JP2922779B2 - 核バッテリー - Google Patents

核バッテリー

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JP2922779B2
JP2922779B2 JP6082786A JP8278694A JP2922779B2 JP 2922779 B2 JP2922779 B2 JP 2922779B2 JP 6082786 A JP6082786 A JP 6082786A JP 8278694 A JP8278694 A JP 8278694A JP 2922779 B2 JP2922779 B2 JP 2922779B2
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ズコティンスキー ステファン
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    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21HOBTAINING ENERGY FROM RADIOACTIVE SOURCES; APPLICATIONS OF RADIATION FROM RADIOACTIVE SOURCES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; UTILISING COSMIC RADIATION
    • G21H1/00Arrangements for obtaining electrical energy from radioactive sources, e.g. from radioactive isotopes, nuclear or atomic batteries
    • G21H1/06Cells wherein radiation is applied to the junction of different semiconductor materials

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  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
  • Hybrid Cells (AREA)
  • Steroid Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は核バッテリーに関し、特にトリチ
ウムの様なベータ−放出性放射性元素を、ドーピング剤
を含む、または含まない無定形シリコンの様な無定形半
導体材料のマトリックス中に閉じ込めることにより形成
される核エネルギーバッテリーに関する。しかし本発明
は、電気エネルギーを発生させるためのエネルギー性電
子または他のエネルギー性の原子構成粒子の供給源とし
てトリチウム以外の放射性元素を使用する核バッテリー
にも適用できる。
【0002】本文で使用するバッテリーの用語は、電気
エネルギー供給源として作用する、類似の単位または電
池の、1個または接続された一群を意味する。原子力バ
ッテリーとも呼ばれる核バッテリーは、エネルギー源が
燃料の原子核の中に貯蔵されているエネルギーであるバ
ッテリーを意味する。核の中に貯蔵されている核エネル
ギーは、一般的に、核分裂、核融合、または核の放射性
崩壊、の3種類の方法のいずれかにより放出される。本
発明の核バッテリーは核の放射性崩壊に依存し、放出さ
れた核放射(ベータ粒子、アルファ粒子、ガンマ放射)
を電気エネルギーに変換する。
【0003】過去数十年の間に、核放射性崩壊に依存す
る、単変換方式または複変換方式の多くの核バッテリー
が開発されている。単変換核バッテリーは、核放射を直
接電気エネルギーに変換する。複変換核バッテリーは、
核放射エネルギーを中間形態のエネルギーに変換し、こ
れをさらに電気エネルギーに変換している。
【0004】単変換型の核バッテリーにはベータボルタ
バッテリーがあるが、そこでは半導体p−n接合が核放
射に露出されることにより、電子孔の対が形成され、低
電圧の電流が誘導される。その例は米国特許第2,74
5,973号および第4,024,420号に記載され
ている。単変換法式核バッテリーの別の例は、ガスイオ
ン化原理を利用する低電圧バッテリーであり、そこでは
