JP2927779B1 - のし積み棟工法と、のし積みの棟構造、及びのし瓦 - Google Patents

のし積み棟工法と、のし積みの棟構造、及びのし瓦

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Abstract

【要約】 【課題】 棟反り付きのし積み棟を葺設する場合(のし
積み棟工法)は、屋根土(葺き土)の量又は葺き上げ高
さ等の調整、又はのし瓦のちり寸法及び勾配調整を正確
に行って葺き上げる構成である。この屋根土及びちり寸
法等の調整には、相当の熟練が要求される。また棟とい
う高所作業では高度の技能が必要となり、かつ危険性も
伴うこと、又は工期の長期化及び施工費の高騰という問
題がある。 【解決手段】 本発明は、棟の屋根土に設けた対の台の
し瓦の間に順次のし瓦高さを調整するようにして順次多
数の対ののし瓦を葺設するに際して、のし瓦高さの調整
を、のし瓦の傾斜面を備えた調整用の凹みと、こののし
瓦に積層される他ののし瓦の調整用の爪片との摺接を利
用して調整し、かつ対ののし瓦の安定突起で、安定設置
を図る構成である。従って、耐震性・耐久性に優れ、か
つ自然やその他の災害に対しても有効に対処できる簡便
かつ美麗な棟反り付きのし積み棟工法を提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、のし積み棟工法
と、のし積みの棟構造、及びのし瓦に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、棟反り付きのし積み棟を葺設する
場合(のし積み棟工法)は、屋根土(葺き土)の量又は
葺き上げ高さ等の調整、又はのし瓦のちり寸法及び勾配
調整を正確に行って葺き上げる構成である。この屋根土
及びちり寸法等の調整には、相当の高度の技能が要求さ
れる。殊に、棟という高所作業では高度の熟練が必要と
なり、かつ危険性も伴うこと、又は工期の長期化及び施
工費の高騰という問題がある。
【0003】また軟弱な屋根土を利用することから、当
該屋根土が葺設した後、のし瓦の重みで沈み込み、正確
な葺き上げ高さ(のし瓦高さ)が確保されず、結果的に
は、美麗な棟反り付きのし積み棟が構築できない問題が
ある。
【0004】前記の問題を解消する有効かつ簡便なのし
積み棟工法が要望されているが、現在の処、有効な工法
が見当らない。またこの解消を図る先行技術文献も見当
らないのが現況である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記の如く、耐震性に
優れ、かつ自然やその他の災害に対しても有効に対処で
きる簡便かつ美麗なのし積み棟工法、又は同様な棟反り
工法も併せて要望されている。そして、前記要望に基づ
く棟反り付きのし積み棟構造及びのし瓦の提供が不可欠
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、簡便
で、耐震性・耐久性に優れた棟反り付きのし積み棟工法
(棟反り工法)を提供する。
【0007】請求項1は、屋根の棟に屋根土、棟木、金
具、硬質部材、プラスチック部材等の瓦支持材を介して
対の台のし瓦を設け、この対の台のし瓦との間にのし瓦
高さ及びちり寸法を設けるようにして順次多数の対のの
し瓦を葺設し、この葺設された対ののし瓦に冠瓦を設け
るのし積み棟工法であって、前記のし瓦高さの調整を、
のし瓦の一面に設けた傾斜面を備えた調整用の凹みと、
この調整用の凹みに挿設される前記のし瓦に積層される
他ののし瓦の他面に設けた調整用の爪片との摺接を利用
して調整するとともに、前記対ののし瓦の裏面に設けた
