JP2926264B2 - 第2高調波発生素子とその製造方法 - Google Patents
第2高調波発生素子とその製造方法Info
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Description
波発生素子(以下、第2高調派発生素子をSHG素子とい
う)に関する。
線形光学効果を利用して入射された波長λのレーザーを
1/2λの波長に変換して出力する素子であって、出力光
の波長が1/2に変換されることから、光ディスクメモリ
やCDプレーヤ等に応用することにより、記録密度を4倍
にすることができ、また、レーザープリンタ、フォトリ
ソグラフィー等に応用することにより、高い解像度を得
ることができる。
源とする、非線形光学結晶のバルク単結晶が用いられて
きた。しかし、近年光ディスク装置、レーザープリンタ
等の装置全体を小型化する要求が強いこと、ガスレーザ
ーは、光変調のため外部に変調器が必要であるため、小
型化に適していないことから、直接変調が可能で、ガス
レーザーに比べて安価で取扱が容易な半導体レーザーを
使用することができるSHG素子が要求されている。
半導体レーザーの出力が数mWから数十mWと低いことか
ら、特に高い変換効率を得ることのできる薄膜導波路構
造のSHG素子が要求されている。
は、1.薄膜に集中した光のエネルギーを利用できるこ
と、2.光波が薄膜内に閉じ込められ、広がらないため
に、長い距離にわたって相互作用を行わせ得ること、3.
バルクでは、位相整合できない物質でも薄膜のモード分
散を利用することにより位相整合ができること、などの
利点を有するからである。(深山、宮崎;電子通信学会
技術研究報告、OQE75−(1975)、宮崎、星野、赤尾;
電磁界理論研究会資料、EMT−78−5(1978))。
には、これまで目的とする基本波レーザー光波長におい
て、基板の素材、薄膜導波層の素材および膜厚を適宜変
化させて実験し、第2高調波が発生する条件を見出すこ
とにより、構造を決定するという、極めて非効率的な作
業が必要であった。
ーザー光波長(λμm)、薄膜導波層の膜厚(Tμ
m)、基本波レーザー光波長(λμm)における基板の
常光屈折率(nOS1)、基本波レーザー光波長(λμm)
における薄膜導波層の常光屈折率(nOF1)、第2高調波
波長(λμm/2)における基板の異常光屈折率(neS2)
および第2高調波波長(λμm/2)における薄膜導波層
の異常光屈折率(neF2)にある特定の関係を満足させる
ことにより、第2高調波を極めて効率的に発生させるこ
とができることを新規に見出すに至り、本発明を完成し
た。
研磨することにより膜厚を調整していたが、本発明者ら
は、鋭意研究した結果、光学研磨より簡単で、面粗度を
低くできなおかつ、膜厚を均一に加工できる加工法とし
て、ドライエッチングが最適であることを見出し本発明
を完成した。
素子であって、基本波レーザー光波長 (λμm)、薄膜導波層の膜厚(Tμm)、基本波レー
ザー光波長(λμm)における基板の常屈折率
(nSO1)、基本波レーザー光波長(λμm)における薄
膜導波層の常光屈折率(nOF1)、第2高調波波長(λμ
m/2)における基板の異常光屈折率(neS2)および第2
高調波波長(λμm/2)における薄膜導波層の異常光屈
折率(neF2)が、 のいずれかの関係式で表されることを特徴とするSHG素
子である。
を製造するにあたり、 基板上に薄膜を形成した後、前記薄膜を、以下の関係
式(A)あるいは(B)のいずれかを満たすよう、ドラ
イエッチングすることにより膜厚調整して前記薄膜を薄
膜導波層とすることを特徴とする第2高調波発生素子の
製造方法である。
常光屈折率、 nOF1:基本波レーザー光波長(λμm)における薄膜導
波層の常光屈折率、 neS2:第2高調波波長(λμm/2)における基板の異常光
屈折率、 neF2:第2高調波波長(λμm/2)における薄膜導波層の
異常光屈折率、 上記式(A)中のN1は、 であり、 また、上記式(B)中のN2は、 である。
てなるものであって、基板および薄膜導波層の基本波レ
ーザ光に対する常光屈折率、および第2高調波に対する
異常光屈折率、薄膜導波層の厚さを、前記関係式(A)
あるいは(B)を満たす構造とすることにより、特定の
基本波レーザ光に対する第2高調波光を発生させること
ができる。
成されてなるものであることが必要である。
子における第2高調波の発生は、薄膜に集中した光のエ
ネルギーを利用できることや光波が薄膜内に閉じ込めら
れ、広がらないために、長い距離にわたって相互作用を
行わせ得ることなどの利点を有しているばかりでなく、
従来用いられているバルクを使用したSHG素子では、位
相整合できない物質でも薄膜のモード分散を利用するこ
とにより位相整合ができることなどの利点を有するから
である。
m)、薄膜導波層の膜厚(Tμm)、基本波レーザー光
波長(λμm)における基板の常光屈折率(nOS1)、基
本波レーザー光波長(λμm)における薄膜導波層の常
光屈折率(nOF1)、第2高調波波長(λμm/2)におけ
る基板の異常光屈折率(neS2)および第2高調波波長
(λμm/2)における薄膜導波層の異常光屈折率
(neF2)が、 のいずれかの関係式を満足することが必要である。
子においては、実施例、比較例から理解されるように前
記関係式(A)あるいは(B)のいずれかを満たす構造
でないと第2高調波光への変換効率が低く極めて実用的
でないからである。
された薄膜をドライエッチングにて膜厚制御し、形成さ
れてなるものであることが望ましい。
り行われることが望ましい理由は、前記ドライエッチン
グは、エッチング速度の再現性がよく、1μm以下のレ
ベルでの加工精度を有するからである。
グ、プラズマエッチング、反応性イオンビームエッチン
グなどがあるが、特にイオンビームエッチングが好適で
ある。
はECR(電子サイクロトロン共鳴)によりプラズマを発
生させ、これをイオンビームとして被加工材料に照射
し、エッチングする技術である。
01〜0.001μm/hrと小さくできるだけでなく、その再現
性が良く、均一なエッチング速度が得られ、また被加工
材料にダメージを殆ど与えないという優れた特性を有し
ている。
μm程度の大きさとすることが好ましく、このような高
い精度の加工が可能で且つ薄膜導波層の光学的性質を損
なわない加工法としては、イオンビームエッチングが最
適である。
グにより、位相整合膜厚に対して96.3〜103.9(%)の
範囲内の精度になるよう、調整されてなる形態である。
103.9(%)の範囲内の精度に調整されてなることが好
適である理由は、前記範囲でのSHG変換効率が最も高い
からである。
て98.2〜102.0(%)であることが好ましく、99.2〜10
0.8(%)であることが好適である。
対する基本波レーザー光の入射角(θ)が、0±15゜あ
るいは90±15゜の範囲内であることが好ましい。
が、前記範囲内の場合、第2高調波への変換効率が、極
めて高いからである。前記基本波レーザー光の入射角
は、なかでも、0±5゜あるいは90±5゜の範囲内であ
ることが有利である。
長(λ)は、0.4〜1.6μmであることが好ましい。
なるべく波長の短いものであることが有利であるが、半
導体レーザによって0.4μmより短い波長のレーザー光
を発生させることは、実質的に困難であるからであり、
一方、1.6μmより長い波長の基本波レーザー光を使用
した場合には、得られる第2高調波の波長が基本波レー
ザー光の1/2であることから、直接半導体レーザによっ
て比較的簡単に発生させることのできる波長領域であっ
てSHG素子を使用する優位性が見出せないからである。
前記基本波レーザー光の波長(λ)は、半導体レーザー
光源を比較的入手し易い0.6〜1.3μmが有利であり、な
かでも、0.68〜0.94μmが実用上好適である。
20μmであることが好ましい。
mより薄い場合、基本波レーザ光を入射させることが困
難で、入射効率が低いため、実質的に高いSHG変換効率
が得られ難いからであり、一方20μmより厚い場合、光
パワー密度が低く、SHG変換効率が低くなってしまい、
いずれの場合もSHG素子として、使用することが困難で
あるからである。前記薄膜導波層の膜厚は、なかでも0.
