JP2928508B1 - 織機用経糸切断検出装置 - Google Patents

織機用経糸切断検出装置

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JP2928508B1 JP10954398A JP10954398A JP2928508B1 JP 2928508 B1 JP2928508 B1 JP 2928508B1 JP 10954398 A JP10954398 A JP 10954398A JP 10954398 A JP10954398 A JP 10954398A JP 2928508 B1 JP2928508 B1 JP 2928508B1
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Abstract

【要約】 【課題】 織機用経糸切断検出装置において、糸の切断
を防ぎながら検出動作を高速化する。 【解決手段】 切断糸掻出器4は図中矢印方向に回転動
作を行なう。掻出爪6が下経糸列2bに進入していると
き(“A”の角度にあるとき)には、切断糸掻出器4の
回転速度は遅くなるように制御される。これに対して、
掻出爪6が下経糸列2bに進入していないとき(“B”
の角度にあるとき)は、切断糸掻出器4の回転速度は速
くなるように制御される。これにより、切断糸掻出器4
の回転を高速化しながらも、下経糸2bが誤って切断さ
れること防ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば、ウォ
ータージェットあるいはエアジェット方式の織機、レピ
ア式あるいはフライ式の織機などに用いられる織機用経
糸切断検出装置に関し、より詳しくは、複数本の経糸が
列状に並んだ経糸列間に緯糸を織製動作毎に順次挿入し
て織込む織機に用いられ、経糸の切断を検出する織機用
経糸切断検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】このような種類の織機用経糸切断検出装
置に関し、従来から一般的に知られているものに、たと
えば特公昭54−36718号公報や特公昭56−34
50号公報に記載のものがあった。
【0003】この種の従来の織機においては、ビームに
列状に巻かれている経糸列を巻き出して、綜絖によりそ
の巻き出された経糸列を織製動作毎に上下に引き離し、
上経糸列と下経糸列との間にレピアあるいはエアジェッ
トなどを利用して緯糸を挿入するように構成されてい
た。そして、一般的には下経糸列の近傍に切断糸掻出器
が配設されている。この切断糸掻出器は、複数本の掻出
爪が列状に植設されており、回転することによりその掻
出爪の先端が経糸列に進入して切断経糸が経糸列外に掻
出される。そして、掻出された切断経糸が検出されて、
その検出に基づいて織機を作動停止するように構成され
ている。一方、前記経糸列が巻かれたビームは比較的大
径のもので構成されており、そのビームのフランジ部分
が切断糸掻出器の近傍に位置するように配設されてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】[第1の課題]上述の
ように、切断糸掻出器の掻出爪は、回転することにより
切断経糸を掻出す。切断された糸を迅速に検出するため
には、この掻出爪の回転数を速くすることが望ましい。
しかしながら、回転爪の回転数を速くすると、却って糸
を切断してしまうおそれがある。このため、糸の切断を
防ぐために掻出爪の回転はある程度遅くしなければなら
ない。一般的には、綜絖の動作により1秒間に20回の
織り動作が行なわれる。わずか3秒間の60回の織り動
作により、約25ミリ(1インチ)の織物が製造される
ため、切断経糸の検出が遅れると織物の生産率が著しく
低下するという問題がある。
【0005】[第2の課題]上述のように、掻出された
切断経糸が検出されると、織機は作動停止される。この
とき、装置を操作する者は、どの位置の経糸が切断され
たかを確認し、その結果に応じて適切な処置を取る必要
がある。しかしながら、経糸の本数が多いと、どの位置
で切断が生じたかを知ることが難しくなるという問題点
がある。
【0006】この発明は、上述の問題点を解決するため
になされたものであり、第1に切断糸掻出器の回転を速
