JP2930528B2 - 洗浄槽 - Google Patents

洗浄槽

Info

Publication number
JP2930528B2
JP2930528B2 JP29123994A JP29123994A JP2930528B2 JP 2930528 B2 JP2930528 B2 JP 2930528B2 JP 29123994 A JP29123994 A JP 29123994A JP 29123994 A JP29123994 A JP 29123994A JP 2930528 B2 JP2930528 B2 JP 2930528B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bottom plate
inner bottom
tank
cleaning
washing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP29123994A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08144074A (ja
Inventor
清雄 大野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP29123994A priority Critical patent/JP2930528B2/ja
Publication of JPH08144074A publication Critical patent/JPH08144074A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2930528B2 publication Critical patent/JP2930528B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属部品の水系洗浄等
に供する洗浄槽に関する。
【0002】
【従来の技術】従来金属部品の水系洗浄は、図3に示す
ように洗浄槽1に洗浄液2を入れ、この中で洗浄を行っ
ていた。洗浄槽1の底に溜った固形物3の排出は、底板
4に付けられたドレンパイプ5のバルブ6を開き、固形
物3とすべての洗浄液2を排出することにより行ってい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の洗浄槽では、槽
の底に溜った固形物をバレンパイプより排出する際には
前記のようにすべての洗浄液と共に固形物を排出してい
るが、固形物を完全に排出することができず、すべての
洗浄液を抜いた後に更に圧力水をかけて洗い流す等の手
段をとらなければならなかった。また、ワークを洗浄槽
内で洗浄する際には、洗浄液はポンプ等により攪拌する
ことが多く、この時槽の底に溜った固形物は洗浄液中に
舞い上がりワークの洗浄効率を悪くしていた。
【0004】本発明はこれらの問題点を解消する洗浄槽
を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の洗浄槽は、槽の
底部を底板とその上方に配置された内底板とによって構
成し、内底板に固形物を通す抜き穴を設けると共に底板
に固形物の排出手段を設けたことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明は、槽の底部が底板とその上方に配置さ
れ固形物を通す抜き穴を有する内底板によって構成され
た二重構造となっているので、洗浄液中の固形物は、沈
降する時に抜き穴を通って内底板と底板の間に入り底板
の上に堆積する。この底板の上に堆積した固形物を排出
手段によって排出する場合には、洗浄液は液圧によって
内底板の抜き穴を通って落下して底板上に堆積した固形
物を洗い流し、固形物が効果的に排出される。
【0007】また、前記のように、固形物は内底板と底
板の間に堆積するので、洗浄液を攪拌しても固形物が舞
い上がることもない。
【0008】
【実施例】本発明の第1の実施例を、図1によって説明
する。1はほぼ正方形の水平断面を有し洗浄液2を収容
する洗浄槽であり、その底板4はゆるい傾斜をもつV字
状に形成され、底板4の最も低い位置に固形物の排出手
段としてのバルブ6をもつドレンパイプ5が接続されて
いる。
【0009】底板4よりやや上方の位置に洗浄槽1の水
平断面の全面にわたって内底板7が設けられていて、洗
浄槽1の底部はこの内底板7と前記底板4によって構成
されている。内底板7は、図1(b)に示すように、上
方から見てほぼ正方形をなし互いに接する複数の部分7
aから成り、各部分7aは傾斜して下方へ突出する四角
錐の形状を有しており、その底部には固形物の抜き穴8
が設けられている。また、各部分7aの上端の辺の角に
は空気抜き穴9が設けられている。前記固形物の抜き穴
8は、同穴8を通った固形物が舞い上がらないよう、か
つ、同穴8を通る洗浄液がシャワー効果を有するような
小さい開口面積に設定されている。
【0010】本実施例では、洗浄槽1に洗浄液2を入れ
る。この時内底板7の空気抜き穴9から空気が抜け内底
板7と底板4の空間にも洗浄液2が完全に充満される。
【0011】洗浄液2の中にワークを入れ洗浄すると、
ワークの汚れが固形物3となり洗浄液2中に浮遊し、時
間の経過とともに沈降して内底板7まで落下する。内底
板7は、四角錐状の凹凸のある複数の部分7aよりな
り、各部分7aの底部に固形物の抜き穴8が設けられて
いるので、沈降する固形物3は同抜き穴8を通って底板
4の上に堆積する。
【0012】このように、固形物3が底板4と内底板7
との間の空間に堆積するので、洗浄液2を攪拌しても内
底板7と底板4の空間にある洗浄液は攪拌されず、底板
に堆積した固形物が舞い上がることはない。
【0013】底板4上に堆積した固形物3を排出する時
は、ドレンパイプ5に設けられたバルブ6を開き洗浄液
2を排出する。この時固形物抜き穴8から洗浄液2が液
圧によって勢いよくシャワー状に流れ出して底板4に堆
積した固形物3に当り、固形物3を洗い流しながらドレ
ンパイプ5から固形物3と洗浄液2が排出される。内底
板7と底板4の空間体積の約2倍の洗浄液2を排出した
後バルブ6を閉じることによりほとんどの固形物3を排
出することができる。固形物3の排出が終了すると、洗
浄液2の排出により減った量の洗浄液が補充されて元の
液面高さに戻される。
【0014】本発明の第2の実施例を、図2によって説
明する。本実施例は前記第1の実施例の複数の四角錐状
の部分をもつ内底板に代えて波形の内底板7′を設けた
ものである。内底板7′の波形の凹部の底にスリット状
の固形物の抜き穴8′を設け凸部先端に空気抜き穴9′
を設けている。
【0015】本実施例も、前記第1の実施例と同様な作
用及び効果を奏するが、内底板7′の製作が容易で価格
が安価となる。
【0016】
【発明の効果】本発明の洗浄槽は次の効果がある。 (1)洗浄槽の底に溜った固形物が洗浄中に舞い上がり
を防止することができる。このために、洗浄液中でワー
クの洗浄を行う場合には洗浄効率を向上させることがで
きる。 (2)洗浄槽の底に溜った固形物を排出するときに洗浄
液の排出量を低減させることができ、洗浄剤の消費を少
なくすることができる。 (3)洗浄液の固形物を定期的に排出することができる
ため、洗浄液の劣化が少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示し、図1(a)はそ
の斜視図、図1(b)は内底板の拡大平面図、図1
(c)は図1(b)のA−A矢視断面図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示し、図2(a)はそ
の斜視図、図2(b)は内底板の拡大平面図、図2
(c)は図2(b)のB−B矢視断面図である。
【図3】従来の洗浄槽の斜視図である。
【符号の説明】
1 洗浄槽 2 洗浄液 3 固形物 4 底板 5 ドレンパイプ 6 バルブ 7 内底板 7a 内底板の部分 8、8′ 固形物の抜き穴 9、9′ 空気抜き穴

