JPH04551Y2 - - Google Patents

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JPH04551Y2
JPH04551Y2 JP1984136947U JP13694784U JPH04551Y2 JP H04551 Y2 JPH04551 Y2 JP H04551Y2 JP 1984136947 U JP1984136947 U JP 1984136947U JP 13694784 U JP13694784 U JP 13694784U JP H04551 Y2 JPH04551 Y2 JP H04551Y2
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connector
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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電子機器の高周波同軸伝送路の接続
に用いられる同軸コネクタに関する。
〔従来の技術〕
電子通信装置および電子応用装置の分野では、
高周波回路の入出力端子として信号の受渡しに多
数の種類の同軸コネクタが知られている。また情
報処理産業の分野では、電波の外部漏洩防止、外
部雑音または妨害電波による悪影響の回避または
信号相互間のクロストークの改善などの目的で、
ペアツイスト線、ペアシールド線並びに多芯同軸
の遮蔽伝送路がしばしば用いられる。しかしアナ
ログ伝送方式よりもデイジタル伝送方式が主流と
なつている現在では、伝送周波数が高くなると小
型であつてしかも伝送路の電圧定在波比の低い同
軸コネクタの実用化が要求されている。
従来この主の同軸コネクタのうち、VHF帯域
の周波数回路で用いられている同軸コネクタで、
雄型コネクタと雌型コネクタが連結された状態の
断面図を第2図に示す。
第2図において、左側の雌型コネクタの雌側外
部導体17の内部にある外部導体接触子16は図
の左側で雌型コネクタの導体15にスポツト部分
16aによつて溶着固定されており、また図の右
側の花弁状のばね部は、図の右側の雄型コネクタ
の雄側外部導体3の先端の金属製円筒形状部を挟
着している。
一方、雌型コネクタの雌側中心導体11の先端
は四分割されており、その外周部にそれぞれ設け
た突起部11a,11bによりコイルばね12を
保持している。
これは雄型コネクタの雄側中心導体1の尖頭部
1aをコイルばね12の圧力によつて嵌着するた
めである。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし上記の従来例構造の同軸コネクタでは雌
側中心導体の先端の形状が複雑であるので、この
結合部の外径が1.8mm以下にすることができない。
そのため雄側外部導体の内径も6.1mmよりも小さ
くならなかつた。さらにこの雌側中心導体の先端
部の形状が複雑であるため、この部分の特性イン
ピーダンスが悪く伝送路の電圧定在波比を悪化さ
せていた。
このような問題を解決するものとして、雌型コ
ネクタの雌側外部導体に折り返えされた構造で、
入口側に突起が設けられた花弁状のばねを設け、
雄側外部導体外側に雌側外部導体の開口部前面付
近に対応するように溝部が設けられた同軸コネク
タの構造が提案されている(特開昭57−119490
号、特開昭59−8286号)。
しかし、雌側外部導体の開口部前面付近のいわ
ば浅い位置に突起が設けられていると、雄型コネ
クタを雌型コネクタに押し込む際に浅い位置、す
なわち雄型コネクタの先端がまだ不安定な状態で
抵抗力が働くため、雄型コネクタを斜めから無理
に押し込んで中心導体の破損を生ずるおそれがあ
り、また差し込む際の抵抗で嵌合ができない場合
が生じたりするおそれがあつた。
本考案は、上述の問題を解決するもので、斜め
差し込みがあつても破損が生ずることなく、しか
も小型であつて、雌型コネクタと雄型コネクタと
を結合する部分の高周波特性の良好な同軸コネク
タを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、同軸ケーブルの外部導体端部に接続
された金属製円筒形状の雄側外部導体と、上記同
軸ケーブルの中心導体端部に接続され、その先頭
が尖頭状であり、上記雄側外部導体の中心に絶縁
体により保持された丸棒状の雄側中心導体とを含
む雄型コネクタと、 内径が上記雄側外部導体の外径よりわずかに大
きく、その内側に上記雄側外部導体が挿入できる
構造の雌側外部導体と、この雌側外部導体の中心
に絶縁体により保持され、上記雄側中心導体が内
挿される形状の雌側中心導体と、上記雌側外部導
体の内側に装着され、上記雄側外部導体が挿入さ
れたときに、両外部導体のすき間で両外部導体に
ばね力を作用させる直線状に伸長した花弁状のば
ねを有する外部導体接触子とを含む雌型コネクタ
