JPH0453934A - 第2高調波発生素子 - Google Patents

第2高調波発生素子

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JPH0453934A
JPH0453934A JP16282990A JP16282990A JPH0453934A JP H0453934 A JPH0453934 A JP H0453934A JP 16282990 A JP16282990 A JP 16282990A JP 16282990 A JP16282990 A JP 16282990A JP H0453934 A JPH0453934 A JP H0453934A
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JP
Japan
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thin film
refractive index
wavelength
harmonic
waveguide layer
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Application number
JP16282990A
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English (en)
Inventor
Akira Enomoto
亮 榎本
Masaya Yamada
雅哉 山田
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Ibiden Co Ltd
Original Assignee
Ibiden Co Ltd
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Publication date
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Priority to EP91109730A priority patent/EP0463499A1/en
Publication of JPH0453934A publication Critical patent/JPH0453934A/ja
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/35Non-linear optics
    • G02F1/37Non-linear optics for second-harmonic generation
    • G02F1/377Non-linear optics for second-harmonic generation in an optical waveguide structure

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Optical Integrated Circuits (AREA)
  • Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、極めて高い第2高調波光への変換効率を有す
る第2高調波発生素子に関し、特に本発明は、LiNb
0.基板上にLiTa0+薄膜が形成され、該LiTa
O31膜上にLiNbO3薄膜導波層が形成されてなる
第2高調波発生素子(以下、第2高調波発生素子をSH
G素子という)に関する。
(従来の技術) SHO素子は非線形光学効果をもつ光学結晶材料の非線
形光学効果を利用して入射された波長λのレーザーをλ
/2の波長に変換して出力する素子であって、出力光の
波長が1/2に変換されることから、光デイスクメモリ
やCDプレーヤ等に応用することにより記録密度を4倍
にすることができ、またレーザープリンタ、フォトリソ
グラフィー等に応用することにより高い解像度を得るこ
とができる。
従来SHG素子としては、高出力のガスレーザーを光源
とする、非線形光学結晶のバルク単結晶が用いられてき
た。しかし、近年光デイスク装置、レーザープリンタ等
の装置全体を小型化する要求が強いこと、ガスレーザー
は光変調のため外部に変調器が必要であり小型化に適し
ていないことから、直接変調が可能で、ガスレーザーに
比べて安価で取扱が容易な半導体レーザーを使用するこ
とができるSHO素子が要求されている。 なお、半導
体レーザーを光源とする場合、一般に半導体レーザーの
出力が数mWから数十mWと低いことから、特に高い変
換効率を得ることのできるSHG素子であることが必要
である。
ところで、非線形光学効果を持ち、SHG素子に使用す
ることのできる光学結晶材料としては、ニオブ酸リチウ
ム(LiNbOs)、タンタル酸リチウム(LiTaO
z )、KTiOPO,、K N b Oz 、B a
 z N a N b 50 + s、BazLiNb
sO+s等があり、なかでもL i N b Oxは非
線形光学定数が高(、光損失が小さく最も適している。
(従来技術の問題点) 従来LiNbO3材料を使用して光導波路を形成する方
法としては、L iN b Osのバルク単結晶にTi
拡散、プロトン交換、外拡散等の処理を施して屈折率を
変化せしめた層を形成する方法が知られているが、これ
らの方法で得られる導波路は、波長の短いレーザー光源
、特に波長が1μm以下のレーザー光源に対しては、バ
ルクとの屈折率の差をそれ程大きくすることが困難で、
第2高調波を発生させるための位相整合、すなわち、入
射レーザー光の導波路中での屈折率(実効屈折率)と、
第2高調波光の実効屈折率とを一致させることが極めて
困難〔山田、宮崎;電子情報通信学会技術研究報告、M
W87−113 (1988)〕であり、しかも導波路
とバルクとの境界が明確でないことから光波が導波路か
ら拡がり易く、光エネルギーを集中させ難いため、特に
高い変換効率を得ることが困難であるという問題があっ
た。
このため本発明者らはLiNbO5材料を使用し、0.
