JP2924270B2 - 記録媒体が収納されたカートリッジのローディング装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は例えば追記型光学式ビデ
オディスクプレーヤ等において光ディスク等の記録媒体
が収納されたカートリッジのローディング装置に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】ディスクプレーヤにおけるディスクのロ
ーディング装置には、基本的にはディスクを直接トレー
上に載置してローディングを行うものと、ディスクをカ
ートリッジに収納しておき、このディスクカートリッジ
をトレーに挿入保持させてローディングを行うものとが
ある。

【０００３】後者のディスクカートリッジに収納したデ
ィスクのローディングを行うにローディング装置におい
ては、ディスクカートリッジを挿入保持するトレーは四
辺形の中空枠状に形成されており、この中空枠状のトレ
ー内にディスクカートリッジを前面開口側から挿入して
保持するように構成されている。そして、このトレーは
両側面に前後一対の支持ピンを突設してあり、この支持
ピンを介してシャーシの両側に立設された支持側板に前
後方向及び上下方向に移動可能に支持されてこのトレー
の両側面と両支持側板との間に、支持ピンが係合される
カム溝孔を有し、両支持側板に対して前後方向に移動可
能に支持される作動板体を配してこの作動板体を駆動機
構により前後方向に移動させることにより、トレーが前
後方向及び昇降方向に移動されるように構成されてい
る。

【０００４】このように構成することにより、トレーは
ディスクカートリッジを挿入保持した状態で所定位置ま
で引き込まれるように移動された後、下降されてディス
クカートリッジに収納されたディスクが記録再生機構部
のターンテーブル上に載置されるローディング動作が行
われる。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】この従来のディスクロ
ーディング装置のディスクカートリッジを挿入保持する
トレーの後部には両側一対のロックレバーが配設されて
この前端部に枢着された一対のローラがトレーに挿入さ
れるディスクカートリッジに設けられた凹部に係合され
てディスクカートリッジがトレーにロックされるように
なされ、このロック状態を検出する光センサが両ロック
レバーに対応して配設されており、また、トレーに挿入
されたディスクカートリッジを検出する検出レバーが取
付けられ、この検出レバーに対応してディスクカートリ
ッジの挿入状態を検出する光センサが取付けられてい
る。このように従来のディスクローディング装置には、
光センサが３個用いられ、また、この３個の光センサに
夫々対応する検出回路も配設されるので構成が複雑でコ
スト高になっていた。そして、各光センサは各レバーに
より瞬時的に動作される構造であるため各状態の検出判
断が不安定になり易く、誤動作が生じ易い等の不具合が
あった。

【０００６】本発明はかかる点に鑑みてなされたもの
で、検出センサを削減すると共に、検出センサが安定し
て動作されて検出判断が確実に行われ、記録媒体のロー
ディング・アンローディング動作が常に確実に行えるよ
うにした光ディスク等の記録媒体が収納されたカートリ
ッジのローディング装置を提供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明装置は、記録媒体が収納されたカートリッジが
挿入され、当該挿入されたカートリッジを保持するトレ
ーと、トレーを移動させてカートリッジに収納された記
録媒体を記録再生機構部に装填させる移動機構と、トレ
ーの後部に配設されるとともに、一端側が回動自在に支
持されるとともに他端側がトレーに挿入されたカートリ
ッジと係合する一対のロック部材と一対のロック部材を
トレーに挿入されたカートリッジと係合する方向に付勢
する付勢手段とを有するロック機構と、各ロック部材の
他端側に配され、各ロック部材の位置検出を行う一対の
位置検出光センサとを備え、一対のロック部材がトレー
に挿入されたカートリッジによって付勢手段の付勢力に
抗して回動された後にロック部材の他端側がトレーに挿
入されたカートリッジと係合してカートリッジをロック
するとともに一対の位置光検出センサからの検出出力に
基づいてトレーに挿入されたカートリッジのロック状態
を検出するように構成したものである。

【０００８】

【作用】このように構成される本発明装置は、一対のロ
ック部材がトレーに挿入されたカートリッジによって付
勢手段の付勢力に抗して回動された後にロック部材の他
端側がトレーに挿入されたカートリッジと係合してカー
トリッジをロックするとともに、一対の位置光検出セン
サからの検出出力に基づいてトレーに挿入されたカート
リッジのロック状態を検出するようにしているので、一
対のロック部材の位置を検出することによってカートリ
ッジのロック状態が検出できセンサの数を減らすことが
でき部品点数を削減できる。更に、一端が回動自在に支
持されたロック部材の位置光検出センサをロック部材の
回動自由端側となる他端側に配することによって、ロッ
ク部材が正しくカートリッジと係合できずにわずかに浮
きあがっているような状態も位置検出光センサによって
検出することができるので、ロック部材の位置検出精度
を高めることができる。

