JP2920949B2 - ハロゲノ―4―メチルピラゾール類及びその製造法 - Google Patents

ハロゲノ―4―メチルピラゾール類及びその製造法

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【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、医薬及び農薬等の中間体として有用なハロ
ゲノ−4−メチルピラゾール類及びその製造法に関する
ものでり、更に詳しくは5−ハロゲノ−1−置換−4−
メチルピラゾール類及び3,5−ジハロゲノ−1−置換−
4−メチルピラゾール類並びにこれ等の製造法に関する
ものである。
(ロ)従来の技術及び発明が解決しようとする問題点。
ケミカル、アブストラクト(Chemical Abstract)71
巻、112859j)には、4−メチルピラゾールを臭素化す
るとハロゲノ−メチルピラゾール類は生成せず、3量体
が生成することが記載されている。
ジャーナル、アグリカルチャラル、フード、ケミスト
リ(J.Agrc.Food.Chem.)、25巻、4号、884頁、1977年
には、3,4,5−トリブロムピラゾールにブチル化リチウ
ムを作用させ、沃化メチルで置換することによる4−メ
チル−3,5−ジブロムピラゾールの製造法が開示されて
いる。
しかし、この方法は3,4,5−トリブロムピラゾールの
合成が煩雑であるうえ、合成工程が長く、しかも高価な
ブチル化リチウムを使用するため工業的な製造法とは言
えない。
ケミカル、アブストラクト(Chemical Abstract)66
巻、94950x)には、1,4−ジメチル−3,5−ヒドロキシカ
ルボニルピラゾールを臭素化後、脱カルボン酸すること
による3−ブロム−1,4−ジメチルピラゾールの製造法
が開示されている。
しかし、この方法は1,4−ジメチル−5−ヒドロキシ
カルボニルピラゾールが高価であり、合成工程が煩雑で
あり工業的な製造法とは言えない。
(ハ)問題点を解決するための手段 本発明者等は、ハロゲノ−4−メチルピラゾール類を
収率良く得る方法について鋭意検討した結果、本発明を
完成するに至った。
即ち、本発明は一般式〔I〕 (式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基、置換されてい
てもよいフェニル基又は置換されていてもよいピリジル
基、Xは水素原子又はハロゲン原子、Yはハロゲン原子
を示す。) で表されるハロゲノ−4−メチルピラゾール類及び 一般式〔II〕 (式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基、置換されてい
てもよいフェニル基又は置換されていてもよいピリジル
基を示す。) で表される1−置換−メチルピラゾール類とハロゲンを
反応させることを特徴する一般式〔I〕で表されるハロ
ゲノ−4−メチルピラゾール類の製造法に関するもので
ある 上記一般式〔I〕のハロゲノ−4−メチルピラゾール
類及び一般式〔I〕の1−置換−4−メチルピラゾール
類において、Rである炭素数1〜4のアルキル基として
はメチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル
基、n−ブチル基、i−ブチル基、t−ブチル基等が挙
げられる。
置換されていてもよいフェニル基としては、フェニル
基、2−メチルフェニル基、3−メチルフェニル基、4
−メチルフェニル基、2−メチルフェニル基、3−エチ
ルフェニル基、4−エチルフェニル基、2−n−プロピ
ルフェニル基、2−i−プロピルフェニル基、3−n−
プロピルフェニル基、3−i−プロピルフェニル基、4
−n−プロピルフェニル基、4−i−プロピルフェニル
基、2−t−ブチルフェニル基、4−n−ブチルフェニ
