JP2927533B2 - 芯地用布帛又は産業資材用布帛の補強糸並びにその製造方法 - Google Patents
芯地用布帛又は産業資材用布帛の補強糸並びにその製造方法Info
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、芯地用布帛又は産業資材用布帛に用いられ
る補強糸並びにその製造方法に関する。
る補強糸並びにその製造方法に関する。
この補強糸は、織布帛に織込まれたり、編布帛に挿入
されて用いられることを意図した糸である。この補強糸
は仕立て衣服やシャツの前立て等に使用される芯地用に
多く使用される。この補強糸は、これが織込まれたり、
挿入糸として編込まれたりした製品に張りと強度を付加
するのに役立つ。
されて用いられることを意図した糸である。この補強糸
は仕立て衣服やシャツの前立て等に使用される芯地用に
多く使用される。この補強糸は、これが織込まれたり、
挿入糸として編込まれたりした製品に張りと強度を付加
するのに役立つ。
芯地用布帛の場合には、従来から動物のヘアで作られ
た糸が補強糸として使用されていた。このような天然繊
維からなる糸を、天然のヘヤに近い張りと強度を有する
合成繊維のモノフィラメントで代替しようとする試みが
従来から行われている。しかし、このような合成繊維を
使用した糸は布帛構造の中でスリップする傾向があるの
で、その使用は限定された範囲に止まっている。
た糸が補強糸として使用されていた。このような天然繊
維からなる糸を、天然のヘヤに近い張りと強度を有する
合成繊維のモノフィラメントで代替しようとする試みが
従来から行われている。しかし、このような合成繊維を
使用した糸は布帛構造の中でスリップする傾向があるの
で、その使用は限定された範囲に止まっている。
このようなスリップを防止するために、製織や編成が
行われた後に、アクリル樹脂等の接着剤によって布帛を
コーティングすることが提案されている。これによって
前記スリップは防止できるが、接着剤でコーティングし
た後では糸はその接触点ですべて接続されるので、布帛
構造が硬くなってしまう。従って、この方法では、所望
の張りと強度を有する布帛を得ることができるが、同時
に良好なしなやかさと弾性を維持した布帛を得ることは
不可能である。
行われた後に、アクリル樹脂等の接着剤によって布帛を
コーティングすることが提案されている。これによって
前記スリップは防止できるが、接着剤でコーティングし
た後では糸はその接触点ですべて接続されるので、布帛
構造が硬くなってしまう。従って、この方法では、所望
の張りと強度を有する布帛を得ることができるが、同時
に良好なしなやかさと弾性を維持した布帛を得ることは
不可能である。
同じ長さのモノフィラメントと毛羽立った糸の両方を
撚り合わせることも試みられている。毛羽糸の粗い表面
によって、得られた複合糸はスリップしないようにする
ことができる(FR−A−2 270 355)。但し、加撚の際
に直線性を維持している程大きい剛性を有する糸に対し
ては、この方法は使用することができない。
撚り合わせることも試みられている。毛羽糸の粗い表面
によって、得られた複合糸はスリップしないようにする
ことができる(FR−A−2 270 355)。但し、加撚の際
に直線性を維持している程大きい剛性を有する糸に対し
ては、この方法は使用することができない。
本発明の目的は、それが組込まれた織布帛又は編布帛
の構造内でのスリップを防止し、これらの布帛を接着剤
でコーティングする必要性の無い、一部に合成繊維を含
んだ複合補強糸とその製造方法を提供することにある。
の構造内でのスリップを防止し、これらの布帛を接着剤
でコーティングする必要性の無い、一部に合成繊維を含
んだ複合補強糸とその製造方法を提供することにある。
