JP2928175B2 - コンペア・アンド・スワップ制御システム - Google Patents
コンペア・アンド・スワップ制御システムInfo
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は計算機のコンペア・
アンド・スワップ制御システムに関し、特に上位装置と
共有メモリ装置間のインタフェースにシルアル・リンク
を用いたコンペア・アンド・スワップ制御システムに関
する。
アンド・スワップ制御システムに関し、特に上位装置と
共有メモリ装置間のインタフェースにシルアル・リンク
を用いたコンペア・アンド・スワップ制御システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数のプロセッサにより共有され
る共有メモリ装置上の共有メモリをアクセスする際のコ
ンペア・アンド・スワップ方法として、たとえば、「特
開昭62−85372号公報」記載の技術がある。これ
は、共有メモリ装置上の所定のエリアに格納されたデー
タと自プロセッサで用意した比較データとを比較し、所
定の比較結果が得られた時に限り所定のエリアに格納さ
れたデータを自プロセッサの所定のデータで書き換えて
共有メモリをアクセスするような排他制御方式であるコ
ンペア・アンド・スワップ方法である。
る共有メモリ装置上の共有メモリをアクセスする際のコ
ンペア・アンド・スワップ方法として、たとえば、「特
開昭62−85372号公報」記載の技術がある。これ
は、共有メモリ装置上の所定のエリアに格納されたデー
タと自プロセッサで用意した比較データとを比較し、所
定の比較結果が得られた時に限り所定のエリアに格納さ
れたデータを自プロセッサの所定のデータで書き換えて
共有メモリをアクセスするような排他制御方式であるコ
ンペア・アンド・スワップ方法である。
【0003】また、大型のコンピュータシステムにおい
ては、装置間のインタフェースにシリアル・リンクを使
用するケースが多い。シリアル・リンクは主に「光伝送
路」等の高速なシリアル転送を制御するのに最適なテク
ノロジーとして注目されている。シリアル・リンクを用
いたインタフェースは、従来の電気インタフェースと比
較してケーブル長を長くできるのという利点がある。
ては、装置間のインタフェースにシリアル・リンクを使
用するケースが多い。シリアル・リンクは主に「光伝送
路」等の高速なシリアル転送を制御するのに最適なテク
ノロジーとして注目されている。シリアル・リンクを用
いたインタフェースは、従来の電気インタフェースと比
較してケーブル長を長くできるのという利点がある。
【0004】汎用大型コンピュータシステム等におい
て、共有メモリ装置を複数のホスト(CPU装置)で共
有する場合に、マシン室のレイアウトが従来に比べて格
段に柔軟に行えるとう利点がある。シリアル・リンクを
利用すると、扱う素子やケーブルの故障発生率が、通常
汎用コンピュータで扱うLSIやその他の素子よりも高
くなる。特に、共有メモリが拡張記憶装置のようにCP
Uと高速かつ大容量アクセスを行う場合には、インタフ
ェースのスループットをあげるためにインタフェースの
転送レートを数[Gビット/S]で動作させる必要があ
り、このような環境では故障発生率が高くなる。
て、共有メモリ装置を複数のホスト(CPU装置)で共
有する場合に、マシン室のレイアウトが従来に比べて格
段に柔軟に行えるとう利点がある。シリアル・リンクを
利用すると、扱う素子やケーブルの故障発生率が、通常
汎用コンピュータで扱うLSIやその他の素子よりも高
くなる。特に、共有メモリが拡張記憶装置のようにCP
Uと高速かつ大容量アクセスを行う場合には、インタフ
ェースのスループットをあげるためにインタフェースの
転送レートを数[Gビット/S]で動作させる必要があ
り、このような環境では故障発生率が高くなる。
【0005】たとえば、「特開平2−230833号公
報」には、シリアル・リンクを採用したインタフェース
方式の伝送路のエラーを検出する目的で、転送データに
CRC(Cyclic Redundancy Che
ck)コードを付加する方法が記述されている。この方
法により、転送レートをあまり落とさずにエラー検出を
行うことが可能である。そして、CRCのエラーを検出
した際には、リクエスタが「転送リトライ」を行うこと
により、インタフェースの間欠故障を救済することを可
能としている。
報」には、シリアル・リンクを採用したインタフェース
方式の伝送路のエラーを検出する目的で、転送データに
CRC(Cyclic Redundancy Che
ck)コードを付加する方法が記述されている。この方
法により、転送レートをあまり落とさずにエラー検出を
行うことが可能である。そして、CRCのエラーを検出
した際には、リクエスタが「転送リトライ」を行うこと
により、インタフェースの間欠故障を救済することを可
能としている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】共有メモリの排他制御
にコンペア・アンド・スワップ方法を使用し、かつ、共
有メモリ装置と共有メモリを使用する上位装置(CPU
等)とのインタフェースにシリアルリンクを使用した従
来技術においては、コンペア・アンド・スワップ命令に
おいてシリアルリンクでエラーが発生した際に上述した
リトライ動作を行うと、以下のような場合に問題が発生
することがある。 (1)共有メモリ装置においてコンペア・アンド・スワ
ップ動作が正常終了し、「共有メモリ領域の書き換え」
が行われた。(以降、「共有メモリ領域の書き換えが行
われたこと」を「コンペア・アンド・スワップ動作成
功」と称す。また、「共有メモリ領域の書き換えが行わ
れなかったこと」を「コンペア・アンド・スワップ動作
失敗」と記述する。) (2)共有メモリ装置は、「コンペア・アンド・スワッ
プ動作成功」のリプライをCPUに転送する。 (3)上記リプライが、光伝送路で間欠エラーとなっ
た。 (4)CPUはコンペア・アンド・スワップ命令をリト
ライする。 (5)共有メモリ上では、既にスワップデータが先のコ
ンペア・アンド・スワップ命令によって書き換えられて