くしながらも、糸を切断することが少ない織機用経糸切
断検出装置を提供することを目的としている。
【0007】この発明は第2に、経糸が切断されたエリ
アを操作者が迅速に知ることができる織機用経糸切断検
出装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため、この発明のある局面に従うと、織機用経糸切断
検出装置は、複数本の経糸が列状に並んだ経糸列間に緯
糸を織製動作毎に順次挿入して織込む織機に用いられ、
経糸の切断を検出する織機用経糸切断検出装置であっ
て、掻出爪が櫛状に複数本植設されており、回転するこ
とにより前記掻出爪の先端側が前記経糸列に進入して切
断経糸を経糸列外に掻出す切断糸掻出器と、該切断糸掻
出器により掻出された切断糸を検出する検出部と、前記
切断糸掻出器の回転速度を前記掻出爪の角度によって変
更する変速部とを備える。
【0009】さらに好ましくはその変速部は、前記掻出
爪の先端側が前記経糸列に進入していないときの前記切
断糸掻出器の回転速度を、前記掻出爪の先端側が前記経
糸列に進入しているときよりも速くする。
【0010】これらの発明に従うと、掻出爪の角度によ
って切断糸掻出器の回転速度が変更されるため、切断糸
の検出を高速で行なうことができ、かつ掻出爪により糸
が切断されることが防止される。
【0011】上記第2の目的を達成するため、この発明
の他の局面に従うと、織機用経糸切断検出装置は、複数
本の経糸が列状に並んだ経糸列間に緯糸を織製動作毎に
順次挿入して織込む織機に用いられ、経糸の切断を検出
する織機用経糸切断検出装置であって、掻出爪が櫛状に
複数本植設されており、回転することにより前記掻出爪
の先端側が前記経糸列に進入して切断経糸を経糸列外に
掻出す切断糸掻出器と、該切断糸掻出器により掻出され
た切断糸を検出する検出部と、該検出部が前記切断糸を
検出したときに、前記複数本の経糸のうち、どのエリア
の経糸が切断されたかを判定する判定部とを備え、前記
判定部は、前記経糸列に対向する位置に設けられた複数
のワイヤと、前記経糸列に対向しない位置に設けられ、
前記掻出された切断経糸によって生じる前記複数のワイ
ヤのそれぞれの変形を検出するセンサとを含み、前記複
数本の経糸は、複数のエリアに予め分けられ、前記判定
部は、前記複数のエリアのうち切断された経糸が含まれ
るエリアを判定し、前記複数のエリアは、切断された経
糸を前記複数のワイヤの中の1本のワイヤによって検出
するエリアと、切断された経糸を前記複数のワイヤの中
の少なくとも2本のワイヤによって検出するエリアとを
む。
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】これらの発明に従うと、複数本の経糸のう
ちどのエリアの経糸が切断されたかが判定されるため、
装置の操作者は経糸の切断に対して容易に対処すること
が可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の好ましい実施の形
態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0017】[第1の実施の形態]図1は、本発明が用
いられる織機の作用を説明するための作用説明図であ
る。織機の織製動作の進行に応じて、経糸列2がビーム
(図示せず)から繰り出され、その経糸列の移動途中に
おいて、綜絖52により経糸列2が上下に引き離され
る。この上下に引き離された上経糸列2aと下経糸列2
bとの間に緯糸が挿入され、挿入された後に上の綜絖と
下の綜絖52とが入れ替わって挿入された経糸が織込ま
れる。その状態で、さらに入れ替わった上経糸列2aと
下経糸列2bとの間に緯糸が挿入され、さらに綜絖52
の働きにより上下の経糸列が入れ替わって緯糸が織込ま
れる。この織製動作が繰返し行なわれて織物が出来上が
る。
【0018】下経糸列2bの近傍に、切断した経糸を下
経糸列2b外に掻出すための切断糸掻出器4が配設され
ている。この切断糸掻出器4は、回転レール8に対し、
ワイヤ支持ピン5と掻出爪6と刷毛7と糸引掛体60と
が植設されている。この回転レール8が回転することに
より、ワイヤ支持ピン5と掻出爪6と刷毛7と糸引掛体
60とが一体に回転し、掻出爪6の先端側が下経糸列2
