JP2927784B2 - 生物学的な液体を薄壁レセプタクルから取り出し且つ取り扱う方法及び装置 - Google Patents
生物学的な液体を薄壁レセプタクルから取り出し且つ取り扱う方法及び装置Info
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- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01L—CHEMICAL OR PHYSICAL LABORATORY APPARATUS FOR GENERAL USE
- B01L3/00—Containers or dishes for laboratory use, e.g. laboratory glassware; Droppers
- B01L3/50—Containers for the purpose of retaining a material to be analysed, e.g. test tubes
- B01L3/502—Containers for the purpose of retaining a material to be analysed, e.g. test tubes with fluid transport, e.g. in multi-compartment structures
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- B01L3/00—Containers or dishes for laboratory use, e.g. laboratory glassware; Droppers
- B01L3/02—Burettes; Pipettes
- B01L3/0289—Apparatus for withdrawing or distributing predetermined quantities of fluid
- B01L3/0293—Apparatus for withdrawing or distributing predetermined quantities of fluid for liquids
- B01L3/0296—Apparatus for withdrawing or distributing predetermined quantities of fluid for liquids from piercable tubing, e.g. in extracorporeal blood sampling
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、分析されるべきサ
ンプルを保持するための多数のポケットを備えているチ
ューブ状エレメントを区分けすることによって得られる
もののような、薄い壁部を備えている容器即ちレセプタ
クル内に保持されている生物学的なサンプルを取り扱い
且つ取り出す方法及び装置に関する。
ンプルを保持するための多数のポケットを備えているチ
ューブ状エレメントを区分けすることによって得られる
もののような、薄い壁部を備えている容器即ちレセプタ
クル内に保持されている生物学的なサンプルを取り扱い
且つ取り出す方法及び装置に関する。
【０００２】本発明は、外部からの汚染に対する際立っ
た安全性が提供され且つサンプルの漏出が避けられる態
様で生物学的な液体が取り扱われることを可能にすると
いう、従来の技術に対して新規性及び進歩性を有する重
要な特徴を提供する。
た安全性が提供され且つサンプルの漏出が避けられる態
様で生物学的な液体が取り扱われることを可能にすると
いう、従来の技術に対して新規性及び進歩性を有する重
要な特徴を提供する。
【０００３】本発明は、血液全体、赤血球、血清等のよ
うな血液成分の処理に特に適用可能であると共に、それ
らの分析の実施を容易にする。
うな血液成分の処理に特に適用可能であると共に、それ
らの分析の実施を容易にする。
【０００４】
【従来の技術】現在、例えば献血者から採血された輸血
用のサンプルからの血液、赤血球、血清等は、抗凝血剤
と共にＰＶＣのポケット内に通常は蓄えられ、適切にラ
ベルを貼られる。ポケットの内容物は、非常に多くの場
合において、少なくとも輸血を受ける各患者について、
分析されなければならない。そして、これらのプロセス
において、偶然の汚染（ポケットの内容物による外部へ
の汚染及び外部からの内容物への汚染の両方）を防止す
ることは、非常に重要であると共に、サンプルの識別に
おいて発生する混乱を防止することも、非常に重要であ
る。
用のサンプルからの血液、赤血球、血清等は、抗凝血剤