【０００９】

【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
するに、本例は追記型光学式ビデオディスク等の光ディ
スクを収納したディスクカートリッジを用いるディスク
プレーヤにおけるローディング装置に本発明を適用した
ものである。

【００１０】図において、１はディスクカートリッジ
で、このディスクカートリッジ１内に光ディスクＤが回
転自在に収納されている。２はディスクカートリッジ１
を挿入保持してディスクプレーヤに装填するトレーで、
本例においては、トレー２はディスクカートリッジ１の
両側部を別個に挿入保持するように断面コ字状で左右に
分割されたトレー２ａ，２ｂから構成されている。この
左右のトレー２ａと２ｂは、ディスクプレーヤのシャー
シに左右両側に対向して立設固定される両支持側板３ａ
と３ｂにそれぞれ別個に対応して前後方向及び上下方向
に移動可能に支持されている。即ち、トレー２ａ，２ｂ
のそれぞれの外側面には前後２個所に支持ピン４ａ，４
ｂが水平に突設されており、一方両支持側板３ａ，３ｂ
には支持ピン４ａ，４ｂに対応してガイド溝孔５ａ，５
ｂが穿設されている。このガイド溝孔５ａ，５ｂは、そ
れぞれ前後方向に所定長さに形成される水平部５ａ₁ ，
５ｂ₁ とこの水平部５ａ₁ ，５ｂ₁の後端より下方へ連
続する垂直部５ａ₂ ，５ｂ₂ とにより横Ｌ字形を成し、
このガイド溝孔５ａ，５ｂにそれぞれトレー２ａ，２ｂ
の支持ピン４ａ，４ｂが挿通係合されて、トレー２ａと
２ｂはそれぞれ別個に支持側板３ａと３ｂに支持され
る。

【００１１】そして、一方のトレー２ａと支持側板３ａ
との間及び他方のトレー２ｂと支持側板３ｂとの間には
それぞれ、トレー２ａ及び２ｂを前後方向及び上下方向
に移動動作させるための作動板体６ａ及び６ｂが前後方
向に移動可能に介裝されている。即ち、この作動板体６
ａ，６ｂには前後２個所にピン７ａ，７ｂが突設され、
このピン７ａ，７ｂに対応して支持側板３ａ，３ｂには
それぞれ前後方向に長い溝孔８ａ，８ｂが所定長さで形
成されており、この溝孔８ａ，８ｂにピン７ａ，７ｂが
挿通係合されて、この作動板体６ａと６ｂは支持側板３
ａと３ｂにそれぞれ前後方向に移動可能に支持される。

【００１２】この動作板体６ａ，６ｂには前後２個所に
カム溝孔９ａ，９ｂが穿設されており、このカム溝孔９
ａ，９ｂは前方に向かって低く傾斜する傾斜部９ａ₁ ，
９ｂ ₁ と、この傾斜部９ａ₁ ，９ｂ₁ の前後端に連続し
て形成される水平部９ａ₂ ，９ｂ₂ 及び９ａ₃ ，９ｂ₃
とより成り、このカム溝孔９ａ，９ｂに前述したトレー
２ａ，２ｂの支持ピン４ａ，４ｂが貫通係合されて前述
の如く支持側板３ａ，３ｂのガイド溝孔５ａ，５ｂに挿
通係合される。またカム溝孔９ａ，９ｂの上側の後方水
平部９ａ₃ ，９ｂ₃ と傾斜部９ａ₁ ，９ｂ₁ の境目部分
には作動板体６ａ，６ｂの後方への移動時に支持ピン４
ａ，４ｂに係合して押圧する垂直縁部９ａ₄ ，９ｂ₄ が
形成されている。

【００１３】このように構成される両作動板体６ａ，６
ｂの上方においては両側の支持側板３ａ，３ｂ間に跨る
ように回転軸１０が軸支されて、この回転軸１０の両端
部に両作動板体６ａ，６ｂに対応して固定されたピニオ
ンギヤ１１ａ，１１ｂが、それぞれの作動板体６ａ，６
ｂの上端部に前後方向に形成されたラックギヤ部１２
ａ，１２ｂに噛合している。回転軸１０は伝達ギヤ群１
３及びベルト１４を介して作動板体駆動用モータ１５に
動力的に接続されてこれ等の部材と共に駆動機構が構成
されており、この駆動機構においてモータ１５が回転さ
れると回転軸１０が回転されて両作動板体６ａ，６ｂが
ピニオンギヤ１１ａ，１１ｂとラックギヤ部１２ａ，１
２ｂとの噛合により同期して前後方向に移動される構造
となっている。