bに進入して下経糸列2bにもし切断糸が存在する場合
にはその切断糸2′が経糸列外に掻出され、掻出された
切断経糸2′が直ちに糸引掛体60に引掛けられて引っ
張られ、切断経糸2′に緊張力が付与される。その緊張
力が付与された切断糸2′は切断糸掻出器4の外周に巻
き付く状態となる。なお、図中の符号1は筬である。
【0019】図2は、切断糸掻出器4およびその周辺機
器を示した概略斜視図である。切断糸掻出器4の左右両
端にはベアリング11,12が設けられており、このベ
アリング11,12により織機本体に対し切断糸掻出器
4が回転自在に取付けられる。なお、一方のベアリング
11は、ボルト19を介して織機本体に固定されてお
り、このボルト19を緩めることによりベアリング11
を織機本体から離脱することができるように構成されて
おり、ベアリング11を離脱した状態でそのベアリング
11を切断糸掻出器4から抜取ることができるように構
成されている。このベアリング11を抜取った状態で、
回転レール8に形成されている挿入溝17(図3参照)
から掻出爪6と糸引掛体60とが植設された保持部材4
0aを抜取ることができる。この保持部材40a,40
b,40cは、切断糸掻出器4の左右に位置する保持部
材40a,40cと中央に位置する保持部材40bとの
3種類が用意されている。
【0020】ワイヤ支持ピン5には、ワイヤ9の一端が
支持されている。そのワイヤ9の他端はセンサ10に取
付けられている。また、切断糸掻出器4には、プーリ1
3が設けられており、モータ16のプーリ14とベルト
15とにより連動連結されており、モータ16が回転す
ることにより、その回転力がプーリ14,ベルト15,
およびプーリ13を介して切断糸掻出器4に伝達されて
切断糸掻出器4がセンサ10と一体的に回転するように
構成されている。
【0021】前述したように、下経糸列2bに切断され
た糸が存在する場合には、その切断糸2′が掻出爪6に
より経糸列外に掻出され、しかも糸引掛体60により引
掛けられて張力が付与され、その張力が付与された切断
糸2′が切断糸掻出器4の外周に巻き付くのである。そ
の巻き付け力によりワイヤ9が図2に示すようにくの字
状に変形する。すると、ワイヤ9の他端に取付けられて
いるセンサ10がワイヤ9のくの字状に曲がることによ
り生じる引張り力を検出し切断糸2′が発生した旨の検
出出力が導出される。
【0022】図3は、切断糸掻出器4の横断面図であ
る。切断糸掻出器4は、回転レール8を有する。この回
転レール8の外周には、掻出爪6と糸引掛体60との保
持部材40aを挿入保持するための挿入溝17が形成さ
れている。この回転レール8には、刷毛7が植設される
とともに、ワイヤ支持ピン5が固定保持される。
【0023】このように構成された切断糸掻出器4が図
3に示す矢印方向に回転すれば、下経糸列2b内の切断
糸2′が掻出爪6で掻出されるとともに、糸引掛体60
により引掛けられ、その切断糸2′が糸引掛体60によ
り引っ張られて張力が付与された状態で刷毛7内にくい
込む。一方、下経糸列2bにおける切断されていない正
常な経糸が不則に垂れ下がって糸引掛体60に引掛けら
れた場合には、糸引掛体60が可撓性を有する樹脂(た
とえば釣糸として用いられるテグスと同様な材料)で構
成されているために、切断糸掻出器4の回転に伴って糸
引掛体60が変形し、引掛けられている糸が外れてその
正常な糸が元の下経糸列2bに復帰できるように構成さ
れている。
【0024】図4は、経糸切断検出装置に用いられる制
御回路を示す回路図である。経糸2が切断されていない
正常な運転状態では、センサ10により切断糸が検出さ
れないため、センサ10からフリップフロップ30にロ
ーレベル信号が入力されている状態となっている。この
状態では、フリップフロップ30がリセット状態になっ
ているために、フリップフロップ30からローレベル信
号がアンドゲート61の一方の入力端子に入力された状
態となっている。その結果、アンドゲート61からロー
レベル信号がインバータ37に入力されて、そのローレ
ベル信号がインバータ37で反転されて、ハイレベル信
号がトランジスタ38のベースに入力された状態となっ
ている。この状態では、トランジスタ38は導通状態と
なっているために、モータドライバ39にモータ駆動用
