JP2931604B2 - 接着剤複合体 - Google Patents

接着剤複合体

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JP2931604B2
JP2931604B2 JP1286016A JP28601689A JP2931604B2 JP 2931604 B2 JP2931604 B2 JP 2931604B2 JP 1286016 A JP1286016 A JP 1286016A JP 28601689 A JP28601689 A JP 28601689A JP 2931604 B2 JP2931604 B2 JP 2931604B2
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は、1面に接着剤で被覆された裏打ち(backin
g,支持体)を含む感圧接着剤複合体に関する。さらに詳
しくは、本発明は、優れた取り扱いおよび表面塗布手段
を有する感圧接着剤複合体に関する。本発明は、医療用
包帯として広く用いられている非常に薄い、接着剤で被
覆された透明フィルムである裏打ちの適用に特に有用で
ある。
背景 本発明は、送出系(delivery system;配送機構)を要
する任意の接着剤複合体に有用であるが、本発明は、透
明フィルム包帯および外科用ドレープ(drape)に関し
て特に有利である。これらの包帯およびドレープは創傷
上の保護層として広く用いられ、液体および細菌に対す
る障壁として働きながら湿った環境における治癒が容易
になる。この型の包帯は、テガダーム(TegadermTM
(3M、ミネソタ州セント・ポール所在)、バイオクルー
シブ(BioclusiveTM)(ジョンソン・アンド・ジョンソ
ン、ニュージャージ州、ニュー・ブルンズウィック所
在)、オプ−サイト(Op−SiteTM)(ティー・ジェー・
スミス・アンド・ネフュー、英国、ハル所在)およびユ
ニフレックス(UniflexTM)(ハウメディカ、フロリダ
州ラーゴ所在)のような商品名の下に入手できる。
このような包帯において用いられる重合体の(polyme
ric,ポリマーの)フィルムはなじみやすい(conformabl
e;共形的である;整合的である;ぴったり密着し易
い)。これは、これらのフィルムが、極めて薄く、脆く
しかも柔軟であることを意味する。これらは、フィルム
の接着剤で被覆された表面上に在る剥離性保護ライナー
を備える。ライナーを除いた場合、接着剤で被覆された
フィルムは、しわになりやすく、しかもそれ自身に粘着
して、包帯またはドレープの皮膚へのスムーズな無菌適
用を妨害しやすい。この問題を防止するために種々の送
出系が提案されている。
このような1つの送出系は、その適用の間にフィルム
縁を支持する着脱可能の枠を利用する。米国特許第4,37
2,303号明細書には、動物の解剖面になじみやすい比較
的薄い重合体のフィルムを有する複合体が記載されてい
る。重合体のフィルムの1面上に感圧接着剤を被覆し、
剥離ライナーをフィルムの接着剤で被覆された面に取り
付け、次いでフィルムの露出した面に枠を取り付ける。
使用時には、フィルムが皮膚に貼り付けられるまで枠は
フィルムと共にとどまり、その時に枠を除く。
他の送出系は、米国特許第4,513,739号明細書に記載
されている。この特許明細書には、1面上に生体親和性
接着剤を被覆したフィルムを含む創傷包帯が記載されて
いる。1枚以上のライナーシートを、剥離することがで
きるように、接着剤被覆済み表面に接着させる。剥離遅
延手段(release retarding means)を、包帯の、一つ
の縁(edge)又は向かい合う一対の縁に沿って与えて、
複数の層(フィルム、接着剤、及びライナー)を縁(ed
ge or edges)で引き離すためには、接触領域の残部で
引き離すのに必要な力よりも一層大きな力が必要である
ようにする。剥離遅延手段は、重合体フィルムの一層厚
いストリップ;フィルムの複数の縁でフィルムに接着し
た一層硬いフィルム片;フィルムの縁の周りに巻き付け
られ、且つフィルムを露出した表面に接着したライナー
ストリップ;又は、フィルムとライナーの両者の露出表
面に接着したストリップであってもよい。代替的に、一
層強力な接着剤を、包帯の中央部分の上よりも複数の縁
で使用してもよい。
第3の送出系は、米国特許第4,485,809号明細書に記
載されている。この送出系においては、剥離ライナーの
中央部分を取り除くことによって、ライナー材料の窓枠
(window frame,ウィンドフレーム)が、包帯を取り付
ける間の支持体として与えられる。次いで、この窓枠
は、窓枠領域内に設けられた打ち抜き穴(perforation
s)でフィルムを引き離すことによって除去される。
第4の送出系は、ベニーガード(Veni−gard)包帯
(Conmed、ニューヨーク州ウティカ所在)において用い
られる。この包帯においては、永久的に接着したフォー
ム枠(foam frame,泡フレーム)が、フィルムの裏打ち