しまっているので、リトライのコンペア・アンド・スワ
ップ動作では「コンペア・アンド・スワップ動作失敗」
のリプライをCPUに転送する。 (6)上記リプライは、今度は光伝送路でエラーしな
い。
にコンペア・アンド・スワップ方法を使用し、かつ、共
有メモリ装置と共有メモリを使用する上位装置(CPU
等)とのインタフェースにシリアルリンクを使用した従
来技術においては、コンペア・アンド・スワップ命令に
おいてシリアルリンクでエラーが発生した際に上述した
リトライ動作を行うと、以下のような場合に問題が発生
することがある。 (1)共有メモリ装置においてコンペア・アンド・スワ
ップ動作が正常終了し、「共有メモリ領域の書き換え」
が行われた。(以降、「共有メモリ領域の書き換えが行
われたこと」を「コンペア・アンド・スワップ動作成
功」と称す。また、「共有メモリ領域の書き換えが行わ
れなかったこと」を「コンペア・アンド・スワップ動作
失敗」と記述する。) (2)共有メモリ装置は、「コンペア・アンド・スワッ
プ動作成功」のリプライをCPUに転送する。 (3)上記リプライが、光伝送路で間欠エラーとなっ
た。 (4)CPUはコンペア・アンド・スワップ命令をリト
ライする。 (5)共有メモリ上では、既にスワップデータが先のコ
ンペア・アンド・スワップ命令によって書き換えられて
しまっているので、リトライのコンペア・アンド・スワ
ップ動作では「コンペア・アンド・スワップ動作失敗」
のリプライをCPUに転送する。 (6)上記リプライは、今度は光伝送路でエラーしな
い。
【0007】このような場合に、CPUには本来「コン
ペア・アンド・スワップ動作成功」のリプライを返すべ
きだが「コンペア・アンド・スワップ動作失敗」が返っ
てしまう。さらに、共有メモリのロック取得・解放にお
いて上述したコンペア・アンド・スワップ動作の問題が
発生すると、後続のプロセスでデッドロックとなってし
まう。
ペア・アンド・スワップ動作成功」のリプライを返すべ
きだが「コンペア・アンド・スワップ動作失敗」が返っ
てしまう。さらに、共有メモリのロック取得・解放にお
いて上述したコンペア・アンド・スワップ動作の問題が
発生すると、後続のプロセスでデッドロックとなってし
まう。
【0008】本発明の目的は、上述したデッドロックを
発生させず、信頼性を向上させたコンペア・アンド・ス
ワップ制御システムを提供することである。
発生させず、信頼性を向上させたコンペア・アンド・ス
ワップ制御システムを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第1のコンペア
・アンド・スワップ制御システムは、複数のプロセッサ
を持つCPUと、前記プロセッサにより共有される共有
メモリ装置と、前記共有メモリと前記CPUとを接続す
るシリアルリンク式のインタフェースとを有するコンペ
ア・アンド・スワップ制御システムであって、前記CP
Uが、コンペア・アンド・スワップ命令実行時に前記共
有メモリ装置からのリプライが前記インタフェース上で
エラーしたことを検出するコンペア・アンド・スワップ
命令リプライエラー検出手段と、前記エラー検出時にコ
ンペア・アンド・スワップ命令をリトライするコンペア
・アンド・スワップ命令リトライ手段と、発行した命令
がリトライのためのコンペア・アンド・スワップ命令で
あることを前記共有メモリ装置に通知するコンペア・ア
ンド・スワップ命令リトライ通知手段とを有し、前記共
有メモリ装置が、コンペア・アンド・スワップ命令実行
時のリプライをスタックしておくコンペア・アンド・ス
ワップ命令リプライスタック手段と、前記リトライのた
めのコンペア・アンド・スワップ命令であるかどうか判
断するコンペア・アンド・スワップ命令リトライ判断手
段と、前記コンペア・アンド・スワップ命令リトライ判
断手段の判断結果がリトライのコンペア・アンド・スワ
ップ命令である場合に、コンペア・アンド・スワップ動
作を抑止するコンペア・アンド・スワップ動作抑止手段
と、前記コンペア・アンド・スワップ動作抑止手段によ
ってコンペア・アンド・スワップ動作を抑止した場合に
は、前記コンペア・アンド・スワップ命令リプライスタ
ック手段によってスタックされているコンペア・アンド
・スワップ命令実行時のリプライを前記CPUに返却す
るスタックリプライ送出手段とを有する。
・アンド・スワップ制御システムは、複数のプロセッサ
を持つCPUと、前記プロセッサにより共有される共有
メモリ装置と、前記共有メモリと前記CPUとを接続す
るシリアルリンク式のインタフェースとを有するコンペ
ア・アンド・スワップ制御システムであって、前記CP
Uが、コンペア・アンド・スワップ命令実行時に前記共
有メモリ装置からのリプライが前記インタフェース上で
エラーしたことを検出するコンペア・アンド・スワップ
命令リプライエラー検出手段と、前記エラー検出時にコ
ンペア・アンド・スワップ命令をリトライするコンペア
・アンド・スワップ命令リトライ手段と、発行した命令
がリトライのためのコンペア・アンド・スワップ命令で
あることを前記共有メモリ装置に通知するコンペア・ア
ンド・スワップ命令リトライ通知手段とを有し、前記共
有メモリ装置が、コンペア・アンド・スワップ命令実行
時のリプライをスタックしておくコンペア・アンド・ス
ワップ命令リプライスタック手段と、前記リトライのた
めのコンペア・アンド・スワップ命令であるかどうか判
断するコンペア・アンド・スワップ命令リトライ判断手
段と、前記コンペア・アンド・スワップ命令リトライ判
断手段の判断結果がリトライのコンペア・アンド・スワ
ップ命令である場合に、コンペア・アンド・スワップ動
作を抑止するコンペア・アンド・スワップ動作抑止手段
と、前記コンペア・アンド・スワップ動作抑止手段によ
ってコンペア・アンド・スワップ動作を抑止した場合に
は、前記コンペア・アンド・スワップ命令リプライスタ
ック手段によってスタックされているコンペア・アンド
・スワップ命令実行時のリプライを前記CPUに返却す
るスタックリプライ送出手段とを有する。
【0010】本発明の第2のコンペア・アンド・スワッ
プ制御システムは、複数のプロセッサを持つCPUと、