【００１４】また、トレー２ａ，２ｂの移動方向の中央
部下方に位置してシャーシとしての底部支持板１６上に
ディスク駆動用モータ１７が載置固定されており、この
モータ１７の駆動軸の先端にはターンテーブル１８が取
付けられて、後述するローディング動作においてトレー
２ａ，２ｂが下降された際にはディスクカートリッジ１
内に収納される光ディスクＤが載置される如くなされて
いる。

【００１５】一方このターンテーブル１８と対向するよ
うにトレー２ａ，２ｂの上方には光ディスクＤをターン
テーブル１８との間で狭持するためのチャッキングプレ
ート１９が上下方向に移動可能に配されている。このチ
ャッキングプレート１９は鉄製のターンテーブル１８に
対して磁気的に吸着されるマグネットを内蔵しており、
軸受部材２０を介して支持ブラケット２１に回転自在に
支持されている。この支持ブラケット２１は、両側の支
持側板３ａ，３ｂの上縁部間に跨る天面支持板部２２に
リンク機構２３を介して上下移動可能に支持されてお
り、この支持ブラケット２１の下動によりチャッキング
プレート１９がターンテーブル１８に吸着状態となって
ターンテーブル１８上の光ディスクＤをチャッキングす
ることになる。

【００１６】以上のように構成されるローディング装置
において、本例ではトレー２にカートリッジ１の挿入状
態でロックするロック手段と、この挿入を検出する検出
手段が配設されている。即ち、トレー２ａ，２ｂの延長
端部２ａ₁ ，２ｂ₁ の後部内側面にアーム長が比較的長
いロックアーム２５ａ，２５ｂを基端部２５ａ₁ ，２５
ｂ₁ において軸ピン２６ａ，２６ｂにより前方へ向けて
起伏回動可能に軸着し、このロックアーム２５ａ，２５
ｂの自由端部（前端部）にディスクカートリッジ１の後
部に設けられた凹部１ａ，１ｂに嵌合されるロックロー
ラ２７ａ，２７ｂを回転自在に枢着してある。そして、
このロックアーム２５ａ，２５ｂは基端部２５ａ₁ ，２
５ｂ₁ に突設された立上り片２５ａ₂ ，２５ｂ₂ とトレ
ー２ａ，２ｂに突設された支持片２ａ ₂ ，２ｂ₂ との間
に引張りスプリング２８ａ，２８ｂを架張することによ
り、常時、倒伏方向に回動偏倚されている。また、支持
片２ａ₂ ，２ｂ₂ にはロックアーム２５ａ，２５ｂの起
上位置検出によってロックアーム２５ａ，２５ｂによる
ディスクカートリッジ１のロック状態を検出する光セン
サから成る検出センサ２９ａ，２９ｂが取付けられてい
る。

【００１７】このように形成される、ロックアーム２５
ａ，２５ｂによりロックされるディスクカートリッジ１
はロック凹部１ａ，１ｂをロックアーム２５ａ，２５ｂ
の長さに対応した位置、即ち、後端から離隔した位置に
設けてあり、これにより、ロックアーム２５ａ，２５ｂ
は支点から作用点までの距離が従来のものより長く設定
されることになる。

【００１８】次に、以上のように構成されるディスクロ
ーディング機構の動作を説明する。先ず、初期状態（デ
ィスクカートリッジ１の挿入前）においては図１及び図
４に示すようにトレー２ａ，２ｂは支持側板３ａ，３ｂ
の前側上部に位置されて支持ピン４ａ，４ｂが支持側板
３ａ，３ｂのガイド溝孔５ａ，５ｂの水平部５ａ₁ ，５
ｂ₁ の前端に位置して係合されていると共にカム溝孔９
ａ，９ｂの後方水平部９ａ₃ ，９ｂ₃ に係合している状
態にある。この状態において、トレー２ａ，２ｂにディ
スクカートリッジ１を挿入し（図１Ａ）、後部まで挿入
すると後端が倒伏状態にあるロックアーム２５ａ，２５
ｂのロックローラ２７ａ，２７ｂに当接される。そこ
で、このカートリッジ１を強く押込むとロックアーム２
５ａ，２５ｂがロックローラ２７ａ，２７ｂを介して引
張りスプリング２８ａ，２８ｂの偏倚力に抗して起上方
向に回動されてロックローラ２７ａ，２７ｂがカートリ
ッジ１の表面上に乗り上げて転接され（図１Ｂ）、カー
トリッジ１を更に押込みロック凹部１ａ，１ｂがロック
ローラ２７ａ，２７ｂに対応される状態となると、ロッ
クアーム２５ａ，２５ｂが引張りスプリング２８ａ，２
８ｂの偏倚力がより倒伏方向に回動されるように動作さ
れてロックローラ２７ａ，２７ｂがロック凹部１ａ，１
ｂに嵌合され、カートリッジ１がトレー２ａ，２ｂに対
してロックされる（図１Ｃ）。