この目的は、芯地用布帛又は産業資材用布帛用の補強
糸であって、人造繊維若しくは合成繊維より成る芯糸
と、その芯糸の周囲に配置され、接着剤によって芯糸に
接合される第1被覆繊維とを具備したものにおいて、前
記第1被覆繊維は前記芯糸の周囲に糸として螺旋状に巻
き付けられ、それによって第1被覆繊維は補強糸に凹凸
より成る不規則性を形成していることを特徴とする補強
糸によって達成される。
糸であって、人造繊維若しくは合成繊維より成る芯糸
と、その芯糸の周囲に配置され、接着剤によって芯糸に
接合される第1被覆繊維とを具備したものにおいて、前
記第1被覆繊維は前記芯糸の周囲に糸として螺旋状に巻
き付けられ、それによって第1被覆繊維は補強糸に凹凸
より成る不規則性を形成していることを特徴とする補強
糸によって達成される。
好適例によれば、この補強糸は、前記第1被覆繊維か
ら成る糸によって形成された粗い表面に絡んで、得られ
た補強糸の感触を改善することを意図した第2の被覆繊
維を有している。
ら成る糸によって形成された粗い表面に絡んで、得られ
た補強糸の感触を改善することを意図した第2の被覆繊
維を有している。
本発明は、第1被覆繊維が芯糸の周囲に糸として巻き
付けれて芯糸/被覆糸アセンブリを形成し、該芯糸/被
覆糸アセンブリが接着剤を含浸せしめられ、絞られ、乾
燥されて、芯地用又は産業資材用布帛の補強糸を製造す
る方法にも関連している。この製造方法の好適例によれ
ば、第1被覆繊維糸によって形成された粗い表面に、フ
リクション紡績等によって第2被覆繊維が絡むように構
成されている。
付けれて芯糸/被覆糸アセンブリを形成し、該芯糸/被
覆糸アセンブリが接着剤を含浸せしめられ、絞られ、乾
燥されて、芯地用又は産業資材用布帛の補強糸を製造す
る方法にも関連している。この製造方法の好適例によれ
ば、第1被覆繊維糸によって形成された粗い表面に、フ
リクション紡績等によって第2被覆繊維が絡むように構
成されている。
以下、図面に示す好適実施例に基づいて、本発明を更
に詳細に説明する。
に詳細に説明する。
この芯地用布帛又は産業資材用布帛の補強糸1は基布
中に組み込まれることを意図したものである。該基布が
織布帛の場合、補強糸1は織り込まれる。この基布が編
布帛の場合、この補強糸は編み目構造の形成に関与する
ことなしに、該編み目構造中に組み込まれる。布帛の意
図する目的に応じて、これらの補強糸は編み目の列に平
行に導入されたり、又はこれに垂直に組み込まれる。
中に組み込まれることを意図したものである。該基布が
織布帛の場合、補強糸1は織り込まれる。この基布が編
布帛の場合、この補強糸は編み目構造の形成に関与する
ことなしに、該編み目構造中に組み込まれる。布帛の意
図する目的に応じて、これらの補強糸は編み目の列に平
行に導入されたり、又はこれに垂直に組み込まれる。
この補強糸は、通常、0.1mm以上の直径を持ってい
る。
る。
この補強糸は、合成繊維の芯糸2とこれの周囲に重ね
られた第1被覆繊維3の糸とで構成されている。この第
1被覆繊維3の糸は、接着剤4によって芯糸2に結合さ
れている。この芯糸2は、通常、モノフィラメントであ
る。
られた第1被覆繊維3の糸とで構成されている。この第
1被覆繊維3の糸は、接着剤4によって芯糸2に結合さ
れている。この芯糸2は、通常、モノフィラメントであ
る。
芯糸2はポリアミド、ポリエステル又はビスコース等
の合成繊維又は人造繊維で作られている。
の合成繊維又は人造繊維で作られている。
第1被覆繊維3の糸3aを芯糸2に結合するための接着
剤4は、熱硬化型ポリマーである。これに加えて、又は
これの代わりに、接着剤4は架橋結合可能なポリマーで
あってもよい。接着は、熱可溶性のポリマーや第1被覆