の非接着剤側に設けられる。
薄いフィルム接着剤包帯を使用する場合に生じる更な
る問題は、皮膚から包帯が早期に剥離することである。
この開業医はかかる問題を回避すべく、包帯の縁を医療
テープで固着する場合がある。この回避策は、追加の材
料と時間とを伴う「エッジリフト(edge lift)」に対
する非常に効率の悪い解決策である。
発明の要約 本発明の接着剤複合体は、裏打ち(上面および底面を
有す)、裏打ちの底面の少なくとも一部分の上に被覆さ
れた感圧接着剤(以下、裏打ち接着剤)、裏打ち用補強
手段として働く裏打ちの底面上の永久接着補強材および
裏打ちの接着剤で被覆された面に剥離可能に貼られたラ
イナーを含有する。永久接着補強材は、ある表面に対す
る複合体の接着性を一層向上させ得る。送出手段は、接
着剤に触れないで送出系を貼り付けることができるよう
に与えるのが好ましい。
裏打ちは液体水に不透過性であるが、水蒸気透過性で
あり、しかも底面上の接着剤で被覆されている重合体の
フィルムが好ましい。高水蒸気透過性のフィルムを用い
る場合、接着剤は生体親和性であるのが好ましい。フィ
ルム/接着剤複合体は透明であり、しかも高水蒸気透過
性フィルムおよび高水蒸気透過性生体親和性接着剤を含
むのが最も好ましい。
永久接着補強材は、ある表面に貼り付ける間に、複合
体がそれ自体の上折り返したりまたはしわになりにくい
ように、なじみやすい裏打ちに若干の補強材を提供する
のに十分な量で存在する。この永久接着補強材は、接着
剤およびフィルムまたは布帛のような基体の積層品であ
ってもよい。あるいは、永久接着補強材の補強性は、接
着剤自体のバルクまたは繊維あるいは他の補強材料を接
着剤に添加することによって提供してもよい。永久接着
補強材が、裏打ちの底面を感圧接着剤で被覆した後に貼
り付けられる接着剤積層品の場合、永久接着補強材が、
複合体の貼られる皮膚または他の表面に接着するよう
に、永久接着補強材は、接着剤面を露出して貼り付けら
れる。永久接着補強材は、裏打ちを補強し、しかも裏打
ちの取り扱い適性を向上させる任意のパターンで裏打ち
上に設けてもよい。例えば、補強材は、貼られている
間、使用者によって保持される縁を橋渡しする裏打ちの
少なくとも2個の対向縁に沿ってストリップで設けても
よい。永久接着補強材は、裏打ちが感圧接着剤で被覆さ
れた後に、裏打ちの底面上の裏打ちの周囲に適用される
のが好ましい。
脆い(flimsy,薄い)裏打ちを補強することに加え
て、永久接着補強材は、複合体の縁に沿って、粘着性の
一層高い接着剤を与えることによって施される表面に、
複合体の一層優れた縁シール(edge seal,端封)を与え
ることができる。永久接着補強材は、下にある表面の移
動に応答して、屈曲でき、それによって、複合体のなじ
みやすさおよび快適を減じない。これは、複合体を医療
用包帯として用いる場合に特に望ましい。また、永久接
着補強材は比較的薄く、しかも裏打ちの接着剤で被覆さ
れた面上に位置する故に、複合体は全体として非常に低
プロファイルを与える。本発明の医療用包帯は、敷布等
をつかみ得る補強材料の高プロファイルを与えない。
ライナーは、任意の従来のライナー材料からなっても
よい。例えば、ライナーは、好ましくはシリコーンのよ
うな剥離剤で被覆された紙であり得る。
送出手段は、複合体の表面への適用を与える任意の方
法であってもよい。このような手段は、接着剤未被覆面
上に裏打ちを剥離可能にまたは永久に接着された別個の
タブであるかまたはライナーの部分を接着剤で被覆され
た裏打ちから個別に除去できるライナーの適切な打抜き
であってもよい。従って、送出手段は、接着剤複合体の
別個に確認可能の物理構造であってもなくてもよい。
図面の説明 第1図は、本発明の包帯の実施態様38を示す。裏打ち
40は、ポリエステルまたはポリウレタンフィルムのよう
な水蒸気透過性および液体および細菌不透過性の薄い透
明重合体のフィルム製である。裏打ち接着剤42は、皮膚
に低刺激を示す接着剤、好ましくは低アレルギー性アク
リレート共重合体生体接着剤である。裏打ち接着剤42
は、裏打ち40の少なくとも1部分を覆い、しかもここで
フィルムの全底面を覆うように図示される。接着剤また
は接着剤積層品の形の永久接着補強材44の補強量を、裏
打ち40の裏打ち接着剤42と同じ側の裏打ち40の少なくと
も1部分に適用する。ライナー46は接着剤を覆う。ライ
ナー46は任意に打抜きするかまたは裏打ち40の接着剤で
被覆された面を越えて任意に延長して、使用者によって
容易に除去できるようにしてもよい。タブ48は、裏打ち
40の接着剤非被覆面に貼り付けて、包帯38の取扱いが容
易であり、指を裏打ち接着剤42に接触させる必要性なし
に皮膚等の表面に包帯38を当てるのが容易であるように
する。タブ48は、ヒートシール(heat−sealing)によ
って若しくは接着剤を用いて、裏打ち40に永久的に貼り
付けてもよいし;又は光ヒートシール(light heat−se
aling)によって、若しくは米国特許第4,374,520号明細
書に開示されるような物理的クランピング手段(physic
