JP2928102B2 - 同軸コネクター - Google Patents

同軸コネクター

Info

Publication number
JP2928102B2
JP2928102B2 JP6228974A JP22897494A JP2928102B2 JP 2928102 B2 JP2928102 B2 JP 2928102B2 JP 6228974 A JP6228974 A JP 6228974A JP 22897494 A JP22897494 A JP 22897494A JP 2928102 B2 JP2928102 B2 JP 2928102B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
coaxial
connector
circuit board
coaxial connector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP6228974A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0878103A (ja
Inventor
和美 田續
加一郎 浅子
芳宏 昼川
忠雄 牧田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KANDENKO KK
Nippon Antenna Co Ltd
Original Assignee
KANDENKO KK
Nippon Antenna Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KANDENKO KK, Nippon Antenna Co Ltd filed Critical KANDENKO KK
Priority to JP6228974A priority Critical patent/JP2928102B2/ja
Publication of JPH0878103A publication Critical patent/JPH0878103A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2928102B2 publication Critical patent/JP2928102B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CATVなどにおける
電気信号を伝送するための分配器や分波器などの機器の
入力端子あるいは出力端子に用いられ、同軸ケーブルの
先端に設けられた同軸プラグが連結される同軸コネクタ
ーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の電気信号を伝送するための機器
の入力/出力端子に用いられる同軸コネクターには、T
Vなどの受信側の機器類に同軸ケーブルを介して接続さ
れている同軸プラグが連結される。そして、この電気信
号を伝送するための機器の出力端子に受信側の機器類を
配備しない場合には、この同軸プラグが外され、いわゆ
る空端子となる。従来ホーム共聴や電波障害等の共聴で
よく行われているTV再送信などの場合には、隣接する
チャンネルに伝送される信号がほとんどないので、空端
子のままでも、他に配備されているTVへの障害等の発
生はあまり問題にならなかった。
【0003】しかしながら、近年導入されつつある多チ
ャンネル伝送、双方向CATVなどのCATVシステム
の場合には、使用するチャンネル数が多いため、隣接す
るチャンネルにも信号の伝送が行われており、空端子の
ままにしておくと、下記の理由により、他に配備されて
いるTVなどに障害等が発生し、問題となる。
【0004】障害の発生する態様を図6および図7を用
いて説明すると、図5に示すように2分配器のB側が空
端子とされている場合、B側端子方向である矢印方向の
VSWR(電圧定在波比)が無限大となるため、B側端
子よりの反射波により信号に位相ずれが生じ、信号が劣
化するようになる。すると、A端子に接続されたTV等
にゴーストが発生するようになる。さらに、位相ずれに
より振幅変動も発生することになり、周波数特性が劣化
するため、チャンネルによっては障害が発生することに
なる。また、BS・CS−IF伝送時には、衛星放送信
号がFM変調とされているため、トランケーションノイ
ズが発生されたり、エネルギー拡散除去不良等を発生す
る。なおCATVにおいてもFM変調とされているた
め、同様の障害が発生する。
【0005】さらに、図7に示すように双方向CATV
システムの2分配器のB側が空き端子とされており、同
軸芯線がむき出しとされていると、同軸芯線に外部雑音
が乗り、多数の端末の空き端子に乗った雑音が合成され
てセンタへ上がって行くことになる。これを流合雑音と
称している。また、同軸芯線だけに雑音が乗るものでは
なく、同軸ケーブルそのものにも雑音が乗り、多数本の
同軸ケーブルからの雑音が合成されると、同様に流合雑
音となり、双方向通信の場合はこの流合雑音のため上り
が使用できなくなる。
【0006】ここで、直列ユニットの出力端子を空き端
子とした場合と、ダミー抵抗により終端した場合の反射
損失特性を図8に示すが、終端した場合はAとして示す
ように全帯域にわたり、概略20dB以上の反射損失が
得られるが、空き端子とした場合はBとして示すように
概略15dB程度の反射損失しか得られないことにな
る。
【0007】また、4分岐するタップオフの出力端子を
空き端子とした場合と、ダミー抵抗により終端した場合
の反射損失特性を図9に示すが、4つの端子を終端した
場合はAとして示すように全帯域にわたり、概略20d
B以上の反射損失が得られるが、1つの端子を空き端子
とした場合はBとして示すように、反射損失特性が大き
く波打つように劣化し、2つの端子を空き端子とした場
合はCとして示すように、概略15dB程度の反射損失
