JP2926536B2 - 異種tvカメラ用兼用レンズ鏡筒 - Google Patents

異種tvカメラ用兼用レンズ鏡筒

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JP2926536B2
JP2926536B2 JP6130373A JP13037394A JP2926536B2 JP 2926536 B2 JP2926536 B2 JP 2926536B2 JP 6130373 A JP6130373 A JP 6130373A JP 13037394 A JP13037394 A JP 13037394A JP 2926536 B2 JP2926536 B2 JP 2926536B2
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color
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Asahi Seimitsu KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、撮像素子の前に配置されるフィ
ルタの厚さが異なる、異種TVカメラ用レンズ鏡筒に共
通に用いられる兼用レンズ鏡筒に関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】TVカメラのボディは、
モノクロ用とカラー用がある。両カメラボディは、モノ
クロTV用、カラーTV用の受光素子自体が異なる他、
これら受光素子の前に設置するフィルタ類の屈折率や厚
さが異なっている。モノクロTV用ボディの場合には、
受光素子のカバーガラスがフィルタとして使われてお
り、その厚さは、0.8〜1.2mm程度である。一方、
カラーTV用ボディの場合には、カバーガラスの他に、
ローパスフィルタが設置されている。ローパスフィルタ
は通常、水晶複屈折板と赤外カットフィルタの積層構造
からなっていて、5〜6mmの厚さがある。そして、これ
らのフィルタ類は、カメラ側に設置されているから、モ
ノクロTV用ボディとカラーTV用ボディに内蔵されて
いるフィルタの厚さは、必然的に4〜5mm程度の差が生
じる。
【0003】この差をカバーし、共通のレンズ鏡筒(カ
ラーモノクロ兼用レンズ鏡筒)を使用可能とするため従
来、カラーTV用のボディとモノクロTV用のボディで
は、フランジバック長を異ならせている。ところが、フ
ランジバック長を異ならせて、それぞれの撮像素子上に
結像するようにしても、カラー撮像時とモノクロ撮像時
とでは、諸収差が異なってくる。この諸収差の変化は、
兼用レンズ鏡筒側で解決しなければならない。そこで従
来、諸収差のなかでもフィルタ類の厚さの相違量から変
化が多く像面性能に大きく影響する球面収差を重視し
て、その変化量が少ない光学系を設計し、モノクロTV
用ボディとカラーTV用ボディの両者のバランスを考慮
したところで妥協している。つまり、モノクロTV用ボ
ディのフィルタ類の厚さと、カラーTV用ボディのフィ
ルタ類の厚さの中間を架空のフィルタ類の厚さとしてレ
ンズ系を設計し、カラー撮像時はプラス側の球面収差、
モノクロ撮像時はマイナス側の球面収差が発生するよう
にして、使用している。
【0004】しかし、この従来の兼用レンズ鏡筒は、明
らかにレンズ固有のビジュアルベスト位置を使用するも
のではない。特に、高解像度カメラやハイビジョンテレ
ビでは、レンズの高解像力化、明るいレンズが要望され
ており、従来のカラーモノクロ兼用レンズ鏡筒の光学性
能では、像性能の要求を満たし切れなくなりつつある。
そこで、カラーTV用、モノクロTV用の専用レンズ鏡
筒の製品化が試みられ、あるいは、カラーTV用に設計
したレンズ鏡筒をモノクロTV用に使用するときには、
レンズ鏡筒の後部に、フィルタ類の厚さの差をカバーす
るフィルタを取り付けて諸収差を補正するレンズ鏡筒の
製品化が図られている。しかし、いずれも、製品数が増
加するため、メーカ側にとってはコストアップ要因とな
り、ユーザ側にとっては、使い勝手が悪いという問題が
ある。
【0005】さらに、F0.7〜F0.8程度の大口径
レンズでは、カラーTV用ボディ間のフィルタ厚のばら
つきも問題になる。すなわち、フィルタ厚の0.5mm
程度のばらつきも、結像性能に影響を与える。カラーT
V用ボディ間のフィルタ厚のばらつきは、通常、異メー
カーのカラーTV用ボディ間で生じる。
【0006】
【発明の目的】本発明は、フィルタ厚が異なる異種TV
カメラに兼用されるレンズ鏡筒についての以上の問題意
識に基づき、兼用レンズ鏡筒でありながら、カラー撮像