8μm帯の半導体レーザー光源を用いて、基本波光と第
2高調波光の位相整合が得られる組み合わせについて種
々検討し、特定の屈折率を有するL + T a Oy
単結晶と、その表面に特定の屈折率を有するL i N
 b Os薄膜を導波層として組み合わせた構造で位相
整合が可能となる条件を見出し、先に特願昭63−16
0804号を出願した。
しかしながら先の発明は、基本波レーザー光源として0
.8μm帯の半導体レーザーを使用することができるだ
けの極めて適用範囲の狭いものであり、しかも、物質の
屈折率は一般的に波長により変化するため、異なった波
長のレーザ光光源には適用することができなかった。
また、先の発明ではLiTaO3基板上に直接L I 
N b Oz薄膜を形成しているが、単結晶薄膜の担体
として使用されている市販のLiTaO3単結晶基板は
、主としてSAWデバイス用であって、不純物の含有量
が多い(〉2ppm)、屈折率分布が大きい(10−’
/cm程度)、結晶性が悪いなどの問題があり、このた
め光学薄膜用の基板として使用した場合、基板上に形成
される薄膜導波層は基板の結晶性を転写することから、
ドメイン(粒界)等の欠陥が生じゃすく、薄膜導波層の
光の伝播性、電気光学効果、非線形光学効果などの特性
が低下してしまう。
また、前記基板として光学グレードのLiTa01基板
を使用することが可能であるが、光学グレードの単結晶
基板はLiNb○、を除いて殆ど市販されておらず、高
価であり汎用向きではない。
そこで本発明者らは、LiNb0z材料を使用し、種々
の波長のレーザ光光源で位相整合が可能となるSHG素
子の条件について鋭意研究した結果、基板としてLiN
b○、基板上に形成されたLiTa0t¥iI膜を使用
し、このLiTaO3薄膜の上にL i N b Os
薄膜導波層を形成し、LiTaO3薄膜の基本波レーザ
ー光波長(λμm)における常光屈折率(nos+ )
および第2高調波波長(λμm/2)における異常光屈
折率(nest )の値を特定の範囲とし、なおかつ基
本波レーザー光波長(λμm)における LiNbO5薄膜導波層の常光屈折率(nay+)、L
iTaO3薄膜の第2高調波波長(λμm/2)におけ
る異常光屈折率(n、s□)およびLiNb0.薄膜導
波層の第2高調波波長(λμm/2)における異常光屈
折率(n*yz )を特定の関係を満足せしめるよう設
定することにより、第2高調波を極めて効率的に発生さ
せることができることを新規に見出すに到り、本発明を
完成させた。
c問題を解決するための手段) 本発明は、LiNb○、基板上にLiTaO3薄膜が形
成され、該LiTaO3薄膜上にLiNbo2薄膜導波
層が形成されてなり、 LiTaO3薄膜の基本波レーザー光波長(λμm)に
おける常光屈折率(nas+)が2.00〜2.20、
第2高調波波長(λμm/2)における異常光屈折率(
n@!Z )が2.15〜2.35であり、L i N
 b Os fi膜導波層の基本波レーザー光波長(λ
μm)における常光屈折率(nOF、)と第2高調波波
長(λμm/2)における異常光屈折率(naF□)が
下記の関係式で示されることを特徴とするSHG素子で
ある。
(nov+   nest  ) (作用) 本発明のSHG素子の構造は、L i N b Oz基
板上にLiTa0sFji膜が形成されてなり、該Li
 T a Oz薄膜上にL i N b Ox薄膜導波
層が形成されてなるものであることが必要である。
SHG素子の構造として、薄膜導波層が形成されてなる
ことが必要な理由は、 薄膜導波層が形成されたSHG素子における第2高調波
光の発生は、薄膜に集中した光のエネルギーを利用でき
ることや光波が薄膜内に閉じ込められ、拡がらないため
に、長い距離にわたって相互作用を行わせ得ることなど
の利点を有しているばかりでなく、従来用いられている
バルクを使用したSHG素子では、位相整合できない物
質でも薄膜のモード分散を利用することにより位相整合
ができることなどの利点を有するからである。
また、本発明の薄膜導波層としてLiNbO5を用いる
ことが必要な理由は、前記LiNb0゜は非線形光学定
数が大きいこと、光の損失が小さいこと、均一な膜を作
成できることが挙げられる。
前記基板としてL i N b Oxを用いることが必
要である理由は、該基板は市販されているため入手しや
すく、機械的、熱的衝撃に強く、薄膜形成工程における
破損のおそれが殆どないためである。
また、前記LiTaO3と前記LiNb0.は結晶構造
が類似しており、互いに薄膜を形成しやすいことから薄
膜導波路型SHG素子の構成材料として好適である。
なお、前記LiTa0sil膜、前記LiNbO3薄膜
、L iN b Os基板は、いずれも単結晶であるこ
とが有利である。
これは、単結晶の方が光学的特性が優れているからであ
る。
本発明(D L iN b O!薄膜導波層がLiNb
01基板上のLiTaO3薄膜の上に形成されてなるこ
とが必要な理由は、次のように説明できる。
一般にLiNb0.は、LiTaO3に比べ結晶性が優
れていることから、LiNb0.基板上にLiTa○、