5〜10μmが有利であり、特に、1〜8μmが実用上好
適である。
用することができ、薄膜導波層としては、例えば、LiNb
O3、α−石英、KTiOPO4(KTP)、β−BaB2O4(BBO)、K
B5O8・4H2O(KB5)、KH2PO4(KDP)、KD2PO4(KD
*P)、NH4H2PO4(ADP)、C5H2AsO4(CDA)、C5D2AsO4
(CD*A)、RbH2PO4(RDP)、RbH2AsO4(RDA)、BeSO4
・4H2O、LiClO4・3H2O、LiIO3、α−LiCdBO3、LiB3O
5(LBO)、尿素、ポリパラニトロアニリン(p−PN
A)、ポリジアセチレン(DCH)、4−(N,N−ジメチル
アミノ)−3−アセトアミドニトロベンゼン(DNA)、
4−ニトロベンズアルデヒド ヒドラジン(NBAH)、3
−メトキシ−4−ニトロベンズアルデヒド ヒドラジ
ン、2−メチル−4−ニトロアニリン(MNA)などが、
また基板としては、例えばLiTaO3、LiTaO3薄膜が形成さ
れたLiNbO3、SiO2、アルミナ、KTP、BBO、LBO、KDP、お
よび類似化合物、ソーダガラス、パイレックスガラス、
ポリメタクリル酸メチル(PMMA)などを使用することが
できる。
Ti,Vなどの異種元素を含有させることにより、その屈折
率を調整したものなどを使用することができる。
薄膜導波層、基板の屈折率を上げることができ、また、
前記Mg,Vなどを含有させることにより、前記薄膜導波
層、基板の屈折率を下げることができる。
法としては、予め、材料の原料と異種元素あるいは異種
元素化合物を混合しておき、液相エピタキシャル成長法
にて基板上に薄膜導波層を形成する方法あるいは、前記
基板あるいは薄膜導波層に、Na,Mg,Nd,Ti,Vなどの異種
元素を拡散させる拡散法を用いることが望ましい。
導波層/基板が、2−メチル−4−ニトロアニリン(MN
A)/SiO2;2−メチル−4−ニトロアニリン(MNA)/ア
ルミナ;KTiOPO4(KTP)/アルミナ;β−BaB2O4(BBO)
/アルミナ;4−(N,N−ジメチルアミノ)−3−アセト
アミドニトロベンゼン(DNA)/SiO2;4−(N,N−ジメチ
ルアミノ)−3−アセトアミドニトロベンゼン(DNA)
/ポリメタクリル酸メチル(PMMA);LiB3O5(LBO)/BB
O;LBO/アルミナ;RbH2PO4(RDP)/KH2PO4(KDP);ポリ
パラニトロアニリン(p−PNA)/PMMAなどがある。
としてLiTaO3単結晶、あるいはLiTaO3単結晶薄膜が形成
されたLiNbO3単結晶に薄膜導波いとしてLiNbO3を用いる
組み合わせが好適である。
と、光の損失が小さいこと、均一な膜を作成できること
が挙げられ、また、LiTaO3は、前記LiNbO3と結晶構造が
類似しており、前記LiNbO3の薄膜を形成しやすく、ま
た、入手し易いからである。
単結晶基板を使用する場合、前記LiNbO3単結晶基板は、
光学グレードであることが望ましい。
不純物の含有量2ppm以下、屈折率分布10-4/cm(局所屈
折率変動≦10-5)以下、原料純度99.999%以上のものを
指す。
望ましい理由は、光学グレードのLiNbO3単結晶基板上に
LiTaO3単結晶薄膜を形成することにより、LiNbO3単結晶
基板の結晶性がLiTaO3単結晶薄膜に転写され、光学グレ
ードのLiTaO3単結晶薄膜を得ることができ、この光学グ
レードのLiTaO3単結晶薄膜上にLiNbO3単結晶を形成する
ことにより、前記LiTaO3単結晶薄膜の結晶性がLiNbO3単
結晶に転写され、光の伝播性、電気光学効果、非線形光
学効果が特に優れた薄膜導波層が得られるからである。
であることが望ましい。
より薄い場合、導波光が漏れてしまい、また、30μmよ
り厚い場合、結晶性が低下してしまうからである。
好ましく、1〜5μmが有利である。
れぞれ格子整合されていることが望ましい。
格子定数の99.81〜100.07%とすることである。
マイクロクラック等のない薄膜を形成できるからであ
る。
ないが、LiTaO3基板(LiTaO3基板が形成されたLiNbO3基
板も含む)、LiNbO3薄膜導波層からなるSHG素子につい
ては、LiNbO3薄膜導波層に異種元素を含有させ、格子定
数を大きくするか、逆にLiTaO3基板に異種元素を含有さ
せ、格子定数を小さくする方法が有利である。
Mgであることが望ましい。
に対する置換あるいは固溶により、LiNbO3の格子定数を
大きくする効果を有しているため、NaとMgの組成を調整
することによりLiNbO3薄膜導波層とLiTaO3基板の格子整
合を得ることができるからである。
効率のSHG出力を得るために有利である。
て、0.1〜4.8モル%、0.8〜10.8モル%であることが望
ましい。
合、Mg添加量の添加量の如何に関わらず、LiNbO3薄膜と
LiTaO3基板との格子整合が得られず、また、4.8モル%
を越えた場合は逆に格子定数が大きくなりすぎ、いずれ
の場合にもLiNbO3薄膜とLiTaO3基板との格子整合が得ら
れないからである。
損傷を防止する効果が不十分であり、10.8モル%を越え
る場合は、LiMgO3系の結晶が析出してしまうため含有さ
せることができない。
あることが好ましい。
を有するからである。
しい。
いは薄膜導波層との格子整合が得られないからである。
形成することが望ましい。
る。
あれことが望ましい理由は、前記(0001)面は、a軸の
みで構成されるため、a軸の格子定数を変えるだけで、
LiNbO3薄膜と格子整合ができるからである。
子定数(a軸)は、前記LiTaO3基板の格子定数(a軸)