時、モノクロ撮像時とも、諸収差を良好に補正した状態
で撮像できる操作性に優れたレンズ鏡筒を得ることを目
的とする。
【0007】
【発明の概要】本発明は、フォーカシング手段とは別
に、光学系の位置を、モノクロTV用と少なくとも1つ
のカラーTV用の撮像素子の前のフィルタ厚に応じて変
更する切替手段を設けるという着想に基づいて完成され
たものである。
【0008】すなわち、本発明は、撮像素子の前面に置
かれたフィルタ厚が異なる、モノクロTV用と少なくと
も1つのカラーTV用のボディにそれぞれ着脱可能で、
撮像素子の撮像面に結像させる複数の構成レンズ群を有
するレンズ鏡筒であって、回動操作可能で、その回動操
作によって、フィルタ厚に応じ構成レンズ群のすべてに
よる結像位置が撮像素子の撮像面に一致するように、構
成レンズ群中の特定のレンズ群を移動させる切替環と;
回動操作可能で、その回動動作によって、フォーカス位
置を変化させるべく構成レンズ群のすべてを移動させる
フォーカス操作環と;モノクロTV用とカラーTV用の
ボディに装着したときの切替環の回動位置を指示する指
標と;を設けたことを特徴としている。
【0009】本発明は、構成レンズ群の群数、レンズ枚
数に関わりなく適用できるが、コスト的には、前後2群
または3群からなるレンズ系に適用するのが好ましい。
【0010】3群からなるレンズ系に適用する場合、フ
ォーカス操作環は、この3レンズ群全体を一体に光軸方
向に移動させるる。一方、切替環は、その第一の態様と
して、第1レンズ群と第2レンズ群を一体にして、第3
レンズ群に対して移動させる。この場合の切替環は、さ
らに具体的には、第1レンズ群と第2レンズ群を、モノ
クロTV用ボディに本レンズ鏡筒を装着したときよりカ
ラーTV用ボディに装着したときに、第3レンズ群に接
近させることにより、諸収差、特に球面収差を、カラー
撮像時、モノクロ撮像時ともに良好に補正することがで
きる。
【0011】切替環は、別の態様によると、第1レンズ
群と第2レンズ群の間隔、及び第2レンズ群と第3レン
ズ群の間隔をそれぞれ変化させる。この場合の切替環
は、より具体的には、第1レンズ群を、モノクロTV用
ボディに本レンズ鏡筒を装着したときよりカラーTV用
ボディに装着したときに、第2レンズ群に接近させ、か
つ第2レンズ群を、モノクロTV用ボディに本レンズ鏡
筒を装着したときよりカラーTV用ボディに装着したと
きに、第3レンズ群に接近させることにより、諸収差、
特に球面収差を、カラー撮像時、モノクロ撮像時ともに
良好に補正することができる。さらに、特定のレンズ系
では、第1レンズ群の第2レンズ群へ向けての移動量
を、第2レンズ群の第3レンズ群へ向けての移動量より
大きくすることが好ましいことが確認された。
【0012】2群からなるレンズ系に適用する場合、フ
ォーカス操作環は、この2レンズ群全体を一体に光軸方
向に移動させ、切替環は、第1レンズ群と第2レンズ群
を別々に、かつ所定の軌跡で移動させるものとすること
ができる。
【0013】本発明は、別の態様によると、撮像素子の
前面に置かれたフィルタ厚が異なる複数のTVカメラの
ボディにそれぞれ着脱可能な兼用レンズ鏡筒において、
回動操作可能で、その回動動作によって、フォーカス位
置を変化させるべく構成レンズ群のすべてを移動させる
フォーカス操作環と;回動操作可能で、その回動操作に
よって、フォーカス操作環の回動動作とは独立して、フ
ィルタ厚に応じ上記構成レンズ群のすべてによる結像位
置が撮像素子の撮像面に一致するように、構成レンズ群
のすべてを一体に移動させる切替環と;モノクロTV用
とカラーTV用のボディに装着したときの上記切替環の
回動位置を指示する指標と;によって構成したことを特
徴としている。
【0014】
【発明の実施例】以下図示実施例について本発明を説明
する。図1ないし図3は、本発明の第一の実施例を示
す。本実施例の兼用レンズ鏡筒は、第1レンズ群L1、
第2レンズ群L2、及び第3レンズ群L3の3群構成で
ある。第1レンズ群L1は第1レンズ枠11に、第2レ
ンズ群L2は第2レンズ枠12に、第3レンズ群L3は
第3レンズ枠13に、それぞれ固定されている。第2レ
ンズ枠12の先端は、第1レンズ枠11に螺合結合され
ていて、第2レンズ枠12と第1レンズ枠11(第1レ
ンズ群L1と第2レンズ群L2)は常時一体に移動す
る。
【0015】第3レンズ枠13は、直進継環15に螺合
結合され、直進継環15は、TVカメラのボディマウン
トに装着されるレンズマウント環16に直進移動可能に
支持されている。すなわち、レンズマウント環16に
は、径方向の直進案内突起16aが形成されており、こ
