JP2927316B2 - 長尺部材断面形状の測定方法と装置 - Google Patents
長尺部材断面形状の測定方法と装置Info
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- JP2927316B2 JP2927316B2 JP4213823A JP21382392A JP2927316B2 JP 2927316 B2 JP2927316 B2 JP 2927316B2 JP 4213823 A JP4213823 A JP 4213823A JP 21382392 A JP21382392 A JP 21382392A JP 2927316 B2 JP2927316 B2 JP 2927316B2
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- Japan
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- sectional shape
- section
- shaft hole
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- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は線材、棒材、管材などの
長尺部材断面形状の測定方法に関する。
長尺部材断面形状の測定方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】図３に例示するような長尺部材の断面形
状を測定する場合、従来長尺部材を長さ方向に対して直
角に切断し、切断面に生じたバリを除去した後、切断面
を研磨仕上げし、投影機によりその輪郭を走査する方法
が採用されていた。
状を測定する場合、従来長尺部材を長さ方向に対して直
角に切断し、切断面に生じたバリを除去した後、切断面
を研磨仕上げし、投影機によりその輪郭を走査する方法
が採用されていた。
【０００３】また、長尺部材（１）が細い場合には、長
尺部材を軸線方向に樹脂や鉛等に埋め込んで固定し、そ
の長手方向に対して垂直な断面に沿って切断して測定の
ための試料を作成していた。
尺部材を軸線方向に樹脂や鉛等に埋め込んで固定し、そ
の長手方向に対して垂直な断面に沿って切断して測定の
ための試料を作成していた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記断面形状の測定方
法では、長尺部材（１）の切断や樹脂または鉛内への埋
め込み、あるいは測定対象断面の研磨加工等に手間と時
間を要するため、処理能率が悪いだけではなく、製造工
程でのオンライン測定が不可能であると言う欠点が認め
られた。また、試料の作成には可成りの熟練度が要求さ
れるため、検査工程の省略化が阻害されていた。更に、
投影機による目視観測で断面形状を測定しているため、
測定者毎に個人差による誤差も多く、測定結果を得るの
に長時間を要するなどの問題があった。
法では、長尺部材（１）の切断や樹脂または鉛内への埋
め込み、あるいは測定対象断面の研磨加工等に手間と時
間を要するため、処理能率が悪いだけではなく、製造工
程でのオンライン測定が不可能であると言う欠点が認め
られた。また、試料の作成には可成りの熟練度が要求さ
れるため、検査工程の省略化が阻害されていた。更に、
投影機による目視観測で断面形状を測定しているため、
測定者毎に個人差による誤差も多く、測定結果を得るの
に長時間を要するなどの問題があった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題の解決手段とし
て本発明は、線材、棒材もしくは管材などの長尺部材の
軸線に対して直交して配設され、サーボモータにて水平
および垂直方向に移動可能なＸＹテーブルにサーボアク
チュエータを支持し、上記サーボアクチュエータに設け
られた軸穴内に線材、棒材もしくは管材などの長尺部材
を送り支持手段で支持しつつ挿通し、上記サーボモータ
にて上記ＸＹテーブルを水平および垂直方向に移動させ
て上記長尺部材の横断面の中心を上記軸穴の中心と一致
させ、上記サーボアクチュエータの回転子に取付けた変