前記プロセッサにより共有される共有メモリ装置と、前
記共有メモリと前記CPUとを接続するシリアルリンク
式のインタフェースとを有するコンペア・アンド・スワ
ップ制御システムであって、前記CPUが、コンペア・
アンド・スワップ命令実行時に前記共有メモリ装置から
のリプライが前記インタフェースでエラーしたことを検
出するコンペア・アンド・スワップ命令リプライエラー
検出手段と、前記エラー検出時にコンペア・アンド・ス
ワップ命令のリトライを抑止するコンペア・アンド・ス
ワップ命令リトライ抑止手段と、前記エラー検出時に前
記共有メモリ装置内のコンペア・アンド・スワップ命令
リプライスタックを読み出すリプライスタック読み出し
手段と、リプライスタック読み出しを共有メモリ装置に
通知するリプライスタック読み出し通知手段とを有し、
前記共有メモリ装置が、コンペア・アンド・スワップ命
令実行時のリプライをスタックしておくコンペア・アン
ド・スワップ命令スタックリプライ手段と、前記CPU
からのリクエストがスタックリプライ読み出しであるこ
とを認識するスタックリプライ読み出し認識手段と、前
記リプライスタック読み出し認識手段の結果、前記コン
ペア・アンド・スワップ命令リプライスタック手段の内
容を前記CPUに送出するリプライスタック送出手段と
を有する。
プ制御システムは、複数のプロセッサを持つCPUと、
前記プロセッサにより共有される共有メモリ装置と、前
記共有メモリと前記CPUとを接続するシリアルリンク
式のインタフェースとを有するコンペア・アンド・スワ
ップ制御システムであって、前記CPUが、コンペア・
アンド・スワップ命令実行時に前記共有メモリ装置から
のリプライが前記インタフェースでエラーしたことを検
出するコンペア・アンド・スワップ命令リプライエラー
検出手段と、前記エラー検出時にコンペア・アンド・ス
ワップ命令のリトライを抑止するコンペア・アンド・ス
ワップ命令リトライ抑止手段と、前記エラー検出時に前
記共有メモリ装置内のコンペア・アンド・スワップ命令
リプライスタックを読み出すリプライスタック読み出し
手段と、リプライスタック読み出しを共有メモリ装置に
通知するリプライスタック読み出し通知手段とを有し、
前記共有メモリ装置が、コンペア・アンド・スワップ命
令実行時のリプライをスタックしておくコンペア・アン
ド・スワップ命令スタックリプライ手段と、前記CPU
からのリクエストがスタックリプライ読み出しであるこ
とを認識するスタックリプライ読み出し認識手段と、前
記リプライスタック読み出し認識手段の結果、前記コン
ペア・アンド・スワップ命令リプライスタック手段の内
容を前記CPUに送出するリプライスタック送出手段と
を有する。
【0011】本発明の第3のコンペア・アンド・スワッ
プ制御システムは、前記第1または第2のコンペア・ア
ンド・スワップ制御システムであって、かつ、前記CP
Uと前記共有メモリ手段とに前記シリアルリンク式のイ
ンタフェースの復調手段を有する。
プ制御システムは、前記第1または第2のコンペア・ア
ンド・スワップ制御システムであって、かつ、前記CP
Uと前記共有メモリ手段とに前記シリアルリンク式のイ
ンタフェースの復調手段を有する。
【0012】本発明の第4のコンペア・アンド・スワッ
プ制御システムは、複数のプロセッサを持つCPUと、
前記プロセッサにより共有される共有メモリ装置と、前
記共有メモリと前記CPUとを接続する複数のシリアル
リンク式のインタフェースとを有するコンペア・アンド
・スワップ制御システムであって、前記共有メモリ装置
が、コンペア・アンド・スワップ命令のリプライ時に
は、同一のリプライデータを前記複数のインタフェース
に送出するコンペア・アンド・スワップ命令時同一リプ
ライ送出手段を有し、前記CPUが、前記各インタフェ
ース上のコンペア・アンド・スワップ命令リプライのイ
ンタフェースエラーを検出する各インタフェースに対応
するコンペア・アンド・スワップ命令リプライインタフ
ェースエラー検出手段と、前記コンペア・アンド・スワ
ップ命令リプライインタフェースエラー検出手段の結果
を判断し、命令の抑止を行うコンペア・アンド・スワッ
プ命令リトライ抑止手段とを有する。
プ制御システムは、複数のプロセッサを持つCPUと、
前記プロセッサにより共有される共有メモリ装置と、前
記共有メモリと前記CPUとを接続する複数のシリアル
リンク式のインタフェースとを有するコンペア・アンド
・スワップ制御システムであって、前記共有メモリ装置
が、コンペア・アンド・スワップ命令のリプライ時に
は、同一のリプライデータを前記複数のインタフェース
に送出するコンペア・アンド・スワップ命令時同一リプ
ライ送出手段を有し、前記CPUが、前記各インタフェ
ース上のコンペア・アンド・スワップ命令リプライのイ
ンタフェースエラーを検出する各インタフェースに対応
するコンペア・アンド・スワップ命令リプライインタフ
ェースエラー検出手段と、前記コンペア・アンド・スワ
ップ命令リプライインタフェースエラー検出手段の結果
を判断し、命令の抑止を行うコンペア・アンド・スワッ
プ命令リトライ抑止手段とを有する。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施の形態
について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発
明の第1の実施の形態を示すブロック図である。図1を
参照すると、本発明のコンペア・アンド・スワップ(以
降、C.S.と記述する)制御システムは、CPU1と
CPU1に使用される共有メモリ装置2と、光ケーブル
100とから構成される。
について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発
明の第1の実施の形態を示すブロック図である。図1を
参照すると、本発明のコンペア・アンド・スワップ(以
降、C.S.と記述する)制御システムは、CPU1と
CPU1に使用される共有メモリ装置2と、光ケーブル
100とから構成される。
【0014】また、CPU1は、C.S.命令リプライ
インタフェースエラー検出手段5でエラー検出時にC.