の直進案内突起16aは、直進継環15に形成した光軸
と平行な方向の直進案内溝15aに嵌まっている。
【0016】直進継環15は、レンズマウント環16に
回動自在に支持したフォーカス操作環18にねじ18a
で螺合している。そして、この直進継環15とフォーカ
ス操作環18は、板ばね20によって、常時後方(図の
右方)に移動付勢されている。つまり、環状の板ばね2
0は、レンズマウント環16のフランジ16bと、直進
継環15に固定したばね座リング21との間に挿入され
ていて、直進継環15を後方に移動付勢しており、その
結果、直進継環15に螺合しているフォーカス操作環1
8も後方に移動付勢され、レンズマウント環16に対し
て最も後退した同一の光軸方向位置において、回動操作
可能である。
【0017】第2レンズ枠12の外周には、カラー用T
Vボディとモノクロ用TVボディの切替、及び異種カラ
ー用TVボディ間の切り替えを行なう切替環24が回動
可能に、かつ光軸方向には第2レンズ枠12と一体に移
動するように嵌まっている。この切替環24は、直進継
環15の内周にねじ15bで螺合している。一方、第2
レンズ枠12には、光軸と平行な直進案内溝12aが形
成されており、この直進案内溝12aに、レンズマウン
ト環16から突出させた直進ガイドバー16cが嵌まっ
ている。よって、切替環24を回動操作すると、回転し
ない直進継環15に対する螺合位置が変わる結果、切替
環24が回転しながら光軸方向に移動する。
【0018】切替環24は、第2レンズ枠12を一緒に
光軸方向に移動させ、第2レンズ枠12には、第1、第
2レンズ群L1、L2が支持されているから、切替環2
4の回動操作により、第1、第2レンズ群L1、L2が
一体に光軸方向に移動することとなる。なお、フォーカ
ス操作環18及び切替環24には、直進ガイドバー16
cを嵌入させて、その回動範囲を規制する周方向溝18
b及び周方向溝24bが形成されている。
【0019】第2レンズ枠12の内外には、絞り開閉環
26と絞り目盛環28がそれぞれ回動自在に嵌められ、
この絞り開閉環26と絞り目盛環28は、径方向ピン2
6a及び光軸方向溝28aにより、常時等しい回動をす
るように結合されている。絞り開閉環26が回動する
と、周知の機構により絞径が変化する。
【0020】この実施例では、切替環24は、カラーと
モノクロ、及びカラーA、カラーBの切替を行なうもの
で、撮像素子の前のフィルタ厚は、例えばモノクロのと
き1mm、カラーAのとき6mm、カラーBのとき5m
mを想定している。図3は、切替環24の周辺の展開平
面図で、フォーカス環18に設けた指標18aに対し
て、モノクロ指標24M、カラー指標24CA、または
24CBを合致させるべく、切替環24を回動させるこ
とにより、モノクロ用TVボディボディ、カラーA用T
Vボディ、カラーB用TVボディに対応できる。切替環
24には、これら指標に代えて、あるいは加えて、フィ
ルタ厚目盛り24Nを付すことができる。
【0021】上記構成の本兼用レンズ鏡筒は、図1に示
す状態がモノクロの撮像状態、図2に示す状態が例えば
カラーAの撮像状態である。いずれの状態でも、フォー
カス操作環18を回動操作すると、レンズマウント環1
6に直進案内されている直進継環15が、ねじ18aに
従って、光軸方向に直進移動する。直進継環15には、
第1レンズ群L1、L2、及び第3レンズ群のすべての
要素が載っているから、フォーカス操作環18の回動操
作により、これらレンズ群全体を光軸方向に移動させて
フォーカシングを行うことができる。
【0022】これに対して、切替環24を回動させる
と、上述のように、ねじ15bにより直進継環15に対
する螺合位置が変わる結果、切替環24自身が光軸方向
に移動する。切替環24は、第1、第2レンズ群L1、
L2を支持している第2レンズ枠12を一緒に光軸方向
に移動させるから、切替環24の回動操作により、第
1、第2レンズ群L1、L2が一体に光軸方向に移動
し、第3レンズ群L3との間隔を変化させることとな
る。図1の第2レンズ群L2と第3レンズ群L3の間隔
C1は、図2の同間隔C2に比して大きいのが明瞭であ
る。図1は、モノクロ撮像時の状態であり、このモノク
ロ撮像の状態から、切替環24により、第1、第2レン
ズ群L1、L2を一体に、第3レンズ群L3に対して所
定量接近させて図2のカラーA用TVボディでの撮像状
態とすることにより、カラー撮像用に諸収差が補正され
たレンズ系を得ることができる。切替環24をさらに回
動させれば、第1、第2レンズ群L1、L2をさらに第
3レンズ群に接近させて、カラーB用TVボディでの撮
像に備えることができる。
