JP2927383B2 - 掘削における地中埋設物の損傷防止方法 - Google Patents

掘削における地中埋設物の損傷防止方法

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JP2927383B2
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幸展 宮本
洋也 岸野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は道路等の掘削時におい
て、掘削機械の掘削刃がガス管、水道管、電力ケーブル
等の地中埋設物を損傷することを防止するための方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】道路等における各種掘削工事では、掘削
機械による埋設管等の損傷を防止するために工事者が埋
設管等の位置を予め確認する必要があり、通常は、埋設
されている可能性のある埋設管等を維持管理する企業者
に照会して工事を行ったり、パイプロケーター等により
埋設物を確認しながら工事を行っているが、これらをせ
ずに工事を行ってしまう場合もある。そのため埋設管等
を維持管理する企業者はパトロール等により未照会工事
の発見を実施している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが未照会工事を
発見するためのパトロールは維持管理コストを押し上げ
る一因となっており、またパトロールの合間に実施され
る未照会工事は発見できないので、工事による埋設管等
の損傷を確実に防止することは困難である。本発明は、
このような課題を解決することを目的とするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明では、所定の周波数の電磁波による呼び
掛け信号を受信し、動作電力を生成して、予め記憶して
いる情報を応答信号として送信するトランスポンダを、
地中埋設物に固定して埋設し、トランスポンダには少な
くとも地中埋設物の存在情報を記憶すると共に、掘削機
械の掘削刃の先端に送受信装置を設置し、掘削に際して
送受信装置により呼び掛け信号を発し、トランスポンダ
の応答信号を受信することにより、掘削機械において地
中埋設物の存在を検出して損傷防止動作を行うようにし
た掘削における地中埋設物の損傷防止方法を提案する。
【0005】そして、本発明では、上記地中埋設物は埋
設管とし、トランスポンダは埋設管に沿って適宜距離毎
に設置することを提案する。
【0006】更に、本発明では、上記トランスポンダ
は、アンテナと、アンテナによる受信信号から動作電力
を生成する電源回路と、情報の記憶回路と、これらの回
路によりトランスポンダ動作を行う制御回路を、防水容
器内に格納した構成とすることを提案する。
【0007】
【作用】掘削工事において、掘削機械のオペレータは、
掘削刃の先端に設置した送受信装置からトランスポンダ
の呼び掛け信号を発しながら、掘削刃による掘削作業を
行う。
【0008】トランスポンダは、この呼び掛け信号を受
信して電源回路により動作電力を生成する。所定の距離
内に掘削刃の先端が至ったトランスポンダにおいては、
呼び掛け信号により十分な動作電力が生成されるため、
制御手段は所定の動作を行って、記憶回路に記憶されて
いる情報をアンテナから応答信号として発信する。
【0009】送受信装置は、このトランスポンダからの
応答信号を受信して、地中埋設物が近接して存在するこ
とを検出することができ、この検出信号によりオペレー
タに警報を発したり、直接に掘削機械を制御して掘削動
作を停止させる等の損傷防止動作を行うことができる。
【0010】
【実施例】次に本発明の実施例を図について説明する。
図1は本発明の構成と動作例を概略的に表したもので、
符号1は対象とする埋設管、例えばガス管であり、この
埋設管1には、所定距離毎の上側にトランスポンダ2が
設けられている。このトランスポンダ2は埋設管1の埋
設時に接着剤や防食性の接着テープ等により固定して設
置したもので、具体的構成例は図2と図3について後述
する。
【0011】符号3は地面、4は掘削機械であり、この
例ではショベル系掘削機を示している。符号5は掘削刃
としてのバケットであり、このバケット5にトランスポ
ンダ2に対する送受信装置6を設置している。この送受
信装置6は、当然、電磁波がバケット5に遮蔽されない
ように設置する。
【0012】図2はトランスポンダ2と送受信装置6の
構成例を示すものであり、トランスポンダ2は、アンテ
ナ7と、アンテナ7による受信信号から動作電力を生成
する電源回路8と、情報の記憶回路9と、これらの回路
8、9により上述したトランスポンダ動作を行う制御回
路10とから構成している。アンテナ7は、フェライト
棒11にアンテナコイル12を巻いたバーアンテナとし
て構成している。13は共振用のコンデンサである。制
御回路10は記憶回路9に書き込んでいる情報コードを
