLCD画面5を
出力するLCDの裏側に収納されている。
【0009】また符号2も枠体(きょう体)で、この枠
体2の中には、LCDとこのLCDを駆動するためのL
CD駆動装置8などが収納され、またこのLCDにより
LCD画面を出力するLCDパネル7(以下ではこの符
号7を画面を示すためにも用いる)が備えられている。
【0010】また本実施例では、前記の枠体1と枠体2
とは、図示のように、その端部同士が、比較的小さい丁
番9と比較的大きい丁番10とにより、折り曲げ自在に
接続(連結)されている。これにより、枠体1と枠体2
とは、本実施例の平面図である図2に示すように、図2
の(a)の見開き状態から、同(b)の半見開き状態を
経て、さらに同(c)の折り畳み状態へと、自在に折り
曲げることができるようになっている。また逆に、同
(c)の状態から同(b)の状態を経て同(a)の状態
にすることもできる。
【0011】また本実施例では、丁番9および10を構
成する部材間の摩擦力により、枠体1および枠体2との
間は、任意の角度で一時的に固定または半固定でき、そ
の一時的に固定した状態(例えば図2の(b)の状態)
で使用できるようになっている。またこのような固定は
単に摩擦力によるものであるため、ユーザーは、所定量
以上の力を加えることにより自由にその角度を変化させ
ることができるようになっている。なお本実施例での前
記丁番9および10については、従来周知のものを使用
できる。
【0012】また本実施例では、丁番9および10の構
造を従来周知の方法で工夫すること(ストッパを設ける
等)により、2つの枠体1および2の間の角度が180
度から90度までの間の例えば5段階の角度でストッパ
がかかって固定できるように、構成してもよい。
【0013】また本実施例では、図1に示すように、L
CD画面5と枠体1の図示右側の端部との間隔、および
LCD画面2と枠体2の図示左側の端部との間隔は、極
めて小さいものとなっている。そして、枠体1と枠体2
を接続する丁番のうち、2つのLCD5および7に対向
する端部の間を接続する丁番9は、比較的小さいものを
使用している。したがって、本実施例においては、LC
D画面5および7の間の間隔は極めて小さいものとなっ
ている。そのため、ユーザーにとっては、LCD画面5
および7の間の間隔はほとんど無視できるものとなって
おり、ユーザーにとっては、この二つのLCD画面5お
よび7が合わさってあたかも一つの大きな画面として見
ることができるようになっている。
【0014】なお前記枠体2内のLCD駆動装置8と枠
体1内の信号処理装置4とは、比較的大きい丁番(ジョ
イント)10の中を通る信号線により接続されている
(なお、このような、丁番の中を通る信号線を介してL
CD駆動装置と信号処理装置とを接続するという構成
は、市販のノートブックパソコン等において周知であ
る)。そのため、1枚のCD−ROMを再生するとき、
この再生信号は、信号処理装置4から2つのLCD駆動
装置6および8の双方に送られるので、2つのLCD画
面5および7は、互いに協働して1つの画面を表示でき
るようになっている。つまり、例えば、ユーザーがある
百科事典を記録したCD−ROMを使用して「鯛」とい
う魚を調べようとするとき、この鯛を検索して、鯛の写
真をLCD画面5および7に表示させるときは、一つの
鯛の写真の映像がLCD画面5および7の両方にまたが
って大きく表示されることになる。
【0015】また本実施例のLCD画面5および7によ
って表示できる情報は、前述の鯛の写真のような映像だ
けでなく、文字などのデータでもよい。例えば、本など
の書籍のそれぞれの1ページ分の文字データを一つの情
報ブロックとしてCD−ROMに記憶させておき、ある
1ページ分の文字データの情報ブロックをLCD画面5
に表示するとともに、その次のページの1ページ分の文
字データの情報ブロックをLCD画面7に表示するよう
にしてもよい。こうすれば、ユーザーは、このCD−R
OM再生装置をあたかも本を見開き状態にして本を読ん
でいるのと同じ感覚で使用できる。
【0016】以上のように本実施例によば、2つのLC
D画面5および7を、一つの信号処理装置4からの信号
が入力されるLCD駆動装置6および8によりそれぞれ
駆動されるようにして、この2つのLCD画面5および
7が合わせて一つの大きな画面を形成できるようにする
と共に、2つのLCD画面5および7をそれぞれ含む枠
体1および2を、互いに折り曲げ自在に接続している。