安定突起で、当該対ののし瓦の棟芯側でかつ長手方向両
端を安定的に支持することを特徴とするのし積み棟工法
である。
【0008】請求項2の発明は、簡便で、耐震性・耐久
性に優れた棟反り付きのし積み棟を提供する。
【0009】請求項2は、屋根の棟に屋根土、棟木、金
具、硬質部材、プラスチック部材等の瓦支持材を介して
設けられる対の台のし瓦と、この対の台のし瓦にのし瓦
高さ及びちり寸法を設けて葺設される対ののし瓦と、こ
の対ののし瓦との間にのし瓦高さ及びちり寸法を設けて
順次葺設された多数の対ののし瓦と、この対ののし瓦に
架設される冠瓦で構成されるのし積みの棟構造であっ
て、前記のし瓦高さの調整をのし瓦の一面に設けた傾斜
面を備えた調整用の凹みと、この調整用の凹みに挿設さ
れる前記のし瓦に積層される他ののし瓦の他面に設けた
調整用の爪片との摺接を利用することを特徴とするのし
積みの棟構造である。
【0010】請求項3の発明は、簡便で、耐震性・耐久
性に優れた棟反り付きのし積み棟用ののし瓦を提供す
る。
【0011】請求項3は、屋根の棟に屋根土、棟木、金
具、硬質部材、プラスチック部材等の瓦支持材を介して
棟に葺設されたのし瓦であって、のし瓦の表面でかつ棟
芯側に傾斜面を備えた調整用の凹みと、この調整用の凹
み間に積重用の凹みとを並設し、また前記のし瓦の裏面
でかつ棟芯側に前記調整用の凹み又は積重用の凹みに挿
入される調整用の爪片を設け、前記調整用の凹みと調整
用の爪片との係合で、前記台のし瓦と前記のし瓦、又は
前記のし瓦間ののし瓦高さ調整を図り、また前記積重用
の凹みと調整用の爪片との係合で、前記のし瓦の積重を
図ることを特徴とするのし瓦である。
【0012】請求項4の発明は、請求項3ののし瓦の調
整用の爪片の保護と、又はのし瓦の長手方向両端を安定
的に支持する(のし瓦の長手方向の両端が上下方向に動
くことを云う。)ことを意図する。
【0013】請求項4は、のし瓦の裏面でかつ棟芯側に
設けた調整用の爪片の両側に、少なくとも安定台として
役立つ安定突起を設ける構成としたのし瓦である。
【0014】
【発明の実施の形態】屋根(R)の棟(隅棟、降り棟等の
棟を含む)に瓦支持材(屋根土(R1))を介して表面平坦
の対の台のし瓦(以下、一方のみで説明する。)を葺設
する。この台のし瓦の表面に後述する調整用の凹み、積
重用の凹み又は調整用の爪片を設ける構成もある。この
対の台のし瓦に瓦支持材を介してちり寸法を設けて一番
目ののし瓦をそれぞれ葺設する(以下、一方のみで説明
する。)。この場合、調整用の凹みがあるときは、この
各調整用の凹み(以下、一方のみで説明する。)に各一
番目ののし瓦(以下、一方のみで説明する。)の各調整
用の爪片を挿入する。この場合に、調整用の凹みの傾斜
面の底面に調整用の爪片を挿入した深い位置(B)では、
この深い位置(B)における調整用の爪片は最小のし瓦高
さ位置(C)となる(後述するのし瓦における図8参照し
て説明し、符号を利用する。)。この状態より、調整用
の凹みの傾斜面の所定位置に調整用の爪片を移動した浅
い位置(B')では、この浅い位置(B')における調整用の爪
片は最大のし瓦高さ位置(C')となる(後述するのし瓦に
おける図9参照して説明し、符号を利用する。)。即
ち、のし瓦の棟芯(D1)側は、最小のし瓦高さ位置(C)と
最大のし瓦高さ位置(C')の範囲で、のし瓦高さ調整可能
寸法(H)調整ができる。そして、こののし瓦高さ調整可
能寸法(H)を確保し、例えば、調整用の爪片を深い位置
(B)から浅い位置(B')に移動して、ちり寸法を、最小ち
り寸法(A1)から最大ちり寸法(A1')に調整ができる。勿