【0023】この実施例では、切替環24は、カラー撮
像位置A、Bと、モノクロ撮像位置の3位置を択一して
取るものである。このため、切替環24の回動位置の検
出手段を設け、例えば、切替環24がカラー撮像位置
A、Bとモノクロ撮像位置以外の回動位置にある場合に
は、警告を発し、あるいは撮像が不能になる手段を講ず
ることができる。さらに、本発明の兼用レンズ鏡筒と、
カラー用TVボディ、モノクロ用TVボディとの間に信
号授受手段を設け、本兼用レンズ鏡筒がカラー用TVボ
ディに装着されているのに切替環24がカラー撮像位置
にないとき、及びモノクロ用TVボディに装着されてい
るのに切替環24がモノクロ撮像位置にないときに、そ
れぞれ警告を発し、あるいは撮像が不能になる手段を講
ずることができる。勿論切替環24による調整機能は、
他の異なるフィルタ厚の異種TVカメラについても適用
でき、この場合は、切替環24による調整位置を3位置
に限定する理由はない。
【0024】図4及び図5は、本発明を前後3群のレン
ズ系に適用した第二の実施例を示す。この実施例は、カ
ラー撮像状態からモノクロ撮像状態へ移行する際に、第
1、第2レンズ群L1、L2のそれぞれを、第3レンズ
群L3に向けて移動させる実施例である。この実施例で
は、図1及び図2の実施例の構成要素に対応する構成要
素には同一の符合を付している。
【0025】レンズマウント環16に回転自在に支持さ
れたフォーカス操作環18は、第一の実施例と同様に、
板ばね20とばね座リング21によってレンズマウント
環16に回転自在に保持されている。フォーカス操作環
18の回動範囲は、フォーカス操作環18の周方向長孔
18cと、レンズマウント環16から突出させたピン1
6cによって規制されている。
【0026】このフォーカス操作環18は、ねじ18d
によって、直進継環15に螺合しており、直進継環15
は、直進案内突起16aと直進案内溝15aの関係によ
り、回動を規制され光軸方向の直進移動が可能である。
【0027】直進継環15の内周には、第2レンズ枠1
2がねじ30aで螺合しており、第2レンズ枠12の内
周には、別のねじ30bで第1レンズ枠11が螺合して
いる。また、第1レンズ枠11には、光軸と平行な方向
の直進ガイド溝11aが形成されており、この直進ガイ
ド溝11aに、直進継環15に設けた直進ガイドピン1
5dが嵌まっている。直進継環15は、直進案内されて
いるから、第1レンズ枠11も直進案内されることとな
る。
【0028】第2レンズ枠12に植設した径方向ピン3
1は、直進継環15の周方向長孔15cを通って、切替
環24に形成した光軸方向と平行な直進溝32に嵌まっ
ており、切替環24と第2レンズ枠12とが常時等しい
回動をする。
【0029】そして、ねじ30aとねじ30bは、互い
に逆ねじで、かつ、この実施例では、ねじ30bのピッ
チは、ねじ30aのピッチの2倍となっている。
【0030】この兼用レンズ鏡筒は、図4に示す状態が
モノクロ撮像状態、図5に示す状態が例えばカラーAの
撮像状態である。いずれの状態でも、フォーカス操作環
18を回動操作すると、レンズマウント環16に直進案
内されている直進継環15が、ねじ18dに従って、光
軸方向に直進移動する。直進継環15には、第1レンズ
群L1、L2、及び第3レンズ群L3のすべての要素が
載っているから、フォーカス操作環18の回動操作によ
り、これらレンズ群全体を光軸方向に移動させるフォー
カシングを行うことができる。切替環24の周辺の展開
平面図は、図3と同様に表われる。
【0031】これに対して、切替環24を回動させる
と、光軸方向溝32及び径方向ピン31を介して第2レ
ンズ枠12が回動する。第2レンズ枠12は、ねじ30
aを介して直進継環15に、ねじ30bを介して第1レ
ンズ枠11にそれぞれ螺合しており、直進継環15及び
第1レンズ枠11は回動を規制されているため、第2レ
ンズ枠12の回動に伴い、第2レンズ枠12及び第1レ
ンズ枠11は、同方向に移動しない直進継環15に対し
て、それぞれ光軸方向に移動する。すなわち第2レンズ
枠12は回動しながら、第1レンズ枠11は回動するこ
となく、光軸方向に移動する。ねじ30aとねじ30b
のねじピッチ及びねじの方向は、このモノクロ撮像状態
からカラー撮像状態AまたはBへの切り替えに際し、第
1レンズ枠11(第1レンズ群L1)が『1』だけ後退
するとき、第2レンズ枠12(第2レンズ群L2)が
『0.5』だけ後退するように定められている。この実
施例では、切替環24によるモノクロの撮像状態からカ
ラーAの撮像状態への切り替えに際し、第1レンズ群L
1は0.8mmだけ後退し、第2レンズ群L2が0.4mm
後退する。