【0017】したがって、ユーザーは、このCD−RO
M再生装置を使用するときは、図1および図2(a)に
示すように、2つの枠体1および2を見開きの状態にし
て、LCD画面5および7の2つの画面を合わせた大き
な面積の画面に、情報を表示させることができる。
【0018】またユーザーは、例えば通勤電車の中など
において、片手でこのCD−ROM再生装置を使用する
ときは、図2の(b)に示すように、2つの枠体1およ
び2の間の角度を約150度程度に折り曲げた状態でL
CD画面をみるようにすることもできる。また混雑した
通勤電車内では、この2つの枠体1および2の間の角度
をさらに120度程度まで折り曲げた状態にして使用す
ることもできる。
【0019】さらにユーザーは、このCD−ROM再生
装置を戸外の移動時に携帯しようとするときは、図2の
(c)に示すように、2つの枠体1および2を折り畳み
状態にすることにより、全体として、使用時の正面の面
積の約半分であるコンパクトなサイズにして持ち運ぶこ
とができる。
【0020】またこの実施例では、前記第1の枠体1と
第2の枠体2を見開き状態にしたとき、これらの2つの
枠体を、少なくともその両者の枠体の画面の間の角度が
120度から180度の間の所定の2つの角度で固定で
きる(ストッパにより)ようにしている。したがって、
ユーザーは、例えば、会社のデスクの上では180度の
角度に見開いた状態で使用し、混雑している通勤電車の
中では(他人に装置が当たって迷惑がかかることのない
ように)120度の角度に見開いた状態で使用する等、
周囲の状況に応じた使用ができるようになる。
【0021】さらにこの実施例では、前記第1の枠体1
と第2の枠体2を見開き状態にしたとき、これらの2つ
の枠体を、少なくともその両者の枠体の画面の間の角度
が120度から180度の間の任意の角度で固定される
ように、摩擦力により固定できるようにしている。した
がって、ユーザーは、例えば、通勤電車の中で使用する
場合、両手のうち一方の手で吊り革をつかんで他方の手
のみでディスプレー装置を支えているときはこれを支え
やすいように150度の角度に見開いた状態で使用し、
また電車の中が混雑してきたら120度の角度に見開い
た状態で使用する等、周囲の状況にさらに即応したきめ
細かい使用が可能になる。
【0022】第2実施例. 次に、本発明の第2実施例に係るCD−ROM再生専用
装置を、図3から図6に基づいて説明する。
【0023】図3において、符号11〜20は枠体(き
ょう体)である。これらの各枠体11〜20は、図示し
ない丁番により、その互いに隣合うもの同士(例えば、
枠体11と枠体12、枠体12と枠体13、というよう
に)が、互いに折り曲げ自在に接続されている。またこ
れらの各枠体11〜20には、LCDおよびこのLCD
を駆動するLCD駆動装置31〜40が、それぞれ内蔵
されている。また各枠体11〜20には、各LCDが出
力する各LCD画面(またはLCDパネル)21〜30
が備えられている。
【0024】なお、この図3では、各LCD画面21〜
30は、あたかも隣合うもの同士が互いに接触している
かのように図示されているが、これは図示の便宜上そう
なっているだけで、実際には、各LCD画面21〜30
の互いに隣合うもの同士の間には、所定の間隔が存在す
る。そして、この所定の間隔の間には、各枠体11〜2
0の端部(図示せず)と、それらの枠体11〜20の互
いに隣合う端部を折り曲げ自在に接続する丁番(図示せ
ず)と、が存在している。
【0025】また本実施例において、前記枠体11に
は、CD−ROM駆動装置50からの信号を処理する信
号処理装置51が内蔵されている(図3では図示の関係
で信号処理装置51を枠体11の外に記載しているが、
実際にはこれは枠体11に内蔵されている)。またこの
信号処理装置51には、前記の枠体11〜20の外部に
備えられたCD−ROM駆動装置50からの信号が、有
線または無線を使用した公知の通信手段を介して入力さ
れるようになっている。そしてこの信号処理装置51か
らの信号は、各LCD駆動装置31〜40に入力される
ようになっている。
【0026】したがって、この第2実施例では、前記枠
体11〜20が、図3(正面図)および図4(平面図)
に示すように、その互いに隣合う枠体の平面同士の角度
が約180度となるような見開き状態にされたとき、各
LCD21〜30の各画面が互いに協働して1つの大き
な画面を構成するようになっている。そして、例えばC
D−ROMから「鯛」という魚の情報を検索してCD−