ル基、4−i−ブチルフェニル基、4−t−ブチルフェ
ニル基、2,4−ジメチルフェニル基、2,6−ジメチルフェ
ニル基、2,4−ジエチルフェニル基、2,6−ジエチルフェ
ニル基、2−メトキシフェニル基、3−メトキシフェニ
ル基、4−メトキシフェニル基、2−エトキシフェニル
基、3−エトシキフェニル基、4−エトシキフェニル
基、2−n−プロポキシフェニル基、2−i−プロポキ
シフェニル基、3−n−プロポキシフェニル基、4−n
−プロポキシフェニル基、4−i−プロポキシフェニル
基、2−n−ブトキシフェニル基、4−n−ブトキシフ
ェニル基、4−i−ブトキシフェニル基、4−t−ブト
キシフェニル基、2−クロロフェニル基、3−クロロフ
ェニル基、4−クロロフェニル基、2−フルオロフェニ
ル基、3−フルオロフェニル基、4−フルオロフェニル
基、2,4−ジクロロフェニル基、2,4−ジフルオロフェニ
ル基、2,6−ジクロロフェニル基、2,6−ジフルオロフェ
ニル基、2−ニトロフェニル基、3−ニトロフェニル
基、4−ニトロフェニル基、2−ジフルオロメトキシフ
ェニル基、3−ジフルオロメトキシフェニル基、4−ジ
フルオロメトキシフェニル基、2−ピリジル基、3−メ
チル−2−ピリジル基、4−メチル−2−ピリジル基、
5−メチル−2−ピリジル基、6−メチル−2−ピリジ
ル基、3−クロロ−2−ピリジル基、4−クロロ−2−
ピリジル基、5−クロロ−2−ピリジル基、6−クロロ
−2−ピリジル基、3,5−ジクロロ−2−ピリジル基、
3−トリフルオロメチル−2−ピリジル基、5−トリフ
ルオロメチル−2−ピリジル基、3−ピリジル基、2−
メチル−3−ピリジル基、4−メチル−3−ピリジル
基、5−メチル−3−ピリジル基−6メチル−3−ピリ
ジル基、2−クロロ−3−ピリジル基、5−クロロ−3
−ピリジル基、6−クロロ−3−ピリジル基、4−ピリ
ジル基、2−メチル−4−ピリジル基、3−メチル−4
−ピリジル基、2−クロロ−4−ピリジル基、3−クロ
ロ−4−ピリジル基等が挙げられる。
一般式〔I〕のハロゲノ−4−メチルピラゾール類の
具体的としては、5−クロロ−1,4−ジメチルピラゾー
ル、5−ブロム−1,4−ジメチルピラゾール、5−クロ
ロ−1−フェニル−4−メチルピラゾール、5−ブロム
−1−フェニム−4−メチルピラゾール、5−クロロ−
1−(2−ピリジル)−4−メチルピラゾール、5−ク
ロロ−1−(3−ピリジル)−4−メチルピラゾール、
5−クロロ−1−(4−ピリジル)−4−メチルピラゾ
ール、3,5−ジクロロ−1,4−ジメチルピラゾール、3,5
−ジブロム−1,4−ジメチルピラゾール、3,5−ジクロロ
−1−フェニル−4−メチルピラゾール、3,5−ジブロ
ム−1−フェニル−4−メチルピラゾール、3,5−ジク
ロロ−1−(2−ピリジル)−4−メチルピラゾール、
3,5−ジクロロ−1−(3−ピリジル)−4−メチルピ
ラゾール、3,5−ジクロロ−1−(4−ピリジル)−4
−メチルピラゾール、3,5−ジブロム−1−(2−ピリ
ジル)−4−メチルピラゾール、3,5−ジブロム−1−
(3−ピリジル)−4−メチルピラゾール、3,5−ジブ
ロム−1−(4−ピリジル)−4−メチルピラゾール、
等が挙げられる。
一般式〔II〕の1−置換−4−メチルピラゾール類の
具体例としては、1,4−ジメチルピラゾール、1−エチ
ル−4−メチルピラゾール、1−n−プロピル−4−メ
チルピラゾール、1−i−プロピル−4−メチルピラゾ
ール、1−n−ブチル−4−メチルピラゾール、1−i
−ブチル−4−メチルピラゾール、1−t−ブチル−4
−メチルピラゾール、1−フェニル−4−メチルピラゾ
ール、1−(2−ピリジル)−4−メチルピラゾール、
1−(3−ピリジル)−4−メチルピラゾール、1−
(4−ピリジル)−4−メチルピラゾール等が挙げられ