しか得られない。さらに、3つの端子を空き端子とした
場合はDとして示すように、概略12dB程度の反射損
失しか得られず、4つの全ての端子を空き端子とした場
合はEとして示すように、概略8dB程度の反射損失し
か得られないことになる。
【0008】ところで、この様な障害が発生しないよう
に、従来は、空端子にダミープラグが連結されている。
この様なダミープラグは実公平6−17363号公報な
どに記載されており、図10を用いて説明する。この図
において、01はダミープラグ、02は中心コンタク
ト、03は同軸ケーブルの特性インピーダンスに合わせ
たダミー抵抗、04はシェル、05はダミー抵抗03を
シェル04に接続するための半田付け部、06は接続ナ
ットである。そして、このダミープラグ01を図示しな
い同軸コネクターに連結すると、伝送されてきた電気信
号は同軸コネクターの中心コンタクトを介して、ダミー
プラグ01の中心コンタクト02に流れ込み、ダミー抵
抗03、半田付け部05、シェル04、および接続ナッ
ト06を介して同軸コネクターのコネクター本体にアー
スされる。この様にして、電気信号をダミープラグ01
のダミー抵抗03により終端することにより、電気信号
の反射や外部雑音の侵入を防止している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電気信
号を伝送するための機器の出力端子から受信側の機器類
に接続されている同軸プラグを取り外した際に、この様
なダミープラグ01をその空端子に取り付けることが必
ずしも行われていない。特に、一般家庭では従来からの
習慣として空端子があってもダミープラグ01を取り付
ける必要が認識できないことから、ダミープラグ01を
空端子に取り付けることはほとんど行われていない。
【0010】そこで、本発明は電気信号を伝送するため
の分配器や分波器などの機器の出力端子として用いら
れ、空端子のままにしておいても、障害が発生しない同
軸コネクターを提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の同軸コネクターは、略円筒状のコネクター
本体と、電気信号が入力される中心コンタクトと、前記
コネクター本体の略中心線上に前記中心コンタクトを配
置する絶縁体とを備える同軸コネクターにおいて、前記
コネクター本体内に、その中心軸に略垂直に第一接点の
形成された回路基板が配設され、前記中心コンタクトの
中途に前記第一接点に接触する第二接点が形成されると
共に、前記第一接点に前記第二接点が接触するよう前記
中心コンタクトは付勢されており、同軸コネクターに同
軸プラグが接続されていない状態において、前記中心コ
ンタクトは前記回路基板に設けられているダミー抵抗に
より終端され、同軸コネクターに同軸プラグが接続され
ると、前記中心コンタクトがスライドして前記第一接点
から前記第二接点が離脱する。
【0012】また、前記回路基板の一面を全面アースと
して、ノイズのシールド板を形成するようにしている。
さらに、前記コネクター本体の内面に形成された段部
と、前記絶縁体の先端部とにより、前記回路基板を挟持
して、前記回路基板のアース部を前記コネクター本体に
接続するようにしてもよいものである。
【0013】
【作用】本発明によれば、同軸コネクターに同軸プラグ
が連結されていない時には、中心コンタクトに入力され
た電気信号は、中心コンタクトに設けられた第二接点お
よび回路基板の第一接点を介して回路基板の電気回路に
入力される。この電気回路にはダミー抵抗が設けられて
おり、電気信号はこのダミー抵抗を通って、同軸コネク
ターのコネクター本体に伝達されてアースされる。
【0014】また、この空端子となっている同軸コネク
ターに同軸プラグを連結すると、中心コンタクトが弾性
体の付勢力に抗して変位して第一接点と第二接点との接
触を離脱させる。そして、前記電気信号を終端する回路
は遮断される。また、同軸コネクターの中心コンタクト
が同軸プラグの中心コンタクトに接続されるので、同軸
コネクターの中心コンタクトに入力された電気信号は同
軸プラグの中心コンタクトを介して、同軸プラグに入力
される。
【0015】
【実施例】本発明の同軸コネクターの第1実施例を図1
ないし図3を用いて説明する。図1は本発明の第1実施
例の同軸コネクターの断面図で、図2は図1の同軸コネ
クターに同軸プラグが連結された時の断面図で、図3は
同軸コネクターの分解斜視図である。
【0016】これらの図において、Cは図示しない電気
信号を伝送するための機器である、たとえば分配器に取
り付けられる同軸コネクター、Pは同軸コネクターCに
連結される同軸プラグである。そして、1は同軸コネク
ターCの円筒形状の導電性の金属からなるコネクター本
体、2はコネクター本体1の外面に形成された雄ねじ部
で、同軸プラグPが連結される。3はコネクター本体1
の先端に形成されたカシメ部で、コネクター本体1内部
に部品を装填後、カシメられて内部の部品を固定してい
る。5は樹脂製の挿入ガイド用絶縁体、6は挿入ガイド
用絶縁体5の第1ガイド部、8は導電性の金属からなる
中心コンタクト、9は中心コンタクト8の第2ガイド
部、10は接合部、11は中心コンタクト8に突出して
形成された接点部、12は中央小径部である。
【0017】14は中心コンタクト8をプラグ連結側に
付勢する弾性体である超小型コイルスプリング、16は
スプリング14を内蔵する導電性の金属からなるスプリ
ングケースであり、絶縁体28に圧入等により固着され
ている。17はスプリングケース16と中心コンタクト
8とを連結するためのカシメ部で、中心コンタクト8の
中央小径部12に配置され、同軸コネクターCの組み立
て後は中央小径部12に設けられた鍔部には当接しない
で、遊びを有している。したがって、スプリング14は
カシメ部17に妨げられずに、中心コンタクト8を常時
プラグ連結側に付勢している。18は接続部材であるス
プリングケース16の接続部で、図示しない分配器の回