と共にＰＶＣのポケット内に通常は蓄えられ、適切にラ
ベルを貼られる。ポケットの内容物は、非常に多くの場
合において、少なくとも輸血を受ける各患者について、
分析されなければならない。そして、これらのプロセス
において、偶然の汚染（ポケットの内容物による外部へ
の汚染及び外部からの内容物への汚染の両方）を防止す
ることは、非常に重要であると共に、サンプルの識別に
おいて発生する混乱を防止することも、非常に重要であ
る。
【０００５】通常、各ポケットは、ＰＶＣの長いチュー
ブを設けられ、そのチューブは、抽出後にポケットから
の液体で満たされると共に、高周波法（又は他の方法）
でチューブの壁部を溶接することにより、幾つかの箇所
とその端部とにおいて直ぐにシールされる。従って、液
体のサンプルを収容する幾つかのセグメントが、形成さ
れ、これらのセグメントは、ポケットから切断又は分離
されることなく保管される。各セグメントが少なくとも
１つの識別マークを含むように、チューブとポケットと
は、多数回に亘ってマーク（例えば数字又はバーコー
ド）を付される。高周波溶接が使用されると、電極は、
溶接された接合部にノッチを残すことができ、これによ
り、後に、セグメントは、引っ張られることにより、完
全に閉じられた両端部を残しつつ且つ液体の漏出を防止
しつつ、互いに他方から分離され得る。この全プロセス
は、安全であり且つ汚染を受けない。
ブを設けられ、そのチューブは、抽出後にポケットから
の液体で満たされると共に、高周波法（又は他の方法）
でチューブの壁部を溶接することにより、幾つかの箇所
とその端部とにおいて直ぐにシールされる。従って、液
体のサンプルを収容する幾つかのセグメントが、形成さ
れ、これらのセグメントは、ポケットから切断又は分離
されることなく保管される。各セグメントが少なくとも
１つの識別マークを含むように、チューブとポケットと
は、多数回に亘ってマーク（例えば数字又はバーコー
ド）を付される。高周波溶接が使用されると、電極は、
溶接された接合部にノッチを残すことができ、これによ
り、後に、セグメントは、引っ張られることにより、完
全に閉じられた両端部を残しつつ且つ液体の漏出を防止
しつつ、互いに他方から分離され得る。この全プロセス
は、安全であり且つ汚染を受けない。
【０００６】ポケットの内容物が試験されなければなら
ない場合、セグメントのうちの最後のものが分離され、
そして、その中に収容されている液体について、試験が
実施される。この目的のために、通常、試験管が試験管
立てに置かれ、セグメントが鋏で切られてその中身が試
験管に移され、この時、空のセグメントは捨てられ、そ
して、ポケットを識別しているものと同じ数字で前もっ
てマークを付されている、その試験管において、試験が
実施される。
ない場合、セグメントのうちの最後のものが分離され、
そして、その中に収容されている液体について、試験が
実施される。この目的のために、通常、試験管が試験管
立てに置かれ、セグメントが鋏で切られてその中身が試
験管に移され、この時、空のセグメントは捨てられ、そ
して、ポケットを識別しているものと同じ数字で前もっ
てマークを付されている、その試験管において、試験が
実施される。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】これらの状態において
は、 −サンプルは、セグメントから分離されると、単独では
識別されなくなっており、 −セグメントを切る際、残片即ち端部片が切り離され、
そして、それは捨てられなければならず、 −鋏は、汚れ、そして、次のサンプルのために洗浄され
なければならず、 −液体を試験管内へ注ぐ際、跳ね返りが起こり得、且つ −サンプルの外部からの汚染、サンプルによる外部への
汚染、及びサンプル間の汚染の危険が存在し、また、人
間へのウィルス汚染又はバクテリア汚染（エイズ、肝炎
等による）の危険性が存在する。
は、 −サンプルは、セグメントから分離されると、単独では
識別されなくなっており、 −セグメントを切る際、残片即ち端部片が切り離され、
そして、それは捨てられなければならず、 −鋏は、汚れ、そして、次のサンプルのために洗浄され
なければならず、 −液体を試験管内へ注ぐ際、跳ね返りが起こり得、且つ −サンプルの外部からの汚染、サンプルによる外部への
汚染、及びサンプル間の汚染の危険が存在し、また、人
間へのウィルス汚染又はバクテリア汚染（エイズ、肝炎
等による）の危険性が存在する。
【０００８】同一又は同様の問題点が、液体をセグメン
トの内部から取り出す他の手続においても見出されてい
る。
トの内部から取り出す他の手続においても見出されてい
る。