バッテリーがイオン化ガス、ガス空間中に電界を形成す
る2個の異なった電極、および気体または固体状の核放
射源からなる。さらに別の例は高電圧の真空バッテリー
であり、そこでは一方の電極が帯電粒子核放射の供給源
を形成し、他方の電極が、低二次放出および高収集効率
を有する様に選択されており、それによって高電圧、低
電流装置を形成している。
【0005】複変換方式の核バッテリーには、光ボルタ
バッテリー(一般的にリン光物質に放射することにより
核放射エネルギーをまず電磁放射に変換し、次いで半導
体p−n接合を電磁放射に露出して低電圧電流を発生さ
せる)および熱電気バッテリー(核放射を熱エネルギー
に変換し、次いでゼーベック効果または熱電気変換によ
り、この熱エネルギーを電気エネルギーに変換する)が
ある。核/光ボルタバッテリーの例は、米国特許第4,
628,143号、第4,900,368号、および第
5,008,579号に記載されている。
【0006】エネルギー変換過程は一般的に極めて不十
分である。単変換方式核バッテリーの変換効率は一般的
に5%以下のオーダーである。複変換方式を使用する核
バッテリーはさらに不十分である。単変換ベータボルタ
式半導体バッテリーに関する実際的な制約は、半導体に
達する前に核放射エネルギーが著しく減衰し、核放射が
半導体を通って伝わるにつれ、空乏領域の途中でさらに
エネルギーが減衰することにある。
【0007】そこで本発明の目的は、従来の単および複
変換核バッテリーより優れた変換効率を有する核エネル
ギーバッテリーを提供することである。
【0008】本発明の別の目的は、集積回路の一体化し
た部品として形成し、その回路に電気エネルギーを供給
できる核バッテリーを提供することである。
【0009】本発明のもうひとつの目的は、原子炉の副
生成物である放射性トリチウムを無定形のシリコンマト
リックス中に固定することにより、安全な設備に貯蔵さ
れたトリチウムを効果的に使用する、有利な核バッテリ
ーを提供することである。
【0010】上記の制約を乗り越え、上記の目的を達成
するために、無定形半導体材料の形態の無定形半導体マ
トリックス中に閉じ込められた放射性元素を含み、p型
導電性領域およびn型導電性領域、およびその間の半導
体接合または領域を有する電気エネルギー供給源を提供
する。n型およびp型領域を負荷回路に電気的に接続す
る手段が備えられている。
【0011】半導体接合は、pおよびn(領域)の間に
固有(intrinsic) 領域を有するp−nまたはp−i−n
型のいずれかでよい。本発明の好ましい実施態様では、
無定形半導体材料は無定形シリコンであり、そのマトリ
ックスの中に放射性核種、好ましくはトリチウムが閉じ
込められており、半導体接合がp−i−n接合である。
【0012】以下に、本発明の核バッテリーへの応用を
添付の図面を参照しながら実施例により説明するが、こ
れらの実施例は本発明を限定するものではない。
【0013】好ましい実施態様の説明 概論 本発明は、トリチウム発電式核バッテリーに使用する場
合、本質的にトリチウム化した無定形半導体のp−nま
たはp−i−n接合を基礎としている。p−nまたはp
−i−n接合、または固有領域の厚さがゼロからある最
適な値xまで変化し得るp−i−n接合は、市販の技術
のひとつを使用して形成することができる。例えば、前
駆物質ガスのグロー放電分解を使用して半導体材料を製
造することができる。
【0014】トリチウム崩壊ベータ粒子は本発明のp−
i−n接合を横断し、エネルギーを失って電子孔対およ
び制動放射を形成する。p−i−n接合の空乏領域に存
在する電界がベータ誘導された電子孔対を分離して「固
有」核バッテリーを与え、このバッテリーは、ベータボ
ルタバッテリーまたは光ボルタバッテリーに類似してい
るが、それぞれ外部の電子または外部の光子ではなく、
本質的にトリチウム崩壊ベータ粒子により電力を発生す
る。電池電流は減衰領域における電子孔対の生産速度に
正比例するのに対し、電池電圧はpおよびn領域の仕事
関数および電子親和力の差により特徴付けられる。電池
電流は、固有領域ならびにpおよびn領域の厚さを変え
ることにより変えられるのに対し、電池電圧は、pおよ
びnドーピング剤の濃度により、およびホストpおよび
n物質の選択により変えることができる。
【0015】材料の選択 好ましい核電池はトリチウム化した無定形シリコン(a
−Si:T)p−i−n接合である。近年では、水素化