信号が入力され、モータ46,16が駆動される。この
モータ46の駆動により織機全体が作動状態となり、モ
ータ16の駆動により切断糸掻出器4が回転する。
【0025】一方、アンドゲート61からのローレベル
信号はトランジスタ43のベースにも入力されており、
トランジスタ43が非導通状態となり、ブレーキドライ
バ47が非作動状態となっている。また、フリップフロ
ップ30からのローレベル信号がトランジスタ33のベ
ースに入力され、トランジスタ33が非導通状態となっ
ているために、ブザー35,ランプ34が非動作状態と
なっている。
【0026】アンドゲート61の他方の入力端子には磁
気センサ62が接続されている。この磁気センサ62
は、切断糸掻出器4の所定位置に設けられた磁石を検出
するものであり、切断糸掻出器4が回転して糸引掛体6
0が下経糸列2bとは反対側(下側)に回転してきたと
きに前記磁石が磁気センサ62に近接し、磁気センサ6
2からハイレベル信号が導出されるように構成されてい
る。
【0027】経糸2に切断糸2′が発生してその切断糸
2′がセンサ10により検出されれば、センサ10から
ハイレベル信号がフリップフロップ30に入力される。
すると、フリップフロップ30はセット状態に切換わ
り、ハイレベル信号がトランジスタ33のベースに入力
され、トランジスタ33が導通状態となる。すると、ラ
ンプ34とブザー35とに電流が供給されてランプ34
が点灯するとともにブザー35から警報音が発せられ
る。
【0028】フリップフロップ30からのハイレベル信
号はアンドゲート61の一方の入力端子にも入力され
る。また、糸引掛体60が下経糸列2bとは反対側に回
転してきたときに磁気センサ62から導出されたハイレ
ベル信号がアンドゲート61の他方の入力端子に入力さ
れる。すると、アンドゲート61からはハイレベル信号
が導出され、そのハイレベル信号がインバータ37によ
り反転され、その反転されたローレベル信号がトランジ
スタ38のベースに入力される。すると、トランジスタ
38が非導通状態となり、モータドライバ39にモータ
駆動用信号が入力されない状態となる。すると、モータ
46,16が停止して織機が非作動状態となるとともに
切断糸掻出器4も停止する。一方、アンドゲート61か
らのハイレベル信号はトランジスタ43のベースにも入
力され、トランジスタ43が導通状態となり、ブレーキ
ドライバ47にブレーキ作動用の信号が入力されてブレ
ーキ48が作動し、織機が急停止される。なお、モータ
46,16をブレーキモータで構成してもよく、その場
合にはブレーキ機構は不要となる。
【0029】作業者(操作者)が手動により織機を停止
させる場合には、ストップスイッチ63を作業者が操作
する。すると、フリップフロップ64はセット状態とな
りハイレベル信号がアンドゲート65の一方の入力端子
に入力される。この状態で糸引掛体60が下経糸列2b
とは反対側に回転してきたときに磁気センサ62から導
出されたハイレベル信号がこのアンドゲート65の他方
の入力端子に入力された段階で、アンドゲート65から
ハイレベル信号が出力される。このハイレベル信号は、
インバータ37により反転されて、ローレベル信号がト
ランジスタ38のベースに入力され、前述したのと同様
にモータ46,16が停止して織機が非作動状態となる
とともに、切断糸掻出器4も停止する。前記アンドゲー
ト65からのハイレベル信号はトランジスタ43のベー
スにも入力され、トランジスタ43が導通状態となり、
前述したようにブレーキ48が作動して織機が停止され
る。そして、作業者が織機を再び作動状態にしたい場合
には、スタートスイッチ67を操作することにより、フ
リップフロップ64がリセットされ、ブレーキ48が非
作動状態となるともにモータ46,16が回転駆動して
織機が作動状態となる。そして同時に切断糸掻出器4も
回転状態となる。なお、切断糸掻出器4は織機本体とは
別の制御系で始動および停止の制御をしてもよい。
【0030】このように、切断糸に起因した織機の急停
止時および作業者の手動操作に伴う織機の停止時におい
て、糸引掛体60が下経糸列2bとは反対側(下側)に
回転してきたときに織機が停止されて切断糸掻出器4の
回転も停止するために、織機の停止に伴う切断糸掻出器
4の停止時においては、常に糸引掛体60が下経糸列2
