JP2924308B2 - トースター - Google Patents

トースター

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JP2924308B2
JP2924308B2 JP16672991A JP16672991A JP2924308B2 JP 2924308 B2 JP2924308 B2 JP 2924308B2 JP 16672991 A JP16672991 A JP 16672991A JP 16672991 A JP16672991 A JP 16672991A JP 2924308 B2 JP2924308 B2 JP 2924308B2
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heater
toast
toaster
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reflector
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浩章 乾
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般家庭で使用されるト
ースターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、グルメブームといわれるように本
物嗜好に対する消費者の関心が高まってきた。以下に従
来のトースターついて図5に基づいて説明する。トース
ターの本体前面パネル1には、電源をON/OFFするための
切替スイッチ4と、通電時間を設定するタイマー5を備
え、本体内部には金網構成のテーブル6の上下にそれぞ
れ遠赤外線セラミックヒータよりなる上、下ヒータ2、
3が取り付けられている。
【0003】以上の構成で、テーブル6の上にトースト
をのせタイマー5を入れると、上、下ヒータ2・3から
出る輻射熱により数分後にトーストが焼ける。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】理想のトーストは、焼
き面の表層が薄く(0.8〜1.0mm)、水分減少量が少なく
(5%以下)て、内部温度が高いものとされている。そこ
で内部温度を高くするためには、加熱源として遠赤外線
ヒータを使用するのがよい。この理由は、遠赤外線は空
気を加熱することなく食物などの有機物に非常に良く吸
収され、トーストの内部まで熱が通るためである。次に
水分の減少率を少なくするためには、強火で短時間で焼
き上げることが好ましい。このためには、上、下ヒータ
2、3の熱量を増やしテーブル6との距離を近づければ
よい。
【0005】しかし、従来の構成のトースターでは、
上、下ヒータ2、3とテーブル6との距離を近づけると
焼きムラが発生する。また上、下ヒータ2、3の熱量を
増やすと、トースター内部の温度が非常に高温になり、
焼き上がったトーストを取り出さずにそのまま放置して
おくと余熱で焼けすぎてしまうものであった。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解決しようと
するもので、早くおいしいトーストが焼けるトースター
を提供することを第一の目的としている。また、焼きム
ラの無いトースターを提供することを第二の目的として
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】第一の目的を達成するた
めの本発明の第一の手段は、本体前面パネルに設けた電
源をON/OFFするための切替スイッチと、通電時間を設定
するタイマーを備え、本体内部にはトーストを置くため
のテーブルと、前記テーブルの上下に設けた上、下ヒー
タと、前記上ヒータの上部と下ヒータの下部に設けた反
射板とを有し、前記反射板は、各ヒータの軸中心上を中
心として回転自在でかつ回転角速度を制御可能としたト
ースターとするものである。
【0008】第二の目的を達成するための本発明の第二
の手段は、本体前面パネルに設けた電源をON/OFFするた
めの切替スイッチと、通電時間を設定するタイマーを備
え、本体内部にはトーストを置くためのテーブルと、前
記テーブルの上下に設けた上、下ヒータと、前記上ヒー
タの上部と下ヒータの下部に設けた反射板と、上ヒータ
の下部と下ヒータの上部に設けたカバーを有し、前記反
射板は、各ヒータの軸中心上を中心として回転自在でか
つ回転角速度を制御可能としたトースターとするもので
ある。
【0009】
【作用】本発明の第一の手段によれば、上、下ヒータか
ら出た遠赤外線は直接テーブル上に置かれたトーストを
加熱すると同時に、反射板によって集光された間接光に
よってもトーストは加熱される。この反射板は焦点距離
を調節して反射光が、テーブル上に集光するように設定
すれば、この反射板をテーブル中央部では速く両端部で
はゆっくりと制御することによって、テーブル上に載置
されているトーストは均一な熱エネルギーを受けること
ができる。このため、美味しいトーストを短時間で焼く
ことができる。
【0010】また本発明の第二の手段によれば、前記本
発明の第一の手段の構成に加え、上、下ヒータにカバー
を設けトーストの加熱をすべて間接光によるものとして
いる。従って、上、下ヒータとテーブルとの距離を縮め
ることができ、全体をコンパクトにすることができる。
また焼き上がったトーストの取り出しが遅れても、焼け
すぎが生じにくいものである。
【0011】
【実施例】
(実施例1)以下本発明の第一の手段の実施例につい
て、図1に基づいて説明する。本体前面パネル11に
は、遠赤外線セラミックヒータよりなる上、下ヒータ1
2、13の電源をON/OFFをするための切替スイッチ14
と、通電時間を設定するタイマー15を設けている。本
体内部にはトーストを載置するための金網構成のテーブ
ル16と、テーブル16の上下に前記の上、下ヒータ1
2、13を設けている。この上ヒータ12の上部と、下
ヒータ13の下部には、それぞれ反射板17が設けられ
ている。反射板17は、各ヒータ12、13の軸中心上
を中心として回転自在でかつ回転角速度を制御可能とし
て、焦点距離を調整することができるようになってい
る。例えば反射板17はその中央部でヒンジのようなも
ので可動するようになっており、可動により焦点距離が
調整できるようになっている。つまり、テーブル16上
に載置されているトーストは、上下ヒータ12、13の