ROMに記録されている鯛の写真をLCD21〜30に
より表示するときは、各LCDにより出力される全部で
10個の画面21〜30が合わさって一体となって、そ
の一体となった1つの大画面の中に鯛の写真が表示され
るようになっている。
【0027】またこの第2実施例では、各枠体11〜2
0の互いに隣合うもの同士を接続する丁番(図示せず)
は、図4の各点a〜iに示す位置に、それぞれ設けられ
ている。よって、この第2実施例を持ち運ぶときは、図
5の平面図に示すように、各枠体11〜20を前記の各
点a〜i毎に丁番を介して折り曲げることにより、この
CD−ROM再生装置全体を、持ち運びに便利な略直方
体の形に変形させることができる。
【0028】なおこの第2実施例は、特にイベントなど
に使用する巨大画面ディスプレーとして利用するとメリ
ットが大きい。このような巨大画面ディスプレーは、従
来は運搬や保管が大変困難であったが、本実施例によれ
ばそれが解消できる。
【0029】第3実施例. 次に図6は、本発明の第3実施例に係るCD−ROM再
生装置を示す平面図である。この実施例では、各枠体1
1〜20を接続する丁番は、図6のj〜rに示す各点の
位置にそれぞれ設けられている。よって、この実施例に
係る装置を持ち運ぶときは、図6のように、各枠体11
〜20を、枠体11を一番内側にしてそれに連なる他の
枠体12〜20(いわばキャタピラーのような形状のも
の)を、順次にいわば巻物のようにくるくると丸めてい
くことにより、このCD−ROM再生装置全体を、持ち
運びに便利な略円柱状に変形させることができる。
【0030】第4実施例. 次に本発明の第4実施例に係る携帯用TV(テレビ)を
図7に基づいて説明する。この第4実施例の外側の形状
は図1に示す第1実施例とほとんど同じである。違うの
は、この図1の実施例にあった再生・停止・早送り・巻
戻し等を指示するキー(図1には図示していない)の代
わりに、テレビ用の番組のチャンネルを切り替えるため
のキーや音声量を調節するキーやスピーカーなど(いず
れも図7には図示していない)が備えられている点であ
る。
【0031】すなわち、図7において、枠体1aおよび
枠体2aには、それぞれTV用の液晶ディスプレー画面
5aおよび7aが備えられている。そしてこれらの枠体
1aの端部と枠体2aの端部は、丁番9aおよび10a
により、折り曲げ自在に接続されている。また本実施例
では、枠体1aと02aにはそれぞれ、TV用の受信機
(図示せず)と、この受信機からのテレビ信号を処理し
てLCD駆動装置に送る信号処理装置(図示せず)と、
LCDを駆動するLCD駆動装置(図示せず)と、この
LCD駆動装置により駆動されて前記の各LCD画面5
aおよび7aに番組を出力するLCD(図示せず)が、
内蔵されている。
【0032】よって、この第4実施例に係る携帯用TV
では、ユーザーは、携帯時には枠体1aと2aを折り畳
んで(図2の(c)参照)コンパクトにしてもち運ぶこ
とができる。またユーザーは、使用時にはこれを図7の
ように見開き状態にして、例えばLCD画面5aには1
チャンネルの番組を表示させるとともに、LCD画面7
aには3チャンネルの番組を表示させることにより、2
つの番組を同時に視聴することができるようになる。
【0033】またこの第4実施例の変形として、TV用
の受信機からの1つの番組のテレビ信号のみを1つの信
号処理装置により処理して、その処理された信号を、各
枠体1aおよび2aのそれぞれに内蔵されたLCD駆動
装置に供給するようにすることにより、LCD画面5a
および7aを合わせた1つの大きな画面に1つの番組を
表示させるようにしてもよい。こうすれば、各LCD画
面5aと7aを合わせた1つの横長の(パノラマの)画
面が実現できるので、映画番組などの横長の映像もその
まま表示できるようになる。
【0034】以上本発明の実施例について説明してきた
が、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない
ことは勿論である。本発明は、例えば以下に述べるよう
な構成をも含んでいるものと理解すべきである。実施例
ではCD−ROM再生専用装置を開示しているが、本発
明では、VTRや光磁気ディスク記録再生装置やICカ
ードを使用した記録再生装置やパーソナル・コンピュー
タのように、記録装置および記録のための入力装置を含
む電子機器にも適用できる。また単に画面への表示だけ
でなく、音声や振動や光などをも出力できる電子機器に