の99.81〜100.07%が好ましく、99.92〜100.03%が好適
である。
の格子定数を整合させ難いからである。
O3基板を使用する場合、前記LiTaO3薄膜とLiNbO3は格子
整合されていることが有利である。
が有利であり、また、その幅が1〜10μmであることが
有利である。
型に比べて、光パワー密度を高くできるからであり、ま
た、幅が1〜10μmであることが有利である理由は幅が
1μmより小さいと、入射光を導波路に導入することが
難しく、入射効率が低いため、SHG変換効率も低くなっ
てしまうからであり、一方入射効率は幅が大きいほど高
いが、10μmより大きいと、光パワー密度が低下するた
め、SHG変換効率が低下するからである。
が好ましく、3〜6μmが最適である。
でチャンネル側壁の影響を最小限にできるため、散乱を
抑制でき、また、7μm以下とすることで、SHG素子を
シングルモードに設計しやすいからである。
e)型SHG素子が好適である。
荷型に比べ光の閉じ込めが極めて良く、リブ(rib)型
のように不要なスラブ部分を除去しなくてもよいため、
加工時間を短縮でき、また側面の形状も平滑にできるか
らである。
形成され、前記スラブ型導波層の内、導波路パターン部
分(チャンネル部分)が、その他の部分より厚く形成さ
れてなる形態を指す。
さ(即ち膜厚Tμm)は、1/11〜1/1.3が望ましい。こ
の理由は、スラブ型導波層の厚み/パターン部分の厚さ
が、上記範囲より大きい場合は、光を閉じ込めることが
難しく、また、上記範囲より小さい場合は、レーザ光を
導波させることが難しいからである。
さは、1/4〜1/1.4であることが好ましい。
率が100%もしくは100%近くであり、かつ、波長0.6μ
m〜基本波長未満までの光を全く透過させないか、もし
くは殆ど透過させない波長選択性の薄膜が入射端面に形
成されていることが望ましい。
周辺の波長の弱いレーザ光もしくは自然光を放出してお
り、この周波数の波長の光はSHG素子として用いる場合
には一般に不要だからである。
層が形成されてなることが望ましい。
ことにより、基板、薄膜導波層、クラッド層が屈折率に
関して対称形に近くなるため、基本波レーザ光および、
第2高周波光の電界分布を対称形とすることができ、薄
膜導波層の膜厚が、理論位相整合膜厚に完全に一致して
いない場合でも、第2高周波光の出力低下を緩和できる
ことから、位相整合膜厚の許容範囲が広く、高変換効率
のSHG素子が得られるからである。
の破損や塵、埃の付着による光散乱を防止でき、端面研
磨で問題となる導波のカケ(ピッチング)を完全に防止
でき、素子作成の歩留りを著しく向上させることができ
る。
満たすことが望ましい。
光屈折率 nOC1:基本波レーザ光波長(λμm)におけるクラッド
層の常光屈折率 nes2:第2高調波波長(λμm/2)における基板の異常光
屈折率 nec2:第2高調波波長(λμm/2)におけるクラッド層の
異常光屈折率 この理由は、前記クラッド層が、前記1)および2)
式を満足することにより、第2高調波光と基本波レーザ
光の電界分布重なりを最大限にでき、位相整合膜厚の許
容範囲が広く、高変換効率のSHG素子が得られるからで
ある。
には、式3)および4)を満たすことが好ましい。
光屈折率 nOC1:基本波レーザ光波長(λμm)におけるクラッド
層の常光屈折率 nes2:第2高調波波長(λμm/2)における基板の異常光
屈折率 nec2:第2高調波波長(λμm/2)におけるクラッド層の
異常光屈折率 また、本発明のSHG素子のクラッド層の厚みは、0.2〜
30μmが望ましい。この理由は、0.2μmより薄い場合
は、導波光を閉じ込めることができず、また30μmより
厚い場合は、クラッド層の結晶性が低下して、光学的特
性が低下し、またクラッド層の形成に時間がかかり生産
性が低下するからである。
μmが好適である。
ことができ、ZnO、MgO、Al2O3、PMMA、SiO2、パイレッ
クスガラス、ソーダガラスなどが使用でき、なかでもZn
Oが好適である。
が100%もしくは100%近くになるように入射端面に反射
防止コーティング処理をほどこしたものが望ましい。
O、ZnO、Al2O3等の酸化物、LiNbO3、LiTaO3、Y3Ga
5O12、Gd3Ga5O12等の複合酸化物、或はPMMA、MNA等の有
機物等を用いることができ、これらを重ねた多層薄膜も
用いることができる、作成方法としてはスパッタリング
法、液相エピタキシャル法、蒸着法、MBE(分子ビーム
エピタキシャル:Molecular Beam Epitaxial)法、MOCVD
(Metal Organic Chemical Vapor Deposition)法、イ
オンプレーティング法、LB法、スピンコート法、ディッ
プ法などが有利である。
しくは、100%近くで、基本波レーザ光を全く透過させ
ないかもしくは殆ど透過させない波長選択性の薄膜(フ
ィルター)あるいは、基本波レーザ光の偏光面と90゜の
角度を有する偏光面を持つ偏光板もしくは偏光膜が、光
の出射端面の後方もしくは、出射端面に直接形成されて
なることが望ましい。
除き、必要な第2高調波光のみを効率良く取り出すこと
ができるからである。
由は、前記基本波レーザ光は、TEモードで導波路を伝播
し、また第2高調波光は、TMモードで導波路を伝播し、
前記TEモードとTMモードは偏光面が互いに90゜の角度を
有しているためであり、この性質を利用することによ
り、前記偏光板あるいは偏光膜により、基本波レーザ光
のみを選択的に取り除くことができる。
して第2高調波光に対する反射防止条件を満たすよう調
整することにより、ニオブ酸リチウム単結晶薄膜層と空