路基板に半田付けにより接続され電気信号が入力され
る。
【0018】21は中心コンタクト8に略垂直に配置さ
れたドーナッツ板状の回路基板で、コネクター本体1の
内部を塞ぐ状態でコネクター本体1の軸に対し垂直に配
置されており、かつプラグ連結側の面が全面アースとさ
れてノイズの飛び込みを防止している。22は回路基板
21の電気回路の途中に配設されている同軸ケーブルの
特性インピーダンスと同じ抵抗値、例えば75オームの
小型チップ抵抗、23は同様に回路基板21の電気回路
の途中に配設されている小型チップコンデンサー、24
は回路基板21の電気回路の端部に設けられた接点であ
る。26は一端が回路基板21の端部に接続され、他端
がコネクター本体1に接触するアースバネである。28
は中心コンタクト8をガイドするとともに、スプリング
ケース16を固定する中心コンタクトガイド用絶縁体で
あり、端部はコネクター本体1のカシメ部3によりカシ
メられている。51は同軸プラグPのシェル、52は中
心コンタクト、53は接続ナット、54は接続ナット5
3の内面に設けられた雌ねじ部である。
【0019】そして、図3において、スプリングケース
16にスプリング14を挿入し、その後中心コンタクト
8を押込んで、中心コンタクト8の中央小径部12がス
プリングケース16のカシメ部17の位置まで来たとき
に、カシメ部17をカシメて、中心コンタクト8がスプ
リングケース16から外れないようにする。ついで、コ
ネクター本体1に挿入ガイド用絶縁体5、回路基板2
1、アースバネ26、スプリングケース16と結合した
中心コンタクト8および絶縁体28を挿入する。そし
て、この絶縁体28をスプリング14の付勢力に抗して
押し込んで、コネクター本体1のカシメ部3をカシメ
て、コネクター本体1内部の部品が離脱しないようにす
る。この様にして同軸コネクターCは組み立てられる。
【0020】また、同軸プラグPが同軸コネクターCに
連結されておらず、空端子となっているときに、図示し
ない分配器の回路基板に接続されているスプリングケー
ス16の接続部18に電気信号が流れてくると、その電
気信号は中心コンタクト8に流入する。従来の同軸コネ
クターであると、中心コンタクト8には何も電気的には
接触していないので、電気信号は反射して元の分配器の
回路基板に戻ってしまう。しかしながら、本発明の実施
例の場合には、中心コンタクト8の接点部11が回路基
板21の接点24に接触しているので、電気信号は接点
部11および接点24を介して、回路基板21の電気回
路に流れ、電気回路に直列に接続されている小型チップ
抵抗22および小型チップコンデンサー23を通って、
電気回路の端部からアースバネ26を介してコネクター
本体1に流入する。そして、コネクター本体1を介して
分配器の筺体等にアースされる。この様に構成されてい
るので、同軸コネクターCが空端子となっても、分配器
からの電気信号は小型チップ抵抗22で終端されて反射
することを防止することができ、また、中心コンタクト
8が外部の雑音を拾うことも防止できる。
【0021】この様な空端子である同軸コネクターCを
利用するために、同軸プラグPを連結する際には、図2
に示すように、同軸プラグPの接続ナット53の雌ネジ
部54に同軸コネクターCの雄ネジ部2をねじ込む。す
ると、同軸プラグPの中心コンタクト52が同軸コネク
ターCの中心コンタクト8の接合部10に挿入されて接
続される。また、その接続の際に、同軸コネクターCの
中心コンタクト8はスプリング14の付勢力に抗して接
続部18側に変位するため、中心コンタクト8に形成さ
れた接点部11が回路基板21の接点24から離れ、電
気信号の小型チップ抵抗22への伝送は遮断される。し
たがって、従来のものと同様に、電気信号を同軸コネク
ターCの中心コンタクト8から同軸プラグPの中心コン
タクト52に入力することができる。なお、中心コンタ
クト8が移動する際に、中心コンタクト8の外周面はド
ーナッツ板形状の回路基板21の内周面に接触する場合
がある。そこで、回路基板21の中心側に配置されてい
る接点24は、回路基板21の最内周面には達しない様
に構成されており、中心コンタクト8の外周面が回路基
板21の内周面に接触しても、接点24と中心コンタク
ト8とが電気的に接続されることはない。したがって、
接点部11が回路基板21の接点24から離脱した際に
は、接点24と中心コンタクト8との接触が確実に遮断
される。
【0022】次いで、同軸プラグPを同軸コネクターC
から取り外すと、同軸コネクターCの中心コンタクト8
はスプリング14の付勢力により図2の状態から、図1
の状態に戻り、中心コンタクト8の接点部11が回路基
板21の接点24に接触してアースされる。そして、前
述の空端子の状態にもどる。
【0023】次に、第2実施例について、図4を用いて
説明する。第2実施例の説明において、図1ないし図3
と同じ構成部材には同じ符号を用いて、その説明は省略
する。図4において、61はコネクター本体1に形成さ
れた回路基板21用の段部で、この段部61に回路基板
21のアースの一端が絶縁体28により圧接されて電気
的に接続されている。
【0024】この様に構成することにより、第2実施例
は第1実施例のアースバネ26を省略することができ
る。なお、同軸プラグPを同軸コネクターCに連結した
時の作用は第1実施例と同じであるので、割愛する。な
お、絶縁体28の両端部に形成されている腕が弾性を有
しているため、回路基板21は絶縁体28により弾性的
に段部61に圧着されるようになる。このため、回路基
板21のアース部は安定に段部61に電気的に接触する
ようになる。
【0025】次に、回路基板21の詳細な構造を図5に
示す。この図に示すように、円板上の回路基板21に
は、同図aに示すように絶縁板21−1の片面全面にア
ース面21−2が銅箔により形成されており、他面には
同図Cに示すようにプリントライン21−3が形成され