【０００９】従って、セグメントによる、献血されたサ
ンプルからの多数の区分けされた部分の生成は、清潔で
安全なシステムではあるが、それ以降の前記セグメント
の使用は、それが高い衛生水準を与えず且つ潜在的に危
険であるという事実により、非常に不満足なものであ
る。
ンプルからの多数の区分けされた部分の生成は、清潔で
安全なシステムではあるが、それ以降の前記セグメント
の使用は、それが高い衛生水準を与えず且つ潜在的に危
険であるという事実により、非常に不満足なものであ
る。
【００１０】本発明は、分析技師が実際に接触すること
なく、安全に且つ無菌状態で前記操作が実施されること
を可能にし、且つ試験の全サイクルの間中サンプルが容
易に識別されることを可能にする、薄い壁部を備えてい
る容器エレメント内に保持されている血液サンプルを取
り出し且つ取り扱う方法及び装置を提供することによ
り、上述した問題点を克服することを目的としている。
なく、安全に且つ無菌状態で前記操作が実施されること
を可能にし、且つ試験の全サイクルの間中サンプルが容
易に識別されることを可能にする、薄い壁部を備えてい
る容器エレメント内に保持されている血液サンプルを取
り出し且つ取り扱う方法及び装置を提供することによ
り、上述した問題点を克服することを目的としている。
【００１１】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、生物学的な液体のサンプルを保持するチ
ューブ状エレメントを受容する中間容器を具備する装置
を提供し、前記中間容器は、試験管とほぼ同様の態様で
構成されており、もって、サンプルは、試験管を用いた
場合と同様の態様で取り扱われ得、前記中間容器は、薄
い壁部を備えているチューブ状レセプタクルであって生
物学的な液体のサンプルを保持するものを受容するため
の緩衝・心出し手段を内部に備えていると共に、生物学
的な液体であってそれを保持しているチューブ状エレメ
ントから適切な手段によって放出されるものを集めるた
めの、下側の小さい容器を備えている。中間容器のサイ
ズは、生物学的なサンプルを収容するチューブ状エレメ
ントとの関係において、場合によっては前記中間容器用
の自動装置により、ピペッティングが実施され得るよう
なものでなければならない。
め、本発明は、生物学的な液体のサンプルを保持するチ
ューブ状エレメントを受容する中間容器を具備する装置
を提供し、前記中間容器は、試験管とほぼ同様の態様で
構成されており、もって、サンプルは、試験管を用いた
場合と同様の態様で取り扱われ得、前記中間容器は、薄
い壁部を備えているチューブ状レセプタクルであって生
物学的な液体のサンプルを保持するものを受容するため
の緩衝・心出し手段を内部に備えていると共に、生物学
的な液体であってそれを保持しているチューブ状エレメ
ントから適切な手段によって放出されるものを集めるた
めの、下側の小さい容器を備えている。中間容器のサイ
ズは、生物学的なサンプルを収容するチューブ状エレメ
ントとの関係において、場合によっては前記中間容器用
の自動装置により、ピペッティングが実施され得るよう
なものでなければならない。
【００１２】生物学的な液体サンプルを取り扱う方法
は、以下の連続的な段階を基本的に具備している。
は、以下の連続的な段階を基本的に具備している。
【００１３】生物学的なサンプルを収容している、好適
に薄い壁部で作られている、チューブ状容器エレメント
を、中間容器内に置き、且つ、それを、それを中央に位
置させ且つ保持する手段と係合させる段階。
に薄い壁部で作られている、チューブ状容器エレメント
を、中間容器内に置き、且つ、それを、それを中央に位
置させ且つ保持する手段と係合させる段階。
【００１４】生物学的なサンプルを保持しているチュー
ブ状エレメントの、好適にその下端部に近接している、
少なくとも１箇所で、そのチューブ状エレメントの側壁
に穴を明け且つそれを切り又はそれを破り、且つ、空気
の吸入を容易にすべく、任意に、そのチューブ状エレメ
ントの上部に１つ又は２つ以上の別の穴を明ける段階。
ブ状エレメントの、好適にその下端部に近接している、
少なくとも１箇所で、そのチューブ状エレメントの側壁
に穴を明け且つそれを切り又はそれを破り、且つ、空気
の吸入を容易にすべく、任意に、そのチューブ状エレメ
ントの上部に１つ又は２つ以上の別の穴を明ける段階。
【００１５】生物学的なサンプルの全体を中間容器の内
部に排出させるべく、前記サンプルを保持しているチュ
ーブ状エレメントを絞る段階、又は、上側空気吸入口が
設けられている場合には、重力によって空にする段階。
部に排出させるべく、前記サンプルを保持しているチュ