繊維3中に混合されたり、コーティングの際に芯糸2に
平行に組み込まれたりした熱可溶性の繊維を用いて行う
こともできる。
剤4は、熱硬化型ポリマーである。これに加えて、又は
これの代わりに、接着剤4は架橋結合可能なポリマーで
あってもよい。接着は、熱可溶性のポリマーや第1被覆
繊維3中に混合されたり、コーティングの際に芯糸2に
平行に組み込まれたりした熱可溶性の繊維を用いて行う
こともできる。
第1被覆繊維3は、糸3aとして芯糸2の周囲に螺旋状
に巻付けられる(第1図)。この被覆繊維3の糸3aは、
補強糸に凹凸を与える。接着されたこれら二つの糸2,3a
は、互いにしっかりと接合されている。こうして形成さ
れた糸の凹凸によって、補強糸はそれが組み込まれた布
帛構造内に捕捉され、スリップが防止される。被覆繊維
3の糸3aは短繊維を紡績して作られてもよいし、又はフ
ィラメントで作られてもよい。
に巻付けられる(第1図)。この被覆繊維3の糸3aは、
補強糸に凹凸を与える。接着されたこれら二つの糸2,3a
は、互いにしっかりと接合されている。こうして形成さ
れた糸の凹凸によって、補強糸はそれが組み込まれた布
帛構造内に捕捉され、スリップが防止される。被覆繊維
3の糸3aは短繊維を紡績して作られてもよいし、又はフ
ィラメントで作られてもよい。
第1被覆繊維3の糸3aによって形成された表面の凹凸
に絡まされた第2被覆繊維5によって、第1被覆繊維3
の糸3aと芯糸2からなる補強糸1の感触を改善すること
は特に興味深いことである。
に絡まされた第2被覆繊維5によって、第1被覆繊維3
の糸3aと芯糸2からなる補強糸1の感触を改善すること
は特に興味深いことである。
この第2被覆繊維5は、芯を構成する第1被覆繊維3
の糸3aと芯糸2のアセンブリの周囲に糸として螺旋状に
巻き付けられた補強糸25bを形成する(第2図)。この
場合には、第2被覆繊維5の糸5aは第1被覆繊維3の糸
3aと同じピッチの螺旋を形成することが望ましい。
の糸3aと芯糸2のアセンブリの周囲に糸として螺旋状に
巻き付けられた補強糸25bを形成する(第2図)。この
場合には、第2被覆繊維5の糸5aは第1被覆繊維3の糸
3aと同じピッチの螺旋を形成することが望ましい。
第1被覆繊維3の糸3aによって形成された複合糸1の
表面凹凸の間に第2被覆繊維5をばらばらの短繊維の状
態で配置して複合糸(図示せず)を形成してもよい。
表面凹凸の間に第2被覆繊維5をばらばらの短繊維の状
態で配置して複合糸(図示せず)を形成してもよい。
芯地用布帛又は産業資材用布帛の補強糸1の製造の際
に、第1被覆繊維3の糸3aが先ず芯糸2の周囲に螺旋状
に巻付けられる。この工程を行うための撚糸機が第3図
に示されている。芯糸2はリール6から巻戻され、第2
被覆繊維3の糸3aは供給リール7から巻戻されて芯糸2
の周りに巻付けられる。中空スピンドル8を通って上方
へ導かれ、芯糸2が複数例又は2本のフィラメントの場
合、第3図に示すように、6a,6bの2本のリールから芯
糸が供給される。
に、第1被覆繊維3の糸3aが先ず芯糸2の周囲に螺旋状
に巻付けられる。この工程を行うための撚糸機が第3図
に示されている。芯糸2はリール6から巻戻され、第2
被覆繊維3の糸3aは供給リール7から巻戻されて芯糸2
の周りに巻付けられる。中空スピンドル8を通って上方
へ導かれ、芯糸2が複数例又は2本のフィラメントの場
合、第3図に示すように、6a,6bの2本のリールから芯
糸が供給される。
このようにして得られた芯糸2と第1被覆繊維3の糸
3aのアセンブリ、すなわち補強糸1はリール9上に巻き
取られる。
3aのアセンブリ、すなわち補強糸1はリール9上に巻き
取られる。
この巻き取り・被覆工程の後で、補強糸1には接着剤
が含浸させられ、絞られ、乾燥させられて、両糸間の相