【0032】図6は、図4及び図5の実施例の兼用レン
ズ鏡筒をカラーA用TVボディマウント(カラーボディ
マウント)41に装着した状態を示す。ボディマウント
41内には、カラー用撮像素子42が設けられ、このカ
ラー用撮像素子42の前面に、ローパスフィルタ43と
カバーガラス44が位置している。カラー用TVボディ
のフランジバックFB1は、カラー用撮像素子42からボ
ディマウント41のマウント面41a迄の距離で与えら
れる。この図6の状態における特定波長の球面収差は、
図9に実線Aで示されている。
【0033】これに対し、図7及び図8は、同レンズ鏡
筒をモノクロ用TVボディ(モノクロボディマウント)
51に装着した状態であって、図7は、切替環24によ
る切替を行なわない場合、図8は行なった場合を示す。
図7の状態では、ボディマウント51内には、モノクロ
用撮像素子52が設けられ、このモノクロ用撮像素子5
2の前面に、カバーガラス54が位置している。モノク
ロ用TVボディのフランジバックFB2は、モノクロ用撮
像素子52からボディマウント51のマウント面51a
迄の距離で与えられる。このときFB2<FB1である。
【0034】図9の破線Bは、図7の状態における特定
波長の球面収差を示し、同破線Cは、図8の状態の同球
面収差を示している。切替環24によるモノクロ撮像状
態への切替を行なわなかった場合には、球面収差は、破
線Bで示すようにアンダー側に悪化するのに対し、切替
環24によるモノクロ撮影状態への切替を行ない、第1
レンズ群L1及び第2レンズ群L2をそれぞれ第3レン
ズ群L3側に移動させた場合には、破線Cで示すよう
に、実線Aと同等以上の球面収差の補正がなされている
ことが分かる。
【0035】図1及び図2の実施例については、収差の
変化(補正)の様子を示していないが、その収差の傾向
は、図9、図10で説明したのと同様である。
【0036】図10の実線Dは、モノクロ撮像用レンズ
として補正された球面収差の例を示す。このモノクロ撮
像用レンズをそのままカラー撮像用ボディに取り付け
て、カラー撮像すると、破線Eのようにオーバ側に変化
する。本発明のレンズ鏡筒によれば、切替手段を動作さ
せることにより、カラー撮像時とモノクロ撮像時で、こ
のような極端な収差の変化が生じないようにすることが
できる。
【0037】図11以下は、本発明を前後2群からなる
レンズ系に適用した実施例である。図11、図12は、
その第一の実施例を示すもので、第1レンズ群L1、L
2はそれぞれ第1レンズ枠11、第2レンズ枠12に固
定され、第1レンズ枠11と第2レンズ枠12は、直進
継環15内に光軸方向移動自在に嵌まっている。直進継
環15は、レンズマウント環16に固定した光軸と平行
な方向の直進ガイドピン16dに嵌まる長孔15cを有
し、光軸方向の直進移動のみ可能である。
【0038】直進継環15には、第1、第2レンズ群L
1、L2用のカム溝(リード溝)61、62が形成され
ており、このカム溝61、62に、第1レンズ枠11、
第2レンズ枠12に固定したフォロアローラ61R、6
2Rが嵌まっている。
【0039】直進継環15の後部外周とレンズマウント
環16の前部内周との間には、ねじ15sと15tでフ
ォーカス操作環18が螺合されており、このフォーカス
操作環18を回動操作すると、直進継環15、すなわち
第1レンズ枠11(第1レンズ群L1)と第2レンズ枠
12(第2レンズ群L2)が互いの距離を変えずに、光
軸方向に移動する。直進継環15には、このフォーカス
操作環18の前方に、切替環24が回動のみ自在に嵌め
られており、この切替環24の内周には、フォロアロー
ラ61R、62Rと同軸のカムピン61P、62Pが嵌
まる光軸と平行な方向の直進溝24e、24dが形成さ
れている。カム溝61と62は、予め定めた互いに平行
でない形状をしている。すなわち、このカム溝61と6
2が光軸と平行な方向Oとなす角α1、α2は互いに異
なっている。従って、切替環24を回動させると、カム
溝61、62に従い、第1レンズ枠11(第1レンズ群
L1)と第2レンズ枠12(第2レンズ群L2)が回動
しつつ光軸方向に移動し、その間隔を変える。切替環2
4回りの展開平面図は、図3と同様である。勿論カム溝
61、62の形状は、モノクロ用TVボディ、カラーA
用TVボディ、カラーB用TVボディに対処するように
定める。63は直進継環15の先端に固定された化粧環
である。
【0040】図13、図14は、図11、図12のカム
溝61、62に代えて、端面カム65、66を用いた例
である。端面カム65は、直進継環15の一部に、光軸
方向の前側の端面カムとして形成されており、端面カム