位センサを上記長尺部材の全周に回動させて当該長尺部
材断面形状を計測することを特徴とする長尺部材断面形
状の測定方法を提供するものである。
て本発明は、線材、棒材もしくは管材などの長尺部材の
軸線に対して直交して配設され、サーボモータにて水平
および垂直方向に移動可能なＸＹテーブルにサーボアク
チュエータを支持し、上記サーボアクチュエータに設け
られた軸穴内に線材、棒材もしくは管材などの長尺部材
を送り支持手段で支持しつつ挿通し、上記サーボモータ
にて上記ＸＹテーブルを水平および垂直方向に移動させ
て上記長尺部材の横断面の中心を上記軸穴の中心と一致
させ、上記サーボアクチュエータの回転子に取付けた変
位センサを上記長尺部材の全周に回動させて当該長尺部
材断面形状を計測することを特徴とする長尺部材断面形
状の測定方法を提供するものである。
【０００６】
【作用】サーボアクチュエータの軸穴内に前工程から供
給された長尺部材を挿通し、ＸＹテーブルを起動して上
記長尺部材の横断面の中心をサーボアクチュエータの軸
穴の中心とを一致させる。
給された長尺部材を挿通し、ＸＹテーブルを起動して上
記長尺部材の横断面の中心をサーボアクチュエータの軸
穴の中心とを一致させる。
【０００７】この状態でＺ軸スライド装置を起動し、サ
ーボアクチュエータの回転子の端面部分に取付けられた
変位センサと長尺部材の測定対象面との位置を一致させ
る。最後に、回転子毎上記変位センサを長尺部材の周り
に回転させ、長尺部材断面形状を非接触状態で測定す
る。
ーボアクチュエータの回転子の端面部分に取付けられた
変位センサと長尺部材の測定対象面との位置を一致させ
る。最後に、回転子毎上記変位センサを長尺部材の周り
に回転させ、長尺部材断面形状を非接触状態で測定す
る。
【０００８】
【実施例】以下、添付の図１および図２を参照しながら
本発明の一具体例を説明する。
本発明の一具体例を説明する。
【０００９】長尺部材の断面形状の測定装置（１０）
は、図１に示すように、軸心部に長尺部材（１）の挿通
用軸穴（４）を形成し、支持プレート（１２）の表面に
露呈している回転子（３）の端面に非接触型の変位セン
サ（６）を取付けたサーボアクチュエータ（２）と、こ
のサーボアクチュエータ（２）および変位センサ（６）
を長尺部材（１）の軸線（Ｏ）に対して直交するＸＹ平
面内に支持し水平方向および垂直方向に移動させるＸＹ
テーブル（５）と、上面に長尺部材（１）の送り支持手
段として支持ブラケット（９）（９）を装着し、上記Ｘ
Ｙテーブル（５）を長尺部材（１）の軸線方向、即ち、
Ｚ軸方向に移動させるガイドレール（８）付きのＺ軸ス
ライド装置（７）とによって構成されている。変位セン
サ（６）には、断面形状の測定結果を図示しないコンピ
ュータに送出するための信号ケーブル（１１）が接続さ
れている。図１に示す具体例で、送り支持手段は上端に
長尺部材（１）のスライド支持溝（１３）を形成した直
立型の支持ブラケット（９）（９）から形成されている
が、送り支持手段は長尺部材（１）に送りと一時停止動
作を発生せ得るものであればこれに限定されるものでは
なく、上記の直立型支持ブラケットの代わりに例えばロ
ール方式の送り支持手段を使用することも可能である。
は、図１に示すように、軸心部に長尺部材（１）の挿通
用軸穴（４）を形成し、支持プレート（１２）の表面に
露呈している回転子（３）の端面に非接触型の変位セン
サ（６）を取付けたサーボアクチュエータ（２）と、こ
のサーボアクチュエータ（２）および変位センサ（６）
を長尺部材（１）の軸線（Ｏ）に対して直交するＸＹ平
面内に支持し水平方向および垂直方向に移動させるＸＹ
テーブル（５）と、上面に長尺部材（１）の送り支持手
段として支持ブラケット（９）（９）を装着し、上記Ｘ
Ｙテーブル（５）を長尺部材（１）の軸線方向、即ち、
Ｚ軸方向に移動させるガイドレール（８）付きのＺ軸ス
ライド装置（７）とによって構成されている。変位セン
サ（６）には、断面形状の測定結果を図示しないコンピ
ュータに送出するための信号ケーブル（１１）が接続さ
れている。図１に示す具体例で、送り支持手段は上端に
長尺部材（１）のスライド支持溝（１３）を形成した直
立型の支持ブラケット（９）（９）から形成されている