薄膜を形成することにより、LiNb○3基板の結晶性
をL i T a Ox薄膜に転写でき、前記結晶性に
優れたLiTaC1+薄膜を形成できる。
このため、前記結晶性に優れたLiTaO3薄膜上にf
!#導波層としてLiNbO3を形成することにより、
光の伝播性、非線形光学効果などの特性が優れた薄膜導
波路が得られ、高効率のSHG出力を得ることが可能だ
からである。
また、平板状のLiTaO5を基板とする場合よりも、
機械的、熱的衝撃に強い、LjNbOz薄膜の担体を得
ることができる。
前記L i N b Os基板は、光学グレードである
ことが望ましい。
前記光学グレードのLiNb0.基板とは、結晶性が優
れ、鉄などの不純物の含有量2ppm以下、屈折率分布
10−’/cm(局所≦1O−5)以下、原料純度99
.999%以上のものを指す。
前記L i N b O3基板が、光学グレードである
ことが望ましい理由は、光学グレードのLiNb0、基
板上にLiTa0sE!膜を形成することにより、光学
グレードのLiTaO5薄膜を得ることができ、この光
学グレードのLiTaO3薄膜上にLiNbO3を形成
することにより、前記LiTao、薄膜の結晶性がLi
NbO5に転写され、光の伝播性、電気光学効果、非線
形光学効果が特に優れた薄膜導波層が得られるからであ
る。
前記LiTaO3薄膜の厚みは、0.2〜30μmであ
ることが望ましい。
この理由は、前記LiTa03fi膜の厚みが0゜2μ
mより薄い場合、導波光が漏れてしまい、また、30μ
mより厚い場合、結晶性が低下してしまうからである。
前記LiNbO5?!膜の厚みは、特に0.5〜10μ
mが好ましく、1〜5μmが有利である。
本発明における、LiTaO3薄膜とLiNb0ff基
板、およびLiTa○、薄膜とLiNb0:+FI膜導
膜層波層れぞれ格子整合されてなることが望ましい。
前記格子整合とは、L i N b Oxの格子定数を
、LiTa0i格子定数の99.81〜100.07%
とすることである。
このような格子整合が望ましい理由は、格子の歪みやマ
イクロクランク等のない薄膜を形成できるからである。
゛本発明における格子整合の方法としては、LiNb0
.基板あるいはL i N b O3薄膜導波層に異種
元素を含有させ、格子定数を大きくするか、逆にLiT
aO3薄膜に異種元素を含有させ、格子定数を小さくす
る方法が有利である。
前記LiNb0.基板あるいはLiNbO5薄膜導波層
に含有させる異種元素は、NaとMgであることが望ま
しい。
この理由は、NaとMgの原子もしくはイオンは、Li
Nb0.に対する置換あるいは固溶により、LiNb0
.の格子定数を大きくする効果を有しているため、Na
とMgの組成を調整することによりLiNb0.基板も
しくは、薄膜導波層とLiTa0z!膜の格子整合を得
ることができるからである。
また、Mgは、薄膜の光損傷を防止する効果があり、高
効率のSHC,出力を得るために有利である。
また、前記NaとMgの含有量は、それぞれLi N 
b O3に対して、0.1〜4.8モル%、0゜8〜1
0.8モル%であることが望ましい。
この理由は、Naの含有量が0.1モル%より少ない場
合、Mg添加量の添加量の如何に関わらず、LiNb○
、薄膜とLiTaO3薄膜との格子整合が得られず、ま
た、4.8モル%を越えた場合は逆に格子定数が大きく
なりすぎ、いずれの場合もL iN b Os薄膜とL
iTa0z薄膜との格子整合が得られないからである。
また、Mgの含有量が0.8モル%より少ない場合は、
光損傷を防止する効果が不十分であり、10.8モル%
を越える場合は、LiMg0z系の結晶が析出してしま
うため含有させることができない。
また、前記L i T a Oz薄膜に含有させる異種
元素は、Tiであることが好ましい。
この理由は、TiはLiTaO3の格子定数を小さくす
る効果を有するからである。
前記Tiの含有量は、5.0〜7.0mo 1%である
ことが望ましい。
この理由は、上記範囲を外れた場合、LiNb01基板
あるいは薄膜導波層との格子整合が得られないからであ
る。
さらに、前記LiTaO3薄膜の(0001)面にL 
IN b Oi 薄膜を形成することが望ましい。
前記(0001)面とは、結晶のC軸に垂直な面を意味
する。
前記LiTa0sfi膜の(0001)面がLiNb0
.薄膜の成長面であることが望ましい理由は、前記(0
’0O1)面は、a軸のみで構成されるため、a軸の格
子定数を変えるだけで、LiNb01基板膜と格子整合
できるからである。
また、前記LiTaO5薄膜上に形成されるLiNb0
1基板膜の格子定数(a軸)は、前記LiTag、薄膜
の格子定数(a軸)の99.81〜100.07%が好
ましく、99.92〜100゜03%が好適である。
この理由は、前記範囲を外れる場合、L 1TaO3と
L i N b 03の格子定数を整合させ難いからで
ある。
本発明のSHG素子を構成するLiNb0*m膜は、波
長0.83μmの半導体レーザ光に対する光伝播損失が
、1.4dB/cm以下であることが望ましい。
前記光伝播損失は、光が薄膜中を伝播する際の光の進行