S.命令をリトライするC.S.命令リトライ手段3
と、発行した命令がリトライ・C.S.命令であること
を共有メモリ装置2に通知するC.S.命令リトライ通
知手段4と、C.S.命令時に共有メモリ装置2からの
リプライがインタフェース上でエラーしたことを検出す
るC.S.命令リプライエラー検出手段5と、シリアル
データを元のパケットに復調し、かつパケットをシリア
ルデータに変換する光インタフェース復調手段6とから
構成される。
インタフェースエラー検出手段5でエラー検出時にC.
S.命令をリトライするC.S.命令リトライ手段3
と、発行した命令がリトライ・C.S.命令であること
を共有メモリ装置2に通知するC.S.命令リトライ通
知手段4と、C.S.命令時に共有メモリ装置2からの
リプライがインタフェース上でエラーしたことを検出す
るC.S.命令リプライエラー検出手段5と、シリアル
データを元のパケットに復調し、かつパケットをシリア
ルデータに変換する光インタフェース復調手段6とから
構成される。
【0015】また、共有メモリ装置2は、光インタフェ
ース復調手段6と、リトライ・C.S.命令であること
を判断するC.S.命令リトライ判断手段7と、C.
S.命令リトライ判断手段7の結果「リトライのC.
S.命令である」と判断した際にはC.S.動作を抑止
するC.S.命令動作抑止手段8と、C.S.命令実行
時のリプライをスタックしておくC.S.命令リプライ
スタック手段9と、C.S.命令動作抑止手段8によっ
てC.S.動作を抑止した際にはC.S.命令リプライ
スタック手段9によってスタックしてある「C.S.命
令実行時のリプライ」をCPU1に返却するスタックリ
プライ送出手段10と、共有メモリ装置2におけるCP
U1からのリクエストを処理するリクエスト処理部11
とから構成される。
ース復調手段6と、リトライ・C.S.命令であること
を判断するC.S.命令リトライ判断手段7と、C.
S.命令リトライ判断手段7の結果「リトライのC.
S.命令である」と判断した際にはC.S.動作を抑止
するC.S.命令動作抑止手段8と、C.S.命令実行
時のリプライをスタックしておくC.S.命令リプライ
スタック手段9と、C.S.命令動作抑止手段8によっ
てC.S.動作を抑止した際にはC.S.命令リプライ
スタック手段9によってスタックしてある「C.S.命
令実行時のリプライ」をCPU1に返却するスタックリ
プライ送出手段10と、共有メモリ装置2におけるCP
U1からのリクエストを処理するリクエスト処理部11
とから構成される。
【0016】CPU1と共有メモリ装置2とはシリアル
・リンクの代表的なテクノロジーである光ケーブル10
0を装置間のインタフェースに用いて接続されている。
ここで、「インタフェース」とは、装置間のケーブルと
CPU1・共有メモリ装置2双方のシリアル・リンクお
よびインタフェース復調手段6を併せた総称である。
・リンクの代表的なテクノロジーである光ケーブル10
0を装置間のインタフェースに用いて接続されている。
ここで、「インタフェース」とは、装置間のケーブルと
CPU1・共有メモリ装置2双方のシリアル・リンクお
よびインタフェース復調手段6を併せた総称である。
【0017】次に、第1の実施の形態の動作について図
1を参照して説明する。
1を参照して説明する。
【0018】CPU1は図示していないが複数のプロセ
ッサを有している。そしてそれらのプロセッサは共有メ
モリ装置2内の共有メモリの使用権を得たり解放するた
めにC.S.命令を発行する。プロセッサからの命令は
CPU1内の光インタフェース復調手段6で光インタフ
ェースとしてのプロトコルに変換され、光ケーブル10
0を経由して共有メモリ装置2に送出される。共有メモ
リ装置2は、CPU1内の光インタフェース復調手段6
と同一の光インタフェース復調手段6を有し、インタフ
ェース上の信号を復調することによってCPU1からの
命令を得る。C.S.命令は共有メモリ装置2のリクエ
スト処理部11で処理される。共有メモリ装置2は、上
記処理の結果を、C.S.命令を発行したCPU1にコ
ンディション・コード等のリプライを返却する。リプラ
イの内容は、「共有メモリ領域の書き換えに成功したか
否か」である。共有メモリ装置2からのリプライは光ケ
ーブル100を経由してCPU1に伝達され、最終的に
は命令を発行したプロセッサに返却される。
ッサを有している。そしてそれらのプロセッサは共有メ
モリ装置2内の共有メモリの使用権を得たり解放するた
めにC.S.命令を発行する。プロセッサからの命令は
CPU1内の光インタフェース復調手段6で光インタフ
ェースとしてのプロトコルに変換され、光ケーブル10
0を経由して共有メモリ装置2に送出される。共有メモ
リ装置2は、CPU1内の光インタフェース復調手段6
と同一の光インタフェース復調手段6を有し、インタフ
ェース上の信号を復調することによってCPU1からの
命令を得る。C.S.命令は共有メモリ装置2のリクエ
スト処理部11で処理される。共有メモリ装置2は、上
記処理の結果を、C.S.命令を発行したCPU1にコ
ンディション・コード等のリプライを返却する。リプラ
イの内容は、「共有メモリ領域の書き換えに成功したか
否か」である。共有メモリ装置2からのリプライは光ケ
ーブル100を経由してCPU1に伝達され、最終的に
は命令を発行したプロセッサに返却される。
【0019】CPU1はC.S.命令リプライ光伝送路
エラー検出手段5により、共有メモリ装置2に発行した
C.S.命令のリプライがインタフェースでエラーした
ことを検出する。この検出結果はC.S.命令リトライ
手段3に出力される。
エラー検出手段5により、共有メモリ装置2に発行した
C.S.命令のリプライがインタフェースでエラーした
ことを検出する。この検出結果はC.S.命令リトライ
手段3に出力される。
【0020】C.S.命令リトライ手段3は、共有メモ
リ装置2に対してリプライエラーとなったC.S.命令
のリトライを行うために、C.S.命令の再発行を行
う。本命令もCPU1、および共有メモリ装置2の光イ
ンタフェース復調手段6を介して通知される。また、本
命令が「リトライのC.S.命令」である旨をC.S.