66は第2レンズ枠12の一部に、光軸方向の後側の端
面カムとして形成されている。そして、端面カム65に
は、第1レンズ枠11に一体に設けた突起11dが当接
し、端面カム66には直進継環15に一体に設けた突起
15dが当接する。端面カム65と突起11dは、圧縮
ばね67によって常時当接し、端面カム66と突起15
dは圧縮ばね68によって常時当接する。直進継環15
には、カム溝61、62に代えて、カムピン61P、6
2Pを緩く通す緩通孔61H、62Hが形成されてい
る。これ以外の構成は、図11、図12と同じであり、
同一の要素には、同一の符号を付している。端面カムと
これに当接する突起との関係は、以上と逆にし、例えば
端面カム65を第1レンズ枠11に、突起11dを直進
継環15に設けてもよい。
【0041】図15、図16、及び図17は、以上の実
施例の兼用レンズ鏡筒を、カラーA用TVボディ41
A、カラーB用TVボディ41B、及びモノクロ用TV
ボディ51にそれぞれ装着した状態を示している。カラ
ーA用TVボディ41A、カラーB用TVボディ41
B、およびモノクロ用TVボディ51のフランジバック
はそれぞれFB1、FB2、FB3で表わされており、FB1
B2>FB3である。またカラーA用TVボディ41Aの
ローパスフィルタ43Aとカバーガラス44Aの合成厚
は、6mm、カラーB用TVボディ41Bのローパスフ
ィルタ43Bとカバーガラス44Bの合成厚は5mm、
モノクロ用TVボディ51のカバーガラス54の厚さ
は、1mmである。42A、42Bは、カラー用撮像素
子、51はモノクロ用撮像素子である。
【0042】本発明兼用レンズ鏡筒によれば、このよう
な異種TV用ボディに装着する際に、切替環24を回動
させて第1レンズ群L1と第2レンズ群L2の間隔を諸
収差が各TV用ボディに最適となるように変化させ、フ
ランジバックを各TVボディに合わせて調整することが
できる。
【0043】実施例の場合、図15の状態から図16の
状態への移行は、切替環24により第1レンズ群L1を
後方に0.494mm、第2レンズ群L2を後方に0.
314mm移動させて、フランジバックをFB1からFB2
に変化させながら収差補正を行なっている。同様に、図
16の状態から図17の状態へは、第1レンズ群L1を
さらに後方に1.976mm、第2レンズ群L2をさら
に後方に1.256mm移動させて、フランジバックを
B2からFB3に変化させながら収差補正を行なってい
る。フォーカシングは、フォーカス操作環18によりレ
ンズ全体を繰り出して行なう。
【0044】図18、図19は、前後2群のレンズ系に
本発明を適用した別の実施例を示す。図11ないし図1
7の実施例では、カラーA用TVボディ、カラーB用T
Vボディ、及びモノクロ用TVボディに対する収差対応
をするため、第1レンズ群L1と第2レンズ群L2のレ
ンズ間隔を変化させていたが、以下の実施例は、第1レ
ンズ群L1と第2レンズ群L2の全体をその間隔を変え
ることなく移動させることで収差対応を行ない、また第
1レンズ群L1と第2レンズ群L2の全体を別のフォー
カシング手段で光軸方向に移動させることで、フォーカ
シングするようにしている。
【0045】第1レンズ群L1と第2レンズ群L2は、
単一のレンズ枠11’に支持固定されており、このレン
ズ枠11’には、半径方向に突出するカムピン61Pが
固定されている。直進継環15にはカム溝61が形成さ
れており、カムピン61Pの外周に嵌めたフォロアロー
ラ61Rがこのカム溝61に嵌まっている。カムピン6
1Pは、切替環24の内周に形成した光軸と平行な方向
の直進溝24eに嵌まり、切替環24を回動操作する
と、カム溝61に従いレンズ枠11’が回動しながら光
軸方向に移動し、従って、第1レンズ群L1と第2レン
ズ群L2が間隔を変えることなく、光軸方向に移動す
る。また、フォーカス操作環18を回動操作すると、ね
じ15s、15tに従い、直進継環15が光軸方向に移
動するから、同様に第1レンズ群L1と第2レンズ群L
2が間隔を変えることなく、光軸方向に移動する。
【0046】図20、図21は、図18、図19のカム
溝61に代えて、端面カム65を用いた例である。端面
カム65はレンズ枠11’の一部に、光軸方向の後側の
端面カムとして形成されており、この端面カム65には
直進継環15に一体に設けた突起15dが当接する。端
面カム65と突起15dは、圧縮ばね67によって常時
当接する。直進継環15には、カム溝61に代えて、カ
ムピン61Pを緩く通す緩通孔61Hが形成されてい
る。これ以外の構成は、図18、図19と同じであり、
同一の要素には、同一の符号を付している。端面カムと