互固定が行われる(第4図)。このために、リール9か
ら供給される補強糸1は、熱硬化性ポリマー及び/又は
架橋結合可能なポリマーからなる接着剤11を満たした浸
漬槽10を通過させられる。補強糸1は次にローラ12,13
の間で絞られ、オーブン4を通過しながら乾燥され、リ
ール15に巻き取られる。
が含浸させられ、絞られ、乾燥させられて、両糸間の相
互固定が行われる(第4図)。このために、リール9か
ら供給される補強糸1は、熱硬化性ポリマー及び/又は
架橋結合可能なポリマーからなる接着剤11を満たした浸
漬槽10を通過させられる。補強糸1は次にローラ12,13
の間で絞られ、オーブン4を通過しながら乾燥され、リ
ール15に巻き取られる。
ここで、“乾燥”とは、補強糸1中の第1被覆繊維3
の糸3aを芯糸2に接着剤を付与した後に、接合させるた
めに生じるすべての物理的、化学的現象を称する。特
に、接着剤ポリマーはこのオーブンを通過する際に架橋
結合される。
の糸3aを芯糸2に接着剤を付与した後に、接合させるた
めに生じるすべての物理的、化学的現象を称する。特
に、接着剤ポリマーはこのオーブンを通過する際に架橋
結合される。
芯糸と第1被覆繊維の糸との強固な接合のために用い
ることのできる他の方法としては、 ・溶液相の液状ポリマーで糸を含浸する、 ・高温に保たれたタンク内での含浸か、染料を使用する
か、又はスプレーによって、溶融状態で熱可溶性ポリマ
ーを糸に接触させて含浸する、 ・熱可溶性繊維を組み込んで、これを溶融させて糸同士
又は被覆繊維を芯糸に接合する、 ・紫外線や高周波の電磁波放射に感応する合成繊維やポ
リマーを含浸する、こと等が挙げられる。
ることのできる他の方法としては、 ・溶液相の液状ポリマーで糸を含浸する、 ・高温に保たれたタンク内での含浸か、染料を使用する
か、又はスプレーによって、溶融状態で熱可溶性ポリマ
ーを糸に接触させて含浸する、 ・熱可溶性繊維を組み込んで、これを溶融させて糸同士
又は被覆繊維を芯糸に接合する、 ・紫外線や高周波の電磁波放射に感応する合成繊維やポ
リマーを含浸する、こと等が挙げられる。
接着剤4としては、熱硬化型のアクリル樹脂又は紫外
線の放射によって架橋結合するポリマーが好んで用いら
れる。第1被覆繊維3の糸3aの上に第2被覆繊維5を重
ねることによって糸の感触を改善することが可能であ
る。第2被覆繊維5は第1被覆繊維3の糸3aによって形
成された補強糸1上の凹凸に絡む。これには次の二つの
方法で行われる。
線の放射によって架橋結合するポリマーが好んで用いら
れる。第1被覆繊維3の糸3aの上に第2被覆繊維5を重
ねることによって糸の感触を改善することが可能であ
る。第2被覆繊維5は第1被覆繊維3の糸3aによって形
成された補強糸1上の凹凸に絡む。これには次の二つの
方法で行われる。
第1の方法は第5図に例示するフリクション紡績装置
16を用いる方法である。フリクション紡績装置16は複数
本のロービング20として供給される第2被覆繊維5をば
らばらな配置にするドラフト装置17と、ばらばらにされ
た複数の第2被覆繊維5をその周面に受けて、リール15
から供給される糸1a上に第2被覆繊維5を被覆させるた
めに表面に多数の孔を設けた1対の紡糸ドラム18a,18b
と、得られた補強糸25aを巻取ってリール24aにする巻取
りローラ26から成る。この場合供給される糸1aが補強糸
1に対して第4図に例示するコーティング装置で接着剤
が付与された芯糸・第1被覆繊維糸アセンブリであると
好ましい。このようにフリクション紡績装置を用いるこ
とによって第2被覆繊維5は補強糸1の表面の凹凸に絡
んで均一に被覆するので表面感触が改善されると共に耐
スリップ性を有する補強糸25aが得られる。
16を用いる方法である。フリクション紡績装置16は複数