方向の単位長さ当りの光強度低下割合を示すものであり
、これには散乱損失と吸収損失が含まれる。
散乱損失は、基板と薄膜との界面の状態、m)I#の表
面状態及び薄膜中のマイクロクランク等に依存する。
また、吸収損失は、薄膜の特性にのみ関与するものであ
り、薄膜の結晶性や不純物混入割合等に依存する。
本発明のSHG素子は、LiTa0zF!膜の基本波レ
ーザー光波長(λ)における常光屈折率(nest)が
2.00〜2.20、第2高調波波長(λ/2)におけ
る異常光屈折率(nest )が2.10〜2.40で
あり、基本波レーザー光波長(λμm)におけるLiN
b0>薄膜導波層の常光屈折率(noy+ ) 、L 
i T a 03薄膜の第2高調波波長(λμm/2)
における異常光屈折率(nms、)と第2高調波波長(
λμm/2)における異常光屈折率(nmyz )が下
記の関係式を満足するものであることが必要である。
(λμm/2)における異常光屈折率(n’s□)力<
2.15〜2.35であり、しかも前記関係式を満足す
る構造とすることにより、極めて高い変換効率を有する
SHG素子を得ることができるからである。
特に高い変換効率を得るには、 T  (nov+   nm5z  )を満足すること
が有利であり、なかでも、(nmFl   n63g 
 ) その理由は、前記LiTa0sfi膜膜の基本波レーザ
ー光波長(λμm)における常光屈折率(n。5.)が
2.00〜2.2o、第2高調波波長T  (nov+
   nest  )を満足することが好適である。
本発明のSHG素子は、LiTaO3薄膜の基本波レー
ザー光波長(λμm)における常光屈折率(n++s+
)が2.00〜2.20、第2高調波波長(λμm/2
)における異常光屈折率(nus2)が2.15〜2,
35であることが必要である。
その理由は、LiTa0i薄膜の基本波レーザ−光波長
における常光屈折率(nos+ )および第2高調波波
長における異常光屈折率(nゆ、2)は、なるべく低い
ことが望ましいが、前記屈折率の範囲よりも低いLiT
a0xfjf膜を得ることは困難であるからであり、一
方前記屈折率の範囲よりも高いと高い変換効率を有する
SHG素子を得ることが困難になるからである。
前述の如き屈折率を有するLiNb0a薄膜導波層、も
しくはLiTaO3薄膜は、Na、Cr。
Mg、Nd、Ti、■などの異種元素を含有させること
により、屈折率を調整したものを使用することが有利で
ある。
前記LiNb0xF!膜導波層、LiTa03m膜に、
Na、Cr、Nd、Tiなどを含有させることにより、
前記LiNb0□薄膜導波層、およびLiTa0z薄膜
の屈折率を上げることができ、また、Mg  Vなどを
含有させることにより、前記LiNb0.薄膜導波層、
およびLiTa0+薄膜の屈折率を下げることができる
前記Naの含有量は、0.1〜10mo1%であること
が望ましい。この理由は、Naの含有量が1 Omo 
1%を越える場合は、LiTa03F![膜の光学的特
性が低下するからであり、また0゜1mo1%より低い
場合、屈折率が殆ど変化しないため、いずれの場合も実
用的なSHG素子とはならないからである。前記Naの
含有量は、なかでも0.8mo1%〜2mo 1%が好
適である。
また、前記Crの含有量は、0.02〜20mo1%で
あることが望ましい。この理由は、前記Crの含有量が
20m膜1%を越える場合は、LiNbO3薄膜導波層
、あるいはLiTaQ。
薄膜の光学的特性が低下するからであり、またOllm
o 1%より低い場合、屈折率が殆ど変化しないため、
いずれの場合も実用的なSHG素子とはならないからで
ある。前記Crの含有量は、なかでも0.2mo1%〜
10mo1%が好適である。
さらに、前記Mgの含有量は、0.1〜20mo1%で
あることが望ましい。この理由は、前記Mgの含有量が
20m膜1%を越える場合は、LiTa0z薄膜の光学
的特性が低下するからであり、またQ、1mo1%より
低い場合、光損傷を防止する効果が殆どないため、いず
れの場合も実用的なSHG素子とはならないからである
。前記Mgの含有量は、なかでも2.Omo1%〜10
mo 1%が好適である。
前記Tiの含有量は、0.2〜30mo1%であること
が望ましい。この理由は、Tiの含有量が30m膜1%
を越える場合は、LiNbO3薄膜導波層、あるいはL
iTaO3薄膜の光学的特性が低下するからであり、ま
た0、2mo1%より低い場合、屈折率が殆ど変化しな
いため、いずれの場合も実用的なSHG素子とはならな
いからである。前記Tiの含有量は、なかでも1.Om
o1%〜] 5mo 1%が好適である。
前記Ndの含有量は、0.02〜l Omo I%であ
ることが望ましい、この理由は、Ndの含有量が10m
膜1%を越える場合は、L iN b Os薄膜導波層
、あるいはLiTaO3薄膜の光学的特性が低下するか
らであり、また0、02m膜1%より低い場合、屈折率
が殆ど変化しないため、いずれの場合も実用的なSHG
素子とはならないからである。前記Ndの含有量は、な
かでも0゜5mo 1%〜5mo 1%が好適である。
