JP2931251B2 - 多層ラベルの製造法 - Google Patents

多層ラベルの製造法

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JP2931251B2 JP10611296A JP10611296A JP2931251B2 JP 2931251 B2 JP2931251 B2 JP 2931251B2 JP 10611296 A JP10611296 A JP 10611296A JP 10611296 A JP10611296 A JP 10611296A JP 2931251 B2 JP2931251 B2 JP 2931251B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多層ラベルの製造
法、詳細には、剥離紙上に貼着されるラベルが、容器や
商品に貼着されるラベル基材と、このラベル基材上の両
端に部分的に接着された折り畳み多層ラベル印刷紙とか
らなり、このラベル印刷紙の一端をラベル基材から剥が
すことで、多層に折り畳まれたラベル印刷紙が展開して
ラベル印刷紙の大きさに比較して多量の情報が内部から
開示できるような多層ラベルの製造法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来におけるこの種のラベルとしては、
例えば、剥離紙付ラベル用紙におけるラベル用紙の表面
にラベル図柄を用紙の幅方向に並列して印刷してから、
この剥離紙付ラベル用紙を図柄間で用紙の長さ方向に沿
って左右に切断し、切断された片側のラベル用紙は剥離
紙を分離破棄してラベル用紙のみを前進させ、他側の剥
離紙付ラベル用紙を送り軌道の修正手段を介して前記片
側のラベル用紙と同一ライン上に合致するように移送し
たのち、この剥離紙付ラベル用紙上に前記の剥離紙を分
離したラベル用紙を重合貼着して、重合された両方のラ
ベル用紙のラベル図柄を剥離紙上で型抜きする複合ラベ
ルの製造法が特公平4−57188号により知られてい
る。
【0003】
【発明が解決すべき課題】しかしながら、この複合ラベ
ルの製造法では、剥離紙付ラベル用紙の表面にラベル図
柄を用紙の幅方向に並列して印刷してから、この剥離紙
付ラベル用紙を図柄間で用紙の長さ方向に沿って左右に
切断して切り離してしまい、最終的にこれらの切り離さ
れたラベル用紙を互いに重合するので、複数枚のラベル
が互いに重合されることにはなるとしても、ラベル用紙
の幅方向に印刷されるラベル図柄の数量が2枚程度に限
られるということと、用紙を移送する途中で、長さ方向
に沿って切断された複数枚のラベル用紙を互いに同一ラ
イン上で重合する工程が難しいという問題を有してい
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
従来より知られる複合ラベルを製造する場合の問題点を
解消して、剥離紙付ラベル用紙を複数の情報の印刷され
た素材として使用するのではなく、複数の情報印刷面は
通常のラベル印刷紙の表裏両面に紙幅方向に並列して設
けて、このラベル印刷紙を夫々の印刷面の幅に沿って互
いに多層に折り畳むことで所定のラベル幅とし、前記剥
離紙付ラベル用紙は前記折り畳まれた多層ラベル印刷紙
を貼着支持するためのラベル基材として機能させ、この
折り畳まれたラベル印刷紙によって、従来のこの種のラ
ベルに比較して多量のラベル情報を内蔵できるようにし
た多層ラベルの製造法の提供を目的としたものである。
【0005】また、本発明の多層ラベルの製造法は、複
数の情報印刷面を印刷した後に折り畳まれる多層ラベル
印刷紙が、剥離紙付のラベル基材の表面に接着されるも
のであるが、このラベル基材は裏面の剥離紙を剥がすこ
とで、このラベル基材の裏面全体が商品等の表面に直接
接着されるのではなく、該ラベル基材に設けた細長いア