された無定形シリコン(a−Si:H)が、大面積オプ
トエレクトロニック用途およびマイクロエレクトロニッ
クデバイスの製造の両方にとって技術的に著しく重要に
なっている。Spear およびLeComberによりPhil Mag., 1
976, 33, 935で水素化無定形シリコンをドーピングする
有用性が最初に立証されて以来、多種多様のSi系合金
の研究が行われている。a−Si:Hの製造には、シラ
ン(SiH4 )のグロー放電解離、H2 雰囲気中におけ
るSiの反応性スパッタリングまたは蒸発、SiH4
使用する熱化学蒸着(CVD)および光化学蒸着、より
最近ではSiH4 からの電子サイクロトロン共鳴(EC
R)プラズマ堆積を含む多くの異なった技術が開発され
ている。
【0016】その欠陥性のためにa−Si中に存在する
ギャップ状態の多くは水素と合金化することにより除去
できる。一般的に、10〜25原子%の水素をa−S
i:Hの中に導入して良好な固有電子特性を有する材料
を得る。a−Si:Hにおけるギャップ状態の密度は低
いので、ドーピングにより材料をp型またはn型にする
ことができる。無論、a−Si:Hは、再結合中心が最
も少ないp−nまたはp−i−n接合を製造するのに日
常的に使用されている。再結合中心の密度を最小に抑え
ることの実際の効果は、過剰キャリヤー寿命を、したが
って核電池電流を増加することである。水素含有量が1
0〜25原子%であるp−nまたはp−i−n接合の開
放回路電圧は約0.7ボルトである。開放回路電圧は、
ヘテロ接合を使用しても増加させることができ、一般的
に太陽電池ではp型a−Si:C:H/i型a−Si:
H/n型a−Si:H構造が使用される。
【0017】機械的に安定しており、フレーク形成や発
泡がなく、基材に対する密着性が良好な無定形シリコン
−水素フィルムは、d.c.サドルフィールドプラズマ
チェンバー中で燃焼させたシラン中の放電を使用するこ
とにより、導電性および絶縁性基材の両方の上に同時に
堆積させることができる。水素の取り込みは、堆積条件
により制御することができる。例えば、一定の堆積温度
で、一水素化物および二水素化物の箇所に取り込まれる
水素の相対的な量は、放電電圧および圧力により変化さ
せることができ、電圧が高い程(>1000V)および
圧力が低い程(<50mTorr)、二水素化物箇所への水素
の取り込みが強化される。これは、水素をトリチウムで
置き換えることにより、基材上にトリチウム化した無定
形シリコンフィルムの層を形成して本発明の核バッテリ
ー接合を製造するのに好ましい技術である。この公知の
堆積技術は、どちらもここに参考として含める本出願者
の米国特許第5,118,951号およびJ. Vac. Sci.
Technol. A, 1989, 7, 2632(Kruzelecky ら)に詳細に
説明されている。
【0018】上記の方法により、トリチウム化された無
定形シリコン(a−Si:T)p−i−n接合核電池を
基材上に形成するか、あるいは無定形炭化ケイ素、無定
形炭素、および金属−無定形半導体の様な関連する合金
を含む核電池を形成することができる。基材の材料はガ
ラス、結晶性シリコン、ステンレス鋼、等でよい。
【0019】
【実施例】添付の図面中、全体を通して対応する部品に
は同じ番号を使用している。
【0020】図1は、p型a−Si:T 12、n型a
−Si:T 13、および2つの領域12および13を
負荷回路に接続する電気接触リード線14および15か
らなるトリチウム化された無定形シリコンp−n接合核
電池11を示す。領域12および13はそれぞれミクロ
ン(μm )のオーダーの厚さを有する。斜線領域16
は、pおよびn型領域の接触により空乏層が形成される
ために生じる内部電界を表す。空乏層16中の内部電界
をベクトルεで表す。
【0021】pおよびn領域はトリチウムの均一な部分
を含む。トリチウム崩壊によるベータ粒子が、p−n接
合全体を通してそのエネルギーを失い、電子孔対を形成
する。空乏領域内部の電子孔対は内部電界により分離さ
れることにより、電子孔対の形成速度に比例する電流を
与える。核電池の電位差は、ホスト材料およびnおよび
p型ドーピング剤の密度により決定される。
【0022】核電池電流、したがって電力は、図1の実
施態様に固有a−Si:T領域を導入することにより、
増加させることができる。図2は、その様な核電池、a