ーブ状エレメントを絞る段階、又は、上側空気吸入口が
設けられている場合には、重力によって空にする段階。
【００１６】要求されている分析にサンプルを供すべ
く、それをピペッティングする段階。
く、それをピペッティングする段階。
【００１７】サンプルを識別するための読みやすいマー
クを設けられているチューブ状エレメントを保持する装
置の一時的な保管。
クを設けられているチューブ状エレメントを保持する装
置の一時的な保管。
【００１８】これらの手続を実行する装置は、低コスト
のプラスチック材料で好適に作られなければならず、こ
の装置は、内部に、生物学的なサンプルを保持するチュ
ーブ状エレメントを中央に位置させ且つ保持する手段
と、前記チューブ状エレメントが破られ且つ絞られた後
に生物学的な液体を集める小さい容器と、チューブ状エ
レメントを破り且つその内容物を絞り出す手段とを設け
られている。本方法の好適な実施形態においては、中間
容器は、２つの部分即ちセクションから作られており、
それらのうちの一つは、生物学的なサンプル等を保持す
るチューブ状エレメント用の心出し・保持手段と、生物
学的なサンプルを収容しているチューブ状エレメントに
切れ目を付けるための、突起、刃又は他の適切な部品の
ような手段とを備えている。この実施形態においては、
一のセクションは、他のセクションに、一体に成形され
ることにより又は縦方向若しくは横方向に延在している
カバーの下部に位置させられ得る外部ヒンジで組み立て
られることにより、好適に接続されている。
のプラスチック材料で好適に作られなければならず、こ
の装置は、内部に、生物学的なサンプルを保持するチュ
ーブ状エレメントを中央に位置させ且つ保持する手段
と、前記チューブ状エレメントが破られ且つ絞られた後
に生物学的な液体を集める小さい容器と、チューブ状エ
レメントを破り且つその内容物を絞り出す手段とを設け
られている。本方法の好適な実施形態においては、中間
容器は、２つの部分即ちセクションから作られており、
それらのうちの一つは、生物学的なサンプル等を保持す
るチューブ状エレメント用の心出し・保持手段と、生物
学的なサンプルを収容しているチューブ状エレメントに
切れ目を付けるための、突起、刃又は他の適切な部品の
ような手段とを備えている。この実施形態においては、
一のセクションは、他のセクションに、一体に成形され
ることにより又は縦方向若しくは横方向に延在している
カバーの下部に位置させられ得る外部ヒンジで組み立て
られることにより、好適に接続されている。
【００１９】全ての場合において、本発明の主題である
方法を使いやすくて迅速な態様で且つ特に無菌の状態で
実施することが、可能であるにちがいない。
方法を使いやすくて迅速な態様で且つ特に無菌の状態で
実施することが、可能であるにちがいない。
【００２０】本発明によれば、薄い壁部を備えた容器即
ちレセプタクルから液体を取り出し且つその液体を取り
扱うべく、図１において参照符号１で指示されている前
記レセプタクルのうちの１つに、切れ目が形成され、そ
れは、同じサンプルの種々で別個の容器を含む通常のチ
ューブ状ユニットである。種々の試験を行うべく、前記
ユニットは、特別な装置の内部中央に置かれ、その装置
は、チューブ状エレメントを保持するためのセクション
２と、セクション２に接続され得るセクション３であっ
て、レセプタクル１をその種々の場所で圧縮して破るべ
く設計されているものと、セクション４であって、その
下側部に小さい容器が配設されているものとを基本的に
具備しており、その下側部は、セクション２とセクショ
ン３とに共通であると共に、分析されるべき液体のサン
プルを捕捉すべく好適に設計されている。前記セクショ
ン即ち部品２及び３のうちの少なくとも一方は、透明な
材料で作られており、もって、サンプルを収容している
レセプタクルに付されているサンプルの識別マークを外
側から読むことが、可能になる。
ちレセプタクルから液体を取り出し且つその液体を取り
扱うべく、図１において参照符号１で指示されている前
記レセプタクルのうちの１つに、切れ目が形成され、そ
れは、同じサンプルの種々で別個の容器を含む通常のチ
ューブ状ユニットである。種々の試験を行うべく、前記
ユニットは、特別な装置の内部中央に置かれ、その装置
は、チューブ状エレメントを保持するためのセクション
２と、セクション２に接続され得るセクション３であっ
て、レセプタクル１をその種々の場所で圧縮して破るべ
く設計されているものと、セクション４であって、その
下側部に小さい容器が配設されているものとを基本的に
具備しており、その下側部は、セクション２とセクショ
ン３とに共通であると共に、分析されるべき液体のサン