【００１９】そして、このロックアーム２５ａ，２５ｂ
によるカートリッジ１のロック状態が検出センサ２９
ａ，２９ｂにより検出される。即ち、検出センサ２９
ａ，２９ｂは、カートリッジ１の挿入動作において、ロ
ックアーム２５ａ，２５ｂのロックローラ２７ａ，２７
ｂに当接前の状態ではロックアーム２５ａ，２５ｂが倒
伏状態で検出センサ２９ａ，２９ｂから離れていため
（図１Ａ）、オフ状態にあり、ロックローラ２７ａ，２
７ｂがカートリッジ１の表面上に乗り上げるとロックア
ーム２５ａ，２５ｂは起上回動されて検出センサ２９
ａ，２９ｂ内に挿入され（図１Ｂ）、オン動作される。
そしてロックアーム２５ａ，２５ｂがロック凹部１ａ，
１ｂに嵌合されることによりロックアーム２５ａ，２５
ｂは再び倒伏回動されることにより検出センサ２９ａ，
２９ｂから離れることにより（図１Ｃ）、検出センサ２
９ａ，２９ｂはオフ動作される。

【００２０】この動作において、カートリッジ１に対し
てロックローラ２７ａ，２７ｂが乗り上げ転接される距
離が長く、この間ロックアーム２５ａ，２５ｂは起上位
置で保持されているため検出センサ２９ａ，２９ｂのオ
ン動作の時間が長く、従ってオン・オフ動作が明確にな
る。このようにして、両検出センサ２９ａ，２９ｂがオ
ン動作し、このオン状態からオフ状態への変化が検出さ
れて、カートリッジ１がトレー２ａ，２ｂに所定位置に
挿入保持されたことが確認される。

【００２１】そしてディスクカートリッジ１がトレー２
ａ，２ｂに所定位置まで挿入保持されると作動板体駆動
用モータ１５が作動して作動板体６ａ，６ｂが後方（矢
印ａ方向）に移動されると、カム溝孔９ａ，９ｂの垂直
縁部９ａ₄ ，９ｂ₄ がトレー２ａ，２ｂの支持ピン４
ａ，４ｂに当接してこれを押圧する状態となる。このた
めトレー２ａ，２ｂは作動板体６ａ，６ｂと一体的に後
方へ移動され、即ち、ディスクカートリッジ１が奥へ引
き込まれる。やがて支持ピン４ａ，４ｂは支持側板３
ａ，３ｂのガイド溝孔５ａ，５ｂの水平部５ａ₁ ，５ｂ
₁ から垂直部５ａ₂ ，５ｂ₂に案内移動され（ガイド溝
孔５ａ，５ｂは水平部５ａ₁ ，５ｂ₁ と垂直部５ａ₂ ，
５ｂ₂ の間の角部が緩やかな円弧状となされていること
により、支持ピン４ａ，４ｂは水平部５ａ₁ ，５ｂ₁ か
ら垂直部５ａ₂ ，５ｂ₂ へスムーズに移動される）、こ
の状態でさらに作動板体６ａ，６ｂが後方へ駆動される
ことによって支持ピン４ａ，４ｂがカム溝孔９ａ，９ｂ
の傾斜部９ａ₁ ，９ｂ₁ の縁部に連続的に押圧されてガ
イド溝孔５ａ，５ｂの垂直部５ａ₂ ，５ｂ₂ に沿って下
方へ移動し、即ちトレー２ａ，２ｂが下降されることに
なる（図５）。

【００２２】このようにしてトレー２ａ，２ｂが下降さ
れることによりディスクカートリッジ１内の光ディスク
Ｄがターンテーブル１８上に載置され、即ちディスクロ
ーディング動作が完了する。また、このトレー２ａ，２
ｂの下降動作と同時にチャッキングプレート１９も下降
されてこのチャッキングプレート１９がトレー２ａ，２
ｂの間からディスクカートリッジ１内に入り、ターンテ
ーブル１８に対して磁気的に吸着されることにより光デ
ィスクＤを挟圧保持する状態となされ、即ちディスクの
チャッキングが完了する。このようにしてディスクのロ
ーディング動作及びチャッキング動作が完了するとプレ
イ可能状態となり、即ちディスク駆動用モータ１７の駆
動によって光ディスクＤが回転されて再生（記録）が行
われる。