−Si:Tp−i−n接合17を示す。固有の、ドーピ
ングしていないa−Si:T領域を18で示す。18の
厚さは、平均エネルギー(5.7 keV) トリチウム崩壊
ベータ線の、すなわち0.2μm のオーダーの範囲と同
等またはそれより大きい。斜線領域19は、pおよびn
領域の固有領域および空乏層を横切って伸びる内部電界
である。
【0023】図2に示すトリチウム化された無定形シリ
コンp−i−n接合核電池は、本発明の現在好ましい実
施態様を代表している。トリチウム濃度の変化、および
適当であれば段階により、ならびにp、i、およびn領
域の厚さの変化により、最大電力および/または最大変
換効率を有する核電池を形成することができる。
【0024】実際的な例として、20原子%の一様なト
リチウム濃度を含むa−Si:Tp−i−n接合を考え
ることができる。5x1023cm-3のケイ素原子密度
Si、トリチウム原子崩壊定数λ(=ln2/t1/2
ここでt1/2 はトリチウムの12.3年の半減期であ
る)1.78x10-9-1、およびトリチウム崩壊ベー
タの平均エネルギーEm 5.7 keVを使用すると、電力
密度は(0.2*NSi*λ*Em =)0.16 Wcm-3
計算される。電子孔対の分離により、この核エネルギー
の50%が電気エネルギーに変換されると仮定して、8
0mWcm-3の電力密度が得られる。さらに、固有領域の厚
さが1μm であり、pおよびn領域がこれと比較してか
なり薄く、電力束にあまり貢献しない場合、電力束は8
μW cm-2になる。1ボルトの電池電位を使用して、電池
電流は8μA cm-2となる。この電流は、約12年後に約
4μA cm-2となる。
【0025】上記の例は、本発明の単一の核電池の電力
束を計算している。これらの電池は太陽電池で良く知ら
れている様に直列または並列に重ね合わせ、所望の電流
−電圧特性を有するバッテリーを得ることができる。可
能性のある用途として、その様なバッテリーを集積回路
に取り入れることにより、従来の集積回路を従来の電源
に接続するリード線を構築する必要がなくなる。
【0026】本発明のバッテリーを回路層と共に堆積さ
せてからカプセル収容し、電源を一体化した「即使用可
能な」集積回路を製造することができる。心臓ペースメ
ーカーの電源の様な医療用途も考えられる。
【0027】本発明の好ましい実施態様による核バッテ
リーを商業的に製造および使用することの副次的な利点
は、原子力発電所で副生物として生じ、貯蔵に経費がか
かるトリチウムの安全で好都合な用途が生まれることで
ある。
【0028】上記のp−nおよびp−i−n核電池は、
ホモ接合とも呼ばれる1種類の無定形半導体を基材とし
ている。核電池の電圧および電流の範囲は、ヘテロ接合
とも呼ばれる異なった無定形半導体間の接合を考えれ
ば、飛躍的に広げることができる。
【0029】図1および図2の実施態様に基づくヘテロ
接合核電池を図3および図4に示す。これらの例におけ
るヘテロ接合核電池20および24は、p型トリチウム
化無定形炭素21、n型トリチウム化無定形シリコン2
2、および固有トリチウム化無定形シリコン25からな
る。固有領域25もトリチウム化無定形炭化ケイ素また
は他の無定形半導体を基材とすることができる。斜線領
域23および26は内部電界を表す。
【0030】上記の核バッテリーは無定形半導体を使用
して形成されている。しかし、本発明はその範囲内に、
結晶性半導体、例えばpおよびn型領域用に結晶性シリ
コン、およびi領域用に無定形シリコンのようなトリチ
ウム化無定形半導体を使用する核バッテリーも含む。そ
の様な構造の利点は、特に結晶性材料中の拡散長が大き
く、過剰のキャリヤーを収集する能力が改良されること
である。ドーピングした結晶性材料は、ミクロンオーダ
ーの拡散長を有する。したがって、結晶中に入るトリチ
ウム崩壊ベータにより生じた過剰キャリヤーは、十分に
拡散長の中にある。
【0031】本発明に含まれる別の構造的変形は、p
n i型領域のいずれか1つ、または3つ全部を形成す
る材料として、トリチウム化微結晶シリコンμc−S
i:Tの様な微結晶半導体を使用する核バッテリーであ
る。例えばa−Si:Tの中性子照射により形成される
トリチウム化微結晶シリコンμc−Si:Tは、無定形
シリコンよりも効果的にドーピングされ、トリチウム化
無定形シリコンと同等のトリチウム保持特性を有する点