とから構成され、 上記雄側外部導体の外側に一周する溝部が形成
され、上記雄型コネクタが上記雌型コネクタの定
位置に挿入された状態で、上記外部導体接触子の
花弁状ばねに上記溝部に嵌合する突起が形成され
た同軸コネクタにおいて、 上記溝部は、上記雄側外部導体の先端付近に設
けられ、上記雌側中心導体の先端外側には、イン
ピーダンス補正部材を備えたことを特徴とする。
また雄側外部導体の内径が約4.2mmであること
が好ましい。
〔作用〕
同軸コネクタの雄側導体の外部の先端付近に全
周にわたる溝部を設け、これに圧接する雌側外部
導体内部の外部導体接触子の花弁状ばね部に内方
に突出する突起を設けて、それぞれを嵌め合わせ
ることによつてコネクタの連結が定位置で行わ
れ、かつはずれにくくなる。また嵌め合わせのと
きに雄型コネクタを斜めに差しこんでも中心導体
の破損を生ずることもない。
このため雌側中心導体先端部のコイルばねなど
による緊結部品が不要となるので、この部分に特
性インピーダンス補正部材を付加することができ
る。したがつて同軸コネクタの伝送路の高周波特
性が改善される。
〔実施例〕
本考案による一実施例回路を図面によつて説明
する。
第1図は本実施例による雄型コネクタ(第1図
の右側のもの)と雌型コネクタ(第1図の左側の
もの)が連結した状態の断面図を示す。同図にお
いてはそれぞれ同軸ケーブルは省略されている。
第1図の右側の金属製円筒形状の雄側外部導体
3の内部には絶縁体2を介して雄側中心導体1が
設けられている。雄側中心導体1は尖頭部1aを
有し、また突起部1bと1cにより絶縁体2に固
定されており、ソルダポツト1dにより同軸ケー
ブルの中心導体に接続される。絶縁体2は巻締め
部3aと突起部3bによつて雄側外部導体3に固
定される。ナール部3dには同軸ケーブルの外部
導体の遮蔽部が接続され、かしめられる。切欠き
部3cはソルダポツト1dにはんだ付け作業を行
うためのものである。
一方、第1図の左側の雌側外部導体17と導体
15との間には外部導体接触子23がある。導体
15の中心には雌側中心導体22が絶縁体14を
介して取付けられている。雌側中心導体の突起部
22bと22cによつて絶縁体14が固定され、
導体15は突起部15dとつめ止め16bによつ
て絶縁体14と固定されている。導体15の外周
に花弁状のばね部分を有する外部導体接触子23
の基部がスポツト溶接部16aによつて溶着され
ている。この外部導体接触子23の外方にある雌
側外部導体17は座金18を介して取付ねじ19
によつて導体15に螺着されている。雌側外部導
体17はフランジ17bと取付ねじ部17cによ
つて適宜電子装置あるいは情報処理装置などのハ
ウジングに設置される。ナール部15b、切欠き
部15a、ソルダポツト22dは雄型コネクタの
それぞれのものと同じ機能を果たすものである。
本考案の第1の特徴は、雄側外部導体3の先端
付近の外周に全周にわたり溝部21が形成され、
かつコネクタを正しく結合したときに、この溝部
21に嵌合する位置に内方に突出した突起部23
aを上記外部導体接触子23に設けたことであ
る。
雌型コネクタと雌型コネクタを結合するとき、
突起23aが溝部21に嵌まり込むと、カチンと
いうようなクリツク的な感触音を発して両者が正
しく結合される。両者を開放する場合は雄型コネ
クタを軸線方向に引くことによつて容易に行うこ
とができる。
この方法による両者の結合は極めて緊密なもの
であるので、雄側中心導体22は雄側中心導体1
の尖頭部1aに対してなんら特別な緊定方法を必
要としない。
本考案の第2の特徴は、雌側中心導体22の先
端部に雌型コネクタ及び雄型コネクタが結合する
部分の伝送路を流れる高周波の特性インピーダン
スを改善するためのインピーダンス補正部材であ
る突起22aを形成したことである。
雌型コネクタと雄型コネクタが結合する部分の
伝送路を流れる高周波の特性インピーダンスを、
その他の部分の伝送路を流れる高周波の特性イン
ピーダンスに影響を与えることなく補償すること
ができる。
本考案を実施した場合、雌側中心導体の外径は
約1.2mmとなり、雄側外部導体の内径は約4.2mmの
同軸コネクタを得ることができ、従来構造のもの
に比較して約36%の寸法の減少がはかられた。さ
らに電圧定在波比を実測した結果、30MHzの伝送
波では1.003、70MHzでは1.011、さらに140MHz
では1.02程度の優れた高周波特性を有することが
認められた。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案は、雄型コネクタ
の外部導体と雌型コネクタの外部導体との嵌合用
の溝と突起が、雄型コネクタの外部導体先端部付
近とこれに対応する雌型コネクタの外部導体の位
置に設けられているため、雄型コネクタを雌型コ
ネクタに差し込んでいくと最後に突起が溝に嵌ま
り込む。したがつて、雄型コネクタを斜めに差し
込んでもスムーズに挿入されて嵌合でき、また無
理に押し込むこともないので中心導体に破損が生