気との屈折率に大きな差があるために射出端面で生じて
いた反射による損失を低減でき、SHG出力を向上させる
ことができる。前記波長選択性の薄膜は、出射端面の後
方の射出端面から離れた位置に形成されてもよく、また
適当な接着剤を用いて出射端面上に固定されていてもよ
い。
着層の屈折率、厚さを前記第2高調波光に対する反射防
止条件に適合するようにして、SHG出力を向上させるこ
とが望ましい。
ー、ガラス基板上に波長選択性の干渉膜をコーティング
したもの等を使用できる。
nO、Al2O3等の酸化物、LiNbO3、LiTaO3、Y3Ga5O12、Gd3
Ga5O12等の複合酸化物、あるいはPMMA、MNA等の有機物
等を用いることができ、これらを重ねた多層薄膜も用い
ることができる。
リング法、液相エピタキシャル法、蒸着法、MBE(分子
ビームエピタキシャル:Molecular Beam Epitaxial)
法、MOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Depositio
n)法、イオンプレーティング法、LB法、スピンコート
法、ディップ法などを用いることができる。
層に入射されるように、半導体レーザのベアチップを接
合し、ワンチップ化しておくことが望ましい。
び、ブロック上に固着された半導体レーザ素子からな
り、前記半導体レーザ素子の発光領域の端面(この端面
からレーザ光が発せられる)と前記チャンネル型SHG素
子のチャンネル部位の端面が互いに近接するよう、前記
ブロックと前記チャンネル型SHG素子の基板が結合され
た構造を有し、 前記チャンネル型SHG素子におけるチャンネル部位の
幅W、板が結合された構造を有し、 前記チャンネル型SHG素子におけるチャンネル部位の
幅W、厚みT、前記半導体レーザ素子の中心線と前記チ
ャンネル型SHG素子におけるチャンネル部位の中心線の
幅方向における変位ΔX、厚み方向の変位ΔZ、前記ベ
アチップの発光領域の端面と前記チャンネル型SHG素子
のチャンネル部位の端面の間の距離ΔYが、以下の範囲
を満たすことが望ましい。
めの煩雑な調整を行う必要がないため、取り扱いやすく
なるからである。
の幅方向における偏位ΔX、厚み方向の偏位ΔZ、前記
ベアチップの発光領域の端面と前記チャンネル型導波路
のチャンネル部位の端面の間の距離ΔYが、上記範囲を
満たすことが望ましい理由は、上記範囲内では50%以上
のレーザ光入射効率が得られ、実用的だからである。
は、半導体レーザの発光領域の端面(即ちこの端面から
レーザ光が発せられる)に垂直で、前記半導体レーザの
発光領域の幅と厚みを同時に二分する直線を指す。
ネル部位の端面に垂直で、前記チャンネル部位の幅と厚
みを同時に二分する直線である。
レーザのベアチップの中心線とチャンネル型導波路にお
けるチャンネル部位の中心線が、完全に一致した状態を
ΔX=0、ΔZ=0として、特定の方向にずれた場合を
正とした場合に、該特定の方法とは反対方向にずれた場
合を負と定義している。
であること、また熱膨張を考慮すると、0.01μmを下限
とすることが好ましい。
幅W、厚みT、前記半導体レーザ素子の中心線と前記チ
ャンネル型SHG素子におけるチャンネル部位の中心線の
幅方向における偏位ΔX、厚み方向の偏位ΔZ、前記ベ
アチップの発光領域の端面と前記チャンネル型SHG素子
のチャンネル部位の端面の間の距離ΔYが、以下の範囲
を満たすことが望ましく、 −(W−2)μm/3≦ΔX≦(W−2)μm/3 0.05μm≦ΔY≦2μm −Tμm/3ΔZ≦Tμm/3 また −(W−2)μm/4≦ΔX≦(W−2)μm/4 0.1μm≦ΔY≦0.5μm −Tμm/4ΔZ≦Tμm/4 が好適である。
幅W、厚みTは、それぞれ、 1μm≦W≦15μm 0.2μm≦T≦6μm であることが望ましい。
2μm、厚み0.1〜0.4μmが普通であるため、上記範囲
のチャンネル型導波路を用いることにより、さらに高い
入射効率が得られるからである。
れ、 2μm≦W≦10μm 0.4μm≦T≦4μm を満たすことが好ましく、 4μm≦W≦7μm 1μm≦T≦2.5μm を満たすことが好適である。
ベアチップと近いため、熱サイクルに強く、また、化学
エッチングなどの加工処理しやすいからである。
にて結合されていることが望ましい。
板は固定板を介して結合されていてもよい。
G素子は、パッケージの中に封入されていることが望ま
しい。
機械衝撃に対する耐性を向上させることができ、また、
半導体レーザ素子の寿命を長くすることができたからで
ある。
へ出射するための窓が設けられていることが必要であ
る。
窓には、波長選択性のフィルターが設けられていること
が望ましい。
全く透過させないか、もしくは殆ど透過させない波長選
択性の薄膜あるいは板を指す。
ザ光を出射光から取り除き、必要な第2高調波光のみを
効率良く取り出すことができるからである。
に波長選択性フィルターを追加する場合に比べて、半導
体レーザ素子を保護したままで、プロセスの簡略化、コ
ストの低下、および第2高調波光の透過率の向上を図る
ことができる。
する。
を製造するにあたり、 基板上に薄膜を形成した後、前記薄膜を、以下の関係
式(A)あるいは(B)のいずれかを満たすようドライ
エッチングすることにより、膜厚調整して前記薄膜を薄
膜導波層とすることが必要である。
光屈折率、 nOF1:基本波レーザ光波長(λμm)における薄膜導波
層の常光屈折率、 neS2:第2高調波波長(λμm/2)における基板の異常光
屈折率、 neF2:第2高調波波長(λμm/2)における薄膜導波層の
異常光屈折率、 上記式(A)中のN1は、 であり、 また、上記式(B)中のN2は、 である。