で、結晶性およびトリチウム化無定形シリコンの両方の
長所を示す。
【0032】上記の実施態様において、核電池の電位は
実質的に選択した半導体の仕事関数またはフェルミ準位
により変化する。核電池電位、したがって電力特性は、
ショットキー障壁接合とも呼ばれる金属−無定形半導体
接合を使用することにより、さらに拡大することができ
る。 これらの金属−無定形半導体接合は、金属と半導
体の間に薄い、一般的に酸化物の絶縁層を使用すること
により、さらに拡張することができる。
【0033】トリチウムの代わりに他の放射性同位元素
を使用する無定形半導体系の核電池も製造できる。例え
ば、上記の電池中で、トリチウムを14Cで置き換えるこ
とができる。あるいは、無定形炭素中の12C原子の一定
原子部分を14Cで置き換えることもできよう。
【0034】本発明の電気エネルギー供給源の好ましい
実施態様、および別の実施態様をここに記載したが、無
論、本発明の精神からそれることなく、nおよびp型導
電性領域、その間の半導体接合または領域、および閉じ
込められた放射性元素を構成する材料の選択にさまざま
な変形を行うことができる。したがって、本発明の範囲
は、上記の実施態様ではなく、請求項に記載されてい
る。
【0035】
【図面の簡単な説明】
【図1】閉じ込められたトリチウムを含む無定形シリコ
ンを使用して製造したベータボルタ核電池のp−nホモ
接合を示す断面図である。
【図2】閉じ込められたトリチウムを含む無定形シリコ
ンを使用して製造したベータボルタ核電池のp−i−n
ホモ接合を示す断面図である。
【図3】トリチウムが閉じ込められた無定形炭素および
無定形シリコンを使用して製造したベータボルタ核電池
のp−nヘテロ接合を示す断面図である。
【図4】トリチウムが閉じ込められた無定形炭素および
無定形シリコンを使用して製造したベータボルタ核バッ
テリーのp−i−nヘテロ接合を示す断面図である。
【符号の説明】
11 トリチウム化無定形シリコンp−n接合核電池 12 p型a−Si:T領域 13 n型a−Si:T領域 14 電気接触リード線 15 電気接触リード線 16 空乏層 17 a−Si:Tp−i−n接合 18 固有非ドーピングa−Si:T領域 20 ヘテロ接合核電池 21 p型トリチウム化無定形炭素 22 n型トリチウム化無定形シリコン 24 ヘテロ接合核電池 25 固有トリチウム化無定形シリコン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウォルター ティー.シュマイダ カナダ国,エル4シー 6ピー8,オン タリオ,キング シティー,ボックス 17(番地なし) (56)参考文献 特開 平2−15681(JP,A) 特開 平2−158176(JP,A) 特開 平1−286471(JP,A) 特開 昭63−16675(JP,A) 特開 昭54−32281(JP,A) 特開 昭48−101095(JP,A) 東独国特許出願公開213779(DD, A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 31/09 JICSTファイル(JOIS)

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トリチウムと無定形半導体材料との間の
    化学結合によって無定形半導体材料がトリチウム化され
    ている本体の形態でトリチウムが無定形半導体マトリク
    ス内に包含されており、該本体がp型導電性領域および
    n型導電性領域を有し且つ該p型導電性領域と該n型導
    電性領域との間に半導体接合を伴っており、また、該n
    型導電性領域および該p型導電性領域を負荷回路に電気
    的に接続する手段を含んで成ることを特徴とする、電気
    エネルギー供給源。
  2. 【請求項2】 前記半導体接合がp−n接合であること
    を特徴とする請求項1の電気エネルギー供給源。
  3. 【請求項3】 物体の前記p型導電性領域および前記n
    型導電性領域が同じ無定形半導体材料からなることを特
    徴とする請求項2の電気エネルギー供給源。
  4. 【請求項4】 前記無定形半導体材料が無定形シリコン
    であることを特徴とする請求項3の電気エネルギー供給
    源。
  5. 【請求項5】 物体の前記p型導電性領域および前記n
    型導電性領域が異なった無定形半導体材料からなること