論、前記最小及び最大の言葉は、説明上の理解より用い
たことから限定されない(以下同じ)。
【0015】次いで、この一番目ののし瓦に瓦支持材を
介してちり寸法を設けて二番目ののし瓦をそれぞれ葺設
する。この場合、調整用の凹みに二番目ののし瓦の調整
用の爪片を挿入する。この場合に、調整用の凹みの傾斜
面の底面に調整用の爪片を挿入した深い位置(B)では、
この深い位置(B)における調整用の爪片は最小のし瓦高
さ位置(C)となる(図8参照)。この状態より、調整用
の凹みの傾斜面の所定位置に調整用の爪片を移動した浅
い位置(B')では、この浅い位置(B')における調整用の爪
片は最大のし瓦高さ位置(C')となる(図9参照)。即
ち、のし瓦の棟芯(D1)側は、最小のし瓦高さ位置(C)と
最大のし瓦高さ位置(C')の範囲で、のし瓦高さ調整可能
寸法(H)調整ができる。そして、こののし瓦高さ調整可
能寸法(H)の確保し、例えば、調整用の爪片を深い位置
(B)から浅い位置(B')に移動して、ちり寸法を、最小ち
り寸法(A1)から最大ちり寸法(A1')に調整ができる。
尚、二番目ののし瓦の安定突起が一番目ののし瓦の表面
に当接して、当該二番目ののし瓦の長手方向(E)両端の
安定設置を図る。勿論、この安定設置は、前記台のし瓦
と一番目ののし瓦でも可能である。またのし瓦の棟下(D
2)側は、台のし瓦又はのし瓦の表面に当接されるが、必
ずしもこの例に限定されない。
【0016】以上の操作及び手順を繰り返して三番目〜
最終番目ののし瓦を葺設し、各のし瓦ののし瓦高さ調整
可能寸法(H)を確保し、場合により、ちり寸法調整を組
合せて、のし瓦の所定の棟反りを構築し、その後、冠瓦
を葺設する。
【0017】尚、台のし瓦及び各のし瓦の葺設は、瓦支
持材で保持するとともに、在来の方法と同様番線、その
他の方法で行う。また冠瓦の保持も同様である。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例を説明する。
【0019】図1、図2は半截前ののし瓦であり、図
3、図4は半截のし瓦を示しており、前記半截前ののし
瓦を、その長手方向(E)の略中心部分(半截用の溝を利
用して)で分割したものが半截のし瓦であり、本発明で
は、半截のし瓦をのし瓦1として説明する。
【0020】のし瓦1は全体視して略湾曲短冊形をして
おり、棟芯(D1)側が肉薄で、棟下(D2)側が肉厚となって
いる。左右側ののし瓦1は対称関係である。
【0021】のし瓦1の表面1aでかつ棟芯(D1)側には
中心に積重用の凹み2が、またこの積重用の凹み2の両
側に調整用の凹み3がそれぞれ設けられている。積重用
の凹み2と調整用の凹み3の深さは略均等でもよいが、
望ましくは積重用の凹み2>調整用の凹み3との関係と
して、のし瓦1結束時の重ね合わせを容易とする。
【0022】また積重用の凹み2と調整用の凹み3は長
手方向(E)において同一位置でもよいが、望ましくは、
図3、図4の如く、積重用の凹み2より調整用の凹み3
を棟芯(D1)側に設ける構成として、のし瓦1の棟芯(D1)
側ののし瓦高さ調整可能寸法(H)、及びちり寸法を確保
し、かつ屋根土の粘性を利用して、のし瓦1相互間の連
繋強化を図る。この調整用の凹み3に調整用の爪片を挿
入する構成であるので、前述の如く、のし瓦高さ調整可
能寸法(H)、又は葺き足・ちり寸法の確保が図れる。ま
た美麗な葺き上げができる。尚、積重用の凹み2、調整
用の凹み3の形状は、原則として、自由であり、金型構
成上、製瓦上、葺工上等の見地から決定される。
【0023】図中4は、番線、その他結束部材(図示せ