プルを捕捉すべく好適に設計されている。前記セクショ
ン即ち部品２及び３のうちの少なくとも一方は、透明な
材料で作られており、もって、サンプルを収容している
レセプタクルに付されているサンプルの識別マークを外
側から読むことが、可能になる。
【００２１】薄い壁部を備えたレセプタクル１であって
薄いプラスチック材料で好適に作られているものが、所
定の位置に置かれ且つ中央に置かれた後、前記レセプタ
クルは、種々の形を取り得る台部５によって所定の位置
に保持されると共に、装置のセクション３の作用を受
け、その作用は、先ず第１に、レセプタクル１の横断方
向の圧縮をもたらすと共に、幾つかの箇所での接触によ
ってレセプタクルの壁部を破り、一の箇所は、下端部の
近くに好適に位置させられていると共に、他の箇所又は
別の複数の箇所は、上側部の近くに位置させられてお
り、もって、空気の吸入がチューブを完全に空にするこ
とを可能にするということが、可能になる。これは、セ
クション２上へのセクション３の圧縮効果をもたらし、
これにより、チューブを絞り、チューブの内容物は、液
塊６の形で下側の小容器即ちセクション４内へ運ばれ、
そして、その液塊は、試薬を受容することが可能とな
り、前記小さい容器は、もし必要ならば部分的に取り外
され得ると共に、更なる取り扱いをも受け得、これらの
操作は、図７に示されているピペット針７のようなピペ
ットシステムによって行われる。あるいは、空気の吸入
を防止する態様で作られている単一の下側の穴により、
チューブを絞ることによってチューブを空にすること
も、可能である。
薄いプラスチック材料で好適に作られているものが、所
定の位置に置かれ且つ中央に置かれた後、前記レセプタ
クルは、種々の形を取り得る台部５によって所定の位置
に保持されると共に、装置のセクション３の作用を受
け、その作用は、先ず第１に、レセプタクル１の横断方
向の圧縮をもたらすと共に、幾つかの箇所での接触によ
ってレセプタクルの壁部を破り、一の箇所は、下端部の
近くに好適に位置させられていると共に、他の箇所又は
別の複数の箇所は、上側部の近くに位置させられてお
り、もって、空気の吸入がチューブを完全に空にするこ
とを可能にするということが、可能になる。これは、セ
クション２上へのセクション３の圧縮効果をもたらし、
これにより、チューブを絞り、チューブの内容物は、液
塊６の形で下側の小容器即ちセクション４内へ運ばれ、
そして、その液塊は、試薬を受容することが可能とな
り、前記小さい容器は、もし必要ならば部分的に取り外
され得ると共に、更なる取り扱いをも受け得、これらの
操作は、図７に示されているピペット針７のようなピペ
ットシステムによって行われる。あるいは、空気の吸入
を防止する態様で作られている単一の下側の穴により、
チューブを絞ることによってチューブを空にすること
も、可能である。
【００２２】好適に、装置のセクション２及びセクショ
ン３は、下側のセクション４で互いに他方とヒンジ結合
されている。しかしながら、装置の主要な特徴は、内部
のチューブ状レセプタクル即ち容器１をクランプし且つ
圧縮すべく、２つのセクション２及び３が互いに他方に
対して移動させられ得るということであり、もって、両
セクションの構成は、変更可能である。例えば、それら
は、横方向にヒンジ結合されている容器部分と蓋部分と
の形で、直線的に移動可能であり得、又は、それらは、
要求されている目的を達成する他の態様で配設され得、
それらの目的とは、以下のことである。即ち、薄い壁部
を備えたレセプタクルであって分析用のサンプルを運ぶ
ものは、正しく中央に位置させられるということ、前記
チューブ状レセプタクル内に収容されている液体が、集
められるということ、そして、装置の各種の部品が、レ
セプタクルが破られ且つ絞られるということを確実にす
べく構成されるということ、この態様で構成されている
ユニットが、液密状態であって、試験管の液密状態と同
様であると共に、装置が後の分析段階で使用されること
を可能にするものを提供するということである。
ン３は、下側のセクション４で互いに他方とヒンジ結合
されている。しかしながら、装置の主要な特徴は、内部
のチューブ状レセプタクル即ち容器１をクランプし且つ
圧縮すべく、２つのセクション２及び３が互いに他方に
対して移動させられ得るということであり、もって、両
セクションの構成は、変更可能である。例えば、それら
は、横方向にヒンジ結合されている容器部分と蓋部分と
の形で、直線的に移動可能であり得、又は、それらは、
要求されている目的を達成する他の態様で配設され得、
それらの目的とは、以下のことである。即ち、薄い壁部
を備えたレセプタクルであって分析用のサンプルを運ぶ