al clamping mechanism,物理的締付け機構)によって、
若しくは除去できる量の接着剤によって、除去できるよ
うに裏打ち40に貼り付けてもよい。貼り付けるとき、使
用者は、一つのタブ48によって包帯38を保持し、他方の
手でライナー46を取り除く。次いで、空いている手で他
方のタブ48をつかみ、次いで、包帯38を皮膚に貼り付け
る。最終的に、選択によって、タブ48を取り除く。
第2図〜第5図は、本発明の包帯の好ましい態様8を
示す。この態様において、ライナー19を打ち抜いて、二
つの平行な切れ目20を設け、中央部分22と端部分24とを
形成する。ライナーの諸部分を選択的に除去するのを可
能にする、ライナー上の打ち抜き(die cuts)のあらゆ
る配置は、この送出系(delivery system,配送機構)の
代替的態様として、もちろん意図されている。先ず、中
央部分22を除去し、次いで、包帯8を皮膚に当てる。
第3図は、第2図の包帯の分解図を示す。第2図は、
裏打ち10と、裏打ち10の一つの表面上に被覆された裏打
ち接着剤12と、裏打ち接着剤12及びライナーの諸部分
(22及び24)の間にある永久接着補強材(永久的接着性
補強材)14の周枠(peripheral frame,周辺フレーム)
との相対的配置を与える。ライナーの諸部分(22及び2
4)が除去されると、永久接着補強材14の粘着性表面が
露出する。あまり好ましい代替的態様ではないが、裏打
ち接着剤12と永久接着補強材14とは、裏打ち10上の相対
的位置を入れ替えてもよい。そのような態様における永
久接着補強材14によって、取扱い特性(handling prope
rties)は一層改善されるが、永久接着補強材14が皮膚
にさらされない場合、永久接着補強材14に粘着性の一層
高い接着剤を使用する利点は得られない。
別の3部線状実施態様は、米国特許第4,614,183号明
細書に開示されたように、分離の容易なJ型折り目を与
えるであろう。
第4図は、線4−4に沿って取った第2図の包帯の断
面図を示す。包帯8を皮膚に適用するには、使用者は、
ライナー縁部分24を掴むことによって裏打ち接着剤12お
よび永久接着補強材14との接触を回避し得る。ライナー
中央部分22が裏打ち接着剤12から分離し始め、中央部分
22の完全な除去を容易にするために掴む自由部分を与え
るように包帯8を曲げることによってライナー中央部分
22は裏打ち10から除去される。裏打ち10の相当する接着
剤で被覆された面を、皮膚にプレスする。次いでライナ
ー縁部分24を裏打ち10から除き、次に接着剤で被覆され
た裏打ち10の相当する部分を皮膚にプレスする。ライナ
ー縁部分24は、裏打ち10を縁部分24の端部に沿って折り
曲げ、次いで1つの摺動運動でライナー縁部分24を同時
に除きながら接着剤で被覆された裏打ち10を所定の位置
に巻くことによって最も容易に除去される。示したよう
にライナー縁部分24は、裏打ち10を越えて延び、取り扱
いが容易になる。
第5図は、ライナー部分を除き、表面26に複合体を適
用した後の第4図の接着剤複合体を断面図を示す。
好ましい態様の説明 本発明の接着剤複合体構成は、任意のなじみやすい裏
打ち上に被覆された感圧接着剤を有する任意のなじみや
すい裏打ちに関して有用である。代表的な裏打ちとして
は、不織繊維ウェブ、繊維織ウェブ、ニットおよび他の
よく知られた裏打ち材料がある。好ましい裏打ち材料は
重合状フィルムである。本発明は、高透湿性フィルムを
有する感圧接着剤複合体において特に有用である。米国
特許第3,645,835号および同第4,595,001号明細書には、
このような高蒸気/湿分透過性フィルムの製造方法およ
びその透過性の試験方法が記載されている。フィルム/
接着剤複合体は、速度少なくとも300g/m2/24hr/37℃/10
0%RH〜10%RHにおいて水蒸気を透過しなければならな
い。接着剤で被覆されたフィルムは、速度少なくとも70
0g/m2/24hr/37℃/100%RH〜10%RHにおいて水蒸気を透
過するのが好ましい。
裏打ちおよび永久接着補強材は、解剖面になじみやす
いのが好ましい。このことは、複合体が、動物解剖面に
貼られた場合に、表面を移動した時にもこの表面になじ
むことを意味する。また、好ましい裏打ちは、動物解剖
関節にもなじみ得る。関節を曲げ、ついでその未屈曲位
置に戻した時に、裏打ちは伸長して、関節の屈曲に適合
するが、関節がその未屈曲状態に戻る場合に関節になじ
み続けるのに十分に弾力性である。
なじみやすさの尺度は、包帯を広げるに必要な力の尺
度を与える「F」値である。本明細書において示すF10
値は、力を伸び10%において測定した以外はASTM試験法
D3759を用いて有効に求められる。
Thwing−Albert Instrument Company(ペンシルベニ
ア州フィラデルフィラ所在)からのIntelect IIユニッ
トを、この試験操作において用いて、これらの値を得
る。Intelect IIのクロスヘッド速度は、10インチ(25.
