JP2924549B2 - 自動車用ドアガラスラン - Google Patents

自動車用ドアガラスラン

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JP2924549B2
JP2924549B2 JP5070170A JP7017093A JP2924549B2 JP 2924549 B2 JP2924549 B2 JP 2924549B2 JP 5070170 A JP5070170 A JP 5070170A JP 7017093 A JP7017093 A JP 7017093A JP 2924549 B2 JP2924549 B2 JP 2924549B2
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glass
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wall
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満男 浜端
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用ドアガラスラ
ンに関する。特に、前・後立設部の下方部を接続する型
成形部に特徴を有するものである。
【0002】
【従来の技術】上記のようなドアガラスラン1は、図1
に示すようなフロントドアDを例に採ると、図2に示す
ように、前・後立設部2、3の上端間がルーフ部4で連
結されたものである。ルーフ部4は押出により形成さ
れ、前・後立設部2・3と型成形部6、7を介して接続
されている。また、各立設部2、3は、それぞれ押出成
形された上方部11及び下方部21が、型成形部9を介
して接続されている。
【0003】ここで、上方部11は断面非対称形であ
る。即ち、図3に示すようにドアサッシュSのガラスラ
ンチャンネルCに組み付けられている状態において、車
内側側壁12と底壁13と車外側壁14とで断面略コ字
形のガラス収納溝15が構成され、車内側壁12から、
ドアガラス(以下単に「ガラス」と言う。)Gを車外側
へ付勢するようにガラス収納溝15内へ向かう湾曲状の
大シールリップ16が突出され、車外側壁14からガラ
スGを車内側ほとんど付勢しないようなガラス収納溝1
5内に向かう小シールリップ17が突出されている。
【0004】上記車外側壁14から突出する小シールリ
ップ17を、車内側へほとんど付勢しない付勢力の弱い
ものとしている理由は、ガラスGの車外面とドアサッシ
ュSの外面との距離Lを、風切音の低減及び意匠性(フ
ラッシュサーフェース化)の見地から可及的に小さくす
るためである。
【0005】他方、下方部21の断面は、図4に示す如
く対称形である。即ち、上方部11と同様、車内側壁1
2と底壁13と車外側壁14とでガラス収納溝15が構
成されているが、車内側壁12及び車外側壁14からそ
れぞれガラス溝15内へ向かう同形の湾曲状の対称シー
ルリップ22、22が突出されている。下方部21を上
方部11と異なり対称形としてある理由は、ガラスGの
保持性、及び、ドアパネル内のガラスランチャンネルC
への装着作業性の見地からである。
【0006】 従来、上方部11と下方部21とを接続
する型成形部9は、上方部断面(シールリップ16、1
7を含む。)を、下方断面形状(シールリップ22、2
2を含む。)に徐変させた形状とされていた。そして、
型成形部9の形成位置は、通常、ガラス全閉時のガラス
下端位置より下方にあった。
【0007】この構成のドアガラスランは、特開昭63
−43819号公報において、従来技術として記載され
ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記構成のドアガラス
ランの場合、長期間使用すると、ガラスの昇降荷重が増
大するという課題が発生した。
【0009】その理由は、本発明者らが調査した結果、
ガラスの昇降に伴い、型成形部9が摩耗するためである
ことが分かった。
【0010】即ち、型成形部9が、ガラス全閉時のガラ
ス下端位置L1より、下方にあるため、ガラス開時、ガ
ラスGはL2、L3の各位置を経て下降する。このと
き、型成形部9において、上方部11の小シールリップ
17から下方部12の対称シールリップ22に接続する
ための車外側リップ接続部10が、下方で内側中央部へ
膨出する形状であるため、ガラスGの下端エッジ部が該
膨出部10aにぶつかり、該膨出部10aを削り取るよ
うにして、下方部21側へ案内されていく。そして、こ
の摩耗作用により発生した摩耗粉Pが図6に示すように
ガラス表面に付着して、上方部11又は下方部21の各
シールリップ16、22のガラス摺接面(滑性処理面)
に転移すると、該摺動面の摩擦抵抗を増大させ、ひいて
は、ガラス昇降時の操作力を増加させることになる。こ
のとき、なお、型成形部は、手作業による滑性処理を施
さなければならないので、製造工数削減の見地から、通
常、滑性処理していないことが多く、この型成形部の摩
耗はより促進され易い。
【0011】本発明は、上記にかんがみて、上方部と下
方部を接続する型成形部にガラスの昇降に伴う摩耗が発
生し難い自動車用ドアガラスランを提供することを目的
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の自動車用ドアガ
ラスランは、上記課題を下記構成により解決するもので
ある。
【0013】 前・後立設部の上端間がルーフ部で連結
された形状の自動車用ドアガラスランにおいて、前記
立設部は、ガラスランチャンネルに装着されている状態
において車内側壁と底壁と車外側壁とで断面略コ字形の
ガラス収納溝が構成される断面を有するとともに、ドア
サッシュのガラスランチャンネルに組み付けられる上方
部と、ドアパネル内のガラスランチャンネルに組み付け
られる下方部、該両ガラスランチャンネルの間に位
置して組み付けられる型成形部で接続されており、前記
上方部は少なくとも前記車内側壁においてその先端か
ガラス収納溝に向かう湾曲状のシールリップを備えた
断面非対称形であり、前記下方部は前記車内側壁・車
外側壁の双方においてそれぞれの先端からガラス収納溝
内へ向かう湾曲状のシールリップを備えた断面対称形で
ある構成であって、前記型成形部が、ドアに装着時、