ていると共に、チップ抵抗22とチップコンデンサー2
3が対向配置されるよう表面実装されており、チップ抵
抗22とチップコンデンサー23とはプリントライン2
1ー3により直列に接続されている。
【0026】そして、回路基板21は同図dに示すよう
にアースバネ26に嵌め込まれて、回路基板21の一面
に形成されたアース面21−2がアースバネ26を介し
てアースされるようにされている。さらに、チップコン
デンサ23と接続されていない側のチップ抵抗22が接
続されているプリントライン21−3も、アースバネ2
6を介してアースされるようになる。なお、同図c,f
に示すように中央部のリング状の銅箔部分が接点24で
あり、中心コンタクト8に設けられている接点部11と
共にスイッチを構成している。なお、図5d,e,fに
示した回路基板21は第1実施例に適用されるものであ
り、同図a,b,cに示す回路基板21をそのまま用い
れば第2実施例に適用できる回路基板21とすることが
できる。
【0027】以上説明した本発明の第1実施例及び第2
実施例の同軸コネクターの電気的特性は、同軸コネクタ
ー内に回路基板21や金属製部品を収納しているため、
VSWR等の特性が劣化すると思われるが、本発明の同
軸コネクターの反射特性を実際に測定してみると、前記
した図8Aに示すような特性となり、従来のように別体
のダミープラグ01を同軸コネクターに連結して終端し
た場合と同等の良好な反射特性を得ることができる。ま
た、4分岐のタップオフに本発明の同軸コネクターを使
用した場合の反射特性は、前記した図9Aに示す良好な
反射特性となり、本発明においては従来のようにダミー
プラグを空き端子に設置することなく伝送波の品質向上
を図ることができるものである。
【0028】なお、以上の説明においては、小型チップ
抵抗22を75オームとしたが、この抵抗値は同軸ケー
ブルの特性インピーダンスに合わせた値とされているた
め、75オームまたは50オームとするのが一般的であ
る。また、回路基板21には小型チップコンデンサー2
3が設けられているが、この小型チップコンデンサー2
3は同軸ケーブルを伝送される直流電圧カット用であ
り、直流電圧が伝送されない場合は適宜省略することが
できる。そして、以上の説明では同軸コネクターは分配
器に取り付けられているが、分波器などの電気信号を伝
送するための他の機器に取り付けることも可能である。
また、同軸コネクターの接点及び接点部をリング状とし
て対向配置したので、多少回路基板と中心コンタクトと
の相対角度が垂直から傾斜しても、いずれかの位置にお
いて接点と接点部とを接触させることができる。
【0029】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、同軸コネクターに同軸プラグが連結されていない時
には、中心コンタクトに入力された電気信号は、中心コ
ンタクトに設けられた第二接点および回路基板の第一接
点を介して回路基板の電気回路で終端される。この電気
回路にはダミー抵抗が設けられており、電気信号はこの
ダミー抵抗を通って、同軸コネクターのコネクター本体
に伝達されてアースされる。したがって、同軸コネクタ
ーが空端子となっても、中心コンタクトに入力された電
気信号が反射することを防止でき、また、中心コンタク
トが外部の雑音を拾うことも防止できる。
【0030】また、本発明の同軸コネクターに同軸プラ
グが連結された場合に、同軸コネクター内にダミー抵抗
等の設けられた回路基板や、ダミー抵抗のオン/オフを
行う構成が収納されているにもかかわらず、従来の同軸
コネクターと同等の電気的特性を維持することができる
ものである。さらに、コネクター本体が筒形状で、その
内部に回路基板を挟持する段部を形成するようにした場
合は、このコネクター本体の内部に挿入配置される前記
回路基板の電気回路のアースの一端が前記コネクター本
体の段部に直接接触しているので、回路基板の電気回路
とコネクター本体とのアースにアースバネなどの部材が
不要となり、組み立て工数や部品点数を減少することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の同軸コネクターの断面図
である。
【図2】図1の同軸コネクターに同軸プラグが連結され
た時の断面図である。
【図3】同軸コネクターの分解斜視図である。
【図4】第2実施例の同軸コネクターの断面図である。
【図5】回路基板の詳細構成を示す図である。
【図6】CATVシステムにおける宅内の機器の接続を
説明するための図である。
【図7】双方向CATVシステムにおける宅内の機器の
接続を説明するための図である。
【図8】直列ユニットの出力端子を空き端子とした場合
と、ダミー抵抗により終端した場合の特性図である。
【図9】4分岐するタップオフの出力端子を空き端子と
した場合と、ダミー抵抗により終端した場合の反射損失
特性の特性図である。
【図10】ダミープラグの一部切欠き断面図である。
【符号の説明】
C 同軸コネクター P 同軸プラグ 1 コネクター本体 8 中心コンタクト 11 接点部(第二接点) 21 回路基板 22 小型チップ抵抗(ダミー抵抗) 24 接点(第一接点) 61 段部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 昼川 芳宏 東京都港区芝浦4丁目8番33号 株式会 社関電工内 (72)発明者 牧田 忠雄 東京都港区芝浦4丁目8番33号 株式会 社関電工内 (56)参考文献 特開 昭63−4579(JP,A) 特開 平5−174908(JP,A) 実開 平4−74877(JP,U) 実開 昭59−138182(JP,U) 実開 昭63−202083(JP,U) 実開 昭59−76083(JP,U) 実開 昭62−133389(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 17/04,9/05,4/46