る。
(上記中のnはノルマル、iはイソ、tはターシャリー
を表す。) 一般式〔II〕で表される1−置換−4−メチルピラゾ
ール類は、2,3−ジクロロ−2−メチル−プロパナール
と置換ヒドラジンとの反応により収率良く製造すること
ができる(特願昭63−270345号参照)。
上記一般式〔I〕のハロゲノ−4−メチルピラゾール
類において、X及びYのハロゲン原子としては、塩素原
子及び臭素原子が挙げられる。
以下、一般式〔II〕で表される1−置換−4−メチル
ピラゾール類とハロゲンの反応条件について詳細に説明
する。
反応温度は、通常−10〜100℃の範囲が採用される。
反応時間は、通常5分〜15時間の範囲が採用される。
本発明は無溶媒でも可能であるが、溶媒を使用する方
がより好ましい結果が得られる。
溶媒としては、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化
炭素、ジクロロエタン、テトラクロロエタン等のハロゲ
ン化脂肪族炭化水素類、クロロベンゼン、ジクロロベン
ゼン等のハロゲン置換芳香族炭化水素類等が挙げられ
る。
上記溶媒の2種以上を混合して使用することもでき
る。
溶媒としては、ジクロロエタン等のハロゲン化脂肪族
炭化水素溶媒、オクソジクロロベンゼン等のハロゲン置
換芳香族炭化水素類から選ばれる1種又は2種以上の溶
媒が特に好ましい。
溶媒の使用量は、一般式〔II〕で表される1−置換−
4−メチルピラゾール類1重量部に対して、通常0.1〜2
0重量部の範囲、好ましくは1〜10重量部の範囲がよ
い。また溶媒は通常の市販されているものが使用される
が、必要に応じてモレキュラーシーブス等で乾燥処理す
るとより好ましい結果が得られる。
ハロゲンとしては、塩素及び臭素を挙げることができ
る。ハロゲンは、液状でもガス状でも使用することがで
きる。
ハロゲンの使用量は、一般式〔I〕で表される化合物
のうち、モノハロゲノ体である5−ハロゲノ−1−置換
−4−メチルピラゾール類を製造する場合は、一般式
〔II〕の1−置換−4−メチルピラゾール類1モルに対
して通常0.5〜1.6モルの範囲、好ましくは0.8〜1.33モ
ルの範囲がよい。
又、一般式〔I〕で表される化合物のうち、ジハロゲ
ノ体である3,5−ジハロゲノ−1−置換−4−メチルピ
ラゾール類を製造する場合は、一般式〔II〕の1−置換
−4−メチルピラゾール類1モルに対して通常1.4〜3.0
モルの範囲、好ましくは1.8〜2.5モルの範囲がよい。
一般式〔II〕で表される1−置換−4−メチルピラゾ
ール類とハロゲンの反応方法としては、一般式〔II〕で
表される1−置換−4−メチルピラゾール類にハロゲン
をガス状で吹き込むか又は滴下して反応させる方法、逆
にハロゲンに一般式〔II〕で表される1−置換−4−メ
チルピラゾール類を滴下する方法等が挙げられる。
反応終了後、直接蒸留等により一般式〔I〕で表され
るハロゲン−4−メチルピラゾール類を単離することが
できるが、必要に応じて、前処理として反応液中の残存
ハロゲンおよび副生するハロゲン化水素酸を、減圧ある
いは窒素吹き込み操作によって大部分除去し、続いて水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ水溶液で
完全に処理した後、蒸留等の精製を行うことにより、好
ましい結果が得られる。
ハロゲン化剤としては上記の塩素、臭素分子の他に芳
香族化合物の一般的ハロゲン化剤、例えば塩化スルフリ
ル、臭化スルフリル、N−クロロスクシイミド、N−ブ
ロモスクシイミド、ターシャリーブチルハイポクロライ
ド等も使用される。
また、反応は脱酸剤を用いないで行うことができる
が、トリエチルアミン、N、N−ジメチルアニリン、ピ
リジン等の有機塩基あるいは炭酸ナトリウム、炭酸カリ
ウム、水酸化ナトリウム等の無機塩基も使用される。