子においては、前記関係式(A)あるいは(B)のいず
れかを満たす構造でないと第2高調波光への変換効率が
低く実用的でないからである。
にて行うことが必要である。
度の再現性がよく、1μm以下の精度でエッチングが可
能だからである。
プラズマエッチング、反応性イオンビームエッチングな
どがあるが、特にイオンビームエッチングが好適であ
る。
0.001μm程度と、極めて高精度で加工が可能であるた
め、薄膜導波層の厚みを所望の膜厚に調整するために
は、好適な加工方法である。
〜0.001μm/hrと小さくできるだけでなく、その再現性
が良く、均一なエッチング速度が得られ、また被加工材
料にダメージを殆ど与えないという優れた特性を有して
いる。
05μm程度の大きさとすることが好ましく、このような
高い精度の加工が可能で且つ薄膜導波層の光学的性質を
損なわない加工法としては、イオンビームエッチングが
最適である。
チングすることが好ましい。
た場合、ドライエッチングで飛びやすい原子と飛びにく
い原子があるため、表面に原子レベルの凹凸が発生し、
これを化学エッチングにて除去できたからである。
シャル成長法などの方法により形成することが望ましい
が、特に液相エピタキシャル成長法が好適である。
薄膜は、その結晶性が非常に優れているからである。
ましく、その幅は、1〜10μmが有利である。
できるからであり、また、幅が1〜10μmであることが
有利である理由は、幅が1μmより小さい場合、入射光
を導波路に導入することが難しく、入射効率が率いた
め、SHG変換効率も低くなってしまうからであり、一方
入射効率は幅が大きいほど高いが、10μmより大きい
と、光パワー密度が低下するため、SHG変換効率が低下
するからである。
る。
導波路構造を有するすべてのSHG素子を製造できるが、
特にチャンネル型のSHG素子を作成する方法としては、 1)基板上に薄膜を形成した後、該薄膜の膜厚調整を行
い、ついでエッチングマスクを形成し、ドライレッチン
グする方法、 2)エッチングマスクを形成した後、ドライエッチング
を行い、ついで前記エッチングマスクを除去し、再びイ
オンビームエッチングを行うことにより膜厚調整する方
法が有利である。
イオンビームエッチングを行うことにより、導波路パタ
ーンに段差を形成できるため、電子顕微鏡による測定か
ら膜厚と段差の比率をもとめ、前記段差を段差計にて実
測することにより、非常に高い精度で膜厚測定を行うこ
とができる。
ことができるため有利である。
はなく、電子顕微鏡のスケールによる測定が多かった
が、電子顕微鏡のスケールには誤差が含まれるため、正
確な測定は困難であった。
解決することができる。
薄膜が有利であるが、特にTi薄膜が好ましい。
で平滑な薄膜を容易に形成でき、薄膜の再現性もよく、
また通常のフォトリソグラフィー用レジストを侵食しな
い化学エッチング液で容易にエッチングでき、さらにド
ライエッチングによるエッチング速度が小さく、ドライ
エッチング用マスクとして安定に使用できるからであ
る。
フィーとRFスパッタリングにより導波路パターンとして
形成されることが有利である。
後、導波路パターン以外の部分を露光、現像し、Ti薄膜
をRFスパッタリングにて形成した後、前記感光性マスク
あを除去するか、あるいは、薄膜導波層上にTi薄膜をRF
スパッタリングにて形成した後、導波路パターンにそっ
てエッチングレジストを形成し、Ti薄膜をエッチングし
た後、エッチングレジストを除去することにより形成で
きる。
を光学研磨することが望ましい。
する光の波長の1/2以下になるまで研磨することであ
る。
により、形成した薄膜の表面状態が向上し、レーザ光の
散乱による損失が解消できるからである。
予めドライエッチングすることにより、所望の膜厚に近
付けておくことが望ましい。
厚と段差の比率をできる限り小さくし、膜厚測定の信頼
性を上げるためである。
法としては、基板上に形成された薄膜導波層の膜厚をド
ライエッチングにより、位相整合膜厚に対して96.3〜10
3.9(%)の範囲内の精度になるよう、調整するもので
ある。
103.9(%)の範囲内の精度に調整されてなることが必
要である理由は、前記範囲でのSHG変換効率が最も高い
からである。
102.0(%)であることが好ましく、99.2〜100.8(%)
であることが好適である。
本波レーザ光波長における常光屈折率(nOS1)が2.15
1、第2高調波波長における異常光屈折率(nes2)が2.2
61である厚さ0.5mmのXカツトLiTaO3単結晶基板上に、
液相エピタキシャル成長法により基本波レーザ光波長に
おける常光屈折率(nOF1)が2.270、第2高等波波長に
おける異常光屈折率(neF2)が2.263であるNd、Naをそ
れぞれ1mol%固溶させたLiNbO3単結晶薄膜を1.80μmの
厚さに成長させ、この薄膜をスラブ型導波路とする光回
路素子を作成した。このときの式(I)の値は59.6であ
った。両側の端面を鏡面研磨し該端面よりの光入出射を
可能としSHG素子とした。このSHG素子は、 {(λ+0.)N1/(λ3T)}=0.2の場合に相当する。
レーザを、Nd,Na固溶LiNbO3単結晶薄膜の光学軸(Z
軸)に対して90゜の入射角で入射した場合のSHG変換効
率を測定したところ18.8%であり、SHG変換効率が極め
て優れたSHG素子であることが認められた。
厚さを7.23μmとしたSHG素子を作成した。このときの
式(I)の値は59.6であった。このSHG素子は、 {(λ+0.1)N1/(λ3T)}=0.05の場合に相当する。
効率を測定したところ1.4%であり、SHG変換効率が充分
