JP2931364B2 - 表示制御装置および表示制御方法 - Google Patents

表示制御装置および表示制御方法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、表示制御装置および表示制御方法に関し、
詳しくは、例えば強誘電性液晶を表示更新のための動作
媒体として用い電界の印加等によって更新された表示状
態を保持可能な表示素子を具えた表示装置のための表示
制御装置および表示制御方法に関する。
[従来の技術] 一般に、情報処理システムなどには、情報の視覚表示
機能を果す情報表示手段として表示装置が接続されてい
る。このような表示装置としてはCRTが広く利用されて
おり、このような情報処理装置に接続されるCRTのため
の表示制御装置の一例を第12図に示す。
図において、1はアドレスバスドライバ、2はコント
ロールバスドライバ、3はデータバスドライバであり、
それぞれ情報処理システムを構成する各機器間を信号接
続するためのシステムバス4に接続されている。5はデ
ータバスドライバ3を介して転送される表示データを記
憶するビデオメモリ、6は表示制御装置とCRTとの間の
データ転送のためのドライバ、7はCRTである。
ビデオメモリ5はデュアルポートのDRAM(ダイナミッ
クRAM)によって構成されており、表示データが直接書
き込まれる。ビデオメモリ5に書き込まれた表示データ
は、CRTC(CRTコントローラ)8によって順次読み出さ
れ、CRT7に表示される。
すなわち、表示データの書き込みのときは、図示しな
い情報処理システムのCPUがCRT7の表示エリアに対応す
るビデオメモリ5のアドレスをアクセスする。まず、そ
のアクセスの要求信号がコントロールバスドライバ2を
介してメモリコントローラ9に与えられ、この信号をCR
TC8から与えられるデータトランスファー要求信号また
はリフレッシュ要求信号とのアービトレーションを受け
る。これに応じて、CPUのメモリアクセス時には、メモ
リコントローラ9からアドレスセレクタ10にアドレス選
択信号が与えられ、CPUからのデータ書き込みのための
アクセスアドレスがアドレスドライバ1およびアドレス
セレクタ10を介してビデオメモリ5に与えられる。これ
に伴ない、そのビデオメモリ5には、メモリコントロー
ラ9からのDRAM制御信号と、データバスドライバ3を介
した表示データが与えられる。これにより、表示データ
がビデオメモリ5に書き込まれる。
一方、CRT7への表示は、CRTC8がドライバ6に同期信
号を与え、かつその同期信号に合わせて、CRTC8がメモ
リコントローラ9にデータトランスファー要求信号を与
えると共に、アドレスセレクタ10にデータトランスファ
ーアドレスを与えることにより実行される。
まず、データトランスファー要求信号がメモリコント
ローラ9にてアービトレーションを受け、これに応じて
アドレス選択信号がメモリコントローラ9からアドレス
セレクタ10に与えられると、CRTC8からのデータトラン
スファーアドレスがアドレスセレクタ10を介してビデオ
メモリ5に与えられる。また、そのビデオメモリ5には
メモリコントローラ9からCRAM制御信号が与えられ、こ
れによりデータトランスファーサイクルが実行される。
このデータトランスファーサイクルとは、ビデオメモリ
5のライン(表示画面のラスターに相当する)単位のデ
ータをビデオメモリ5内のシフトレジスタに転送するこ
とであり、1回のデータトランスファーサイクルによっ
て1ラインから数ライン分のデータをシフトレジスタに
転送できる。
そして、シフトレジスタに転送された表示データは、
ビデオメモリ5に与えられるCRTC8からのシリアルポー
ト制御信号によって、順次シフトレジスタから読み出さ
れてCRT7へ出力されて表示される。ビデオメモリ5から
の表示データの読み出しおよびこれに伴う表示は、表示
エリアに対応してその上部から下部へ1ラインずつ行な
われ、その1ライン中においては左端から右端への一定
の順番で行なう、いわゆる全面リフレッシュ動作によっ
て行なわれる。
このように、CRTの表示制御の場合には、ビデオメモ
リ5に対するCPUの書き込み動作と、CRTコントローラ8
によるビデオメモリ5からの表示データの読み出し表示
の動作がそれぞれ独立に実行される。
上述したようなCRT用の表示制御装置の場合、表示情
報を変更するなどのためのビデオメモリ5に対する表示
データの書き込みと、そのビデオメモリ5から表示デー
タを読み出して表示する動作が独立しているため、情報
処理システムのプログラムでは表示タイミング等を一切
考慮する必要がなく、任意のタイミングで所望の表示デ
ータを書き込むことができるという利点を有している。
ところが一方で、CRTは特に表示画面の厚み方向の長
さをある程度必要とするため全体としてその容積が大き
くなり、表示装置全体の小型化を図り難い。また、これ
により、このようなCRTを表示器として用いた情報処理
システムの使用にあたっての自由度、すなわち設置場
所,携帯性等の自由度が損われる。
この点を補うものとして液晶表示器(以下、LCDとい
う)を用いることができる。すなわち、LCDによれば、
表示装置全体の小型化(特に薄型化)を図ることができ
る。このようなLCDの中には、上述した強誘電性液晶
(以下、FLC:Ferroelectric Liquid Crystalという)の
液晶セルを用いた表示器(以下、FLCD:FLCディスプレイ
という)があり、その特徴の1つは、その液晶セルが電
界の印加に対して表示状態の保存性を有することにあ
る。そのため、FLCDを駆動する場合には、CRTや他の液
晶表示器と異なり、表示画面の連続的なリフレッシュ駆
動の周期に時間的な余裕ができ、また、その連続的なリ
フレッシュ駆動とは別に、表示画面上に変更に当たる部
分のみの表示状態を更新する部分書き換え駆動が可能と
