JP2927055B2 - 制御チャンネル捕捉方法とその回路 - Google Patents
制御チャンネル捕捉方法とその回路Info
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- JP2927055B2 JP2927055B2 JP3171527A JP17152791A JP2927055B2 JP 2927055 B2 JP2927055 B2 JP 2927055B2 JP 3171527 A JP3171527 A JP 3171527A JP 17152791 A JP17152791 A JP 17152791A JP 2927055 B2 JP2927055 B2 JP 2927055B2
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- JP
- Japan
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- channel
- electric field
- detection signal
- fsk
- circuit
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-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W48/00—Access restriction; Network selection; Access point selection
- H04W48/16—Discovering, processing access restriction or access information
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Security & Cryptography (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は制御チャンネル捕捉方法
とその回路に関し、特に自動車電話等のマルチチャンネ
ルアクセスを行なう移動通信用の制御チャンネル捕捉方
法とその回路に関する。
とその回路に関し、特に自動車電話等のマルチチャンネ
ルアクセスを行なう移動通信用の制御チャンネル捕捉方
法とその回路に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の無線チャンネルを選択使用するい
わゆるマルチチャンネルアクセスを行なう移動通信方式
の例として、自動車電話システムがあげられる。
わゆるマルチチャンネルアクセスを行なう移動通信方式
の例として、自動車電話システムがあげられる。
【0003】自動車電話システムには、北欧4か国の自
動車電話方式であるNMTシステム等のように制御チャ
ンネルと通話チャンネルとを区別しないで使用する方式
と、我国のNTT方式や米国のAMPS方式等のように
制御チャンネルと通話チャンネルとを区別して使用する
方式とがある。
動車電話方式であるNMTシステム等のように制御チャ
ンネルと通話チャンネルとを区別しないで使用する方式
と、我国のNTT方式や米国のAMPS方式等のように
制御チャンネルと通話チャンネルとを区別して使用する
方式とがある。
【0004】AMPS方式等の場合には、予め制御チャ
ンネルと通話チャンネルとを区別して使用するので、移
動端末は、入力信号チャンネルが制御チャンネルである
のか通話チャンネルであるのかの判断をする必要がなく
チャンネルスキャンを行なうことができる。したがっ
て、最強の電界の制御チャンネルを最適チャンネルとし
て捕捉するようなチャンネルスキャン方法が用いられ、
その捕捉した制御チャンネルが使用可能か否かを受信デ
ータの内容により判断している。
ンネルと通話チャンネルとを区別して使用するので、移
動端末は、入力信号チャンネルが制御チャンネルである
のか通話チャンネルであるのかの判断をする必要がなく
チャンネルスキャンを行なうことができる。したがっ
て、最強の電界の制御チャンネルを最適チャンネルとし
て捕捉するようなチャンネルスキャン方法が用いられ、
その捕捉した制御チャンネルが使用可能か否かを受信デ
ータの内容により判断している。
【0005】これに対して、NMTシステム等の場合に
は、制御チャンネルと通話チャンネルとの区別がないの
で、移動端末は、入力信号チャンネルが制御チャンネル
であるのか通話チャンネルであるのかの判断をする必要
がある。AMPS方式等のように、最強の電界の制御チ
ャンネルを最適チャンネルとして捕捉するようなチャン
ネルスキャン方法ではこの判断は不可能である。周知の
ように、NMTシステムの場合には、使用している制御
チャンネルに、常時、制御データをサブキャリアファー
ストFSK変調したキャリア成分が存在しており、この
キャリア成分を検出して制御チャンネルを捕捉してい
る。