ものは、正しく中央に位置させられるということ、前記
チューブ状レセプタクル内に収容されている液体が、集
められるということ、そして、装置の各種の部品が、レ
セプタクルが破られ且つ絞られるということを確実にす
べく構成されるということ、この態様で構成されている
ユニットが、液密状態であって、試験管の液密状態と同
様であると共に、装置が後の分析段階で使用されること
を可能にするものを提供するということである。
【００２３】所望されている目的を達成すべく、本発明
に係る装置は、下側のセクション即ち小さい容器４内の
液塊６と実質的に同心である内部通路８を備えており、
もって、ピペット針７を挿入することが、可能になる。
同様に、装置は、チューブ状エレメントを切る手段を設
けられており、前記手段は、鋭い突出部又は他のタイプ
の突出している突出部、ナイフ部品等の形で構成されて
おり、それらは、図面において参照符号９，１０及び１
１で指示されている。これらの部品のうちの１つが、レ
セプタクルの内容物用の出口をもたらすべく、下端部の
近くでチューブ状部品へ切り入る一方、もし他の手段が
設けられるならば、それらは、レセプタクルを空にする
プロセスを助けるべく、前記レセプタクルの内部に空気
が吸入されることを可能にする目的で、レセプタクルの
より高い部分に対応する位置に位置させられる。図１及
び図２に示されている場合においては、部品即ちセクシ
ョン２は、突出している突出部９，１０及び１１を設け
られていると共に、エレメント即ちセクション３は、対
応する凹部１２，１３及び１４を有しており、もって、
切るための部品が、チューブ状部品１の壁部を破る目的
で、チューブ状部品１内へ部分的に挿入されることが、
可能になる。
に係る装置は、下側のセクション即ち小さい容器４内の
液塊６と実質的に同心である内部通路８を備えており、
もって、ピペット針７を挿入することが、可能になる。
同様に、装置は、チューブ状エレメントを切る手段を設
けられており、前記手段は、鋭い突出部又は他のタイプ
の突出している突出部、ナイフ部品等の形で構成されて
おり、それらは、図面において参照符号９，１０及び１
１で指示されている。これらの部品のうちの１つが、レ
セプタクルの内容物用の出口をもたらすべく、下端部の
近くでチューブ状部品へ切り入る一方、もし他の手段が
設けられるならば、それらは、レセプタクルを空にする
プロセスを助けるべく、前記レセプタクルの内部に空気
が吸入されることを可能にする目的で、レセプタクルの
より高い部分に対応する位置に位置させられる。図１及
び図２に示されている場合においては、部品即ちセクシ
ョン２は、突出している突出部９，１０及び１１を設け
られていると共に、エレメント即ちセクション３は、対
応する凹部１２，１３及び１４を有しており、もって、
切るための部品が、チューブ状部品１の壁部を破る目的
で、チューブ状部品１内へ部分的に挿入されることが、
可能になる。
【００２４】破り作用と絞り作用とが実行された際に装
置の２つの部品即ちセクション２及びセクション３を保
持する目的で、側部フラップ１５又は他の同様の部品を
それらのセクションのうちの一方に設けることが可能で
あり、前記側部フラップは、図５において参照符号１６
で示されている凹部内へ挿入され得るように設計されて
おり、そして、これと同じ効果は、２つの部品が互いに
他方に十分に固定されるということを確実にする他の締
結部品によっても同様に得られる。
置の２つの部品即ちセクション２及びセクション３を保
持する目的で、側部フラップ１５又は他の同様の部品を
それらのセクションのうちの一方に設けることが可能で
あり、前記側部フラップは、図５において参照符号１６
で示されている凹部内へ挿入され得るように設計されて
おり、そして、これと同じ効果は、２つの部品が互いに
他方に十分に固定されるということを確実にする他の締
結部品によっても同様に得られる。
【００２５】図５及び図６に示されている適切な軸ピン
１７によって２つのセクション２及び３をヒンジ結合す
ることにより、所望されている効果が得られる。
１７によって２つのセクション２及び３をヒンジ結合す
ることにより、所望されている効果が得られる。
【００２６】
【発明の効果】以上のように、本発明の主題である方法
は、破り・絞り装置の内部でチューブ状エレメントを中
央に位置させ且つ軸方向に保持する最初の段階と、チュ
ーブ状エレメントの下端部に近接した箇所で横断方向に
破る次の段階と、レセプタクルの内部に保持されている
液体を絞り出すべくレセプタクルを圧縮する最後の段階
とを具備しており、空のチューブ状レセプタクルは、装
置の内部に留まり、前記装置は、透明な材料で好適に作