なる。したがって、このようなFLCDは他の液晶表示器と
比較して大画面の表示器とすることができる。
ここで、FLCDは、その液晶セルが充分に薄いものであ
り、その中の細長いFLCの分子は、電界の印加方向に応
じて第1の安定状態または第2の安定状態に配向し、電
界を切ってもそれぞれの配向状態を維持する。このよう
なFLCの分子の双安定性により、FLCDは記憶性を有す
る。このようなFLCおよびFLCDの詳細は、例えば特願昭6
2−76357号に記載されている。
[発明が解決しようとする課題] ところが、以上のような利点を有するFLCDを前述のCR
Tと同様の表示制御により情報処理システムの表示装置
として用いる場合、FLCの表示更新動作にかかる時間が
比較的遅いため、例えば、カーソル,文字入力,スクロ
ール等、即座にその表示が書き換えられなければならな
いような表示情報の変化に追従できないことがあった。
これに対して、FLCDの特長の一つでもある部分書き換
えが可能であることを利用し、この処理を行うため、情
報処理システム側はこの処理であることを識別するため
の情報を与える等を行なう構成もあるが、前述した表示
画面上における部分的な書き換え駆動を実現するために
は、情報処理システムにおける制御プログラムの大幅な
変更を余儀なくされていた。
本発明は上述の観点に基づいてなされたものであり、
情報処理システムのソフトウェアを大幅に変更せずに、
CRTとの互換性を有したFLCD等の表示制御装置および方
法を提供することを目的とする。
また、本発明は、FLCD等における保存性を有効に利用
した適切な制御を行い、最適な画質を実現可能な表示制
御装置および方法を提供することを他の目的とする。
[課題を解決するための手段] かかる目的を達成するために、本発明は、画素の表示
状態を部分的に変更可能な表示装置(以下の実施例では
FLCD26)の表示制御装置(同じくCPU11およびFLCDイン
ターフェース27)において、 前記表示装置に表示する画像を記憶する画像記憶手段
(ビデオメモリ41)と、 該画像記憶手段のアドレスと共に該アドレスにより指
定される位置に記憶する画像を供給する供給手段(CPU1
1)と、 前記画像記憶手段のアドレスのアクセス回数をカウン
トするカウント手段(発生アドレス制御部70ないしカウ
ンタ703)と、 前記表示装置の表示画面を構成する走査ラインを順次
所定の間隔で走査するリフレッシュ走査手段(アドレス
カウンタ38、同期制御回路39、メモリコントローラ40)
と、 前記表示画面を構成する走査ラインの任意の走査ライ
ンを指定して走査する部分走査手段(発生アドレス制御
部70、メモリコントローラ40)と、 前記カウント手段のカウント値に応じて、前記リフレ
ッシュ走査手段と前記部分走査手段とを切換える切換手
段(アドレスセレクタ35、メモリコントローラ40)と、 を具えたことを特徴とする。
また、本発明は、画素の表示状態を部分的に変更可能
な表示装置の表示制御方法において、 前記表示装置に表示する画像を記憶する画像記憶手段
のアドレスと共に該アドレスにより指定される位置に記
憶する画像を供給し、 アドレスのアクセス回数をカウント手段によりカウン
トし、 前記カウント手段のカウント値に応じて、前記表示装
置の表示画面を構成する走査ラインを順次所定の間隔で
走査するリフレッシュ走査手段と、前記表示画面を構成
する走査ラインの任意の走査ラインを指定して走査する
部分走査手段とを切換えることを特徴とする。
[作用 本発明によれば、表示画面を構成する走査ラインを順
次所定の間隔で走査するリフレッシュ走査と、表示画面
を構成する走査ラインの任意の走査ラインを指定して走
査する部分走査(部分書き換えサイクル)とを行うこと
ができるとともに、表示装置に表示する画像を記憶する
画像記憶手段のアドレスのアクセス回数に応じてリフレ
ッシュ走査と部分走査とを切換えることで、部分書き込
みするデータか否かの識別をCPUや外部等からのコマン
ド等に応じて行う必要なく、またリフレッシュ走査な過
程で部分走査を適切な条件で行い得るなど、FLCD等にお
ける保存性を有効に利用した適切な制御を行うことが可
能になる。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明を詳細に説明する。
(第1実施例) 第1図は本発明の一実施例に係る表示制御装置を組込
んだ情報処理システム全体のブロック構成図である。
図において、11は情報処理システム全体を制御するCP
U、12はアドレスバス,コントロールバス,データバス
からなるシステムバス、13はプログラムを記憶したり、
ワーク領域として使われるメインメモリ、14はCPU11を
介さずにメモリとI/O機器間でデータの転送を行うDMAコ
ントローラ(Direct Memory Access Controller,以下DM
ACという)、15はイーサネット(XEROX社による)等のL
AN(ローカルネットワーク)16との間のLANインターフ
ェース、17はROM,SRAM,RS232C仕様のインターフェース
等からなるI/O機器接続用のI/O装置、18はハードディス
ク装置、19はフロッピーディスク装置、20はハードディ
スク装置18やフロッピーディスク装置19のためのディス
クインターフェース、21Aは例えばレーザビームプリン
タ,インクジェットプリンタ等高解像度のプリンタ、21
Bは画像読取装置としてのスキャナ、22はプリンタ21Aお
よびスキャナ21Bのためのインターフェース、23は文
字,数字等のキャラクタその他の入力を行なうためのキ
ーボード、24はポインティングデバイスであるマウス、
25はキーボード23やマウス24のためのインターフェー
ス、26は例えば本出願人により特開昭63−243993号等に
おいて開示された表示器を用いて構成できるFLCD(FLC
ディスプレイ)、27はFLCD26のためのFLCDインターフェ