優れたSHG素子であることが認められた。
厚さを0.24μmとしたSHG素子を作成した。このときの
式(I)の値は59.6であった。このSHG素子は、 {(λ+0.1)N1/(λ3T)}=1.5の場合に相当する。
効率を測定したところ2.5%であり、SHG変換効率が充分
優れたSHG素子であることが認められた。
にフォトレジスト膜により幅5.0μmのエッチングマス
クを形成し、次いでイオンビームエッチングしてチャン
ネル型のSHG素子を作成した。このときの式(I)の値
は59.6であった。このSHG素子は、 {(λ+0.1)N1/(λ3T)}=0.2の場合に相当する。
効率を測定したところ30.0(チャンネル)であり、SHG
変換効率が極めて優れたSHG素子であることが認められ
た。
本波レーザ光波長における常光屈折率(nOS1)が0.75
9、第2高調波波長における異常光屈折率(nes2)が1.7
79であるAl2O3単結晶基板に、RFスパッタ法により基本
波レーザ光波長における常光屈折率(nOF1)が2.253、
第2高等波波長における異常光屈折率(neF2)が2.249
であるLiNbO3単結晶薄膜を3.15μmの厚さに成長させ、
この薄膜をスラブ型導波路とする光回路素子を作成し
た。このときの式(I)の値は1.051であった。両側の
端面を鏡面研磨し該端面よりの光入出射を可能としSHG
素子とした。このSHG素子は、 {(λ+0.)N2/(λ3T)}=0.5の場合に相当する。
レーザを、LiNbO3単結晶薄膜の光学軸(Z軸)に対して
90゜の入射角で入射した場合のSHG変換効率を測定した
ところ12.2%であり、SHG変換効率が極めて優れたSHG素
子であることが認められた。
基本波レーザ光波長における常光屈折率(nOS1)が2.15
1、第2高調波波長における異常屈折率(nes2)が2.261
である厚さ0.5mmのZカツトLiTaO3単結晶基板上に、液
相エピタキシャル成長法により基本波レーザ光波長にお
ける常光屈折率(nOF1)が2.264、第2高調波における
異常光屈折率(neF2)が2.263であるLiNbO3単結晶薄膜
を成長させた後、表面を鏡面研磨し、このLiNbO3薄膜を
導波層とするスラブ型導波路を作成した。このとき式
(I)の値は56.5であった。
により、膜厚2.50μm±0.05μmに調整した。
磨により鏡面研磨して端面からの光入射を可能とし第2
高調波発生素子とした。このSHG素子は、 {(λ+0.1)N2/(λ3T)}=0.43の場合に相当する。
(SHG素子)を用い、波長0.83μm、50mWの半導体レー
ザをLiNbO3単結晶薄膜の光学軸(Z軸)に対して90゜の
入射角で入射した場合のSHG変換効率測定したところ5.6
%であり、SHG変換効率が極めて優れたSHG素子であるこ
とが認められた。
さを0.45μmとしたSHG素子を作成した。このときの式
(I)の値は1.051であった。このSHG素子は、 {(λ+0.1)N2/(λ3T)}=3.5の場合に相当する。
効率を測定したところ1.7%であり、SHG変換効率が充分
優れたSHG素子であることが認められた。
さを8.74μmとしたSHG素子を作成した。このときの式
(I)の値は1.051であった。このSHG素子は、 {(λ+0.1)N2/(λ3T)}=0.18の場合に相当する。
効率を測定したところ1.2%であり、SHG変換効率が充分
優れたSHG素子であることが認められた。
本波レーザ光波長における常光屈折率(nOS1)が1.96
5、第2高調波波長における異常光屈折率(nes2)が1.9
79であるNdGG(Nd3Ga5O12)単結晶板に、RFスパッタ法
により基本波レーザ光波長における常光屈折率(nOF1)
が2.250、第2高調波波長における異常光屈折率
(neF2)が2.225であるSBN25(Sr0.25Ba0.75Nb2O5)薄
膜を2.29μmの厚さに成長させ、この薄膜をスラブ型導
波路とする光回路素子を作成した。両側の端面を鏡面研
磨し該端面よりの光入出射を可能としSHG素子とした。
このときの式(I)の値は1.158であった。このSHG素子
は、 {(λ+0.1)N2/(λ3T)}=0.52の場合に相当する。
レーザを、SBN25薄膜の光学軸(Z軸)に対して0゜の
入射角で入射した場合のSHG変換効率を測定したところ1
7.8%であり、SHG変換効率が極めて優れたSHG素子であ
ることが認められた。
0μmとしたSHG素子を作成した。このときの式(I)の
値は1.158であった。このSHG素子は、 {(λ+0.1)N2/(λ3T)}=4.0の場合に相当する。
効率を測定したところ1.1%であり、SHG変換効率が充分
優れたSHG素子であることが認められた。
5μmとしたSHG素子を作成した。このときの式(I)の
値は1.158であった。このSHG素子は、 {(λ+0.1)N2/(λ3T)}=0.3の場合に相当する。
効率を測定したところ4.5%であり、SHG変換効率が充分
優れたSHG素子であることが認められた。
本波レーザ光波長における常光屈折率(nOS1)が1.86
0、第2高調波波長における異常光屈折率(nes2)が1.8
22であるKTP(KTiOPO4)単結晶板に、液相エピタキシャ
ル成長法により基本波レーザ光波長における常光屈折率
(nOF1)が2.320、第2高調波波長における異常光屈折
率(neF2)が2.319であるKNbO3単結晶薄膜を4.10μmの
厚さに成長させ、この薄膜をスラブ型導波路とする光回
路素子を作成した。このときの式(I)の値は0.925で
あった。両側の端面を鏡面研磨し該端面よりの光入出射