も適用できる。
【0035】とくに本発明の表示装置は、単にCD−R
OM等の記録媒体からの情報を表示するために使用する
だけでなく、例えば入力ペン等により情報を入力するた
めにその入力ペンを操作するための操作画面の表示のた
めに使用するディスプレー、つまり入力装置としても使
用できるディスプレーを含む。
【0036】また本発明は、単にFDやCD−ROMの
ような記憶媒体から再生した情報を表示するディスプレ
ー装置に限られるものではなく、例えば放送TV(テレ
ビ)局または有線TV局から送られる情報を表示するた
めの表示装置でもよい。
【0037】また特に図1に示した第1実施例では、C
D−ROM駆動装置3は枠体1に内蔵させているが、本
発明では、これを枠体1および2から分離させて別個の
ユニットとし、この別個のユニットであるCD−ROM
駆動装置から無線電波により枠体1内の信号処理装置4
に信号を送るようにしてもよい。
【0038】
【発明の効果】以上に説明したように、本願の請求項1
の発明によれば、次のような効果が得られるようにな
る。 (1)本願の請求項1の発明では、その特許請求の範囲
に示すように、 (c)表示装置の使用時の全体の形状は、ユーザーの視
線が延びる方向とほぼ平行な中心線を中心として、ユー
ザーから見たときの前記中心線の右半分の平面の面積と
同左半分の平面の面積とが、ハードウェアとしてはほぼ
左右均等となるように、構成されている、及び、 (d)表示装置の使用時の全体の形状は、前記中心線の
右半分の厚さ寸法と同左半分の厚さ寸法とが、ハードウ
ェアとしてはほぼ左右均等となるように、構成されてい
る、という構成を有している。すなわち、本発明では、
前記中心線を中心として、右半分と左半分とが、ハード
ウェアとしてその平面や厚さ寸法がほぼ左右均等になる
ように構成されている。したがって、本発明では、ユー
ザーが、本発明による表示装置を、前記中心線又はその
近傍の部分を中心に、その手(特に片手のみ)で持つ
(支持する)ようにした場合に、表示装置の全体が、こ
のユーザーが持った(支持した)部分を中心に左右均等
にバランスするので、ユーザーが表示装置をその手で
(特に片手のみで)支持することが極めて容易になる。
この点で、特開昭62−92025号公報(出願人:キ
ャノン)及び特開昭63−118186号公報(半導体
エネルギー研究所)では、折り畳み自在の表示装置が開
示されている。しかしながら、これらの公報が開示する
表示装置は、それらの図面に示すように、折り曲げる中
心線を中心とする右半分の厚さ寸法とその左半分の厚さ
寸法とが互いに大きく異なっているので、ユーザーがそ
の折り曲げる中心線の部分を手で持っても、安定的に容
易に支持することはできない(特に片手で持つ場合には
支持し続けることは困難である)。この点で、これらの
公報の開示内容と本発明とは大きく異なっている。した
がって、これらの公報の表示装置には、本発明のような
効果、課題、及び技術思想(中心線の右半分と左半分と
がハードウェアとしてほぼ左右均等なので、中心線を介
して左右のバランスが容易に図られるので、ユーザー
は、中心線の部分を手で持つことにより、容易に安定的
に支持し続けることができる)は、全く記載されておら
ず、またその示唆もない。
【0039】(2)また、本願の請求項1の発明によれ
ば、その特許請求の範囲に示すように、 (g)表示装置は、前記中心線を中心として折り曲げら
れた前記の右半分と左半分とを任意の角度で固定するた
めの固定手段であって、前記の右半分と左半分とが前記
中心線を中心にして互いに近づく方向に折り曲げられた
とき、表示装置の全体をユーザーがその手で支持し易い
ような又はユーザーがその手の上に載置し易ような且つ
ユーザーが前記の右半分の画面と左半分の画面との両者
を同時に見易いような角度の範囲である120度から1
70度までの範囲内の任意の角度で、固定するための固
定手段、を備えている、という構成が採用されている。
つまり、本発明では、前記の中心線を中心として、その
右半分と左半分とを、前記の折り曲げられた任意の角度
で(すなわち、折り曲げられてその断面が略V字状にな
った状態で)固定すること(なお、本発明での「固定」
には、摩擦力などにより半固定する場合や一時的に固定
する場合なども、含まれる)が、可能になっている。し
たがって、本発明では、ユーザーがその手で(特にその
片手のみで)表示装置全体を支持するとき(又は、ユー
ザーが表示装置全体をその手の上に(特にその片手の上