は、制御チャンネルと通話チャンネルとの区別がないの
で、移動端末は、入力信号チャンネルが制御チャンネル
であるのか通話チャンネルであるのかの判断をする必要
がある。AMPS方式等のように、最強の電界の制御チ
ャンネルを最適チャンネルとして捕捉するようなチャン
ネルスキャン方法ではこの判断は不可能である。周知の
ように、NMTシステムの場合には、使用している制御
チャンネルに、常時、制御データをサブキャリアファー
ストFSK変調したキャリア成分が存在しており、この
キャリア成分を検出して制御チャンネルを捕捉してい
る。
【0006】従来のこの種の制御チャンネル捕捉回路
は、図2に示すように、送信および受信にアンテナを共
用するための送受分波器1と、ミキサIFBPF部6と
IF増幅部7と周波数弁別器8とを有する受信部2と、
送信部3と、周波数シンセサイザ部4と、制御部5と、
ファーストFSKキャリア検出部9とを備えて構成され
ていた。
は、図2に示すように、送信および受信にアンテナを共
用するための送受分波器1と、ミキサIFBPF部6と
IF増幅部7と周波数弁別器8とを有する受信部2と、
送信部3と、周波数シンセサイザ部4と、制御部5と、
ファーストFSKキャリア検出部9とを備えて構成され
ていた。
【0007】次に、従来の制御チャンネル捕捉方法とそ
の回路の動作について説明する。
の回路の動作について説明する。
【0008】アンテナおよび送受分波器1を介して受信
部2のミキサIFBPF部6に入力した受信信号は、I
F増幅部7により増幅され、周波数弁別器8により復調
される。周波数弁別器8により復調された信号Dは、制
御部5と、ファーストFSKキャリア検出部9とに入力
される。ファーストFSKキャリア検出部9は、制御デ
ータをサブキャリアファーストFSK変調した信号から
キャリア成分を検出しファーストFSKキャリア検出信
号Fを出力する回路である。制御部5は、周波数シンセ
サイザ4を制御してチャンネルを順次切替え、ファース
トFSKキャリア検出部9から送られてくるファースト
FSKキャリア検出信号Fによりチャンネル切替えを停
止する。
部2のミキサIFBPF部6に入力した受信信号は、I
F増幅部7により増幅され、周波数弁別器8により復調
される。周波数弁別器8により復調された信号Dは、制
御部5と、ファーストFSKキャリア検出部9とに入力
される。ファーストFSKキャリア検出部9は、制御デ
ータをサブキャリアファーストFSK変調した信号から
キャリア成分を検出しファーストFSKキャリア検出信
号Fを出力する回路である。制御部5は、周波数シンセ
サイザ4を制御してチャンネルを順次切替え、ファース
トFSKキャリア検出部9から送られてくるファースト
FSKキャリア検出信号Fによりチャンネル切替えを停
止する。
【0009】次に、制御部5は、周波数弁別器8から出
力される復調信号Dから、チャンネル切替えを停止した
チャンネルのファーストFSK変調された制御データを
解読し、そのチャンネルが制御チャンネルであるか否か
を判定するというものであった。
力される復調信号Dから、チャンネル切替えを停止した
チャンネルのファーストFSK変調された制御データを
解読し、そのチャンネルが制御チャンネルであるか否か
を判定するというものであった。
【0010】この方式では、割当られている周波数チャ
ンネルの全部が制御チャンネルあるいは通話チャンネル
として常時使用されているならば、制御チャンネルでは
ファーストFSKキャリアが、また、通話チャンネルで
は音声信号が必ず存在するので、確実にかつ高速でチャ
ンネル切替えを実行できる。
ンネルの全部が制御チャンネルあるいは通話チャンネル
として常時使用されているならば、制御チャンネルでは
ファーストFSKキャリアが、また、通話チャンネルで
は音声信号が必ず存在するので、確実にかつ高速でチャ
ンネル切替えを実行できる。
【0011】しかし、自動車電話システムでは、周波数
の利用効率を向上するために、広い範囲にわたるサービ
スエリアをいくつかのセル(ゾーン)に分割し、おのお
のに基地局を配置するセルラー方式を採用している。そ
のため、割当られている周波数チャンネルの全部を1つ
のセルで使用してしまう確率は極めて低くまずあり得な
い。特に呼量が少ない場合には、空チャンネルが増加す
る。したがって、移動端末は、これらの無電界のチャン
ネル、すなわち、空チャンネルを数多くスキャンするこ
とになる。
の利用効率を向上するために、広い範囲にわたるサービ
スエリアをいくつかのセル(ゾーン)に分割し、おのお
のに基地局を配置するセルラー方式を採用している。そ
のため、割当られている周波数チャンネルの全部を1つ
のセルで使用してしまう確率は極めて低くまずあり得な
い。特に呼量が少ない場合には、空チャンネルが増加す
る。したがって、移動端末は、これらの無電界のチャン
ネル、すなわち、空チャンネルを数多くスキャンするこ
とになる。
【0012】受信機がこれらの空チャンネルに同調した