ずることもない。
さらに、本考案では高周波特性の優れた小型の
同軸コネクタを得ることができ、微細寸法である
雌側中心導体の形状が簡素化されて、構成部品点
数も少なくなるので、同軸コネクタの製造時にお
ける機械加工工数や組立工数が減少するので製造
コストの低減がなされる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による同軸コネクタ
を結合した状態における縦断面図。第2図は従来
例構造のものの結合した状態における縦断面図。 1……雄側中心導体、1a……尖頭部、1b,
1c,3b,11a,11b,13b,15d,
17a,22a,22b,22c……突起部、1
d,13c,22d……ソルダスポツト、2,1
4……絶縁体、3……雄側外部導体、3a……巻
締め部、3c,15c……切欠き部、3d,15
d……ナール部、4……シールドリング、11,
22……雌側中心導体、12……コイルばね、1
3……雌側中心導体基部、13a……取付ねじ
部、15……導体、15c,17d……取付ねじ
穴、16,23……外部導体接触子、16a……
スポツト溶接部、16b……つめ止め、17……
雌側外部導体、17b……フランジ部、17c…
…取付ねじ部、18……座金、19……ねじ、2
1……溝部、23a……突起。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 同軸ケーブルの外部導体端部に接続された金
    属製円筒形状の雄側外部導体と、 上記同軸ケーブルの中心導体端部に接続さ
    れ、その先頭が尖頭状であり、上記雄側外部導
    体の中心に絶縁体により保持された丸棒状の雄
    側中心導体と を含む雄型コネクタと、 内径が上記雄側外部導体の外径よりわずかに
    大きく、その内側に上記雄側外部導体が挿入で
    きる構造の雌側外部導体と、 この雌側外部導体の中心に絶縁体により保持
    され、上記雄側中心導体が内挿される形状の雌
    側中心導体と、 上記雌側外部導体の内側に装着され、上記雄
    側外部導体が挿入されたときに、両外部導体の
    すき間で両外部導体にばね力を作用させる直線
    状に伸長した花弁状のばねを有する外部導体接
    触子と を含む雌型コネクタと から構成され、 上記雄側外部導体の外側に一周する溝部が形
    成され、 上記雄型コネクタが上記雌型コネクタの定位
    置に挿入された状態で、上記外部導体接触子の
    花弁状ばねに上記溝部に嵌合する突起が形成さ
    れた 同軸コネクタにおいて、 上記溝部は、上記雄側外部導体の先端付近に
    設けられ、上記雌側中心導体の先端外側には、
    インピーダンス補正部材を備えたことを特徴と
    する同軸コネクタ。 (2) 雄側外部導体の内径が約4.2mmである実用新
    案登録請求の範囲第(1)項に記載の同軸コネク
    タ。
JP1984136947U 1984-09-10 1984-09-10 Expired JPH04551Y2 (ja)

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JP1984136947U JPH04551Y2 (ja) 1984-09-10 1984-09-10

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JP1984136947U JPH04551Y2 (ja) 1984-09-10 1984-09-10

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JPS6151678U JPS6151678U (ja) 1986-04-07
JPH04551Y2 true JPH04551Y2 (ja) 1992-01-09

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2562167Y2 (ja) * 1990-09-28 1998-02-10 アンリツ株式会社 同軸伝送路のアース接続構造

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57119490A (en) * 1980-11-26 1982-07-24 Amp Inc Set of part for coaxial connector assembly
JPS598286A (ja) * 1982-06-21 1984-01-17 アンプ・インコ−ポレ−テツド 同軸コネクタ

Patent Citations (2)

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JPS6151678U (ja) 1986-04-07

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