に)載置するとき)、ユーザーは、前記の折り曲げられ
た中心線又はその近傍の部分(デルタ部分)を中心に持
って支持すること(又は、前記の折り曲げられた中心線
又はその近傍の部分(デルタ部分)を中心にその両手又
は片手の「手のひら」の上に置くこと)により、極めて
容易に、前記表示装置の全体を安定的に支持することが
可能になる。すなわち、一般に、平板状の物体を両手又
は片手のみで支持すること(又は、平板状の物体を両手
又は片手の手のひらの上に載置すること)と、断面が略
V字状になっている物体を両手又は片手で支持すること
(又は、断面が略V字状になっている物体を両手又は片
手の手のひらの上に載置すること)とを比較すると、後
者の方が格段に容易であることは、経験上もまた理論上
も明らかである。すなわち、例えば、前者の平板状の物
体では、その中央部分には、両手又は片手で持つときの
「取っ掛かり」が存在しないので、ユーザーは必要以上
の力を出して持つことが必要になる。これに対して、後
者の略V字状の物体では、前記の略V字状のデルタ部分
が両手又は片手で持つときの「取っ掛かり」となってく
れるので、この部分を持てば小さな力でも容易に安定し
て持ち続けることができる。また、例えば、前者の平板
状の物体では、それを両手又は片手の「手のひら」の上
に載せようとしても、平板状なので、手のひらの上をズ
ルズル滑ってしまい易いため、そのズルズル滑るのを防
ごうとして必要以上の力を入れる必要があり、且つ、必
要以上に神経を集中させる必要があり、その結果、長時
間支持し続けようとすると過度の疲労の原因となってし
まう。これに対して、後者の略V字状の物体では、人間
の両手又は片手の「手のひら」そのものが「断面が略V
字状」となっている(すなわち、我々人間が両手又は片
手で本や書類などの物を支持しているときの、その両手
又は片手の「手のひら」の断面形状は、通常、「略V字
状」となっている。つまり、通常、人間の「片手の手の
ひら」は、物を持つときは、断面が「略Vの字状」とな
るものである。また、通常、人間が両手を合わせて物を
持つときの「両手の手のひら」の形状は、その全体の断
面が「略Vの字状」となるものである。)ので、前記の
略V字状の物体は、前記の人間の両手又は片手の「手の
ひら(断面が略V字状)」の中にうまくピッタリとフィ
ットとして収まり易くなる。したがって、前記の略V字
状の物体は、人間にとっては、極めて小さな力で、容易
に、且つ安定的に、その両手又は片手の「手のひら」の
上に載置し続けることができるものとなる。前記の「略
V字形状」は、そのような有益な性質を有しているので
ある。以上のように、本発明によれば、前記固定手段に
より、ユーザーが表示装置の全体を両手又は片手で支持
すること又は両手又は片手の手のひらの上に載置するこ
とが、極めて容易になる。よって、本発明によれば、ユ
ーザーが、通勤電車内や路上などの様々な場所で、立っ
たまま、表示装置を両手又は片手で支持しながら、又は
表示装置を両手又は片手の手のひらの上に載置しなが
ら、使用し続けることが極めて容易なる。なお、特開平
1−282587号公報では、左右が均等に分離された
折り曲げ自在の表示装置が開示されている。しかしなが
ら、この公報が開示する「折り曲げ部分を中心に左右均
等になっている表示装置」は、その第1図、第3図、第
4図、及び第6図に示すように、2つの表示画面が「互
いに離れる方向に」折り曲げ自在となっている。よっ
て、この公報の表示装置では、ユーザーが使用するとき
に、この「折り曲げた中心線の部分」を取っ掛かりに片
手で持ったり、片手の手のひらの上に置くことは、全く
できない。なぜなら、この公報の表示装置では、折り曲
げる方向が、表示画面が「互いに離れる方向」となって
いるため、その折り曲げた中心線部分(デルタ部分)を
片手の「手のひら」の上に置いたとき、表示画面の反対
側の面がユーザーの両眼に対向するようになってしまう
(これでは、折り曲げたときに、「見る」すなわち「使
用する」ことはできない)からである。したがって、こ
の公報の表示装置には、本発明の前述のように効果、課
題、及び技術思想(前記中心線で折り曲げたときに、そ
のデルタ部分を、両手又は片手で支持するための「取っ
掛かり」にできるので、全体を手で支持することが極め
て容易になる。また、前記中心線で折り曲げたとき、折
り曲げられた略V字状の部分が、同じく略V字状の部分
を含む片手又は両手の「手のひら」の上にうまくフィッ
トしやすいので、片手又は両手の手のひらの上に容易に