ースである。
以上説明した各種機器などを接続してなる情報処理シ
ステムでは、一般にシステムのユーザーは、FLCD26の表
示画面に表示される各種情報に対応しながら操作を行
う。すなわち、LAN16,I/O 17に接続される外部機器,ハ
ードディスク18,フロッピーディスク19,スキャナ21B,キ
ーボード23,マウス24から供給される文字,画像情報な
ど、また、メインメモリ13に格納されユーザーのシステ
ム操作にかかる操作情報などがFLCD26の表示画面に表示
され、ユーザーはこの表示を見ながら情報の編集,シス
テムに対する指示操作を行う。ここで、上記各種機器な
どは、それぞれFLCD26に対して表示情報供給手段を構成
する。
第2図は本発明表示制御装置の一実施例としてのFLCD
インターフェース27の構成例を示すブロック図である。
図において、31はアドレスバスドライバ、32はコント
ロールバスドライバ、33、34はデータバスドライバであ
る。CPU11からのアドレスデータは、アドレスバスドラ
イバ31から、メモリコントローラ40およびアドレスセレ
クタ35の一方の入力部に与えられるとともに、発生アド
レス制御部70に与えられる。この発生アドレス制御部70
は、同一ラインが所定回数以上アクセスされたことを検
知し、そのラインのアドレスを発生するもので、これに
ついては第7図について後述する。
発生アドレス制御部70が発生したアドレスデータと、
後述するアドレスカウンタ38からのアドレスデータと
は、スイッチS3の切り換えによって選択的にアドレスセ
レクタ35の他方の入力部に与えられる。アドレスカウン
タ38は、画面全体をライン順次にリフレッシュするため
のアドレスデータを発生するものであり、そのアドレス
データの発生タイミングは同期制御回路39によって制御
される。この同期制御回路39は、スイッチS3の切り換え
制御信号や後述するメモリコントローラ40へのデータト
ランスファ要求信号をも発生する。
CPU11からのコントロール信号は、コントロールバス
ドライバ32からメモリコントローラ40に与えられ、その
メモリコントローラ40は、アドレスセレクタ35の制御信
号、および後述するビデオメモリ41の制御信号を発生す
る。また、アドレスセレクタ35は、メモリコントローラ
40からの制御信号に基づいて、当該アドレスセレクタ35
の入力部に与えられる2つのアドレスデータの一方を選
択してビデオメモリ41に与える。
ビデオメモリ41は表示データを記憶するものであり、
デュアルポートのDRAM(ダイナミックRAM)で構成され
ていて、前記データバスドライバ33を介して表示データ
の書き込みと読み出しを行う。ビデオメモリ41に書き込
まれた表示データは、ドライバレシーバ42を介してFLCD
26に転送されて表示される。また、そのドライバレシー
バ42は、FLCD26からの同期信号を同期制御回路39に与え
る。
データバスドライバ43を介し、画像の種類等に応じ
て、後述される部分書き換えライン数とリフレッシュ駆
動ライン数との割合などを設定するためのデータがコン
トロールレジスタ51に与えられる。
FLCD26のFLCパネル26Aにはその温度を検出するための
温度センサ26Bが設けられており、温度制御回路26Cはこ
こで検出された温度に基づいてヒータなどを用いたFLC
パネル26Aの温度制御を行う。また、温度制御回路26C
は、検出される温度に基づき、第5図にて後述されるテ
ーブルを参照してフラグ値をフラグレジスタ26Eにセッ
トする。この際、FLCD26の制御を実行するコントローラ
26Dは、FLCD26の、例えば外装ケースに設けられユーザ
が操作可能な温度テーブル切換えスイッチ26Sの状態に
応じて上記参照されるテーブルを切換える。このスイッ
チに応じてテーブルを設けることにより、フラグの数を
減少することができ、ハード構成を簡素化することがで
きる。なお、上記スイッチの代わりにボリュームを設
け、これの値に応じて複数のテーブルを設けてもよい。
71はリフレッシュライン数と部分書換えライン数を設
定するための設定部であり、コントロールレジスタ51に
格納される画像種類等の情報と、検出温度に係る情報
(温度フラグ)とに対応してFLCパネル26Aの駆動条件
(後述のリフレッシュサイクルおよび部分書換えサイク
ルに含まれるライン数)を選択するためのテーブルを格
納したメモリを有した形態とすることができる。その形
態としては、システム側からのテーブル内容の書換えを
前提としないものであればROMを、前提とするものであ
ればRAMを用いることができる。そして、そのテーブル
に従って同期制御回路39の動作を制御し、FLCパネル26A
の駆動を適切に行うことができるようになる。
以上の構成において、CPU11が表示の変更を行う場
合、所望するデータの書換えに対応するビデオメモリ41
のアドレス信号がアドレスバスドライバ31を介してメモ
リコントローラ40に与えられ、ここでCPU11のメモリア
クセス要求信号と同期制御回路39からのデータトランス
ファ要求信号とのアービトレーションが行われる。そし
てCPUアクセス側が権利を得るとメモリコントローラ40
はアドレスセレクタ35に対し、メモリ41へ与えるアドレ
スとしてCPUがアクセスしたアドレスを選択するよう切
換えを行う。これと同時にメモリコントローラ40からビ
デオメモリ41の制御信号が発生され、データバスドライ
バ33を介してデータの読書きが行われる。このとき、CP
Uアクセスアドレスは発生アドレス制御部70にも入力さ
れ、ここで発生したアドレスが後述する表示データの転
送の際利用される。このようにCPU11から見た表示デー
タのアクセス方法は前述のCRTの場合と少しも変わらな
い。
また、ビデオメモリ41からデータを読出し、FLCD26へ
転送する場合、同期制御回路39からメモリコントローラ
40へデータトランスファ要求が発生され、ビデオメモリ