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略円筒状のコネクター本体と、電気信号
    が入力される中心コンタクトと、前記コネクター本体の
    略中心線上に前記中心コンタクトを配置する絶縁体とを
    備える同軸コネクターにおいて、 前記コネクター本体内に、その中心軸に略垂直に第一接
    点の形成された回路基板が配設され、 前記中心コンタクトの中途に前記第一接点に接触する第
    二接点が形成されると共に、前記第一接点に前記第二接
    点が接触するよう前記中心コンタクトは付勢されてお
    り、同軸コネクターに同軸プラグが接続されていない状
    態において、前記中心コンタクトは前記回路基板に設け
    られているダミー抵抗により終端され、同軸コネクター
    に同軸プラグが接続されると、前記中心コンタクトがス
    ライドして前記第一接点から前記第二接点が離脱するこ
    とを特徴とする同軸コネクター。
  2. 【請求項2】 前記回路基板の一面を全面アースとし
    て、ノイズのシールド板を形成するようにしたことを特
    徴とする請求項1記載の同軸コネクター。
  3. 【請求項3】 前記コネクター本体の内面に形成された
    段部と、前記絶縁体の先端部とにより、前記回路基板を
    挟持して、前記回路基板のアース部を前記コネクター本
    体に接続することを特徴とする請求項1記載の同軸コネ
    クター。
JP6228974A 1994-08-31 1994-08-31 同軸コネクター Expired - Fee Related JP2928102B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6228974A JP2928102B2 (ja) 1994-08-31 1994-08-31 同軸コネクター