且つ安定的に載置し続けることができる。)は、全く記
載されておらず、またその示唆もないことは、明らかで
ある。
【0040】(3)本願の請求項1の発明によれば、そ
の特許請求の範囲に示すように、 (e)表示装置の使用時の表示画面の形状は、前記の
「あわせて一つの大きな画面」の中の前記中心線から右
半分の画面の面積及び形状と、同左半分の画面の面積及
び形状とが、ユーザーから見たときにほぼ左右対称とな
るように、構成されている、 (f)表示装置の前記中心線に相当する部分は、表示装
置の全体をユーザーがその手で支持しやすいように又は
ユーザーがその手の上に載置し易いように且つユーザー
が前記の右半分の画面と左半分の画面との両者を同時に
見易いように、前記中心線を中心にして、前記の右半分
の画面と左半分の画面とが互いに近づく方向に折り曲げ
自在となっている、及び、 (g)表示装置は、前記中心線を中心として折り曲げら
れた前記の右半分と左半分とを任意の角度で固定するた
めの固定手段であって、前記の右半分と左半分とが前記
中心線を中心にして互いに近づく方向に折り曲げられた
とき、表示装置の全体をユーザーがその手で支持し易い
ような又はユーザーがその手の上に載置し易ような且つ
ユーザーが前記の右半分の画面と左半分の画面との両者
を同時に見易いような角度の範囲である120度から1
70度までの範囲内の任意の角度で、固定するための固
定手段、を備えている、という構成が採用されている。
したがって、本発明によれば、ユーザーが前記各ディス
プレーにより構成された「あわせて一つの大きな画面」
を見るときに、その画面全体が前記中心線を中心に左右
対称に分けられるため、ユーザーにとって極めて見易い
画面が得られるようになっている。すなわち、一般に、
人間の視神経においては、文書や画像を見る場合に、左
右2つの目(両眼)で見つめるため、見る対象は、その
中心線(両眼の位置)から左右対称になっている方が格
段に見易いという性質を有している。だから、従来の本
や新聞や雑誌などの紙媒体でも、必ず、ユーザーの視点
(視線)が延びる方向にほぼ平行な中心線(折り曲げる
線)を中心として、その表示部分が左右対称になるよう
に配置されている。表示された文字や画像が前記の折り
曲げる線(中心線)を中心に左右対称に配置されていな
いと、人間の視神経(左右対称が視神経にとっては自然
で疲れない)に過度の付加を与えて必要以上に視神経の
疲労を与えてしまうことになるが、本発明ではこのよう
な不都合を有効に回避することができる。
【0041】(4)本願の請求項1の発明によれば、そ
の特許請求の範囲に示すように、 (g)表示装置は、前記中心線を中心として折り曲げら
れた前記の右半分と左半分とを任意の角度で固定するた
めの固定手段であって、前記の右半分と左半分とが前記
中心線を中心にして互いに近づく方向に折り曲げられた
とき、表示装置の全体をユーザーがその手で支持し易い
ような又はユーザーがその手の上に載置し易ような且つ
ユーザーが前記の右半分の画面と左半分の画面との両者
を同時に見易いような角度の範囲である120度から1
70度までの範囲内の任意の角度で、固定するための固
定手段、を備えている、という構成が採用されている。
このように、本発明では、前記(g)の構成により、前
記中心線を中心として任意の角度に折り曲げた状態で
「固定」できるようになっているので、一般のユーザー
にとって、前記の「あわせて一つの大きな画面」の全体
が「さらに見やすい」ものとなっている。すなわち、一
般に、人間は、その左右の2つの目(両眼)で文字や画
像を見るので、見る対象である文字や画像が表示された
位置は、前記2つの目(両眼の位置)に対して、その全
てが等距離に配置されていることが、「理想的」であ
る。この観点からは、本や書類などに表示された画像や
文字を見るときでも、前記左右の両眼の位置を中心とし
た略円弧状の物体の上に、文字や画像が表示されている
ことが「理想的」である(実際に、A3などの大きなサ
イズの紙の上に書かれた情報を我々が見るときには、そ
のA3サイズの紙の上の全ての表示が自分の両眼から等
距離になるように、我々は、しばしば、無意識的に、そ
のA3サイズの紙を略円弧状に曲げて眺めていることが
あるが、それは、このような理由に基づくものであ
る)。しかし、実際には、表示面を円弧状にすることは
技術的に困難であるため、本や新聞や雑誌では、その中
心線を中心として「その左右が互いに少し近づくように