4cm)/分に設定し、次いでチャート速度は10インチ(2
5.4cm)/分に設定する。ゲージ長は、2インチ(5.1c
m)に設定し、試験試料は1インチ幅(2.54cm)を試験
するように切断する。
F10値は、身体表面の運動および材料がこれらの身体
の変形によって伸長する能力の近似を与える。裏打ちの
F10値は、約1ポンド(454g)より大きくてはならず、
好ましくは約0.8ポンド(363g)未満が好ましい。創傷
包帯およびドレープの好ましい実施態様において、2.5
ポンド(1135g)以上のF10値を有する裏打ちを使用して
もよい。しかしながら、F10値が増大すると、なじみや
すさは減少し、しかも裏打ちが医療用包帯としてなじみ
やすく働く能力は同様に減少する。
また、なじみやすさは、多少厚さによって決まり、従
って裏打ちが薄ければ薄い程、それは一層なじみやす
い。一般に、フィルムは厚さ12ミクロン〜25ミクロンで
ある。本発明の創傷包帯として使用するのに適した重合
体の例としては、エスタン(EstaneTM)(ビー・エフ・
グッドリッチ、オハイオ州クリーブランド所在)のよう
なポリウレタン、デュポンのハイトレル(HytrelTM)ポ
リエステルエラストマー(デラウェア州ウイルミントン
所在)のようなエラストマー状ポリエステル、ポリエチ
レン、ポリウレタンとポリエステルとのブレンド、塩素
化ポリエチレン、クラトン(KratonTM)ブランドの熱可
塑性ゴム(シェル・ケミカル・カンパニー、テキサス
州、ヒューストン所在)のようなスチレン/ブタジエン
ブロック共重合体、ピーバックス(PebaxTM)ポリエー
テルブロックアミド(リルサン・コーポレーション、ニ
ュージャージ州グレンロック所在によって流通されてい
る)およびポリ塩化ビニルがある。
特に好ましい裏打ちはエラストマー状ポリウレタンま
たはポリエステルフィルムである。これらのフィルム
は、弾力性、高透湿性および透明性の望ましい性質を組
み合せ持つ。
好ましい創傷包帯態様において、裏打ち接着剤および
永久接着補強材の両者に使用できる好ましい感圧接着剤
は、米国再発行特許第24,906号に記載のアクリレート共
重合体、特に97:3イソ−オクチルアクリレート:アクリ
ルアミド共重合体のような皮膚に適用される通常の接着
剤である。他の有用な接着剤は、一般構造−A−B−A
−[式中、各Aブロックは室温より高いガラス転移温度
(すなわち約20℃より高温)を有し、平均分子量約5000
〜125,000を有する熱可塑性重合体であり、かつBブロ
ックは平均分子量約15,000〜250,000を有する共役ジェ
ンの重合体である] を有する3個またはそれ以上の重合体ブロック構造を有
するブロック共重合体を開示している、米国特許第3,38
9,827号明細書に記載されているものである。有用な接
着剤の追加の例は、例えば、米国特許第4,112,213号明
細書に記載されたもののようなイソ−オクチルアクリレ
ート/n−ビニルピロリドン共重合体接着剤および架橋ア
クリレート接着剤である。ヨウ素のような薬物または抗
菌剤を接着剤に含むことは創傷治癒および感染防止の増
進に有用である。米国特許第4,310,509号および同第4,3
23,557号明細書には、このような抗菌性接着剤が記載さ
れている。下記のように、永久接着補強材に使用される
感圧接着剤は、選ばれた裏打ち接着剤よりも一層高粘着
性であるのが好ましい。
本発明において用いるのに適したライナーの例は、ク
ラフト紙、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステ
ルまたはこれらの材料の何れかの複合体製のライナーで
ある。これらのライナーは、フルオロケミカルまたはシ
リコーンのような剥離剤で被覆される。米国特許第4,47
2,480号明細書には、低表面エネルギーペルフルオロケ
ミカルライナーが記載されている。好ましいライナー
は、シリコーン剥離材料で被覆された紙、ポリオレフィ
ンフィルムまたはポリエステルフィルムである。シリコ
ーンで被覆された剥離紙の例は、ジェームズ・リバー・
カンパニー、ニッチ・ピー・スミス・ディビジョン(イ
リノイ州、ベッドフォード・パーク所在)によって供給
されるポリスリク(PolyslikTM)およびドーバート・ケ
ミカル・カンパニー(イリノイ州、ディクソン所在)に
よって供給されるシリコーンで被覆された紙である。好
ましいライナーは、ドーバートから入手できる水をベー
スとするシリコーン面でクラフト紙をスーパーカレンダ
ー掛けした1−60BKG−157紙である。
接着剤およびライナーの他の組み合わせは可能であ
る。当業者は、最終製品に望まれる品質の組み合せに到
達するために、異なったライナーに対する新しい接着剤
または異なった接着剤に対する新しいライナーを試験す
る方法に明るい。ハンドブック・オブ・プレッシャー・
センシティブ・アドヘシブ・テクノロジー(Handbook o
f Pressure−Sensitive Adhesive Technology)、第18