41に対するアドレスとしてアドレスカウンタ38または発
生アドレス制御部70側のアドレスがアドレスセレクタ35
において選択されるとともに、メモリコントローラ40よ
りデータトランスファ用の制御信号が生成されること
で、メモリセルからシフトレジスタへ該当アドレスのデ
ータが転送され、シリアルポートの制御信号によりドラ
イバ42へ出力される。
同期制御回路39では、FLCD26からの水平同期信号HSYN
Cに基づいて複数ラインを単位として画面をライン順次
に全面リフレッシュして行くサイクルとCPU11によりア
クセスされたラインの書換えを行う部分書換えサイクル
とを生じさせるタイミングを生成する。ここで、全面リ
フレッシュのサイクルとは表示画面上一番上のライン
(先頭ライン)から順次に下方へ向けて書換えを行って
いき、一番下のラインまで至ると再び先頭ラインに戻っ
て書換えを繰返して行くものである。また、アクセスラ
インの書換えサイクル(部分書換えサイクル)とはCPU1
1から所定回数以上アクセスされたラインを書き換える
ものである。
本例においては、基本的にはFLCディスプレイ26の画
面全面を順次リフレッシュして行く動作と、表示内容の
変更を行うべくCPU11により所定回数以上アクセスされ
たラインの書換えを行う動作とを時分割に交互に行う
が、さらにそれらサイクルに含まれるライン数を画像デ
ータの種類や温度条件等に応じて設定可能とする。
まず、第3図(A)および(B)を用いてリフレッシ
ュの動作とライン書換えの動作とを交互に行う本例の基
本的動作について説明する。ここでは、リフレッシュの
サイクルを4ラインを単位として行い、また3回以上同
一のラインがアクセスされたときにそのラインの書換え
を行う書換えサイクルが置かれる場合の例を示してい
る。なお、これらの図において、REE/▲▼は全面
リフレッシュのサイクルとアクセスラインの書換えサイ
クルとを生じさせるタイミングであり、“1"のときが全
面リフレッシュのサイクルで、“0"のときがアクセスラ
インの書換えサイクルであることを示す。
第3図(A)は、リフレッシュを優先すべき、または
優先したい場合の処理を例示するものであり、4ライン
分のリフレッシュサイクルの後に行われる部分書換えサ
イクルで1ラインのみが出力される。そして、部分書換
えサイクルが実行されてその出力が行われるのは、3回
以上CPU11がアクセスを行ったラインが存在した場合の
みである。一方、同図(B)はCPU11からのアクセスが
多い等の理由によって、部分書換えを優先すべき、また
は優先したい場合の処理を例示するものであり、4ライ
ン分のリフレッシュサイクルの後置かれる部分書換えサ
イクルでは3回以上アクセスされたラインがすべて出力
される。勿論これらの場合は例示であって、実際にはよ
り細かくリフレッシュサイクルおよび部分書換えサイク
ルに含まれるライン数を選択することができる。
画面全体の1回のリフレッシュが完了し、FLCD26が垂
直同期信号VSYNCを出力したり、あるいはアドレスカウ
ンタ38にキャリーが生じるとアドレスカウンタ38がクリ
アされ、全面リフレッシュのサイクルで出力されるライ
ンは第0ラインに戻り、FLCD26より同期制御回路39を介
して与えられる水平同期信号(HSYNC)毎に“1",“2",
“3",と順次カウントアップしていく。これに伴って、
第0ライン〜第3ライン(図中R0〜R3で示す)のアドレ
スが順次出力され、リフレッシュが行われてゆく。
第3図(A)の例では、当該リフレッシュ期間の終了
までに3回以上アクセスされたラインはA1のみであり、
またこの場合部分書換えサイクルには1ラインのみ出力
されることが許されているので、そのラインA1の出力が
行われる。一方、同図(B)の例では、当該リフレッシ
ュ期間の終了までにラインA1およびA2が3回、ラインA3
が2回アクセスされているため、部分書換えサイクルで
はラインA1およびA2の出力が行われる。さらに、その過
程でラインA3もさらに1回アクセスされ、この場合3回
以上アクセスされたラインがすべて出力を許されている
ので、続いてA3も出力される。
部分書換えサイクルが終了すると、前回のリフレッシ
ュサイクルの続きであるR4,R5,R6,R7のラインが出力さ
れる。そして、第3図(A)の例ではこの時点でライン
A2が3回以上アクセスされているのでそのラインの部分
書換えが行われ、一方同図(B)の例では3回以上アク
セスされているラインが無いのでリフレッシュサイクル
がそのまま続行される。以下、同様の動作が行われる。
以上のように、本例の基本的動作ではリフレッシュサ
イクルとライン書換えのサイクルとを交互に繰返し、そ
れぞれのサイクルに含まれるライン数を可変とする。こ
れは、温度等の環境条件や表示するデータの種類、ある
いはさらにFLCDの表示デバイス素材の違い等に応じて要
求されるリフレッシュレート等によって変更される。す
なわち、リフレッシュサイクル内のライン数を大きくす
る、もしくは部分書換えサイクル内のライン数を小さく
することによってリフレッシュレートを向上することが
でき、例えば低温時等FLC素子の応答性が低い場合やイ
メージ画像を表示する場合においても良好な表示状態を
得ることができる。逆に、リフレッシュサイクル内のラ
イン数を小さくする、もしくは部分書換えサイクル内の
ライン数を大きくすることによって、部分的な表示の変
更の応答性を高くすることができ、高温時や文字等キャ
ラクタの表示時等、リフレッシュレートが高くなくても
よい場合に対応できることになる。
また、本実施例ではCPUが比較的多くアクセスするラ
インを優先的に部分書換えすることができるので、動作
の高効率化が達成できる。
第4図は第1図示のシステムで処理されるデータの構
造の一例を示す。1単位のデータは、管理領域CAとデー
タ領域Dとから成り、データ領域に文字・数字等のキャ