前記■の含有量は、0.05〜30mo1%であること
が望ましい。この理由は、前記■の含有量が30m膜1
%を越える場合は、LiNbO5薄膜導波層、あるいは
LiTaO3薄膜中に構造の異なる結晶が析出して光学
的特性が低下するからであり、また0、05m膜1%よ
り低い場合は屈折率が殆ど変化しないため、いずれの場
合も実用的なSHG素子とはならないからである。前記
■の含有量は、なかでも2.Qmo1%〜10mo1%
が好適である。
なお、前記含有量はL iN b O:lあるいはLi
TaCLに対する異種元素のmo1%で表わされている
ところで、前記LiNb、Oz薄膜導波層に前記Na、
Cr、Nd、Ti、Mg、Vなどの異種元素を含有させ
た場合、前記LiNbOx薄膜導波層の格子定数と屈折
率が同時に変化するため、必要に応して前記異種元素の
含有量を調整することが望ましい。
本発明において、L i N b O3薄膜導波層、L
iTao*薄膜、LiNbO3基板に前記Na。
Cr、Mg、Nd、Ti、Vなどの異種元素を含有させ
る方法としては、予め原料と異種元素あるいは異種元素
化合物を混合しておき、液相エピタキシャル成長法にて
LiTaO3薄膜や[,1Nboz薄膜導波層を形成す
る方法、あるいはLiNbO3単結晶をチョクラルスキ
ー法にて成長させる方法、もしくはスパッタリング法、
有機金属化学堆11 (MOCVD)法、分子ビームエ
ピタキシー(MBE)法、拡散法、イオン注入法など種
々の方法を用いることができる。
本発明のSH’G素子は、基本波レーザー光波長(λμ
m)が、0.68〜0.94μmであることが好ましい
その理由は、前記基本波レーザー光(λμm)としては
、なるべく波長の短いものであることが有利であるが、
基本波レーザー光波長が0.68μmより短くなると、
発生する第2高調波の波長は0.34μmより短くなる
が、この波長以下ではLiNb0si!膜あるいはLi
Ta0+Fiillllの光吸収損失が急激に増大して
高いSHO出力を得ることが困難になるからであり、か
つ、半導体レーザとして現在人手し易い波長としては、
0.68μm〜0.94μmおよび、1.2μm〜1゜
55μmのものがあるが、後者の波長を基本波レーザー
光として使用した場合には、得られる第2高調波の波長
が直接半導体レーザによって比較的簡単に発生させるこ
とのできる波長領域となるためSHG素子を使用する優
位性が見出せないからである。
前記基本波レーザー光の波長(λ)は、半導体レーザー
光源を比較的入手し易い0.78〜0゜86μmが有利
であり、なかでも、高い出力の半導体レーザー光源を入
手し易い0.82〜0.84μmが実用上好適である。
本発明の5)(G素子のL iN b Os薄膜導波層
の膜厚(T)は0.1〜20μmの範囲であることが好
ましい。
その理由は、前記薄膜導波層の膜厚(T)が0゜1μm
より薄い場合、基本波レーザー光を入射させることが困
難で、入射効率が低いため実質的に高いSHG変換効率
が得られ難いからであり、方20μmより厚い場合光パ
ワー密度が低く、SHG変換効率が低くなってしまい、
いずれの場合もSHO素子として使用することが困難で
あるからである。前記薄膜導波層の膜厚は、なかでも0
゜2〜10amが有利であり、特に0.4〜8μmが実
用上好適である。
本発明のSHG素子は、薄膜導波層の光学軸(Z軸)に
対する基本波レーザー光の入射角(θ)がO±15@あ
るいは90±15″の範囲内であることが好ましい。
その理由は、前記基本波レーザー光の入射角(θ)が前
記範囲内の場合、第2高調波への変換効率が極めて高い
からである。前記基本波レーザー光の入射角は、なかで
も0±5°あるいは90±5@の範囲内であることが有
利である。
また、本発明のSHG素子は、幅が1〜10μmである
チャンネル型であることが有利である。
チャンネル型のSHG素子が有利である理由は、スラブ
型に比べて光パワー密度を高くできるからであり、また
、幅が1〜10μmであることが有利である理由は、幅
が1μmより小さいと入射光を導波路に導入することが
難しく、入射効率が低いためSHG変換効率も低くなっ
てしまうからであり、一方入射効率は幅が大きいほど高
いが、10μmより大きいと光パワー密度が低下するた
め、SHG変換効率が低下するからである。
本発明に用いるLiTa0z薄膜、LiNb01薄膜、
LiNb0.基板は、いずれも表面を鏡面研磨したり、
化学エツチングなどにより処理したものなどを用いるこ
とができる。
本発明のSHG素子は、第2高調波光の透過率が100
%もしくは、100%近くで、基本波レーザ光を全く透
過させないかもしくは殆ど透過させない波長選択性の薄
膜(フィルター)が、光の出射端面の後方もしくは、出
射端面に直接形成されてなることが望ましい。
この理由は、不要な基本波レーザ光を出射光から取り除
き、必要な第2高調波光のみを効率良く取り出すことが
できるからである。
また、前記波長選択性の薄膜を、直接出射端面に形成し
て第2高調波光に対する反射防止条件を満たすよう調整
することにより、ニオブ酸リチウム単結晶薄膜層と空気