章、「シリコーン・リリース・コーティングス(Silico
ne Release Coatings)」Van Nostrand−Reinhold、198
2、第384頁〜403頁にはシリコーン剥離ライナーの選択
に関して考慮すべき事項が記載されている。米国特許第
4,472,480号明細書には、ペルフルオロポリエーテル剥
離ライナーの選択に関して考慮すべき事項が記載されて
いる。本発明の好ましい創傷包帯の実施態様において、
接着剤の選択は、皮膚上の使用に安全なものに限られ、
しかも低アレルギー性として知られる種類のものが好ま
しい。好ましいアクリレート共重合体は、この種類の接
着剤である。ライナーは、商品名の付いた種々の製剤を
種々の製造業者から入手できる。通常、望まれる剥離特
性を有する製品に到達するために選ばれた接着剤に対す
る刺激された使用条件においてこれらを試験する。
永久接着剤補強材は、裏打ち材料に対する若干の補強
性を与える、接着剤または接着剤積層品から選ばれる。
この永久接着補強材は、ハイトレル(HytrelTM)(デュ
ポン、デラウェア州、ウイルミントン所在)フィルムお
よびイソ−オクチルアクリレート、アクリル酸およびフ
ォーラル(Foral)85TM(ハーキュリーズ・ケミカル・
カンパニー、デラウェア州ウイルミントン所在から市販
されている還元されたアビエチン酸のトリグリセリルエ
ステル)粘着付与剤の共重合体のような粘着付与された
アクリレート接着剤のフィルム/接着剤積層品であって
もよい。他の永久接着補強材は、布帛/接着剤積層品で
あってもよい。不織布/接着剤積層品の例としては、米
国特許第4,366,814号に開示され、しかもステリ・スト
リップ(Steri−StripTM)(3M、ミネソタ州、セント・
ポール所在)弾性皮膚縫合、熱可塑性エラストマー・小
径繊維の不織エラストマー・メルト吹付ウェブまたはセ
レックス(CerexTM)(モンサント、ミズーリ州、セン
ト・ルイス所在)スパンボンドナイロンおよび接着剤と
して市販されているような実施態様がある。織布/接着
剤積層品としては、ゴムをベースとする接着剤に積層さ
れた木綿布のような実施態様がある。
前記のように、永久接着補強材として使用する不織布
/接着剤積層品の実施態様の1つは熱可塑性エラストマ
ー・小径繊維のメルト吹付ウェブまたは吹付ミクロファ
イバー(BMF)ウェブをベースとしている。ミクロファ
イバーウェブを製造できるエラストマー・熱可塑性材料
としては、例えばエラストマー・ポリウレタン、エラス
トマー・ポリエステル、エラストマー・ポリアミドおよ
びエラストマー・A−B−A′ブロック共重合体(但し
AおよびA′はスチレン系部分であり、かつBはエラス
トマー・中央ブロックである)がある。
不織ウェブの弾性は、ウェブを構成する繊維の繊度お
よびウェブの坪量(basis weight)によって制御され
る。エラストマー・小径繊維は、直径約1ミクロン〜約
50ミクロンを有するのが好ましく、約5ミクロン〜約30
ミクロンを有するのが一層好ましい。小径繊維の直径
は、1ミクロン未満の場合、ウェブは十分な引張強度に
欠けるであろう。小径繊維の直径が約50ミクロンより大
きい場合には、接着剤定着用接触表面積が減少する。
不織エラストマー・ウェブの坪量は、またウェブの弾
性の制御における主要な因子である。ウェブの坪量は、
好ましくは約15g/m2〜150g/m2の範囲内であり、一層好
ましくは約20g/m2〜約70g/m2の範囲内である。
永久接着補強材として用いる場合に、不織エラストマ
ー・ウェブは、縦方向引張強度少なくとも約30g/2.5cm
幅/g/m2坪量を有するのが好ましく、少なくとも約40g/
2.5cm幅/g/m2坪量を有するのが一層好ましい。縦方向に
50%伸張した後、不織エラストマー・ウェブは、好まし
くは少なくとも約85g、一層好ましくは少なくとも約90
%、最も好ましくは少なくとも約95%を回復する。横方
向に50%伸張した後、ウェブは、好ましくは少なくとも
約80%、一層好ましくは少なくとも約85%、最も好まし
くは少なくとも約90%を回復する。
永久接着補強材に用いるのに適したエラストマー・不
織メルト吹付ミクロファイバーウェブは、熱可塑性エラ
ストマー・ポリウレタン重合体(K.J.Quinn Co.、マサ
チューセッツ州、モルデン所在から入手できるポリエス
テルウレタンのPS440〜101または200)およびインダス
トリアル・エンジニアリング・ケミストリー(Industri
al Engineering Chemistry)、48巻、第1342頁以下(19
65)におけるVan A. Wenteによる「スーパーファイン・
サーモプラスチック・ファイバーズ(Superfine Thermo
plastic Fibers)」またはメルト吹付ダイが5:1長さ対
直径比の平滑面オリフィス(10/cm)を有し、しかも穿
孔ダイを好ましく用いる以外はVan A. Wente、C.D.Boon
eおよびE.L.Fluhartyによる「マニュファクチュア・オ