bとは反対側(下側)に位置する状態となる。その結
果、織機停止時において正常糸を垂れ下げた後元の位置
に復元する作業を行なった場合においても、正常な経糸
が不則に糸引掛体60に引掛かりその正常な経糸が伸ば
されたり切断されたりする不都合が生じないという利点
がある。
【0031】また、前記切断糸に起因した織機の急停止
時においては、警報ランプ34が点灯するとともにブザ
ー35から警報音が発せられる。このため、作業者がす
ぐ異常の発生に気付き、経糸切断時に関する復旧作業が
その作業者により迅速に行なわれる。その後、作業者が
リセットスイッチ36を押下すると、リセットスイッチ
36からハイレベル信号がフリップフロップ30のリセ
ット入力端子に入力され、フリップフロップ30がリセ
ット状態となり、インバータ37,トランジスタ33,
43にそれぞれ前述したのと同様のローレベル信号が入
力され、織機と切断糸掻出器4とが通常の運転状態に復
帰する。なお、本実施の形態ではデジタル回路による制
御を示したが、センサ10の検出動作に伴って直接織機
を停止させる簡単な電源ON,OFF回路などであって
もよく、制御手段についてはどのようなものであっても
よい。
【0032】次に本実施の形態における織機の特徴につ
いて説明する。図5は図1の切断糸掻出器4の回転動作
を説明するための図である。
【0033】図を参照して、切断糸掻出器4は図中の矢
印方向(反時計回り)に回転する。切断糸掻出器4に設
けられた掻出爪6は、“A”内の角度を保っているとき
に下経糸列2bに進入している。すなわち、“A”の角
度において、掻出爪は図中符号6で示される位置から符
号6′で示される位置に移動する。掻出爪6が“B”内
の角度にあるときは、掻出爪6は下経糸列2bに進入し
ない。
【0034】本実施の形態においては、切断糸掻出器4
の回転速度を掻出爪6の位置によって変速することを特
徴としている。より具体的には、掻出爪6が“A”内の
角度にあるときには切断糸掻出器4の回転速度は遅くな
るように制御され、掻出爪6の角度が“B”の間にある
ときには、切断糸掻出器4の回転速度は速くなるように
制御が行なわれる。
【0035】これにより、切断糸掻出器4の回転速度は
速くしながらも、掻出爪6が下経糸列2bに進入してい
るときには、掻出爪6の移動が遅くなるため、下経糸列
2bが不用意に切断されることが防止される。
【0036】角度“A”は好ましくは120°程度であ
り、角度“B”は240°程度である。
【0037】図6は、切断糸掻出器4の回転速度を変速
させる制御装置の回路図である。図を参照して、切断糸
掻出器4の制御装置は、抵抗器100と、スイッチ10
2とインバータ104とを含む。スイッチ102の端子
“C”は、切断糸掻出器4を回転駆動するモータ16
(図2参照)のインバータ104の一端に接続されてい
る。スイッチ102の端子“D”および“E”は、抵抗
器100の異なる位置にそれぞれ接続されている。掻出
爪6の角度が図5の“A”の範囲にあるときには、スイ
ッチ102の端子“C”と“E”とが導通する。これに
より、モータ16の回転速度は遅くなる。これに対し、
掻出爪6の角度が図5の“B”の範囲にあるときには、
スイッチ102の端子“C”および“D”が導通する。
これにより切断糸掻出器4の回転速度は速くなる。
【0038】なお、スイッチ102の切換タイミング
は、前述の磁気センサ62(図4参照)からの出力信号
のタイミングに応じて決定される。
【0039】[第1の変形例]なお、上記実施の形態に
おける切断糸掻出器4の変速方法を以下のように変形す
ることもできる。
【0040】すなわち図7を参照して、モータ16の回
転力は、前述したとおりプーリ14およびベルト15に
より切断糸掻出器4に伝達される。このとき、切断糸掻
出器4に接続されているプーリの直径を2つ用意し、ク
ラッチにより切換えるようにしてもよい。具体的には、
掻出爪6が“A”の角度にあるときには、図7(A)に
示されるように、直径の大きいプーリ13aが選択され
ることにより、切断糸掻出器4の回転速度が遅くなるよ
うに制御が行なわれる。これに対し、掻出爪6が“B”
の角度にあるときには、図7(B)に示されるように、
直径の小さいプーリ13bが選択される。これにより、
切断糸掻出器4の回転速度は速くなるように制御が行な