場合には、受信部2のAGC(図では省略)によりIF
増幅部7の利得が最大になり熱雑音が増幅され、したが
って、周波数弁別器8の出力にはあらゆる周波数の復調
されたノイズ成分が増加する。すると、ファーストFS
Kキャリア検出部9は、ファーストFSKキャリアと同
一の周波数のノイズ成分をファーストFSKキャリアと
誤検出してファーストFSKキャリア検出信号を出力
し、その結果制御部5は、チャンネル切替えを停止す
る。ここで、停止したチャンネルのノイズによるデータ
を解読することにより制御チャンネルのデータでないこ
とが始めて判断できるので、改めてチャンネル切替え動
作を再開するというものであった。
場合には、受信部2のAGC(図では省略)によりIF
増幅部7の利得が最大になり熱雑音が増幅され、したが
って、周波数弁別器8の出力にはあらゆる周波数の復調
されたノイズ成分が増加する。すると、ファーストFS
Kキャリア検出部9は、ファーストFSKキャリアと同
一の周波数のノイズ成分をファーストFSKキャリアと
誤検出してファーストFSKキャリア検出信号を出力
し、その結果制御部5は、チャンネル切替えを停止す
る。ここで、停止したチャンネルのノイズによるデータ
を解読することにより制御チャンネルのデータでないこ
とが始めて判断できるので、改めてチャンネル切替え動
作を再開するというものであった。
【0013】通常、ファーストFSKキャリアの検出時
間は20mS以内であるが、制御チャンネルのデータ解
読時間は120mS以上要し、したがって、以上のよう
に、空チャンネルを一々データ解読しながらチャンネル
スキャンを実行すると通常の6倍以上かかることにな
る。したがって、電源投入から制御チャンネル捕捉して
通話サービスを受けられる状態になるまでの時間が長く
かかるというものであった。
間は20mS以内であるが、制御チャンネルのデータ解
読時間は120mS以上要し、したがって、以上のよう
に、空チャンネルを一々データ解読しながらチャンネル
スキャンを実行すると通常の6倍以上かかることにな
る。したがって、電源投入から制御チャンネル捕捉して
通話サービスを受けられる状態になるまでの時間が長く
かかるというものであった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の制御チ
ャンネル捕捉方法とその回路は、空チャンネルを一々デ
ータ解読しながらチャンネルスキャンを実行するため、
チャンネル切替え時間が増大し、電源投入から制御チャ
ンネル捕捉して通話サービスを受けられる状態になるま
での時間が長くかかるという欠点があった。
ャンネル捕捉方法とその回路は、空チャンネルを一々デ
ータ解読しながらチャンネルスキャンを実行するため、
チャンネル切替え時間が増大し、電源投入から制御チャ
ンネル捕捉して通話サービスを受けられる状態になるま
での時間が長くかかるという欠点があった。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の制御チャンネル
捕捉方法は、サブキャリアファーストFSKにより変調
された制御チャンネルと通話チャンネルとを区別せずに
複数のチャンネルの切替え制御を行なう移動通信用の制
御チャンネル捕捉方法において、前記複数のチャンネル
の任意の1チャンネルである第一のチャンネルに同調し
て受信し、前記第一のチャンネルの電界強度を検出して
この電界強度が予め定めたレベルに達していれば電界検
出信号を出力し、前記第一のチャンネルの前記サブキャ
リアファーストFSKのキャリア成分の存在を検出して
ファーストFSKキャリア検出信号を出力し、前記電界
検出信号と前記ファーストFSKキャリア検出信号との
両方とも出力されないかあるいはいずれか一方のみが出
力されている場合は前記第一のチャンネルから次のチャ
ンネルである第二のチャンネルに順次チャンネル切替え
を行ない、前記電界検出信号と前記ファーストFSKキ
ャリア検出信号との両方が出力される場合には前記第一
のチャンネルに設定するようチャンネル切替えを停止す
ることを特徴とするものである。
捕捉方法は、サブキャリアファーストFSKにより変調
された制御チャンネルと通話チャンネルとを区別せずに
複数のチャンネルの切替え制御を行なう移動通信用の制
御チャンネル捕捉方法において、前記複数のチャンネル
の任意の1チャンネルである第一のチャンネルに同調し
て受信し、前記第一のチャンネルの電界強度を検出して
この電界強度が予め定めたレベルに達していれば電界検
出信号を出力し、前記第一のチャンネルの前記サブキャ
リアファーストFSKのキャリア成分の存在を検出して
ファーストFSKキャリア検出信号を出力し、前記電界
検出信号と前記ファーストFSKキャリア検出信号との
両方とも出力されないかあるいはいずれか一方のみが出
力されている場合は前記第一のチャンネルから次のチャ
ンネルである第二のチャンネルに順次チャンネル切替え
を行ない、前記電界検出信号と前記ファーストFSKキ