ず)を挿入する貫通孔で、のし瓦1の棟芯(D1)側に数個
設けられている。
【0024】またのし瓦1の裏面1bでかつ棟芯(D1)側
には中心に積重用の凹み2に挿嵌されるとともに、前記
調整用の凹み3に挿入される調整用の爪片5が設けられ
ている。当該調整用の爪片5は、のし瓦1の積重時(結
束時)には、積重用の凹み2に挿嵌されて保護される。
即ち、図11の如く、真上に積重される。また調整用の
爪片5は、のし積み時(葺設時)には、調整用の凹み3
に挿入される。即ち、図7の如く、交互に葺設される。
またこの裏面1bで長手方向(E)の両端には、葺設時の
のし瓦1の長手方向(E)の両端を安定的に支持して安定
台として機能する安定突起6が少なくとも2個設けられ
ており、葺設時に他ののし瓦1’の表面1’aで長手方
向(E)の両端に当接される。またこの安定突起6は、緩
衝用の支持台として機能する。即ち、安定突起6は、の
し瓦1結束時の積重用の凹み2と調整用の爪片5の衝突
回避を図る。尚、調整用の爪片5、安定突起6の形状
は、図示の例に限定されず自由であり、金型構成上、製
瓦上、葺工上等の見地から決定される。
【0025】図中7は半截用の溝を示す。
【0026】
【発明の効果】請求項1の発明は、棟の屋根土に設けた
少なくとものし瓦相互間で、のし瓦高さ調整可能寸法調
整を図りつつ、ちり寸法を確保して順次葺設する構成で
あり、こののし瓦高さ調整可能寸法調整、ちり寸法の確
保を、のし瓦の傾斜面を備えた調整用の凹みと、他のの
し瓦の調整用の爪片との摺接を利用して行い、かつのし
瓦の安定設置を、のし瓦の安定突起で行う構成である。
従って、耐震性・耐久性に優れ、かつ自然やその他の災
害に対しても有効に対処(強固な一体化が図れ、かつず
り落ち防止等に対処)できる棟反り付きのし積み棟工
法、又は簡便かつ美麗な棟反り付きのし積み棟工法を提
供できる。
【0027】請求項2の発明は、棟の屋根土に設けた台
のし瓦と、この台のし瓦に順次ののし瓦高さを調整する
ようにして葺設されたのし瓦と、こののし瓦相互間にお
けるのし瓦高さを、のし瓦の傾斜面を備えた調整用の凹
みと、こののし瓦に積層される他ののし瓦の調整用の爪
片との摺接を利用して調整する構成である。従って、耐
震性・耐久性に優れ、かつ自然やその他の災害に対して
も有効に対処できる簡便かつ美麗な棟反り付きのし積み
棟を構築できる。
【0028】請求項3の発明は、棟の屋根土に設けたの
し瓦の表面でかつ棟芯側に調整用の凹みと、この調整用
の凹み間に積重用の凹みとを並設し、その裏面でかつ棟
芯側に前記調整用の凹み及び積重用の凹みに挿入される
調整用の爪片を設け、前記調整用の凹み及び積重用の凹
みに挿入される調整用の爪片との係合を介してのし瓦高
さ調整を図る構成である。従って、簡便で、耐震性・耐
久性に優れた棟反り付きのし積み棟用ののし瓦を提供で
きる。
【0029】請求項4の発明は、のし瓦の裏面でかつ棟
芯側に設けた調整用の爪片の両側に、のし瓦の長手方向
両端を安定的に支持する安定突起を設ける構成である。
従って、のし瓦の葺設時において、その長手方向両端を
安定的に支持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一体形ののし瓦(半截前ののし瓦)の
表面視した斜視図である。
【図2】図1の裏面視した斜視図である。
【図3】本発明ののし瓦(半截したのし瓦)の表面視し
た斜視図である。
【図4】図3の裏面視した斜視図である。
【図5】本発明ののし瓦の葺設状態を示す縮尺断面図で
ある。
【図6】屋根の全体を示す縮尺正面図である。
【図7】のし瓦を交互に葺設した状態の一例を示す縮尺
側面図である。