との屈折率に大きな差があるために出射端面で生してい
た反射による損失を低減でき、SHG出力を向上させる
ことができる。
前記波長選択性の薄膜は、出射端面の後方の出射端面か
ら離れた位置に形成されてもよく、また適当な接着剤を
用いて出射端面上に固定されていてもよい。
前記接着剤を用いて出射端面上に固定する場合は、接着
層の屈折率、厚さを前記第2高調波光に対する反射防止
条件に適合するよう調節して、SHG出力を向上させる
ことが望ましい。
前記波長選択性の薄膜としては、色ガラスフィルター、
ガラス基板上に波長選択性の干渉膜をコーティングした
もの、等を使用できる。
前記波長選択性の薄膜の材料としては、5102、Mg
O,Zn02A j! z Os等の酸化物、LiNb
O3、L 1Ta03 、Y2 Gas 012、Gd
5GasO+□等の複合酸化物、あるいはPMMA、M
NA等の有機物等を用いることができ、これらを重ねた
多層薄膜も用いることができる。
前記波長選択性の薄膜の作成方法としては、スパッタリ
ング法、液相エピタキシャル法、蒸着法、MBE(分子
ビームエピタキシャル:Mo1ecular  Bea
m  Epitaxial)法、MOCVD(Meta
l  Organic  Chemical  Vap
or  Depositi。
n)法、イオンブレーティング法、LB法、スピンコー
ド法、デイツプ法などが有利である。
また、本発明のSHG素子は基本波レーザー光の透過率
が100%もしくは100%近くになるように入射端面
に発射防止コーティング処理をほどこしたものが望まし
い。
前記反射防止コーティングの材料としてはSi0、 、
MgO,ZnO1Aj220.等の酸化物、L i N
b0z 、L 1TaOs 、Ya  Gas  Oa
t、Gdz G’as O□等の複合酸化物、あるいは
PMMA、MNA等の有機物等を用いることができ、こ
れらを重ねた多層薄膜も用いることができる、作成方法
としてはスパッタリング法、液相エピタキシャル法、蒸
着法、MBE(分子ビームエピタキシャル:Mo1ec
ular  Beam  Epitaxial)法、M
OCVD (Me t a 10rganic  Ch
emical  VaporDepos it 1on
)法、イオンブレーティング法、LB法、スピンコード
法、デイツプ法などが有利である。
さらに、本発明のSHC,素子は、基本波レーザ光の透
過率が100%もしくは100%近くであり、かつ、波
長0.6μm〜基本波長未満までの光を全く透過させな
いか、もしくは殆ど透過させない波長選択性の薄膜が入
射端面に形成されていることが望ましい。
この理由は、半導体レーザは一般に中心波長以外にも周
辺の波長の弱いレーザ光もしくは自然光を放出しており
、この周波の波長の光はSHG素子として用いる場合に
は一般に不要だからである。
また、本発明のSHG素子は、L iN b Ox薄膜
導波層上にクラッド層が形成されてなることが望ましい
この理由は、前記クラッド層をL iN b O:+薄
膜導波層上に設けることにより、LiTa0sf!膜、
LiNb0.薄膜導波層、クラッド層が屈折率に関して
対称形に近くなるため、基本波レーザ光および第2高調
波光の電界分布を対称形とすることができ、薄膜導波層
の膜厚が理論位相整合膜厚に完全に一致していない場合
でも第2高調波光の出力低下を緩和できることから、位
相整合膜厚の許容範囲が広く高変換効率のSHG素子が
得られるからである。
また、前記クラッド層は保護層として働き、導波層の破
損や塵、埃の付着による光散乱を防止でき、端面研磨で
問題となる導波層のカケ(ピンチング)を完全に防止で
き、素子作成の歩留まりを著しく向上させることができ
る。
さらに、前記クラッド層は関係式l)および2)を満た
すことが望ましい。
特に、膜厚の位相整合誤差の許容範囲を拡張するために
は、式3)および4)を満たすことが好ましい。
nos−o、so≦n6c≦nas 0.05・・−式
1)nos−o、7o≦n1lc≦nas  O,15
” ’式2)n、、−0,25≦n6CS n os 
0.10 ・”式3)n□−0,55≦nmc≦n、、
−0,20・・・式4)n08:基本波レーザ光波長(
λμm)におけるLiTaO3薄膜の常光屈折率 noc:基本波レーザ光波長(λμm)におけるクラッ
ド層の常光屈折率 nl、:第2高調波波長(λμm/2)におけるLiT
aO5薄膜の異常光屈折率 n、c:第2高調波波長(λμm/2)におけるクラン
ド層の異常光屈折率 この理由は、前記クラッド層が前記l)および2)式を
満足することにより、第2高調波光と基本波レーザ光の
電界分布型なりを最大限にでき、位相整合膜厚の許容範
囲が広く高変換効率のSHG素子が得られるからである
n、1:基本波レーザ光波長(λμm)におけるLiT
aO3薄膜の常光屈折率 nac’基本波レーザ光波長(λμm)におけるクラッ
ド層の常光屈折率 n1ls:第2高講波波長(λμm/2)におけるLi
TaO5薄膜の異常光屈折率 nmc’第2高調波波長(λμm/2)におけるクラッ
ド層の異常光屈折率 また、本発明のSHO素子のクラッド層の厚みは、0.