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 槽の底部を底板とその上方に配置された
    内底板とによって構成し、内底板に固形物を通す抜き穴
    を設けると共に底板に固形物の排出手段を設けたことを
    特徴とする洗浄槽。
JP29123994A 1994-11-25 1994-11-25 洗浄槽 Expired - Lifetime JP2930528B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29123994A JP2930528B2 (ja) 1994-11-25 1994-11-25 洗浄槽

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29123994A JP2930528B2 (ja) 1994-11-25 1994-11-25 洗浄槽

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08144074A JPH08144074A (ja) 1996-06-04
JP2930528B2 true JP2930528B2 (ja) 1999-08-03

Family

ID=17766285

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29123994A Expired - Lifetime JP2930528B2 (ja) 1994-11-25 1994-11-25 洗浄槽

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2930528B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08144074A (ja) 1996-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN112523317A (zh) 一种冲洗效果良好的蹲便器
JP5305218B2 (ja) 水洗大便器
CN111593795A (zh) 一种多功能水槽及防溢装置
JP2930528B2 (ja) 洗浄槽
CN210907143U (zh) 阶梯式不锈钢丝氢退前水洗装置
JP2555806B2 (ja) サイホン式洋風便器
CN212582829U (zh) 一种瀑布对冲式直壁无唇面马桶
CN215442239U (zh) 一种冲洗效果良好的蹲便器
JPH07279204A (ja) 貯水槽
JP4388441B2 (ja) 浴室の排水配管
JPH0227100Y2 (ja)
JPH0517019Y2 (ja)
CN212612826U (zh) 一种排污池结构
CN207092217U (zh) 一种卫生座便器
CN218784403U (zh) 一种肥皂盒
JP4277083B2 (ja) 排水装置
CN216007173U (zh) 一种立体箱房的厕所排水结构
CN212612866U (zh) 一种新型无边冲洗马桶结构
JP2527300B2 (ja) 洗浄水容器用汚泥トラップ
CN217994593U (zh) 一种便于清洗的车用地板
CN211155475U (zh) 一种防浸水节皂多功能皂盒
CN2208056Y (zh) 经改进的手洗洗衣槽
CN207727710U (zh) 一种节水蹲便器
KR200154741Y1 (ko) 비산방지수단이 설치된 식수대
CN2822485Y (zh) 免水冲小便器

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990420