ャリア検出信号との両方が出力される場合には前記第一
のチャンネルに設定するようチャンネル切替えを停止す
ることを特徴とするものである。
【0016】また、第2の発明の制御チャンネル捕捉回
路は、サブキャリアファーストFSKにより変調された
制御チャンネルと通話チャンネルとを区別せずに複数の
チャンネルの切替え制御を行なう移動通信用の制御チャ
ンネル捕捉回路において、前記複数のチャンネルの任意
の1チャンネルである第一のチャンネルに同調可能な受
信部と、前記受信部により受信した前記第一のチャンネ
ルの電界強度を検出しこの電界強度が予め定めたレベル
に達していれば電界検出信号を出力する電界強度検出回
路と、前記受信部により受信した前記第一のチャンネル
の前記サブキャリアファーストFSKのキャリア成分の
存在を検出しファーストFSKキャリア検出信号を出力
するファーストFSKキャリア検出回路と、前記電界検
出信号と前記ファーストFSKキャリア検出信号との論
理積演算を行なうアンド回路とを備えることにより構成
されている。
路は、サブキャリアファーストFSKにより変調された
制御チャンネルと通話チャンネルとを区別せずに複数の
チャンネルの切替え制御を行なう移動通信用の制御チャ
ンネル捕捉回路において、前記複数のチャンネルの任意
の1チャンネルである第一のチャンネルに同調可能な受
信部と、前記受信部により受信した前記第一のチャンネ
ルの電界強度を検出しこの電界強度が予め定めたレベル
に達していれば電界検出信号を出力する電界強度検出回
路と、前記受信部により受信した前記第一のチャンネル
の前記サブキャリアファーストFSKのキャリア成分の
存在を検出しファーストFSKキャリア検出信号を出力
するファーストFSKキャリア検出回路と、前記電界検
出信号と前記ファーストFSKキャリア検出信号との論
理積演算を行なうアンド回路とを備えることにより構成
されている。
【0017】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【0018】図1は、本発明の制御チャンネル捕捉回路
の一実施例を示すブロック図である。
の一実施例を示すブロック図である。
【0019】本実施例の制御チャンネル捕捉回路は、前
述のNMTシステムの自動車電話に用いるものであり、
図1に示すように、従来例と同様の送受分波器1と、ミ
キサIFBPF部6とリミッタおよび受信信号強度(R
SSI)検出回路71を内蔵しているIF増幅部7と周
波数弁別器8とを有する受信部2と、送信部3と、周波
数シンセサイザ部4と、制御部5と、ファーストFSK
キャリア検出部9とに加えて、コンパレータ部10と、
アンド回路A1とを備えて構成されている。
述のNMTシステムの自動車電話に用いるものであり、
図1に示すように、従来例と同様の送受分波器1と、ミ
キサIFBPF部6とリミッタおよび受信信号強度(R
SSI)検出回路71を内蔵しているIF増幅部7と周
波数弁別器8とを有する受信部2と、送信部3と、周波
数シンセサイザ部4と、制御部5と、ファーストFSK
キャリア検出部9とに加えて、コンパレータ部10と、
アンド回路A1とを備えて構成されている。
【0020】次に、本実施例の動作について説明する。
【0021】アンテナおよび送受分波器1を介して受信
部2のミキサIFBPF部6に入力した受信信号は、I
F増幅部7により増幅され、周波数弁別器8により復調
される。周波数弁別器8により復調された信号Dは、制
御部5と、ファーストFSKキャリア検出部9とに入力
される。ファーストFSKキャリア検出部9は、NMT
システムで用いられている1200ボーのファーストF
SKキャリア成分を検出し、これを検出したとき、20
mS以内に″H″レベルのファーストFSKキャリア検
出信号Fを出力する。
部2のミキサIFBPF部6に入力した受信信号は、I
F増幅部7により増幅され、周波数弁別器8により復調
される。周波数弁別器8により復調された信号Dは、制
御部5と、ファーストFSKキャリア検出部9とに入力
される。ファーストFSKキャリア検出部9は、NMT
システムで用いられている1200ボーのファーストF
SKキャリア成分を検出し、これを検出したとき、20
mS以内に″H″レベルのファーストFSKキャリア検
出信号Fを出力する。
【0022】一方、IF増幅部7は、内蔵しているRS
SI検出回路71により受信信号のレベルに比例したR
SSIレベル信号Sをコンパレータ部10に出力する。
RSSI検出回路71は、内蔵されたリミッタ回路に入
力する前のIF増幅部7の出力を検波し、受信信号レベ
ルに比例した出力電圧を発生する周知の回路である。コ
ンパレータ部10は、RSSIレベル信号Sを予め設定
した基準レベルRと比較し、基準レベルRより大きい場
合には、20mS以内に″H″レベルの電界検出信号R
Sを出力する。この電界検出信号RSと、ファーストF
SKキャリア検出信号Fとは、アンド回路A1に入力さ
れ、RS,Fの両者が″H″レベルである場合には、″