折り曲げられた状態」にして、その折り曲げられた紙の
上に表示された文字や画像を見ることにより、いわば
「疑似的に、前記の円弧状の物体上に表示されたのと同
じような、見やすいという効果」を得ようとしている
(つまり、本や雑誌を少しだけ折り曲げることにより、
折り曲げない場合に比べて、本や雑誌の表示面の全体
が、ユーザーの両眼に対して、疑似的に、あるいは近似
的に、均等な距離に位置するようになる)。そして、こ
のことは、パソコンやテレビなどの表示画面についても
同様に適用される。すなわち、パソコンやテレビなどの
表示装置を眺めるユーザーにとっては、その表示画面
は、ユーザーの両眼を中心とする円弧状に形成されるこ
と(表示面がユーザーの両眼から全て当距離にあるこ
と)が、本来は「理想的」である。しかし、実際にはそ
れは技術的にも困難であるため、本発明では、表示装置
を、前記中心線を中心として少し折り曲げられた状態で
「固定」することにより、本発明の表示装置による表示
画面の全体を、いわば「疑似的に、前記の円弧状の物体
上に表示されたのと同じような(ユーザーの両眼から当
距離に配置されたのと同じような)状態」にして、ユー
ザーにとって、その表示画面の全体が「見やすい」とい
う効果を、得させようとしている。すなわち、本発明の
ように、「前記中心線を中心として少し折り曲げられた
状態で固定すること」により、ユーザーにとっては、そ
の「両眼の位置からほぼ等距離の位置に画面の全体が広
がるような状態」(疑似的に円弧状の物体の上に画面が
表示されているのと同じような状態)が作出される。つ
まり、本発明によれば、前記の(g)の構成によって、
いわば「ユーザーの眼前の円弧状の物体上に画面が表示
されたのと類似した状態」が得られる。よって、前記の
「あわせて一つの大きな画面」の全体が、ユーザーにと
って、極めて「見やすい」ものとなるのである。なお、
特開平1−282587号公報では、「中心線を介して
左右が均等に分離された折り曲げ自在の表示装置」が開
示されている。しかしながら、この公報が開示する「折
り曲げ部分を中心に左右均等になっている表示装置」
は、その第1図、第3図、第4図、及び第6図に示すよ
うに、表示画面が「互いに離れる方向に」折り曲げ自在
となっている。よって、この公報の表示装置では、ユー
ザーが使用するときに、この「折り曲げた中心線の部
分」を取っ掛かりに片手で持ったり、片手の手のひらの
上に置くことは、全くできない。なぜなら、この公報の
表示装置では、折り曲げる方向が、表示画面が「互いに
離れる方向」となっているため、その折り曲げた中心線
部分(デルタ部分)を片手の「手のひら」の上に置いた
とき、表示画面の反対側の面(表示されていない面)の
方がユーザーの両眼に対向するようになってしまうから
である。したがって、この公報の表示装置による場合
は、「ユーザーの両眼に対して表示画面の全体をほぼ等
距離に配置するため、表示画面の中心線部分を中心に、
その右半分と左半分とを、互いに近づける方向に少し折
り曲げて固定する」ことは、全く不可能である(なぜな
ら、この公報の装置では、そもそも、表示面が互いに近
づくように折り曲げ自在にはなっていないから)。した
がって、この公報には、本発明の前述のような効果、課
題、及び技術思想(前記「あわせて一つの大きな画面」
の全体を、ユーザーの両眼の位置からほぼ等距離に配置
するため、表示画面の中心線の部分を中心に、その右半
分と左半分とを、互いに近づける方向に少し折り曲げて
固定するようにし、これによって、ユーザーが前記「あ
わせて一つの大きな画面」の全体をより見やすくなるよ
うにすること)は、全く記載されておらず、またその示
唆もないことは、明らかである。
【0042】(5)さらに、本願の請求項2の発明で
は、その特許請求の範囲に示すように、使用時の全体の
大きさが、ユーザーの片手のみでも支持できるような小
型のサイズに構成されている。したがって、本発明によ
れば、前記の(c)、(d)、及び(g)の構成と相俟
って、ユーザーが「片手のみ」で表示装置の全体を支持
することや、ユーザーが「片手の手のひら」の上に表示
装置の全体を載置したりすることが、極めて容易に行え
るようになる。すなわち、本発明では、前記の(c)、
(d)、及び(g)の構成により、表示装置全体が、そ
の中心線部分を境として、その右半分と左半分とが、ハ
ードウェア的に左右均等になっているので、ユーザーは
片手のみでも、左右のバランスをとりながら支持し続け
ることが極めて可能になる。また、前記(g)の構成に