命令リトライ通知手段4が共有メモリ装置2に通知す
る。本通知もCPU1、および共有メモリ装置2の光イ
ンタフェース復調手段6を介して行われる。リトライ
C.S.通知の方法としては、リトライ専用のパケット
を設けてもよいし、また命令コードとして「リトライの
C.S.命令」を設けてもよい。
リ装置2に対してリプライエラーとなったC.S.命令
のリトライを行うために、C.S.命令の再発行を行
う。本命令もCPU1、および共有メモリ装置2の光イ
ンタフェース復調手段6を介して通知される。また、本
命令が「リトライのC.S.命令」である旨をC.S.
命令リトライ通知手段4が共有メモリ装置2に通知す
る。本通知もCPU1、および共有メモリ装置2の光イ
ンタフェース復調手段6を介して行われる。リトライ
C.S.通知の方法としては、リトライ専用のパケット
を設けてもよいし、また命令コードとして「リトライの
C.S.命令」を設けてもよい。
【0021】共有メモリ装置2では、C.S.命令リト
ライ判断手段7において、C.S.命令リトライ通知に
よりCPU1からの命令が「リトライによるC.S.命
令」であることが判断される。共有メモリ装置2は、
C.S.命令を実行した際には、その都度リプライステ
ータスをC.S.命令リプライスタック手段7にスタッ
クしておく。CPU1からのリクエストが「リトライに
よるC.S.命令」であることを判断した場合には、
C.S.命令リトライ判断手段7がリクエスト処理部1
1に、「C.S.動作の抑止」を通知する。リクエスト
処理部11では、CPU1からの命令を実行するが、
「C.S.動作の抑止」が通知された場合のC.S.命
令は、C.S.動作抑止手段8によってその動作が抑止
され、C.S.命令リプライスタック手段9にスタック
してある前回のC.S.命令実行時のステータスをスタ
ックリプライ送出手段10からリプライとしてCPU1
に光ケーブル100を介して送出する。本リプライも共
有メモリ装置2およびCPU1の光インタフェース復調
手段6を介して行われる。
ライ判断手段7において、C.S.命令リトライ通知に
よりCPU1からの命令が「リトライによるC.S.命
令」であることが判断される。共有メモリ装置2は、
C.S.命令を実行した際には、その都度リプライステ
ータスをC.S.命令リプライスタック手段7にスタッ
クしておく。CPU1からのリクエストが「リトライに
よるC.S.命令」であることを判断した場合には、
C.S.命令リトライ判断手段7がリクエスト処理部1
1に、「C.S.動作の抑止」を通知する。リクエスト
処理部11では、CPU1からの命令を実行するが、
「C.S.動作の抑止」が通知された場合のC.S.命
令は、C.S.動作抑止手段8によってその動作が抑止
され、C.S.命令リプライスタック手段9にスタック
してある前回のC.S.命令実行時のステータスをスタ
ックリプライ送出手段10からリプライとしてCPU1
に光ケーブル100を介して送出する。本リプライも共
有メモリ装置2およびCPU1の光インタフェース復調
手段6を介して行われる。
【0022】このようにリトライC.S.命令時のリプ
ライではなく、前回のC.S.実行時のステータスがリ
プライとして反映されるので、従来技術の問題は生じな
い。
ライではなく、前回のC.S.実行時のステータスがリ
プライとして反映されるので、従来技術の問題は生じな
い。
【0023】次に、第2の実施の形態について図面を参
照して説明する。
照して説明する。
【0024】図2は本発明の第2の実施の形態を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【0025】図2を参照すると、本発明のコンペア・ア
ンド・スワップ制御システムは、CPU21(その他の
装置でも構わない)と、CPU21に使用される共有メ
モリ装置22と、光ケーブル200とから構成される。
ンド・スワップ制御システムは、CPU21(その他の
装置でも構わない)と、CPU21に使用される共有メ
モリ装置22と、光ケーブル200とから構成される。
【0026】またCPUは、コンペア・アンド・スワッ
プ命令時に共有メモリ装置22からのリプライが光伝送
路200でエラーしたことを検出するC.S.命令リプ
ライエラー検出手段23と、光伝送路200にてエラー
が検出された命令がコンペア・アンド・スワップ命令で
あったときのみ、リトライ動作を抑止するC.S.命令
リトライ抑止手段24と、共有メモリ装置内のC.S.
命令リプライスタック手段31の読み出し行うリプライ
スタック読み出し手段25と、共有メモリ装置に対し
C.S.命令リプライスタック手段31の読み出し命令
を発行するリプライスタック読み出し通知手段26と、
光インタフェース復調手段27とから構成される。
プ命令時に共有メモリ装置22からのリプライが光伝送
路200でエラーしたことを検出するC.S.命令リプ
ライエラー検出手段23と、光伝送路200にてエラー
が検出された命令がコンペア・アンド・スワップ命令で
あったときのみ、リトライ動作を抑止するC.S.命令
リトライ抑止手段24と、共有メモリ装置内のC.S.