また反応は無触媒で行うことができるが触媒としてBF
3、AlCl3、FeCl3、SbCl3、SbCl5等のルイス酸、CuCl、C
uCl2等の金属ハロゲン化物、鉄、銅等の金属あるいは沃
素等のハロゲンを添加することもできる。
(ニ)発明の効果 一般式〔II〕で表される1−置換−4−メチルピラゾ
ール類とハロゲンの反応により、一般式〔I〕で表され
るハロゲン−4−メチルピラゾール類を容易に高収率で
得ることができる。
一般式〔I〕で表されるハロゲノ−4−メチルピラゾ
ール類のうちモノハロゲノ体である5−ハロゲノ−1−
置換−4−メチルピラゾール類は、4位のメチル基を酸
化することにより除草剤(特開昭59−122488号公報)の
中間体として有用な5−ハロゲノ−1−アルキン−4−
アルコキシカルボニルピラゾール類に導くことができ
る。
又、一般式〔I〕で表されるハロゲノ−4−メチルピ
ラゾール類のうちジハロゲノ体である3,5−ジハロゲノ
−1−置換−4−メチルピラゾール類も同様に4位のメ
チル基を酸化することにより、除草剤(特開昭60−2089
77号公報)の中間体として有用な3,5−ジハロゲノ−4
−アルコキシカルボニルピラゾール類に導くことができ
る。
(ホ)実施例 以下、本発明について実施例を挙げて説明するが、本
発明はこれらに限定されるものではない。
実施例1 1,4−ジメチルピラゾール19.3g(0.2モル)と1,2−ジ
クロロエタン96gの混合物に、反応温度を25〜35℃に保
ち、塩素18.9g(0.266モル)を撹拌しながら1時間で吹
き込んだ。
反応液を室温に戻し、液体クロマトグラフィで定量分
析したところ、5−クロロ−1,4−ジメチルピラゾール1
7.5gが含まれていた。
5−クロロ−1,4−ジメチルピラゾールの収率は67%
であった。
上記反応液を20%水酸化ナトリウム水溶液30gで洗浄
し、溶媒を留去後、ウイドマーを使用して蒸留を行い、
沸点範囲100〜110℃/120mmHgで純度95%の5−クロロ−
1,4−ジメチレピラゾール17gを得た。1 H−NMR[δ値(ppm),CDCl3]分析値 1.97(3H,s)、3.75(3H,s)、7.3(1H,s) 実施例2 1,4−ジメチルピラゾール9.65g(0.1モル)と1,2−ジ
クロロエタン48gの混合物に、反応温度を5〜15℃に保
ち、塩素15.6g(0.22モル)を撹拌しながら1時間で吹
き込んだ。
反応液を室温に戻し、液体クロマトグラフィで定量分
析したところ、3,5−ジクロロ−1,4−ジメチルピラゾー
ル14.4gが含まれていた。
3,5−ジクロロ−1,4−ジメチルピラゾールの収率は87
%であった。
上記反応液より溶媒を留去後、蒸留を行い、沸点範囲
98〜109℃/20mmHgで純度90%の3,5−ジクロロ−1,4−ジ
メチルピラゾール15.2gを得た。1 H−NMR[δ値(ppm),CDCl3]分析値 1.9(3H,s)、3.7(3H,s) 実施例3 1,4−ジメチルピラゾール3.1g(0,032モル)と四塩化
炭素7gの混合物に、反応温度を80℃に保ち、塩素7g(0,
097モル)を撹拌しながら1時間で吹き込んだ。
反応液を室温に戻し、溶媒を留去後、蒸留を行い、沸
点範囲98〜109℃/20mmHgで純度95%の3,5−ジクロロ−
1,4−ジメチルピラゾール3.6gを得た。
3,5−ジクロロ−1,4−ジメチルピラゾールの収率は64
%であった。
実施例4 1,4−ジメチルピラゾール9.65g(0.1モル)、鉄粉0.5
gと1、2−ジクロロエタン60gの混合物に、反応温度を
10〜35℃に保ち、臭素48g(0.3モル)を撹拌しながら1
時間で滴下後、続けて80℃で15時間反応させた。
反応終了後、臭素を減圧下除去し、反応混合物を10%
の水酸化ナトリウムで中和した。次いで不溶物をろ別、