を可能としSHGとした。このSHG素子は、 {(λ+0.1)N2/(λ3T)}=0.67の場合に相当する。
mWの半導体レーザを光源とした場合のSHG変換効率を測
定したところ13.8%であり、SHG変換効率が極めて優れ
たSHG素子であることが認められた。
μmとしたSHG素子を作成した。このときの式(I)の
値は0.925であった。このSHG素子は、 {(λ+0.1)N2/(λ3T)}=4.0の場合に相当する。
効率を測定したところ1.1%であり、SHG変換効率が充分
優れたSHG素子であることが認められた。
μmとしたSHG素子を作成した。このときの式(I)の
値は0.925であった。このSHG素子は、 {(λ+0.1)N2/(λ3T)}=0.3の場合に相当する。
効率を測定したところ1.2%であり、SHG変換効率が充分
優れたSHG素子であることが認められた。
基本波レーザ光波長における常光屈折率(nOS1)が1.96
5、第2高調波波長における異常光屈折率(nes2)が1.9
79であるLBO(LiB3O5)基板に、RFスパッタ法により基
本波レーザ光波長における常光屈折率(nOF1)が2.26
2、第2高調波波長における異常光屈折率(neF2)が2.2
56であるBBO(β−BaBO4)薄膜を5.24μmの厚さに成長
させ、この薄膜をスラブ型導波路とする光回路素子を作
成した。このときの式(I)の値は1.072であった。両
側の端面を鏡面研磨し該端面よりの光入出射を可能とし
SHGとした。このSHG素子は、 {(λ+0.1)N2/(λ3T)}=0.9の場合に相当する。
ーザを、BBO薄膜の光学軸(Z軸)に対して0℃の入射
角で入射した場合のSHG変換効率を測定したところ33.4
%であり、SHG変換効率が極めて優れたSHG素子であるこ
とが認められた。
μmとしたSHG素子を作成した。このときの式(I)の
値は1.072であった。このSHG素子は、 {(λ+0.1)N2/(λ3T)}=4.0の場合に相当する。
を測定したところ2.8%であり、SHG変換効率が充分優れ
たSHG素子であることが認められた。
μmとしたSHG素子を作成した。このときの式(I)の
値は1.072であった。このSHG素子は、 {(λ+0.1)N2/(λ3T)}=0.3の場合に相当する。
を測定したところ2.2%であり、SHG変換効率が充分優れ
たSHG素子であることが認められた。
き、基本波レーザ光波長における常光屈折率(nOS1)が
2.151、第2高調波波長における異常光屈折率(nes2)
が2.261である厚さ0.5mmのXカットLiTaO3単結晶板上
に、液相エピタキシャル成長法により基本波レーザ光波
長における常光屈折率(nOF1)が2.270、第2高調波波
長における異常光屈折率(neF2)が2.263であるNd、Na
をそれぞれ1mol%固溶させたLiNbO3単結晶薄膜を成長さ
せた後、表面を鏡面研磨し、この薄膜を導波路とするス
ラブ型導波路を作成した。このときの式(I)の値は5
9.5であった。
ムエッチングにより、膜厚2.30±0.03μmに調整した。
施例6の(3)と同様の方法にて幅10μm、膜厚2.30±
0.03μm、段差1μmのリッジ型のチャンネル型導波路
を作成した。
バフ研磨により鏡面研磨して端面からの光入出射を可能
とし第2高調波発生素子(SHG素子)とした。このSHG素
子は、 {(λ+0.1)N2/(λ3T)}=0.16の場合に相当する。
レーザを単結晶薄膜の結晶軸(Z軸)に対して90゜の角
度で入射した場合のSHG変換効率を測定したところ25.6
%であり、非常に高い効果が得られた。
トLiTaO3単結晶基板上に厚さ1μmのV2O5薄膜を形成
し、熱拡散法によりLiTaO3単結晶表層にVを拡散させ
た。基本波レーザ光波長λを0.83μmとしたとき、V拡
散LiTaO3基板の常光屈折率(nOS1)は2.153、第2高調
波λ/2におけるV拡散LiTaO3基板の異常光屈折率
(nes2)が2.272となった。
波レーザ光波長λを0.83μmとしたとき常光屈折率(n
OF1)が2.281、第2高調波における異常光屈折率
(neF2)が2.276であるMg、Nd(それぞれ5mol%、2mol
%)固溶LiNbO3単結晶薄膜を成長させた後、表面を鏡面
研磨しこのMg、Nd固溶LiNbO3薄膜の導波層とするスラブ
型導波路を作成した。このときの式(I)の値は32であ
った。
ッチングにより、膜厚2.13±0.04μmに調整した。
フォトリソグラフィーとRFスパッタリングによりTi導波
路パターンを形成し、これをエッチングマスタとしてプ
ラズマエッチングすることにより幅10μm、膜厚2.13±
0.04μm段差1μmのリッジ型のチャンネル型導波路を
作成した。
バフ研磨により鏡面研磨して端面からの光入出射を可能
とし第2高調波発生素子(SHG素子)とした。このSHG素
子は、 {(λ+0.1)N2/(λ3T)}=0.34の場合に相当する。
レーザを単結晶薄膜の結晶軸(Z軸)に対して90゜の角
度で入射した場合のSHG変換効率を測定したところ23.1
%であり、非常に高い効率が得られた。
スパッタリング法により基本レーザ光波長における常光
屈折率(nOC1)が1.900、第2高調波における異常光屈
折率(nec2)が1.900である。ZnO薄膜を5μmの厚さに
形成して、ZnO薄膜をクラッド層とする三層構造のチャ
ンネル型導波路とした。
バフ研磨とし第2高調波発生素子とした。
(SHG素子)を用い、波長0.83μm、50mWの半導体レー
ザをLiNbO3単結晶薄膜膜の結晶軸(Z軸)に対して90゜
の角度で入射した場合のSHG変換効率測定したところ17.