ラクタ列からなるデータや、線画、自然画、写真等のデ
ータが展開される。管理領域CAには、その展開されたデ
ータについての管理情報(例えばデータサイズや文字デ
ータの場合のピッチその他の情報)の領域CTRLと画像種
類を示すヘッダ情報の領域HAとが設けられる。
ユーザがキーボード23を用いて文書等を入力する際に
は、データがキャラクタ列等でなるものであることを示
すための情報が領域HAに設けられ、編集その他のための
管理情報が領域CTRLに付加される。またスキャナ21Bを
用いて入力を行う場合には、当該読取りに際して設定さ
れるモード(文字列を読取るための文字モード、写真を
読取るための写真モード、写真を鮮明に読取るための写
真ファインモード等)の情報がヘッダ情報領域HAに、そ
の他の管理情報が領域CTRLに展開される。そして、その
ように設定された管理領域CAを付加したデータが、ハー
ドディスクやフロッピーディスクにファイルの形態で登
録されることになる。
本例においては、スキャナ21B等から入力されたイメ
ージ、キーボード23等から入力された文字、ハードディ
スクやフロッピーディスクから読出したファイルの表示
に際しては、ヘッダ情報領域から画像種類を示す情報を
取出し、これをヘッダ情報Hとして第2図のコントロー
ルレジスタ51に格納するようにする。また、ユーザによ
るヘッダ情報領域HAの内容の書換えも可能とし、ユーザ
による表示画質の選択も可能とする。
第5図は第2図に示される温度制御回路26Cが有する
温度フラグテーブルを示す概念図であり、同図から明ら
かなように、2ビットで構成される4種類のフラグは、
温度センサ26Bが検出する温度およびスイッチ26Sの状態
に応じて選択され、フラグレジスタ26Eにセットされ
る。スイッチ26Sは、前述のようにユーザによって操作
されるものであり、ユーザは画質などに応じてスイッチ
26Sの状態をAまたはBに切換えることができる。
第6図は画像種類(文字,線画,自然画,写真,写真
ファイン等)を示すヘッダ情報Hと温度情報THとに応じ
て最適の繰返し周期およびリフレッシュサイクル/部分
書換えサイクルに含まれるライン数を選択するための設
定部71の構成例を示す。図に示すように、設定部71は、
画像種類別のヘッダ情報H1,H2,…,HYと、温度フラグに
対応した情報TH1,TH2,…,THX(本例では4種類)との組
合せに応じてM値(1リフレッシュサイクル内のライン
数)およびN値(1つの部分書換えサイクル内のライン
数)を格納したテーブルを有している。
従って、表示制御動作(第9図)の期間中にそのとき
のヘッダ情報Hおよび温度情報THに応じていずれかのM
値,N値が読出され、これに応じて同期制御回路39内のカ
ウンタ(不図示)が同期信号HSYNCをカウントし、信号R
EF/▲▼を出力する。そしてそのようなM値とN
値との組合せによって、リフレッシュを優先する場合
(例えば第3図(A)の場合)から部分書換えを優先す
る場合(同図(B)の場合)まで、種々の駆動条件が適
切に選択されることになる。
第7図(A)は本例における発生アドレス制御部70の
具体的構成例を示す。ここで、703は表示装置のライン
装置に対応してライン数分設けられているカウンタであ
り、アドレスバスドライバ31より入来したCPU11のアク
セスアドレスに応じてセレクタ701が対応するセレクタ
に歩進信号を送出する。705は各カウンタ703に対応して
設けられ、計数値が設定値(第3図の例えば“3"に達し
てカウンタ703にキャリーが生じたときにフラグをセッ
トされ、これをラッチするフラグラッチ部である。707
はアドレス発生回路であり、フラグセットに応じて対応
のラインNOアドレスを発生し、スイッチS3に対して送出
するアドレス発生回路である。
第7図(B)は以上の構成の動作を説明するためのフ
ローチャートである。まずステップS701でラインがアク
セスされると、セレクタ701はステップS703にてそのラ
インのアドレスに対応したカウンタを選択し、ステップ
S705にてそのカウンタに歩進信号を送出して計数値を+
1歩進させる。そのカウンタにキャリーが生じていなけ
ればステップS707を経てステップS701に戻るが、キャリ
ーが生じていればステップS709にてフラグラッチ部705
にフラグがセットされる。そして、ステップS711にてそ
の対応アドレスがアドレス発生回路707により出力さ
れ、そのアドレスの示すラインのデータがビデオメモリ
41よりFLCD26に転送されることになる。この後、ステッ
プS713にて、当該アドレスを有するラインに対応したフ
ラグ705およびカウンタ703がリセットされ、ステップS7
01に戻る。
以上の動作により、例えば連続した複数ラインからな
る行に文字列を表示しようとしてCPU11がそれら複数ラ
イン(例えばA16〜A31ライン)を連続して繰返しアクセ
スしたような場合にも、その繰返し回数に応じて即座の
表示が可能となる。
なお、上例ではカウンタの設定値を“3"としたが、こ
れは適宜の数を設定できるのは勿論であり、この値に固
定されたものでもよく、あるいは設定に応じて可変とし
てもよい。可変とする場合には、第7図(A)中破線で
示すようにCPU11により設定するようにしてもよく、あ
るいは設定部71のテーブルに設定値をもテーブル化して
おき、適宜のタイミングでこれをカウンタに再設定する
ようにしてもよい。これによれば、さらにきめ細かな制
御が可能となる。
第8図(A)〜(C)は、それぞれ本発明の一実施例
に関し、第1図に示される情報処理システムでのユーザ
の操作に伴ったCPU11による制御手順を示すフローチャ
ート、また、第8図(D)は上記制御手順に伴うFLCDイ
ンタフェース27の動作手順を示すフローチャートであ
る。
第8図(A)はスキャナ21Bによるイメージ入力モー
ドおよびこの入力データのFLCD26による表示の際の制御