ームの先端部分が商品等の表面に接着されることで、こ
のアームの下端部に貼り付けられた多層ラベル印刷紙が
揺れ動いて客の注意を惹くようなスイングタイプのラベ
ルの製造法を目的としている。
【0006】本発明の多層ラベルの製造法は、そのため
の具体的手段として、長尺の剥離紙付ラベル基材とラベ
ル印刷紙とを夫々別のラベル印刷機に向けて供給し、前
記ラベル基材は、印刷を行う前に剥離紙を剥がして剥離
紙はそのまま後の工程へ移送し、剥がしたラベル基材
裏面の一部にラベル印刷面を設けると共に、表面の前記
ラベル印刷面の両側辺部分上に夫々接着剤を塗布してお
き、一方、前記ラベル印刷紙は、裏面と表面とに夫々後
の工程で互いに重ね合わされる複数のラベル印刷面を用
紙の幅方向に並列して印刷し、次いでこのラベル印刷紙
を後の工程へ移送する途中で、用紙の幅方向に並列する
印刷面を夫々の印刷面の幅方向に沿って逐次折り畳み、
かつ、この折り畳みの際に、先に折り畳まれた側辺の上
に折り畳まれる別の側辺の辺縁が下面の折り線よりも外
側へ突出するように折り畳んで、前記印刷面が互いに多
層に折り重ねられた目的とするラベル幅とし、さらに、
移送の途中で多層に折り畳まれた前記ラベル印刷紙にお
ける中央辺の裏面一端と、前記下面の折り線よりも外側
へ突出させた前記側辺の辺縁とを、前記ラベル基材の表
面に設けた前記夫々の接着剤部分へ接着すると共に、前
記ラベル基材の裏面には先に剥がしておいた前記剥離紙
を貼り合わせ、最後にラベル基材に多層ラベル印刷紙の
幅方向と直交する向きの突出アームが設けられるように
して、ラベル基材と多層ラベル印刷紙とを剥離紙上で型
抜きすることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に係る多層ラベルの製造方
法を、図1乃至図10に示す第1の実施例に基づいて説
明すると、図1はこの製造法の給紙ラインを示す全工程
図であり、右側には予め剥離紙2に貼り合わされた紙も
しくはフィルムからなる所定の紙幅をもつラベル基材1
の給紙ロール1aと、同じく所定の紙幅をもつラベル印
刷紙3の給紙ロール3aとがセットされて、2枚重ねの
剥離紙付ラベル基材1は左側のラベル基材印刷機4の方
向へ、また、ラベル印刷紙3は左側の一次ラベル印刷機
8の方向へ連続的に送り出される。
【0008】剥離紙付ラベル基材1は、剥離紙2が上側
でラベル基材1が下側になるように2枚重ねに貼り合わ
されてロール状に巻かれており、図2に示すように、前
記ラベル基材印刷機4により前記ラベル基材1の表面に
文字、図柄等の所定のラベル印刷面5が設けられた後、
乾燥装置6により印刷面5が乾燥されてから再び右側の
貼り合わせ装置7の方向へ送られる。
【0009】一方、ラベル印刷紙3は、前記ラベル基材
印刷機4の下方に配置された一次ラベル印刷機8に送ら
れて、図3に示すように、該印刷紙3の裏面に後の工程
で互いに重ね合わされる複数のラベル印刷面9a,9
b,9cが用紙の幅方向に並列して印刷され、乾燥装置
10aにより印刷面9a,9b,9cが乾燥されてか
ら、更に前方の二次ラベル印刷機11の方向へ送られ
る。
【0010】前記二次ラベル印刷機11では、図4に示
すように、前記ラベル印刷紙3の表面に、裏面と同様に
後の工程で互いに重ね合わされる複数のラベル印刷面1
2a,12b,12cが用紙の幅方向に並列して印刷さ
れ、乾燥装置10bにより印刷面12a,12b,12
cが乾燥されてから、図1の右側の折り畳み装置13に
より、該ラベル印刷紙3を長さ方向に沿って並列する夫
々の前記印刷面12a,12b,12cの幅に逐次折り
畳んで、最終的に図5に示すように、互いに多層に折り
重ねられた目的とするラベル幅Hとする。
【0011】前記ラベル印刷紙3の折り畳み装置13と
しては、各種の手段を利用することができるが、この実