ブ・スーパーファイン・オーガニック・ファイバーズ
(Manufacture of Superfine Organic Fibers)」と題
する1964年5月25日発表のネーバル・リサーチ・ラボラ
トリーズのレポート第4364号に記載のものと同様の方法
を用いて製造される。熱可塑性エラストマー・材料は、
ダイを通して加熱空気の高速流中に押し出され、この加
熱空気の高速流は繊維をその固化および捕集前に繊維を
引き伸ばしかつ細化する。繊維は、繊維が互に接着し、
しかも追加結合剤を要しない凝集性ウェブを形成し得る
ように完全な繊維固化前に多孔篩円筒上のようにランダ
ムに捕集される。本発明の永久接着補強材の形成におい
て、吹付繊維は、剥離ライナー上に担持された接着剤フ
ィルムに直接に捕集できる。ウェブの特別の物理的特性
は、重合体レオロジー、プロセスの繊維形成および捕集
段階を適切にバランスして望まれるウェブの性質を得る
ことによって達成される。ダイ温度は220℃に保たれ、
一次空気温度および圧力は夫々、230℃および150kPa
(間隙幅0.63mm)であり、かつ重合体押出速度は450g/h
r/cmである。得られたウェブは繊維寸法5ミクロン〜10
ミクロンおよび坪量60g/m2を有する。
種々の感圧接着剤は、永久接着補強材の不織ウェブと
共に使用できるが、アクリレートをベースとする感圧接
着剤は、その低アレルギー性および透気性の故に好まし
く、かつアクリレートをベースとする医療用感圧接着剤
はその皮膚密着性の故に特に好ましい。感圧接着剤は、
溶液またはラテックスとして不織エラストマー・ミクロ
ファイバーウェブ上に適用できるか、あるいはエラスト
マー・ウェブを接着剤フィルムに積層または直後に接着
フィルム上に捕集できる。ウェブ上に施された接着剤の
量は、ウェブ坪量の約30〜60重量%の範囲にあるのが好
ましい。
永久接着補強材の他の態様は、感圧接着剤の複合体技
術において慣用されるあらゆる接着剤の一層厚い量であ
り、裏打ち材料に十分な剛性(rigidity,硬さ)を与え
て、裏打ち材料がそれ自身の上に容易に折り重ならな
い、又は通常の使用法ではしわを作らないような量で供
給される。この追加的な、接着剤の「ビート(bead,
縁)」は、使用者が裏打ちを貼り付ける間、裏打ちに構
造的支持を与えるあらゆる形態で、裏打ちの上に配置さ
れる。あるいは、追加の接着剤は、米国特許第3,062,68
3号明細書に記載の繊維充てん転写接着剤のような追加
構造補強材用繊維を含有してもよい。
使用に選ばれた特別の永久接着補強材に無関係に、永
久接着補強材は、裏打ち材料が通常の使用下にそれ自体
の上に容易に折り返さないかまたはしわにならないのに
十分な剛性を与える量で与えられる。永久接着補強材
は、支持を与えるかまたは取り扱い適性を増大する任意
のパターンで裏打ち上に位置してもよいが、裏打ちに隣
接する枠または縁取材を与える裏打ちの周囲に対して適
用するのが好ましい。他の好ましいパターンは、裏打ち
を表面に適用する間に使用者によって保持された縁を橋
かけする裏打ちの2個の対向縁の縁取領域に対して、永
久接着補強材の2枚の平行ストリップを適用することで
ある。
永久接着補強材の必要量は、裏打ちの相対的脆さ(fl
imsiness,薄さ)、全複合体の寸法および永久接着補強
材の補強性によって決まる。例えば、永久接着補強材
は、存在する接着材料のバルクまたは接着剤中の繊維の
配向あるいは接着剤積層品の基体材料を介して補強性を
与えてもよい。永久接着補強材の性質により、永久接着
補強材の縁取り材の幅は一層小さい包帯上では一層狭
く、しかも一層大きい包帯上では一層広い。
永久接着補強材によって与えられる追加の特徴は、伸
張性補強材の縁取り材である。前記のように、本発明の
複合体の重要な応用は、医療用包帯である。永久接着補
強材によって与えられるなじみやすさおよび伸縮性の量
は、さらに剛性を与えるためにフィルム自体よりも低い
が、紙または他の強靭な材料製の枠よりも大きく、包帯
は解剖基体の通常運動でとび出さない。
本発明の接着剤複合体は、非常に低いプロファイル
(profile,縦断面)の包帯を与える。永久接着補強材
は、しわになるのを抑制する補強量でのみ与える必要が
ある。従って、永久接着補強材は、一般に約500ミクロ
ンより厚くなく、約250ミクロンより厚くないのが好ま
しく、約125ミクロンより厚くないのが最も好ましい。
最適には、本発明の永久接着補強材は、永久接着補強
材の一層高い粘着接着剤の使用により、表面に一層良好
な縁シールを与える。パネル検討によって求めた裏打ち
接着剤の皮膚への密着性の約1.25倍より大きい永久接着
補強材の皮膚への密着性により、良好な縁シールが得ら
れる。最も好ましくは、永久接着補強材は、裏打ち接着
剤の皮膚に対する密着性の約1.50倍より大きい皮膚への
密着性を有する。永久接着補強材における一層高い粘着
接着剤の使用により、創傷と直接接触している包帯の部
分における包帯の一層大きい蒸気透過性を与え得る一層