直接光によって加熱されると同時に、反射板17によっ
て反射された間接光によっても加熱されるわけである。
この反射板17は、図示していないモータによって回転
軸中心がヒータの略軸中心上にあるようにして往復回転
駆動されるようになっている。この回転運動は、テーブ
ル16の中央部では速く、テーブル16の端部にいくほ
ど遅くなるように、回転角速度が制御できるようになっ
ている。
【0012】以上のように構成されたトースターについ
て、図2を用いてその動作を説明する。テーブル16上
に載置されたトーストは、上、下ヒータ12、13から
出た遠赤外線によって直接加熱されると同時に、反射板
17によって反射・集光された間接光18によっても加
熱される。この反射板17は焦点距離をテーブル16に
設定してあり、反射板17によって反射・集光された遠
赤外線はテーブル16上に載置されているトースト上に
照射される。また、反射板17を図示していないモータ
によって回転角速度を制御しているので、テーブル16
の全面に遠赤外線を照射することができる。この場合、
本実施例ではテーブル16の両端部では回転速度を遅く
し中央部では速くしているため、テーブル16上に載置
されているトーストが受ける熱エネルギーは均等とな
る。従って本実施例によれば焼きムラが生ずることはな
い。また上、下ヒータ12、13による直接光と、反射
板17による間接光18の両方を利用しているため、短
時間でトーストすることができ、トーストの焼き面の表
層を薄く、かつトーストの水分減少量を少なくすること
ができる。また、反射板17によって上、下ヒータ1
2、13からの遠赤外線を集光してテーブル16だけに
照射する構成となっているため、本体の内側天面・側面
・下面の温度はそれほど上昇せず、焼き上がったトース
トの取り出しが遅れたとしても、余熱によるトーストの
焼けすぎが生じにくいものである。
【0013】なお、本実施例では加熱源として遠赤外線
セラミックヒータを使用したが、温度の立ち上がりの早
いハロゲンランプを用いることもできる。この場合は、
ハロゲン光自身は有機物に対する吸収性が悪いため、ハ
ロゲンランプの表面に遠赤外線を発するセラミック(成
分:AL2O3,SiO2,Li2O)を塗布したり、あるいは板状に
してハロゲンランプの前面に置くと効果的である。
【0014】(実施例2)以下本発明の第二の手段の実
施例について図3に基づいて説明する。前記実施例と同
様の部材には、同一番号を付して以下の説明を省略す
る。本実施例では上、下ヒータ22、23は、それぞれ
反射板17と反射板17の反対側に設けたカバー20を
有している。つまり、上、下ヒータ22、23の遠赤外
線はテーブル26に直接照射されることはなく、すべて
間接光18となって照射されるものである。
【0015】以下本実施例の動作について図4に基づい
て説明する。テーブル16の上に載置されているパン
は、上、下ヒータ12、13からの間接光によって加熱
される。このため、つまり上、下ヒータ12、13によ
る直接加熱がないため、本実施例ではトーストに対する
加熱が柔らかで、テーブル16と上、下ヒータ12、1
3との距離を短く設定することができる。従って、本体
の形状を非常にコンパクトにできるわけである。また前
記実施例と同様、トースト時に図示していないモータに
よって反射板17を回転角速度を制御して、テーブル1
6の全面に均等に遠赤外線を照射することができる。
【0016】以上のように本実施例によれば、本体の形
状を非常にコンパクトにできるものである。
【0017】なお、本実施例では加熱源として遠赤外線
セラミックヒータを使用したが、前記実施例と同様、温
度の立ち上がりの早いハロゲンランプを用いることもで
きる。この場合は、ハロゲン光自身は有機物に対する吸
収性が悪いため、ハロゲンランプの表面に遠赤外線を発
するセラミック(成分:AL2O3,SiO2,Li2O)を塗布した
り、あるいは板状にしてハロゲンランプの前面に置くと
効果的である。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明の第一の手段によれ
ば、反射板が上、下ヒータの軸中心上を中心として回転
自在でかつ回転角速度を制御することができるものであ
るから、短時間で焼きムラのない美味しいトーストを焼
くことができる。
【0019】また本発明の第二の手段によれば、上ヒー
タの下部と下ヒータの上部に設けたカバーを有し、反射
板は各ヒータの軸中心上を中心として回転自在でかつ回
転角速度を制御することができるものであるから、直接
加熱がなく、トーストに対する加熱が柔らかで、テーブ
ルと上、下ヒータの距離を短く設定することができ、全
体の形状を非常にコンパクトにできるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の手段の実施例におけるトースタ
の斜視図
【図2】同トースタの側断面図
【図3】本発明の第二の手段の実施例におけるトースタ
の斜視図
【図4】同トースタの側断面図
【図5】従来のトースターの正面図
【符号の説明】
11 本体前面パネル 12 上ヒータ 13 下ヒータ 14 切替スイッチ 15 タイマー 16 テーブル 17 反射板 29 カバー

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体前面パネルに設けた電源をON/OFFす
    るための切替スイッチと、通電時間を設定するタイマー
    を備え、本体内部にはトーストを置くためのテーブル
    と、前記テーブルの上下に設けた上、下ヒータと、前記
    上ヒータの上部と下ヒータの下部に設けた反射板とを有
    し、前記反射板は、各ヒータの軸中心上を中心として回
    転自在でかつ回転角速度を制御可能としたトースター。
  2. 【請求項2】 本体前面パネルに設けた電源をON/OFFす
    るための切替スイッチと、通電時間を設定するタイマー
    を備え、本体内部にはトーストを置くためのテーブル
    と、前記テーブルの上下に設けた上、下ヒータと、前記
    上ヒータの上部と下ヒータの下部に設けた反射板と、上
    ヒータの下部と下ヒータの上部に設けたカバーを有し、
    前記反射板は、各ヒータの軸中心上を中心として回転自
    在でかつ回転角速度を制御可能としたトースター。
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