手順を示す。ステップS501においてFLCD26の表示画面上
のスキャナアイコンが例えばユーザがマウス24を操作す
ることにより選択されると、ステップS502で表示画面の
所定の個所に入力画像を表示するためのウィンドウをオ
ープンする。さらに、ステップS503でスキャナ21Bによ
って入力する画像に応じ、ユーザにより文字,写真,写
真ファインの中から入力モードが設定されると、ステッ
プS504において、第4図にて前述したようなヘッダ情報
が、所定の複数のヘッダ値の中からデフォルトに選択さ
れてこれが付加される。これと同時にステップS505では
第2図に示されたコントロールレジスタ51にこのヘッダ
情報がセットされる。
その後、ステップS506で、スキャナ21Bの入力動作を
開始し、これに伴ってステップS507では入力した画像デ
ータをスキャナ21BとFLCD26との解像度を調整するた
め、メインメモリ13に一旦格納し、その後ステップS508
でビデオメモリ41にこの画像データを展開すると共に表
示を行う。
次に、ステップS509では、ユーザが表示画質を変更す
るため例えばFLCD26に設けられたツマミを操作すること
により表示状態を変更していたか否かを判断し、変更さ
れた場合にはステップS510でこの変更に応じて上記複数
のヘッダ値の中から他のヘッダ値を選択し、ステップS5
11でコントロールレジスタ51にこのヘッダ情報をセット
する。ステップS509で表示状態が変更されていないと判
断した場合には本処理を終了する。
第8図(B)はワードプロセッサ対応の文字入力モー
ド時の制御手順を示す。例えばキーボード23における所
定のキー操作によって本処理が起動されると、ステップ
S521で表示画面の所定個所に入力用紙が表示される。こ
れに伴ってステップS522では上述した複数のヘッダ値の
中からデフォルトに所定のヘッダ値が選択されメモリの
所定領域に付加される。さらに、ステップS523ではコン
トロールレジスタ51にこのヘッダ値がセットされる。
その後、ステップS524でキー入力が行われると、これ
に伴ってステップS525でこのキー入力データがビデオメ
モリ41に展開されると共に表示される。
次に、ステップS526では、第8図(A)の制御手順と
同様にして、ユーザによって表示状態が変更されたか否
かを判別し、変更された場合には、ステップS527でヘッ
ダ値の変更を行い、ステップS523に戻って表示変更のた
めのコントロールレジスタ51へのヘッダ値のセットを行
う。表示状態が変更されていない場合は、ステップS528
でキー入力が終了したか否かを判別し、終了している場
合には本処理を終了し、終了していない場合はステップ
S524へ戻る。
第8図(C)はハードディスク18やフロッピーディス
ク19に格納されるファイルを表示するためのファイル表
示モードの制御手順を示す。
本処理が起動されると、ステップS531で8ファイルの
ヘッダ情報を読出し、ステップS532でファイルに付加さ
れているヘッダ情報をコントロールレジスタ51にセット
する。これに続いてステップS533で前述のように解像度
の調整などを行うためにファイル内のデータをメモリ13
へ格納し、その後、ステップS534でこれらデータをビデ
オメモリ41に展開すると共に表示を行う。さらに、ステ
ップS535〜S537では、第8図(A)のステップS509〜S5
11の処理と同様の処理を行う。
第8図(D)は上記第8図(A)〜(C)で示された
各制御手順に応じたFLCDインターフェースの動作を示
す。
すなわち、FLCDインターフェース27では、ステップS5
41でコントロールレジスタ51の内容の変更があったり、
温度に変化があった場合には、ステップS542でこの変更
があったH値および/またはTH値の入力を受け、ステッ
プS543でM,N値が再設定される。従って、ステップS544
では、このM,N値に応じた同期制御回路39の動作が行わ
れることになる。
第9図は第2図示の装置各部によって行われる表示動
作手順の一例を示す。
まず、ステップS202ではアドレスカウンタ38をクリア
し、そのリフレッシュアドレスを初期値、例えば“0"に
する。次にステップS203でREF/▲▼を“1"にして
全面リフレッシュサイクルが行われるようにする。ま
た、リフレッシュまたは部分書換えの1サイクル(ここ
では1リフレッシュサイクル)内の転送ライン数を数え
るためのカウンタをクリアし、そのカウンタ値LNを“0"
にしておく。
次に、ステップS205にて、最終ラインまでのリフレッ
シュが終了してアドレスカウンタにキャリーが生じた期
間(帰線期間)中であるかどうかを判定し、その期間中
ならばステップS202に戻るが、期間中でなければステッ
プS206でHSYNCが来るのを待つ。HSYNCが来ると、リフレ
ッシュラインアドレスで示されるラインのデータをFLCD
26へ転送する。ステップS208では1回の全面リフレッシ
ュサイクルで転送するライン数M(設定部71により設定
されている)を終了したかどうかを判定しており、LNが
Mより小さければステップS209へ移行し、アドレスカウ
ンタ38をカウントアップし、ステップS210でLNを+1歩
進してステップS206へ戻る。これをMライン転送するま
で繰返すわけであり、第3図(A)および(B)に示し
た例においてはM=4であるからステップS206〜S210の
ループを4回繰返すことになる。
次に、ステップS221では第7図(A)で述べたいずれ
かのフラグがセットされているか否かを検出し、いずれ
のフラグもセットされていなければステップS203に戻
る。これにより次のMライン分のリフレッシュサイクル
が行われる。
一方、フラグがセットされていた場合にはステップS2
23にてREF/▲▼を“0"にしてアクセスラインの書
換えが行われるようにし、ステップS225でアクセルライ
ンの書換えサイクル中の転送ライン数を数えるために、