より、表示装置の中心線部分が折れ曲がって「略デルタ
状部分」(略Vの字状の下端の部分)が形成されている
ため、この「略デルタ状部分」が片手で持つときの「取
っ掛かり」となってくれるので、ユーザーは片手のみで
も容易に表示装置全体を支持できるようになる。また、
前記(g)の構成により、表示装置の中心線部分が折れ
曲がって、その全体が「断面略Vの字状」となるた、こ
の「断面略Vの字状」の形状の部分が、ユーザーの片手
の手のひらの「略Vの字状の部分」(通常、人間の「片
手の手のひら」は、物を持つときは、断面が「略Vの字
状」となるものである)にピッタリとフィットして収ま
るので、ユーザーは、片手の「手のひら」の上に、表示
装置の全体を安定的に載置し続けることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るCD−ROM再生装
置を示す正面図である。
【図2】図1の実施例を動作別に示す平面図である。
【図3】本発明の第2実施例に係るCD−ROM再生装
置を示す正面図である。
【図4】図4の実施例を示す平面図である。
【図5】図4の実施例の折り畳んだ状態を示す平面図で
ある。
【図6】本発明の第3実施例を示す平面図である。
【図7】本発明の第4実施例を示す平面図である。
【符号の説明】 1,2,11〜20,1a,2a 枠体 3,50 CD−ROM駆動装置 4,51 信号処理装置 5,7,21〜30,5a,7a LCD画面(LCD
パネル) 6,8,31〜40 LCD駆動装置 9,10,9a,10a 丁番(ジョイント)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の(a)〜(g)の特徴を有する表示
    装置。 (a)画面をそれぞれ出力する複数のディスプレーが、
    使用時にはそれぞれが表示する各画面がユーザーの方向
    に向かうように、連続的に接続されている、 (b)前記の複数のディスプレーによる表示を制御する
    ことにより、前記の複数のディスプレーの表示画面が互
    いに協働して「あわせて一つの大きな画面」を表示でき
    るようにするための表示制御手段を備えている、 (c)表示装置の使用時の全体の形状は、ユーザーの視
    線が延びる方向とほぼ平行な中心線を中心として、ユー
    ザーから見たときの前記中心線の右半分の平面の面積と
    同左半分の平面の面積とが、ハードウェアとしてはほぼ
    左右均等となるように、構成されている、 (d)表示装置の使用時の全体の形状は、前記中心線の
    右半分の厚さ寸法と同左半分の厚さ寸法とが、ハードウ
    ェアとしてはほぼ左右均等となるように、構成されてい
    る、 (e)表示装置の使用時の表示画面の形状は、前記の
    「あわせて一つの大きな画面」の中の前記中心線から右
    半分の画面の面積及び形状と、同左半分の画面の面積及
    び形状とが、ユーザーから見たときにほぼ左右対称とな
    るように、構成されている、 (f)表示装置の前記中心線に相当する部分は、表示装
    置の全体をユーザーがその手で支持しやすいように又は
    ユーザーがその手の上に載置し易いように且つユーザー
    が前記の右半分の画面と左半分の画面との両者を同時に
    見易いように、前記中心線を中心にして、前記の右半分
    の画面と左半分の画面とが互いに近づく方向に折り曲げ
    自在となっている、 (g)表示装置は、前記中心線を中心として折り曲げら
    れた前記の右半分と左半分とを任意の角度で固定するた
    めの固定手段であって、前記の右半分と左半分とが前記
    中心線を中心にして互いに近づく方向に折り曲げられた
    とき、表示装置の全体をユーザーがその手で支持し易い
    ような又はユーザーがその手の上に載置し易ような且つ
    ユーザーが前記の右半分の画面と左半分の画面との両者
    を同時に見易いような角度の範囲である120度から1
    70度までの範囲内の任意の角度で、固定するための固
    定手段、を備えている。
  2. 【請求項2】 請求項1の表示装置において、さらに、 使用時の全体の大きさが、ユーザーの片手のみで支持さ
    れて使用されるような小型のサイズに構成されている、
    ことを特徴とする、表示装置。
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