本のロービング20として供給される第2被覆繊維5をば
らばらな配置にするドラフト装置17と、ばらばらにされ
た複数の第2被覆繊維5をその周面に受けて、リール15
から供給される糸1a上に第2被覆繊維5を被覆させるた
めに表面に多数の孔を設けた1対の紡糸ドラム18a,18b
と、得られた補強糸25aを巻取ってリール24aにする巻取
りローラ26から成る。この場合供給される糸1aが補強糸
1に対して第4図に例示するコーティング装置で接着剤
が付与された芯糸・第1被覆繊維糸アセンブリであると
好ましい。このようにフリクション紡績装置を用いるこ
とによって第2被覆繊維5は補強糸1の表面の凹凸に絡
んで均一に被覆するので表面感触が改善されると共に耐
スリップ性を有する補強糸25aが得られる。
なお更に高品質な感触を得るために、第2被覆繊維5
を付与する前に補強糸1aに平行に他の繊維23を糸又は粗
糸として供給してもよい。
を付与する前に補強糸1aに平行に他の繊維23を糸又は粗
糸として供給してもよい。
第2の方法は第2被覆繊維5を糸5aとして第6図に示
す撚糸機を用いて補強糸1aに螺旋状に巻付けて補強糸25
bを得る方法である。すなわちリール15が供給される補
強糸1aは中空スピンドル27を通って上方に導かれ、中空
スピンドル27上の供給リール8から巻戻される第2被覆
繊維糸5aが補強糸1aを中心として螺旋状に巻付けられて
第2図に示した補強糸25bが得られ、巻取られてリール2
4bとなる。
す撚糸機を用いて補強糸1aに螺旋状に巻付けて補強糸25
bを得る方法である。すなわちリール15が供給される補
強糸1aは中空スピンドル27を通って上方に導かれ、中空
スピンドル27上の供給リール8から巻戻される第2被覆
繊維糸5aが補強糸1aを中心として螺旋状に巻付けられて
第2図に示した補強糸25bが得られ、巻取られてリール2
4bとなる。
第1図は本発明の第1実施例の補強糸の一例を示す正面
図、 第2図は本発明の第2実施例の補強糸の一例を示す正面
図、 第3図は第1被覆繊維の糸を芯糸に螺旋状に巻付ける撚
糸機の側面図、 第4図は補強糸を接着剤でコーティングする方法を示す
工程図、 第5図はフリクション紡績装置によって第2被覆繊維を
糸に絡ませる方法を示す工程図、 第6図は第2被覆繊維の糸を補強糸に螺旋状に巻付ける
撚糸機の側面図。 1,25a,25b……補強糸、1a……接着剤が付与された補強
糸、 2……芯糸、3……第1被覆繊維、 3a……第1被覆繊維の糸、4……接着剤、 5……第2被覆繊維、5a……第2被覆繊維の糸。
図、 第2図は本発明の第2実施例の補強糸の一例を示す正面
図、 第3図は第1被覆繊維の糸を芯糸に螺旋状に巻付ける撚
糸機の側面図、 第4図は補強糸を接着剤でコーティングする方法を示す
工程図、 第5図はフリクション紡績装置によって第2被覆繊維を
糸に絡ませる方法を示す工程図、 第6図は第2被覆繊維の糸を補強糸に螺旋状に巻付ける
撚糸機の側面図。 1,25a,25b……補強糸、1a……接着剤が付与された補強
糸、 2……芯糸、3……第1被覆繊維、 3a……第1被覆繊維の糸、4……接着剤、 5……第2被覆繊維、5a……第2被覆繊維の糸。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−131010(JP,A) 特開 昭57−82535(JP,A) 特公 昭38−2821(JP,B1)
Claims (16)
- 【請求項1】芯地用布帛又は産業資材用布帛用の補強糸
であって、人造繊維若しくは合成繊維より成る芯糸
(2)と、該芯糸(2)の周囲に配置され、接着剤
(4)によって芯糸(2)に接合される第1被覆繊維
(3)とを具備したものにおいて、前記第1被覆繊維