少量(または一層低塗布量)の裏打ち接着剤を使用でき
る。
本発明の複合体は、当業者により知られている従来の
技術(例えば押出し、溶媒流延、カレンダー掛けおよび
積層など)によって製造できる。[モダーン・プラスチ
ックス・エンサイクロペディア(Modern Plastics Ency
clopedia)マグローヒル、1984〜85、コーティング・ア
ンド・ラミネーティング・マシング(Coating and Lami
nating Machines)、Weiss Coverting Technology Co.,
1977を参照されたい。複合体の製造方法は、下記の非限
定例によってさらに例示される。
例 1 米国再発行特許第24,906号明細書により製造したイソ
−オクチルアクリレート:アクリルアミド共重合体の9
7:3単位を含む接着剤の25g/m2が、漂白された、1面塗
被のポリエチレンおよびシリコーン紙[ポリスリク(Po
lyslik)S−8053、ジェームズ・リバー・カンパニー、
エッチ・ピー・スミス・ディビジョン、イリノイ州ベッ
ドフォードパーク所在]の78ポンド/連(127g/m2)の
剥離ライナーに、標準水平ナイフコーターを利用して塗
布された。「エスタン(Estane)58309NAT022」ポリウ
レタン樹脂(ビー・エフ・グッドリッチ、オハイオ州ク
リーブランド所在)の1.1ミル(28ミクロン)フィルム
を接着剤面に積層した。米国特許第4,366,814号明細書
により製造され、3Mカンパニーからステリ・ストリップ
(Steri−StripTM)エラスチックとして市販されている
裏打ち/接着剤積層品の中心部分を除き、次いで周囲枠
部分を、S−8053剥離ライナーを除去した後の前記構造
に積層して、永久接着補強材枠を形成した。枠上に用い
た接着剤は、包帯の中心よりも一層高粘着性であった。
次いで露出した接着剤が60ポンド/連(97.6/m2)漂白
されたスーパーカレンダー掛けした、両面にシリコーン
(2−60BKG−157/99AM、ドーバート、イリノイ州シカ
ゴ所在)塗被されたクラフト紙の剥離ライナーに再積層
された。このライナーを3個の部分に型打抜きした。次
いで、枠をつけた積層品を所定の寸法に切断した。
全寸法6cm×7cmを有しそして幅64mmの永久接着補強材
の枠を有する小型の包帯を、この例によって製造した。
全寸法10cm×12cmを有し、そして幅127mmの永久接着補
強材の枠を有する一層大型の包帯を製造した。
例 2 永久接着補強材枠が、K.J.Quinnからの坪量60g/m2
ミクロファイバーポリウレタン樹脂#P.S.440から製造
された不織ポリウレタンウェブからなっていた以外は、
前記の両方の寸法の包帯を例1によって製造した。この
裏打ちは、イソ−オクチルアクリレート56.4部、アクリ
ル酸3.6部およびハーキュリーズ・ケミカル・カンパ
ニ、デラウェア州ウイルミントン所在から入手できるフ
ォーラル(Foral)85TM粘着付与剤40部を有する接着剤2
5g/m2で被覆された。
例 3 永久接着剤枠が、裏打ち55g/m2の割合で裏打ちの縁に
積層された繊維状接着剤ミックスからなっていた以外
は、前記の両方の寸法の包帯を例1によって製造した。
この繊維状接着剤ミックスは、米国特許第3,062,683号
明細書に教示されたように製造され、しかもイソ−オク
チルアクリレート56.4部、アクリル酸3.6部、フォーラ
ル(Foral)85TM40部の混合物99%およびミニファイバ
ーズ・インコーポレーテッド、テネシー州、ジョンソン
シティ所在から市販の1.5デニール、長さ6.35mm(タイ
プ790、セミダル)のブレンドしたポリエステルステー
プルファイバー1%とからなっていた。
例 4 永久接着剤枠が、フィルム/接着剤積層品からなって
いた以外は前記の両方の寸法の包帯を、例1によって製
造した。フィルムは、デュポンから市販されている0.02
8mmハイトレル(HytrelTM)4056フィルムであった。接
着剤は、米国特許第4,323,557号明細書によって製造さ
れ、しかもイソ−オクチルアクリレート/n−ビニルピロ
リドンと共にヨウ素塩2%およびヨウ化物結晶2%から
なっていた。この接着剤を50g/m2の割合で塗布した。
取り扱い適性試験 前記の接着剤複合体は、厚さ、F10モジュラスおよび
ハンドル・オー・メーターデーターの測定値で示される
ようになじみやすいままで、永久接着補強材のない同様
の複合体よりも一層取り扱いやすい。F10モジュラスの
測定方法およびこのデーターの意味は前記に論じた。
「ハンドル・オー・メーター」のデーターは、材料に垂
直の力の作用を測定することによって材料のなじみやす
さを示す。この測定は、ハンドル・オー・メーター剛さ
の改変INDA標準試験法、IST90.0−75(R82)またはTAPP
I T498 Su−66によって行う。この試験は、2.5cm×7.6c
mの試験を測定し、しかも実際の読みを200gのスケール
からとった点で改変した。試料の接着剤で被覆された面
を、タルク粉末で被覆し、次いで接着剤面を上にして計