が、送り支持手段は長尺部材（１）に送りと一時停止動
作を発生せ得るものであればこれに限定されるものでは
なく、上記の直立型支持ブラケットの代わりに例えばロ
ール方式の送り支持手段を使用することも可能である。
【００１０】以下、本発明装置（１０）による長尺部材
（１）の断面形状の測定方法を説明する。
（１）の断面形状の測定方法を説明する。
【００１１】サーボアクチュエータ（２）の軸穴（４）
内に前工程から供給された長尺部材（１）を挿通し、そ
の両端を支持ブラケット（９）（９）で支持した後、Ｘ
Ｙテーブル（５）のサーボモータを起動してサーボアク
チュエータ（２）を支持プレート（１２）毎Ｘ軸および
Ｙ軸方向に移動させる。これによって図２に示すように
長尺部材（１）の横断面の中心（Ｏ）を上記軸穴（４）
の中心と一致させる。この状態でＺ軸スライド装置
（７）を起動し、ＸＹテーブル（５）を長尺部材（１）
の軸線方向、即ち、Ｚ軸方向に移動させ、サーボアクチ
ュエータ（２）の回転子（３）に取付けられている変位
センサ（６）と長尺部材（１）の測定面との位置を一致
させる。この状態で長尺部材（１）の送りを一旦停止さ
せ、図２に示すように回転子（３）毎変位センサ（６）
を長尺部材材（１）の周りに回転させ、この長尺部材
（１）の断面形状を非接触状態でオンライン測定する。
上記変位センサ（６）の回転は、長尺部材（１）の全周
に亘って行なわれるが、回転時に信号ケーブル（１１）
の交絡を防止するため、経路（Ｒ）に沿って時計方向に
180゜回転した後、反時計方向に180゜回転して原点
（Ｓ）に復帰し、次いで、経路（Ｌ）に沿って反時計方
向に180゜回転した後、時計方向に180゜回転して原点
（Ｓ）に復帰する２分割方式で実施する場合が一般的で
ある。しかしながら、信号ケーブル（１１）を使用しな
い場合、または信号ケーブル（１１）の交絡防止手段を
併用する場合には、変位センサ（６）を時計方向または
反時計方向に360゜回転させて測定する方式も採用する
ことができる。
内に前工程から供給された長尺部材（１）を挿通し、そ
の両端を支持ブラケット（９）（９）で支持した後、Ｘ
Ｙテーブル（５）のサーボモータを起動してサーボアク
チュエータ（２）を支持プレート（１２）毎Ｘ軸および
Ｙ軸方向に移動させる。これによって図２に示すように
長尺部材（１）の横断面の中心（Ｏ）を上記軸穴（４）
の中心と一致させる。この状態でＺ軸スライド装置
（７）を起動し、ＸＹテーブル（５）を長尺部材（１）
の軸線方向、即ち、Ｚ軸方向に移動させ、サーボアクチ
ュエータ（２）の回転子（３）に取付けられている変位
センサ（６）と長尺部材（１）の測定面との位置を一致
させる。この状態で長尺部材（１）の送りを一旦停止さ
せ、図２に示すように回転子（３）毎変位センサ（６）
を長尺部材材（１）の周りに回転させ、この長尺部材
（１）の断面形状を非接触状態でオンライン測定する。
上記変位センサ（６）の回転は、長尺部材（１）の全周
に亘って行なわれるが、回転時に信号ケーブル（１１）
の交絡を防止するため、経路（Ｒ）に沿って時計方向に
180゜回転した後、反時計方向に180゜回転して原点
（Ｓ）に復帰し、次いで、経路（Ｌ）に沿って反時計方
向に180゜回転した後、時計方向に180゜回転して原点
（Ｓ）に復帰する２分割方式で実施する場合が一般的で
ある。しかしながら、信号ケーブル（１１）を使用しな
い場合、または信号ケーブル（１１）の交絡防止手段を
併用する場合には、変位センサ（６）を時計方向または
反時計方向に360゜回転させて測定する方式も採用する
ことができる。
【００１２】また、上記実施例では、測定精度を高める
ため、位置決め動作終了後、長尺部材（１）の送りを一
旦停止して断面形状を測定する方式について述べたが、
別法として、インデックスを高めるため、長尺部材
（１）の送りを停止させずに断面形状を測定することも
可能である。
ため、位置決め動作終了後、長尺部材（１）の送りを一
旦停止して断面形状を測定する方式について述べたが、
別法として、インデックスを高めるため、長尺部材
（１）の送りを停止させずに断面形状を測定することも
可能である。
【００１３】
【発明の効果】本発明によれば、長尺部材の送りを中断
することなく、非接触のオンライン方式で断面形状を測