2〜30μmが望ましい、この理由は、0.2μmより
薄い場合は導波光を閉じ込めることができず、また30
μmより厚い場合はクラ、7ド屡の結晶性が低下して、
光学的特性が低下し、またクラッド層の形成に時間がか
かり、生産性が低下するからである。
前記クラッド層は、0.5〜lOμmが好ましく、1〜
8μmが好適である。
本発明におけるクラッド層は各種光学材料を使用するこ
とができ、ZnO1Mg01AIlzOs、PMMA、
SiO□、パイレックスガラス、ソーダガラスなどが使
用でき、なかでもZnOが好適である。
本発明のSHG素子は、レーザ光がSHG素子の導波路
に入射されるように、半導体レーザのヘアチップを接合
し、パッケージ化しておくことが望ましい。
本発明のSHG素子は、イオンビームエツチングや反応
性イオンエツチング、スパッタエツチング、プラズマエ
ツチング、反応性イオンビームエツチングなど、種々の
方法にて製造することができるが、特にチャンネル型の
SHG素子の製造方法としては、LiTaO3薄膜上に
スパッタリングや液相エピタキシャル成長法などの方法
によりL i N b Os薄膜導波層を形成した後、
さらに、前記薄膜導波層上にフォトリソグラフィーとR
FスパッタリングによりTi導波路パターンを形成し、
これをエツチングマスクとしてイオンビームエツチング
することにより段差を形成し、ついでエツチングマスク
を除去して、再度イオンビームエンチングを行い、位相
整合膜厚に調整することによりチャンネル型のSHO素
子を作成するなどの方法が有利である。
上記製造方法で、段差を設けた後位相整合膜厚に調整す
ることが有利である理由は、次のように説明される。
一般に、基板上に形成された薄膜の厚みを正確に測定す
ることは困難であり、電子顕微鏡を使用して測定する場
合でも誤差が発生してしまう。
しかし、111表面に段差を設け、これを実測し、一方
で電子顕微鏡を使用して、段差と薄膜導波層の厚みの比
率を計算することにより、正確に膜厚を測定できる。
このため、LiNbC1+薄膜の厚みを正確に位相整合
膜厚に合わせることができる。
C実施例〕 以下、本発明の詳細な説明する。
実施例1 (1)厚さ0.5閣の光学グレードZカットのLi N
 b Os単結晶基板の上にRFスパッタ法により膜厚
5μmのLiTaO5単結晶薄膜を形成した。
(2)(1)で得たLiTaO5単結晶薄膜の上に液相
エピキャシタル成長法により、膜厚5μmのTi、Mg
、Na (各5. 5. 2molX)固溶Li N 
b Os単結晶薄膜を成長させた。
(3)(2)で得たL i N b Os単結晶薄膜の
表面を鏡面に研磨し、このL I N b O3単結晶
薄膜を導波路とするスラブ型導波路を作成した。
(4)(3)の導波路の膜厚をイオンビームエ・ンチン
グにより位相整合膜厚3.66±0.03μmに調整し
た。
(5)(4)で得たスラブ型導波路の両端面をバフ研磨
により、鏡面研磨して端面からの光の入出射可能として
第2高調波発q (SHG)素子とした。
基本波レーザ光波長λを0.830IImとしたとき、
LiTaO3薄膜の常光屈折率(n os’)は2.1
511、LiNb0.単結晶薄膜導波層の常光屈折率(
n (IF+)は2.2670、第2高調波波長λ/2
におけるLiTaO3単結晶薄膜の異常光屈折率(n□
よ)は2.2610、λ/2におけるL f N b 
O2単結晶薄膜導波層の異常光屈折率(n art)は
2.2651、であった。
このSHG素子は、 n5rt  −nest このSHG素子について、波長0.830μm、40m
Wの半導体レーザを単結晶薄膜の結晶軸CZ軸)に対し
て90°の角度で入射した場合のSHG変換効率を測定
したところ1.83%であり、非常に高い効率が得られ
た。
実施例2 (1)厚さ0.5mの光学グレードZカットのLiNb
o、単結晶基板の上にRFスバンタ法により、膜厚8μ
mのLiTao、単結晶薄膜を形成した。
(2)(1)で得られたL i T a O2単結晶薄
膜の上に液相エピタキシ中ル成長法により、膜厚5μm
のMg、 Nd (それぞれ5molχ、 21101
χ)固溶LiNbO5単結晶薄膜を成長させた。
(3)(2)で得たL i N b O3単結晶薄膜の
表面を鏡面に研磨し、このLiNbO5単結晶薄膜を導
波路とするスラブ型導波路を作成した。
(4)(3)の導波路の膜厚をイオンビームエツチング
により位相整合膜厚4.63±0.04μmに調整した
(5)(4)で得たスラブ型導波路の両端面をパフ研磨
により、鏡面研磨して端面からの光の入出射を可能とし
て第2高調波発生(SHO)素子とした。
基本波レーザ光波長λを0.832μmとしたとき、L
iTaO3単結晶薄膜の常光屈折率(n。、1)は2.