【００２３】なお、このように構成されるローディング
装置において、両側に分離されているトレー２ａと２ｂ
はそれぞれ支持側板３ａと３ｂに互いに関連することな
く別個に支持されているが、このトレー２ａと２ｂを水
平移動及び昇降移動させる作動板体６ａと６ｂは、同期
駆動機構を構成する回転軸１０とピンオンギヤ１１ａ，
１１ｂによって同期して移動動作されるので、トレー２
ａと２ｂは一体のトレーと同様に一体的に移動動作され
てディスクのローディング・アンローディング動作が行
われる。

【００２４】以上のように構成される本例のローディン
グ装置によれば、トレー２ａ，２ｂに対するディスクカ
ートリッジ１の挿入保持が２個のロックアーム２５ａ，
２５ｂと検出センサ２８ａ，２８ｂによって検出される
ので構成が簡単化されて大幅なコストダウンが図られ、
また、検出センサ２９ａ，２９ｂのオン動作時間を長く
設定できることにより、ディスクカートリッジ１の挿入
保持状態を明確に判断できて誤動作が解消される。

【００２５】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明はこの実施例に限定されるものではなく、本発明の趣
旨を逸脱しない範囲で種々変更できるものである。例え
ば、トレーはディスクカートリッジの両側部を別個に挿
入保持する断面コ字状の分割トレー２ａ，２ｂから構成
されているが、一体形の四辺形の中空枠状に形成したも
のを用いることができる。また、本発明をディスクプレ
ーヤのローディング装置に適用した実施例について説明
したが、本発明はディスクプレーヤに限ることなく、他
にも例えばビデオテープレコーダ等においても広く適用
できるものである。

【００２６】

【発明の効果】以上のように本発明によるローディング
装置においては、一対のロック部材がトレーに挿入され
たカートリッジによって付勢手段の付勢力に抗して回動
された後にロック部材の他端側がトレーに挿入されたカ
ートリッジと係合してカートリッジをロックするととも
に一対の位置光検出センサからの検出出力に基づいてト
レーに挿入されたカートリッジのロック状態を検出する
ようにしているので、一対のロック部材の位置を検出す
ることによってカートリッジのロック状態が検出できセ
ンサの数を減らすことができ部品点数を削減できて、コ
ストの低廉化が可能となる。更に本発明によるローディ
ング装置では、一端が回動自在に支持されたロック部材
の位置光検出センサをロック部材の回動自由端側となる
他端側に配することによって、ロック部材が正しくカー
トリッジと係合できずにわずかに浮きあがっているよう
な状態も位置検出光センサによって検出することができ
るので、ロック部材の位置検出精度を高めることができ
て信頼性が向上される。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明装置の要部の動作を説明する断面図

【図２】本発明装置の一例の要部の分解斜視図

【図３】同、縦断面図

【図４】ローディング動作前の側面図

【図５】ローディング動作完了時の側面図

【符号の説明】

１ カートリッジ １ａ，１ｂ ロック凹部 ２ａ，２ｂ トレー ３ａ，３ｂ 支持側板 ６ａ，６ｂ 作動板体 ２５ａ，２５ｂ ロックアーム ２７ａ，２７ｂ ロックローラ ２８ａ，２８ｂ 引張りスプリング ２９ａ，２９ｂ 検出センサ

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 記録媒体が収納されたカートリッジが挿
   入され、当該挿入されたカートリッジを保持するトレー
   と、 上記トレーを移動させて上記カートリッジに収納された
   記録媒体を記録再生機構部に装填させる移動機構と、 上記トレーの後部に配設され、一端側が回動自在に支持
   されるとともに他端側が上記トレーに挿入されたカート
   リッジと係合する一対のロック部材と上記一対のロック
   部材を上記トレーに挿入されたカートリッジと係合する
   方向に付勢する付勢手段とを有するロック機構と、 上記各ロック部材の他端側に配され、上記各ロック部材
   の位置検出を行う一対の位置検出光センサとを備え、 上記一対のロック部材が上記トレーに挿入されたカート
   リッジによって上記付勢手段の付勢力に抗して回動され
   た後に上記ロック部材の他端側が上記トレーに挿入され
   たカートリッジと係合して上記カートリッジをロックす
   るとともに上記一対の位置検出光センサからの検出出力
   に基づいて上記トレーに挿入されたカートリッジのロッ
   ク状態を検出するようにしたことを特徴とする記録媒体
   が収納されたカートリッジのローディング装置。