命令リプライスタック手段31の読み出し行うリプライ
スタック読み出し手段25と、共有メモリ装置に対し
C.S.命令リプライスタック手段31の読み出し命令
を発行するリプライスタック読み出し通知手段26と、
光インタフェース復調手段27とから構成される。
【0027】また、共有メモリ装置22は、CPU21
より発行された命令がリプライスタック読み出し通知手
段26によって発行されたC.S.命令リプライスタッ
ク手段31の読み出し命令であることを認識するリプラ
イスタック読み出し認識手段28と、コンペア・アンド
・スワップ命令処理部29と、C.S.命令リプライス
タック手段31内のスタックリプライをCPU21に送
出するスタックリプライ送出手段30と、コンペア・ア
ンド・スワップ命令実行時のリプライをスタックしてお
くC.S.命令リプライスタック手段31とから構成さ
れる。
より発行された命令がリプライスタック読み出し通知手
段26によって発行されたC.S.命令リプライスタッ
ク手段31の読み出し命令であることを認識するリプラ
イスタック読み出し認識手段28と、コンペア・アンド
・スワップ命令処理部29と、C.S.命令リプライス
タック手段31内のスタックリプライをCPU21に送
出するスタックリプライ送出手段30と、コンペア・ア
ンド・スワップ命令実行時のリプライをスタックしてお
くC.S.命令リプライスタック手段31とから構成さ
れる。
【0028】CPU21と共有メモリ装置22とは光ケ
ーブル200を装置間のインタフェースに用いて接続さ
れる。
ーブル200を装置間のインタフェースに用いて接続さ
れる。
【0029】次に、第2の実施の形態の動作について図
2を参照して説明する。CPU21はC.S.命令リプ
ライエラー検出手段23により、共有メモリ装置22に
発行したコンペア・アンド・スワップ命令のリプライが
インタフェースでエラーしたことを検出する。C.S.
命令リプライエラー検出手段23での検出結果はC.
S.命令リトライ抑止手段24とリプライスタック読み
出し手段25とに通知される。リプライスタック読み出
し手段25によって共有メモリ22のC.S.命令リプ
ライスタック31内のデータを読み出すことが可能であ
る。
2を参照して説明する。CPU21はC.S.命令リプ
ライエラー検出手段23により、共有メモリ装置22に
発行したコンペア・アンド・スワップ命令のリプライが
インタフェースでエラーしたことを検出する。C.S.
命令リプライエラー検出手段23での検出結果はC.
S.命令リトライ抑止手段24とリプライスタック読み
出し手段25とに通知される。リプライスタック読み出
し手段25によって共有メモリ22のC.S.命令リプ
ライスタック31内のデータを読み出すことが可能であ
る。
【0030】具体的には以下のようになる。リプライス
タック読み出し通知手段26によって共有メモリ装置2
2に、光インタフェース復調手段27、光ケーブル20
0を介して、C.S.命令リプライスタック手段31の
内容を読み出す旨が通知される。
タック読み出し通知手段26によって共有メモリ装置2
2に、光インタフェース復調手段27、光ケーブル20
0を介して、C.S.命令リプライスタック手段31の
内容を読み出す旨が通知される。
【0031】共有メモリ装置22では上記リクエストを
リプライスタック読み出し認識手段28によって認識す
ると、C.S.命令リプライスタック手段31の内容を
スタックリプライ送出手段30によって、光インタフェ
ース復調手段27、光ケーブル200を介してCPU2
1に送出する。共有メモリ装置22ではコンペア・アン
ド・スワップ命令を実行した際には、その都度リプライ
ステータスをC.S.命令リプライスタック手段31に
スタックしておく。
リプライスタック読み出し認識手段28によって認識す
ると、C.S.命令リプライスタック手段31の内容を
スタックリプライ送出手段30によって、光インタフェ
ース復調手段27、光ケーブル200を介してCPU2
1に送出する。共有メモリ装置22ではコンペア・アン
ド・スワップ命令を実行した際には、その都度リプライ
ステータスをC.S.命令リプライスタック手段31に
スタックしておく。
【0032】このように、コンペア・アンド・スワップ
命令が共有メモリ装置からのリプライが光伝送路でエラ
ーとなった際には共有メモリ内に保持してある「コンペ
ア・アンド・スワップ命令のリプライ」を上位装置が得
ることが出来る。
命令が共有メモリ装置からのリプライが光伝送路でエラ
ーとなった際には共有メモリ内に保持してある「コンペ
ア・アンド・スワップ命令のリプライ」を上位装置が得
ることが出来る。
【0033】次に、本発明の第3の実施の形態について
図面を参照して詳細に説明する。図3は、本発明の第3
の実施の形態を示すブロック図である。図3を参照する
と、本発明のコンペア・アンド・スワップ制御システム
は、CPU41と、CPU41に使用される共有メモリ
装置42と、インタフェースA47、インタフェースB
48とから構成される。
図面を参照して詳細に説明する。図3は、本発明の第3
の実施の形態を示すブロック図である。図3を参照する
と、本発明のコンペア・アンド・スワップ制御システム
は、CPU41と、CPU41に使用される共有メモリ
装置42と、インタフェースA47、インタフェースB
48とから構成される。
【0034】また、CPU41は、インタフェースA4
7のC.S.命令リプライ時のインタフェースエラーを
検出するC.S.命令リプライインタフェースエラー検
出手段A44と、インタフェースB48のC.S.命令
リプライ時のインタフェースエラーを検出するC.S.
命令リプライインタフェースエラー検出手段B45と、
命令リトライ抑止手段46とから構成される。
7のC.S.命令リプライ時のインタフェースエラーを
検出するC.S.命令リプライインタフェースエラー検
出手段A44と、インタフェースB48のC.S.命令
リプライ時のインタフェースエラーを検出するC.S.
命令リプライインタフェースエラー検出手段B45と、
命令リトライ抑止手段46とから構成される。
【0035】また、共有メモリ装置42は、C.S.命
令実行時には、同一のリプライデータを送出するC.