FM変調してアンテナ7に供給する構成としており、上
記電源回路8、記憶回路9及び制御回路10等は半導体
ICパッケージ14として一体に構成することができ
る。図3に示すように、トランスポンダ2の構成要素は
ガラスや強化プラスチック製の防水容器15に格納して
構成している。
【0013】一方、図2に示すように送受信装置6は発
振器16と、アンテナ17と、受信回路18と、アンテ
ナ17に対しての接続状態を、発振器16と受信回路1
8とで切り替える切替スイッチ19とから構成してい
る。アンテナ17はトランスポンダ2と同様にフェライ
ト棒20にアンテナコイル21を巻いたバーアンテナと
して構成している。22は共振用コンデンサである。受
信回路18は、トランスポンダ2からのFM変調された
信号から情報に対応するコードを解読する機能を有する
構成としている。
【0014】以上の構成において切替スイッチ19を所
定の時間毎に切替動作させると、図4に示すように、発
振器16側に切り替わった際には所定周波数の電流がア
ンテナ17に供給されて呼び掛け信号23が地中のトラ
ンスポンダ2に向かって発せられ、そして受信回路18
側に切り替わった際には、トランスポンダ2側から発せ
られた応答信号24が受信回路18に入力され、FM変
調された信号から情報に対応するコードが解読されて、
トランスポンダ2の記憶回路9に予め記憶されている情
報、即ち、少なくとも「近傍に埋設管が存在する」とい
う情報を得ることができる。勿論、記憶させる情報は、
この他、特定の埋設管等の維持管理に必要な情報(企業
者、埋設座標、管種、口径、埋設年度等)を付加するこ
ともできる。
【0015】このように送受信装置6により、トランス
ポンダ2からの応答信号を受信して、埋設管等が掘削刃
の近傍に存在することを検出することができ、この検出
信号によりオペレータに警報を発したり、直接に掘削機
械4を制御して掘削動作を停止させる等の損傷防止動作
を行うことができる。
【0016】
【発明の効果】本発明は以上のとおりであるので、次の
ような効果がある。 掘削工事に際して、従来のパイプロケーターのよう
に土質等の影響を受けることなく、地中埋設物を確実に
検出することができ、従って掘削刃による地中埋設物の
損傷を確実に防止することができる。 未照会工事を発見するためのパトロールをなくした
り、あるいは頻度を少なくすることが可能となり、地中
埋設物の維持管理コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成と動作例を示す概略説明図であ
る。
【図2】本発明を適用するトランスポンダと送受信装置
の構成例を示す系統説明図である。
【図3】本発明に適用するトランスポンダの構成例を示
す断面説明図である。
【図4】本発明における呼び掛け信号及び応答信号のタ
イミング例を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 埋設管 2 トランスポンダ 3 地面 4 掘削機械 5 バケット(掘削刃) 6 送受信装置 7、17 アンテナ 8 電源回路 9 記憶回路 10 制御回路 11、20 フェライト棒 12、21 アンテナコイル 13、22 コンデンサ 14 チップ 15 防水容器 16 発振器 18 受信回路 23 呼び掛け信号 24 応答信号
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02F 9/24 F17D 5/06 H04B 1/59

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の周波数の電磁波による呼び掛け信
    号を受信し、動作電力を生成して、予め記憶している情
    報を応答信号として送信するトランスポンダを、地中埋
    設物に固定して埋設し、トランスポンダには少なくとも
    地中埋設物の存在情報を記憶すると共に、掘削機械の掘
    削刃の先端に送受信装置を設置し、掘削に際して送受信
    装置により呼び掛け信号を発し、トランスポンダの応答
    信号を受信することにより、掘削機械において地中埋設
    物の存在を検出して損傷防止動作を行うことを特徴とす
    る掘削における地中埋設物の損傷防止方法
  2. 【請求項2】 請求項1の地中埋設物は埋設管とし、ト
    ランスポンダは埋設管に沿って適宜距離毎に設置するこ
    とを特徴とする掘削における地中埋設物の損傷防止方法
  3. 【請求項3】 請求項1のトランスポンダは、アンテナ
    と、アンテナによる受信信号から動作電力を生成する電
    源回路と、情報の記憶回路と、これらの回路によりトラ
    ンスポンダ動作を行う制御回路を、防水容器内に格納し
    た構成としたことを特徴とする掘削における地中埋設物
    の損傷防止方法
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