    を特徴とする請求項2の電気エネルギー供給源。
  6. 【請求項6】 前記p型導電性領域がトリチウム化無定
    形炭素からなり、前記n型導電性領域がトリチウム化無
    定形シリコンからなることを特徴とする請求項5の電気
    エネルギー供給源。
  7. 【請求項7】 トリチウムと無定形半導体材料との間の
    化学結合によってi型導電性領域がトリチウム化されま
    た該化学結合によってp型導電性領域およびn型導電性
    領域が任意にトリチウム化されている本体の形態でトリ
    チウムが無定形半導体マトリクス内に包含されており、
    該本体がp型導電性領域およびn型導電性領域を有しさ
    らに該p型導電性領域と該n型導電性領域との間にi型
    導電性領域を有してp−i−n接合を形成しており、ま
    た、該n型導電性領域と該p型導電性領域を負荷回路に
    電気的に接続する手段を含んで成ることを特徴とする、
    電気エネルギー供給源。
  8. 【請求項8】 前記p型導電性領域、前記n型導電性領
    域および前記i型導電性領域が同じ無定形半導体材料か
    らなることを特徴とする請求項7の電気エネルギー供給
    源。
  9. 【請求項9】 前記無定形半導体材料が無定形シリコン
    であることを特徴とする請求項8の電気エネルギー供給
    源。
  10. 【請求項10】 前記p型導電性領域、前記n型導電性
    領域および前記i型導電性領域が異なった無定形半導体
    材料からなることを特徴とする請求項7の電気エネルギ
    ー供給源。
  11. 【請求項11】 前記p型導電性領域がトリチウム化無
    定形炭素からなり、前記n型およびi型導電性領域がト
    リチウム化無定形シリコンからなることを特徴とする請
    求項7の電気エネルギー供給源。
  12. 【請求項12】 トリチウムと無定形半導体材料との間
    の化学結合によって無定形半導体がトリチウム化されて
    いる本体の形態でトリチウムが無定形半導体マトリクス
    内に包含されており、該本体がp型導電性領域およびn
    型導電性領域、およびそれらの間にあって実質的にトリ
    チウム化無定形半導体から成るi型導電性領域を有して
    p−i−n接合を形成しており、また、該n型導電性領
    域および該p型導電性領域を負荷回路に電気的に接続す
    る手段を含んで成ることを特徴とする、電気エネルギー
    供給源。
  13. 【請求項13】 前記結晶性半導体材料が結晶性シリコ
    ンであり、前記無定形半導体材料が無定形シリコンであ
    ることを特徴とする請求項12の電気エネルギー供給
    源。
  14. 【請求項14】 トリチウムと微結晶半導体材料との間
    の化学結合によって微結晶半導体材料がトリチウム化さ
    れている本体の形態でトリチウムが微結晶半導体材料に
    包含されており、それぞれトリチウム化された微結晶半
    導体材料から成るp型、n型およびi型導電性領域によ
    って形成されるp−i−n接合と、該n型導電性領域お
    よび該p型導電性領域を負荷回路に電気的に接続する手
    段とを含んで成ることを特徴とする、電気エネルギー供
    給源。
  15. 【請求項15】 トリチウムと無定形半導体との間の化
    学結合によって無定形半導体がトリチウム化されている
    本体の形態でトリチウムがマトリクス内に包含されてお
    り、該本体がp型導電性領域、n型導電性領域およびそ
    れらの間にあるi型導電性領域から形成されてp−i−
    n接合を形成するマトリクス、および該n型およびp型
    領域を負荷回路に接続する手段を含んで成る、電気エネ
    ルギー源であって、該p型およびn型導電性領域の各々
    は金属性の、結晶性半導体および無定形半導体で構成さ
    れる群から選択される材料から成り、そして該i型導電
    性領域はトリチウム化された無定形半導体およびトリチ
    ウム化された微結晶半導体で構成される群から選択され
    るトリチウム化された半導体材料で形成されることを特
    徴とする、電気エネルギー供給源。
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