S.命令時同一リプライ送出手段を含んで構成される。
令実行時には、同一のリプライデータを送出するC.
S.命令時同一リプライ送出手段を含んで構成される。
【0036】次に、第3の実施の形態の動作について図
3、図4、図5を参照して説明する。図4は、通常時の
データ転送のデータの並びを示すイメージ図である。図
5は、コンペア・アンド・スワップ命令リプライ時のデ
ータ転送のデータの並びを示すイメージ図である。
3、図4、図5を参照して説明する。図4は、通常時の
データ転送のデータの並びを示すイメージ図である。図
5は、コンペア・アンド・スワップ命令リプライ時のデ
ータ転送のデータの並びを示すイメージ図である。
【0037】CPU−共有メモリ装置間のインタフェー
スは、インタフェースA47、インタフェースB48の
2本有する。通常のメモリライトおよび、メモリリード
動作においては、転送データを2本のインタフェースに
分散し、スループットを向上させた使い方をする。たと
えば、A、B、C、D、E・・・・・のそれぞれのデー
タを転送する際にインタフェースA、Bは図4のように
行う。しかし、コンペア・アンド・スワップ命令のリプ
ライを上記のようにインタフェースA47、B48にス
ライスしてしまうと、片側のインタフェースで間欠エラ
ーが発生した時に、コンペア・アンド・スワップ命令は
失敗となってしまう。そこで、コンペア・アンド・スワ
ップ命令のリプライはインタフェースA47、B48に
同一のデータを送出するように共有メモリ装置で制御を
行う。インタフェース上のデータは図5のようになる。
スは、インタフェースA47、インタフェースB48の
2本有する。通常のメモリライトおよび、メモリリード
動作においては、転送データを2本のインタフェースに
分散し、スループットを向上させた使い方をする。たと
えば、A、B、C、D、E・・・・・のそれぞれのデー
タを転送する際にインタフェースA、Bは図4のように
行う。しかし、コンペア・アンド・スワップ命令のリプ
ライを上記のようにインタフェースA47、B48にス
ライスしてしまうと、片側のインタフェースで間欠エラ
ーが発生した時に、コンペア・アンド・スワップ命令は
失敗となってしまう。そこで、コンペア・アンド・スワ
ップ命令のリプライはインタフェースA47、B48に
同一のデータを送出するように共有メモリ装置で制御を
行う。インタフェース上のデータは図5のようになる。
【0038】コンペア・アンド・スワップ命令のリプラ
イ時に同一データをインタフェースA、Bに送出するこ
とは、特別な技術を用いることなく従来の制御技術で充
分可能である。C.S.命令時同一リプライ送出手段4
3で、コンペア・アンド・スワップ命令のリプライデー
タをインタフェースA47、B48に送出する。C.
S.命令リプライインタフェースエラー検出手段A4
4、B45で各インタフェースのエラー検出を行う。命
令リトライ抑止手段46は、C.S.命令リプライイン
タフェースエラー検出手段44および45のどちらか片
方でもエラーを検出していない場合は「コンペア・アン
ド・スワップ命令は正常終了した」と判断し、コンペア
・アンド・スワップ命令の命令リトライを行わないよう
に制御する。
イ時に同一データをインタフェースA、Bに送出するこ
とは、特別な技術を用いることなく従来の制御技術で充
分可能である。C.S.命令時同一リプライ送出手段4
3で、コンペア・アンド・スワップ命令のリプライデー
タをインタフェースA47、B48に送出する。C.
S.命令リプライインタフェースエラー検出手段A4
4、B45で各インタフェースのエラー検出を行う。命
令リトライ抑止手段46は、C.S.命令リプライイン
タフェースエラー検出手段44および45のどちらか片
方でもエラーを検出していない場合は「コンペア・アン
ド・スワップ命令は正常終了した」と判断し、コンペア
・アンド・スワップ命令の命令リトライを行わないよう
に制御する。
【0039】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明には、リプラ
イをスタックに格納しておき、リプライにおいてエラー
が検出された場合に、スタックに格納されたリプライを
送出することにより、また、あるいはリプライの2重化
を行うことにより、共有メモリ装置を使用する上位装置
とのインタフェースにシリアル・リンクを使用した場合
に、コンペア・アンド・スワップ命令においてインタフ
ェース上でエラーが発生したとしても、プロセッサに本
来返却されなくてはいけないリプライが消失し、不正な
リプライが返る問題が発生せず、後続の処理に影響を与
えないという効果がある。
イをスタックに格納しておき、リプライにおいてエラー
が検出された場合に、スタックに格納されたリプライを
送出することにより、また、あるいはリプライの2重化
を行うことにより、共有メモリ装置を使用する上位装置
とのインタフェースにシリアル・リンクを使用した場合
に、コンペア・アンド・スワップ命令においてインタフ
ェース上でエラーが発生したとしても、プロセッサに本
来返却されなくてはいけないリプライが消失し、不正な
リプライが返る問題が発生せず、後続の処理に影響を与
えないという効果がある。
【図1】本発明の第1の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図4】ケーブル上のデータのイメージ図である。
【図5】ケーブル上のデータのイメージ図である。
1、21、41 CPU 2、22、42 共有メモリ装置 3 C.S.命令リトライ手段 4 C.S.命令リトライ通知手段 5 C.S.命令リプライエラー検出手段 6、27 インタフェース復調手段 7 C.S.命令リトライ判断手段 8 C.S.動作抑止手段 9、31 C.S.命令リプライスタック手段 10、30 スタックリプライ送出手段 11 リクエスト処理部 23 C.S.命令リプライエラー検出手段 24 C.S.命令リトライ抑止手段 25 リプライスタック読み出し手段 26 リプライスタック読み出し通知手段 28 リプライスタック読み出し認識手段 43 C.S.命令時同一リプライ送出手段 44 C.S.命令リプライインタフェースエラー検
出手段A 45 C.S.命令リプライインタフェースエラー検
出手段B 46 命令リトライ抑止手段 47 インタフェースA 48 インタフェースB 100、200 光ケーブル
出手段A 45 C.S.命令リプライインタフェースエラー検
出手段B 46 命令リトライ抑止手段 47 インタフェースA 48 インタフェースB 100、200 光ケーブル