再びカウンタ値LNを“0"にしておく。そしてステップS2
27では当該フラグのセットされているラインのアドレス
をアドレス発生回路が出力する。
ステップS229ではHSYNCが来るのを待ち、入来した場
合にはステップS227で先程出力したアドレスのラインの
データをFLCD26へ転送する。次に、ステップS233でライ
ンの転送がN(設定部53で設定されている)ライン分終
了したかどうか判定する。LNがNより小さければステッ
プS235へ移り、他にフラグがセットされているか否かを
検知し、さらにここで肯定されればステップS237にてLN
を+1歩進してステップS227へ戻るようにし、これをN
ライン分終了するまで、またはフラグがセットされてい
るものが検知されなくなるまで繰返す。そして、Nライ
ン終了した場合、またはフラグのセットが検知されない
場合には再び全面リフレッシュサイクルを実行するべ
く、ステップS203へ戻る。
以上述べてきたように、ビデオメモリ41の内容を表示
するのは、ステップS203からS208までの全面リフレッシ
ュサイクルを実行するとともに、ステップS227からS235
までのアクセスラインの書換えサイクルを必要に応じ
て、および動作条件に応じて実行するようにし、アドレ
スカウンタ38にキャリーが生じたときに全面リフレッシ
ュサイクルのラインを先頭に戻して信号を初期化するこ
とで行われる。一方、CPU11は表示した内容を得るため
に、上記表示動作とは独立にビデオメモリ41からデータ
を読出したり書込んだりすれば良いわけである。
以上述べてきたようにビデオメモリ41からデータを読
出してFLCD26へ転送するのはコマンド解釈も不要であ
り、比較的簡単な回路で構成できるのみならず、グラフ
ィックプロセッサ等を設けてコマンド解釈を行って表示
制御を行うよりも廉価に実現可能であり、システム全体
のコストダウンを図りながら性能の向上も可能である。
(その他) なお、本発明は、以上述べた実施例にのみ限られるこ
となく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜の変形が
可能であるのは勿論である。
例えば、上例のように設定された部分書換えのライン
数の範囲内等において、CPU11にアクセスされたライン
数およびラインアクセス状態に応じ、リフレッシュサイ
クル間に行われる実際の部分書換えライン数Pを調整す
るようにしてもよい。これによると、CPU11がアクセス
したラインの数等に応じて動的に部分書換えの時間を調
整することで、例えばCPU11からあまりアクセスされな
いときの無駄なライン書換えサイクルを省き、リフレッ
シュレートを向上するようにすることができ、動作の追
従性とリフレッシュレートとの関係を動的に最適化でき
るようになる。
また、上例では温度情報および画像種類に基づいて動
作期間で中に繰返し周期とリフレッシュサイクル/部分
書換えサイクルの比率の設定を行うようにしたが、当該
設定のタイミングは適宜定めることができ、例えば帰線
期間に行うようにしてもよい。また、温度情報のみなら
ずその他の環境条件をも考慮してもよい。また、十分で
あれば温度情報等の環境条件と画像種類とのいずれか一
方に基づいて上記設定を行ってもよい。さらに、上記M
の値は所定値に固定されていてもよい。また、アクセス
ないし表示の1単位を複数ラインとしてもよい。
加えて、上例においては設定されたライン数のリフレ
ッシュサイクル毎に所定回以上アクセスされたラインが
あるか否かを検知し、検知された場合には温度情報およ
び画像種類に応じて設定したライン数の範囲内の部分書
換えサイクルを行うようにしたが、かかる検知およびそ
れに続く部分書換えサイクルは設定されたライン数のリ
フレッシュ毎に行わずに、随時行うようにしてもよい。
第10図(A)はそのための発生アドレス制御部の構成
例を示す。本例は、ほぼ第7図(A)に示した実施例と
同様の構成を採るが、本例におけるアドレス発生回路70
7′はフラグがセットされたラインがあった場合には同
期制御回路39に対して部分書換えサイクルに移行するこ
とを要求する信号REQを送信し、同期制御回路39ではこ
れに応じてREF/▲▼を“0"とし、アドレスカウン
タ35へのHSYNC信号の送出を停止するとともに、アドレ
ス発生回路707′に対しアクノリッジ信号ACKを送信し
て、フラグセットされているすべてのラインのアドレス
出力を許可する。第10図(B)はその動作例を示したも
のである。
第11図は本例の動作手順を示すもので、随時の部分書
換えを可能とし、フラグセットされているラインすべて
出力するためにM値,N値は動作に関与しない。また、従
ってラインカウンタLNも不要としている。さらに、本例
では上記ステップS221を信号REQの有無を判定するステ
ップS221′に置換、否定判定の場合にはステップS209に
移行するようにしている。
かかる動作によると、部分書換えサイクルが優先され
ることになる。しかし温度および画像種類によってはリ
フレッシュを優先することが望まれる場合があるので、
この場合には例えば部分書換えサイクルで出力するライ
ン数を制限し、少なくとも1ラインのリフレッシュ(そ
の数を可変としてもよい)を行ってから部分書換えを続
行するようにしてもよい。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、表示画面を構
成する走査ラインを順次所定の間隔で走査するリフレッ
シュ走査と、表示画面を構成する走査ラインの任意の走
査ラインを指定して走査する部分走査(部分書き換えサ
イクル)とを行うことができるとともに、表示装置に表
示する画像を記憶する画像記憶手段のアドレスのアクセ
ス回数に応じてリフレッシュ走査と部分走査とを切換え
ることで、部分書き込みするデータか否かの識別をCPU
や外部等からのコマンド等に応じて行う必要なく、また