られており、もって、使用済みのレセプタクルは、サン
プルを識別するマーク用のホルダーとして作用すること
が可能となり、この結果、サンプルは、自動分析装置内
で目視で且つ自動的に識別され得る。
は、破り・絞り装置の内部でチューブ状エレメントを中
央に位置させ且つ軸方向に保持する最初の段階と、チュ
ーブ状エレメントの下端部に近接した箇所で横断方向に
破る次の段階と、レセプタクルの内部に保持されている
液体を絞り出すべくレセプタクルを圧縮する最後の段階
とを具備しており、空のチューブ状レセプタクルは、装
置の内部に留まり、前記装置は、透明な材料で好適に作
られており、もって、使用済みのレセプタクルは、サン
プルを識別するマーク用のホルダーとして作用すること
が可能となり、この結果、サンプルは、自動分析装置内
で目視で且つ自動的に識別され得る。
【図１】本発明に係る装置の一の形態の断面図である。
【図２】本発明に係る装置の一の形態の断面図である。
【図３】本発明に係る装置であって、それが透明である
ことにより、チューブ状エレメントの内部可視性を認識
することを可能にするものを上から見た図である。
ことにより、チューブ状エレメントの内部可視性を認識
することを可能にするものを上から見た図である。
【図４】装置の断面図である。
【図５】本発明に係る装置の斜視図であって、開いた位
置における部品を示しているものである。
置における部品を示しているものである。
【図６】本発明に係る装置の斜視図であって、閉じた位
置における部品を示しているものである。
置における部品を示しているものである。
【図７】本発明に係る装置の断面図であって、ピペット
針の位置を示しているものである。
針の位置を示しているものである。
１ レセプタクル（容器） ２ セクション ３ セクション ４ セクション ５ 台部 ６ 液塊 ７ ピペット針 ８ 内部通路 ９ 突出部 １０ 突出部 １１ 突出部 １２ 凹部 １３ 凹部 １４ 凹部 １５ 側部フラップ １６ 凹部 １７ 軸ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ Ｇ０１Ｎ 35/02 Ｇ０１Ｎ 35/02 Ａ (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B67B 7/54 A61B 5/14 300 G01N 1/00 101 G01N 1/10 G01N 33/48 G01N 35/02
Claims (10)
- 【請求項１】 生物学的な液体を、それらがその中に保
持されているところの薄壁チューブ状レセプタクルから
取り出し且つ取り扱う方法において、 薄壁チューブ状エレメントが、液体のサンプルを保持す
べく使用され、そのチューブ状エレメントは、識別マー
クを外側に設けられ得ると共に、横方向及び軸方向に関
して中心に位置させられるようにして透明な壁部を有す
る装置の内部に挿入され、その装置は、レセプタクルを
空にすべくレセプタクルの下端部に近接している箇所に
おいて、且つ、任意に、空気吸入口を設けるべくレセプ
タクルの上端部に近接している箇所において、レセプタ
クルを制御された状態で破ると同時に、チューブ状エレ
メントを絞るべくそれを横断方向に圧縮し、チューブ状
エレメントは、前記薄壁レセプタクル内に収容されてい
るサンプルの識別データが依然として読まれ得るよう、
その破り且つ絞る装置内に固定的に留まることを特徴と
する方法。 - 【請求項２】 請求項１に記載されている方法により、
生物学的な液体を、それらがその中に保持されていると
ころの薄壁チューブ状レセプタクルから取り出し且つ取
り扱う装置において、 一のセクションが別のセクションに対して移動可能であ
る、互いに他方に結合され得る少なくとも２つのセクシ
ョンであって、液体のサンプルを収容する薄壁チューブ
状レセプタクルを半径方向且つ軸方向に保持する第１の
手段を含んでいると共に、第２の手段を設けられてお
り、装置の２つのセクションは、薄壁レセプタクルを、
その第２の手段により、所望されている箇所で破り、前
記セクションは、薄壁レセプタクルが破られた後にその
レセプタクルが絞られ得るように構成されており、且
つ、薄壁レセプタクルを直接受容するセクションは、分
析されるべきサンプルを保持する前記レセプタクルを識
別する識別マークを外側から読むことを容易にすべく、
透明の特性を有していることを特徴とする装置。 - 【請求項３】 装置の両方のセクションが、容器セクシ
ョンに液密で接続されており、もって、容器セクション
は、薄壁レセプタクル内に保持されている、分析される
べき液体を受容し得ることを特徴とする請求項２に記載