われる。
【0041】[第2の変形例]上述の実施の形態におけ
る切断糸掻出器4の変速機構を以下のように変形するこ
ともできる。
【0042】すなわち図8を参照して、モータ16に
は、その回転中心がその外周に対して偏心している偏心
プーリ120が接続される。偏心プーリ120が回転す
る力は、ベルト15により切断糸掻出器4を回転させる
ためのプーリ13に伝達される。ベルト15の弛みを防
止するために、テンションプーリ110が用いられてい
る。
【0043】図9を参照して、偏心プーリ120が用い
られることにより、プーリ13の回転速度は、360°
の周期を持って変速される。プーリ13の回転が最も速
くなる時点を、掻出爪6の角度が“B”の範囲の中心に
くるにときに一致させ、同時にプーリ13の回転速度が
最も遅くなるときを掻出爪6の角度が“A”の中心にあ
るときに合わせると、掻出爪6の先端側が経糸列に進入
しているときに切断糸掻出器4の回転速度を遅くするこ
とができるため、上述した実施の形態と同様の効果をこ
の変形例においても奏することができる。
【0044】なお、図10に示されるようにモータ16
に偏心プーリ121を接続し、切断糸掻出器4を回転さ
せるためのプーリ122としても偏心プーリを採用して
もよい。このようにしても、切断糸掻出器4の回転速度
を調節することができるため、上述した実施の形態と同
様の効果を奏することができる。
【0045】[第2の実施の形態]第2の実施の形態に
おける織機および切断糸掻出器4の構成は第1の実施の
形態におけるものとほぼ同一である。ここでは、異なる
部分についてのみ説明する。
【0046】本実施の形態においては、図2におけるワ
イヤ9の代わりに複数本(ここでは3本)のワイヤが用
いられ、複数本の経糸のうちどの経糸が切断されたかを
容易に判定することができるようになっている。図11
は、本実施の形態における切断糸掻出器4に含まれるワ
イヤT1〜T3の配置を示す図である。
【0047】第1の実施の形態と同様に、ワイヤT1〜
T3は切断糸2′が切断糸掻出器4の外周に巻き付くこ
とにより、くの字状に変形し、切断糸2′が発生した旨
の検出を行なう。
【0048】図11に示されるように、切断糸掻出器4
にはワイヤ支持ピン5の他に、ピンS1〜S4が設けら
れている。ピンS1〜S4およびワイヤ支持ピン5のそ
れぞれの間隔はほぼ等しくなるようにされている。
【0049】ワイヤT1の一端はセンサ10へ接続され
る。ワイヤT1の他端はピンS2の先端に固定される。
これにより、ワイヤT1はエリアおよびでの経糸の
切断を検出することができる。
【0050】ワイヤT2の一端はセンサ10へ接続され
る。ワイヤT2の一部は切断糸掻出器4の内部を通り、
ピンS1の位置でピンS1に支持されながら、切断糸掻
出器4の外部に現れる。ワイヤT2の他端は、ピンS4
の先端に固定される。これにより、ワイヤT2はお
よびのエリアにおいて経糸の切断を検出することがで
きる。
【0051】ワイヤT3の一端はセンサ10に接続され
る。ワイヤT3は切断糸掻出器4の内部を通りながら、
ピンS3の位置でピンS3に支持されながら切断糸掻出
器4の外部へ現れる。ワイヤT3の他端はワイヤ支持ピ
ン5に接続される。これにより、ワイヤT3はおよび
のエリアで生じた経糸の切断を検出することができ
る。
【0052】図12は、センサ10の内部構成を説明す
るための一部断面図である。なお、図12においては説
明の簡略化のために、ワイヤT1による切断糸の検出機
構のみを図示するが、図12に示される機構と同様の機
構がワイヤT2,T3においても設けられている。
【0053】図を参照して、センサ10には、回動軸2
01を中心として回動する回動体202が設けられてい
る。回動体202の一端はワイヤT1の一端に接続され
る。回動体202の他端には接点203が設けられてい
る。また、センサ10には電極板204が設けられてい
る。電極板204には後述する電極E1〜E3が設けら
れる。電極板204の電極はコード207に接続され
る。回転レール8にはコード206が接続される。コー
ド206および207はコネクタ205に接続される。
【0054】切断糸が存在しない場合、回動体201は
ばねにより図11に示される位置に固定されるようにな