1511、Mg、Nd固溶LiNb0xFjl膜導波層
の常光屈折率(n IIF+)は2.2644、第2高
調波λ/2におけるLiTaO5単結晶薄膜の異常光屈
折率(nasz)は2,2611、Mg+ Nd固i′
8LiNbos薄膜導波層の異常光屈折率(n IIF
りは2.2631あった。
このSHG素子は、 navy    nest このSHO素子について、波長0.832μm、40m
Wの半導体レーザを単結晶薄膜の結晶軸(Z軸)に対し
て90°の角度で入射した場合のSHG変換効率を測定
したところ2.21%であり、非常に高い効率が得られ
た。
実施例3 (1)Hさ0.5閣の光学グレードZカットのLi N
 b Os単結晶基板の上にRFスパッタ法により膜厚
5pmのLiTa0z単結晶薄膜を形成した。
(2)(1)で得たLiTaO3単結晶薄膜の上に液相
エピタキシャル成長法により、膜厚5μmのTi、Mg
、Na (各5. 5. 2solχ)固溶LiN b
 Os単結晶薄膜を形成した。
(3)(2)で得たL i N b O3単結晶薄膜の
表面を鏡面に研磨し、このL i N b Os単結晶
薄膜を導波層とするスラブ型導波路を作成した。
(4)(3)の導波路の膜厚をイオンビームエツチング
により、位相整合膜厚4.05±0.03μmに調整し
た。
(5)(3)および(4)で得たスラブ型導波路をフォ
トリソグラフィーにより、幅lOμm、膜厚4.05±
0.03μm、段差1.3pmのりッジ型のチャンネル
型導波路を作成した。
(6)(5)で得られたチャンネル型導波路の両端面を
バフ研摩により、鏡面研磨して端面からの光の入出射を
可能として第2高調波発生素子とした。
基本波レーザ光波長λを0.780μmとしたとき、L
iTaO5単結晶薄膜の常光屈折率(nO1+)は2.
1551、Ti、Mg、Na固溶LiN b Os薄膜
導波層の常光屈折率(nov+)は2゜2691、第二
高調波λ/2におけるL i T a Os単結晶薄膜
の異常常光屈折率(mail)は2.2632、Ti、
Mg、Na固溶LiNb0.薄膜導波層の異常屈折率(
n art)は2.2675、であった。
このSHG素子は、 n aF!    n @I! このSHO素子について、波長0.78μm40mWの
半導体レーザを単結晶薄膜の結晶軸(Z軸)に対して9
0°の角度で入射した場合のSHG変換効率を測定した
ところ5.72%であり、非常に高い効率が得られた。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明によれば、容品に入手できる
LiNb0.単結晶基板を用いて極めて高いSHG変換
効率を有する薄膜導波型第2高調波発生素子を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例であるスラブ型導波路より
なる第2高調波素子の斜視図であり、第2図は、チャン
ネル型導波路よりなる第2高調波発生素子の斜視図であ
る。 1・・・LiNb0zfi膜導波層 2・・・LiTa01薄膜 3・・・LiNb0.基板 以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、LiNbO_3基板上にLiTaO_3薄膜が形成
    され、該LiTaO_3薄膜上にLiNbO_3薄膜導
    波層が形成されてなり、 LiTaO_3薄膜の基本波レーザー光波長(λμm)
    における常光屈折率(n_O_S_1)が2.00〜2
    .20、第2高調波波長(λμm/2)における異常光
    屈折率(n_e_S_2)が2.15〜2.35であり
    、基本波レーザー光波長(λμm)におけるLiNbO
    _3薄膜導波層の常光屈折率(n_O_F_1)、Li
    TaO_3薄膜の第2高調波波長(λμm/2)におけ
    る異常光屈折率(n_e_S_2)およびLiNbO_
    3薄膜導波層の第2高調波波長(λμm/2)における
    異常光屈折率(n_e_F_2)が下記の関係式で示さ
    れることを特徴とする第2高調波発生素子。 1.0≦(n_O_F_1−n_e_S_2)/(n_
    e_F_2−n_e_S_2)≦30.02、前記Li
    NbO_3薄膜導波層は0.1〜30μmの厚さである
    請求項1記載の第2高調波発生素子。 3、前記基本波レーザー光波長(λ)は0.68〜0.
    94μmである請求項1記載の第2高調波発生素子。 4、前記薄膜導波層の光学軸(Z軸)に対する基本波レ
    ーザー光の入射角(θ)が0±15゜あるいは90±1
    5゜である請求項1記載の第2高調波発生素子。 5、前記第2高調波発生素子は幅が1〜10μmのチャ
    ンネル型である請求項1記載の第2高調波発生素子。
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