水洗、溶媒を留去後、蒸留を行い、沸点範囲124〜128℃
/20mmHgで純度98%の3,5−ジクロロ−1,4−ジメチルピ
ラゾール9.3gを得た。
3,5−ジブロム−1,4−ジメチルピラゾールの収率は36
%であった。1 H−NMR[δ値(ppm),CDCl3]分析値 1.95(3H,s)、3.8(3H,s) 実施例5 4−メチル−1−フェニールピラゾール2.5g(0,0164
モル)と1,2−ジクロロエタン20gの混合物に、反応温度
を20〜25℃保ち、塩素1.0gを(0.0141モル)を撹拌しな
がら、15分間で吹き込んだ。
反応液をガスクロマトグラフィで定量分析したとこ
ろ、5−クロロ−4−メチル−1−フェニールピラゾー
ルが1.3含まれていた。収率は41%であった。
GC−MS分析値 M/e192(M+),157(M+−Cl),130、89、77 さらに上記反応液を30〜35℃に保ちながら、塩素3.0g
(0.0423モル)を撹拌しながら45分間で吹き込んだ。溶
媒を留去後、ノルマルヘキサンで再結晶化を行い、融点
90〜91.5℃の3,5−ジクロロ−1−(4−クロロフェニ
ール−4−メチルピラゾール1.1gを得た。
3,5−ジクロロ−1−(4−クロロッフェニール)−
4−メチルピラゾールの単離収率は26%であった。1 H−NMR[δ値(ppm),CDCl3]分析値 2.09(3H,s)、7.56(4H,s)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 文夫 千葉県船橋市坪井町722番地1 日産化 学工業株式会社中央研究所内 審査官 塚中 直子 (56)参考文献 特開 昭62−123173(JP,A) 特開 昭64−29364(JP,A) 特開 昭62−148482(JP,A) 米国特許3957480(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07D 231/16 C07D 401/04 CA(STN) REGISTRY(STN) WPIL(DERWENT)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式〔I〕 (式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基、Xは水素原子
    又は塩素原子、Yは塩素原子を示す。) で表されるハロゲノ−4−メチルピラゾール類。
  2. 【請求項2】Rがメチル基、Xが水素原子、Yが塩素原
    子である請求項(1)記載のハロゲノ−4−メチルピラ
    ゾール類。
  3. 【請求項3】Rがメチル基、X及びYが塩素原子である
    請求項(1)記載のハロゲノ−4−メチルピラゾール
    類。
  4. 【請求項4】一般式〔II〕 (式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基を示す。) で表される1−置換−ハロゲノ−4−メチルピラゾール
    類と塩素を反応させることを特徴とする 一般式〔I〕 (式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基、Xは水素原子
    又は塩素原子、Yは塩素原子を示す。) で表されるハロゲノ−4−メチルピラゾール類の製造
    法。
  5. 【請求項5】Rがメチル基、Xが水素原子、Yが塩素原
    子である請求項(4)記載のハロゲノ−4−メチルピラ
    ゾール類の製造法。
  6. 【請求項6】Rがメチル基、X及びYが塩素原子である
    請求項(4)記載のハロゲノ−4−メチルピラゾール類
    の製造法。
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