記両ガラスランチャンネルの間でドアベルトラインより
下方に位置し、且つ、ドアガラス全閉時におけるガラス
下端位置より上方に位置するように形成されていること
を特徴とする。
【0014】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明
をする。前述例と同一部分については、同一図符号を付
すと共に、それらの説明の全部または一部を省略する。
【0015】本実施例のドアガラスラン1は、従来例と
共通する下記基本構成を有する(図1〜4参照)。
【0016】ガラスランの全体形状は、前・後立設部
2、3の上端間がルーフ部4で連結されたものである。
【0017】 前・後立設部2、3は、ガラスランチャ
ンネルCに装着されている状態において車内側壁12と
底壁13と車外側壁14とで断面略コ字形のガラス収納
溝15が構成される断面を有するとともに、ドアサッシ
ュのガラスランチャンネルCに組み付けられる上方部1
1と、ドアパネルD内のガラスランチャンネルCに組み
付けられる下方部21、該両ガラスランチャンネル
C、Cの間に位置して組み付けられる型成形部9で接続
されている。
【0018】 上方部1は少なくとも車内側壁12
おいてその先端からガラス収納溝15に向かう湾曲状の
シールリップ16を備えた断面非対称形である。
【0019】 下方部21は前記車内側壁12、車外
側壁14の双方においてそれぞれの先端からガラス収納
溝15内へ向かう湾曲状のシールリップ22を備えた断
面対称形である。
【0020】 そして、本実施例では、型成形部9が、
ドアDに装着時、前記両ガラスランチャンネルC、Cの
間でドアベルトラインBより下方に位置し、且つ、ドア
ガラス全閉時におけるガラス下端位置L1より上方に位
置するように形成されている
【0021】 ガラス全閉時のガラス下端位置L1が、
型成形部9より下方に位置することにより、ガラス下降
時に、ガラスGの下端エッジが、型成形部9の車外側リ
ップ接続部10と干渉することがない。なお、車外側リ
ップ接続部10の下方膨出部10aは車外側ガラス面で
こすられるが、平滑なガラス面との面接触であるため削
り取られるような作用は受けず、ほとんど摩耗現象は発
生しない。
【0022】 また、型成形部9をベルトラインBより
下方に位置させるのは、押出部材(ドアサッシュSのガ
ラスランチャンネルCに組み付けられる方部11)
型成形部との接続線を見えなくし、外観を良好にす
るためと、ドアサッシュのガラスランチャンネルCの
アパネルDに対する溶接代を十分にとり、ドアサッシュ
の剛性を確保するためである。
【0023】このとき、前述の特開昭63−43819
号公報に記載されている如く、型成形部9における車外
側リップ接続部及び車内側リップ接続部が、押しつぶさ
れて車外側壁、車内側側壁に一体化している構成にして
おくことが望ましい。摺動抵抗の大きな湾曲状のシール
リップが実質的に存在しなくなり、ガラス摺動抵抗の低
減が図れるためである。
【0024】
【発明の作用・効果】 本発明の自動車用ガラスラン
は、型成形部が、ドアに装着時、上記両ガラスランチャ
ンネルの間でドアベルトラインより下方に位置し、且
つ、ドアガラス全閉時におけるガラス下端位置より上方
に位置するようにしたことにより下記のような作用・
効果を奏する。
【0025】 ガラス全閉時のガラス下端位置L1が、
型成形部9より下方に位置することにより、ガラス下降
時に、ガラスGの下端エッジが、型成形部9の車外側リ
ップ接続部10と干渉することがない。このため、上方
部と下方部を接続する型成形部にガラスの昇降に伴う摩
耗が発生し難い。よって、ガラスの昇降操作時の操作力
が増加しないとともに、型成形部のガラス摺接面への滑
性処理も不要となり、結果的に、ガラスランの製造工数
の低減も図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車のフロントドアの側面図
【図2】第1図のドアに装着されるガラスランの全体図
【図3】ガラスラン立設部の上方部における形状の一例
を示す断面図
【図4】ガラスラン立設部の下方部における形状の一例
を示す断面図
【図5】従来のガラスラン組み付け時の内周側からの矢
視図
【図6】従来のガラスラン組み付け時の切欠き部分斜視
【図7】本発明のガラスラン組み付け時の内周側からの
矢視図
【符号の説明】
1 ドアガラスラン 2 前立設部 3 後立設部 4 ルーフ部 9 型成形部 11 立設部上方部 12 車内側側壁 13 底壁 14 車外側壁 15 ガラス収納溝 16 大シールリップ 17 小シールリップ 21 立設部下方部 22 対称シールリップ C ガラスランチャンネル D フトロントドア G ガラス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60J 10/04 B60J 5/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前・後立設部の上端間がルーフ部で連結
    された形状の自動車用ドアガラスランにおいて、 前記後立設部は、ガラスランチャンネルに装着されてい
    る状態において車内側壁と底壁と車外側壁とで断面略コ
    字形のガラス収納溝が構成される断面を有するととも
    に、ドアサッシュのガラスランチャンネルに組み付けら
    れる上方部と、ドアパネル内のガラスランチャンネルに
    組み付けられる下方部、該両ガラスランチャンネル
    の間に位置して組み付けられる型成形部で接続されてお
    り、 前記上方部は少なくとも前記車内側壁においてその先
    端からガラス収納溝に向かう湾曲状のシールリップを備
    えた断面非対称形であり、 前記下方部は前記車内側壁・車外側壁の双方において
    それぞれの先端からガラス収納溝内へ向かう湾曲状のシ
    ールリップを備えた断面対称形である構成であって、 前記型成形部が、ドアに装着時、前記両ガラスランチャ
    ンネルの間でドアベルトラインより下方に位置し、且
    つ、ドアガラス全閉時におけるガラス下端位置より上方
    に位置するように形成されていることを特徴とする自動
    車用ドアガラスラン。
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