っている。切断糸が発生することにより、ワイヤT1に
張力が加わると、回動体202はばねの力に反して回動
軸201を中心として図中時計回りに回転する。これに
より、回動体202に設けられた接点203は電極板2
04の電極と接する。これにより、コード206,回転
レール8,回動体202,接点203,電極板204,
コード207を介して閉回路が形成される。この閉回路
の形成をコネクタ205を介して検出することにより、
切断糸の発生を検出することができる。
【0055】図13は、電極板204の平面図である。
図を参照して、電極板204にはワイヤT1の張力を検
出するための電極E1と、ワイヤT2の張力を検出する
ための電極E2と、ワイヤT3の張力を検出するための
電極E3とが設けられている。ワイヤT1〜T3のそれ
ぞれが張力を生じさせることにより、それぞれの電極E
1〜E3が接点と接触し閉回路が形成される。これによ
り、ワイヤT1〜T3のそれぞれの位置における切断糸
の発生が検出される。
【0056】図14は、ワイヤT1〜T3のそれぞれに
張力が発生し、閉回路が形成されたときの組合せと、切
断糸が発生した切断箇所(エリア)との関係を説明する
ための図である。
【0057】ワイヤT1〜T3のすべてに張力が生ぜ
ず、すべての回路がOFF(開状態)である場合には、
切断が発生していないと判定される。
【0058】これに対して、図14を参照してワイヤT
1がONであり、ワイヤT2,T3のそれぞれがOFF
である場合には、エリアで切断が発生したと判定され
る。
【0059】ワイヤT1およびT2がONであり、ワイ
ヤT3がOFFであるときには、エリアで切断が発生
したと判定される。
【0060】ワイヤT1,T3がOFFであり、ワイヤ
T2がONであるときには、エリアで切断が発生した
と判定される。
【0061】ワイヤT1がOFFであり、ワイヤT2,
T3がONであるときには、エリアで切断が発生した
と判定される。
【0062】ワイヤT1,T2がOFFであり、ワイヤ
T3がONであるときには、エリアで切断が発生した
と判定される。
【0063】本実施の形態においては、切断が発生した
と検出された場合にはブザーが鳴り、かつ切断が生じた
エリアがランプにより表示される。これにより、操作者
は切断が生じた箇所(エリア)を容易に判定することが
でき、作業の効率が向上する。
【0064】また、本実施の形態においては経糸列に対
向する位置に複数のワイヤT1〜T3が設けられ、経糸
列に対向しない位置に複数のワイヤのそれぞれの変形を
検出するセンサ10が設けられているため、経糸列に付
着した糊が落ちても、その糊がセンサ10にかかること
はない。これにより、経糸列の切断を確実に検出するこ
とができる。
【0065】また、図15を参照してピンS1〜S4の
内部にばね161を設けるようにして、ピンS1〜S4
の周囲を上ケーシング162と下ケーシング163とに
よって構成するようにしてもよい。これにより、ピンS
1〜S4のそれぞれは、上下方向にのみ伸び縮みする。
これにより、ピンS1〜S4の近くで切断経糸が発生し
たとしてもより確実にワイヤに張力を与えることが可能
となる。
【0066】なお、上述の実施の形態においては、ワイ
ヤT1〜T3により切断糸を検出することとしたが、切
断糸と接触することによりONとなるスイッチSW1〜
SW3を図16に示されるように、エリア〜に配置
することで、切断が生じた場所を検出するようにしても
よい。
【0067】具体的には、スイッチSW1〜SW3の1
つは図17に示されるような断面形状をしている。ま
た、スイッチSW1〜SW3の1つは図18に示される
ような平面形状をしている。スイッチSW1〜SW3
は、両面テープTPなどにより切断糸掻出器4の表面に
固定される。
【0068】図17を参照して対向する電極E5,E5
の間に、電極E5,E6の間の距離を一定に保つための
スペーサSPが挟まれている。切断糸2′が切断糸掻出
器4の外周に巻き付くことにより、電極E5,E6が接
触する。この接触により切断糸が発生した旨の検出が行
なわれる。
【0069】またこの場合にも、図16に示されるよう
にスイッチSW1〜SW3が位置を変えて配置されてい
るため、ONになったスイッチの組合せにより、切断糸
が生じた場所を判定することができる。