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−286044(JP,A) 特開 昭62−85372(JP,A) 特開 昭63−286959(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 15/177 678 G06F 12/00 572
Claims (4)
- 【請求項1】複数のプロセッサを持つCPUと、前記プ
ロセッサにより共有される共有メモリ装置と、前記共有
メモリと前記CPUとを接続するシリアルリンク式のイ
ンタフェースとを有するコンペア・アンド・スワップ制
御システムにおいて、前記CPUが、コンペア・アンド
・スワップ命令実行時に前記共有メモリ装置からのリプ
ライが前記インタフェース上でエラーしたことを検出す
るコンペア・アンド・スワップ命令リプライエラー検出
手段と、前記エラー検出時にコンペア・アンド・スワッ
プ命令をリトライするコンペア・アンド・スワップ命令
リトライ手段と、発行した命令がリトライのためのコン
ペア・アンド・スワップ命令であることを前記共有メモ
リ装置に通知するコンペア・アンド・スワップ命令リト
ライ通知手段とを有し、前記共有メモリ装置が、コンペ
ア・アンド・スワップ命令実行時のリプライをスタック
しておくコンペア・アンド・スワップ命令リプライスタ
ック手段と、前記リトライのためのコンペア・アンド・
スワップ命令であるかどうか判断するコンペア・アンド
・スワップ命令リトライ判断手段と、前記コンペア・ア
ンド・スワップ命令リトライ判断手段の判断結果がリト
ライのコンペア・アンド・スワップ命令である場合に、
コンペア・アンド・スワップ動作を抑止するコンペア・
アンド・スワップ動作抑止手段と、前記コンペア・アン
ド・スワップ動作抑止手段によってコンペア・アンド・
スワップ動作を抑止した場合には、前記コンペア・アン
ド・スワップ命令リプライスタック手段によってスタッ
クされているコンペア・アンド・スワップ命令実行時の
リプライを前記CPUに返却するスタックリプライ送出
手段とを有することを特徴とするコンペア・アンド・ス
ワップ制御システム。 - 【請求項2】 複数のプロセッサを持つCPUと、前記
プロセッサにより共有される共有メモリ装置と、前記共
有メモリと前記CPUとを接続するシリアルリンク式の
インタフェースとを有するコンペア・アンド・スワップ
制御システムにおいて、前記CPUが、コンペア・アン
ド・スワップ命令実行時に前記共有メモリ装置からのリ
プライが前記インタフェースでエラーしたことを検出す
るコンペア・アンド・スワップ命令リプライエラー検出
手段と、前記エラー検出時にコンペア・アンド・スワッ
プ命令のリトライを抑止するコンペア・アンド・スワッ
プ命令リトライ抑止手段と、前記エラー検出時に前記共
有メモリ装置内のコンペア・アンド・スワップ命令リプ
ライスタックを読み出すリプライスタック読み出し手段
と、リプライスタック読み出しを共有メモリ装置に通知
するリプライスタック読み出し通知手段とを有し、前記
共有メモリ装置が、コンペア・アンド・スワップ命令実
行時のリプライをスタックしておくコンペア・アンド・
スワップ命令スタックリプライ手段と、前記CPUから
のリクエストがスタックリプライ読み出しであることを
認識するスタックリプライ読み出し認識手段と、前記リ
プライスタック読み出し認識手段の結果、前記コンペア
・アンド・スワップ命令リプライスタック手段の内容を
前記CPUに送出するリプライスタック送出手段とを有
することを特徴とするコンペア・アンド・スワップ制御
システム。 - 【請求項3】 前記CPUと前記共有メモリ手段とに前
記シリアルリンク式のインタフェースの復調手段を有す
ることを特徴とする請求項1または請求項2記載のコン
ペア・アンド・スワップ制御システム。 - 【請求項4】 複数のプロセッサを持つCPUと、前記
プロセッサにより共有される共有メモリ装置と、前記共
有メモリと前記CPUとを接続する複数のシリアルリン
ク式のインタフェースとを有するコンペア・アンド・ス
ワップ制御システムにおいて、前記共有メモリ装置が、
コンペア・アンド・スワップ命令のリプライ時には、同
一のリプライデータを前記複数のインタフェースに送出
するコンペア・アンド・スワップ命令時同一リプライ送
出手段を有し、前記CPUが、前記各インタフェース上
のコンペア・アンド・スワップ命令リプライのインタフ
ェースエラーを検出する各インタフェースに対応するコ
ンペア・アンド・スワップ命令リプライインタフェース
エラー検出手段と、前記コンペア・アンド・スワップ命
令リプライインタフェースエラー検出手段の結果を判断
し、命令の抑止を行うコンペア・アンド・スワップ命令
リトライ抑止手段とを有することを特徴とするコンペア
・アンド・スワップ制御システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28212596A JP2928175B2 (ja) | 1996-10-24 | 1996-10-24 | コンペア・アンド・スワップ制御システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28212596A JP2928175B2 (ja) | 1996-10-24 | 1996-10-24 | コンペア・アンド・スワップ制御システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10124471A JPH10124471A (ja) | 1998-05-15 |
JP2928175B2 true JP2928175B2 (ja) | 1999-08-03 |
Family
ID=17648453
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28212596A Expired - Lifetime JP2928175B2 (ja) | 1996-10-24 | 1996-10-24 | コンペア・アンド・スワップ制御システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2928175B2 (ja) |
-
1996
- 1996-10-24 JP JP28212596A patent/JP2928175B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10124471A (ja) | 1998-05-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990420 |