施例では図6に示すように、ドラム折り畳み方式を利用
している。この方式では、ラベル印刷紙3をドラム14
に対して、印刷面12cのある一方の側辺15がドラム
14の一端14aから外側へはみ出すように巻き付け
て、前記側辺15がドラム14の側端方向へ折れ曲がる
ようなくせを付けておいて上方へ引き上げることで、側
辺15がまずラベル印刷紙3に対して折り線L1により
90度方向に折り曲げられ、次いで上方のガイドロール
18の位置で該側辺15がラベル印刷紙3の中央辺16
の上に二枚重ねの状態で重合される。
【0012】次に、ラベル印刷紙3の反対側の側辺17
を折り畳む場合には、図7に示すように、別のドラム1
9を使用して前記と同様の方法により、反対側の側辺1
7を90度方向に折り曲げてから、既に折り畳まれた側
辺15の上に折り重ねられるように折り畳む。その際、
図5のように、ガイドラベル印刷紙3を側辺17の辺縁
17aが下面の前記側辺15と中央辺16との折り線L
1より外側へ突出するような所定のラベル幅Hとし、こ
の折り畳まれたラベル印刷紙3が後方の貼り合わせ装置
7の方向へ移送される。
【0013】前記貼り合わせ装置7の前方には、既に述
べたように、前記ラベル基材印刷機4によって表面に文
字、図柄等の所定のラベル印刷面5が設けられた剥離紙
付ラベル基材1が送られて来ており、貼り合わせ装置7
の前方の糊付け装置20の位置で、図8に示すように、
このラベル基材1の長さ方向に沿った両側辺1a,1b
上に、前記ラベル幅Hに折り畳まれたラベル印刷紙中央
辺16の折り線L2に沿った一方の辺縁16aと、前記
側辺17の辺縁17aとを貼付けるための接着剤21が
塗布され、この貼り合わせ装置7によって、ラベル印刷
紙中央辺16の裏面の一方の辺縁16aと、側辺17の
辺縁17aとがラベル基材1の表面に一体的に重合接着
される。
【0014】また、前記の重合接着されたラベル印刷紙
3とラベル基材1とは、図10に示すように、最後に型
抜き装置22によって、このラベル印刷紙3とラベル基
材1とが下面の剥離紙2に対して型抜き22aされる
が、この型抜きに際しては、ラベル基材1と接着剤21
より接着されるラベル印刷紙3の側辺17における辺
縁17aには、ラベル印刷紙3の側辺17をラベル基材
1との接着剤21による接着部から切り離すためのミシ
ン目切り取り線23が設けられ、ラベル印刷紙3とラベ
ル基材1の外周の余白部24が剥離紙2から剥がされ
て、図1のように、廃紙ロール25として巻き取られ、
また剥離紙2に貼付けられた多層ラベル印刷紙3とラベ
ル基材1とからなる最終ラベル製品が製品ロール26と
して巻取られる。
【0015】なお前記の実施例では、ラベル印刷紙3の
幅方向に対する折り畳み枚数を側辺15,中央辺16及
び側辺17の三枚として、各辺の表裏両面に夫々ラベル
印刷面9a,9b,9c及び12a,12b,12cを
設けたが、ラベル印刷紙3の幅方向に対する折り畳み枚
数としては、三枚に限られることはなく、前記折り畳み
装置13を増設することにより何枚何層でも折り畳むこ
とができる。
【0016】図11乃至図17は、前記のラベルとは異
なる形態のラベルを製造するための別の実施例である。
この実施例のラベルは、図12に示すように、ラベル自
体が互いに折り畳まれた複数枚のラベル印刷紙33から
なる点は前記実施例のラベルと同じであるが、ラベル印
刷紙33がラベル基材31を介して商品や容器の表面に
直接接着されるのではなく、ラベル印刷紙33の上方部
分へ突出させたラベル基材31による細長いアーム40
の先端を商品等に貼付けることで、ラベル印刷紙33が
揺れ動いて客の注意を惹くようなスイングタイプのラベ
である
【0017】この場合の実施例では、剥離紙付ラベル基
材31が透明なフィルムからなっていて、図11のよう
に、ラベル基材印刷機34に送られる前の工程でラベル