【0070】なお、導電性の変形しやすい材料であれば
電極E5,E6として用いることができるが、ITOフ
ィルム、フレキシブル基板、ポリエステルフィルムにカ
ーボン印刷をしたものなどを電極E5,E6として用い
ることが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における織機の動作状態を説
明するための作用説明図である。
【図2】切断糸掻出器およびその周辺機器を示す斜視図
である。
【図3】切断糸掻出器の横断面図である。
【図4】図1の織機に用いられる制御回路の一例を示す
回路図である。
【図5】切断糸掻出器4の回転動作を説明するための図
である。
【図6】切断糸掻出器の回転の速度を変速する機構を説
明するための回路図である。
【図7】第1の実施の形態における第1の変形例を示す
図である。
【図8】第1の実施の形態における第2の変形例を示す
図である。
【図9】図8のプーリ13の回転速度を説明するための
図である。
【図10】第1の実施の形態における第3の変形例を示
す図である。
【図11】第2の実施の形態における切断糸掻出器の構
成を説明するための図である。
【図12】センサ10の構成を説明するための図であ
る。
【図13】図11の電極板204の平面図である。
【図14】ワイヤT1〜T3と切断箇所との関係を説明
するための図である。
【図15】ピンS1〜S4の変形例を示す図である。
【図16】経糸の切断箇所を検出するセンサの変形例を
説明するための図である。
【図17】図16のスイッチSW1〜SW3の1つの断
面図である。
【図18】図17のスイッチの平面図である。
【符号の説明】
2 経糸 2′ 切断糸 4 切断糸掻出器 8 回転レール 6 掻出爪 9,T1〜T3 ワイヤ 10 センサ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の経糸が列状に並んだ経糸列間に
    緯糸を織製動作毎に順次挿入して織込む織機に用いら
    れ、経糸の切断を検出する織機用経糸切断検出装置であ
    って、 掻出爪が櫛状に複数本植設されており、回転することに
    より前記掻出爪の先端側が前記経糸列に進入して切断経
    糸を経糸列外に掻出す切断糸掻出器と、 該切断糸掻出器により掻出された切断糸を検出する検出
    手段と、 前記切断糸掻出器の回転速度を前記掻出爪の角度によっ
    て変更する変速手段とを備えた、織機用経糸切断検出装
    置。
  2. 【請求項2】 前記変速手段は、前記掻出爪の先端側が
    前記経糸列に進入していないときの前記切断糸掻出器の
    回転速度を、前記掻出爪の先端側が前記経糸列に進入し
    ているときよりも速くする、請求項1に記載の織機用経
    糸切断検出装置。
  3. 【請求項3】 複数本の経糸が列状に並んだ経糸列間に
    緯糸を織製動作毎に順次挿入して織込む織機に用いら
    れ、経糸の切断を検出する織機用経糸切断検出装置であ
    って、 掻出爪が櫛状に複数本植設されており、回転することに
    より前記掻出爪の先端側が前記経糸列に進入して切断経
    糸を経糸列外に掻出す切断糸掻出器と、 該切断糸掻出器により掻出された切断糸を検出する検出
    手段と、 該検出手段が前記切断糸を検出したときに、前記複数本
    の経糸のうちどのエリアの経糸が切断されたかを判定す
    る判定手段とを備え、 前記判定手段は、前記経糸列に対向する位置に設けられ
    た複数のワイヤと、前記経糸列に対向しない位置に設け
    られ、前記掻出された切断経糸によって生じる前記複数
    のワイヤのそれぞれの変形を検出するセンサとを含み、 前記複数本の経糸は、複数のエリアに予め分けられ、 前記判定手段は、前記複数のエリアのうち切断された経
    糸が含まれるエリアを判定し、 前記複数のエリアは、切断された経糸を前記複数のワイ
    ヤの中の1本のワイヤによって検出するエリアと、切断
    された経糸を前記複数のワイヤの中の少なくと も2本の
    ワイヤによって検出するエリアとを含む、 織機用経糸切
    断検出装置。
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