定することができる。従って、測定のために必要とされ
ていた長尺部材の切断、樹脂内への埋め込み、表面研磨
等の試料作成工程が不要になり、測定精度とインデック
スが向上するだけでなく、省力化も大幅に促進される。
することなく、非接触のオンライン方式で断面形状を測
定することができる。従って、測定のために必要とされ
ていた長尺部材の切断、樹脂内への埋め込み、表面研磨
等の試料作成工程が不要になり、測定精度とインデック
スが向上するだけでなく、省力化も大幅に促進される。
【図１】本発明装置の全体構造を例示する斜視図
【図２】本発明装置要部の正面図
【図３】長尺部材の断面形状を例示する斜視図
１ 長尺部材 ２ サーボアクチュエータ ３ 回転子 ４ 軸穴 ５ ＸＹテーブル ６ 変位センサ ７ Ｚ軸スライド装置 ９ 送り支持手段 １０ オンライン測定装置
Claims (1)
- 【請求項１】 線材、棒材もしくは管材などの長尺部材
の軸線に対して直交して配設され、サーボモータにて水
平および垂直方向に移動可能なＸＹテーブルにサーボア
クチュエータを支持し、上記サーボアクチュエータに設
けられた軸穴内に線材、棒材もしくは管材などの長尺部
材を送り支持手段で支持しつつ挿通し、上記サーボモー
タにて上記ＸＹテーブルを水平および垂直方向に移動さ
せて上記長尺部材の横断面の中心を上記軸穴の中心と一
致させ、上記サーボアクチュエータの回転子に取付けた
変位センサを上記長尺部材の全周に回動させて当該長尺
部材断面形状を計測することを特徴とする長尺部材断面
形状の測定方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4213823A JP2927316B2 (ja) | 1992-08-11 | 1992-08-11 | 長尺部材断面形状の測定方法と装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4213823A JP2927316B2 (ja) | 1992-08-11 | 1992-08-11 | 長尺部材断面形状の測定方法と装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0658752A JPH0658752A (ja) | 1994-03-04 |
| JP2927316B2 true JP2927316B2 (ja) | 1999-07-28 |
Family
ID=16645622
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4213823A Expired - Lifetime JP2927316B2 (ja) | 1992-08-11 | 1992-08-11 | 長尺部材断面形状の測定方法と装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2927316B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5312638A (en) * | 1976-07-22 | 1978-02-04 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Measuring method for shape of circulr-section material |
| JPH045510A (ja) * | 1990-04-23 | 1992-01-09 | Tokyo Seimitsu Co Ltd | 計測機 |
| JPH04148818A (ja) * | 1990-10-12 | 1992-05-21 | Sumitomo Metal Ind Ltd | ロール摩耗量測定方法およびその装置 |
-
1992
- 1992-08-11 JP JP4213823A patent/JP2927316B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0658752A (ja) | 1994-03-04 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990330 |