これに当接する突起との関係を逆にしてもよいのは、前
の実施例と同じである。
【0047】以上の2つの実施例では、切替環24を回
動操作することにより、第1レンズ群L1と第2レンズ
群L2を光軸方向に移動させ、カラーA用TVボディ、
カラーB用TVボディ、及びモノクロ用TVボディに対
する収差対応を行なうことができ、フォーカス操作環1
8を回動操作することにより、各TVボディにおいてフ
ォーカシング調整を行なうことができる。
【0048】以上の実施例に示したレンズ鏡筒の具体的
構成は、一例を示すものであり、本発明が具体的なレン
ズ構成を問うものでないことは明らかである。また、カ
ラーモノクロ切替時のレンズ間隔の補正量、及び補正後
の位置は、生じる諸収差を勘案して決定すべき事項であ
る。また、以上の実施例では、カラーにA、Bの2タイ
プがあるとしたが、本発明は、撮像素子の前のフィルタ
厚が異なるTV用ボディの兼用レンズ鏡筒として広く利
用することができる。
【0049】本発明は、フォーカシングを電動駆動し、
AF制御するタイプのレンズ鏡筒にも勿論適用可能であ
る。
【0050】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、フィル
タ厚の異なる異種TV用に兼用されるレンズ鏡筒におい
て、カラー撮像時、モノクロ撮像時のいずれの状態で
も、あるいは異なるカラーTVカメラによる撮像でも、
諸収差が良好に補正された撮像画像を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のTVカメラ用レンズ鏡筒の第一の実施
例を示すもので、モノクロ用TVボディに装着する状態
の上半断面図である。
【図2】図1のレンズ鏡筒をカラー用TVボディに装着
する状態を示す上半断面図である。
【図3】図1のIII 視展開図である。
【図4】本発明のTVカメラ用レンズ鏡筒の第二の実施
例を示すもので、モノクロ用TVボディに装着する状態
の上半断面図である。
【図5】図4のレンズ鏡筒の切替手段を動作させカラー
用TVボディに切り替えてカラー用TVボディに装着す
る状態を示す上半断面図である。
【図6】図4のレンズ鏡筒の切替手段を動作させカラー
用TVボディに切り替えてカラー用TVボディに装着し
た状態を示す光学系の上半図である。
【図7】図6のレンズ鏡筒を切替手段を動作させること
なくモノクロ用TVボディに装着した状態を示す光学系
の上半図である。
【図8】図5のレンズ鏡筒を切替手段を動作させモノク
ロ用TVボディに切り替えてモノクロ用TVボディに装
着した状態を示す光学系の上半図である。
【図9】図6、図7、図8のレンズ系による球面収差の
差を示す収差図である。
【図10】モノクロ用TVボディに球面収差が補正され
たレンズをカラー用TVボディに取り付けたときの球面
収差の変化の様子を示す収差図である。
【図11】本発明を前後2群からなるレンズ系に適用し
た実施例を示す縦断上半図である。
【図12】図11のレンズ鏡筒のカム溝の形状例を示す
図である。
【図13】本発明を前後2群からなるレンズ系に適用し
た他の実施例を示す縦断上半図である。
【図14】図13のレンズ鏡筒のカム面の形状例を示す
図である。
【図15】図11、図13のレンズ鏡筒の切替手段を動
作させカラーTVのA用に切り替えてカラー用TVボデ
ィAに装着する状態を示す上半図である。
【図16】図11、13のレンズ鏡筒の切替手段を動作
させカラーTVのB用に切り替えてカラー用TVボディ
Bに装着した状態を示す光学系の上半図である。
【図17】図11、13のレンズ鏡筒の切替手段を動作
させモノクロ用TVボディに切り替えてモノクロ用TV
ボディに装着した状態を示す光学系の上半図である。
【図18】本発明を前後2群からなるレンズ系に適用し
たさらに別の実施例を示す縦断上半図である。
【図19】図18のレンズ鏡筒のカム溝の形状例を示す
図である。
【図20】本発明を前後2群からなるレンズ系に適用し
たさらに別の実施例を示す縦断上半図である。
【図21】図20のレンズ鏡筒のカム面の形状例を示す
図である。
【符号の説明】
L1 第1レンズ群 L2 第2レンズ群 L3 第3レンズ群 l1 第1レンズ枠 12 第2レンズ枠 13 直進案内溝 15 直進継環 16 レンズマウント環 18 フォーカス操作環 20 板ばね 21 ばね座リング 24 切替環(切替手段) 41 41A 41B ボディマウント(カラー用TV
ボディ) 42 42A 42B カラー用撮像素子 43 43A 43B ローパスフィルタ 44 44A 44B カバーガラス 51 ボディマウント(モノクロ用TVボディ) 52 モノクロ用撮像素子 54 カバーガラス