(3)は前記芯糸の周囲に糸として螺旋状に巻き付けら
れ、それによって第1被覆繊維は補強糸に凹凸より成る
不規則性を形成していることを特徴とする補強糸。 - 【請求項2】前記芯糸(2)がモノフィラメントである
特許請求の範囲1に記載の補強糸。 - 【請求項3】前記芯糸(2)がマルチフィラメントであ
る特許請求の範囲1に記載の補強糸。 - 【請求項4】前記芯糸(2)がポリアミドで作られてい
る特許請求の範囲1〜3のいずれかに記載の補強糸。 - 【請求項5】前記芯糸(2)がポリエステルで作られて
いる特許請求の範囲1〜3のいずれかに記載の補強糸。 - 【請求項6】前記芯糸(2)がビスコースで作られてい
る特許請求の範囲1〜3のいずれかに記載の補強糸。 - 【請求項7】前記第1被覆繊維(3)を芯糸(2)に接
続する前記接着剤が熱可溶性ポリマーである特許請求の
範囲1〜6のいずれかに記載の補強糸。 - 【請求項8】前記第1被覆繊維(3)を芯糸(2)に接
続する前記接着剤が熱硬化性ポリマーである特許請求の
範囲1〜6のいずれかに記載の補強糸。 - 【請求項9】前記第1被覆繊維(3)を芯糸(2)に接
続する前記接着剤が架橋結合可能なポリマーである特許
請求の範囲1〜6のいずれかに記載の補強糸。 - 【請求項10】前記第1被覆繊維(3)により形成され
る凹凸に絡んで、得られた補強糸の感触を改善する第2
被覆繊維(5)を備えた特許請求の範囲1〜9のいずれ
かに記載の補強糸。 - 【請求項11】前記第2被覆繊維(5)が前記第1被覆
繊維(3)の周囲に螺旋状に巻き付けられたマルチフィ
ラメントである特許請求の範囲10に記載の補強糸。 - 【請求項12】前記第2被覆繊維(5)がフリクション
紡績装置を用いて前記第1被覆繊維(3)を被覆する複
数の短繊維である特許請求の範囲10に記載の補強糸。 - 【請求項13】芯地用布帛又は産業資材用布帛の補強糸
の製造方法であって、芯糸(2)の周囲にらせん状に第
1被覆繊維(3)を糸として巻き付けることにより芯糸
−第1被覆繊維糸アセンブリを形成し、芯糸(2)−第
1被覆繊維糸アセンブリを接着剤に含浸し、次いで芯糸
−第1被覆繊維糸アセンブリは絞られかつ乾燥させるこ
とを特徴とする芯地用布帛又は産業資材用布帛用の補強
糸の製造方法。 - 【請求項14】前記第2被覆繊維(5)を第1被覆繊維
(3)の糸により形成される凹凸に交絡せしめる特許請
求の範囲13に記載の方法。 - 【請求項15】前記第2被覆繊維(5)が糸として芯糸
(2)の周囲に螺旋状に巻き付けられる特許請求の範囲
14に記載の方法。 - 【請求項16】前記第2被覆繊維(5)が前記芯糸−第
1被覆繊維糸アセンブリにフリクション紡績装置により
交絡せしめられる特許請求の範囲14に記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR8914975 | 1989-11-15 | ||
FR8914975A FR2654442B1 (fr) | 1989-11-15 | 1989-11-15 | Fil de renfort pour entoilage ou textile technique et son procede de fabrication. |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03174044A JPH03174044A (ja) | 1991-07-29 |
JP2927533B2 true JP2927533B2 (ja) | 1999-07-28 |
Family
ID=9387416
Family Applications (1)
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