3%であり、SHG変換効率が極めて優れてSHG素子である
ことが認められた。
晶基板の上にRFスパッタ法により膜厚5μmのLiTaO3単
結晶薄膜を形成した。このようにして得られた基板の基
本波レーザ光波長λを0.83μmとしたときの常光屈折率
(nOS1)は2.1511、第2高調波λ/2における異常光屈折
率(nes2)は2.2511となつた。
長法により基本波レーザ光波長λを0.83μmとしたとき
常光屈折率(nOF1)が2.281、第2高調波における異常
光屈折率(neF2)が2.276であるMg、Nd(それぞれ5mol
%、2mol%)固溶LiNbO3単結晶薄膜を成長させた後、表
面を鏡面研磨しこのMg、Nd固溶LiNbO3薄膜を導波層とす
るスラブ型導波路を作成した。このときの式(I)の値
は5.21であった。
ッチングにより、膜厚2.47±0.04μmに調整した。
フォトリソグラフィーとRFスパッタリングによりTi導波
路パターンを形成し、これをエッチングマスクとしてプ
ラズマエッチングすることにより幅10μm、膜厚2.47±
0.04μm段差1μmのリッジ型のチャンネル型導波路を
作成した。
バフ研磨により鏡面研磨して端面からの光入出射を可能
とし第2高調波発生素子(SHG素子)とした。このSHG素
子は、 {(λ+0.1)N2/(λ3T)}=0.13の場合に相当する。
レーザを単結晶薄膜の結晶軸(Z軸)に対して90゜の角
度で入射した場合のSHG変換効率を測定したところ29.2
%であり、非常に高い効果が得られた。
SHG素子を、半導体レーザの発光領域とチャンネル型導
波路の一方の端面と向合わせて精密に位置合わせした
後、シリコンブロック上に半導体レーザチップとSHG素
子を紫外線硬化樹脂を用いて固定した。
ィングして、駆動電力を供給できるようにした。
した後、図1のように金属性の気密封止パッケージの中
に入れ、外部ピンとワイヤを電気的に接続して外部ピン
により動作電力を供給できるようにすると共に、波長選
択性のガラス窓を設けたキャップを被せて、内部を高純
度窒素ガス雰囲気で気密封止した。
作成した気密封止パッケージ型素子に半導体レーザから
の出力が48.0mWとなる動作電圧を加えた時、ガラス窓か
ら出射する第2高調波の出力は、4.6mW、また半導体レ
ーザの出力は、0.01mWとなり、第2高調波を効率良く取
り出すことができた。
変換効率を有する薄膜導波路構造のSHG素子を提供する
ことができる。
概略図である。 第2図はリッジ型SHG素子の概略図である。 1……波長選択フィルター 2……封止キャップ 3……SHGデバイス 4……固定ベース 5……半導体レーザチップ 6……ヒートシンク 7……マウント 8……リードピン 9……膜厚(導波路パターンの厚み:Tμm) 10……導波路パターンに設けられた段差 11……基板 12……スラブ型導波層の厚み(膜厚からの段差を引いた
厚み)
Claims (13)
- 【請求項1】基板上に薄膜導波層が形成されてなる第2
高調波発生素子であって、基本波レーザー光波長(λμ
m)、薄膜導波層の膜厚(Tμm)、基本波レーザー光
波長(λμm)における基板の常屈折率(nSO1)、基本
波レーザー光波長(λμm)における薄膜導波層の常光
屈折率(nOF1)、第2高調波波長(λμm/2)における
基板の異常光屈折率(neS2)および第2高調波波長(λ
μm/2)における薄膜導波層の異常光屈折率(neF2)
が、 のいずれかの関係式で表されることを特徴とする第2高
調波発生素子。 ただし、上記式(A)中のN1は、 また、上記式(B)中のN2は、 である。 - 【請求項2】前記薄膜導波層の光学軸(Z軸)に対する
基本波レーザー光の入射角(θ)が0±15゜あるいは90
±15゜である請求項1記載の第2高調波発生素子。 - 【請求項3】基板上に薄膜導波層が形成されてなる第2
高調波発生素子であって、 前記薄膜導波層は、基板上に形成された薄膜が以下の関
係式(A)あるいは(B)を満たすようにドライエッチ
ングにより膜厚調整されたものであることを特徴とする
第2高調波発生素子。 ただし、 Tμm:薄膜導波層の膜厚、 λμm:基本波レーザー光波長 nOS1:基本波レーザー光波長(λμm)における基板の
常光屈折率、 nOF1:基本波レーザー光波長(λμm)における薄膜導
波層の常光屈折率、 neS2:第2高調波波長(λμm/2)における基板の異常光
屈折率、 neF2:第2高調波波長(λμm/2)における薄膜導波層の
異常光屈折率、 上記式(A)中のN1は、 であり、 また、上記式(B)中のN2は、 である。 - 【請求項4】前記薄膜導波層の光学軸(Z軸)に対する
基本波レーザー光の入射角(θ)が0±15゜あるいは90
±15゜である請求項3記載の第2高調波発生素子。 - 【請求項5】前記ドライエッチングは、イオンビームエ
ッチングである請求項3に記載の第2高調波発生素子。 - 【請求項6】前記ドライエッチングは、プラズマエッチ
ング、反応性イオンビームエッチング、スパッタエッチ
ングから選ばれる請求項3に記載の第2高調波発生素
子。 - 【請求項7】前記薄膜導波層は、チャンネル型導波層で
ある請求項3に記載の第2高調波発生素子。 - 【請求項8】前記チャンネル型導波層はリッジ型である
請求項7に記載の第2高調波発生素子。 - 【請求項9】基板上に薄膜導波層が形成された第2高調
波発生素子を製造するにあたり、 基板上に薄膜を形成した後、前記薄膜をドライエッチン
グすることにより、以下の関係式(A)あるいは(B)
のいずれかを満たすように膜厚調整して前記薄膜を薄膜
導波層とすることを特徴とする第2高調波発生素子の製
造方法。 ただし、 Tμm:薄膜導波層の膜厚、 λμm:基本波レーザー光波長 nOS1:基本波レーザー光波長(λμm)における基板の
常光屈折率、 nOF1:基本波レーザー光波長(λμm)における薄膜導
波層の常光屈折率、 neS2:第2高調波波長(λμm/2)における基板の異常光
屈折率、 neF2:第2高調波波長(λμm/2)における薄膜導波層の
異常光屈折率、 上記式(A)中のN1は、 であり、 また、上記式(B)中のN2は、 である。 - 【請求項10】前記基板上に形成された薄膜にエッチン
グマスクを形成した後、ドライエッチングを行い、つい
でエッチングマスクを除去することにより薄膜導波層に
段差を形成する請求項9に記載の第2高調波発生素子の
製造方法。 - 【請求項11】前記エッチングマスクは、Ti薄膜である
請求項10に記載の第2高調波発生素子の製造方法。 - 【請求項12】前記ドライエッチングは、イオンビーム
エッチングである請求項9に記載の第2高調波発生素子
の製造方法。 - 【請求項13】前記ドライエッチングは、プラズマエッ
チング、反応性イオンビームエッチング、スパッタエッ
チング、から選ばれる請求項9に記載の第2高調波発生
素子の製造方法。
Applications Claiming Priority (2)
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