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6228974A JP2928102B2 (ja) 1994-08-31 1994-08-31 同軸コネクター

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0878103A JPH0878103A (ja) 1996-03-22
JP2928102B2 true JP2928102B2 (ja) 1999-08-03

Family

ID=16884795

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6228974A Expired - Fee Related JP2928102B2 (ja) 1994-08-31 1994-08-31 同軸コネクター

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2928102B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9871315B1 (en) * 2017-04-05 2018-01-16 Din Yi Industrial Co., Ltd. Electrical connector for connection to a transmission connector on a device

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0878103A (ja) 1996-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3012183B2 (ja) 終端内蔵同軸コネクター
US4660921A (en) Self-terminating coaxial connector
US6019622A (en) Termination coaxial connector
US5971770A (en) Coaxial connector with bellows spring portion or raised bump
US5453019A (en) Internal/external antenna switch connector
US6146196A (en) Mated coaxial contact system
WO1997027641A1 (en) Self-terminating coaxial connector
JPS6329952B2 (ja)
US6270367B1 (en) Self terminating coaxial coupler
JP2003317882A (ja) 同軸コネクタ
CA1125402A (en) Transmission line connector
JP2928102B2 (ja) 同軸コネクター
JP3072634B2 (ja) 同軸コネクター
JP2902333B2 (ja) 同軸プラグ
JP2978144B2 (ja) ダミー内蔵同軸コネクター
US6917255B2 (en) Video balun
JP3678901B2 (ja) スイッチ式終端器を持った同軸コネクタ
JP2984995B2 (ja) ダミー内蔵同軸プラグ
CN215771780U (zh) 第一连接器和连接器组件
JP2004022280A (ja) ダミー内蔵同軸コネクタ
JPH04551Y2 (ja)
JPS5825601Y2 (ja) 高周波電子機器
CN113540898A (zh) 第一连接器及其制作方法和连接器组件
CA1154512A (en) Isolation connector
WO2022250819A1 (en) Coaxial cable and connector with adapter to facilitate assembly

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990427

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees