JP2930997B2 - 被加工物保持具 - Google Patents

被加工物保持具

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ガラスプレスレンズ,プラスチックレンズ
を成形するための金型駒を研磨加工する際の金型駒研磨
用保持具等の被加工物保持具に関するものである。
〔従来の技術〕
超硬合金やSiCセラミック等の硬脆材料から成るガラ
スモールド用金型駒の球面部は、偏心精度を10″以下の
高精度で形成することが要求されている。
従来、この金型駒の球面部は、高精度の研摩機械にお
いて研摩加工されているが、金型駒を研摩機械に支持す
るためのワーク軸に、0.1μm程度の回転ぶれが存在し
ており、第2図に示すように保持具22に金型駒21をニー
ドルベアリング23を介して取付けて研摩加工しても、偏
心ぶれの小さい高精度の球面部を得ることができなかっ
た。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、研摩機械に取付けられて研摩される金型駒
の球面部が、偏心ぶれのない高精度の加工精度を得るこ
とができる金型駒研磨用保持具等の被加工物保持具を提
供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、前記目的を達成するために、被加工物を保
持するための保持部とこの保持部に対して反対側に配置
された凸彎曲面部とを有する被加工物保持手段と、 前記凸彎曲面部と嵌合して、前記被加工物保持手段に
相対的な角度調整をさせるための凹彎曲面部を有する取
付手段と、 前記被加工物保持手段と前記取付手段とが前記凹凸彎
曲面部による角度調整後の角度を維持するための固定手
段とを有することを特徴とする被加工物保持具であるこ
とを特徴とする。
また、本発明は、請求項(1)に記載の被加工物保持
具において、前記固定手段は、前記取付手段の凹彎曲面
の周縁に形成されているタップ穴と、前記被加工物保持
手段の前記タップ穴に対応する位置に形成されている、
該タップ穴より大径の開口穴と、該開口穴に挿通してタ
ップ穴に螺合されるボルトとを備えていることを特徴と
する。
また、本発明は、請求項(1)又は(2)に記載の被
加工物保持具において、前記被加工物は前記保持部の面
上を移動可能なホルダ手段を介して前記保持部に保持さ
れていることを特徴とする。
また、本発明は、請求項(3)に記載の被加工物保持
具において、前記ホルダ手段は、取付け部の下端に水平
状に形成されている鍔状部を備え、該鍔状部に、前記凸
彎曲面部を有する角度調整部材のタップ穴に対応して、
被加工物の回転軸と直交する方向に調整できるように、
該タップ穴より大径の開口穴が形成されていることを特
徴とする。
また、本発明は、請求項(1)〜(4)の何れかに記
載の被加工物保持具において、前記固定手段は、前記凹
凸彎曲面の周囲に3箇所配置されていることを特徴とす
る。
〔作 用〕
本発明の構成により、研摩機械に本発明の金型研磨用
保持具を介して支持された金型駒の球面部は、球面部に
当接する検知部材による偏心ぶれの状態を検知し、この
偏心ぶれに応じて金型駒ホルダ部材と角度調整部材との
間、角度調整部材と取付け部材との間の各調整固定手段
を調整することにより、偏心ぶれのない状態に位置具決
めされるものである。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図には、本発明の被加工保持具である金型駒研磨
用保持具の断面が示されている。
1は、研摩される球面部1Aを備えたSiCセラミックス
から成る金型駒であり、この金型駒1は、金型駒ホルダ
部材2の取付け部2aに支持される。この場合、該取付け
部2aの内径は金型駒1を出し入れ容易な寸法に作製さ
れ、取付け部2aに120度の間隔を置いて複数のタップ穴2
a1が形成され、該複数のタップ穴2a1に挿入されるビス
で、金型駒1は固定される。
金型駒ホルダ部材2は、金型駒1の回転軸と直交する
方向に調整できるように、金型駒ホルダ部材2の取付け
部2aの下端に、水平状の鍔状部2bが形成され、該水平状
の鍔状部2bは、角度調整部材3の水平状の平面図3aに当
接して固定される。この水平状の鍔状部2bは水平状の平
面部3aに対し、球面部の偏心ぶれを調整しうる後述する
第一の調整固定手段が設けられている。なお、金型駒ホ
ルダ部材2と角度調整部材3とから被加工物保持手段が
構成されている。
角度調整部材3は、前記水平状の平面図3aと、この平
面部3aの反対面に角度調整を可能とする彎曲面3bとを備
えている。前記角度調整部材3の彎曲面3bは、研摩機側
取付け部材4に形成された彎曲面4aに当接して固定され
る。そして、該角度調整部材3の彎曲面3bは研摩機側取
付け部材4の彎曲面4aに対し、球面部の偏心ぶれを調整
しうる後述する第二の調整固定手段が設けられている。
研摩機側取付け部材4は、前記彎曲面4aと、この彎曲
面4aの反対面に研摩取付け部材4を研摩機械に固定する
ためのビス穴4bとを備えている。
球面部の偏心ぶれを調整しうる第一の調整固定手段R1
としては、角度調整部材3の水平状の平面部3aに四か所
のタップ穴部5が形成され、このタップ穴部5に対応す
る金型駒ホルダ部材の鍔状部2bには、前記タップ穴部5
より大きい開口穴6を形成し、このタップ穴部5より大
きい開口穴6を設けたことにより、金型駒ホルダ部材2
は角度調整部材3に対して前後,左右に変位することが
できる。
金型駒ホルダ部材2の位置を角度調整部材3に対して
調整した後、ボルト7がワッシャー8,開口穴6を介して
タップ穴部5に螺合されることにより、角度調整部材3
に金型駒ホルダ部材2は固定される。
球面部の偏心ぶれを調整しうる第二の調整固定手段R2
としては、研磨機側取付け部材4の彎曲面4aの周縁に三
か所のタップ穴部9が形成され、このタップ穴部9に対
応する角度調整部材3の水平状の平面部3aの延長部3cに
は、前記タップ穴部9より大きい開口穴10を形成し、こ
のタップ穴部9より大きい開口穴10を設けたことによ
り、研摩機側取付け部材4の彎曲面4aに対して角度調整
部材3の彎曲面3bを変位させることができる。
角度調整部材3の位置を研摩機側取付け部材4に対し
て調整した後、ボルト11がワッシャー12,開口穴10を介
してタップ穴部9に螺合されることにより、研磨機側取
付け部材4に角度調整部材3は固定される。
前述した第一の調整固定手段R1と第二の調整固定手段
R2の調整は、金型駒1を本発明の金型駒研磨用保持具に
支持し、金型駒研磨用保持具を駆動軸取付けビス穴4bに
より研摩機械に取付けた後行われる。この際、回転する
金型駒1の球面部1Aには、電気マイクロ測定素子13を当
接し、該電気マイクロ測定素子13の変位量を計器14で読
み取り、この値から金型駒1の球面部1Aの偏心ぶれを検
知し、この球面部1Aの偏心ぶれをなくすような、前記第
一の調整固定手段R1と第二の調整固定手段R2を調整す
る。
そして、偏心ぶれのない状態で回転する金型駒1の球
面部1Aを研摩機により研摩することにより、高精度の球
面部1Aを有する金型駒が得られる。また、金型駒1を保
持するための金型駒ホルダ部材2とこの金型駒ホルダ部
材2に対して反対側に配置された凸状の彎曲面3bとを被
加工物保持手段に備え、凸状の彎曲面3bに嵌合する凹状
の彎曲面4aを研磨機側取付部材4に備えているので、金
型駒1を含む被調整側の重心と凹凸彎曲面部による被調
整側の回転中心とが近接配置され、相対的な角度調整を
する際に、重心位置の変動を小さくすることができる
(即ち、調整移動量より重心の変位量の方を小さくする
ことができる。)。このように被調整側の重心位置の変
動が小さいので、微小な角度調整をする際に安定して調
整を行うことができ、金型駒1の高精度な軸合わせが可
能となる。
また、被加工物保持手段に金型駒1を保持するための
金型駒ホルダ部材2に対して反対側に凸状の彎曲面3bを
配置したので、被加工物保持手段の質量分布を重心近く
に偏倚させることができ、この被加工物保持手段の、凹
凸彎曲面部による被調整側の回転中心における慣性モー
メントを小さくすることができ、調整時のぶれを小さく
して金型駒1の高精度な軸合わせが可能となる。
さらに、重心位置の変動量や慣習モーメントが小さ