器に入れた。読みは、g−力単位で取り、しかも縦方向
および横方向の両方で取った。
第1表は、薄膜包帯[テガダーム(Tegaderm)TM162
6]単独および示す全試料厚に対する表示された永久接
着補強材の被覆を有する薄膜包帯を比較して、これらの
データーの測定値を示す。
皮膚密着試験 前記のように、永久接着補強材は、裏打ち接着剤に比
較して、一層高い粘着接着剤の使用により複合体の表面
に対する一層良好な縁シールを与えるのが最適である。
皮膚に対する接着剤粘着性の定量的測定値は、下記の試
験方法によって与えられる。
供試接着剤で被覆されたシート材料は、処置台上に腕
を側面にしかも頭を1側面に向けてうつ伏せ位に横たわ
る6名の個人(すなわちランダムに選んだ男性3名およ
び女性3名)の各々の(乾いた)背に適用される1×3
インチ(2.5×7.6cm)ストリップに切断する。各個人に
ついて、シート材料の3枚のストリップの各々を脊柱の
片側または他側に適用し、次いでストリップの長さが脊
柱に直角であるように位置する。ストリップを張力また
は、皮膚を引っ張ることなく適用し、しかも各ストリッ
プ間に少なくとも32mm〜95mmの間隔がある。すべてのス
トリップが適所にあった後、本明細書に参照されている
感圧テープ協会パンフレット(Pressure−Sensitive Ta
pe Council Brochure)(1976)の第7版にみられる規
格によって20.4Kgゴムローラーを各ストリップの長さに
沿ってロール掛けする。ストリップをロール掛けする場
合、指圧力はローラーに加えてはならない。
接着値を求めるには、各ストリップを、114Kg試験ラ
インおよび試験ラインに取りつけた2.54cmのクリップを
有する従来の接着試験機を用いて、脊柱に形成されたラ
インから90゜の角度で除く。クリップを脊柱から最遠の
ストリップの縁に取りつけ、クリップはストリップの縁
の約1.27cmを手動で上昇し、次いでこれにクリップを取
りつけることによって取りつける。このオリエンテーシ
ョンにより、引張りが背上の細毛成長の方向であるよう
に背の外側から出発して脊柱に向かって、ストリップを
除くことができる。これは、ストリップを除く個人の背
の側に対向する接着試験機を位置することによって容易
になる。90゜の剥離角を保つために、接着試験機を合わ
せ、しかもストリップが剥離すると同じ高さにある。ス
トリップを背に平行(180゜)の面でそれ自体の上に引
っ張り、剥離速度は6インチ(15.2cm)/分である。初
期皮膚密着性を求めるために、ストリップをその背に対
する適用の約5分内に剥離する。
この試験方法に用いるに適当な接着試験機の例は、移
動キャリジおよび変換器を有する従来の電動スクリュー
を含む。ロードセル付属品を変換器に接触する。変換器
上にかかる剥離力によって、読みメーターを経てストリ
ップチャートレコーダーに至る信号変化を生じる。
本発明による好ましい永久接着補強材は、少なくとも
約2ニュートン/100mm幅の平均初期乾皮膚接着値を示
す。
例4の包帯の相対的皮膚接着測定値は、皮膚に対する
初期適用(T−0)および48時間後(T−48)時間に測
定した。この試験の結果を下記第2表に示す。
前記説明は、例示および説明のための特別の好ましい
実施態様を志向している。当業者には、本発明の精神か
逸脱することなく、多くの修正が可能であることがわか
る。例えば、複合体は、透湿性を増大させるために吸収
パッドまたは接着剤ボイドをさらに含む。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明によるフィルム包帯の部分切取斜視図
である。 第2図は、本発明のフィルム包帯の別の実施態様の斜視
図である。 第3図は、第2図のフィルム包帯の分解図である。 第4図は、線4−4に沿って取った第2図のフィルム包
帯の断面図である。 第5図は、ライナーを除去した第4図のフィルム包帯の
断面図である。 8……好ましい包帯の実施態様 10,40……裏打ち 12,42……裏打ち接着剤 14,44……永久接着補強材 20……平行な切れ目 22……中央の部分 24……端部分 26……表面 38……包帯 46……ライナー 48……タブ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)上面及び底面を有する、なじみやす
    い裏打ち、 (b)該裏打ちの底面の少なくとも一部分に被覆された
    感圧接着剤である裏打ち接着剤、 (c)該裏打ちの底面に施された接着剤又は接着剤積層
    体である、補強可能な量の永久接着補強材であって、該
    裏打ちをある表面へ当てる間にできるしわが該接着補強
    材によって減少される該接着補強材、及び (d)剥離することができるように、該裏打ち上の露出
    した接着剤に接着されたライナー を含む、接着剤複合体。
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