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像素子の前面に置かれたフィルタ厚が
    異なる、モノクロTV用と少なくとも1つのカラーTV
    用のボディにそれぞれ着脱可能で、上記撮像素子の撮像
    面に結像させる複数の構成レンズ群を有するレンズ鏡筒
    であって、 回動操作可能で、その回動操作によって、上記フィルタ
    厚に応じ上記構成レンズ群のすべてによる結像位置が撮
    像素子の撮像面に一致するように、構成レンズ群中の特
    定のレンズ群を移動させる切替環と; 回動操作可能で、その回動動作によって、フォーカス位
    置を変化させるべく構成レンズ群のすべてを移動させる
    フォーカス操作環と; 上記モノクロTV用とカラーTV用のボディに装着した
    ときの上記切替環の回動位置を指示する指標と; を備えていることを特徴とする異種TVカメラ用兼用レ
    ンズ鏡筒。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の兼用レンズ鏡筒におい
    て、構成レンズ群は、前後3群からなり、 フォーカス操作環は、この3レンズ群全体を一体に光軸
    方向に移動させ、 切替環は、第1レンズ群と第2レンズ群を一体に、第3
    レンズ群に対して移動させる異種TVカメラ用兼用レン
    ズ鏡筒。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の兼用レンズ鏡筒におい
    て、切替環は、第1レンズ群と第2レンズ群を、モノク
    ロTV用ボディに本レンズ鏡筒を装着したときよりカラ
    ーTV用ボディに装着したときに、第3レンズ群に接近
    させる異種TVカメラ用兼用レンズ鏡筒。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の兼用レンズ鏡筒におい
    て、構成レンズ群は、前後3群からなり、 フォーカス操作環は、この3レンズ群全体を一体に光軸
    方向に移動させ、 切替環は、第1レンズ群と第2レンズ群の間隔、及び第
    2レンズ群と第3レンズ群の間隔をそれぞれ変化させる
    異種TVカメラ用兼用レンズ鏡筒。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の兼用レンズ鏡筒におい
    て、切替環は、第1レンズ群を、カラーTV用ボディに
    本レンズ鏡筒を装着したときよりモノクロTV用ボディ
    に装着したときに、第2レンズ群に接近させ、 かつ第2レンズ群を、モノクロTV用ボディに本レンズ
    鏡筒を装着したときよりカラーTV用ボディに装着した
    ときに、第3レンズ群に接近させる異種TVカメラ用兼
    用レンズ鏡筒。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の兼用レンズ鏡筒におい
    て、切替環による第1レンズ群の第2レンズ群へ向けて
    の移動量は、第2レンズ群の第3レンズ群へ向けての移
    動量より大きい異種TVカメラ用兼用レンズ鏡筒。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の兼用レンズ鏡筒におい
    て、構成レンズ群は、前後2群からなり、 フォーカス操作環は、この2レンズ群全体を一体に光軸
    方向に移動させ、 切替環は、第1レンズ群と第2レンズ群を別々に、かつ
    所定の軌跡で移動させる異種TVカメラ用兼用レンズ鏡
    筒。
  8. 【請求項8】 撮像素子の前面に置かれたフィルタ厚が
    異なる複数のTVカメラのボディにそれぞれ着脱可能な
    兼用レンズ鏡筒において、 回動操作可能で、その回動動作によって、フォーカス位
    置を変化させるべく構成レンズ群のすべてを移動させる
    フォーカス操作環と; 回動操作可能で、その回動操作によって、上記フォーカ
    ス操作環の回動動作とは独立して、上記フィルタ厚に応
    じ上記構成レンズ群のすべてによる結像位置が撮像素子
    の撮像面に一致するように、構成レンズ群のすべてを一
    体に移動させる切替環と; 上記モノクロTV用とカラーTV用のボディに装着した
    ときの上記切替環の回動位置を指示する指標と; を有することを特徴とする異種TVカメラ用兼用レンズ
    鏡筒。
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