基材31と剥離紙32とが剥がされて、ラベル基材31
だけがラベル基材印刷機34に送られ、剥離紙32は後
の工程で使用される貼り合わせ装置37の方向へ送られ
る。
【0018】ラベル基材印刷機34へ送られるフィルム
製ラベル基材31は、図13に示すように、剥離紙32
と接着される裏側の粘着剤49を有する面にラベルを構
成する一部の印刷面35を設けることにより、この印刷
面35に沿った部分だけを粘着剤49の効果を失わせた
非接着面59とし、乾燥装置36により印刷面35のイ
ンクのみが乾燥されてから、このラベル基材31が粘着
剤49を有する面を下向きとなるようにして右側の貼り
合わせ装置37の方向へ送られる。
【0019】また、前記貼り合わせ装置37の手前で
は、図14に示すように、糊付け装置44により該ラベ
ル基材31における粘着剤49の効果を失わせた印刷面
35の両側辺部分上に接着剤55が塗布され、図16に
示すように、別の移送ライン上でラベル幅Hに折り畳ま
れたラベル印刷紙33の折り線L2に沿った中央辺46
の裏面と、側辺47における辺縁47aの裏面とが、前
記接着剤55によって該ラベル基材31の上に貼付けら
れる。
【0020】一方、前記ラベル基材31の上に貼付けら
れるラベル印刷紙33は、前記の実施例の場合と同様
に、一次ラベル印刷機38に送られて、図15に示すよ
うに、裏面に後の工程で互いに重ね合わされる複数のラ
ベル印刷面39が幅方向に並列して印刷され、更に、二
次ラベル印刷機(図示せず)によって、表面に後の工程
で互いに重ね合わされる複数のラベル印刷面42が夫々
幅方向に並列して印刷される。
【0021】また、ラベル印刷面39及び42の設けら
れたラベル印刷紙33は、折り畳み装置38によって、
図16に示すように、側辺45と側辺47とを所定のラ
ベル幅Hになるように順次折り畳んでから、後方の貼り
合わせ装置37の方向へ送られる。その時、図11で示
すように、先に送られて来ている前記剥離紙32とラベ
ル基材31とが、印刷面35を設けることで粘着剤効果
を失った部分以外に残存する粘着剤49(図13,図1
4参照)により貼り合わされ、またラベル基材31と折
り畳まれたラベル印刷紙33とは、ラベル基材31の印
刷面35の両端部分に塗布された接着剤55によって一
体に重合接着されることになる。
【0022】前記の重合接着されたラベル印刷紙33と
ラベル基材31とは、最後に型抜き装置56によって、
このラベル印刷紙33とラベル基材31とが下面の剥離
紙32に対して型抜きされるが、この実施例のラベルで
は、図17示すように、透明フィルム製のラベル基材3
1が複数枚に折り畳まれたラベル印刷紙33と同じ形状
に型抜きされるのではなく、印刷面35を設けることで
粘着剤効果を失った部分のラベル基材31に、ラベル印
刷紙3の折り畳まれた折り線L1,L2と直交する方向
へアーム40が突出するような形状にして型抜きされ
る。
【0023】この型抜きに際しては、ラベル基材31と
接着剤55による接着されるラベル印刷紙33の側辺4
7における辺縁47aには、ラベル印刷紙33の側辺4
7をラベル基材1との接着剤55による接着部から切り
離すためのミシン目切り取り線61が設けられる。
【0024】前記第1実施例の製法により製造される多
層ラベルは、複数枚に折り畳まれたラベル印刷紙3が下
面のラベル基材1の両端に接着剤21を介して接着され
ているので、このラベル印刷紙3をラベル基材1と共に
剥離紙2から剥がして商品等の表面に貼付けると、ラベ
ル基材1の裏面の粘着剤を介して商品等に接着固定する
ことができ、また、折り畳まれたラベル印刷紙3は、下
面のラベル基材1に接着剤21を介して接着されている
ので、消費者に購入されるまでは重合状態がしっかりと
閉じられて内部のラベル情報が開示されることなく通常
のラベルとして機能する。
【0025】この多層ラベルが貼着された商品を消費者
が購入して、ラベル印刷紙3の側辺17における先端縁
のミシン目切り取り線23を切り離すと、各側辺15,
中央辺16,側辺17間の重合状態が開放されて夫々の
辺が展開され、夫々表側印刷面9a,9b,9c及び裏
側印刷面12a,12b,12cが表れて多量のラベル
情報を提供する。
【0026】また、図11で示した第2実施例の製法に
より製造される多層ラベルは、ラベル基材31のラベル
印刷紙33と対応する部分の裏面主要部が印刷面35に
よって粘着剤効果が無くなっているので、ラベル印刷紙
33とラベル基材31は、該基材31の裏面の一部に残
る粘着剤49と前記アーム40の裏面の粘着剤49とに
よって剥離紙32に貼着されているが、ラベル印刷紙3
3をラベル基材31と共に剥離紙32から剥がしてアー
ム40の先端を商品等の表面に貼付けることにより、ラ
ベル印刷紙33の部分を商品とは直接接触せずにアーム
40によって商品から揺動自在に吊下げた状態とするこ
とができる。
【0027】このラベルも前記と同様に、消費者が該ラ
ベルの貼着された商品を購入して、ラベル印刷紙33の
側辺47における辺縁47aに設けられたミシン目切り
取り線61を切り離すと、側辺44,中央辺46及び側
辺47の各辺間の重合状態が開放されて夫々の辺が展開
され、夫々表側印刷面39及び裏側印刷面52が表れて
多量のラベル情報を提供する。
【0028】
【発明の効果】上記のように、本発明の多層ラベルの製
造法によれば、第一及び第二実施例のいずれにおいて
も、剥離紙に貼着されるラベル基材を従来の製造法のよ
うに長さ方向に沿って切断してしまうのではなく、多数
の印刷面を印刷してから長さ方向に沿って折り畳んだラ
ベル印刷紙を貼付けるための台紙として利用するので、
粘着剤の付いていないラベル印刷紙の表裏両面に多数の
ラベル情報を印刷することができ、しかもこのラベル印
刷紙を剥離紙から剥がされたラベル基材を介して商品等
に自由に貼着することができるので、単一の平面ではあ
まり面積が大きくないためラベル情報として少ないが、
後に開封展開することで多量のラベル情報を詰め込むこ
とのできる多層ラベルを能率的に製造することができ
る。
【0029】また、第二実施例の製造法では、剥離紙に
貼付けられるラベル基材は、移送の過程で剥離紙といっ
たん剥がしておいて、多層に折り重ねられるラベル印刷
紙が貼付けられる位置の粘着剤塗布部分に印刷面を設け
ることで、粘着剤の効果を減殺するので、このラベル印
刷紙と対応した部分では商品等に直接貼付けられない
が、前記ラベル基材には、ラベル印刷紙の長さ方向に沿
った折り線L1,L2と直交する方向へアーム40が突
出するように型抜きされているので、剥離紙から剥がれ
たこのアーム40の先端で商品等に貼着されて、折り畳
まれたラベル印刷紙を吊下げることができる。
【0030】なお、上記のアーム付多層ラベルの製造法
では、ラベル基材に設けるアーム40の長さ方向Eを、
ラベル印刷紙の長さ方向に沿った折り線L1,L2と直
交する方向、つまり用紙の長さ方向と直交する方向に設
けられるで、長さのあるアーム40のの向きを用紙の長
さ方向に対して横向きに配列することで、用紙の単位長
さに対してアーム付多層ラベルの数を無駄なく型取りす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の製造法における給紙ラインを示す
全工程側面図。
【図2】剥離紙付ラベル基材に印刷面を設けた状態の斜
視図。
【図3】ラベル印刷紙の裏面に設けられる印刷面の斜視
図。
【図4】ラベル印刷紙の表面に設けられる印刷面の斜視
図。
【図5】ラベル印刷紙が幅方向に折り畳まれた状態の斜
視図。
【図6】折り畳み装置の部分斜視図。
【図7】同じく折り畳み装置の他の部分を示す部分斜視
図。
【図8】剥離紙付ラベル基材の両側部分に接着剤を塗布