H″レベルの制御信号Cを出力する。制御部5は、周波
数シンセサイザ4を制御してチャンネルを順次切替え、
アンド回路A1からの制御信号Cによりチャンネル切替
えを停止する。
SI検出回路71により受信信号のレベルに比例したR
SSIレベル信号Sをコンパレータ部10に出力する。
RSSI検出回路71は、内蔵されたリミッタ回路に入
力する前のIF増幅部7の出力を検波し、受信信号レベ
ルに比例した出力電圧を発生する周知の回路である。コ
ンパレータ部10は、RSSIレベル信号Sを予め設定
した基準レベルRと比較し、基準レベルRより大きい場
合には、20mS以内に″H″レベルの電界検出信号R
Sを出力する。この電界検出信号RSと、ファーストF
SKキャリア検出信号Fとは、アンド回路A1に入力さ
れ、RS,Fの両者が″H″レベルである場合には、″
H″レベルの制御信号Cを出力する。制御部5は、周波
数シンセサイザ4を制御してチャンネルを順次切替え、
アンド回路A1からの制御信号Cによりチャンネル切替
えを停止する。
【0023】次に、制御部5は、周波数弁別器8から出
力される復調信号Dから、チャンネル切替えを停止した
チャンネルのファーストFSK変調された制御データを
解読し、そのチャンネルが制御チャンネルであるか否か
を判定する。
力される復調信号Dから、チャンネル切替えを停止した
チャンネルのファーストFSK変調された制御データを
解読し、そのチャンネルが制御チャンネルであるか否か
を判定する。
【0024】次に、受信機が空チャンネルに同調した場
合には、IF増幅部7のRSSI検出回路71からのR
SSIレベル信号Sが零となるため、当然基準レベルR
より低くなりコンパレータ部10の出力RSが″L″レ
ベルとなる。したがって、ノイズによりファーストFS
Kキャリア検出信号Fが″H″レベルであっても、アン
ド回路A1の出力である制御信号Cは″L″レベルとな
る。したがって、制御部5は、チャンネル切替え動作に
よるチャンネルスキャンを停止することがなく、制御チ
ャンネルを確実かつ迅速に捕捉することができる。
合には、IF増幅部7のRSSI検出回路71からのR
SSIレベル信号Sが零となるため、当然基準レベルR
より低くなりコンパレータ部10の出力RSが″L″レ
ベルとなる。したがって、ノイズによりファーストFS
Kキャリア検出信号Fが″H″レベルであっても、アン
ド回路A1の出力である制御信号Cは″L″レベルとな
る。したがって、制御部5は、チャンネル切替え動作に
よるチャンネルスキャンを停止することがなく、制御チ
ャンネルを確実かつ迅速に捕捉することができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の制御チャ
ンネル捕捉方法とその回路は、複数のチャンネルの任意
の1チャンネルに同調可能な受信部と、受信したチャン
ネルの電界検出信号を出力する電界強度検出回路と、フ
ァーストFSKキャリア検出信号を出力するファースト
FSKキャリア検出回路と、電界検出信号とファースト
FSKキャリア検出信号との論理積演算を行なうアンド
回路とを備えることにより、空チャンネルに同調した場
合に、ノイズ成分をファーストFSKキャリアと誤検出
してファーストFSKキャリア検出信号を出力しても電
界検出信号が出力されないので、チャンネルスキャンを
停止することがなく制御チャンネルを確実かつ迅速に捕
捉することができるという効果を有している。
ンネル捕捉方法とその回路は、複数のチャンネルの任意
の1チャンネルに同調可能な受信部と、受信したチャン
ネルの電界検出信号を出力する電界強度検出回路と、フ
ァーストFSKキャリア検出信号を出力するファースト
FSKキャリア検出回路と、電界検出信号とファースト
FSKキャリア検出信号との論理積演算を行なうアンド
回路とを備えることにより、空チャンネルに同調した場
合に、ノイズ成分をファーストFSKキャリアと誤検出
してファーストFSKキャリア検出信号を出力しても電
界検出信号が出力されないので、チャンネルスキャンを
停止することがなく制御チャンネルを確実かつ迅速に捕
捉することができるという効果を有している。
【図1】本発明の制御チャンネル捕捉回路の一実施例を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図2】従来の制御チャンネル捕捉回路の一例を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
1 送受分波器 2 受信部 3 送信部 4 周波数シンセサイザ部 5 制御部 6 ミキサIFBPF部 7 IF増幅部 8 周波数弁別器 9 ファーストFSKキャリア検出部 10 コンパレータ部 71 RSSI検出回路 A1 アンド回路
Claims (3)
- 【請求項1】 サブキャリアファーストFSKにより変
調された制御チャンネルと通話チャンネルとを区別せず