く、研磨機側取付部材4が凹状の彎曲面4aを備えている
ので、被加工物保持部材が凹凸彎曲面で滑って落下する
のを防止することができる。
〔効 果〕
本発明の構成により、金型駒の球面部の偏心ぶれを零
に近い状態にすることができ、高精度の金型駒の球面部
により高精度のガラスプレスレンズ,プラスチックレン
ズを得ることができる効果を有する。
また、被加工物を保持するための保持部とこの保持部
に対して反対側に配置された凸彎曲面部とを被加工物保
持手段に備え、凸彎曲面部に嵌合する凹彎曲面部を取付
手段に備えているので、被加工物を含む被調整側の重心
と凹凸彎曲面部による被調整側の回転中心とが近接配置
され、相対的な角度調整をする際に、重心位置の変動を
小さくすることができる(即ち、調整移動量より重心の
変位量の方を小さくすることができる。)。このように
被調整側の重心位置の変動が小さいので、微小な角度調
整を行う際に安定して調整を行うことができ、被加工物
の高精度な軸合わせが可能となる。
また、被加工物保持手段に被加工物を保持するための
保持部に対して反対側に凸彎曲面部を配置したので、被
加工物保持手段の質量分布を重心近くに偏倚させること
ができ、この被加工物保持手段の、凹凸彎曲面部による
被調整側の回転中心における慣性モーメントを小さくす
ることができ、調整時のぶれを小さくして被加工物の高
精度な軸合わせが可能となる。
さらに、重心位置の変動量や慣性モーメントが小さ
く、取付手段が凹彎曲面を備えているので、被加工物保
持手段が凹凸彎曲面で滑って落下するのを防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の金型駒研磨用保持具の実施例を示す断
面図、 第2図は従来の金型駒研磨用保持具の概略断面図であ
る。 1……金型駒、1A……球面部、2……金型駒ホルダ部
材、3……角度調整部材、4……研摩機側取付け部材、
R1……第一の調整固定手段、R2……第二の調整固定手
段、13……電気マイクロ測定素子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B24B 13/005 B24B 11/00 B23Q 3/04 B23Q 3/18

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被加工物を保持するための保持部とこの保
    持部に対して反対側に設置された凹彎曲面部とを有する
    被加工物保持手段と、 前記凸彎曲面部と嵌合して、前記被加工物保持手段に相
    対的な角度調整をさせるための凹彎曲面部を有する取付
    手段と、 前記被加工物保持手段と前記取付手段とが前記凹凸彎曲
    面部による角度調整後の角度を維持するための固定手段
    とを有することを特徴とする被加工物保持具。
  2. 【請求項2】前記固定手段は、前記取付手段の凹彎曲面
    の周縁に形成されているタップ穴と、前記被加工物保持
    手段の前記タップ穴に対応する位置に形成されている、
    該タップ穴より大径の開口穴と、該開口穴に挿通してタ
    ップ穴に螺合されるボルトとを備えていることを特徴と
    する請求項(1)に記載の被加工物保持具。
  3. 【請求項3】前記被加工物は前記保持部の面上を移動可
    能なホルダ手段を介して前記保持部に保持されているこ
    とを特徴とする請求項(1)又は(2)に記載の被加工
    物保持具。
  4. 【請求項4】前記ホルダ手段は、取付け部の下端に水平
    状に形成されている鍔状部を備え、該鍔状部に、前記凸
    彎曲面部を有する角度調整部材のタップ穴に対応して、
    被加工物の回転軸と直交する方向に調整できるように、
    該タップ穴より大径の開口穴が形成されていることを特
    徴とする請求項(3)に記載の被加工物保持具。
  5. 【請求項5】前記固定手段は、前記凹凸彎曲面の周囲に
    3箇所配置されていることを特徴とする請求項(1)〜
    (4)の何れかに記載の被加工物保持具。
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