された状態の斜視図。
【図9】製造された多層ラベルの断面図。
【図10】剥離紙上に配列された多層ラベルと、その展
開状態を示す斜視図。
【図11】別の製造法を実施するための給紙ラインの部
分側面図。
【図12】図11の製造法によるラベルの斜視図。
【図13】剥離紙を剥がしたラベル基材に印刷面を設け
た状態の裏面斜視図。
【図14】ラベル基材の印刷面両側に接着剤を設けた表
面斜視図。
【図15】ラベル印刷紙の裏面に設けられる印刷面の斜
視図。
【図16】ラベル印刷紙が幅方向に折り畳まれた状態の
斜視図。
【図17】剥離紙上に配列された多層ラベルと、その展
開状態を示す斜視図。
【符号の説明】
1,31:ラベル基材 2,32:剥離紙 3,33:ラベル印刷紙 4,34:ラベル基材印刷機 5,35:ラベル印刷面 6,36:乾燥装置 7,37:貼り合わせ装置 8,38:一次ラベル印刷機 9a,9b,9c,39a,39b,39c:ラベル印
刷面 10:乾燥装置 11,41:二次ラベル印刷機 12a,12b.12c,42a,42b.42c:ラ
ベル印刷面 13,43:折り畳み装置 14,44:ドラム 15,45,17,47:ラベル印刷紙側辺 16,46:ラベル印刷紙中央辺 18:ガイドロール 20:糊付け装置 21,55:接着剤 22,56:型抜き装置 23,61:切り取り線 24:余白部 25:廃紙ロール 25:製品ロール 40:アーム 49:粘着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−84971(JP,A) 特開 平3−227879(JP,A) 特開 昭61−114842(JP,A) 特開 昭52−102000(JP,A) 特開 平3−291688(JP,A) 特公 平4−57188(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B31D 1/00 - 5/04 B31B 1/00 - 49/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺の剥離紙付ラベル基材とラベル印刷
    紙とを夫々別のラベル印刷機に向けて供給し、前記ラベ
    ル基材は、印刷を行う前に剥離紙を剥がして剥離紙はそ
    のまま後の工程へ移送し、剥がしたラベル基材は裏面の
    一部にラベル印刷面を設けると共に、表面の前記ラベル
    印刷面の両側辺部分上に夫々接着剤を塗布しておき、一
    方、前記ラベル印刷紙は、裏面と表面とに夫々後の工程
    で互いに重ね合わされる複数のラベル印刷面を用紙の幅
    方向に並列して印刷し、次いでこのラベル印刷紙を後の
    工程へ移送する途中で、用紙の幅方向に並列する印刷面
    を夫々の印刷面の幅方向に沿って逐次折り畳み、かつ、
    この折り畳みの際に、先に折り畳まれた側辺の上に折り
    畳まれる別の側辺の辺縁が下面の折り線よりも外側へ突
    出するように折り畳んで、前記印刷面が互いに多層に折
    り重ねられた目的とするラベル幅とし、さらに、移送の
    途中で多層に折り畳まれた前記ラベル印刷紙における中
    央辺の裏面一端と、前記下面の折り線よりも外側へ突出
    させた前記側辺の辺縁とを、前記ラベル基材の表面に設
    けた前記夫々の接着剤部分へ接着すると共に、前記ラベ
    ル基材の裏面には先に剥がしておいた前記剥離紙を貼り
    合わせ、最後にラベル基材に多層ラベル印刷紙の幅方向
    と直交する向きの突出アームが設けられるようにして、
    ラベル基材と多層ラベル印刷紙とを剥離紙上で型抜きす
    ることを特徴とする多層ラベルの製造法。
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