【図8】図7のX−X断面図である。
【図9】図7の他の一例を示すX−X断面図である。
【図10】図7の側面図である。
【図11】一体形ののし瓦を積重した状態の一例を示す
縮尺側面図である。
【図12】図11のX−X断面図である。
【図13】図11のY−Y断面図である。
【図14】図11の側面図である。
【符号の説明】
1 のし瓦 1a 表面 1b 裏面 1’ のし瓦 1’a 表面 2 積重用の凹み 3 調整用の凹み 4 貫通孔 5 調整用の爪片 6 安定突起 7 半截用の溝 (A) ちり寸法 (An) ちり寸法 (A1) 最小ちり寸法 (A1') 最大ちり寸法 (B) 深い位置 (B') 浅い位置 (C) 最小のし瓦高さ位置 (C') 最大のし瓦高さ位置 (D1) 棟芯 (D2) 棟下 (E) 長手方向 (H) のし瓦高さ調整可能寸法 (R) 屋根 (R1) 屋根土

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根の棟に屋根土、棟木、金具、硬質部
    材、プラスチック部材等の瓦支持材を介して対の台のし
    瓦を設け、この対の台のし瓦との間にのし瓦高さ及びち
    り寸法を設けるようにして順次多数の対ののし瓦を葺設
    し、この葺設された対ののし瓦に冠瓦を設けるのし積み
    棟工法であって、前記のし瓦高さの調整を、のし瓦の一
    面に設けた傾斜面を備えた調整用の凹みと、この調整用
    の凹みに挿設される前記のし瓦に積層される他ののし瓦
    の他面に設けた調整用の爪片との摺接を利用して調整す
    るとともに、前記対ののし瓦の裏面に設けた安定突起
    で、当該対ののし瓦の棟芯側でかつ長手方向両端を安定
    的に支持することを特徴とするのし積み棟工法。
  2. 【請求項2】 屋根の棟に屋根土、棟木、金具、硬質部
    材、プラスチック部材等の瓦支持材を介して設けられる
    対の台のし瓦と、この対の台のし瓦にのし瓦高さ及びち
    り寸法を設けて葺設される対ののし瓦と、この対ののし
    瓦との間にのし瓦高さ及びちり寸法を設けて順次葺設さ
    れた多数の対ののし瓦と、この対ののし瓦に架設される
    冠瓦で構成されるのし積みの棟構造であって、前記のし
    瓦高さの調整をのし瓦の一面に設けた傾斜面を備えた調
    整用の凹みと、この調整用の凹みに挿設される前記のし
    瓦に積層される他ののし瓦の他面に設けた調整用の爪片
    との摺接を利用することを特徴とするのし積みの棟構
    造。
  3. 【請求項3】 屋根の棟に屋根土、棟木、金具、硬質部
    材、プラスチック部材等の瓦支持材を介して棟に葺設さ
    れたのし瓦であって、のし瓦の表面でかつ棟芯側に傾斜
    面を備えた調整用の凹みと、この調整用の凹み間に積重
    用の凹みとを並設し、また前記のし瓦の裏面でかつ棟芯
    側に前記調整用の凹み又は積重用の凹みに挿入される調
    整用の爪片を設け、前記調整用の凹みと調整用の爪片と
    の係合で、前記台のし瓦と前記のし瓦、又は前記のし瓦
    間ののし瓦高さ調整を図り、また前記積重用の凹みと調
    整用の爪片との係合で、前記のし瓦の積重を図ることを
    特徴とするのし瓦。
  4. 【請求項4】 上記ののし瓦の裏面でかつ棟芯側に設け
    た調整用の爪片の両側に、少なくとも安定台として役立
    つ安定突起を設ける構成とした請求項3に記載ののし
    瓦。
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