の装置。 - 【請求項４】 装置の２つの接続しているセクションと
分析されるべき液体を受容する容器セクションとが、プ
ラスチック材料で作られているユニットを構成し、もっ
て、装置の２つの主要なセクションが、互いに他方に及
び前記容器セクションにヒンジ結合されていることを特
徴とする請求項２又は請求項３に記載の装置。 - 【請求項５】 前記２つのセクションが、互いに他方に
ヒンジ結合されており、且つ、それらのうちの一方が、
分析されるべき液体を受容する容器セクションと一体で
あることを特徴とする請求項２又は請求項３に記載の装
置。 - 【請求項６】 ２つのセクションのうちの一方が、ピペ
ット針のアクセスを可能にする軸方向の管を保持するこ
とを特徴とする請求項２〜請求項５のいずれか一項に記
載の装置。 - 【請求項７】 前記セクションのうちの１つが、要求さ
れている箇所で、分析されるべきサンプルを保持してい
るレセプタクルを破り得る又はそれに穴を明け得る切断
エレメントを設けられていることを特徴とする請求項２
〜請求項５のいずれか一項に記載の装置。 - 【請求項８】 装置の一のセクションが、他のセクショ
ンの切断エレメントと共働する凹部を設けられているこ
とを特徴とする請求項７に記載の装置。 - 【請求項９】 ２つの一体のセクションが互いに他方と
係合した後にそれらが所定の位置に固定されることを可
能にすべく、保持手段が、それらの間に設けられている
ことを特徴とする請求項２〜請求項８のいずれか一項に
記載の装置。 - 【請求項１０】 ２つの一体のセクションと前記容器セ
クションとが、ユニットを形成すべく係合させられ得、
そのユニットの全体の形状が、試験管のそれと同様であ
ることを特徴とする請求項２〜請求項９のいずれか一項
に記載の装置。
Applications Claiming Priority (2)
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|---|---|---|---|
| ES009701710A ES2140311B1 (es) | 1997-08-01 | 1997-08-01 | "procedimiento y dispositivo para la extraccion y manipulacion de liquidos biologicos contenidos en recipientes de paredes delgadas". |
| ES9701710 | 1997-08-01 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11105985A JPH11105985A (ja) | 1999-04-20 |
| JP2927784B2 true JP2927784B2 (ja) | 1999-07-28 |
Family
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Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP10216853A Expired - Fee Related JP2927784B2 (ja) | 1997-08-01 | 1998-07-31 | 生物学的な液体を薄壁レセプタクルから取り出し且つ取り扱う方法及び装置 |
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|---|---|
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| JP (1) | JP2927784B2 (ja) |
| AR (1) | AR015411A1 (ja) |
| AT (1) | ATE276828T1 (ja) |
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| CZ (1) | CZ290694B6 (ja) |
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| ES (2) | ES2140311B1 (ja) |
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1998
- 1998-07-22 CZ CZ19982298A patent/CZ290694B6/cs not_active IP Right Cessation
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