リフレッシュ走査の過程で部分走査を適切な条件で行い
得るなど、FLCD等における保存性を有効に利用した適切
な制御を行うことが可能になる。
従って、FLCディスプレイを用いるシステムのソフト
ウェア等の仕様を一切変更せずに、画面の表示を図形や
カーソルの移動にも応答性高く追従させることができる
ようにもなり、さらにFLCの特性を十二分に活用した良
好な表示を行うこともできる。また、システムからみた
CRTとFLCとの互換性も保たれる。しかも単純な回路構成
で実現されるので、廉価にして高速の表示制御を行うこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の表示制御装置を組み込んだ
情報処理装置全体のブロック構成図、 第2図は本発明の一実施例としてのFLCDインターフェー
スの構成を示すブロック図、 第3図は第2図示のFLCDインターフェースの基本的動作
を説明するためのタイミングチャート、 第4図は第1図示の情報処理システムで処理されるデー
タの構造の一例を示すブロック図、 第5図は第2図に示される温度制御回路が有する温度フ
ラグテーブルを示す概念図 第6図は第2図に示される設定部の構成例を示す概念
図、 第7図(A)は第2図に示される発生アドレス制御部の
具体的構成例を示すブロック図、 第7図(B)は第7図(A)に示される発生アドレス制
御部の動作を説明するためのフローチャート、 第8図は第1図示の情報処理システムのCPUによる制御
手順の一例を示すフローチャート、 第9図は第2図示の装置各部によって行われる表示動作
手順の一例を示すフローチャート、 第10図(A)は第2図に示される発生アドレス制御部の
具体的な他の構成例を示すブロック図、 第10図(B)は第10図(A)に示される発生アドレス制
御部の動作を説明すためのフローチャート、 第11図は第10図(A)の構成を採用した場合の第2図示
の装置各部によって行われる表示動作手順の一例を示す
フローチャート、 第12図は従来のCRTインターフェースの構成を示すブロ
ック図である。 11……CPU、 12……システムバス、 13……メインメモリ、 14……DMAコントローラ、 15……LANインターフェース、 16……LAN、 17……I/O装置、 18……ハードディスク装置、 19……フロッピーディスク装置、 20……ディスクインターフェース、 21A……プリンタ、 21B……スキャナ、 22……プリンタインタフェース、 23……キーボード、 24……マウス、 25……キーインタフェース、 26……FLCD(FLCディスプレイ)、 26A……パネル、 26B……温度センサ、 26C……温度制御回路、 26D……コントローラ、 26E……フラグレジスタ、 26S……切換えスイッチ、 27……FLCDインターフェース、 31……アドレスドライバ、 32……コントロールバスドライバ、 33,43……データバスドライバ、 35……アドレスセレクタ、 38……アドレスカウンタ、 39……同期制御回路、 40……メモリコントローラ、 41……ビデオメモリ、 42……ドライバレシーバ、 S3……スイッチ、 51……コントロールレジスタ、 70……発生アドレス制御部、 71……リフレッシュライン数/部分書換えライン数の設
定部、 701……セレクタ、 703……カウンタ、 705……フラグラッチ部、 707……アドレス発生回路、 707′……アドレス発生回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02F 1/133 G09G 3/36 G09G 3/20 H04N 5/66

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画素の表示状態を部分的に変更可能な表示
    装置の表示制御装置において、 前記表示装置に表示する画像を記憶する画像記憶手段
    と、 該画像記憶手段のアドレスと共に該アドレスにより指定
    される位置に記憶する画像を供給する供給手段と、 前記画像記憶手段のアドレスのアクセス回数をカウント
    するカウント手段と、 前記表示装置の表示画面を構成する走査ラインを順次所
    定の間隔で走査するリフレッシュ走査手段と、 前記表示画面を構成する走査ラインの任意の走査ライン
    を指定して走査する部分走査手段と、 前記カウント手段のカウント値に応じて、前記リフレッ
    シュ走査手段と前記部分走査手段とを切換える切換手段
    と、 を具えたことを特徴とする表示制御装置。
  2. 【請求項2】前記切換手段は、前記カウント値が所定の
    値に達した走査ラインがある場合に、前記部分走査手段
    に切換えることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の表示制御装置。
  3. 【請求項3】画素の表示状態を部分的に変更可能な表示
    装置の表示制御方法において、 前記表示装置に表示する画像を記憶する画像記憶手段の
    アドレスと共に該アドレスにより指定される位置に記憶
    する画像を供給し、 アドレスのアクセス回数をカウント手段によりカウント
    し、 前記カウント手段のカウント値に応じて、前記表示装置
    の表示画面を構成する走査ラインを順次所定の間隔で走
    査するリフレッシュ走査手段と、前記表示画面を構成す
    る走査ラインの任意の走査ラインを指定して走査する部
    分走査手段とを切換える ことを特徴とする表示制御方法。
  4. 【請求項4】前記切換えは、前記カウント値が所定の値
    に達した走査ラインがある場合に、前記部分走査手段に
    切換えることを特徴とする特許請求の範囲第3項記載の
    表示制御方法。
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