に複数のチャンネルの切替え制御を行なう移動通信用の
制御チャンネル捕捉方法において、 前記複数のチャンネルの任意の1チャンネルである第一
のチャンネルに同調して受信し、 前記第一のチャンネルの電界強度を検出してこの電界強
度が予め定めたレベルに達していれば電界検出信号を出
力し、 前記第一のチャンネルの前記サブキャリアファーストF
SKのキャリア成分の存在を検出してファーストFSK
キャリア検出信号を出力し、 前記電界検出信号と前記ファーストFSKキャリア検出
信号との両方とも出力されないかあるいはいずれか一方
のみが出力されている場合は前記第一のチャンネルから
次のチャンネルである第二のチャンネルに順次チャンネ
ル切替えを行ない、 前記電界検出信号と前記ファーストFSKキャリア検出
信号との両方が出力される場合には前記第一のチャンネ
ルに設定するようチャンネル切替えを停止することを特
徴とする制御チャンネル捕捉方法。 - 【請求項2】 サブキャリアファーストFSKにより変
調された制御チャンネルと通話チャンネルとを区別せず
に複数のチャンネルの切替え制御を行なう移動通信用の
制御チャンネル捕捉回路において、 前記複数のチャンネルの任意の1チャンネルである第一
のチャンネルに同調可能な受信部と、 前記受信部により受信した前記第一のチャンネルの電界
強度を検出しこの電界強度が予め定めたレベルに達して
いれば電界検出信号を出力する電界強度検出回路と、 前記受信部により受信した前記第一のチャンネルの前記
サブキャリアファーストFSKのキャリア成分の存在を
検出しファーストFSKキャリア検出信号を出力するフ
ァーストFSKキャリア検出回路と、 前記電界検出信号と前記ファーストFSKキャリア検出
信号との論理積演算を行なうアンド回路とを備えること
を特徴とする制御チャンネル捕捉回路。 - 【請求項3】 前記電界強度検出回路は前記受信部の出
力を検波した受信信号強度信号を予め定めた値の基準電
圧と比較するコンパレータ回路を備えることを特徴とす
る請求項2記載の制御チャンネル捕捉回路。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3171527A JP2927055B2 (ja) | 1991-07-12 | 1991-07-12 | 制御チャンネル捕捉方法とその回路 |
EP19920306398 EP0522885B1 (en) | 1991-07-12 | 1992-07-13 | Method and arrangement of detecting control channel in mobile communications system |
DE1992622371 DE69222371T2 (de) | 1991-07-12 | 1992-07-13 | Verfahren und Einrichtung zur Erkennung eines Steuerungskanal in einem Mobil-Kommunikationssystem |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3171527A JP2927055B2 (ja) | 1991-07-12 | 1991-07-12 | 制御チャンネル捕捉方法とその回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0522223A JPH0522223A (ja) | 1993-01-29 |
JP2927055B2 true JP2927055B2 (ja) | 1999-07-28 |
Family
ID=15924780
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3171527A Expired - Lifetime JP2927055B2 (ja) | 1991-07-12 | 1991-07-12 | 制御チャンネル捕捉方法とその回路 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0522885B1 (ja) |
JP (1) | JP2927055B2 (ja) |
DE (1) | DE69222371T2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3196211B2 (ja) * | 1992-05-08 | 2001-08-06 | モトローラ・インコーポレイテッド | 無線受信機の同調を選択する方法および回路 |
US5711001A (en) * | 1992-05-08 | 1998-01-20 | Motorola, Inc. | Method and circuit for acquisition by a radio receiver |
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